山口剛選手が相次ぐ事故で戸田ダービーを心配する声多数!転覆・落水・フライングで相次ぐ失格と途中帰郷…その後の状況は?

直近のオーシャンカップの優勝戦、1号艇で2度目のSG制覇を逃した山口 剛選手(広島支部・91期)が戸田競艇場で開催した「SG・第71回 ボートレースダービー」で悲願のSGタイトル獲得を狙います。
ボートレースダービーを制すれば、実に14年7か月ぶりのSG載冠となるため、期待が一気に高まるうえ、年末のグランプリに向けての負けられない戦いがはじまります。
**10月24日 追記**
10月23日、「SG・第71回 ボートレースダービー」2日目のこの日、山口 剛選手は後半レースの第7レース・予選に5号艇で登場しましたが、2番手争いをしていた2周1マークで1号艇田口節子選手と接触。
最下位の6着でゴールしたものの、不良航法を取られてマイナス10点の減点となってしまいました。

2024年10月22日、戸田競艇場で「SG・第71回 ボートレースダービー」が開幕しました。

このSG競争でも最も格式高いGRADE5の大一番で、山口 剛選手が自身2度目、14年7か月ぶりのSG載冠を目指します。

山口 剛選手といえば、2024年7月の「SG・第29回 オーシャンカップ」の優勝戦に1号艇で出場するも茅原 悠紀選手(岡山支部・99期)に惜敗したのが記憶に新しいところ。

2024年度のSG競争を見ると、オールスターこそ予選突破はかないませんでしたが、グランドチャンピオン・メモリアルで準優勝戦に駒を進め、オーシャンカップでは優勝戦で2着という好成績を残し続けており、今回のボートレースダービーでも活躍が期待される注目選手の一人です。

しかし、オーシャンカップ以降は調子がふるわない状況が続いています
8月1日に芦屋競艇場で開幕した「G1・読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」ではシリーズ前半を大敗し、3日目の第12レースで転覆失格となり、途中帰郷。

その後も、8月にフライングと9月に落水失格、そして10月には同様の転覆失格による途中帰郷とレース中の事故が相次いでいるため、今回のボートレースダービーを心配する声が多くあがっているのも事実です。

実際のレース情報をもとにこれまでのレースを振り返りつつ、これまでの事故レースによる失格が与える今大会への影響と、グランプリの選考対象期間最後のSG競争となるチャレンジカップの出場可否について解説するとともに、3年連続4回目のグランプリ出場が期待される山口 剛選手についてご紹介します。

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目次

【10月24日追記】 山口 剛選手が不良航法により減点

2024年10月23日に予選2日目を迎えた「第71回 ボートレースダービー」。
山口 剛選手は後半レースの第7レース・予選に5号艇で登場しましたが、2番手争いをしていた2周1マークで1号艇の田口 節子選手(4050)と接触
最下位の6着でゴールしたものの、不良航法を取られてマイナス10点の減点となってしまいました。

【競艇】池田浩二選手 山口剛選手 ドリーム戦メンバーが揃って不良航法

2024.10.23 19:44

埼玉県にある戸田競艇場で開催中の「SG第71回ボートレースダービー」で、シリーズ初日のドリーム戦に出場した池田浩二選手と山口剛選手が、この日、揃って不良航法を取られました。
今シリーズは昨日2024年10月22日に開幕。
シリーズ初日の12Rでは「ドリーム戦」が行われ、池田浩二選手が2号艇、山口剛選手が3号艇で出場しました。

シリーズ2日目となったこの日、池田浩二選手は、前半レースで3R予選に6号艇で登場。
5番手を航走していた1周2マークで振り込んで失速しました。
航走を再開し6着でゴールしたものの、不良航法を取られ減点10点となりました。

山口剛選手は、後半レースの7R予選に5号艇で登場。
2番手争いをしていた2周1マークで1号艇田口節子選手と接触しました。
最下位の6着でゴールしたものの、不良航法を取られ減点10点となりました。

シリーズ初日に行われたドリーム戦のメンバーだった池田浩二選手と山口剛選手が、2日目にして揃って不良航法を取られました。

引用元:【競艇】池田浩二選手 山口剛選手 ドリーム戦メンバーが揃って不良航法 – 競の出来事

この減点により、2日目終了時点での山口 剛選手の得点は16点となり、順位は46位
不良航法の減点さえなければ特典も26点以上となったでしょうから、予選も上位通過できるはずだっただけに残念でなりません。

不良航法を取られたレースの詳細

山口 剛選手にとって、「第71回 ボートレースダービー」は“並々ならぬ意気込みのもとで乗り込んだ”と言っても過言ではない大一番。

その予選2日目にして、不良航法で減点されるということは、得点と同じように精神的にもかなり厳しいものだったはずです。
予選突破に向けての大事な一走だったからこそ、全力で挑んだ結果が“不良航法”とされてしまったのですから、どの選手も必死に戦っている故に起きてしまった結果なのでしょう。

このレースで山口 剛選手は最下位の6着でしたが、接触した田口 節子選手(4050)にとっても点数を稼ぐ絶好のイン戦での5着ということで、受けた被害や損失はかなり大きかったと想像できます。

「第71回 ボートレースダービー」も折り返しとなり、まだまだどのような結果になるのかわからない秋の熱い戦い。
ボートレース界をけん引する超一流のトップレーサー達が集っているのですから、レベルの高いレースがこれから先も展開されるため、目が離せませんね!

出走表

出典:BOAT RACE公式サイト

単勝オッズ

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枠番級別選手名単勝オッズ
1A1田口  節子2.0倍
2A1定松  勇樹4.2倍
3A1宮地  元輝8.8倍
4A1井上  忠政5.1倍
5A1山口   剛5.3倍
6A1羽野  直也8.7倍

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
125(1番人気)20.1
124(2番人気)23.4
123(3番人気)24.8
135(4番人気)26.1
145(5番人気)30.2
142(6番人気)31.8

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト

2日目終了時の得点率一覧

出典:BOAT RACE公式サイト

オーシャンカップでの惜敗

今回の絶不調の直前、山口 剛選手は2024年7月23日~28日まで大村競艇場で開催された「SG・第29回 オーシャンカップ」の優勝戦に1号艇で出場するほどの好調を維持していました。

山口 剛選手はオーシャンカップをシリーズリーダーとして、節間成績は[2 121 52〕で得点率は8.00、得点は48点というダントツトップの成績を獲得。
2位の菊地 孝平選手の節間成績は[4 132 32〕で得点率は7.50、得点は45点と比べても優秀なのは明らか。

このまま優勝戦のポールポジションに立ち、文句のつけようがないレベルの機力のモーターを相棒にイン戦速攻を決めて、2010年3月のボートレースクラシック以来、14年4か月ぶりのSGタイトル獲得を期待されていました

しかし、2024年7月28日の最終戦・優勝戦では山口 剛選手にとって予想だにしない悲劇のドラマが繰り広げられたのです。

レース概要

対象のレースは2024年7月28日
大村競艇場で開催された「SG・第29回 オーシャンカップ」最終日の第12レース・優勝戦。
山口 剛選手はインコースからの出走でオーシャンカップでは初めてとなるタイトル獲得を狙います。

出走表

出典:BOAT RACE公式サイト

単勝オッズ

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枠番級別選手名単勝オッズ
1A1山口   剛1.2倍
2A1菊地  孝平8.7倍
3A1齊藤   仁14.0倍
4A1茅原  悠紀4.0倍
5A1椎名   豊13.3倍
6A1磯部   誠22.4倍

オーシャンカップ優勝戦の過去の結果・予選をトップ通過してきた実績・十分な機力を考慮して、山口 剛選手への期待が大きく反映したオッズとなっています。
そんな中で人気対抗格となったのは4号艇の茅原 悠紀選手。
舟足に目立つものはありませんが、2024年のSG競争を皆勤している戦績と前年のグランプリでも優出していることから、番狂わせを起こす可能性も抜群。
ツボにはまれば、まくり差しで一気に突き抜ける展開も考慮すべきとの判断がオッズに反映したようです。
それでも、1着は1号艇・山口 剛選手の線が濃厚といったところでしょうか。
続いて3連単オッズを見てみましょう。

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
124(1番人気)7.9
142(2番人気)9.5
145(3番人気)12.5
123(4番人気)12.9
125(5番人気)15.7
143(5番人気)15.7

単勝オッズの結果同様、山口 剛選手の逃げを優勢とした予想。
その影響から、1号艇・山口選手を軸とした買い目が人気上位を独占しています。
ヒモとして人気なのは、単勝オッズ2番人気の茅原 悠紀選手と2号艇・菊地 孝平選手を2着とした予想で、1412の買い目が3組ずつで人気上位を独占しています。
観客の予想では2号艇・菊地選手が2着の可能性がやや高いと予想しているようです。
ほかに注目したいのは、3号艇・齊藤 仁選手と5号艇・椎名 豊選手が舟券に絡むであろうと予想する買い目です。
両者ともにトリとする買い目は2点ずつあり、期待のほどがうかがえます。
人気ナンバーワンの124(7.9倍)と142(9.5倍)は、本命かつ“鉄板”の予想と言えるでしょう。
気になる結果は…

直前情報

出典:BOAT RACE公式サイト

直前情報にも注目です。
展示タイムでは茅原 悠紀選手・齊藤 仁選手・山口 剛選手の順に伸び足が良いことがわかります。
またチルトについては、山口選手が−0.5度で出足重視、茅原選手が+1.0度と椎名 豊選手が+0.5度で伸び足重視、菊地 孝平選手と磯部 誠選手は±0度でバランス型での調整。
さらにこのレースでは誰もピストンリングを交換していないことが読み取れます。
また勝負を左右する重要な要素である「水面気象情報」にも注目しましょう。
前レース(11R)時点ではありますが、風速1メートルの追い風が吹いているものの波高は1センチと穏やかな水面であることがわかります。
このことから、モーターの気配が良い艇スタートタイミングが早い選手に着目します。
当地水面と好相性でモーターも好調な茅原 悠紀選手イン戦速攻を狙う山口 剛選手、そしてスタートタイミングが早い菊地 孝平選手が有利な状況であると推測できるのではないでしょうか。

