2024年10月28日、BOAT RACE公式サイトを運営する“一般財団法人 BOAT RACE振興会”は公式サイト内で「選手獲得賞金ランキング ベスト50(集計期間:2024年1月1日から2024年10月27日)」を発表しました。
この発表については、2024年も6分の5を過ぎ、年末の12月17日~22日に住之江競艇場で開催される「第39回 ボートレースグランプリ(THE GRAND PRIX)/グランプリシリーズ」への出場権をかけた重要情報とされます。
そのため、グランプリ出場を狙う選手にとっても、推しの選手がグランプリ/グランプリシリーズへの出場権を手にできるのか気になるファンにとっても、出場選手の選出順位にも関わる大事な発表とあり、かなり気になるニュースだと言えるでしょう。
ボートレースグランプリ(THE GRAND PRIX)/グランプリシリーズへの出場権は、成績対象期間内(1月1日からチャレンジカップ最終日まで)における獲得賞金ランク上位60名を全登録選手から選抜し、上位18位までの選手をグランプリ、19位~60位の42人をシリーズ戦へ選出するため、選考期間も残り1か月を切った時点での獲得賞金額は絶対チェックしておかなければならないことなのです。
※チャレンジカップは2024年11月19日から24日まで下関競艇場で開催予定。
ここでは、今回発表された「選手獲得賞金ランキング ベスト50」とグレード・タイトル別の賞金額、ランキング上位選手のグランプリ選出に関わる黄色信号について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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選手獲得賞金ランキング ベスト50(10月27日時点)
今回発表された「選手獲得賞金ランキング ベスト50」にはどのような選手が名を連ねているのでしょうか?
早速、発表されたランキングを見ていきましょう。
選手獲得賞金ランキング ベスト50
(集計期間:2024年1月1日から2024年10月27日)
順位 | 推移・8/31付順位 | 登番 | 選手名 | 支部 | 獲得賞金額 | 概要 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | →(1) | 4262 | 馬場 貴也 | 滋 賀 | ¥138,778,833 | BBCトーナメント5着 オールスター2着 メモリアル優勝 ダービー6着 |
2 | ↗(9) | 4444 | 桐生 順平 | 埼 玉 | ¥118,277,333 | クラシック4着 メモリアル3着 ダービー優勝 |
3 | ↘(2) | 4238 | 毒島 誠 | 群 馬 | ¥118,229,500 | クラシック優勝 オールスター4着 ダービー3着 |
4 | ↗(10) | 4320 | 峰 竜太 | 佐 賀 | ¥95,544,333 | ダービー4着 |
5 | ↘(4) | 4418 | 茅原 悠紀 | 岡 山 | ¥93,625,333 | BBCトーナメント2着 オーシャンカップ優勝 |
6 | ↘(5) | 4337 | 平本 真之 | 愛 知 | ¥92,385,466 | BBCトーナメント4着 クラシック2着 グランドチャンピオン4着 メモリアル2着 |
7 | ↘(3) | 3960 | 菊地 孝平 | 静 岡 | ¥92,133,000 | マスターズチャンピオン優勝 オーシャンカップ6着 |
8 | ↘(7) | 3941 | 池田 浩二 | 愛 知 | ¥84,354,000 | グランドチャンピオン3着 メモリアル6着 |
9 | ↗(18) | 4851 | 関 浩哉 | 群 馬 | ¥83,572,760 | BBCトーナメント優勝 ダービー5着 ヤングダービー優勝 |
10 | ↘(6) | 5121 | 定松 勇樹 | 佐 賀 | ¥81,865,000 | オールスター優勝 |
11 | ↗(14) | 4371 | 西山 貴浩 | 福 岡 | ¥80,604,333 | |
12 | →(12) | 4445 | 宮地 元輝 | 佐 賀 | ¥80,147,333 | オールスター6着 グランドチャンピオン2着 |
