ボートレースグランプリ/グランプリシリーズとは?2024年の出場選手・出場条件・賞金・歴代優勝者・予想のコツ・レース結果まで大解説!!

年間で8回開催されるボートレースのSG競走のなかでも、すべてのボートレーサー憧れの舞台であり、1年間の集大成となるレースが「ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)」です

ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)は毎年12月下旬に開催され、選考期間内(開催年の1月1日~チャレンジカップ終了日まで)の獲得賞金額の上位18位(シリーズ戦は上位60位)までの選手が集まり、ボートレース界の“頂点”を決するレースです。

賞金ランキング上位18位までの選手は「グランプリ(賞金王決定戦)」、19位~60位までの選手が「グランプリシリーズ(賞金王決定シリーズ)」び振り分けられ、2部構成で並行して開催されます。

とくにグランプリは1年に8回開催される、ボートレースにおける最上位・SG(スペシャルグレード)競走の1つにカウントされ、伝統と歴史のある5大SG競走「GRANDE5」の最終戦にあたるため、2023年の売上高は6日間で271億2,558万3,300円(前年比+4.5%)で、チャレンジカップの約2倍の売上額を誇る大盛況の人気シリーズ。

優勝賞金は1億1,000万円とほかのSG競争とは比べ物にならないほど高額で、毎年白熱したバトルが繰り広げられます。

本記事では、ボートレースファンなら絶対に外せない、ほかのSG競走とはひと味違うボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)の出場条件選出方法レースの流れや高額な優勝賞金過去の優勝選手などについて解説するとともに、2024年に開催される「第39回 ボートレースグランプリ」についても紹介していきます。

この記事を読むとわかること
  • ボートレースグランプリ/グランプリシリーズはどんなレース?
  • 出場条件は?
  • 初日〜最終日までのレースの流れ
  • ボートレースグランプリの優勝賞金は1億1,000万円
  • 【2024年】ボートレースグランプリ/グランプリシリーズ最新情報
目次

ボートレースグランプリ/グランプリシリーズはどんなレース?

毎年12月下旬に開催されるSG競走が「ボートレースグランプリ(THE GRAND PRIX)」。
正式名称は「賞金王決定戦競走」で、略称を「グランプリ」というと同時に、記載する場合には「GP」と記されることも多いです。

ボートレースグランプリは1986年に創設され、ボートレースダービー・ボートレースメモリアル・ボートレースクラシック・ボートレースオールスター続いて5番目に古い伝統を誇り、レース名に「ボートレース」を冠する最も新しいSG競走です。

もともとは「賞金王決定戦競走」と呼ばれていましたが、2014年の第39回大会から現在の通称名「ボートレースグランプリ」と呼ばれるようになりました。

ボートレースのSG競走の中でも、特に格式の高いレースに位置付けられるGRANDE5(グランデファイブ)の最終戦に位置づけられており、優勝賞金はボートレースで最も高く設定されています。

グランプリ優勝戦の優勝賞金は2023年の第38回大会より1億1,000万円に増額されました。
この額は1レースの賞金額としては競輪の「KEIRINグランプリ」の優勝賞金1億3,000万円に次ぐ世界2番目の最高賞金額となっています。
ちなみに、優勝賞金を最初に1億円の大台に乗せたのはボートレースグランプリが先で、ギネス世界記録にも認定されているそうです。

このような実情と、本競走で優勝したボートレーサーが賞金王になる事が多いことから「ボートレースの日本シリーズ」と称されることもあります。

このボートレースグランプリでトライアル1stと2ndを勝ち上がって優出した6名の選手は、翌年に開催されるチャレンジカップとグランプリを除くすべてのSG競走への優先出場権を獲得できることから、開催年だけでなく翌年への影響も大きいです。

また並行して開催されるSG競走「グランプリシリーズ(※2013年までは(賞金王)シリーズ」とは2部構成で並行して開催され、シリーズ戦はトライアル1stの得点率下位6名に獲得賞金ランキングの19位~60位までの42名を加えた総勢48名で争われます。

ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)の選考期間は、開催年の1月1日~チャレンジカップ最終日までの期間に設定されています。
年間獲得賞金ランキングの上位18名がグランプリ19位~60位の選手がシリーズ戦の出場メンバーに選出されるため、選出されるには弛まぬ努力と着実に成績を修め続けることが重要であり、完全実力主義の激熱なバトルが見られる最終戦。

なお、開催地は他のSG競争とは違って持ち回りではなく、“ボートレースのメッカ”“ボートレースの聖地”の異名を持つボートレース住之江で開催されることが多いものの、6~7年に1度の頻度で平和島・戸田・福岡・大村などで行われてきた歴史があります。
2024年と2025年は通常通り、住之江競艇場での開催となっているため、ナイターレースでの開催となります。

1年間で8回開催されるSG競争は以下の9タイトルです。
グランプリシリーズはグランプリと並行開催のため、開催回数にはカウントしません。

  • 【GRANDE5】ボートレースクラシック(鳳凰賞 内閣総理大臣杯)
  • 【GRANDE5】ボートレースオールスター(日本モーターボート競走会会長杯)
  • グランドチャンピオン決定戦(日本モーターボート競走会会長杯)
  • オーシャンカップ
  • 【GRANDE5】ボートレースメモリアル(モーターボート記念競走)
  • 【GRANDE5】ボートレースダービー(全日本選手権)
  • チャレンジカップ(競艇王チャレンジカップ)
  • グランプリシリーズ(賞金王シリーズ戦)
  • 【GRANDE5】ボートレースグランプリ(賞金王決定戦)