ピットレポート

出典:BOAT RACE公式サイト
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級別氏名
(登録番号
支部ピットレポート
1A1山口 剛
(4205)
広島変わらずいいです。起こしてからの回転の上がりがいいし、菊地さんと伸びの差も感じなかったです。コースに動きがあっても、しっかり内から持たせられるようにしたい。出足型でいいし、しっかりスタートを決めて先に回りたいですね。(コメント自信度・・★★★)
2A1菊地 孝平
(3960)
静岡朝の特訓では、優勝戦のメンバーの中に入ってスリットの足は変わらない感じがした。今節は冷静にレースができているし、大きな調整はせずに準優勝戦のままレースに行こうと思っている。ひとつでもいい着が取れるようにレースに集中していく。(コメント自信度・・★★☆)
3A1齊藤 仁
(3978)
東京足はだいぶ良くなっていると思います。乗り心地、回り足が良くて3日目辺りから自分好みになっています。エンジンの数字以上には動いていると思います。昨日の状態がだいぶ良かったので、微調整するかしないかです。コースを守ってスタート決めて、自分のできることをやって行きます。スタートは大丈夫です。あとは行けるかどうかですね。(コメント自信度・・★★☆)
4A1茅原 悠紀
(4418)
岡山昨日は直前にやったチルト0.5だったけど、ペラを煮詰めていい感じに反応をしていました。伸びは若干、分がいいしターンはしっかりしています。トルク系がいいです。スタート勘はしっかり合っているし、フライング一本を持っていることを自覚して行きたいです。(コメント自信度・・★★☆)
5A1椎名 豊
(4787)
群馬優勝戦はチルト05で行こうと思っている。朝の特訓はダッシュから少し出る感じはあったけど、出切るほどじゃないし、スタート練習はフライングしていましたから。しっかり展開を突ける足も意識して調整していきたい。(コメント自信度・・★★☆)
6A1磯部 誠
(4586)
愛知自分の好きな仕上がりです。出足がしっかりしていて、レースはしやすいです。大事なところで押してくれている。そんなに大きなことはせずに、しっかり気象に合わせるくらいで行きます。朝にスタート特訓に行った感じはダッシュのスタートは分かりました。進入は(ピット離れ)出ない限りは多分6コースから行きます。(コメント自信度・・★★☆)

やはりスタートを特に重視しているコメントが多く、ギリギリまで整備を1ミリも妥協しない様子がうかがえます。
さすがトップレーサーの面々だけあって、整備も直前まで抜かりないようです。
あとは優勝戦の風向きや運にも大きく左右される局面ですが、出走選手のコメントを見るに「メンタルも勝敗に大きく影響するのだろう」と感じました。
ではコンピューター予想ではどのような予想がされているのでしょうか?
いろいろなデータから導き出された予想を見てみましょう。

コンピューター予想

出典:BOAT RACE公式サイト

ここまで考察してきたとおり、コンピューターも山口 剛選手が1着の確率が高いと予想しています。
そして続くのが、茅原 悠紀選手と齊藤 仁選手。
ちなみに143(15.7倍)は3連単オッズの5番人気です。
では、どのような結果になったのでしょうか?
真夏の暑さにも負けないSG競争の大一番「第29回 オーシャンカップ」の結果を見ていきましょう。

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト

今節の優勝戦は、選手同士の実力が拮抗していたことから、誰が優勝してもおかしくない状況でしたが、見ごたえあるレース展開から18番人気の415で決着。
オッズは45.1倍で4,510円という結果になりました。

枠なりの進入で、全艇ほとんど差のない激しいスリット合戦のなか、4号艇・茅原 悠紀選手が1周1マークでインの山口 剛選手にツケマイを敢行して襲い掛かりますが、まくり切ることはできず。
その隙に5号艇・椎名 豊選手が内を差して、トップ争いは415の3艇勝負となります。
続くバックでは、5号艇・椎名選手が伸びてきて、三者譲らずの横並びの激戦に発展。
そして、1周2マークで早くも“真夏の大一番”の大勢が決します。
1周2マークに先行したのは1号艇・山口選手と5号艇・椎名選手。
2艇がバチバチに握り合った隙を見逃さず、3番手でターンした4号艇・茅原選手が冷静に差し抜けて415
あっさりと安全圏に突入した茅原選手は、以降も手綱を緩めることなく、まくらせず・差させずの完璧な旋回を披露しながら先頭を航行。
そのまま上位隊形がしっかり固まって、4号艇・茅原選手が先頭で415という劇的な勝利となりました。

SG覇者4人を相手に堂々たるレース展開を見せ、茅原 悠紀選手が今年は3つのSGで全て予選敗退した悔しさを晴らすようなオーシャンカップ初制覇

観客から“もっとも優勝に近い”と目されていた山口 剛選手は残念ながら2着という結果に終わっています。

  • 超速報 2024 SG 第29回オーシャンカップ 優勝戦│BOATCAST NEWS 2024年7月28日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • SG第29回オーシャンカップ優勝戦 別角度カメラ映像 ボートレース大村
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル

山口 剛選手の惜敗を受けてSNSの反応は?

優勝候補筆頭だった山口 剛選手が人気対抗格の茅原 悠紀選手に敗れて“2着に散った波乱のレース結果”を受けて、SNSにはどのような声があったのでしょうか?

あの形になったらしゃぁない。よく対応してたと思う山口剛選手。いいレースだったなぁ。』『茅原もすごかったけど、あれにあわせた山口剛もすごかった。』という声が聞かれたことから、ファンも茅原 悠紀選手のレースが素晴らしかったことを認めており、悔しいけれども山口 剛選手のレースを称賛している様子が見て取れます。
さらにSNSの“泣き顔”“号泣している顔”の絵文字がファンの心情をよく表していると感じました。

ほかにも『ありがとう剛さん、沢山の夢を見させて頂きました(泣)次こそ、次こそは!!!!』『いいレースを見せてもらいました また次頑張れ』という声が投稿されていたところをみると、山口 剛選手のファンは今回のレース結果に納得したうえで、次のSGタイトル獲得に期待して、鼓舞する気持ちが伝わってきます。

特に『いいレース』という言葉と“次の”SGレースを見据えた言葉”を投稿しているファンが多かったことが印象的で、山口 剛選手がどれだけ多くのファンに愛され、応援されているのかがわかる内容となっていました。

実際に投稿された投稿の一部を抜粋してご紹介します。

勝利者インタビューで茅原 悠紀選手が語っていたこと

茅原 悠紀選手は勝利者インタビューの際、優勝戦を振り返って次のように発言しています。

1コーナーで(山口)剛さんに残された時点で「あ、これは厳しいかな」とちょっと正直思ったんですけど、椎名(豊)君が決まり手ですね。決まり手、椎名君です(笑)。
(1周2マークは冷静に?)冷静といいますかあれは普通に差せますね、18年くらいやっているので。
多分剛さんのあの出足だったらまだ諦めていないなと思ったので、僕もチルト1度だしめっちゃ頑張って走っていました。

引用元:結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

ほかにもボートレース専門誌・マクールがオーシャンカップの優勝戦について次のように考察しています。

優出した6人はいずれも高レベルの仕上がりだった。

その中でも山口剛の出足はケタ違いだった
しかし、優勝戦の直前情報が発表されると状況は一変した。茅原悠紀がチルト1に跳ねていたからだ。9Rが終わった後に行われた特訓では強烈に伸びていたそうだが、「なるほど、1だったのか」と納得。F持ちでも08のスタートを決めてまくっていった。
1Mは山口に受け止められてしまったが、まくったことによってパワフルな舟足だった椎名豊に差し場が生まれた。

引用元:「決まり手は椎名君です」茅原悠紀、作戦が功を奏する/大村オーシャンカップ | ボートレース(競艇)【マクール】 (macour.jp)

人気を背負った1号艇の山口剛。
2着ではあったが、第一声は「完敗です」。
続いて「インから持ったかと思いましたけど…。でも⑤(椎名)も半艇身ぐらいかかっていたし、(2マークで)先に行かせて差しても届かなかったと思う」と続けた。
ただ「やれることはやった」とも。
茅原同様、2回目の優勝はすぐそこにあるぞ!

引用元:【SG現地レポート】優勝戦メンバー・惜敗者たちの思い / マクール主筆ヤマケイ【ボートレース大村】(マクール) – Yahoo!ニュース

このように「第29回 オーシャンカップ」における山口 剛選手の出足の素晴らしさ、優勝最有力候補と目されただけの調整力・操縦技術は競艇界屈指のトップレーサーにおいても“度外視できない脅威”だったことが読み取れます。

もし、茅原 悠紀選手が自身初のチルト+1度を施していなかったならば、山口 剛選手が自身初のオーシャンカップ制覇を手にしていたかも知れなかったのです。

それにしても、惜敗したにもかかわらず『完敗です』『やれることはやった』と素直に負けを認めつつ、優勝した茅原 悠紀選手を認める姿はまさに“全力で戦った選手の鏡”だと感じました。

オーシャンカップ以降の山口 剛選手の事故による失格

この「第29回 オーシャンカップ」の優勝戦以降、山口 剛選手はスランプに突入しました。
毎月のように転覆・落水といった事故レースによる失格が続き、そのたびに途中帰郷を余儀なくされたのです。

ここではオーシャンカップ以降の山口 剛選手の事故により失格となったレースについてご紹介します。
山口 剛選手の事故・失格となったレースは次の3件です。

  • 【転覆事故・シリーズ3日目】2024年8月3日に芦屋競艇場で開催された「G1・読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」
  • 【フライング・シリーズ5日目】2024年8月19日に宮島競艇場で開催された「一般・第54回 スポーツニッポン杯」
  • 【落水事故・シリーズ3日目】2024年9月29日に若松競艇場で開催された「G1・読売新聞社杯 全日本覇者決定戦開設72周年記念競走」
  • 【転覆事故・シリーズ3日目】2024年10月8日に桐生競艇場で開催された「G1・開設68周年記念 赤城雷神杯」

