「第27回 チャレンジカップ」と「第11回レディースチャレンジカップ」の出場選手発表!!両大会とも下関競艇場で7年ぶり3回目の開催!

2024年11月1日、日本モーターボート競走会は11月19日~24日に下関競艇場で開催される「第27回 チャレンジカップ」と「第11回レディースチャレンジカップ」の出場選出順位を発表しました。
年末のグランプリ・クイーンズクライマックスへの前哨戦とされる大会とあって、出場選手に注目が集まっています。
**11月5日追記**
異議申請期間を経て、5日に出場選手が正式決定しました。

2024年11月19日(火)~24日(日)まで、下関競艇場(山口県下関市)で同時開催されるSG競争「チャレンジカップ(正式名称:チャレンジカップ競走)」と「レディースチャレンジカップ(正式名称:レディースチャレンジカップ競走)」。

チャレンジカップとレディースチャレンジカップは毎年11月下旬に開催され、年末のビッグレース※1への出場をかけた最終トライアル競走として位置づけられており、選考期間内(開催年の1月1日~10月31日まで)の獲得賞金額の上位選手が集まるレースです。
※1:チャレンジカップはグランプリおよびそのシリーズ戦、レディースチャレンジカップはクイーンズクライマックスを指しています。

とくにチャレンジカップは1年に8回開催される、ボートレースにおける最上位・SG(スペシャルグレード)競走の1つにカウントされるため、昨年の売上高は6日間で130億8363万1900円(前年比+6.6%)という大盛況の人気シリーズ。

ボートレースで最も新しく設立されたSG競走であり、1998年に売上低迷打開策の1つとして「競艇王チャレンジカップ競走」の名称で創設され、2010年の第13回大会からは現在「チャレンジカップ」に名称を変更。
さらに、2014年の第17回大会からは、女子ボートレーサーを対象として新設された「G2・レディースチャレンジカップ」との並行開催となったため、出場者が賞金ランキング上位34名に変更※2されました。
※2:レディースチャレンジカップの出場選手は前回大会までは20名でしたが、今回からは女子の賞金ランキング上位21名です。

チャレンジカップ・レディースチャレンジカップともに下関競艇場での開催は7年ぶり3回目の開催
ちなみに下関競艇場で開催された前回のチャレンジカップは、2017年の第20回大会で群馬支部の毒島 誠選手(4238)※3が優勝しています。
※3:レディースチャレンジカップは2017年の第4回大会で滋賀支部の遠藤 エミ選手(4502)が優勝し、史上初の連覇を達成し、これまでに同大会で4回の優勝歴を有しています。

今年はどのような顔ぶれになったのでしょうか?
チャレンジカップに出場する選手は、2024年の同大会覇者の片岡 雅裕選手(4459)、昨年のグランプリ優勝戦出場者の池田 浩二選手(4337)平本 真之選手(4337)磯部 誠選手(4586)、直近のボートレースメモリアル優勝者にして現在の賞金ランキング1位の馬場 貴也選手(4262)をはじめとする総勢34名

地元・山口支部からは白井 英治選手(3897)と寺田 祥選手(3942)が出場します。
初めて出場権を獲得したのは、大阪支部の山崎 郡選手(4760)と佐賀支部の定松 勇樹選手(5121)の2名のみ。
なお、第27回大会で初出場の座を手にした定松 勇樹選手は、2024年6月末の「SG・ボートレースオールスター」を制して、5000番台初・2000年以降生まれで初めてのSG覇者となった逸材です。

一方のレディースチャレンジカップに出場する選手は、2024年の同大会覇者・長嶋 万記選手(4190)、昨年のクイーンズクライマックスでG1初優勝と通算500勝を達成した浜田 亜理沙選手(4546)、優勝戦出場者の三浦 永理選手(4208)・寺田 千恵選手(3435)をはじめとする総勢21名

地元・山口支部からは向井 美鈴選手(4017)が出場し、香川支部の松尾 夏海選手(4642)が今大会で初めて出場権を手にしています。

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目次

チャレンジカップってどんなレース?