グランプリシリーズが並行開催される

ボートレーサーの“頂点”をかけて争う「ボートレースグランプリ」と「グランプリシリーズ(※2013年までは(賞金王)シリーズ」は2部構成で並行して開催されます。

グランプリシリーズに出場するのは、トライアル1stの得点率下位6名獲得賞金ランキングの19位~60位までの42名を加えた総勢48名です。

シリーズ戦の出場資格は、開催年の1月1日からSGチャレンジカップ終了日までの獲得賞金ランキング上位19位~60位(グランプリ本戦の出場選手を除く)までの選手に与えられます。

開催地は“ボートレースのメッカ”や“ボートレースの聖地”と呼ばれている住之江競艇場が多く、2019年からはナイター開催も実施されるようになりました。
住之江競艇場以外でも、平和島競艇場や大村競艇場をはじめとする売り上げ額の多いボートレース場では、数年に1度の頻度でボートレースグランプリが開催されることがあります。

ボートレースグランプリの流れ

通常のSG競争とは一線を画すボートレースグランプリ。
ボートレース初心者の方の多くは、グランプリのレースの流れについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?

一度理解してしまえば難しいことではないのですが、口や文章だけの説明では、理解するのはなかなか難しいと言わざるを得ません。

そのため、今回はボートレース住之江で開設している「グランプリ特設サイト」の画像を参考にご説明します。

おおまかなグランプリの流れは以下のとおりです。

出典:BOAT RACE住之江グランプリ特設サイト

競艇界を代表するトップレーサーが集うとあって、選手同士の実力差はそこまで大きくないと言われるSG競争。

その予想をする上で欠かせない情報が“モーターの機力”でしょう。
選手同士の整備技術も判断基準となりますが、機力が十分なモーターを引き当てる強運の持ち主としては、昨年の覇者・石野 貴之選手が有名なところ。

しかし、2024年のグランプリでは石野 貴之選手の欠場が決定しているため、次なる強運の持ち主は誰なのかにも注目が集まるとともに、グランプリで勝利するための重要なカギの一つは「クジ運」とも言えます。

トライアル1stの初戦こそ賞金ランキングの順位で枠番が割り当てられますが、なんと2走目以降の枠番は前走で1着を取った選手から順に厳正なガラポン抽選で決まるのです。

1年の締めくくりに公平かつ平等な抽選で“今年一番の運試し”だなんて…
約1,600名のボートレーサーの“頂点”に立つためには「運も実力のうち」と言ったところでしょうか。

《11月27日追記あり》【初日・2日目】トライアル1st

「トライアル1st」には、賞金ランキング7位〜18位にランクインした12名の選手が出場します。
出走回数はたったの2走しかありません。

前述のとおり、「トライアル1st」の初戦は獲得賞金ランキングの順位で枠番が割り当てられ、2日目は初日の成績で出走するレースに割り振られたのちに抽選で枠番が決定します。

そして1走目と2走目を走った得点率の上位6名が勝ち上がり、3日目以降のトライアル2ndに進出できる資格を手にすることができるのです。

もちろん、ここで得点率下位の6名はグランプリ本戦敗戦となるため、3日目からはグランプリシリーズの予選に合流して戦うことになります。

まさにグランプリこぞ“失敗の許されない勝ち抜き戦”なのです。

**11月27日追記**
グランプリ初日に行われる「トライアル1st」とグランプリシリーズの「特別戦」の枠番が発表されましたのでご紹介します。

  • 【グランプリ:トライアル1st・第11レース】
出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額順位備考
1平本  真之(ヒラモト マサユキ)4337愛知A1101,463,466円8位2年連続6回目
2宮地  元輝(ミヤチ モトキ)4445佐賀A195,903,333円9位初出場
3関   浩哉(セキ ヒロヤ)4851群馬A193,076,760円12位初出場
4河合  佑樹(カワイ ユウキ)4494静岡A185,515,000円13位初出場
5佐藤   翼(サトウ ツバサ)4573埼玉A178,479,000円16位初出場
6瓜生  正義(ウリュウ マサヨシ)3783福岡A176,617,999円17位2年ぶり17回目
  • 【グランプリ:トライアル1st・第12レース】
出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額順位備考
1菊地  孝平(キクチ コウヘイ)3960静岡A1101,851,000円7位9年連続13回目
2土屋  智則(ツチヤ トモノリ)4362群馬A195,881,333円10位2年連続2回目
3定松  勇樹(サダマツ ユウキ)5121佐賀A195,463,000円11位初出場
4松井   繁(マツイ シゲル)3415大阪A182,950,000円13位4年ぶり24回目
5西山  貴浩(ニシヤマ タカヒロ)4371福岡A180,604,333円15位3年ぶり3回目
6上條  暢嵩(カミジョウ ノブタカ)4719大阪A174,217,000円18位2年ぶり2回目
  • 【グランプリシリーズ:特別戦・第10レース】
出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額順位備考
1山口   剛(ヤマグチ ツヨシ)4205広島A172,898,333円19位2年連続12回目
2丸野  一樹(マルノ カズキ)4686滋賀A170,104,833円20位4年ぶり3回目
3寺田   祥(テラダ ショウ)3942山口A169,653,533円21位4年連続16回目
4森高  一真(モリタカ カズマ)4030香川A167,845,266円22位2年連続12回目
5前田  将太(マエダ ショウタ)4504福岡A165,700,333円23位3年連続8回目
6片岡  雅裕(カタオカ マサヒロ)4459香川A164,533,666円24位3年ぶり5回目

【3日目〜5日目】トライアル2nd

グランプリ2日目までの「トライアル1st」を勝ち抜いた6名の選手は、3日目の「トライアル2nd」でさらに厳しい選手を相手にすることになります。

…というのも、賞金ランキングの1位~6位にランクインしている獲得賞金1億円超えのレーサー達は「トライアル2nd」から出場するからです。

つまり、「トライアル2nd」では『トライアル1stを勝ち抜いた6名+賞金ランキングトップの6名を合わせた計12名』が生き残りをかけて熾烈な2レースを戦うことになります。

