ボートレース鳴門の「PG1・マスターズチャンピオン」は4月21日に優勝戦が行われ、静岡支部で昨年8月に45歳を迎えた菊地孝平選手がイン速攻で快勝し、初参戦となったマスターズチャンピオンにて17度目のG1制覇、通算73度目の優勝を達成しました。
2024年4月16日~21日まで児島競艇場で開催された「G1・児島キングカップ開設72周年記念競走」を制して、良い流れで乗り込んできた鳴門で、またもや大金星をあげました。
今節の相棒は2連対率23.53%とお世辞にも良機とはいえないモーター。
しかし、出走前に『悪い感じはしないし、今日のところは大きなことはやらない。レースに集中していきますよ。』と話していたとおり、2走目以降は圧巻のオール2連対。
断トツ1位で予選を突破すると、準優勝戦もコンマ07のトップスタートから難なく逃げ切って、優出1号艇をゲットします。
優勝決定戦で対するは、抜群の伸び足で勝ち上がった寺田祥選手と吉川元浩選手をはじめ、SG11勝の絶対王者・松井繁選手に「イン屋」で同期の赤岩善生選手という艇界の錚々たる猛者ぞろい。
当然のように進入隊形が大きく乱れますが、ここでも艇界ナンバーワンの呼び声高いスタート力を発揮。
圧巻のトップスタートからイン先マイに成功し、ターンマークを外さない完璧なターンで完勝しました!
まさに王道スタイルのG1連続優勝。
このシリーズはシリーズリーダーで勢いもあり、誰もその勢いを止めることはできませんでしたね。
しかも初出場で初優勝を達成したのは史上6人目の快挙です。
イケオジレーサー・菊地孝平選手について、根掘り葉掘りしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
マスターズチャンピオンはどんなレース?
毎年4月に開催されているPG1・マスターズチャンピオン。その正式名称は「名人戦競走」といいます。
もともとは、「新鋭王座決定戦競走」「女子王座決定戦競走」といった世代別や性別限定のタイトル戦が開催されていたが、ベテラン選手の勝率上位者によるGI競走として、「競艇名人戦競走」が創設された。
2011年の第12回大会より「競艇名人戦競走」から「名人戦競走」に名称を変更。
2014年の第15回大会より「マスターズチャンピオン(MASTERS CHAMPIONSHIP)」という通称が導入され、「プレミアムG1」に格付けされた。
マスターズチャンピオンには出場資格に45歳以上という年齢制限が設けられており、ベテラン世代のトップ選手を対象としてハイレベルなバトルが繰り広げられます。
この大会の優勝者には、翌年のボートレースクラシックの優先出走権が与えられます。
ちなみに、第1回大会が開催されたのは2000年。
4月18日~23日までの6日間ボートレース住之江で開催され、高山秀則選手が初代名人のタイトルを手にしています。
出場条件は?
マスターズチャンピオンの出場選手は52名。
級別・性別は不問ですが、年齢制限が設けられています。
なお、第1回(2000年)から第3回(2002年)までは満50歳以上、第4回(2003年)から第18回(2017年)までは満48歳以上、そして現在は当年4月1日に満45歳以上になる選手に出場資格が与えられるG1競走です。
その出場資格は以下の通りになっています。
- 前年のマスターズチャンピオン優勝者(1名)
- 施行者希望者(2名)
- 前年のマスターズリーグ優勝者(最大10名)
- 前年(前年2/1~当年1/31まで)に140層以上出走した選手の勝率上位者
※勝率が並んだ場合は着順点上位者から順に選出
年齢制限の推移
期間 | 年齢制限 |
---|---|
第19回大会~現在(2018年~現在) | 満45歳以上 |
第4回大会~第18回大会(2003年~2017年) | 満48歳以上 |
第1回大会~第3回大会(2000年~2002年) | 満50歳以上 |
選出除外
上記の出場資格を満たしていても、以下に該当する選手は選出除外となってしまいます。
- 選考期間内の出走回数140走かそれ未満の選手
※前年度優勝者、施行者希望枠は除く - スタート事故による選出除外となるプレミアムGI、GI、GIIの罰則期間が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合
※女子戦除外期間は本大会の斡旋には影響ないが、節中番組編成でのオール女子のレースが組めなくなる - 負傷・病気等により出場を辞退した選手
- 褒賞懲戒規定による出場停止処分を受けた選手
※これは出場が決まっていても取消の対象
第25回 マスターズチャンピオンにおいて上記の条件に該当した選手は次のとおりです。
(1)スタート事故による辞退期間中のため
登番 | 氏名 | 支部 | 出身地 | 勝率 | 着順点合計 | 出場回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3941 | 池田 浩二 | 愛 知 | 愛 知 | 8.00 | 2,105 | 264 |
(2)選手、審判員及び検査員褒賞懲戒規程に基づく出場停止処分を受けたため
登番 | 氏名 | 支部 | 出身地 | 勝率 | 着順点合計 | 出場回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3995 | 重野 哲之 | 静 岡 | 静 岡 | 6.72 | 1,377 | 207 |
(3)家事都合等による辞退期間中のため
登番 | 氏名 | 支部 | 出身地 | 勝率 | 着順点合計 | 出場回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3876 | 中辻 崇人 | 福 岡 | 福 岡 | 7.50 | 1,996 | 267 | 第5戦びわこ、第8戦尼崎、第10戦徳山 |
3388 | 今垣 光太郎 | 福 井 | 石 川 | 7.25 | 1,806 | 251 | |
3623 | 深川 真二 | 佐 賀 | 佐 賀 | 6.98 | 1,835 | 266 |
予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期間等が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合は、予備選手の資格を喪失します。
優勝賞金は1,300万円
マスターズチャンピオンの優勝賞金は2024年の開催からは1,300万円に増額されています。
2023年度は1,200万円、2019年度~2022年度までは1,100万円、2011年度から2018年度の優勝賞金は1,000万円でした。