13 | →(13) | 4362 | 土屋 智則 | 群 馬 | ¥79,723,333 | グランドチャンピオン優勝 |
14 | ↗(16) | 3415 | 松井 繁 | 大 阪 | ¥78,383,000 | BBCトーナメント3着 マスターズチャンピオン6着 |
15 | ↘(13) | 4719 | 上條 暢嵩 | 大 阪 | ¥74,217,000 | グランドチャンピオン5着 |
16 | ↘(11) | 4205 | 山口 剛 | 広 島 | ¥72,898,333 | オーシャンカップ2着 |
17 | ↘(15) | 3783 | 瓜生 正義 | 福 岡 | ¥68,661,999 | |
18 | ↗(圏外) | 4686 | 丸野 一樹 | 滋 賀 | ¥67,476,833 | |
19 | ↗(圏外) | 4573 | 佐藤 翼 | 埼 玉 | ¥62,475,000 | ダービー2着 |
20 | →(20) | 4030 | 森高 一真 | 香 川 | ¥61,512,266 | オールスター3着 |
21 | ↘(19) | 3854 | 吉川 元浩 | 兵 庫 | ¥60,951,666 | マスターズチャンピオン5着 |
22 | ↗(26) | 4504 | 前田 将太 | 福 岡 | ¥60,416,333 | |
23 | ↘(21) | 4459 | 片岡 雅裕 | 香 川 | ¥57,943,666 | メモリアル4着 |
24 | ↘(17) | 4685 | 島村 隆幸 | 徳 島 | ¥57,640,000 | |
25 | ↗(39) | 4932 | 新開 航 | 福 岡 | ¥56,416,000 | |
26 | ↗(28) | 4524 | 深谷 知博 | 静 岡 | ¥56,139,000 | |
27 | ↗(30) | 4350 | 篠崎 元志 | 福 岡 | ¥54,528,532 | |
28 | ↗(41) | 3897 | 白井 英治 | 山 口 | ¥52,729,500 | |
29 | ↘(25) | 4787 | 椎名 豊 | 群 馬 | ¥52,675,000 | オーシャンカップ3着 |
30 | ↗(31) | 4586 | 磯部 誠 | 愛 知 | ¥52,599,333 | オーシャンカップ4着 |
31 | ↘(23) | 4502 | 遠藤 エミ | 滋 賀 | ¥52,551,000 | レディースチャンピオン優勝 |
32 | ↘(22) | 4168 | 石野 貴之 | 大 阪 | ¥50,949,466 | BBCトーナメント6着 メモリアル5着 |
33 | →(33) | 4939 | 宮之原 輝紀 | 東 京 | ¥50,354,466 | クラシック3着 |
34 | ↘(27) | 3942 | 寺田 祥 | 山 口 | ¥50,047,000 | マスターズチャンピオン3着 |
35 | ↘(24) | 3716 | 石渡 鉄兵 | 東 京 | ¥49,752,006 | |
36 | ↘(35) | 4503 | 上野 真之介 | 佐 賀 | ¥49,488,666 | |
37 | ↘(29) | 4044 | 湯川 浩司 | 大 阪 | ¥48,815,500 | |
38 | ↘(32) | 3978 | 齊藤 仁 | 東 京 | ¥48,245,070 | オーシャンカップ5着 |
39 | ↘(36) | 4760 | 山崎 郡 | 大 阪 | ¥47,504,866 | |
40 | →(40) | 3779 | 原田 幸哉 | 長 崎 | ¥45,265,333 | |
41 | ↗(46) | 4397 | 西村 拓也 | 大 阪 | ¥45,217,000 | グランドチャンピオン6着 |
42 | ↗(48) | 3590 | 濱野谷 憲吾 | 東 京 | ¥45,200,333 | |
43 | ↘(38) | 3959 | 坪井 康晴 | 静 岡 | ¥45,041,000 | |
44 | ↘(34) | 3946 | 赤岩 善生 | 愛 知 | ¥44,949,519 | マスターズチャンピオン2着 |