全4レースが行われ、2走して獲得した得点率の成績上位6名が最終日の「グランプリ優勝戦」へ進出し、7位以下の選手は同日開催の「順位決定戦」に回ります。

【最終日】優勝戦

「トライアル2nd」で勝ち抜いた得点率上位6名の選手が最終日・第12レースの「優勝戦でグランプリ制覇を目指し、得点率が7位〜12位となった下位の6選手は第10レースの「順位決定戦」に出場します。

「優勝戦」「順位決定戦」ともに枠番はこれまでのガラポン抽選ではなく、内枠から「トライアル2nd」の得点率上位順に割り当てられることになっており、最終日は“運”ではなく、グランプリの選出条件に立ち返って、“実力のもとに積み上げてきた戦績”がものをいう、1年の集大成とも言うべき一戦が繰り広げられるのです。

ちなみに、「トライアル2nd」への進出を決めた時点で、グランプリ最終日の「グランプリ優勝戦」もしくは「順位決定戦」に出場できることが確定するしくみのため、獲得賞金額は最低でも「順位決定戦」6着の400万円。

さらに、グランプリ本戦の「優勝戦」に進出できれば、6着でも2,000万円、優勝した暁には1億1,000万円という巨額の優勝賞金を手にすることができます。

出場条件は?

ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)は、チャレンジカップと同様に“優先出場権が設けていない大会”です。

他のSG競走では、前年度のグランプリ優勝戦出場者や直近のSG競争の優勝者などに優先出場権が与えられますが、チャレンジカップとボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)の出場権獲得の条件は選考期間内における獲得賞金ランキング上位に入ることのみ

そのため、たとえ直近のSG競走であるチャレンジカップを制しても出場権が与えられないという、完全実力主義のシビアな大会とも言えるでしょう。

グランプリの出場選手18名シリーズ戦出場選手42名は、出場選出順位の発表後に異議申請期間を経て、毎年11月下旬に正式決定されます。

選考の対象となるのは、開催年の1月1日〜チャレンジカップの最終日
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要となります。

出場資格は下記のとおりです。

  • 【シリーズ戦】選考期間内における獲得賞金ランキング上位19位~60位までの42名
  • 【グランプリ】選考期間内における獲得賞金ランキング上位18名

他のSG競争のような優先出場権はなく、選手の1年間の獲得賞金額だけで決まる。

選出除外・出場取消

せっかく獲得賞金ランキング上位18名に入っていても、以下の条件に該当する場合は選出除外出場取消となってしまいます。

  • フライング休みが当該競走の前検日を含む開催期間と重複する選手
  • 前々回(2年前)のグランプリから開催年のチャレンジカップのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 前回(前年)のグランプリ(シリーズ戦)から開催年のチャレンジカップのSG準優勝戦及び賞金王決定戦の「トライアル1st、2nd、順位決定戦」で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 褒賞懲戒規程による選考期間から前検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分・斡旋保留処分を受けた選手
  • 怪我・病気による出場辞退者

選出順位上位6名に与えられる恩恵

通常のSG競争では、選出順位の上位6名によって競走初日の12Rで行われるメインレース・ドリーム戦が存在します。
しかし、ボートレースグランプリにはドリーム戦は存在しません

通常なら選出されたメンバーには、同じ開催でも他の一般予選レースと比べて高い得点がドリーム戦を走ると得られることから、予選通過が有利になるという恩恵があります。

しかし、ボートレースグランプリで選出順位上位6名に入るということは、ドリーム戦とは比べ物にならないほどの素晴らしい恩恵を得ることができるのです。

その恩恵とは、グランプリ本戦において無条件で「トライアル1st」(1日目・2日目)を免除されるうえ、「トライアル2nd」初日の3日目では内枠から順に3コースまでに配置されるということ。

選出順位上位6名に入ることで、「トライアル1st」が免除されて、「トライアル2nd」は初戦を内枠から出走できるアドバンテージはとても大きく、このシビアな大会で勝ち進むために「トライアル1st」から神経をすり減らして戦うのと、序盤の時間をめいっぱい整備に使って「トライアル2nd」から同じスタートラインに立つのでは雲泥の差があります。

そのため、選出順位上位6名に入ることは、選手にとって身体的・精神的、そして整備的にもかなりのアドバンテージを得ることだと言えるでしょう。

出典:BOAT RACE住之江グランプリ特設サイト

そのため、ここでは選出順位の上位6名に入ったメンバーをご紹介します。
2024年の獲得賞金ランキングトップ6のメンバーは以下のとおりです。

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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額
1馬場  貴也(ババ ヨシヤ)4262滋賀A1148,701,833円
2毒島   誠(ブスジマ マコト)4238群馬A1126,213,033円
3桐生  順平(キリュウ ジュンペイ)4444埼玉A1118,277,333円
4茅原  悠紀(カヤハラ ユウキ)4418岡山A1109,653,333円
5峰   竜太(ミネ リュウタ)4320佐賀A1104,026,333円
6池田  浩二(イケダ コウジ)3941愛知A1102,463,000円

選出された選手6名はいずれも2024年のSG競争で活躍し続けた猛者ぞろい
2024年のボートレース界のトップを走り続けて来た選手たちによる、ハイレベルなレースが展開されること間違いなしです。

ちなみに2023年の「第38回 グランプリ」における選出上位6名は以下のとおりでした。

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選出順位選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額
1峰   竜太(ミネ リュウタ)4320佐賀A1148,177,200円
2馬場  貴也(ババ ヨシヤ)4262滋賀A1136,032,000円
3茅原  悠紀(カヤハラ ユウキ)4418岡山A1114,978,000円
4石野  貴之(イシノ タカユキ)4168大阪A1109,095,000円
5磯部   誠(イソベ マコト)3960愛知A1108,185,680円
6池田  浩二(イケダ コウジ)3941愛知A1104,658,346円

2023年は2024年よりも獲得賞金額のボーダーが若干高かったことがわかります。
しかも6人中4人がメンバー変わらず…
しかも馬場 貴也選手にいたっては昨年が2位で、今年は1位と安定した強さが際立つ結果になりました。

毎年大・大・大盛況!グランプリの売上額は?