優勝賞金の増額は、ボートレースの売り上げが年々伸びている証と言えるでしょう。
- 優勝賞金の推移
年度 | 賞金額 |
---|---|
2024年 | 1,300万円 |
2023年 | 1,200万円 |
2019年~2022年 | 1,100万円 |
2011年~2018年 | 1,000万円 |
- 獲得賞金一覧
着順 | 優勝戦 | 特別選抜戦 | 準優勝戦 ドリーム戦 | 予選 一般戦 |
---|---|---|---|---|
1着 | 1,300万円 | 114万円 | 36万円 | 18.5万円 |
2着 | 490万円 | 77万円 | 27万円 | 15.3万円 |
3着 | 350万円 | 56万円 | 22万円 | 12.2万円 |
4着 | 240万円 | 44万円 | 18万円 | 9.8万円 |
5着 | 200万円 | 40万円 | 15.5万円 | 8.8万円 |
6着 | 170万円 | 37万円 | 13万円 | 7.8万円 |
2024年4月から、PG1競走の賞金が一律100万円増額された。
プレミアムG1競走で優勝賞金が最高額のクイーンズクライマックスは前年から100万円増額の1,700万円、そのほかのレースは1,200万円から1,300万円に増額されました。
マスターズチャンピオンの歴史
マスターズチャンピオンが創設されてから現在までの歴史についても簡単に紹介します。
年 | 内容 |
---|---|
2000年 | 4月18日〜23日「第1回競艇名人戦競走」開催 |
2011年 | 第12回大会から「名人戦競走」と呼ばれる |
2014年 | 第15回大会から「マスターズチャンピオン」という通称が導入され、格付けが「プレミアムG1」に変更された。 |
2020年 | 第21回大会では新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大と、改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令に伴い、無観客開催措置が取られた。 |
2022年 | プレミアムG1レースの開幕戦をボートレースバトルチャンピオントーナメントに譲る。 |
スターズチャンピオンの歴代優勝者
出典はボートレースオフィシャルウェブサイトにあるマスターズチャンピオンの各回ページより。
開催年 | 優勝戦日 | 開催場 | 選手名 | 登録番号 | 年齢 | 支部 | 決まり手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2024年 | 4月21日 | 鳴門 | 菊地 孝平※ | 3960 | 45 | 静岡 | 逃げ |
2023年 | 4月23日 | 若松 | 井口 佳典※ | 4024 | 45 | 三重 | 逃げ |
2022年 | 4月24日 | 三国 | 上平 真二 | 3737 | 48 | 広島 | 差し |
2021年 | 4月25日 | 下関 | 原田 幸哉※ | 3779 | 45 | 長崎 | まくり差し |
2020年 | 4月26日 | 津 | 村田 修次 | 3826 | 46 | 東京 | 逃げ |
2019年 | 4月21日 | 宮島 | 今垣 光太郎 | 3388 | 49 | 福井 | 逃げ |
2018年 | 4月22日 | 福岡 | 渡邉 英児 | 3502 | 48 | 静岡 | 差し |
2017年 | 4月16日 | 津 | 今村 豊 | 2992 | 55 | 山口 | 逃げ |
2016年 | 4月17日 | びわこ | 田頭 実 | 3257 | 49 | 福岡 | まくり |
2015年 | 4月19日 | 児島 | 今村 豊 | 2992 | 53 | 山口 | 逃げ |
2014年 | 4月20日 | 唐津 | 金子 良昭 | 3156 | 49 | 静岡 | 逃げ |
2013年 | 4月21日 | びわこ | 江口 晃生※ | 3159 | 48 | 群馬 | 逃げ |
2012年 | 4月29日 | 下関 | 井川 正人 | 2958 | 54 | 長崎 | まくり |
2011年 | 4月24日 | 常滑 | 今村 豊 | 2992 | 49 | 山口 | 逃げ |
2010年 | 4月18日 | 徳山 | 西島 義則※ | 3024 | 48 | 広島 | 差し |
2009年 | 4月19日 | 鳴門 | 山崎 毅 | 2903 | 49 | 熊本 | 逃げ |
2008年 | 4月20日 | 宮島 | 田中 伸二 | 2844 | 50 | 広島 | 逃げ |
2007年 | 4月22日 | 大村 | 大嶋 一也 | 3010 | 49 | 愛知 | 逃げ |
2006年 | 4月23日 | 尼崎 | 万谷 章 | 1710 | 62 | 岡山 | まくり |
2005年 | 4月24日 | 戸田 | 水野 要 | 2785 | 50 | 兵庫 | 抜き |
2004年 | 4月25日 | 住之江 | 大森 健次 | 1910 | 56 | 岡山 | まくり |
2003年 | 4月20日 | 尼崎 | 新井 敏司 | 2528 | 55 | 栃木 | 抜き |
2002年 | 4月14日 | 住之江 | 高山 秀則 | 2672 | 53 | 宮崎 | 差し |
2001年 | 4月15日 | 住之江 | 野中 和夫 | 2291 | 57 | 大阪 | 逃げ |
2000年 | 4月23日 | 住之江 | 高山 秀則※ | 2672 | 51 | 宮崎 | 差し |
- ※支部欄については、2013年までは住所表記・2014年以降は所属支部表記となっています。
- ※のついている選手は初出場にして初優勝を飾った選手です。
今村豊選手は2017年・2015年・2011年に3度の優勝、高山秀則選手も2000年と2002年に2度の優勝を飾っています。
また歴代最高齢優勝者は2006年の覇者・万谷章選手で当時62歳でした。
初出場で初優勝を飾った選手は、以下のとおりです。
- 第1回大会(2000年):高山 秀則選手
- 第11回大会(2010年):西島 義則選手
- 第14回大会(2013年):江口 晃生選手
- 第22回大会(2021年):原田 幸哉選手
- 第24回大会(2023年):井口 佳典選手
- 第25回大会(2024年):菊地 孝平選手
年齢制限の引き下げにより、ベテラン層でも年齢の比較的若い、45歳での優勝が目立つようになりました。
また優勝者の多くが逃げでの勝利を飾っていることから、開催場に限らず有利な枠番の1号艇の信頼度が高いと言っていいでしょう!