45 | ↘(37) | 4494 | 河合 佑樹 | 静 岡 | ¥44,625,000 | |
46 | ↘(42) | 4013 | 中島 孝平 | 福 井 | ¥44,570,426 | |
47 | ↘(45) | 4364 | 池永 太 | 福 岡 | ¥44,415,000 | |
48 | ↗(圏外) | 4166 | 吉田 拡郎 | 岡 山 | ¥44,297,733 | |
49 | ↘(43) | 4266 | 長田 頼宗 | 東 京 | ¥43,372,500 | |
50 | ↗(圏外) | 4361 | 柳生 泰二 | 山 口 | ¥41,614,999 |
これまでのSG競争・PG1競争の優勝者
「選手獲得賞金ランキング」の結果から、ランキングのトップ3はSG覇者となった選手たちが独占していることがわかりました。
またランキング上位に名を連ねた選手のほとんどは、SG競争あるいはPG1競争で優出していること、もしくはG1競争の優勝および優出選手です。
わかりやすくするために、2024年に開催されたSG競争・PG1競争の優勝選手をまとめました。
こうしてみると、グレードレースでの成績が選手獲得賞金ランキングの順位に直結することがわかりますね。
SG競争
グレード | タイトル | 優勝選手名 | 順位 | 獲得賞金額 |
---|---|---|---|---|
SG | 第59回 ボートレースクラシック | 毒島 誠 | 3位 | 118,229,500円 |
SG | 第51回 ボートレースオールスター | 定松 勇樹 | 10位 | 81,865,000円 |
SG | 第34回 グランドチャンピオン | 土屋 智則 | 13位 | 79,723,333円 |
SG | 第29回 オーシャンカップ | 茅原 悠紀 | 5位 | 93,625,333円 |
SG | 第70回 ボートレースメモリアル | 馬場 貴也 | 1位 | 138,778,833円 |
SG | 第71回 ボートレースダービー | 桐生 順平 | 2位 | 118,277,333円 |
SG | 第27回 チャレンジカップ | - | - | - |
SG | 第39回 グランプリ(賞金王決定戦) | - | - | - |
PG1競争
グレード | タイトル | 優勝選手名 | 順位 | 獲得賞金額 |
---|---|---|---|---|
PG1 | 第5回 ボートレースバトルチャンピオントーナメント(BBC) | 関 浩哉 | 9位 | 83,572,760円 |
PG1 | 第1回 スピードクイーンメモリアル ※2025年2月より新設 | - | - | - |
PG1 | 第25回 マスターズチャンピオン | 菊地 孝平 | 7位 | 92,133,000円 |
PG1 | 第38回 レディースチャンピオン | 遠藤 エミ | 31位 | 52,551,000円 |
PG1 | 第11回 ヤングダービー | 関 浩哉 | 9位 | 83,572,760円 |
PG1 | 第13回 クイーンズクライマックス | - | - | - |
馬場 貴也選手と桐生 順平選手の獲得賞金額が大きく違う理由
ランキングトップの馬場 貴也選手については、138,778,833円という圧倒的な賞金額を獲得しており、2位の桐生 順平選手との差は約2,050万円。
まずはじめに、馬場 貴也選手はボートレースメモリアルの制覇で4,200万円、桐生 順平選手はボートレースダービーの制覇で4,200万円の優勝賞金を獲得しており、その時点では獲得する優勝賞金額は同じです。
しかし、ここまでの差額が生じた背景には、SG競争・PG1競争で積み上げてきた賞金額の差が影響していることは確かでしょう。
馬場 貴也選手と桐生 順平選手のSG優勝戦における成績
馬場 貴也選手と桐生 順平選手の獲得賞金額が大きく違う理由として、PG1競争のBBCトーナメントで優出した際の賞金が他のレースよりも高額だったことが考えられます。
しかし、これだけでここまでの差が生じるとは考えにくいため、次は両選手のこれまでの出場節数・出走数・1着数などを比較してみましょう。
馬場 貴也選手と桐生 順平選手の2024年の年別成績