ナイター開催やネット投票が増え、ここ数年売り上げをぐんぐんと伸ばしているボートレース業界。

そのなかでもSG競走の売り上げは群を抜いて高くなっています。
もちろん超豪華メンバーが集い、1年間で最も熱い戦いを繰り広げるグランプリの売り上げもここ数年、一節間で250億円を超える売上額となっています。

今までの売上額を下記にまとめました。

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開催年開催場売上目標ボートレースメモリアル節間総売上額前年比
2024年住之江
(ナイター)
280億円291億9,050万8,800円
※2024年12月22日追記
+7.6%
2023年住之江
(ナイター)
280億円271億2,558万3,300円+4.5%
2022年大村
(ナイター)
250億円259億6,935万5,000円+7.9%
2021年住之江
(ナイター)
230億円240億7,516万4,000円+16.1%
2020年平和島210億円207億3,499万4,600円+1.3%
2019年住之江
(ナイター)
200億円204億7,535万5,400円+20.7%
2018年住之江155億円169億6,434万4,300円+10.7%
2017年住之江150億円153億3,080万4,600円+3.4%
2016年住之江150億円148億2,925万6,000円-0.9%
2015年住之江150億円149億6,864万3,500円+6.6%
2014年平和島155億円140億4,171万3,300円-6.2%
2013年住之江150億円149億7,425万7,600円-3.5%

売上額は年々増え続けて、ついに270億円を超えるほどの大盛況
過去最高額の売上額となった2023年は、5年前の2018年の約1.6倍となる271億円を記録しています。

2014年には一度売り上げを落としていますが、主な要因はインが強い住之江競艇場からインが効きにくい平和島競艇場に開催地が移ったことと、シリーズ2日目の田村 隆信選手のフライング、そして5日目の第9レースで3艇がフライングを喫した返還事件によるものです。

2024年の第39回大会では、昨年の覇者であり地元・大阪支部所属の石野 貴之選手が出場を辞退していることから売上額の大幅な増額は難しいものの、前回大会以上の売上額が見込めるでしょう。

ここ数年は一開催で平均250億円以上の売上額!
ボートレースの人気の高さがうかがえます!

ボートレースグランプリは最も売上の高いSG競走

1年回で8回開催されるボートレースのSG競走のなかで、頭一つ抜けた高い売り上げ額を誇るのがボートレースグランプリです。

2023年のボートレースグランプリでは271億円を超える金額を記録するなど、年々売り上げ額も右肩上がり。
ボートレースグランプリだけで年間売上額の全体に対する約21%を占めました。

次に2022年から2024年までのSG競走における節間総売上額を表にまとめたのでご紹介します。

SG競争2024年度の総売上額2023年度の総売上額2022年度の総売上額直近3年で最も高い売上額となった年の出来事
ボートレースクラシック139億6,618万6,000円131億675万2,200円174億,3362万300円2022年は遠藤エミ選手が女子選手史上初のSG制覇を達成
ボートレースオールスター148億5,624万2,100円137億3,342万4,600円145億8,571万4,700円2024年は定松 勇樹選手が平成生まれ・登録番号5000番台初のSG制覇を達成
グランドチャンピオン決定戦160億3,332万7,400円141億5,921万3,700円138億6,029万5,600円2024年は土屋 智則選手が2023年のクラシック以来2度目のSG制覇を達成
オーシャンカップ177億6,821万7,100円133億3,103万5,900円141億3,314万8,100円2024年は茅原 悠紀選手が2014年のグランプリ以来10年ぶり2度目のSG制覇を達成
ボートレースメモリアル196億371万1,700円147億9,073万5,000円133億4,322万7,400円2024年は馬場 貴也選手が史上4人目となるボートレースメモリアル連覇を達成
ボートレースダービー141億1,924万8,000円180億9,258万8,300円118億734万5,800円2023年は峰 竜太選手が通算100優勝・全24場制覇・自身6度目のSG制覇を同時達成
チャレンジカップ155億1,744万6,600円130億8,363万1,900円128億380万3,200円2024年は河合 佑樹選手がSG初優出でSG初優勝を飾ったとともに、史上最大の下剋上を達成
ボートレースグランプリ291億9,050万8,800円
※2024年12月22日追記
271億2,558万3,300円259億6,935万5,000円2024年は毒島 誠選手が通算80回目・グランプリでは7度目の優出で初制覇を達成

このようにボートレースグランプリは、ほかのSG競走の2倍近い売り上げ額を誇ります。

売上額だけを見ても、ボートレースグランプリは最も注目が高く、ボートレース界最大にして最高峰のレースだということがわかりますね。

優勝賞金は1億1,000万円

ボートレースグランプリは、SG競走のなかでも格式高いとされる「GRANDE5」に位置付けられ、ボートレースのすべてのレースの中で最も優勝賞金の高いSG競走です。

1997年から優勝賞金は1億円のままでしたが、2023年にこれまでの1億円から1,000万円増額され、優勝賞金は1億1,000万円になりました。
ちなみに、同時開催されるシリーズ戦の優勝賞金は2,000万円に設定されています。

優出者6名の賞金額を以下にまとめましたのでご覧ください。

2023年にSGの優勝賞金が一律1000万円増額されたため、これまでの1億円から1億1000万円に増額になった。

ボートレースグランプリ・シリーズ戦の優勝賞金

順位グランプリ優勝戦グランプリシリーズ優勝戦
1着1億1,000万円2,000万円
2着4,700万円720万円
3着3,300万円470万円
4着2,400万円370万円
5着2,200万円330万円
6着2,000万円300万円