2024年のマスターズチャンピオンの結果は?
2024年4月16日~21日まで鳴門競艇場で開催された「PG1・第25回マスターズチャンピオン」。
シリーズ最終日の4月21日に優勝戦が行われ、静岡支部で昨年8月に45歳を迎えた菊地孝平選手がイン速攻で快勝し、初参戦となったマスターズチャンピオンにて17度目のG1制覇、通算73度目の優勝を達成しました。
レース展望
- マスターズチャンピオン特設サイトに掲載されていた、レースの展望をご紹介します。
春爛漫の鳴門を経験豊富な匠たちが技の競演!
当地でのマスターズチャンピオンの開催は第10回大会以来2回目。前回に比べて年齢制限の引き下げなどもあり、SG覇者は総勢27人と、SGにも見劣らない豪華メンバーが集まった。
田村隆信(徳島)は地元開催とあって気合十分。今年は2月丸亀四国地区選を制して3度目の四国チャンプとなり調子は上々。史上初のPG1完全制覇の偉業は地元で決めるか。
ボートレース鳴門 Official Site – レース展望 (n14.jp)
選考勝率トップの白井英治(山口)は当地昨年12月の70周年は優出絶好枠も2着惜敗、完全Vを狙った2月戦は優勝戦で無念のFと悔しさだけが残り、今度こそリベンジを決めたい。井口佳典(三重)は大舞台でも好勝負を演じており、大会連覇へ気迫のスタートを放つか。
松井繁(大阪)や田中信一郎(大阪)の大阪勢は当地周年V歴を持つ実力者で、水面相性は良好だ。菊地孝平(静岡)は当地63周年をすべて0台スタートで優勝した伝説を持っており、初出場でいきなりタイトル奪取もおかしくない。
今年の関東チャンプとなった濱野谷憲吾(東京)は、的確なハンドルで上位争いを外さない。吉川元浩(兵庫)は今年2Vで勝負強さを発揮。3月戸田SGクラシックは優勝戦で荒れ水面に屈した形で無念の転覆も気落ちせず、今回は好走に期待したいところ。中澤和志(埼玉)や、F禍を乗り越えた守田俊介(滋賀)は近況各地でVを量産中。近況勝率は8点台付近の勢いだ。
地元戦で抜群の調整を見せる林美憲(徳島)や、女子は中谷朋子(兵庫)や岩崎芳美(徳島)と海野ゆかり(広島)といったところが軽量を生かした走りで華を添えていくだろう。
- ボートレース公式サイトに掲載されていた、最終日の推奨レース展望(12R)の内容をご紹介します。
準優勝戦はインが立て続けに敗れる嫌な流れのなか、シリーズリーダーの菊地は堂々と逃げて優勝戦のポールポジションを奪った。均整が取れてモーターの仕上がりに納得。最後も的確なスタートを決めてマスターズ初Vへ。寺田はダッシュ戦でこそ真価を発揮する伸び型だけに、進入で駆け引きがあるかも。バランス型の吉川に展開を突いて抜け出せるパワーがあるが、松井と赤岩の外枠両者がコース取りから見せ場を作る。
レース一覧|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
やはり、マスターズチャンピオン開催前から注目視されていた菊地孝平選手、寺田祥選手、吉川元浩選手が順当に優勝戦に駒を進めました。
そのためレースの展望においても、予選をトップ通過して1号艇を勝ち取った菊地孝平選手の優勝を有力視する声が多数。
そのような状況において、レースの展望では「菊地孝平選手の的確なスタートからの逃げ・伸び足の良い寺田祥選手の進入での駆け引き・バランス型の吉川望浩選手の展開を突いて抜け出せるパワー」に期待する内容となっています。
出走表
次に出走表を見てみましょう。
シリーズ4勝を挙げて好調を維持している、シリーズリーダーの菊地孝平選手のイン戦。
さすがにトップレベルの実力者が出場する大会の優勝戦だけあって、少数精鋭の猛者ぞろいです。
しかもインコースに控える3選手は連勝狙い。
当地勝率では、寺田祥選手と吉川元浩選手が8.50で最も高く、次いで松井繁選手。
スタートタイミングでは0.11の菊地選手が圧倒的に早く、吉川選手・谷村一哉選手・赤岩善生選手が同じ0.14で続きます。
さらにモーターでは、赤岩選手が引き当てた16号機が好調で、対抗機としては寺田選手の12機といったところでしょう。
やはり選手同士の実力差は大きくないように感じますね。
そのため、ここまで述べてきたとおり、過去のマスターズチャンピオンの優勝戦の結果を判断基準として考えていきましょう。
ここでは「ほぼイン逃げ」で1号艇の選手が優勝する確率が高いことが予想するうえでの重要なポイントとなります。
総合的に判断して、スタートタイミングが最速かつ、1枠のアドバンテージがとても大きいため、菊地孝平選手への期待が大きくなるところです。
オッズ(単勝・3連単)
単勝オッズ
枠番 | 級別 | 選手名 | 単勝オッズ |
---|---|---|---|
1 | A1 | 菊地 孝平 | 1.3倍 |
2 | A1 | 寺田 祥 | 4.7倍 |
3 | A1 | 吉川 元浩 | 6.4倍 |
4 | A1 | 谷村 一哉 | 23.6倍 |
5 | A1 | 松井 繁 | 8.5倍 |
6 | A1 | 赤岩 善生 | 12.5倍 |
マスターズチャンピオン優勝戦の過去の結果・予選をトップ通過した好調さ・今節の成績を考慮して、菊地孝平選手への期待が大きく反映したオッズとなっています。
そんな中で人気が続いたのは2号艇の寺田祥選手。
好調なエンジンと当地勝率8.50という数値への信頼が厚いようです。