馬場 貴也選手と桐生 順平選手の獲得賞金額が大きく違う理由として、2024年における成績を比較してみました。
すると、出場節数・出走数・1着数などに大きな差があることがわかりました。
- 馬場 貴也選手の年別成績一覧
- 桐生 順平選手の年別成績一覧
- 馬場 貴也選手と桐生 順平選手の年別成績の比較
出場節数 | 出走数 | 1着数 | 優出回数 | 優勝回数 | |
馬場 貴也選手 | 26節 SG・6節 G1・12節 G2・2節 一般・6節 | 227走 SG・50走 G1・101走 G2・18走 一般・58走 | 71回 SG・14回 G1・30回 G2・5回 一般・22回 | 10回 SG・3回 G1・4回 G2・1回 一般・2回 | 4回 SG・1回 G1・1回 G2・0回 一般・2回 |
桐生 順平選手 | 21節 SG・5節 G1・8節 一般・8節 | 161走 SG・41走 G1・65走 一般・55走 | 52回 SG・11回 G1・18回 一般・23回 | 9回 SG・3回 G1・2回 一般・4回 | 3回 SG・1回 G1・1回 一般・1回 |
このように大きな金額差となったのは、馬場 貴也選手がSG競争以外でもグレードを問わず、安定して勝ち星をあげ続けられたことがここまでの圧倒的な差を生んだ理由でしょう。
好調を維持できた大きな要因は、馬場 貴也選手のスタート事故率の低さです。
その証拠に、馬場 貴也選手は2019年12月以降に1度もスタート事故やケガによる欠場をしておらず、これはかなりの強みだと言えます。
一方の桐生 順平選手は2024年4月と8月にそれぞれ1本ずつ、フライングを切っていたことで30日間の欠場期間があり、その影響で出走数が減り、賞金額も伸ばすことができなかったようです。
※桐生 順平選手はチャレンジカップの選出除外が決まっています。
そして、現時点での獲得賞金額が1億円を超えているため、馬場 貴也選手のグランプリ出場は“ほぼ確定”と言って良いでしょう。
このように好調な馬場 貴也選手であれば、もしかしたら念願のグランプリ初制覇も狙える状態であり、自身6度目のSGタイトル載冠にも十分期待できるはずです。
桐生 順平選手がランキング2位にジャンプアップ
2024年10月22日~27日に戸田競艇場で開催された「第71回 ボートレースダービー」。
チャレンジカップの出場権もかけたこの大事な一戦で、見事に大会初制覇を果たしたのが、桐生 順平選手です。
ボートレースダービーの優勝賞金4,200万円を獲得したことで、前回発表時に2位だった毒島 誠選手を逆転して、獲得賞金ランキングも9位から2位まで一気にジャンプアップ。
ランキングトップの馬場 貴也選手との獲得賞金差額は、約2,050万円でしたが、3位の毒島 誠選手との差額はわずか47,833円という超僅差での争いとなっています。
しかも、桐生順平選手は2024年11月19日から24日まで下関競艇場で開催される「第27回 チャレンジカップ」への選出は除外となっているため、グランプリ選考期間中の獲得賞金額の積み上げは実質的にストップとなります。
一方、毒島 誠選手はチャレンジカップまでに獲得賞金額の高いG1競争の斡旋が2件入っている状況です。
現在、入っている斡旋は次の2件です。
- 2024年10月31日~11月5日に多摩川競艇場で開催される「G1・ウェイキーカップ開設70周年記念」
- 2024年11月9日~2024年11月14日に丸亀競艇場で開催される「G1・京極賞 開設72周年記念競走」※ナイター開催
しかも、そのうちの1件は“ナイターキング”と称される毒島 誠選手が得意とするナイター開催のレースとあり、しっかりと活躍して賞金の上積みに成功すると考えられます。
そのため、チャレンジカップまでに賞金ランキングの上位トップ3に順位変動おこることは確実だと判断できます。
それでも、現時点での獲得賞金額が1億円を超えている、馬場 貴也選手・桐生 順平選手・毒島 誠選手のグランプリ出場は“ほぼ確定”と言って良いでしょう。
このように好調な馬場 貴也選手と毒島 誠選手であれば、もしかしたら念願のグランプリ初制覇の可能性もあり、年間2度のSGタイトルの載冠にも十分期待できるはずです。
獲得賞金ランキング上位選手の相次ぐチャレンジカップ選出除外