ボートレースグランプリでは2着の賞金が4,700万円、6着でも完走すれば2,000万円という、高額な賞金を手にすることができるのです。

また「トライアル1st」と「トライアル2nd」を勝ち上がって優勝戦に残った6名の選手には、翌年のチャレンジカップとグランプリを除いた全てのSG競走の優先出場権が与えられます※フライング休みは除外される

ボートレースグランプリ(順位決定戦・トライアル1st・トライアル2nd)の賞金

順位順位決定戦トライアル2ndトライアル1st
1着2,100万円570万円480万円
2着1,100万円450万円370万円
3着800万円360万円300万円
4着550万円310万円220万円
5着450万円280万円190万円
6着400万円260万円160万円

SG競争の優勝賞金の推移

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SG競争2024年2023年2022年3年間の増加額
ボートレースグランプリ1億1,000万円1億1,000万円1億円1,000万円
グランプリシリーズ 2,000万円1,800万円1,700万円300万円
ボートレースクラシック4,200万円4,000万円3,900万円300万円
ボートレースダービー4,200万円4,000万円3,900万円300万円
ボートレースオールスター4,200万円4,000万円3,900万円300万円
ボートレースメモリアル4,200万円4,000万円3,900万円300万円
グランドチャンピオン3,600万円3,400万円3,300万円300万円
オーシャンカップ3,600万円3,400万円3,300万円300万円
チャレンジカップ3,600万円3,400万円3,300万円300万円

SG競争の優勝賞金は、2023年にグランプリの1,000万円増額(1億1,000万円)を筆頭に、SG競争・PG1競争・G1競争でそれぞれ100万円ずつ増額しました。
続く2024年にはグランプリの優勝賞金は据え置きとなりましたが、それ以外のSG競争(グランプリシリーズを含む)は優勝賞金が一律200万円ずつ増額しています。

優勝賞金の2年連続の増額は、ボートレースの売り上げが年々伸びている証ともいえるでしょう。

ボートレースグランプリの歴史は?

ボートレースグランプリが創設されてから現在までの歴史についても簡単にご紹介します。

1986年(昭和61年)SG競争として「賞金王決定戦」、一般戦として「賞金王シリーズ戦」が創設
第1回ボートレースグランプリでは彦坂 郁雄選手が優勝し、当時の優勝賞金3,000万円を獲得
1988年(昭和63年)「賞金王シリーズ戦」をG2競走に格上げ
1991年(平成3年)「賞金王シリーズ戦」をG1競争に格上げ
1997年(平成9年)「賞金王シリーズ戦」をSG競争に格上げ
1998年(平成10年)「競艇王チャレンジカップ」の新設によって出場資格の基準が変更される
2010年(平成22年)「賞金王シリーズ優勝戦」と「順位決定戦」の施行順を入れ替える
2014年(平成26年)通称を「グランプリ」とし、これに併せて「賞金王決定戦」は「グランプリ優勝戦」、「賞金王シリーズ(優勝戦)」からは「グランプリシリーズ(優勝戦)」にそれぞれ呼称を変更
グランプリの出場枠を18人に拡大し、2段階トライアル方式を採用
2020年(令和2年)新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の為、開催地・ボートレース平和島が立地する東京都および、隣接する神奈川県・埼玉県・千葉県の在住者を対象とした事前抽選による入場制限を実施
2021年(令和3年)前年同様、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、開催地・ボートレース住之江が立地する大阪府および、隣接する兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県の在住者を対象とした事前抽選による入場制限を実施
ボートレース界史上初となる、グランプリとグランプリシリーズの優勝戦でどちらも妨害失格艇が出た
2022年(令和4年)この年からボートレースバトルチャンピオントーナメント(BBCトーナメント)への優先出場選手決定戦として開催される
4日目までは通常通りの先着入場方式だったが、5・6日目についてはコロナ対策のため10-11月に事前の申し込み(ウェブ、またはボートレース場備え付けの応募用紙)[27]により、応募多数時は抽選で3500人(応募地制限なし)を対象に当選葉書(1枚で2名まで入場可能。代表者自体は20歳以上のみだが、未就学乳幼児を含む20歳未満も同伴者扱いで入場可能)を発送するやり方を行った

過去15年間の歴代優勝者

過去15年間のボートレースグランプリおよびグランプリシリーズの歴代優勝者を以下にまとめました。

歴代優勝者の面々はボートレース界に名を刻むほどの優秀なレーサーばかり
まさにボートレース界をけん引する、超一流のトップレーサー達の記録をご紹介します。

ボートレースグランプリの歴代優勝者

過去15年間のボートレースグランプリの歴代優勝者は次のとおりです。

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手
第39回2024年12月22日住之江毒島   誠
※2024年12月22日追記
4238群馬逃げ
第38回2023年12月24日住之江石野  貴之(2)4168大阪逃げ
第37回2022年12月18日大村白井  英治3897山口逃げ
第36回2021年12月19日住之江瓜生  正義(2)3783福岡まくり
第35回2020年12月20日平和島峰   竜太(2)4320佐賀逃げ
第34回2019年12月22日住之江石野  貴之4168大阪逃げ
第33回2018年12月24日住之江峰   竜太4320佐賀逃げ
第32回2017年12月24日住之江桐生  順平4238群馬逃げ
第31回2016年12月25日住之江瓜生  正義3783福岡逃げ
第30回2015年12月23日住之江山崎  智也(2)3622群馬逃げ
第29回2014年12月23日平和島茅原  悠紀4418岡山差し
第28回2013年12月23日住之江池田  浩二(2)3941愛知逃げ
第27回2012年12月24日住之江山崎  智也3622群馬まくり差し
第26回2011年12月25日住之江池田  浩二3941愛知逃げ
第25回2010年12月23日住之江中島  孝平4013福井まくり
第24回2009年12月23日住之江松井   繁(3)3415大阪差し