そのため、1着は1号艇・菊地孝平選手か2号艇・寺田祥選手の線が濃厚といったところでしょうか。
大番狂わせがあるとすれば、成績でも優秀、かつここまで1着を3本あげている吉川元浩選手でしょう。
続いて3連単オッズを見てみましょう。
3連単オッズ
買い目(人気順) | オッズ(倍) |
---|---|
1–2–3(1番人気) | 13.6 |
1–2–5(2番人気) | 15.1 |
1–5–2(3番人気) | 16.7 |
1–3–2(4番人気) | 17.6 |
1–3–5(5番人気) | 17.9 |
1–5–3(6番人気) | 19.7 |
単勝オッズの結果同様、菊地孝平選手を優勢とした予想。
その影響から、1号艇・菊地選手を軸とした買い目が人気上位を独占しています。
ヒモとして人気なのは、単勝オッズ2番人気の寺田祥選手を2着とした予想で、上位2位を独占しています。
ほかに注目したいのは、3号艇・吉川元浩選手と5号艇・松井繁選手が舟券に絡むであろうと予想する買い目です。
寺田選手・吉川選手・松井選手をヒモとする買い目はそれぞれ2点あり、期待のほどがうかがえます。
さらに2号艇・寺田選手が3連単に入るとする買い目は上位6点中4点を占めており、人気のほどがよくわかる買い目だと言えます。
人気ナンバーワンの1–2–3(13.6倍)は、当地勝率8.50を誇る寺田選手と吉川選手を推す声のあらわれでしょう。
直前情報
直前情報にも注目です。
展示タイムでは赤岩善生選手・寺田祥選手・吉川元浩選手の順に伸び足が良いことがわかります。
またチルトについては、インコースの菊地孝平選手・谷村一哉選手・赤岩善生選手は-0.5度でターンの周り足重視型、ほかの3選手は±0度でバランス型での調整。
また勝負を左右する重要な要素である“水面気象情報”にも注目しましょう。
前レース(11R)時点ではありますが、風速1メートルのやや向かい風で波高が1センチと比較的穏やかな水面であること、そして雨が降っていて悪天候なことがわかります。
このことから、スタート巧者の菊地選手、ベテラン勢である吉川元浩選手には有利な状況であると推測できるのではないでしょうか。
ピットレポート
枠 | 級別 | 氏名 (登録番号) | 支部 | ピットレポート |
---|---|---|---|---|
1 | A1 | 菊地 孝平 (3960) | 静岡 | 威張れる感じではないですけど、全部の足がしっかりしていると思います。朝ちょっと気になるところを調整して乗ったけど、だいたいは良さそうでした。また乗って確認して行きます。昨日凄くいいスタートを切れたのでスタートは大丈夫だと思っています。進入もある程度深いところは大丈夫です。(コメント自信度・・★★☆) |
2 | A1 | 寺田 祥 (3942) | 山口 | 伸びというかスリットの足は、かなりいいですね。他の足はそんなに悪くないけど普通くらいです。朝にペラの微調整は済ませました。ダッシュのスタートは掴めていないけど、僕のレーススタイルとしてはダッシュから行きたい。外から腹をくくった男気のある前付けがあるならダッシュからいきます。(コメント自信度・・★★★) |
3 | A1 | 吉川 元浩 (3854 ) | 兵庫 | 進入はどうなるか分からないけど、日に日に調整は合わせられている。準優の足はバランスが取れていたし、乗りにくさが解消されてきた。昨日の感じで行ければいいかなと思っている。(コメント自信度・・★★☆) |
4 | A1 | 谷村 一哉 (3961) | 山口 | 足は変わらずですよ。伸びは普通だけど、出足はいい。行き足、ターン回りもまずまずだと思います。朝に乗った時は乗り心地の感触は良かったので、また時間をおいて乗って調整して行きます。スタートはずっと0台だけど、たまたまですよ。コースは枠近辺から行きたいけど、気楽にマイペースで行きます。(コメント自信度・・★★☆) |
5 | A1 | 松井 繁 (3415 ) | 大阪 | 足はバランスが取れて乗り心地も悪くないです。調整はあまりしないつもりだけどチルトの選択を0にするかマイナスで行くのか考える。スタートは一艇身くらいは行けている。僕が行かなくても赤岩が動くだろうし、深くなっても動きたい。(コメント自信度・・★★☆) |
6 | A1 | 赤岩 善生 (3946 ) | 愛知 | 初日にエンジンはしっかりとやれたし、もうプロペラ調整だけ。特別にすごいところはないけど、乗り心地もよくて全体的に自分好みになっている。ドリーム以外はスタート勘も合っている。(コメント自信度・・★★☆) |
やはりスタートと乗り心地に重きを置いた様子がうかがえます。
さすがトップレーサーの面々だけあって、整備も直前まで予断がないようです。
あとは優勝戦の風向きや運にも大きく左右される局面ですが、出走選手のコメントを見るに「メンタルも勝敗に大きく影響するのだろうな」と感じました。
ではコンピューター予想ではどのような予想がされているのでしょうか?
いろいろなデータから導き出された予想を見てみましょう。
コンピューター予想
ここまで考察してきたとおり、コンピューターも菊地孝平選手が1着の確率が高いと予想しています。
そして続くのが、寺田祥選手と吉川元浩選手。
ちなみに1–2–3(13.6倍)は3連単オッズの1番人気です。
では、どのような結果になったのでしょうか?