「第29回 オーシャンカップ」優勝戦以降のレース中の事故による失格・途中帰郷の経緯をわかりやすく時系列にまとめましたのでご覧ください。

STEP
2024年7月28日(オーシャンカップ優勝戦当日)

7月23日~28日に大村競艇場で開催された「SG・第29回 オーシャンカップ」の優勝戦に優勝候補筆頭として駒を進めるも、2着という結果に終わる。
※14年4か月ぶりのSG載冠はかなわなかった。

STEP
2024年8月3日(オーシャンカップ優勝戦の次節)

「第29回 オーシャンカップ」の次節である8月1日~~6日に芦屋競艇場で開催された「G1・読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」のシリーズ前半で大敗し、3日目の第12レースで転覆失格となり、途中帰郷。

STEP
2024年8月19日(オーシャンカップ優勝戦から2節後)

「G1・読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」の次のシリーズである、2024年8月15日~20日に宮島競艇場で開催された「一般・第54回 スポーツニッポン杯」のシリーズ5日目の第3レースでコンマプラス02のフライングにより返還欠場賞典除外

STEP
2024年9月29日(オーシャンカップ優勝戦から6節後)

「第29回 オーシャンカップ」から6節後の9月27日~10月2日に若松競艇場で開催された「G1・読売新聞社杯 全日本覇者決定戦開設72周年記念競走」3日目の第12レースで落水失格となり、途中帰郷。

STEP
2024年10月8日(オーシャンカップ優勝戦から7節後)

「読売新聞社杯 全日本覇者決定戦開設72周年記念競走」の次のシリーズである、2024年10月6日~11日に桐生競艇場で開催された「G1・開設68周年記念 赤城雷神杯」のシリーズ3日目の第11レースで転覆失格となり、途中帰郷。

STEP
2024年10月22日(オーシャンカップ優勝戦から8節後)

「開設68周年記念 赤城雷神杯」の次のシリーズである、2024年10月22日~27日に戸田競艇場で開催中の「SG・第71回 ボートレースダービー」で自身2度目のSGタイトル獲得に向けて熱い戦いを繰り広げています。

2024年8月3日:「読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」シリーズ3日目に転覆失格・途中帰郷

まずはじめに、山口 剛選手のスランプのはじまりとみられる2024年8月1日~6日に芦屋競艇場で開催された「G1・読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」について見てみましょう。

このシリーズでは、予選の前半に大敗しており、予選突破すら危ぶまれていました。
そんな中で迎えた予選3日目の第12レース。
このレースで山口 剛選手は転覆失格となり、“レース中の負傷”を理由に途中帰郷をしています。

【芦屋ボート・GⅠ周年記念】椎名豊が得点率トップに浮上

2024/08/03 18:15

 芦屋ボートのGⅠ開設72周年記念「全日本王座決定戦」は4日、予選最終日の4日目を迎える。得点率トップに立つのは椎名豊。超抜レベルの伸びを武器にここまで4戦3勝の荒稼ぎ。昨年10月のびわこ周年以来のVへ1位通過を決めたいところだが、予選ラストの2走は外枠回り。ともにオール3連対で2、3位に付ける西山貴浩と入海馨が僅差で追っている上に、磯部誠、池田浩二、峰竜太、馬場貴也にも首位浮上の可能性が残るとあって予選上位争いは最後までもつれそうだ。準優ボーダーを6.00に想定すると、前述の得点率上位3人に、池田、仲谷颯仁、白井英治の6人が無事故完走で当確。ボーダー下からの勝負駆けでは定松勇樹、前田将太、宮地元輝ら地元九州勢の動向に注目したい。
なお、山口剛は負傷のため帰郷した。

引用元:【芦屋ボート・GⅠ周年記念】椎名豊が得点率トップに浮上|ボートレースニュース|ボートレースTOP|西スポレースサイト

2024年8月19日:「一般・第54回 スポーツニッポン杯」5日目にフライング・返還欠場・賞典除外

次に、山口 剛選手は「G1・読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」の次のシリーズである、2024年8月15日~20日に地元・宮島競艇場で開催された「第54回 スポーツニッポン杯」5日目にコンマプラス02のフライングを切ってしまっています。

その影響で、グランプリの選考期間内における最終のSG競争、2024年11月19日~24日に下関競艇場で開催される「第27回 チャレンジカップ」にはフライング休みのため出場できません

宮島ボート スポニチ杯 5日目】山口剛 3RでF… チャレンジCアウト

[ 2024年8月19日 12:14 ]

宮島ボート3Rでフライングを切った山口剛

 19日のボートレース宮島「第54回スポーツニッポン杯」5日目3Rで山口剛(41=広島)が、コンマプラス02のフライングで返還欠場。同日後半は準優勝戦12Rに1号艇で出走だったが、賞典除外となった。

 また19日現在で賞金ランク8位につけている山口はSGボートレースダービー(戸田)終了後の10月28日から30日間のフライング休みに入るため、SGチャレンジカップ(11月19~24日、下関)に出場できなくなった。

引用元:【宮島ボート スポニチ杯 5日目】山口剛 3RでF… チャレンジCアウト― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【競艇】山口剛選手 自身のフライングをSNSで超まじめに回顧 ファンも納得

2024.08.21 20:38

91期の山口剛選手が、一昨日のフライングについて自身のInstagramで回顧しています。

山口剛選手は、本日2024年8月21日の夕方に自身のInstagramを更新。
8月15日から20日まで出場していた宮島競艇「第54回スポーツニッポン杯」の結果報告を行いました。
この投稿の大部分を占めたのは、19日のシリーズ5日目の前半レースで切ったフライングの話題。
冒頭でフライングで賞典除外になったことを報告すると、フライングをしてしまった原因について事細かに解説しました。
1番大きな原因として上げたのは「潮の速さを読み間違えた事」。
宮島競艇場の潮の特徴や自身のスタート感がズレていたことも交えて振り返りました。
最後は、舟券が返還になり宮島競艇場に迷惑をかけてしまったことを反省しつつ、「この経験を活かして今後に繋げて目の前の今に真剣勝負していきたいと思います、一節間沢山のご声援、舟券ご購入ありがとうございました」と今後の意気込みそして感謝の言葉を綴りました。

この投稿はハッシュタグを含めると40行にも及ぶ長文。
いつもにも増して真摯な一面をファンに見せました。

引用元:【競艇】山口剛選手 自身のフライングをSNSで超まじめに回顧 ファンも納得 – 競の出来事

2024年9月29日:「読売新聞社杯 全日本覇者決定戦開設72周年記念競走」シリーズ3日目に落水失格・途中帰郷

さらに、翌月の2024年9月27日~10月2日に若松競艇場で開催された「G1・読売新聞社杯 全日本覇者決定戦開設72周年記念競走」でも3日目の第12レースで落水事故のため失格となっています。

さらに、このシリーズでも山口 剛選手は“レース中の負傷”を理由に途中帰郷をしたことで、その動向とケガの具合が注目されました。

【競艇】山口剛選手 ドクターストップで途中帰郷を報告

2024.09.30 20:04

91期の山口剛選手が、この日、自身のInstagramを更新し、昨日まで出場していた若松競艇「G1読売新聞社杯全日本覇者決定戦開設72周年記念競走」について、ドクターストップで途中帰郷したことを報告しました。

山口剛選手は、本日2024年9月30日の日中にInstagramのストーリーズを更新。
冒頭であいさつと昨日のレースでの落水について報告しました。
続けて「その際に自艇のプロペラとギヤケースに轢かれヘルメット破損、頭部打撲、脳震盪、左脚打撲、擦過傷でドクターストップとなり途中帰郷となりました。」と、ドクターストップで途中帰郷したことを明かしました。
怪我の状況については軽症だったとしており、次のレースの出場予定となっている2024年10月6日から11日まで群馬県にある桐生競艇場で開催される「G1開設68周年記念赤城雷神杯」については「問題なく走れると思います。」と綴りました。

山口剛選手は、9月27日に福岡県にある若松競艇場で開幕した「G1読売新聞社杯全日本覇者決定戦開設72周年記念競走」に出場。
シリーズ3日目となった昨日の12R予選に5号艇で出走し、1周1マークで落水し失格となりました。
その後、負傷のため途中帰郷していました。

引用元:【競艇】山口剛選手 ドクターストップで途中帰郷を報告 – 競の出来事 (navilabo.com)

2024年10月8日:「開設68周年記念 赤城雷神杯」シリーズ3日目に転覆失格・途中帰郷

最後に、山口 剛選手は2024年10月6日~11日に桐生競艇場で開催された「G1・開設68周年記念 赤城雷神杯」のシリーズ3日目の第11レースでも転覆失格となり、途中帰郷をしています。

このシリーズは山口 剛選手にとって「第71回 ボートレースダービー」前の大事な前哨戦でした。

そして、山口 剛選手は2023年度の同シリーズ「G1・開設67周年記念 赤城雷神杯」を制していたため、連覇を期待された中での参戦だったため、先行きの悪い結果にファンは不安を覚えたようです。

また、2節連続の事故による失格と途中帰郷により、ケガ程度や回復具合を心配する声が多く聞かれました。

もしかしたら…この不調の始まりは?