チャレンジカップは1998年に売上低迷打開策の1つとして「競艇王チャレンジカップ競走」の名称で創設された最も新しいSG競走です。

2010年の第13回大会からは現在の「チャレンジカップ(正式名称:チャレンジカップ競走)」という名称に変更となりました。

ボートレースのSG競走の中でも、特に格式の高いレースに位置付けられるGRANDE5(グランデファイブ)には位置づけられていないため、グランドチャンピオン・オーシャンカップと同様に、優勝賞金は低く設定されています。

このチャレンジカップの結果によって、グランプリ本戦に出場できる上位18名にギリギリ滑り込む選手も多く、最後の最後まで目が離せないため、グランプリ前哨戦とも称されているのです。

選考期間は、開催年の1月1日~10月31日までの期間。
年間獲得賞金ランキングの上位選手が出場メンバーに選出されるため、年末に開催されるグランプリ本戦(賞金王決定戦)とそのシリーズ戦への出場をかけたラストチャンスとして、白熱したバトルが見られる最終トライアル。

また、2014年の第17回大会からは、女子ボートレーサーを対象に新設された「G2・レディースチャレンジカップ」との並行開催となったため、出場者が賞金ランキング上位34名に変更

なお、開催地は持ち回りで毎回変わります。
2024年は下関競艇場での開催となっているため、ナイターレースでの開催となります。

出場条件は?

チャレンジカップは、賞金王決定戦競走(ボートレースグランプリ)以外のSG競走の中では唯一、優先出場権を設けていない大会です。

他のSG競走では、前年度のグランプリ優勝戦出場者や直近のSG競争の優勝者などに優先出場権が与えられますが、チャレンジカップの出場権獲得の条件は選考期間内における獲得賞金ランキング上位に入ることのみ

そのため、たとえ直近のSG競走であるボートレースダービーを制しても出場権が与えられないという、完全実力主義のシビアな大会とも言えるでしょう。

出場選手34名は、出場選出順位の発表後に異議申請期間を経て、毎年11月上旬に正式決定されます。

選考の対象となるのは、開催年の1月1日〜10月31日
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要となります。

出場資格は下記のとおりです。

  • 選考期間内における獲得賞金ランキング上位34名

選出除外

上記の出場資格を満たしていても、以下に該当する選手は選出除外となってしまいます。

  • 前々回(2年前)のチャレンジカップから開催年のボートレースダービーのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 前回(前年)のチャレンジカップから開催年のボートレースダービーのSG準優勝戦及び賞金王決定戦の「トライアル1st、2nd、順位決定戦」で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 褒賞懲戒規程による選考期間から前検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分・斡旋保留処分を受けた選手
  • 怪我・病気による出場辞退者

【11月5日追記あり】ドリーム戦の出場選手は?

ドリーム戦は、SG競走初日の12Rで行われるメインレース
ドリーム戦出場メンバーは、SG競走が始まる約1ヶ月~2ヶ月前に発表されるのが通常ですが、チャレンジカップは選考期間末日と出場選手発表の間の期間が短いため、約2週間前に発表されます。

チャレンジカップのドリーム戦メンバーは、選出順位上位6名(集計期間:2024年1月1日~10月31日まで)の選手で構成されます。
なお、枠番については選考期間の獲得賞金額上位順とします。

2023年のドリーム戦出場メンバーは以下のとおりでした。

出典:BOAT RACE公式サイト
スクロールできます
枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額
1峰   竜太(ミネ リュウタ)4320佐賀A1128,358,200円
2馬場  貴也(ババ ヨシヤ)4262滋賀A1125,653,000円
3磯部   誠(イソベ マコト)4586愛知A1103,695,680円
4茅原  悠紀(カヤハラ ユウキ)4418岡山A198,843,000円
5桐生  順平(キリュウ ジュンペイ)4444埼玉A196,072,000円
6濱野谷 憲吾(ハマノヤ ケンゴ)3590東京A195,439,000円

2024年の選出メンバーはまだ発表されていませんが、選出順位(獲得賞金額)上位6名は以下のとおりです。
誰が選出されてもハイレベルなレースが展開されること間違いなしですね。