ボートレースグランプリ/グランプリシリーズへの出場権がかかっているとあり、出場権獲得に黄色信号が灯っている選手・獲得賞金が伸び悩んでいる選手にとっては、大きな賞金額を積み上げることで、年末に向けてランキングを一つでも上げていきたいところでしょう。
そう考えた時に重要になってくるのが、獲得賞金が特に高額なSG競争と次に高い賞金額のPG1競争の賞金額でしょう。
ヤングダービーとボートレースダービーが終わって、グランプリ選考期間における残りのSG競争は「チャレンジカップ」のみとなりました。
2024年10月現在、ランキング50位以内に名を連ねる8名の選手がチャレンジカップ選出除外となることが決定しています。
選出除外となっている選手は次の8名です。
- 桐生 順平(賞金ランキング:2位)
- 茅原 悠紀(賞金ランキング:5位)
- 西山 貴浩(賞金ランキング:11位)
- 上條 暢嵩(賞金ランキング:15位)
- 山口 剛 (賞金ランキング:16位)
- 丸野 一樹(賞金ランキング:18位)
- 新開 航 (賞金ランキング:25位)
グランプリ本戦とグランプリシリーズ戦では名前こそ似ていますが、同じSG競争でも賞金額は大違い。
同じように、チャレンジカップ終了時点での獲得賞金ランキングで18位以内に入るか、19位以下となるかでは天と地ほどの違いがあるのです。
そのことを念頭に置いて、上記のチャレンジカップ選出除外の選手を見てみましょう。
2024年10月28日に発表された最新の獲得賞金ランキングにおいて、グランプリ出場が危ぶまれるのは15位以下の選手だと思います。
あくまで個人的な見解ですが、私の判断はこんな感じです。
- 桐生 順平(グランプリ出場:確定)
- 茅原 悠紀(グランプリ出場:確定)
- 西山 貴浩(グランプリ出場:ほぼ確定)
- 上條 暢嵩(グランプリ出場:かなり不安)
- 山口 剛 (グランプリ出場:厳しい)
- 丸野 一樹(グランプリ出場:かなり厳しい)
- 新開 航 (グランプリ出場:絶望的)
これからグランプリ出場をかけて、とくに選出順位18位付近にいる選手達はさらに白熱した勝負駆けに突入します。
そのため、チャレンジカップに出場できない獲得賞金ランキング15位以下の選手にとっては、チャレンジカップの終了まで不安な期間が続きそうです。
それでも上條 暢嵩選手・山口 剛選手・丸野 一樹選手・新開 航選手については、グランプリ本戦への出場がかなわなかったとしても、グランプリシリーズ回りとなることは確実なため、年末まで活躍を応援できる機会はまだまだありそうですね。
賞金ランキングに対するSNSの反応
10月27日付で最新の獲得賞金ランキングが発表されたことをうけて、ボートレースファンからはどのような反応があったのでしょう。
『今年はグランプリのボーダーが高い!上位陣の獲得賞金が軒並み高い!』という言葉が投稿されたところを見ると、ファンの方たちがどれだけ賞金ランキングに関心を持っているのかが伝わってきます。
『チャレンジカップの結果では、毒島選手の賞金は逆転可能?』『順平ダービー優勝して賞金ランキング2位になった。』『(桐生 順平選手は)大きな貯金でグランプリ出場はほぼ100%当確』『14位松井まではほぼ当確かな?』という声も投稿されていたことから、ファンそれぞれが応援している選手のランキングと動向に興味津々だということがわかります。
ほかにも『さあ、11月!究極の勝負がけ!』という言葉から、激熱のグランプリ出場権争奪戦もいよいよ佳境に突入したことを感じました。
投稿されていた反応の一部を抜粋してご紹介します。
#ボートレース #戸田 #桐生順平#第71回ボートレースダービー
— そんで埼玉! (@taiga4kado) October 28, 2024
興奮が覚めやらぬ中ランキングが更新👍
年末の準備は整いました🚤💨 pic.twitter.com/cq2xc2RNOo
今年はグランプリのボーダーが高い!
— 【ボートレース予想】たむほじかどまくり一撃【年間回収率127%】 (@tamuhoji) October 28, 2024
上位陣の獲得賞金が軒並み高い!
昨年は18位菊地が69,268,000円でした!
11月にG1が4つとSGチャレンジカップがあるので、14位松井まではほぼ当確かな?
さあ、11月!