山口 剛選手の絶不調の発端は、もしかしたら「第29回 オーシャンカップ」の4節前から始まっていたのかも知れません。

そのシリーズというのが、2024年5月31日~6月5日まで住之江競艇場で開催された「G1・太閤賞競走開設68周年記念」です。

山口 剛選手は予選トップ通過が見えていた中、ノーカウントであるシリーズ4日目の第12レース“ドリームエキシビション”で妨害失格のため賞典除外となり、負傷により途中帰郷となっています。

今思えば、このレースでの妨害失格・途中帰郷から悪夢のような事故レースの連鎖がはじまったようにも感じるのです。

【ボートレース】天国から地獄…山口剛は予選トップのはずが12R妨害失格で賞典除外/住之江G1

[2024年6月3日22時6分]

妨害失格で賞典除外となった山口剛

<住之江ボート:太閤賞>◇G1◇4日目◇3日

11Rを終えて予選トップだった山口剛(41=広島)が、ノーカウントの12Rドリームエキシビションで妨害失格となり、賞典除外となった。

12Rは3番手争いをしていた山口が2周2Mでターンマークにぶつかり、後続の馬場貴也が転覆するアクシデントとなった。山口は負傷で帰郷、転覆した馬場が予選1位に繰り上がった。

引用元:【ボートレース】天国から地獄…山口剛は予選トップのはずが12R妨害失格で賞典除外/住之江G1 – ボート : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

2024年10月22日:「第71回 ボートレースダービー」初日を出走

この最悪の状態で臨むのが2024年10月22日~27日に戸田競艇場で開幕した「第71回 ボートレースダービー」。

1号艇で優勝確実とされながら、2010年3月の平和島総理杯(=ボートレースクラシック)以来のSG制覇を逃した直近の「第29回 オーシャンカップ」での惜敗以降は思うようなレースができていない状況で、年末に向けて悪い流れを断ち切りたいところです。

2024年9月1日に丸亀競艇場で開催された「第70回 ボートレースメモリアル」終了時点での山口 剛選手の獲得賞金ランキングは11位。

そして度重なる事故の影響により「第71回 ボートレースダービー」前検日の時点、最新の獲得賞金ランキングは16位となっているため、年末のグランプリへの出場が危ぶまれている状況です。

しかも、2024年8月19日に宮島競艇場で開催された「一般・第54回 スポーツニッポン杯」で切ったしまったフライングにより、11月19日~24日に下関競艇場で開催される「SG・第27回 チャレンジカップ」への出場は選出除外のため不可能となります。

そのため、年末のグランプリ出場へ、今節「第71回 ボートレースダービー」でどれだけの結果を残して獲得賞金を上積みできるかが“最後の勝負所でありカギ”となるのです。

このような危機的状況において、山口 剛選手は日刊スポーツの取材に対して次のように答えています。

グランプリに行けるか行けないかが、かかっている大切なレース。
ファンは3号艇のイメージを持っていると思うので、しっかり舟券に絡みたい。

引用元:【ボートレース】山口剛「大切なレース」グランプリへ最後の勝負 決めるぞDR好発進/戸田SG – ボート : 日刊スポーツ

山口 剛選手の活躍を期待するとともに、年末のグランプリでその走りを見たいと切に願います。

無知なネコ

グランプリ出場に“黄色信号”って最近ほかにも聞いたような…?

おなご

それは茅原 悠紀選手のことだよ!
茅原選手はボートレースメモリアルで今期2本目のフライングを喫してしまったんだ。
その影響でチャレンジカップは選出除外になってしまったんだよ…

【10月24日追記】2024年10月23日:「第71回 ボートレースダービー」シリーズ2日目に不良航法で減点

2024年10月23日に予選2日目を迎えた「第71回 ボートレースダービー」。

山口 剛選手は後半レースの第7レース・予選に5号艇で登場しましたが、2番手争いをしていた2周1マークで1号艇の田口 節子選手(4050)と接触

最下位の6着でゴールしたものの、不良航法を取られてマイナス10点の減点となってしまいました。

山口 剛選手の失格・フライングが与える今後の影響は?

「第29回 オーシャンカップ」で1度は射程圏内に捕えた14年4か月ぶりのSG制覇。
しかし、その栄冠が儚くも手から滑り落ちる瞬間を目の当たりにしてから3か月。

今度こそ14年7か月ぶり、自身2度目のSGタイトル獲得を狙って戦い続ける山口 剛選手。

度重なる転覆事故と落水事故による失格・途中帰郷によって思うように獲得賞金を積み上げられない状況が続いています。

そのうえ、大事なレースでの“思い切ったスタート”が今期1本目のフライングに繋がり、結果として返還欠場賞典除外という痛手を負ってしまった山口 剛選手。

もともとフライングは1年に1度程度でスタート事故も多くはない選手だけに、8月ののフライングによってチャレンジカップに出場できないのは残念としか言いようがありません。

では、この事故による失格と途中帰郷、そしてフライングによってそのような影響があるのでしょうか?

今回の「第27回チャレンジカップ」への影響だけでは済まない失格とフライングの痛手の数々。
その内容を一つずつ順に見ていきましょう。

【失格・途中帰郷の影響1】獲得賞金額にもたらした影響

山口 剛選手は2024年になってから「2度の転覆事故」と「1度の落水事故」によって失格となり、負傷により途中帰郷を余儀なくされています。

それはつまり、賞金や着順点の獲得ができないということです。

しかも、山口 剛選手は2023年12月19日~24日に住之江競艇場で開催された「SG・グランプリシリーズ」の3日目にコンマプラス01のフライングで欠場・賞典除外となった影響で、2024年2月16日から30日間のフライング休みに入ったため、2024年3月15~20日に戸田競艇場で開催された「SG・ボートレースクラシック」に出場できず、獲得賞金額の上積みに失敗しています。

獲得賞金額が特に多くなるSG競争に出場できないということは、グランプリ出場を目指すトップレーサーにとってかなりの痛手。

山口 剛選手は2024年のボートレースクラシック・チャレンジカップの出場権を失ったことで、とても厳しい状況に立たされているのです。

それでもまだ賞金ランキングの上位に名を連ねていられるのは、1月の一般戦と2月の「G1・第67回 中国地区選手権」で優勝しているからでしょう。

いずれも地元・宮島競艇場での優勝で、さすがは広島支部長を務めているだけあるといった印象です。

【住之江ボート・SGグランプリシリーズ】山口剛 フライングでクラシック出場アウト

[ 2023年12月21日 15:01 ]

3日目1Rでフライングを切った山口剛

 3日目の予選1Rで山口剛(41=広島)が3コースからコンマプラス01のフライングで欠場。発売額1億1923万5200円の約71%にあたる8445万2500円が返還となった。

 グランプリのトライアル1stからシリーズに回った1走目の勇み足で賞典除外となった山口は、G1中国地区選手権(宮島)終了後の来年2月16日から30日間のフライング休みに入るため、SGクラシック(来年3月15~20日、戸田)に出場できなくなった。

引用元:【住之江ボート・SGグランプリシリーズ】山口剛 フライングでクラシック出場アウト― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

【失格・途中帰郷の影響2】事故点の加算や減点されることで生じる影響

ボートレーサーが出場している大会を失格になった場合はいくつかのペナルティーが発生します。
その中でも、ここでは“事故点”と“得点率”についてご紹介します。

事故点

まずはじめにご紹介するのが“事故点”です。
選手がレース中に事故をすると、予選の点数から減点されるだけでなく、級別級別審査に関係する事故点も加算されることになります。

その事故点は妨害失格なら15点、そのほかの選手責任失格であれば10点が加算されることが定められているのです。

  • レース中の事故に関わる事故点
内容事故点数
優勝戦でのフライング・出遅れ-30点
優勝戦以外でのフライング・出遅れ-20点
妨害失格-15点
レーサー責任の失格・欠場-10点
レーサー責任外の失格・欠場-0点
不良航法・待機行動違反-2点
出典:BOAT RACE公式サイト

級別審査期間において5月~10月を“前期”、11月~4月を“後期”といい、その期間のあいだ事故点は加算されていきます。

また、期内に加算された事故点を出走回数で割ったものを「事故率」といい、事故率が0.70を超えるといかに勝率が高くても強制的にB2級となってしまうのです。

そのため、事故点が多く加算されてしまうと、次期の級別審査に影響を及ぼすうえ、A1級でないと選出除外となるSG競争には出場対象にすらなれないという事態に直結します。

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級別定率条件事故率出走回数
A120%2連対率30%以上、3連対率40%以上の勝率上位0.70以下90走以上
A220%2連対率30%以上、3連対率40%以上0.70以下70走以上
B150%勝率2.00以上0.70以下50走以上
B210%新人選手・上記以外の選手なしなし

さらに事故率が1.00を超えると6ヶ月間のあっせん保留(=半年間の出場停止)となり、これを「魔の8項(=選手あっせん保留基準第8号)」といいます。

まさにレース中の事故は、選手自身の生命にとっても、ボートレーサーという職業にとっても命取りなのです。

得点率

次にご紹介するのが”得点率”です。
まずはじめに算出方法についてですが、得点率は【(着順点-反則点)÷出走数=得点率】で算出されます。

ボートレースでは予選で獲得した着順点から反則点を差し引いて、出走回数で割った数だ着順点であり、その上位者が準優勝戦に進出して、優勝戦へと駒を進めるしくみです。

この予選突破のカギである得点率において重要となるのが着順点と反則点で、着順点は一般競争であればレースの着順ごとに上位者から10点・8点・6点・4点・2点・1点が加算されます。

出典:BOAT RACE公式サイト
  • 一般競争での着順点
着順着順点
1着10点
2着8点
3着6点
4着4点
5着2点
6着1点

この点数を基準に、G1競争やG2競走、選抜戦などの競走は+1点SG競争やドリーム戦の競争では+2点が加算されるため、上位のグレードレースへの出場やドリーム戦への選出が注目されるわけです。

  • 事故・内規違反よる反則点
内容失格の内容反則点数
転覆失格自らボートごとひっくり返る5点
落水失格乗っているボートから選手だけが水面に落ちるて水面に落ちる5点
エンスト失格エンジンが停止する5点
沈没失格ボートが水中に沈んでしまう5点
不完走失格制限時間(先頭ゴール後30秒)以内にゴールできない5点
妨害失格他艇を事故に巻き込んだ場合など賞典除外
周回誤認周回数を間違えてしまう即刻帰郷
※騒擾を惹起する航法により出場停止処分が科せられることも
救助作業妨害事故艇が出た時のルールを守らない5点
緊急避譲義務違反緊急事態発生時に道を譲らない5点
航路指示灯違反航路指示に従わない5点
危険な転舵
※転舵とはハンドルを大きく切ること
他艇に危険を及ぼす運転5点

予選における反則点については妨害失格が賞典除外、そのほかの選手責任失格は一律マイナス5点の減点となるのです。
※失格の原因によっては不良航法によるマイナス10点の減点が重なる場合もあります。