2023年の第38回大会は、石野 貴之選手が2度目のグランプリ制覇というかたちで幕を閉じました!
トライアル2ndからの参戦で、3日目こそ3着でしたが、4日目と5日目にはいずれも勝ち星を獲得して、優勝戦は絶好枠から逃げて見事に優勝。
3コースには峰 竜太選手、5号艇には池田 浩二選手というSG優出の常連選手をしっかりとおさえて、自身11度目のSGタイトルの獲得を果たしました。

しかし今年のボートレースグランプリでは、石野 貴之選手が出場辞退期間中であることにより、自身3度目のグランプリ制覇、ならびにグランプリ2連覇の可能性も泡に消えています。
あわせて長期戦線離脱の可能性も示唆しており、復帰の知らせが待たれる状態です。

今までにボートレースグランプリで複数回制覇を達成しているのは、長い歴史の中でも次の選手たちだけです。
なかには連覇を果たしている選手もおり、いずれもボートレースを語るうえで欠かせないほどに強力な選手ということがわかるでしょう。

【3度のグランプリ制覇】

  • 野中 和夫選手(2291・大阪支部)→第3回大会(1988年)・第7回大会(1992年)・第8回大会(1993年)優勝者 ※連覇
  • 植木 通彦選手(3285・福岡支部)→第10回大会(1995年)・第11回大会(1996年)・第17回大会(2002年)優勝者 ※連覇
  • 田中 信一郎選手(3556・大阪支部)→第16回大会(2001年)・第18回大会(2003年)・第19回大会(2004年)優勝者 ※連覇
  • 松井 繁選手(3415・大阪支部)→第14回大会(1999年)・第21回大会(2006年)・第24回大会(2009年)優勝者

【2度のグランプリ制覇】

  • 池田 浩二選手(3941・愛知支部)→第26回大会(2011年)・第28回大会(2013年)優勝者
  • 山崎 智也選手(3622・群馬支部)→第27回大会(2012年)・第30回大会(2015年)優勝者
  • 瓜生 正義選手(3783・福岡支部)→第31回大会(2016年)・第36回大会(2021年)優勝者
  • 峰 竜太選手(4320・佐賀支部)→第33回大会(2018年)・第35回大会(2020年)優勝者
  • 石野 貴之選手(4168・大阪支部)→第34回大会(2019年)・第38回大会(2023年)優勝者

グランプリシリーズの歴代優勝者

過去15年間のグランプリシリーズの歴代優勝者は次のとおりです。

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手
第39回2024年12月22日住之江前田  将太
※2024年12月22日追記
4504福 岡逃げ
第38回2023年12月24日住之江深谷  知博4524静岡まくり
第37回2022年12月18日大村宮地  元輝4445佐賀まくり差し
第36回2021年12月19日住之江新田  雄史(2)4344三重まくり差し
第35回2020年12月20日平和島深川  真二3623佐賀差し
第34回2019年12月22日住之江馬場  貴也4262滋賀まくり差し
第33回2018年12月24日住之江平尾  崇典3822岡山逃げ
第32回2017年12月24日住之江新田  雄史4344三重逃げ
第31回2016年12月25日住之江今垣 光太郎3388福井逃げ
第30回2015年12月23日住之江長田  頼宗4266東京逃げ
第29回2014年12月23日平和島平本  真之4337愛知まくり
第28回2013年12月23日住之江前本  泰和3573広島逃げ
第27回2012年12月24日住之江篠崎  元志4350福岡逃げ
第26回2011年12月25日住之江勝野  竜司3697兵庫逃げ
第25回2010年12月23日住之江山崎  智也(2)3622群馬まくり
第24回2009年12月23日住之江井口  佳典4024三重差し

2023年の第38回大会は、深谷 知博選手がグランプリシリーズ初優勝というかたちで幕を閉じました!
予選は7戦2勝ながら、優勝戦では2コースからコンマ22のスタートを決めて豪快なまくりで優勝を手にしました。
このレースの3連単264は88番人気の38,470円(384.7倍)という大穴決着。
深谷 知博選手はこの優勝が43回目、自身3度目のSGタイトル獲得となりました。

【2021年】グランプリで起こった大返還事件!4艇転覆で3連単不成立

2021年のボートレースグランプリ優勝戦では、最後の最後にボートレース史に残る大事件が発生しました。

1号艇で圧倒的な1番人気だった峰 竜太選手が、1周1マークで瓜生 正義選手のツケマイを浴びてターンマークに激突。
そこへ後続艇の丸野 一樹選手・平本 真之選手・毒島 誠選手が巻き込まれて次々と転覆し、最終的に峰 竜太選手は妨害失格となる事態に発展しました。

このレースで完走したのは、優勝した瓜生 正義選手と白井 英治選手の2艇だけで、合計4艇が転覆したためグランプリファイナル初の3連単・三連複不成立となり、このレースの売り上げ総額42億7,752万6,800円のうちの96%を超える41億1,426万3,700円という膨大な返還額が発生してしまったのです。

この返還額は、2002年に行われた「SG・第12回 グランドチャンピオン決定戦」での24億3513万3800円を大幅に上回るボートレース史上最高の返還額として、現在も破られることのない不名誉な記録として残り続けています。

1年間でもっとも多い売り上げ額と、ボートレースファン注目のレースで起こった大返還事件に、開催地の住之江競艇場は頭を抱えたことでしょう。

また、この1つ前に当たる「グランプリシリーズ」優勝戦でも西山 貴浩選手が1周1マークでターンマークに激突。
篠崎 元志選手を巻き込んでの妨害失格となったことで、どちらもスタート事故によるものではないものの、グランプリとグランプリシリーズの優勝戦で両方に妨害失格艇が出たのはボートレース界史上初のできごとでした。

  • 第36回SGグランプリ(賞金王決定戦)優勝戦 2021/12/19 住之江
出典:【公式】ボートレース大村(メインch)

2023年のボートレースグランプリ優勝決定戦に出場した選手は?