**11月5日追記**
2024年11月5日に2024年の「第27回 チャレンジカップ」におけるドリーム戦出場メンバーが以下のとおり発表されました。

出典:BOAT RACE公式サイト
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選出順位選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額
1馬場  貴也(ババ ヨシヤ)4262滋賀A1138,792,833円
2毒島   誠(ブスジマ マコト)4238群馬A1118,547,500円
3峰   竜太(ミネ リュウタ)4320佐賀A195,820,333円
4平本  真之(ヒラモト マサユキ)4337愛知A192,600,466円
5菊地  孝平(キクチ コウヘイ)3960静岡A192,298,000円
6池田  浩二(イケダ コウジ)3941愛知A184,609,000円

選出された選手6名はいずれも2024年のSG競争で活躍し続けた猛者ぞろい。
2024年のボートレース界のトップを走り続得けて来た選手たちによる、ハイレベルなレースが展開されること間違いなしです。

トップを走り続けて来た選手たちによる、ハイレベルなレースが展開されること間違いなしです。

毎年大盛況!チャレンジカップの売上額は?

ナイター開催やネット投票が増え、ここ数年売り上げをぐんぐんと伸ばしているボートレース業界。

そのなかでもSG競走の売り上げは群を抜いて高くなっています。
チャレンジカップの売り上げもここ数年、一節間で125億~170億円を超える売上額となっています。

今までの売上額を下記にまとめました。

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開催年開催場売上目標ボートレースメモリアル節間総売上額前年比
2024年下関
(ナイター)
2023年三国130億円130億8363万1900円+6.6%
2022年鳴門135億円128億0380万3200円-10.3%
2021年多摩川140億円142億6829万5200円-17.1%
2020年蒲郡
(ナイター)
170億円172億0124万0800円+47.0%
2019年桐生
(ナイター)
120億円117億0401万4700円+16.6%
2018年芦屋90億円100億3712万5900円-6.6%
2017年下関
(ナイター)
100億円107億4875万4300円+24.8%
2016年大村
(ナイター)
90億円86億1186万4800円+2.1%
2015年芦屋85億円87億9267万0800円+0.7%
2014年下関
(ナイター)
85億円87億3180万1300円+9.3%
2013年億円79億9039万600円-10.8%

売上額は年々増え続けて、ついに130億円を超えるくらいの大盛況。
過去最高額の売上額となった2020年は、4年前の2016年の約2倍となる172億円を記録しています。

2022年には一度売り上げを落としていますが、主な要因は“太田 和美選手・篠崎 元志選手”のフライングによるもので、2024年は130億円以上の売上額が見込めるでしょう。

ここ数年は一開催で平均125億円以上の売上額!ボートレースの人気の高さがうかがえます!

優勝賞金は3,600万円

チャレンジカップは、SG競走のなかでも格式高いとされる「GRANDE5」には含まれないものの、GRANDE5に次いで6番目に優勝賞金の高いSG競走です。

2023年にこれまでの3,300万円から100万円の増額をして3,400万円になりましたが、2024年4月からSG・PG1・G1競走の賞金がさらに一律200万円増額され、2024年4月から優勝賞金は3,600万円になりました。