「第25回 マスターズチャンピオン」の結果を見ていきましょう。
レース結果
- 超速報 2024 プレミアムG1 マスターズチャンピオン 優勝戦│BOATCAST NEWS 2024年4月21日│
9番人気の1–6–2で決着。
オッズは22.8倍で2,280円という結果になりました。
5号艇・松井繁選手と6号艇・赤岩善生選手が前付けに動き、進入隊形は1–5–6–2–3–4。
スロー2:中盤1:ダッシュ3でのスタート。
内から見事な猛スタートを決めた1号艇・菊地孝平選手が、1周1マークを先取ると、続に付け入る隙を与えない旋回で一気に押し切り。
続くのは外を回った6号艇・赤岩善生選手、最内では3号艇・吉川元浩選手と5号艇・松井繁選手がもつれて、その隙に後方から4号艇・谷村一哉選手が前へ出て1–6–4。
バックでは1号艇。菊地選手が早々に抜け出して独走状態に。
2周2マークを2番手で旋回したのは、6号艇・赤岩選手。
その後ろを3号艇・吉川選手と4号艇・谷村選手が追っていきますが、距離が開いて1–6–3。
そしてここから3号艇・吉川選手、4号艇・谷村選手、2号艇・寺田祥選手による熾烈な3着争いに発展します。
2周1マークを3番手で小さくターンしたのは2号艇・寺田選手でしたが、減速して速度が上がらず。
直後に懐に滑り込んだ3号艇・吉川選手が前へ出て、外から握った4号艇・谷村選手が続いたことで、順位は変わらず1–6–3。
バックでは3号艇・吉川選手が伸びて少し前へ出るも、突入した2周2マーク。
3号艇・吉川選手が先回ると、外を4号艇・谷村選手が握って、2号艇・寺田選手が懐を突きますが3艇横並び。
まだまだ続く3番手の攻防、3番手で小さく回ったのは2号艇・寺田選手。
その後ろで内を差したの3号艇・吉川選手と4号艇・谷村選手がバックで伸びて、再度3艇横並びとなります。
そして最終2マークで、熾烈な3着争いの勝敗が決します。
最初に全速ターンを決行したのは4号艇・谷村選手でしたが、わずかに膨らみます。
その隙に後方から2号艇・寺田選手が的確に差して、抜き去ると1–6–2。
そのままホームで伸び足勝負を繰り広げますが、やはり差しの勢いそのままに1–6–2で決着しました。
この勝利で菊地孝平選手はマスターズのルーキーイヤーに名人の称号を手に入れました。
優勝した菊地孝平選手の“逃げ”に期待して推す声はあったものの、単勝オッズで人気のなかった6号艇・赤岩善生選手が2着、2番人気の寺田祥選手が3着という結末。
ベテランレーサーによる熱い戦いは、若武者・菊地孝平選手が“圧倒的なスタート力”を武器に、イン戦速攻で押し切った、菊地孝平選手らしい一撃で幕を下ろしました。
勝利者インタビュー
菊地孝平選手、マスターズチャンピオン初優勝おめでとうございます!
たくさんの声援に後押しされて掴んだマスターズチャンピオン初タイトル。
ピットに戻って来るや『ありがとうございます。嬉しいのもあるけどホッとしました。』という言葉で正直な気持ちを吐露した菊地孝平選手。
マスターズチャンピオンで25代目名人のタイトルを獲得して『たくさんの応援ありがとうございました。まだまだ未熟者ですけれども、精進して頑張っていきますので楽しんでください。よろしく願いします!』と語りました。
ファンを大切にするコメント、さらに上を目指す謙虚な姿勢を見て、応援する観客がより一層増える気配がヒシヒシとしますね。
- ボートレース公式サイトに掲載されていた、勝利者インタビューの内容をご紹介します。
前付けがあったがどうだった?)なんかもう、緩い進入の方が逆にやりづらいなと思ったんで。あの辺の方がスタートしやすいって思って行きました(コンマ02)。(1マークは自分のターンが出来た?)そうですね。いい感じで回れたんで、大丈夫じゃないかなって思ったんですけど。ターンよりもスタート正常ランプに気になってました。外の皆さんのプレッシャーで行かされましたね。見切ったっていうよりは、行かされたっていう感じですね。景色は自分の想定のギリギリだったんで、ちょっとだけ放ったんですけど。ほんとは、余裕があれば行ってない領域ですね。(何を考えて走っていた?)とにかくね、凡ミスしちゃいけないんで、丁寧に丁寧に3周して、信号灯確認しながら走ってました。朝乗った時は微調整してこれで行けるって思ったんですけど。6レース後におろしてからどんどん回らなくなっていって、ちょっと出力が全然足りてなかったんで。最後の最後まで調整は続けたんですけど、それでかなりいい状態では臨めたと思います。(天候が変わると)調整がやりすぎて失敗することもあるんで、どこまで調整しようかっていうところが難しかったですね。(マスターズ優勝の喜びは他のG1とは違う?)そうですね。プレミアムG1ですし、デビューした時にずっと憧れてきたり、目指してきた強い歯が立たない先輩達だったので、そこに入って勝てたっていうのは自分の成長も感じれて嬉しいですね。(今年はもちろんグランプリを目指す?)そうですね。かなり流れは来てると思うので、自分でこの流れに乗って年末までこのまま突っ走りたいと思います。
結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
レース考察
「第25回マスターズチャンピオン」優勝決定戦における勝利のカギとなったのは菊地孝平選手の“圧倒的なスタート力と旋回力”ではないでしょうか。
あのように素晴らしいスタートを決められたうえに、後続艇に攻める隙を与えない完璧なターンを見せられては、いくらトップボートレーサーと言えども、誰も菊地孝平選手の優勝を阻止する存在はいないでしょう。
さすがは『艇界きってのスタート巧者』。
気持ちが良いほどに見事なレース展開で、観客席からの多くの拍手があがる印象的なレースでした。
松井と赤岩が展示通りに動いて156/234の隊形になります。コンマ02の鋭発ショットから菊地が真っ先に1マークを制圧。後続に付け入る隙を与えない旋回で一気に押し切った菊地が直線でトップに立ちます。早々に安全圏を構築した菊地は周回を重ねるごとに艇間を拡大。そのまま1着でゴールラインを通過しています。人気に応える走りで完勝した菊地がマスターズチャンピオン初出場初優勝を達成!