2023年12月19日~24日に住之江競艇場で開催された「第38回 ボートレースグランプリ」。
前回大会の優勝戦出場メンバーをおさらいしてみましょう。

優勝戦メンバーを以下にまとめました。

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枠番氏名(フリガナ)登録番号支部級別
1石野  貴之(イシノ タカユキ)4168大阪A1
2平本  真之(ヒラモト マサユキ)4337愛知A1
3峰   竜太(ミネ リュウタ)4320佐賀A1
4磯部   誠(イソベ マコト)4586愛知A1
5池田  浩二(イケダ コウジ)4205愛知A1
6茅原  悠紀(カヤハラ ユウキ)4418岡山A1
出典:BOAT RACE公式サイト
出典:BOATRACE公式サイト

優勝戦の結果は134(11.6倍)で1,160円となり、1号艇の石野 貴之選手がコンマ12の頭一つ抜けたトップスタートから、見事にイン戦速攻で押し切って、2019年に続き自身2度目のグランプリ制覇を達成しました。

2019年12月のボートレースグランプリ同様に、絶好枠をいかした“危なげない文句なし”の完勝劇
さらに2度目のグランプリ優勝戦ということもあって、レース後には『正直負ける要素がなかったです。もう怖いものがないです。お化けくらいですね。お化けが怖いです。』と冗談交じりに語るなど、強い精神力で重圧に打ち勝ったことがわかる内容でした。

2023年のボートレースグランプリ優勝者は「石野 貴之選手」

続いて、優勝した石野 貴之選手についても、簡単にご紹介しようと思います。

名前
(フリガナ)
石野 貴之
(イシノ タカユキ)
登録番号4168
生年月日1982年6月3日
身長165cm
体重54㎏
血液型O型
支部大阪
出身地大阪府
登録期90期
級別A1級


石野 貴之選手は90期で大阪支部所属・A1級のボートレーサーです。
デビューから8年2か月後の2010年7月19日に丸亀競艇場で開催された「第15回 オーシャンカップ競走」でSG初優出にしてSG初制覇という偉業を達成し、2018年5月には通算50優勝、2020年9月には史上23人目となる全24場制覇、2022年6月には「G1・太閤賞競走」で優勝して史上10人目のゴールデンレーサー賞を手にしています。

さらに、どのコースからでも安定して勝利を狙えるだけの抜群の操縦技術と整備技術を併せ持つオールラウンダータイプの選手で、各競艇場の水質・コースの特徴・気象条件・レース展開に合わせて戦い方を変える様子はまさに千変万化のスタイルと言えます。

その証拠に、不調と言われた2024年でも年間勝率は6.57、イン1着率77.5%・2連対率は92.5%・3連対率は92.5%という非常に高い数値を示しています。

そして石野 貴之選手といえば、3コースからの進入時に“まくり”での勝利が多いことも特徴です。

また、直近のグランプリを制した2023年の勝率は7.36で強い選手の基準である7.00を超えており、スタートタイミングも0.13でかなり優秀なことからも、着実に勝利を重ね続けている選手といえます。

近年のSGやG1競走においてはSG常連選手として選出されるだけではなく、高確率で優出しており、2023年にはボートレースオールスターとグランプリの2冠を達成しました。

さらに、一般戦クラスでは“必ず”と言っていいほど優勝候補の一人として挙げられるため、石野 貴之選手が良いモーターを引き当てた時はかなり期待ができるでしょう。

ちなみにファンからはその信頼度の高さから“石野信用金庫”という愛称で親しまれており、その名に違わない活躍を見せてくれていることから、SNSでは本名よりもニックネームで語られてしまうほどです。

どうしてこのようにユーモラスなニックネームがついたのかについては後述しますが、紛れもなくご本人の意向で決まったことは確かなので、水面での活躍だけでなく、ユーモラスな人柄でもファンの心を掴んでいます

しかし、2024年11月3日に石野 貴之選手は自身のInstagramを更新し、『近況のご報告を。』として膝の状態悪化による治療のため、長期欠場の可能性を示唆するとともに、「第27回 チャレンジカップ」の出場取消を行ったことで、今回の「第39回 ボ-トレースランプリ」出場の可能性はなくなってしまいました

  • 超速報 2023 SG グランプリ 優勝戦│BOATCAST NEWS 2023年12月24日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • 超速報 2023 SG グランプリ 優勝者インタビュー│BOATCAST NEWS 2023年12月24日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

2023年のボートレースグランプリ「トライアル1st」とグランプリシリーズ「特別戦」の枠番

2023年12月19日~24日に住之江競艇場で開催された「第38回 ボートレースグランプリ」初日に行われる「トライアル1st」とグランプリシリーズの「特別戦」の枠番をご紹介します。