優出者6名の賞金額を以下にまとめましたのでご覧ください。

順位優勝戦
1着3,600万円
2着1,400万円
3着1,050万円
4着880万円
5着830万円
6着780万円

2着の賞金が1,400万円、6着でも完走すれば780万円という、高額な賞金を手にすることができるのです。

同じく優勝賞金が3,600万円のSG競走は、オーシャンカップの他に「グランドチャンピオン」と「チャレンジカップ」があります。

優勝賞金の2年連続の増額は、ボートレースの売り上げが年々伸びている証ともいえるでしょう。

【11月8日追記あり】過去10年間の歴代優勝者

過去10年間のチャレンジカップの優勝者を以下にまとめました。

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手
第27回2024年11月24日下関
第26回2023年11月26日三国片岡  雅裕4559香川逃げ
第25回2022年11月27日鳴門深谷  知博4524静岡抜き
第24回2021年11月28日多摩川辻   栄蔵3719広島抜き
第23回2020年11月29日蒲郡毒島   誠4238群馬逃げ
第22回2019年11月24日桐生石野  貴之4168大阪逃げ
第21回2018年11月25日芦屋馬場  貴也4262滋賀逃げ
第20回2017年11月26日下関毒島   誠4238群馬逃げ
第19回2016年11月27日大村石野  貴之4168大阪逃げ
第18回2015年11月29日芦屋笠原   亮4019静岡逃げ
第17回2014年11月30日下関太田  和美3557大阪逃げ

2023年の第26回大会は、片岡 雅裕選手がチャレンジカップ初制覇というかたちで幕を閉じました!
予選は6戦3勝ながら3走目以外はオール2連対で予選を通過し、優勝決定戦は絶好枠から逃げを決めて見事に優勝。
2コースには池田 浩二選手、3号艇には峰 竜太選手というSG優出の常連選手をしっかりとおさえて、自身2度目のSGタイトルの獲得を果たしました。

2017年と2020年に2度の優勝を果たしている毒島 誠選手。
“神速のナイターキング”と称されるほどのナイターレースでの強さを発揮して、4年ぶりのタイトル奪還に期待が膨らみます。

**11月8日追記**
同じく、2016年と2019年に2度の優勝を果たしている石野 貴之選手については、選出順位25位で出場権を獲得していました。
しかし、11月8日に“ひざの状態悪化(=私傷病)”を理由に出場取消の手続きを行ったことで、予備選手1位の坪井 康晴選手の繰り上がり出場が決定しています。

出典:BOAT RACE公式サイト

石野 貴之選手が出場取消を行ったことにより、自身3度目のチャレンジカップ制覇のみならず、年末のグランプリ本戦への出場権獲得・自身3度目のグランプリ制覇、ならびにグランプリ2連覇の可能性も泡に消えました。
併せて、長期戦線離脱の可能性も示唆しており、復帰の知らせが待たれる状態です。

第27回大会に出場する選手は?

冒頭でご紹介したとおり、チャレンジカップは賞金王決定戦競走(ボートレースグランプリ)以外のSG競走で唯一、優先出場権を設けていない大会です。

他のSG競走では、前年度のグランプリ優勝戦出場者や直近のSG競争の優勝者などに優先出場権が与えられますが、チャレンジカップの出場権獲得の条件は、選考期間内における獲得賞金ランキングの上位に入ることが絶対条件

よって、出場条件は以下の条件をクリアした実力者に与えられます。

  • 選考期間内における獲得賞金ランキング上位34名

下関競艇場で開催される「第27回 チャレンジカップ」の出場選手が下記の34名に決定しました。
さっそく、出場選手の一覧を見てみましょう。

第27回 チャレンジカップ出場選手選出順位表
(成績対象期間:2024年1月1日~2024年10月31日)