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2024年賞金ランキングの行方
第25回 マスターズチャンピオン優勝で、菊地孝平選手は優勝賞金の1,300万円を獲得。
現在の獲得賞金額は4,984万円となり、トップを走る毒島誠選手(5,325万7,000円)と約350万円差の2位に浮上しました。
これにより、9年連続13度目のグランプリ(2024年12月17日~22日に住之江競艇場で開催予定)出場へ前進。
しかし当の菊地孝平選手は『まだ年末のことを考えても仕方ない。浮かれることなく、目の前の一走一走に全力を尽くしていきたい。』と謙虚な姿勢を崩しませんでした。
SNSの反応
15年ぶりに鳴門競艇場で開催された、第25回マスターズチャンピオン。
菊地孝平選手が初出場にして初優勝という結果で幕を閉じましたが、SNSではどのような投稿があったのでしょう。
その一部をご紹介します。
SNS上には「初勝利おめでとう」「水神祭おめでとう」といった温かいメッセージが多数投稿されていました。
そのほかに目立ったのが、圧巻のコンマ02スタートを絶賛する声。
画像を見ると圧倒的な差ですよね!
元AKB48・福留光帆さんとは?
X(旧Twitter)の投稿で特に目を引いたのが、東スポの投稿です。
スポーツ新聞の見出しでマスターズチャンピオンの開幕を伝える内容ですが、特に気になったのが…菊地孝平選手を「私の推しです」と伝えている可愛い女性。
気になったので調べてみたところ、元AKB48で現在はタレントとして活躍する福留光帆さんでした。
自己PRのために“ボートレースが好き”と公表する方は一定数いますが、この福留光帆さんはひと味もふた味も違います!
なんと『ガチのボートレースファン』にして、その知識も豊富。
さらにYouTubeチャンネル(福留光帆 – YouTube)を開設しており、チャンネル登録者数はなんと14.5万人超え!!
数多くのボートレースに関する動画を見ることができるので、ぜひチェックしてみてください。
ボートレースを好きになったきっかけは、祖父と父が大の競艇好きだったことに起因します。
幼い頃からよくレース場に足を運んでいたようで、高校3年生になると“自分からお願いして”競艇場に出掛けるようになりました。
20歳未満のため、自分では舟券を購入することはできませんが、レースを観戦した感想を『スポーツを見ているようで楽しかった』と語っており、AKB48というアイドルの道がなければ、超人気女子レーサーへの道を歩んでいてもおかしくなかった存在でしょう。
20歳を迎えると早速テレボートへ入会を果たし、保護者同伴でなくとも競艇場に入れるようになった現在の目標は『20歳のうちに24場制覇』という生粋の競艇大好き女子なのです。
ちなみに2024年7月現在で制覇した競艇場数は18場。
20歳のうちに残り6場を完全制覇できるのか⁉その動向に注目が集まります。
ちなみに好きな競艇場は尼崎と住之江で、特に臨場感のある住之江競艇場が一番好きとのこと。
好きな選手は声・顔・レーススタイルに惹かれたということで、毒島誠選手をあげています。
競艇場ごとの特徴やエンジン・進入まで調べつくして、How-to動画を配信する本気度で、今後の競艇界のPR部門で期待を集める存在です。
福留光帆さんのプロフィールなどの基本情報については、今後記事にしていきますのでお待ちください。
- 私のボートレース愛について語ります。
- 福留光帆がボートレース初心者の方に基本を教えちゃいます。
東スポWEBでコラム【福留光帆 舟は帆まかせ帆は風まかせ】を執筆
福留光帆さんは現在、東スポWEBでコラム【福留光帆 舟は帆まかせ帆は風まかせ】を執筆中です。
投稿は今回で3回目。
第25回 マスターズチャンピオンに関するコラムを見つけたのでご紹介します。
【鳴門ボート・PGⅠマスターズC】ボートレース界注目の福留光帆 今大会は〝イケオジ〟菊地孝平推し
2024/04/16
ボートレース鳴門のプレミアムGⅠ「第25回マスターズチャンピオン」が16日に開幕。45歳以上の〝匠〟が熟練の技と経験を駆使して、白熱バトルを繰り広げる。この大激戦の見どころを元AKB48の福留光帆が紹介。その軽妙なトークと明るいキャラ、そして祖父、父から継承したボートレース愛が話題となり、艇界でも注目の存在となっている福留が、今大会の推しとして指名したのは〝イケオジ〟菊地孝平だ。
【福留光帆 舟は帆まかせ帆は風まかせ】ビッグレースのコラムを書くのは3回目。最近は大好きなボートレースのお仕事も増えて、すごく幸せです!