究極の勝負がけ!#ボートレース #ボートレースの面白さを伝えたい #たむほじ #グランプリ pic.twitter.com/HTcdYXPJmW
順平ダービー優勝して賞金ランキング2位になった。賞金ランキングトップ争いは、来月チャレンジカップで決まる。100期順平グランプリ2度目制覇かな。 pic.twitter.com/59lNa8fvRC
— 🛥かずき4456🛥 (@Kazuki4456) October 28, 2024
賞金ランキングは4位までラクンアップ!桐生選手がフライング休みなので、チャレンジカップの結果では、毒島選手の賞金は逆転可能?馬場選手か毒島選手にグランプリを制覇をして欲しいでので…、峰選手がセカンドステージの1号艇をゲットすると…千両役者が大本命になるかな?
— ミュラー提督 (@sJTA417TaQ15233) October 28, 2024
ダービー優勝にて、賞金ランキング2位 金額も1億円台に乗せてきた✨
— 桐生順平の大ファン🐥ひよふぁみりあ (@Zps77JKq6rnmMO9) October 28, 2024
フライング休みによりチャレンジカップ、残りのGⅠは出れないが、大きな貯金でグランプリ出場はほぼ100%当確、ベスト6入りは下の選手の活躍次第だが十分入れる位置まで持ってきた😆👍 pic.twitter.com/WzOKxRcVQP
天国か地獄かのボーダー前後組
— 今日が終わりの始まりの日 (@__blind_side) October 29, 2024
16位 山口剛 ¥72898333
17位 瓜生正義 ¥68661999
18位 丸野一樹 ¥67476833
19位 佐藤翼 ¥62475000
20位 森高一真 ¥61512,66
【ボートレース賞金ランキング】桐生順平が地元SG初制覇で2位浮上 トップ3人1億円超え(マクール)#Yahooニュースhttps://t.co/M6UYoGiD36
2024年度のSG競争・PG1競争の賞金
前述のとおり、賞金ランキングトップ30位の選手のうち、チャレンジカップが選出除外となっている選手は8名。
年末のグランプリを目標に戦い続けてきた選手達にとって、“グランプリへの前哨戦”とも称されるチャレンジカップに出場できず、勝負がけできないのは痛手どころではない死活問題。
でも一方で、この状況はチャンレンジカップへの出場条件を満たす選手にとって、SG競争常連のベテランレーサーが出場権を失っているために賞金獲得がしやすく、上手くすればボートレースグランプリ/グランプリシリーズ出場への貴重な積み上げ金を獲得できる千載一遇のチャンスともなり得るのです。
SG競争の賞金額
SG競争 | 獲得賞金額 |
---|---|
グランプリ | 1億1,000万円 |
グランプリシリーズ | 2,000万円 |
ボートレースクラシック | 4,200万円 |
ボートレースダービー | 4,200万円 |
ボートレースオールスター | 4,200万円 |
ボートレースメモリアル | 4,200万円 |
グランドチャンピオン | 3,600万円 |
オーシャンカップ | 3,600万円 |
チャレンジカップ | 3,600万円 |
振興会会長賞メダル対象の「GRANDE5」では、ボートレースクラシック・ボートレースオールスター・ボートレースメモリアル・ボートレースダービーは4,200万円、グランドチャンピオン・オーシャンカップ・チャレンジカップは3,600万円となっています。
SG競争における獲得賞金額で最も多額なのは、ボートレースグランプリの1億1,000万円ですが、この賞金は今回の選考期間外のため、参考情報としてお考えください。
なお、グランプリシリーズの賞金額も同様の理由で参考程度に受け取っていただけますと幸いです。
SG競争で優出した際の賞金一覧
順位 | 獲得賞金 |
---|---|
優勝 | 4,200万円 |
2着 | 1,850万円 |
3着 | 1,250万円 |
4着 | 980万円 |
5着 | 880万円 |
6着 | 830万円 |
SG競争に選出された際の予選から優勝決定戦までの賞金一覧
順位 | 予選 | 準優勝戦 | 優勝戦 |
---|---|---|---|
1着 | 21万円 | 57万円 | 4,200万円 |
2着 | 17万円 | 43万円 | 1,850万円 |
3着 | 13万円 | 33万円 | 1,250万円 |
4着 | 11万円 | 26万円 | 980万円 |
5着 | 10万円 | 23万円 | 880万円 |
6着 | 9万円 | 20万円 | 830万円 |
【補足】GRANDE5とは?