選出順位登録番号氏名支部出身地獲得賞金額備考
14262馬場  貴也滋 賀京 都138,792,833円7年連続8回目
24238毒島   誠群 馬群 馬118,547,500円2年連続12回目
34320峰   竜太佐 賀佐 賀138,792,833円2年連続9回目
44337平本  真之愛 知愛 知92,600,466円7年連続12回目
53960菊地  孝平静 岡岩 手92,298,000円2年連続16回目
63941池田  浩二愛 知愛 知84,609,000円5年連続18回目
74851関   浩哉群 馬群 馬83,877,760円2年ぶり2回目
85121定松  勇樹佐 賀福 岡81,877,000円初出場
94445宮地  元輝佐 賀佐 賀80,159,333円2年連続2回目
104362土屋  智則群 馬群 馬79,735,333円2年連続3回目
113415松井   繁大 阪大 阪78,395,000円3年連続25回目
123783瓜生  正義福 岡福 岡68,872,999円5年連続21回目
134573佐藤   翼埼 玉埼 玉62,487,000円3年ぶり2回目
144030森高  一真香 川香 川61,733,266円7年ぶり11回目
153854吉川  元浩兵 庫兵 庫60,963,666円4年ぶり11回目
164504前田  将太福 岡福 岡60,428,333円3年連続5回目
174459片岡  雅裕香 川高 知58,100,666円3年連続6回目
184685島村  隆幸徳 島高 知57,640,000円2年連続2回目
194524深谷  知博静 岡静 岡56,151,000円2年ぶり3回目
204350篠崎  元志福 岡福 岡54,540,532円6年連続9回目
214502遠藤  エミ滋 賀滋 賀52,762,000円2年ぶり2回目
223897白井  英治山 口山 口52,741,500円2年連続13回目
234787椎名   豊群 馬群 馬52,675,000円3年連続3回目
244586磯部   誠愛 知愛 知52,611,333円3年連続4回目
254168石野  貴之大 阪大 阪50,949,466円2年ぶり10回目
253942寺田   祥山 口山 口50,452,000円5年連続15回目
263716石渡  鉄兵東 京千 葉49,885,006円4年ぶり10回目
274503上野 真之介佐 賀佐 賀49,500,666円3年ぶり3回目
284044湯川  浩司大 阪大 阪48,832,500円3年ぶり16回目
293978齊藤   仁東 京東 京48,433,070円6年ぶり5回目
304760山崎   郡大 阪大 阪47,516,866円初出場
313946赤岩  善生愛 知愛 知46,501,519円2年ぶり16回目
323590濱野谷 憲吾東 京東 京45,595,333円2年連続22回目
334494河合  佑樹静 岡静 岡45,595,333円2年ぶり2回目
343959坪井  康晴静 岡静 岡45,252,000円3年ぶり15回目
予備14397西村  拓也大 阪大 阪45,229,000円
予備24364池永   太福 岡宮 崎44,616,000円
予備34013中島  孝平福 井福 井44,582,426円
予備44166吉田  拡郎岡 山岡 山44,517,733円

(注1)選出順位は、獲得賞金額順とします。獲得賞金額が同額の場合には、賞金上位の者からとします。

第27回 チャレンジカップ 出場選手一覧表

引用元:SG第27回チャレンジカップ G2第11回レディースチャレンジカップ 出場選手順位発表(下関) | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

3年連続の出場となる松井 繁選手は、自身が持つ最多記録を更新する25回目の出場。
今大会で最多連続出場の選手は、7年連続12回目の平本 真之選手と7年連続8回目の馬場 貴也選手です。

おなご

松井 繁選手については、次の記事が参考になります。

選出除外者

(1)スタート事故による辞退期間中のため

登番氏名支部出身地獲得賞金額
☆4444桐生  順平埼 玉福 島118,277,333円
☆4418茅原  悠紀岡 山岡 山93,637,333円
☆4371西山  貴浩福 岡福 岡80,604,333円
☆4719上條  暢嵩大 阪大 阪74,217,000円
☆4205山口   剛広 島広 島72,898,333円
☆4686丸野  一樹滋 賀京 都67,784,833円
4932新開   航福 岡福 岡57,588,000円
4939宮之原 輝紀東 京東 京50,574,466円
3779原田  幸哉長 崎愛 知45,265,333円

(注2)予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期間等が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合は、予備選手の資格を喪失します。

(2)怪我・病気による出場辞退者

登番氏名支部出身地獲得賞金額備考
4168石野  貴之大 阪大 阪50,949,466円私傷病による出場取消

**11月8日追記**
同じく、2016年と2019年に2度の優勝を果たしている石野 貴之選手については、選出順位25位で出場権を獲得していました。
しかし、11月8日に“ひざの状態悪化(=私傷病)”を理由に出場取消の手続きを行ったことで、予備選手1位の坪井 康晴選手の繰り上がり出場が決定しています。

出典:BOAT RACE公式サイト

石野 貴之選手が出場取消を行ったことにより、自身3度目のチャレンジカップ制覇のみならず、年末のグランプリ本戦への出場権獲得・自身3度目のグランプリ制覇、ならびにグランプリ2連覇の可能性も泡に消えました。
併せて、長期戦線離脱の可能性も示唆しており、復帰の知らせが待たれる状態です。

レディースチャレンジカップってどんなレース?