前回の戸田SGクラシックの見どころを紹介するコラムでは、ボートレーサーで一番大好きな毒島誠選手のことを書きましたが、その毒島選手が優勝しました! 優勝戦の3月20日はお仕事もあったのですが、毒島さんが優勝戦に乗るということで、何とか時間をつくって、戸田の本場に駆け付けて応援してきました。目の前で毒島選手のSG優勝を見ることができて、メチャメチャ感激です。この日の毒島選手の画像はスマホの待ち受けにしています。もともと毒島選手の単勝舟券をお守りとしてスマホケースに入れていたんですけど、もちろんクラシック優勝戦の単勝舟券も、お守りとしてスマホケースに入れています。
今回はプレミアムGⅠ「第25回マスターズチャンピオン」です! 45歳以上のベテランレーサーの対決。やっぱり舟の運びとかハンドルさばきが〝巧い〟というイメージ。それにいろいろな戦いをくぐり抜けているのでレース運び、かけ引きもすごい。コース取りからバチバチの戦いで予想も難しいですけど、見応えある大会です。
それに舞台がボートレース鳴門という、一筋縄ではいかない水面というのもカギですよね。うねりというか、波があって難しい水面というイメージですし、他の場に比べたらインが強くない。2022年11月に鳴門で開催されたSGチャレンジカップの優勝戦を現地で見てたんですけど、6号艇の深谷知博選手が道中逆転で優勝。準優勝戦も深谷選手は6号艇で2着に入って優出。同時開催のGⅡレディースチャンピオンカップも、中村桃佳選手が大外6コースからまくり差しで優勝。外枠でも十分、チャンスがある水面だと思っています。
そこで私の今大会のイチ押しはドリーム戦6号艇の菊地孝平選手です。〝イケオジ〟な菊地選手のことは、もともと好きなんですよ。それに2年前、私のホームプール尼崎で行われたSGオーシャンカップでも、最終日に5コースからまくり差しで1着。そのレースを生で見ていたこともあって、印象がすごく心の中に残っているんですよね。菊地選手と言えばスタートです。今回もスタートを決めて一気に突き抜けるということもあるのでは、と期待しています。
やっぱり私の地元の兵庫支部の選手も気になりますよね。ドリーム4号艇の吉川元浩選手はクラシック優勝戦では妨害失格となってしまいましたが、予選トップ通過、優勝戦1号艇と活躍しました。そして、古結宏選手は私と誕生日が同じ10月22日なんですよ。
コースをどんどん取りに行く毒島選手の師匠の江口晃生選手、Fを持っていてもスタートで妥協しない田頭実選手という個性たっぷりの選手の走りも楽しみです。瓜生正義選手も選手会の代表になってから優勝できていなかったですけど、3月のびわこ一般戦、住之江67周年記念で優勝したので実力を発揮してきそうです。
【鳴門ボート・PGⅠマスターズC】ボートレース界注目の福留光帆 今大会は〝イケオジ〟菊地孝平推し | 東スポWEB (tokyo-sports.co.jp)
話題となった動画
福留光帆さんは『大喜利の天才』と評されており、YouTube動画で何度もバズっています。
その一部をご紹介しますので、ぜひご覧ください。
- 【逸材発見】アルピー平子 5Gじゃないと普段の実力をまったく発揮できないドッキリのはずが、予想外に福留光帆の大喜利が爆発!
- 【緊急企画】タレント福留光帆が大喜利の逸材なのかドッキリ検証したら、爆笑回答連発・フリートークもゲキ強で、仕掛け人トンツカタン森本が震え上がる!
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菊地孝平選手の基本情報
名前 (フリガナ) | 菊地 孝平 (キクチ コウヘイ) |
登録番号 | 3960 |
生年月日 | 1978年8月16日 |
身長 | 165cm |
体重 | 54㎏ |
血液型 | AB型 |
支部 | 静岡 |
出身地 | 岩手県 |
登録期 | 82期 |
級別 | A1級 |
菊地孝平選手は1978年生まれ、静岡支部所属のA1級レーサーです。
数多くのボートレーサーの中でも屈指の『スタート巧者』であり、史上3人目のゴールデンレーサーとして、どのコースからでも1マークを先取りできる唯一無二の速攻派選手。
1998年5月にデビューすると、翌日に初勝利を挙げ、デビューからちょうど3年後の同日、2001年に琵琶湖にて初優勝。
さらにその3年後の2004年4月には常滑の周年記念でG1初優勝、そしてその翌年の2005年9月には、若松モーターボート記念でSG初優勝を果たし、年末の賞金王決定戦に初出場するという輝かしい経歴の持ち主です。
2017年2月には通算50優勝、そして2019年4月には通算1,500勝を飾っています。
また、静岡支部で同期の坪井康晴選手(3959)・横澤剛治選手(3956)とともに『静岡(遠州)三羽ガラス』と呼ばれています。
同期(82期)の注目選手
菊地孝平選手の同期である「82期」は、SGやG1レースで活躍している強者ぞろいですが、実際にどのような選手がいるのでしょうか。
主だった選手を以下にまとめました。
登録番号 | 名前 | 支部 | 級別 |
3946 | 赤岩 善生 | 愛知 | A1 |
3959 | 坪井 康晴 | 静岡 | A1 |
3952 | 中澤 和志 | 埼玉 | A1 |
3956 | 横澤 剛治 | 静岡 | A1 |
3966 | 作間 章 | 東京 | A1 |
3961 | 谷村 一哉 | 山口 | A1 |
- 赤岩 善生選手(3946)/1976年2月8日生まれ/愛知/A1
- 坪井 康晴選手(3959)/1977年10月7日生まれ/静岡/A1
- 中澤 和志選手(3952)/1976年7月24日生まれ/埼玉/A1
- 横澤 剛治選手(3956)/1977年7月4日生まれ/静岡/A1
- 作間 章選手(3966)/1979年7月18日生まれ/東京/A1
- 谷村 一哉選手(3961)/1978年12月15日生まれ/山口/A1
「82期」といえば、2018年4月に史上21人目となる全24場制覇に加え、2019年1月に10回目の完全優勝を達成して歴代1位の記録を持ち、2021年3月には通算2,000勝、同年4月には通算100優勝を達成している、“イン屋”として名を馳せる「赤岩善生選手」をはじめとして、2003年に110勝を達成したことで“最多勝利選手”として表彰され、2006年6月にSG初優勝、2015年5月に通算50優勝、2018年3月に通算1,500勝を達成している「坪井康晴選手」。