また、「妨害と不良航法の違いがわからない」という声もよく聞かれます。
その2つの違いを簡単に説明すると、次のような違いです。

  • 不良航法:他艇に接触したり、不利を与えて降着させること
  • 妨害失格:他艇に接触したり、不利を与えて降着させて事故にまで発展させること ※例外あり

不良航法は節間のポイントから10点減点となり、妨害失格は賞典除外となります。
どちらも厳しいペナルティーですが、妨害失格の方が厳罰だと言えるでしょう。

【フライングの影響1】獲得賞金額にもたらした影響

山口 剛選手は2024年8月15日~20日に地元・宮島競艇場で開催された「第54回 スポーツニッポン杯」5日目にコンマ02のフライングを切ってしまいました。

このレースで喫したフライングにより、「第54回 スポーツニッポン杯」に2つの大きな影響を与えたと言えるでしょう。

それは『返還欠場の影響(返還金額)』と『賞典除外の影響(獲得賞金の減少)』です。

返還欠場の影響(返還金額)

まずはじめに返還欠場についてですが、BOAT RACE公式サイト内では次のように説明しています。

返還欠場とは、フライング(F)や出遅れ(L)の判定を下されたレーサーが、直ちにレースをやめて欠場すること。
フライング、出遅れをした艇に関する舟券は全額返還される。

引用元:返還欠場 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

すなわち、フライングや出遅れによって“欠場”の処分を下された選手は、賞金や着順点の獲得ができない状況ということがわかります。

しかも、返還欠場の“返還”によって、山口 剛選手に関わる舟券を購入していた観客にお金が返還されることになり、開催場のボートレース宮島の売上に大きな損益を与えてしまったことは言うまでもありません。

今回のレースでは山口 剛選手の舟券絡みの活躍が有力視されていたことから、もちろん山口選手絡みの舟券を購入していた観客が多いことが推測できると思います。

そのため、今回の返還額が巨額になってしまいましたが、逆に言えば、多くの観客が山口 剛選手が3着以内に入るだろうと予想していた結果であり、それだけ山口 剛選手に向けられた期待が大きかったことがうかがえます。

賞典除外の影響(獲得賞金の減少)

まずはじめに、フライングや出遅れそのものが“賞典除外”となるというわけではありません。
しかし、フライングや出遅れを犯してしまうと「事故点」が加算されてしまうのです。

いくら予選レースで優秀な着順を手にして高い着順点が付与されたとしても、合計獲得点数から事故点が差し引かれるために獲得点数上位に入ることができず、事実上賞典レース(準優勝戦・優勝戦)への出場が不可能になるわけです。

シリーズにおいて特に賞金額が高いとされる、準優勝戦と優勝戦。
そこへ「駒を進めることができない=多額の賞金を獲得する機会を失う」ということが選手にとって大きな影響を与えることは確か。

時に賞典除外の影響が色濃く出ると言われるのが、年末のビッグレース「第39回 グランプリ」への出場権に大きく影響するからでしょう。

グランプリへの出場条件は次のとおりです。

  • 獲得賞金ランキング上位18名(選考期間:1月1日~11月のSG・チャレンジカップ終了後)
    ※約1600人のボートレーサーの中の上位18名

グランプリには他のSG競争のような優先出場権はなく、選手の1年間の獲得賞金額だけが出場権を獲得するカギとなるのです。

2024年の競艇界ナンバーワンレーサー”を決めるグランプリへの選出可否を左右する賞典除外
日々、1つでも良い着順を求めて戦い続けるボートレーサーにとって“賞典除外”はとても大きな打撃となる罰則なのです。

この事実はグランプリを目指す山口 剛選手にとっても同じ事。
さらに“賞典除外”以外にも大きな影響が待ち受けているので、次はそちらについてもご紹介します。

【影響2】今期のフライングがおよぼす影響

直近のSG競争である「第70回 ボートレースメモリアル」の出場時も話題になっていたとおり、山口 剛選手はすでに1本のフライング持ちで今回の「第71回 ボートレースダービー」に臨んできました。

この1本目のフライングは2024年8月15日~20日に宮島競艇場で開催された「一般・第54回 スポーツニッポン杯」5日目の第3レースで切ったもの。

フライングは5月1日と11月1日の前期・後期でリセットされるため、現在の山口 剛選手は10月31日まではフライングを避けたい状況だと思われます。

SGボートレースダービー(戸田)終了後の10月28日から30日間のフライング休みに入るため、SGチャレンジカップ(11月19~24日、下関)に出場できなくなった



結果として、今期のフライングが1本ある影響で、山口 剛選手はフライング休みをボートレースダービー終了後の10月28日から30日間取得しなければならないため、11月19日~24日に下関競艇場で開催される「SG・第27回 チャレンジカップ」への出場は選出除外のため不可能となります。

回数加算日数フライング休みの日数
1回30日30日間
2回60日90日間(30+60)
3回90日180日間(30+60+90
4回180日360日間(30+60+90+180)

【影響3】チャレンジカップ選出除外が及ぼすかもしれない影響

前述のとおり、ここまで説明してきた影響だけでもかなり大きいことがご理解いただけたと思います。

ですが、2024年も大半を過ぎて、年末の12月17日~22日に住之江競艇場で開催される「第39回 ボートレースグランプリ(THE GRAND PRIX)/グランプリシリーズ」への出場権をかけた重要な時期にSG競争に出場できないのは激痛と呼べるほどの痛手。

  • フライング休みよって賞金を獲得できない期間が合計30日間
  • SG・チャレンジカップの選出除外と賞金の上積みができなくなった

いくら山口 剛選手がオーシャンカップの優勝戦で2着となり多額の賞金を獲得していても、ほかの選手の獲得賞金額によっては、グランプリ出場に黄色信号が灯る可能性が高いのです。

ボートレースメモリアル終了後に「一般財団法人 BOAT RACE振興会」が公式サイト内で発表した、2024年1月1日~9月1日までの『選手獲得賞金ランキング ベスト50』によると、山口 剛選手の獲得賞金額は66,368,333円第11位

このまま上位18位にとどまることができればグランプリへの道も開けますが、これからボートレースダービー(戸田)・チャレンジカップ(下関)という2つのSGビッグタイトルが残っているだけに、どのような結果になるのかは誰も予想できません。

山口 剛選手がSG競争で多額の賞金を手に入れることができるのは「第71回 ボートレースダービー(戸田)」だけになってしまいました。

「2024年のグランプリ制覇が最も近い」と噂される馬場 貴也選手と毒島 誠選手にとも肩を並べて戦ってきた山口 剛選手ですから、ぜひ年末は“ボートレースのメッカ・住之江競艇場”で自身初となる黄金のヘルメット載冠に挑んでほしいと願います。

選手獲得賞金ランキング ベスト50
(集計期間:2024年1月1日から2024年9月1日)

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順位推移・7/1付順位登番選手名支部獲得賞金額概要
1(4)4262馬場  貴也滋 賀¥114,952,833BBCトーナメント5着
オールスター2着
メモリアル優勝
2(1)4238毒島   誠群 馬¥96,982,500クラシック優勝
オールスター4着
3(2)3960菊地  孝平静 岡¥85,179,000マスターズチャンピオン優勝
オーシャンカップ6着
4(19)4418茅原  悠紀岡 山¥85,097,333BBCトーナメント2着
オーシャンカップ優勝
5(6)4337平本  真之愛 知¥82,612,466BBCトーナメント4着
クラシック2着
グランドチャンピオン4着
メモリアル2着
6(3)5121定松  勇樹佐 賀¥72,602,000オールスター優勝
7(10)3941池田  浩二愛 知¥72,411,000グランドチャンピオン3着
メモリアル6着
8(5)4362土屋  智則群 馬¥72,276,333グランドチャンピオン優勝
9(8)4444桐生  順平埼 玉¥70,060,333クラシック4着
メモリアル3着
10(11)4320峰   竜太佐 賀¥68,210,333
11(15)4205山口   剛広 島¥66,368,333オーシャンカップ2着
12(7)4445宮地  元輝佐 賀¥65,276,333オールスター6着
グランドチャンピオン2着
13(9)4719上條  暢嵩大 阪¥50,480,000グランドチャンピオン5着
14(16)4371西山  貴浩福 岡¥58,468,333
15(12)3783瓜生  正義福 岡¥55,849,999オールスター5着
16(14)3415松井   繁大 阪¥52,743,000BBCトーナメント3着
マスターズチャンピオン6着
17(21)4685島村  隆幸徳 島¥52,539,000
18(13)4851関   浩哉群 馬¥51,663,760BBCトーナメント優勝
19(17)3854吉川  元浩兵 庫¥51,561,666マスターズチャンピオン5着
20(18)4030森高  一真香 川¥50,970,266オールスター3着
21(32)4459片岡  雅裕香 川¥49,373,666メモリアル4着
22(36)4168石野  貴之大 阪¥48,893,466BBCトーナメント6着
メモリアル5着
23(圏外)4502遠藤  エミ滋 賀¥46,717,000レディースチャンピオン優勝
24(20)3716石渡  鉄兵東 京¥46,216,848
25(圏外)4787椎名   豊群 馬¥45,506,000オーシャンカップ3着
26(26)4504前田  将太福 岡¥45,075,333
27(22)3942寺田   祥山 口¥44,471,000マスターズチャンピオン3着
28(25)4524深谷  知博静 岡¥44,380,000
29(24)4044湯川  浩司大 阪¥43,552,500
30(31)4350篠崎  元志福 岡¥43,039,532
31(圏外)4586磯部   誠愛 知¥42,991,333オーシャンカップ4着
32(圏外)3978齊藤   仁東 京¥42,793,912オーシャンカップ5着
33(23)4939宮之原 輝紀東 京¥35,780,466クラシック3着
34(29)3946赤岩  善生愛 知¥41,046,519マスターズチャンピオン2着
35(34)4503上野 真之介佐 賀¥39,951,666
36(30)4760山崎   郡大 阪¥39,944,866
37(33)4494河合  佑樹静 岡¥38,715,000
38(35)3959坪井  康晴静 岡¥38,075,000
39(40)4932新開   航福 岡¥37,985,000
40(27)3779原田  幸哉長 崎¥37,595,333
41(圏外)3897白井  英治山 口¥37,335,500
42(圏外)4013中島  孝平福 井¥37,274,426
43(38)4266長田  頼宗東 京¥36,784,500
44(圏外)4344新田  雄史三 重¥36,762,000
45(49)4364池永   太福 岡¥36,271,000
46(37)4397西村  拓也大 阪¥36,225,000グランドチャンピオン6着
47(44)4497桑原   悠長 崎¥35,414,466
48(28)3590濱野谷 憲吾東 京¥35,095,333
49(圏外)4886入海   馨岡 山¥34,964,856
50(圏外)4590渡邉  優美福 岡¥34,845,866