「第27回 チャレンジカップ」と「第11回 レディースチャレンジカップ」は同じ下関競艇場で並行開催され、出場選手もチャレンジカップと同時に発表されます。

レディースチャレンジカップは2014年に創設された女子レーサーが対象のG2競走で、年末に開催される「PG1・クイーンズクライマックス」への出場権をかけたトライアル競走という位置づけです。

選考期間は、チャレンジカップと同様に開催年の1月1日~10月31日までの期間。
女子の年間獲得賞金ランキングの上位選手が出場メンバーに選出されるため、年末に開催されるクイーンズクライマックスの出場をかけたラストチャンスとして、優勝賞金400万円を獲得すべく、人気女子レーサーが集う人気シリーズ。

なお、開催地はチャレンジカップと同じ競艇場で、持ち回りで毎回変わります。
2024年は下関競艇場での開催となっているため、ナイターレースでの開催となりました。

出場条件は?

レディースチャレンジカップもチャレンジカップと同様に優先出場権を設けていない大会です。

チャレンジカップの出場権獲得の条件は選考期間内における女子の獲得賞金ランキング上位に入ることのみ

出場選手21名は、出場選出順位の発表後に異議申請期間を経て、毎年11月上旬に正式決定されます。

選考の対象となるのは、開催年の1月1日〜10月31日
※ボートレースダービーが10月31日を超えて開催される場合は、同競走終了日までが対象期間となる。
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要となります。

出場資格は下記のとおりです。

  • 選考期間内における女子の獲得賞金ランキング上位21名
    ※レディースチャレンジカップの出場選手は前回大会までは20名でしたが、今回からは女子の賞金ランキング上位21名です。

獲得賞金額が全ボートレーサーのランキングで34位以内に入ると、チャレンジカップの出場権が与えられます。
そのため、チャレンジカップに選出された女子選手は並行開催のレディースチャレンジカップには出場することはできません

また、優勝者はボートレースクラシックの優先出走権を得ることはできませんが、2022年からは翌年1月に開催されるボートレースバトルチャンピオントーナメントの優先出走権を得ることができます

選出除外

上記の出場資格を満たしていても、以下に該当する選手は選出除外となってしまいます。

  • フライング休みが当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合
  • スタート事故による選出除外となるG1、G2および女子戦の罰則期間が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合
  • 褒賞懲戒規程による選考期間から前検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分・斡旋保留処分を受けた選手
  • 怪我・病気による出場辞退者

なお、女子選手でも獲得賞金順位上位でチャレンジカップに選出された場合には、選出除外のかたちとなります

2024年は遠藤 エミ選手がチャレンジカップに21位で選出されているため、レディースチャレンジカップには出場できません。

【11月5日追記あり】ドリーム戦の出場選手は?

レディースチャレンジカップのドリーム戦は、初日の11Rで行われます
これはチャレンジカップのドリーム戦が12Rで行われるためで、ドリーム戦出場メンバーもチャレンジカップに合わせて約2週間前に発表されます。

レディースチャレンジカップのドリーム戦メンバーは、選出順位上位6名(集計期間:2024年1月1日~10月31日まで)の選手で構成されます。
なお、枠番については選考期間の獲得賞金額上位順とします。

2023年のドリーム戦出場メンバーは以下のとおりでした。

出典:BOAT RACE公式サイト
スクロールできます
枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額
1遠藤  エミ(エンドウ エミ)4502滋賀A144,074,000円
2守屋  美穂(モリヤ ミホ)4482岡山A138,914,000円
3長嶋  万記(ナガシマ マキ)4190静岡A136,795,000円
4平山  智加(ヒラヤマ チカ)4387香川A133,610,000円
5浜田 亜理沙(ハマダ アリサ)4546埼玉A131,552,000円
6川野  芽唯(カワノ メイ)4433福岡A130,752,000円