そして2006年のSG・ボートレースクラシックの覇者であり、2015年12月に通算50優勝、2018年7月に通算1,500勝を達成している「中澤和志選手」と、キャンプ好きが興じて自前のキャンプ場(通称・ゴリランド)を作ったことから、親しい仲間からは“ボスゴリラ”の愛称で親しまれている「横澤剛治選手」。
さらに当時23歳だった石渡鉄兵選手に弟子入りし、ターン技術に定評のある「作間章選手」、SG優勝こそできていないものの、2020年9月に通算1,500勝を達成した「谷村一哉選手」がいます。
菊地孝平選手の獲得賞金
数多くの輝かしい戦績を有する菊地孝平選手。
そのため、獲得賞金額も多いことが想像に容易いでしょう。
では具体的にどれくらいの賞金を獲得しているのか気になるところではないでしょうか。
過去10年間の獲得賞金額を以下にまとめました。
年度 | 獲得賞金額 | 賞金ランキング順位 |
---|---|---|
2023年 | 78,827,000円 | 18位 |
2022年 | 96,310,000円 | 9位 |
2021年 | 79,686,000円 | 14位 |
2020年 | 105,976,000円 | 8位 |
2019年 | 84,795,000円 | 12位 |
2018年 | 85,276,000円 | 9位 |
2017年 | 100,548,000円 | 8位 |
2016年 | 134,660,500円 | 3位 |
2015年 | 47,440,000円 | 27位 |
2014年 | 169,540,000円 | 1位 |
優勝賞金1,300万円を獲得して、大会終了時の賞金ランキング2位に躍り出る
菊地孝平選手は今回のマスターズチャンピオンで優勝賞金1,300万円を獲得。
大会終了時点の獲得賞金額は4,984万円となり、トップを走る2024年のボートレースクラシック覇者・毒島誠選手(5,325万7,000円)と約350万円差の賞金ランキング2位に浮上しました。
また、今大会の優勝者には翌年の「SGボートレースクラシック」の出場権が与えられますが、すでに児島競艇場で開催されたG1・キリングカップを優勝したことで既に獲得済みです。
菊地孝平選手のSNS
菊地孝平選手のSNSを調査したところ、InstagramとX(旧Twitter)のアカウントを開設しています。
なお、Instagram・X(旧Twitter)ともに「#菊地孝平」で検索することで、たくさんの写真を閲覧することができます。
アカウント名はk2.3960です。
菊地孝平選手は2016年8月からInstagramのアカウントを開設しており、投稿は95件ありました。
ちなみにフォロワーは13,000人(2024. 4.27現在)を超えて、今後ますます多くなることが予測されます。
本当に多くのファンに愛されていることがよくわかりますね。
今はX(旧Twitter)よりもInstagramの方が更新頻度が高いことから、こちらがメインのようです。
しかしボートレースに関する投稿はほぼないため、完全な趣味プライベートアカウントのようです。
更新頻度はそこまで高くないものの、完全に趣味やプライベート楽しむ内容や、家族とすごす姿が垣間見える写真、ファンへのメッセージが投稿されており、自然体で飾らず、マラソンやキャンプを楽しむ菊地孝平選手の投稿の数々は必見です。
・X(旧Twitter)
・YouTube
富樫麗加選手はYouTubeチャンネルを作成していません。
しかし、ボートレース公式チャンネルなどでインタビューや実際のレース映像を見ることができます。
- 菊地孝平 今年初優勝は最高のタでの逆転劇!│BOATCAST NEWS 2024年1月3日│
- 6コースから一撃大まくり! 菊地孝平 自力で予選トップ通過を決める!!│BOATCAST NEWS 2022年10月28日│
- BOATCAST NEWS│鮮やかなスタート!鮮やかなまくり!菊地孝平 からつを制す! ボートレースニュース 2022年3月6日│
BOAT RACE公式サイトの特集記事
菊地孝平選手は、「ボートの次はキャンプが好き」ということで、BOAT RACE公式サイトの“推しレーサーからはじめるボートレース”という企画記事に参加していました。
キャンプ好きがこうじて、横澤剛治選手が作成したキャンプ施設(通称・ゴリランド)の隣の草むらを購入して、ゴリランドに隣接するキャンプ場を作ったそうです。
また愛用品は自分と同い年の“バースデーランタン”だそうで、キャンプで使うこだわりのアイテムだとか。
しかも製造年月入りで、ほかにもお子さんの誕生年のランタンもコレクションされているそうです。
そしてボートレースとキャンプの魅力について、次のように語っています。
question:キャンプにはない「ボートレース」の魅力って、何だと思います?
『まるで逆の存在だよね。キャンプは自然との対話だから原始的。ボートレースはモータースポーツだから現代的。キャンプは調和を重んじるけど、ボートレースは勝負だから、勝ち負けがすべて。おれらも、キャンプ場では和を大切にして、仲良くしてるけど、レース場では真剣勝負を繰り広げる。そのギャップが面白いんじゃないかな。』
question:ボートレースファン・ボートレース未経験の方にメッセージをお願いしてもいいですか?
『ボートレーサーって、みんな仲がいい。なのに、レースでは真剣。ヘルメットを被った瞬間、みんな変わる。この記事を見てくれた人たちは、レースでは、ヘルメットで僕らの表情は見えないと思うんですけど、その姿を想像する楽しさがあると思うんですよね。ぜひ応援してもらえたらうれしいですね。』
横澤剛治選手と茅原悠紀選手とともに“キャンプ愛”について語っていますので、気になった方はぜひ読んでみてください。
ボートの次は「キャンプが好き」キャンプ大好きボートレーサー|推しレーサーからはじめるボートレース|ボートレースをはじめよう!|Let’s BOAT RACE (lets-boatrace.jp)
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