山口 剛選手の基本情報

名前
(フリガナ)
山口 剛
(ヤマグチ ツヨシ)
登録番号4205
生年月日1982年8月23日
身長161cm
体重54㎏
血液型A型
支部広島
出身地広島県
登録期91期
級別A1級

山口 剛選手は1982年生まれ、広島支部所属のA1級レーサー。
積極的で果敢なまくりに定評があり、豪快なレースを展開することが特徴です。
現在もA1級でSGのタイトルレースには必ず出場しているほどの活躍をしており、実力は間違いなくトップクラス
2024年からは広島支部の支部長として、広島支部だけでなく、ボートレース界全体をけん引しているベテランの一人だと言えます。

山口 剛選手の過去戦績

山口 剛選手の主な戦歴は以下のとおりです。

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日付レース名レース場グレード戦績・概要
2002年11月12日一般競走宮島一般デビュー
2002年12月11日一般競走徳山一般初勝利
2004年5月20日サンケイスポーツ杯争奪 第26回 さざなみ賞びわこ一般初優出・初優勝
2005年2月11日G1 第48回 中国地区選手権競走徳山G1G1初出走
2005年2月13日G1 第48回 中国地区選手権競走徳山G1G1初勝利
2007年10月3日SG 第54回 全日本選手権(ボートレースダービー)平和島SGSG初出走・SG初勝利
2007年10月23日G1 宮島チャンピオンカップ開設53周年記念宮島G1G1初優出
2008年1月27日G1 共同通信社杯 第22回 新鋭王座決定戦競走丸亀G1G1初優勝
2008年12月23日SG 第23回 賞金王決定戦【シリーズ】住之江SGSG初優出
2010年3月22日SG 第45回 総理大臣杯(ボートレースクラシック)平和島SGSG初優勝
2011年3月5日第37回 岩田杯宮島一般通算500勝達成
2018年3月14日中日スポーツ賞 中国VS近畿VS東海 3地区決戦宮島一般通算1,000勝達成
2023年6月11日第8回 ポカリスエットカップ宮島一般通算50優勝達成
2024年5月24日第51回 ボートレースオールスター多摩川SG通算1,500勝達成

山口 剛選手は、2002年11月12日~17日に広島支部のホームプール・宮島競艇場で開催された「一般競争」初日の第1レースでデビューを飾り、翌月には17走目にして初勝利

そして、デビューから1年6か月後の2004年5月20日にびわこ競艇場で開催された「一般・サンケイスポーツ杯争奪 第26回 さざなみ賞」で早くも初優勝を果たし、2023年6月には通算50優勝、2024年5月には「SG・第51回 ボートレースオールスター」で通算1,500勝を達成しています。

G1競争で見ると、2005年2月に徳山競艇場でG1初出走とG1初勝利を達成して、2008年1月27日に丸亀競艇場で開催された「共同通信社杯 第22回 新鋭王座決定戦競走」でG1初優勝の栄冠を手にしました。

SG競争でもその勢いは衰えることを知らず、2007年10月の「第54回 全日本選手権(ボートレースダービー)」でSG初出走とSG初勝利を同時に達成
そしてデビューから7年4か月後の2010年3月22日に平和島競艇場で開催された「第45回 総理大臣杯(ボートレースクラシック)」でSG初制覇を果たしてクラシックのタイトルを獲得したのです。

また、2005年前期にB1級から飛び級でA1級に昇級すると、はじめこそA2級の時期もありましたが、2006年後期から現在までA1級を維持しており、実に選手生活24年のうちの20年間、A級を維持するという素晴らしい成績でした。

2014年後期には優出10回という好戦績を積み上げて、自己最高勝率8.35を記録。
さらに最近では、2024年前期に優勝5回・優出9回の戦績と勝率8.25という全盛期にも劣らない成績を残しており、まだまだ現役のトップレーサーと呼ぶにふさわしい活躍を続けています

出典:艇国データバンク
  • 山口剛 節目の1500勝達成!ファンと仲間に感謝!│BOATCAST NEWS 2024年5月24日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • 67周年記念赤城雷神杯優勝の栄光を掴むのは誰だ!│BOATCAST NEWS 2023年9月18日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

山口 剛選手がボートレーサーを目指したきっかけ

山口 剛選手が「ボートレーサーになろう」と決めたきっかけは、中学校3年生の頃
小学生の頃に見たボートレースに魅了されたことがきっかけとなって選手を志すことにしたそうです。

『せっかくボートレーサーを目指すのであれば、モーターの知識・整備技術を学んだ方がよいだろう』という理由で広島市立沼田高校の機械科に進学を決めたことがはじまりでした。

しかし、高校へ進学すると“やまと学校の入所試験にはスポーツ実績があると有利”という情報を知ったことで、学業よりもスポーツの実績づくりに重きを置いたとか。

その影響で体操競技部に入部して、学業よりも器械体操に勤しんだことから、高校時代には“あん馬”で国体の広島県代表にも選出された経歴を持つほどだったそうです。

ちなみに山口 剛選手が数ある器械体操の種目の中で“あん馬”を選んだのは「ほかの選手がやりたがらない」ため、競争率が低いと考えたためだったからだとか。

最終的にその選択が功を奏して、山口 剛選手は高校を卒業して半年後の3度目の受験で養成所の入所試験に合格し、晴れて念願だったボートレーサーへの道を歩み始めます。

入所後も持ち前の真面目な性格を活かして同期と支え合いながら、無事に91期生として養成所を勝率5.80(優勝0回・優出2回・準優出5回)という真ん中よりやや上の成績で卒業し、2002年11月に20歳の若さでボートレーサーとしてデビューを果たしました。

今となってはベテランの風格と多くのレースで華麗な戦歴を誇る山口 剛選手が、高校時代は“あん馬”の注目選手だったなんて想像できないですよね。

器械体操で鍛えた体幹があるからこそ、今日でも常に胸を張った良い姿勢でレースができているのでしょうし、スポーツの実績が活躍の根底にあるのは間違いないでしょう。

無知なネコ

この経歴を見ていると、倉本 莉々選手や野田 彩加選手と似たものを感じるね。

おなご

そうだね、
倉持選手は高校時代に水球全国4連覇を達成して、高校生で唯一・ポセイドンジャパンのメンバーに内定しているし、野田選手は新極真空手(形と組手)アジア大会・全国大会の中学生王者という栄光を手にしてから、一念発起してボートレーサーになったんだよ!

山口 剛選手に師匠は公表されていない

公表していないだけという可能性も否定できませんが、山口 剛選手は特定の選手には弟子入りをしなかったようです。
調査をしましたが、現時点で師匠に関する情報は一切見当たりませんでした。

ですが、山口 剛選手が若手の頃は持ちペラ制度の真っ只中で、選手は主にプロペラグループに所属して、先輩方から整備技術や操縦テクニックを学んでいたと言います。

そのため、公表こそしていないにしろ、所属したペラグループや地元・広島支部の先輩レーサーから多くのことを学んだのでしょう。

現在の山口 剛選手の華々しい戦績は、先輩方の活躍を実際に見て、偉大な先輩方からのアドバイスをもとに努力を重ねた賜物ということなのですね。

山口 剛選手の弟子は新田 有理選手

山口 剛選手が弟子として迎えいれたのは、116期の新田 有理選手です。

出典:BOAT RACE公式
名前
(フリガナ)
新田 有理
(ニッタ ユリ)
登録番号4870
生年月日1992年1月14日
身長152cm
体重43㎏
血液型B型
支部広島
出身地広島県
登録期116期
級別B2級

新田 有理選手は1992年生まれ、師匠の山口 剛選手と同じ広島県出身のB2級ボートレーサー。

夫は2024年8月6日に芦屋競艇場で開催された「読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設72周年記念」でG1初優勝を飾った、岡山支部所属のA1級レーサー・入海 馨選手(4886)です。

新田 有理選手といえば、2021年12月19日に戸田競艇場で開催された「一般・男女W優勝戦」3日目の第1レースを最後に、約2年10か月間にわたって出産・育児のため長期欠場中

産休に入る前までは、年々レースの成績も上り調子で、2022年前期には初めてA2級へ昇級を果たすなどの実力を有し、選手としても今後を期待されていたなかでの長期欠場でした。

しかも、女子選手の場合、産休・育休であれば1年~2年で実戦復帰というのが通常の流れですが、産休に入って以降は復帰戦に向けた知らせもなく、2024年に選手登録が削除されたことで一気に引退説が浮上し、その後の進退が心配されていました。

しかし、2024年5月16日に「選手として再登録したこと」が明らかになっものの、2024年10月23日時点、まだ斡旋は1件も入っておらず、復帰戦を心待ちにしているファンが大勢いる状況です。

新田 有理選手は山口 剛選手に弟子入りする前、憧れの選手として山口 剛選手の名前を挙げており、師弟関係は良好な様子。
憧れる広島支部長に弟子入りした現在、整備面・精神面でも細やかなアドバイスを受けて復帰戦に備えていることでしょう。

「116期」の同期には夫である入海 馨選手(4886)・鈴谷 一平選手(4877)・山下 流心選手(4872)・岡部 大輝選手(4883)・大山 千広選手(4885)・西岡 育未選手(4878)など、話題性があり、活躍もしている豪華なメンバーが名を連ねています。