ちなみにGRANDE5とは5つのSG競争をまとめた総称で、優勝戦3着以内の選手を対象に金(1着)・銀(2着)・銅(3着)のメダルが贈られる2014年に新設された制度です。
※ただし最も賞金額の高いグランプリのみ「プラチナ(1着)・金(2着)・銀(3着)」となる。
GRANDE5で最初にすべてのレースで優勝した場合、グランドスラムを祝して『3億円相当のインゴット』が贈呈されます。
【参考情報】PG1競争の賞金額
PG1競争 | 獲得賞金額 |
---|---|
クイーンズクライマックス | 1,700万円 |
BBCトーナメント | 1,300万円 |
マスターズチャンピオン | 1,300万円 |
ヤングダービー | 1,300万円 |
レディースチャンピオン | 1,300万円 |
スピードクイーンメモリアル ※2025年2月新設・初開催 | 1,300万円 |
クイーンズクライマックスは1,700万円、ヤングダービー・レディースチャンピオンは1,300万円となっています。
PG1競争における獲得賞金額で最も高額なのは、クイーンズクライマックスの1,700万円です。
ほかにも、BBCトーナメントとマスターズチャンピオンについては獲得賞金額が1,300万円と高額ですが、この賞金はすでに関 浩哉選手と菊地 孝平選手が獲得済み。
また、2025年2月に新設されることが決定した「スピードクイーンメモリアル」の優勝賞金1,300万円については、今回の選考期間外のため参考情報としてお考えください。
G1競争の賞金額
PG1競争 | 2024年 |
---|---|
各場の周年記念 | 1,200万円 |
高松宮記念 | 1,100万円 |
ダイヤモンドカップ | 1,100万円 |
各場の地区選手権 | 630万円 |
PG1競争まではいきませんが、G1競争の賞金も高額です。
特に各場の周年記念ならば1,200万円、高松宮記念とダイヤモンドカップについては1,100万円の賞金を獲得できるのですから、獲得できればグランプリ/グランプリシリーズの出場権がぐっと近づくわけです。
最も賞金額の低い各場の地区選手権でも630万円ですから、賞金額の積み重ねとしては優秀な金額ですよね。
まとめ
1年も6分の5を過ぎて、いよいよ2024年も残りわずか。
ついに年末の「第39回 グランプリ(賞金王決定戦)」の足音がすぐそこまで近づいてきました。
「競艇界のナンバーワンレーサー」の座をかけて争う大一番に向けて、これから選手たちの熱い戦いもラストスパートの正念場を迎えることで、さらに熾烈を極めていくことが予想されます。
6月末時点でグランプリの出場権獲得を危惧されていた峰 竜太選手は、さすがの勝負強さをみせて今回のランキングでも10位から4位に一気にジャンプアップするとともに、ドリーム戦も射程圏内にとらえるほどの千両役者ぶりをいかんなく発揮。
さらに、チャレンジカップ選出除外でダービーに黄色信号が灯ったとされた茅原 悠紀選手も前回の5位から6位に順位を落としたものの、しっかりとボートレースダービーでも賞金を積み上げることに成功しており、グランプリ出場をほぼ手中に収めたかたちです。
そのほか、まだランキング18位圏外でグランプリに手が届かないという選手でも、11月19日から下関競艇場で開催される最終ビッグレース「第27回 チャレンジカップ」を残しており、そこで優勝を手にすることができれば一気に上位にランクインすることも可能でしょう。
実際に9月2日発表の獲得賞金ランキングでは圏外だった丸野 一樹選手や佐藤 翼選手のような選手が、ボートレースダービーで活躍したことで突如20位圏内にランクインするなど、予想もつかない展開が待ち受けているであろう出場権争奪戦。
この先にどのような結末を迎えるかは、まだ誰にも予想がつかないため、これから短期集中型の激戦が展開されること間違いなしです。
ボートレースファン大注目の白熱したグランプリ出場権争奪戦もいよいよ佳境に突入し、年末に向けてさらに加速していく熱い戦いから目が離せません!
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