2024年の選出メンバーはまだ発表されていませんが、選出順位(獲得賞金額)上位6名は以下のとおりです。
誰が選出されてもハイレベルなレースが展開されること間違いなしですね。

**11月5日追記**
2024年11月5日に2024年の「第11回 レディースチャレンジカップ」におけるドリーム戦出場メンバーが以下のとおり発表されました。

出典:BOAT RACE公式サイト
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選出順位選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額
1三浦  永理(ミウラ エリ)4208静岡A137,733,000円
2細川  裕子(ホソカワ ユウコ)4123愛知A131,536,999円
3平山  智加(ヒラヤマ チカ)4387香川A130,166,866円
4宇野  弥生(ウノ ヤヨイ)4183愛知A229,823,932円
5西橋  奈未(ニシハシ ナミ)4961福井A129,463,000円
6藤原  菜希(フジワラ ナツキ)4627東京A129,424,162円

選出された選手6名はいずれも2024年のSG競争やオールレディース戦で活躍し続けた強者ぞろい。
2024年の女子ボートレース界のトップを走り続得けて来た選手たちによる、ハイレベルなレースが展開されること間違いなしです。

過去10年間の歴代優勝者

過去10年間のレディースチャレンジカップの優勝者を以下にまとめました。

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手
第11回2024年11月24日下関
第10回2023年11月26日三国長嶋  万記4190静岡まくり差し
第9回2022年11月27日鳴門中村  桃佳4823香川まくり差し
第8回2021年11月28日多摩川遠藤  エミ4502滋賀逃げ
第7回2020年11月29日蒲郡寺田  千恵3435岡山差し
第6回2019年11月24日桐生遠藤  エミ4502滋賀まくり
第5回2018年11月25日芦屋守屋  美穂4482岡山逃げ
第4回2017年11月26日下関遠藤  エミ4502滋賀逃げ
第3回2016年11月27日大村遠藤  エミ4502滋賀逃げ
第2回2015年11月29日芦屋寺田  千恵3435岡山逃げ
第1回2014年11月30日下関岸   恵子3674徳島逃げ

2023年の第10回大会は、長嶋 万記選手がレディースチャレンジカップ初制覇というかたちで幕を閉じました!
予選は7戦1勝ながら1走目以外はオール3連対で予選を通過し、優勝決定戦は3コースから優勝を有力視されていた守屋 美穂選手に鮮やかなまくり差しを決めて優勝。
隣の4コースに控える女子選手で唯一のSG覇者・遠藤 エミ選手をしっかりとおさえて、自身初となるレディースチャレンジカップのタイトルを獲得しました。

今大会は遠藤 エミ選手がチャレンジカップに出場するため、事実上の選出除外になっていますが、長嶋 万記選手の史上2人目の連覇に期待が膨らみます。
そして忘れてはならないのが、2015年と2020年に2度の優勝を果たしている寺田 千恵選手です。
女子ボートレース界のトップを長年走り続けているレジェンドが強さを発揮して、4年ぶりのタイトル奪還を狙います。

「第11回 レディースチャレンジカップ」に出場する選手は?

冒頭でご紹介したとおり、レディースチャレンジカップは優先出場権を設けていない大会です。

レディースチャレンジカップの出場権獲得の条件は、選考期間内における女子の獲得賞金ランキングの上位に入ることが絶対条件

よって、出場条件は以下の条件をクリアした実力者に与えられます。

  • 選考期間内における女子の獲得賞金ランキング上位21名
    ※レディースチャレンジカップの出場選手は前回大会までは20名でしたが、今回からは女子の賞金ランキング上位21名です。

下関競艇場で開催される「第11回 レディースチャレンジカップ」の出場選手が下記の21名に決定しました。
さっそく、出場選手の一覧を見てみましょう。

第11回 レディースチャレンジカップ出場選手選出順位表
(成績対象期間:2024年1月1日~2024年10月31日)