新田 有理選手の過去戦績

新田 有理選手の主な戦歴は以下のとおりです。

スクロールできます
日付レース名レース場グレード戦績・概要
2015年5月6日スカパー!・JLC杯宮島一般デビュー
2015年5月11日スカパー!・JLC杯宮島一般初勝利
2019年2月8日デイリースポーツ杯争奪男女W優勝戦宮島一般初優出
2021年8月4日ヴィーナスシリーズ第23戦 北九州フェニックス杯浜名湖G1G1初出場
2021年8月7日ヴィーナスシリーズ第23戦 北九州フェニックス杯浜名湖G1G1初勝利

新田 有理選手は、2015年5月6日~11日に広島支部のホームプール・宮島競艇場で開催された一般戦「スカパー!・JLC杯」初日の第2レースでデビューを飾りますが、初戦はプロの洗礼を浴びて6着に終わっています。

そして、デビューから5日後の2015年5月11日に8走目にして初勝利を手にすると、2019年2月8日に地元・宮島競艇場で開催された「一般・デイリースポーツ杯争奪男女W優勝戦」で悲願の初優出を果たしたものの5着に終わり、現在まで優勝歴はありません。

G1競争で見ると、デビューから約6年3か月後に浜名湖競艇場で開催された「第35回 レディースチャンピオン」でG1初出場G1初勝利を飾っています。

2017年前期にB1級に昇級すると、2022年前期にはA2級に昇級を果たしますが、その後は産休・育休による長期欠場の影響のため、再びB2級に降級中。

2022年前期には優出2回という戦績を積み上げて、自己最高勝率5.98を記録しており、復帰後の活躍に期待が高まるところです。

出典:艇国データバンク

山口 剛選手の同期選手

山口 剛選手の同期である「91期」にはどのような選手がいるのでしょうか。

主だった選手を以下にまとめました。

登録番号名前支部級別
4208三浦  永理静岡A1
4188久田  敏之群馬A1
4189川上   剛福岡A1
4193郷原  章平福岡A1
4191赤羽  克也埼玉A1
4190長嶋  万記静岡A2
  • 三浦 永理選手(4208)/1983年2月2日生まれ/静岡/A1
  • 久田 敏之選手(4188)/1981年4月28日生まれ/群馬/A1
  • 川上 剛選手(4189)/1981年5月2日生まれ/福岡/A1
  • 郷原 章平選手(4193) /1981年8月31日生まれ/福岡/A1
  • 赤羽 克也選手(4191)/1981年7月20日生まれ/埼玉/A1
  • 長嶋 万記選手(4190)/1981年5月28日生まれ/静岡/A2

山口 剛選手のデビュー戦

山口 剛選手のデビューは2002年11月12日
2002年11月12日~17日に宮島競艇場で開催された「一般・一般競走」初日、第1レースでのできごとでした。

このレースは「出場選手が全員B級選手」が配置されるという番組編成。
インコースにはこのレースで最も高い勝率を誇る、17期のベテランレーサー・石塚 憲明選手(1897)が控えるレースでした。

山口 剛選手は4号艇・大外6コースからの出走で、初戦の新人ボートレーサーであればかなり慎重にスタートするのが一般的ですが、山口 剛選手はなんと新人には珍しく踏み込んで、コンマ13の好スタートを切ったものの、残念ながらプロの洗礼を浴びて、6着でレースを終えています。

おなご

初出場の新人ボートレーサーはスタートが出遅れて、最後方から6着になるのが一般的なんだってさ。

無知なネコ

そう考えると、初戦からスタートを踏み込んだ山口 剛選手の度胸は素晴らしいよね!

出典:艇国データバンク
出典:艇国データバンク

山口 剛選手の初勝利

山口 剛選手の初勝利は2002年12月11日
2002年12月11日~15日に徳山競艇場で開催された「一般・一般競走」の初日、第1レースでのできごとでした。

デビュー7走目にフライングを切ってしまったものの、あいかわらずしっかりと踏み込むスタートをみせて、早くも舟券に絡む活躍が増えはじめた頃。

しかし、このレースでは登録期が最も若く、勝率も1番低いうえに大外6コースからの出走という不利な状況で、新人レーサーにとってはかなり厳しい番組編成だったことがわかります。

ですが、山口 剛選手はここでもコンマ10という頭一つ抜けたトップスタートを決めると、好調とは言い難い中堅の機力のモーターながら、見事なまくり差しを決めて勝ち星を獲得しました。

山口 剛選手以外の全員が格上選手という厳しい状況で、デビューから1か月足らず17走目でつかんだ初勝利。

この勝ち星獲得スピードは、通常なら初勝利を獲るのに100走前後、もしくはそれ以上かかる選手もいるので、強豪ひしめくボートレーサーの中でも“かなり早い”といえます。

このレースの3連単546は、113番人気の59,150円(591.5倍)という超高配当でした。

出典:艇国データバンク
出典:艇国データバンク

山口 剛選手の初優勝

山口 剛選手が記念すべき初優勝を飾ったのは、2004年5月20日
2004年5月15日~20日にびわこ競艇場開催でされた「一般・サンケイスポーツ杯争奪 第26回さざなみ賞」最終日のことでした。

デビュー3期目でB1級に昇級し、2002年11月12日の宮島競艇場でのデビューから1年6か月
インコースにはA2級の北中 元樹選手(3965)、2・5・6コースにはA1級選手が配置されていたため、選手登録から2年未満かつ初優出の新人選手が優勝する可能性に期待する観客が多くなかったことは容易に想像できます。

優勝戦では3号艇・大外6コースからの出走で、ここでもコンマ14の攻めたトップスタートを切ると、1周1マークで見事に内側の艇をすべて巻き込む豪快なまくりを決めて、はじめての優出にして早々と初優勝を達成しました。

観客も新人B級選手が大外から打ち立てた初優勝の金字塔に驚いたはずで、その証拠にこのレースの3連単321は、43番人気の10,680円(106.8倍)という高配当。

淡水で浮力が小さく、水面が硬くて跳ねやすいびわこ競艇場で、格上A選手4人を相手に初勝利をあげました。

出典:艇国データバンク
出典:艇国データバンク

山口 剛選手の獲得賞金

ボートレース界で最も高い級別であるA1級、しかも2010年にはボートレースクラシックを制覇して、G1競争では12回の優勝をマークするなど、第一線で長いこと活躍し続けている山口 剛選手。

現在も最上級グレードのSG競争で活躍を続け、数々の輝かしいタイトルを獲得しているのですから、もちろん獲得賞金も高額なことが想像できると思います。

年度階級賞金ランキング獲得賞金
2024年A1
2023年A112位98,029,000 円
2022年A13位129,058,457 円
2021年A127位64,061,000 円
2020年A131位59,408,333 円
2019年A167位42,584,000 円
2018年A141位45,690,025 円
2017年A143位43,584,000 円
2016年A144位41,836,000 円
2015年A124位49,264,000 円
2014年A131位46,200,000 円
2013年A129位50,122,000 円
2012年A140位42,415,000 円
2011年A112位98,029,000 円
2010年A19位100,100,000 円
2009年A158位36,665,000 円
2008年A127位51,600,000 円
2007年A158位38,833,000 円

A1級ボートレーサーの平均年収は約3,000万円といわれているなか、獲得賞金が平均を大きく上回ることから、山口 剛選手は常に賞金ランキングの上位にいることがわかります。

とくに2022年は年間で開催される8つのSG競争のうち7つに出場し、なんと4優出。
しかも、メモリアル・ダービー・チャレンジカップで3大会連続の優勝戦2着という金字塔を打ち立てたことから、最も多い獲得金額となりました。

そして2023年は選手生活で最多となる年間7回の優勝と16回の優出を記録した影響から、近年では2番目に多い獲得賞金額です。

さらに直近3年間の平均年収について見てみたいと思います。
確認できた2007年以降は17間連続で優勝賞金ランキングのトップ70圏外になることはなく、平均年収は約9,705万円

さらに直近10年間の平均年収を計算したところ、約6,197万円となりました。
圧巻の6,000万円越えです。

ひと月に換算すると月収516万円越えですから、もはやトップレーサーって本当に規格外…想像もつかない世界です。

近年は獲得賞金額が6,000万円から1億円を超えるまでで推移しており、2016年のスランプを底としてここ5年は獲得賞金額が安定して5,000万円を超えていることからも、山口 剛選手の成績が常に良い状態にあることがわかります。

ボートレーサーの級別ごとの平均年収の目安はつぎのとおりです。
・A1級:平均年収は、約3,000万円
・A2級:平均年収は、約1,800万円
・B1級:平均年収は、約1,100万円
・B2級:平均年収は、約 500万円

山口 剛選手の愛車は高級車ぞろい

山口 剛選手の愛車について調査したところ、現在は3台の高級車を所有していることが確認できました。

アストンマーティン「DB11」

まず最初にご紹介する1台目の愛車は2018年1月11日にご自身のInstagramで納車が報告されたアストンマーティンの「DB11」です。

車体色はオニキスブラックで、新車の販売価格は…なんと2,580万円~2,870万円!!!!!
中古車でも1,800万円~2,650万円を超える超高級車です。

しかも、2019年5月5日に米軍海兵隊 岩国航空基地で開催された“岩国基地フレンドシップデー”では、アストンマーチンブースで展示された様子も投稿されていたことから、巷ではそうそう見ることができない貴重な車両であることは確か。

ちなみにこのアストンマーティンの「DB11」は、2017年1月1日から販売が開始されましたが、2023年5月で販売を終了しているようです。

出典:山口剛選手Instagram
出典:山口剛選手Instagram

フェラーリ「F12 ベルリネッタ(F12 berlinetta)」

2台目の愛車は2022年7月26日にご自身のInstagramで納車が報告されたフェラーリの「F12 ベルリネッタ(F12 berlinetta)」です。

こちらはイタリアの超高級自動車メーカー・フェラーリが製造した後輪駆動の二人乗りGTカー。
※GT=レースにも参加する高性能車種、もしくは優れた走行性能を持つロードカーの意味で使われれる。
なお、「ベルリネッタ(berlinetta)」はサブネームではなく、「F12 ベルリネッタ(F12 berlinetta)」で一つの車名とされています。