選出順位登録番号氏名支部出身地獲得賞金額
14208三浦  永理静 岡静 岡37,733,000円
24123細川  裕子愛 知愛 知31,536,999円
34387平山  智加香 川香 川30,166,866円
44183宇野  弥生愛 知埼 玉29,823,932円
54961西橋  奈未福 井石 川29,463,000円
64627藤原  菜希東 京大 阪29,424,162円
74450平高  奈菜香 川愛 媛29,119,500円
83618海野 ゆかり広 島広 島27,995,000円
93435寺田  千恵岡 山福 岡27,417,428円
104190長嶋  万記静 岡静 岡26,662,000円
114433川野  芽唯福 岡福 岡26,326,982円
124286平田 さやか東 京東 京25,780,930円
134050田口  節子岡 山岡 山25,602,190円
143232山川 美由紀香 川香 川23,624,000円
153188日高  逸子福 岡宮 崎23,516,848円
163611岩崎  芳美徳 島熊 本23,306,260円
174738清埜  翔子埼 玉埼 玉23,023,000円
183999大瀧 明日香愛 知静 岡22,911,000円
194017向井  美鈴山 口山 口22,669,742円
204642松尾  夏海香 川愛 媛22,557,000円
214773中川  りな福 岡福 岡20,992,678円
予備14117廣中 智紗衣東 京愛 知20,880,000円
予備24819蜂須  瑞生群 馬群 馬20,523,000円
予備34447深川 麻奈美福 岡熊 本20,218,999円
予備43845中谷  朋子兵 庫兵 庫20,008,000円
予備54065金田  幸子岡 山岡 山19,550,000円

(注1)選出順位は、獲得賞金額順とします。獲得賞金額が同額の場合には、賞金上位の者からとします。

第11回 レディースチャレンジカップ 出場選手一覧表

引用元:SG第27回チャレンジカップ G2第11回レディースチャレンジカップ 出場選手順位発表(下関) | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

選出除外者

(1)スタート事故による辞退期間中のため

登番氏名支部出身地獲得賞金額
4546浜田 亜理沙埼 玉広 島40,747,166円
4590渡邉  優美福 岡福 岡37,808,866円
4963實森  美祐広 島広 島24,686,000円
4289落合  直子大 阪大 阪23,478,029円
4478櫻本 あゆみ群 馬栃 木23,003,066円
4804高田 ひかる三 重三 重19,758,000円

(2)G1・G2競走選出除外期間中のため

登番氏名支部出身地獲得賞金額備考
4482守屋  美穂岡 山岡 山34,958,000円
3900香川  素子滋 賀大 阪22,128,000円

(注2)予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期間等が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合は、予備選手の資格を喪失します。

まとめ

ドリーム戦の選出メンバーも発表されて、年末のグランプリとクイーンズクライマックスの出場権をかけた熾烈な賞金争奪レースもついに今大会で最終戦!

チャレンジカップは年末のグランプリおよびそのシリーズ戦、レディースチャレンジカップはクイーンズクライマックスおよびそのシリーズ戦の出場をかけた最終トライアル競走とあり、もちろんハイレベルな争いが繰り広げられます。
ここでどれだけの結果を残して獲得賞金額を積み上げられるかが2024年の獲得賞金額、そして今後の選手生命に大きく影響することは確か。

しかも、今回のチャレンジカップでは賞金ランキング上位の選手が9名※1レディースチャレンジカップは8名※2も選出除外となっており、ボーダーラインの選手にとっては賞金を積み上げるまたとないチャンスになります。
※1:グランプリ本戦への出場権が獲得できる賞金ランキング18位圏内では6名がフライング休みによる選出除外になっています。
※2:クイーンズクライマックスへの出場権が獲得できる賞金ランキング12位圏内では4名がフライング休みによる選出除外になっています。

まだまだ賞金獲得レースの結果は誰にもわかりません。
大番狂わせや大波乱が起こる可能性も十分あり得るため、どのようなドラマが待っていて、誰が栄冠をつかむのか…
その行方に注目が集まるとともに、ファンも推し選手の応援に気合が入ることでしょう。

どのレーサーにとっても負けられないレースの先、勝利の女神は誰に微笑むのか…
ボートレースを愛する全ての人にとって目が離せない熱い戦いが、もうすぐ晩秋の下関競艇場で開幕します。

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