車体色はブラックで、新車の販売価格は…な・な・なんと3,730万円~5,230万円!!!!!
中古車でも2,230万円~3,755万円という、前述のアストンマーティンの「DB11」を超える超高級車です。

山口 剛選手は当時20歳でデビュー間もない新人だった頃。
新人訓練の教官として碧南訓練所に来ていた原田 幸哉選手が乗っていた真っ赤なフェラーリの実車をはじめてみた時に『俺もいつかフェラーリに乗れるような選手になりたいなぁ…』と漠然と思っていたそうです。

その後、ボートレーサーとして活躍を重ね、初めて一目惚れをしてほしいと思った車が、現在の愛車であるフェラーリの「F12 ベルリネッタ(F12 berlinetta)」。

しかし、発売当初は新車だと4,500万円ほどで当時は手が出なかったと言いますが、それから数年後の選手生活20年目の節目である2022年。

「いろいろなご縁が重なったことで遂にオーナーになれた」という思い入れのある愛車であり、山口 剛選手は『ボートレーサーという職業に改めて感謝』という言葉で締めくくっています。

ちなみにこのフェラーリの「F12 ベルリネッタ(F12 berlinetta)」は、2012年7月5日から販売が開始されましたが、2017年10月で販売を終了しているようです。

そのため、新車を購入できないことから、この車両については誰かから購入することで譲り受けた車両なのかもしれませんね。

出典:山口剛選手Instagram

トヨタ「ベルファイア」

そして、確認できる所有車の中で最も新しい3台目が、2023年10月1日にご自身のInstagramで納車が報告されたトヨタの「ベルファイア」です。

グレードは「Z premium」で、トヨタのカスタマイズブランド・モデリスタのフルエアロを履いたカスタマイズ仕様となっており、内装はオレンジとブラックのツートンカラー。
車体色はブラックで、新車の販売価格は…655万円~712万円!!!!!
中古車だとすぐには手に入らないプレミア価格となるため825万円~1,360万円という、前述のアストンマーティンの「DB11とフェラーリの「F12 ベルリネッタ(F12 berlinetta)」よりは安いものの、それでも十分な高級車です。

しかも、このオプションであるモデリスタのパーツ(BEAST RAZOR STYLE for Z Premie+フロントグリルなどの装飾品)だけでも1,311,200円~1,454,200円、そこにモデリスタの20インチ アルミホイール&タイヤセットの453,200円を追加するとカスタマイズ代金だけでも1,764,400円~1,907,400円となり、すべて合わせると一気に1,000万円近い金額となります。

ちなみにこのトヨタの「ベルファイア」は、2023年6月21日から販売が開始された最新型ですが、山口 剛選手のInstagramのハッシュタグによれば、“”#2列目に乗る車”らしいので、ご家族や関係者が運転する車なのかも知れません

おなご

トヨタの「ベルファイア」は納車に時間がかかる高級人気車だから、国内で最も盗難で狙われる車らしいよ!

無知なネコ

このな大豪邸ならセキュリティーもしっかりしてあるだろうし、盗みに入る輩はいないだろうね…
いたらそれこそ命知らずというか、捕まるの覚悟しての犯行でしょ!?

出典:山口剛選手Instagram
出典:山口剛選手Instagram

【過去の愛車】マセラティ「グラントゥーリズモ S(granturismo s)」

現在は手放しているもの、山口 剛選手は以前から複数台の車両を所有しており、2017年12月4日に後輩に販売したとされる超高級車の存在をご自身のInstagramで紹介しています。
この車もイタリアの超高級自動車メーカー・マセラティが製造する「グラントゥーリズモ S(granturismo s)」でした。

車体色はブラックで、当時の新車の販売価格は…な・な・なんと2,444万円~3,660万円!!!!!
中古車でも同等の年式と走行距離であれば555万円~906万円という、同時期に納車待ちをしていたアストンマーティンの「DB11」と並ぶ超高級車です。
ちなみにこのマセラティ「グラントゥーリズモ S(granturismo s)」は、2007年10月1日から販売が開始されましたが、2019年10月で販売を終了しているようです。

この車両については、投稿の中で『6年間連れ添った愛車が後輩の元へ嫁いで行きました(泣)』『見送って後ろ姿とエンジン音きいて寂しい気持ちに、、、』と報告していることから、2011年に納車された愛車だったのでしょう。

そのほかにも「#6年で20000km」「#新しいオーナーの元へ」「#わざわざ屋根付きの駐車場ある所に引っ越したらしい」「#そんな後輩に譲ってよかった。」とも投稿しています。

譲った後輩の名前までは公表していませんが、走行距離も少ない超高級車を後輩に譲るなんて太っ腹すぎますよね。
また別の投稿では『某後輩はええ買い物した思うよ』というコメントも残っていることから、きっと“後輩価格”で譲ったのだと思います。

出典:山口剛選手Instagram

山口 剛選手のSNS

山口 剛選手のファンならレースでのかっこいい姿や、趣味を楽しむ、人柄でも魅力的な山口 剛選手のプライベートやオフショットが気になるところですよね。

山口 剛選手のSNSを調査したところ、Instagramのアカウントが開設されていました。
X(旧Twitter)についてはアカウントがみつからないので、開設されていない、もしくは匿名かと推測されます。

ほかにも山口 剛選手ご自身はYouTubeでチャンネル開設していませんが、ご自身が登場する動画が数多く投稿されています。

なお、Instagram・X(旧Twitter)ともに「#山口剛」で検索することで、たくさんの写真を閲覧することができます。

  • Instagram tsuyoshi_yamaguchi
  • X(旧Twitter) アカウント開設していない
  • YouTube チャンネル開設していない

Instagram

アカウント名はtsuyoshi_yamaguchiです。

山口 剛選手は2015年2月からInstagramのアカウントを開設しており、投稿は164件ありました。
ちなみにフォロワーは10,000人(2024年10月23日現在)を超えて、今後ますます増えることが予想できます。

半分くらいがプライベートに関する内容で、釣りやゴルフ、そして車などの趣味を楽しむ様子を写真集と見紛うような美しい写真で見ることができます。
ほかにも「10Kg超えのクエが釣れた!」なんていう度肝を抜かれるような画像や、ご実家の焼肉・上海の様子が投稿されており、ここでしか見られない写真や動画の数々は見逃せませんよ。

ちなみに愛犬の2匹のスムースコートチワワは男の子と女の子。
いつも可愛い寝姿や遊んでいる様子が投稿されており、山口 剛選手にとって最高の癒しとなっているようです。

ほかにも、時々ですが奥様や長女・長男との家族サービスを楽しむ姿が投稿されており、

更新頻度はそこまで高くないものの、とにかく美しいプライベート写真のほかに、レーサー仲間とお酒を楽しむ姿や、奥様や長女・長男への家族サービスに勤しむ様子も投稿されており、山口 剛選手が撮影した写真の数々は必見です。

出典:山口剛選手Instagram

X(旧Twitter)

現在、山口 剛選手のX(旧Twitter)のアカウントは存在しません
アカウントは確認できませんが、山口 剛選手に関連した投稿を見ることができるので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか?
その一部を抜粋してご紹介します。

YouTube

山口 剛選手はYouTubeチャンネルを作成していませんが、ボートレース公式チャンネルなどで登場動画を見ることができます。

インタビューやトークショー、そのほかにもレース映像など多くの動画が投稿されていましたので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

ぜひこの機会に、山口 剛選手のこれまでの軌跡を振り返ってみてくださいね。

  • 山口剛選手トークショー
出典:BOAT RACEまるがめ(まるがめボート)
  • 【山口剛】選手登場!広島支部のエースの考え方が凄すぎた!!あのFについても初めて語ります!
出典:丸野一樹 ボートレース
  • 山口剛インタビュー! SG第38回グランプリ直前! 【佐藤享子のKYONch!#25】
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
  • 山口剛の焼肉道!「辻さんは○○派!?」實森美祐に焼きのこだわりを語る 【佐藤享子のKYONch!#27】
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル

まとめ

山口 剛選手といえば、2024年7月の「SG・第29回 オーシャンカップ」の優勝戦に1号艇で出場するも、茅原 悠紀選手(4418)に惜敗したのが記憶に新しいところ。

その惜敗の影響なのか、有力視されていた自身2度目・14年7か月ぶりのSG載冠を逃してからというもの、相次ぐ事故レースに加えて、山口 剛選手はこの大事な時期にフライングを切ってしまいました。

順調にいけば2024年12月の「第39回 グランプリ」への出場権獲得が確実視されていたなかでの痛恨のミス。
この振るわない状況を鑑みれば、ボートレースダービーを心配する声が多くあがっているのもうなづけます。

このフライングによって2024年11月19日~24日に下関競艇場で開催される「第27回 チャレンジカップ」への選出除外が確定した影響はとても大きく、一気にグランプリ出場に黄色…いや、赤信号が灯る事態に発展したと言っても過言ではありません。

2024年9月1日に丸亀競艇場で開催された「第70回 ボートレースメモリアル」終了時点での山口 剛選手の獲得賞金ランキングは11位。
そして度重なる事故の影響により「第71回 ボートレースダービー」前検日の時点、最新の獲得賞金ランキングは16位

このような逆境の中にあっても忘れてはならないことが1つあります。
山口 剛選手は2024年のSG競争では目を見張るような活躍を続けてきたのです。
オールスターこそ予選突破はかないませんでしたが、グランドチャンピオン・メモリアルで準優勝戦に駒を進め、オーシャンカップでは優勝戦で2着という好成績を残し続けてきました。

予選2日目に不良航法を取られてマイナス10点の減点となってしまいましたが、あきらめない走りを魅力とする山口 剛選手ですから、きっと最終日までかっこいいレースを見せてくれるに違いありません。

自身初のグランプリ制覇を目指す山口 剛選手のさらなるご活躍を願って、応援し続けたいと思います。


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