  • 【グランプリ:トライアル1st・第11レース】
出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額順位備考
1濱野谷 憲吾(ハマノヤ ケンゴ)3590東京A1101,964,000円8位2年ぶり14回目
2羽野  直也(ハノ ナオヤ)4831福岡A194,176,000円9位2年連続2回目
3土屋  智則(ツチヤ トモノリ)4362群馬A182,311,200円12位初出場
4毒島   誠(ブスジマ マコト)4238群馬A180,258,000円13位7年連続10回目
5中島  孝平(ナカジマ コウヘイ)4013福井A171,061,000円16位2年ぶり6回目
6今垣 光太郎(イマガキ コウタロウ)3388福井A170,313,000円17位4年ぶり15回目
  • 【グランプリ:トライアル1st・第12レース】
出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額順位備考
1桐生  順平(キリュウ ジュンペイ)4444埼玉A1103,449,000円7位3年連続9回目
2片岡  雅裕(カタオカ マサヒロ)4459香川A191,166,000円10位2年連続2回目
3山口   剛(ヤマグチ ツヨシ)4205広島A190,137,000円11位2年連続3回目
4深谷  知博(フカヤ トモヒロ)4524静岡A180,258,000円13位7年連続10回目
5平本  真之(ヒラモト マサユキ)4337愛知A173,402,000円15位2年ぶり5回目
6菊地  孝平(キクチ コウヘイ)3960静岡A169,268,000円18位8年連続12回目
  • 【グランプリシリーズ:特別戦・第10レース】
出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額順位備考
1吉田  拡郎(ヨシダ カクロウ)4166岡山A168,542,000円19位3年ぶり8回目
2島村  隆幸(シマムラ タカヨシ)4685徳島A167,739,333円20位2年連続2回目
3前田  将太(マエダ ショウタ)4504福岡A167,504,000円21位2年連続7回目
4篠崎  元志(シノザキ モトシ)4350福岡A167,115,000円22位7年連続10回目
5宮地  元輝(ミヤチ モトキ)4445佐賀A164,258,000円23位2年連続2回目
6椎名   豊(シイナ ユタカ)4787香川A162,829,000円24位2年ぶり2回目

2024年のボートレースグランプリは住之江競艇場で開催!

第39回大会となる2024年のボートレースグランプリは、12月19日~24日の6日間ボートレース住之江で開催されます。
ボートレースグランプリが住之江競艇場で開催されるのは、前年の第38回大会に続き2年連続32回目の開催です!

2024年のラスト、締めくくりとなるSG競走で、住之江の水面からどんなドラマが待っているのでしょうか。
トップレーサー達によって繰り広げられる熱いバトルに大注目です!


出典:ボートレース住之江SG第39回グランプリ 特設サイト

ボートレース住之江の特徴は?

出典:ボートレース住之江公式サイト

住之江競艇場(ボートレース住之江)は、大阪府大阪市住之江区にあるほぼ通年ナイター開催の競艇場です。
※“ほぼ”とご紹介した理由は、年始に開催される「全大阪王将戦だけはデイレースで開催されるため

ボートレースファンからは「ボートレースのメッカ」や「ボートレースの聖地」の異名で知られ、ビッグタイトルが開催されることも多いため、競艇界で上を目指すのであれば住之江競艇場の攻略は避けて通れません。

1コース1着率は59.6%で全国平均よりも少し高く、とくに日没後はモーターパワーが上がることで、1コースの艇が逃げやすいとされているうえ、インコースの2蓮率・3蓮率も高いのが特徴。
データの傾向としては、3連単の鉄板が比較的出やすいために、無理に穴狙いをするのはおすすめしません

水面は大半が雨水で、足りない分を有料の工業用水で補っている淡水の硬い水面です。
水に塩分が入っていないぶん、海水よりも浮力が小さく、衝撃を吸収しにくいことから、慣れていないとボートが跳ねるため、選手にとって走りにくい難水面と言われています。

とくに体重の重い選手にとってはスピードが出しにくいことから、同じ勝率の選手がいるときは体重の軽い選手の評価を上げてみてください

予想する際は、スタート展示の行き足や周回展示のかかりにも注目して予想を立てるとよいでしょう。
住之江競艇場で予想をする際のコツは、1コースの1~3着を他の競艇場よりも重視することですので、覚えていて損はないですよ。

出典:ボートレース住之江公式サイト
出典:ボートレース住之江公式サイト

■水面
 住之江は長方形のプール型水面で、水質は淡水だ。淡水といっても雨水が大半で、足りない分を有料の工業用水で補っている。塩分が入っていない分、海水よりも浮力が小さい。「水が硬い」と表現されるように衝撃を吸収しにくく、慣れていないとボートが跳ねる。その硬さは「直線でもゴツン、ゴツンという衝撃が来る」と選手がコメントしている。
 また、コンクリートで固めた護岸は波の返しがきつい。消波装置があるものの、消波装置と護岸までの距離が短いこともあって、波が消えにくい。レースでは、1周2マークに差し掛かる頃にスタート時に発生した波が護岸から水面に返ってくる。護岸から来た波がマークでぶつかり合い、複雑な波が立つ。2マークで暴れる艇が多いのはそのためだ。2周目、3周目もその繰り返し。「乗り心地が一番大切」と話す選手が多く、地元大阪支部でも住之江を苦手とする選手もいる。
 ただ、年末の大一番・SGグランプリが最も多く開催されているのは住之江である。頂点を目指すなら、住之江の攻略を避けて通ることはできない。

■モーター
 毎年3月、住之江のモーターとプロペラは新しいものに切り替わる。ほぼ毎年SGやPGⅠを開催するため、他場より多い65基を保有し、機番には1ケタと40番台が存在しない。また、2連率の低いモーターは低調機シリーズで数字を底上げするので、極端に2連率の低いモーターは出ない。
 モーター2連率ベスト6については、モーター番号とカウリングをオレンジ色にしている。モーター番号横の月のマークは優勝回数を表しており、活躍するモーターを見つけやすい。
 新モーターの最初の相場は、地元大阪支部が集まるGW戦で決まる。選手層が厚く、整備に長けた選手も多く参戦するシリーズなので、見逃さないようにしたい。SGグランプリで使用するモーターは、そこにピークが来ていることが多く、グランプリ後は下降線をたどる傾向がある。

■コース特性
 はっきり言って、穴党には厳しいレース場である。
 水面レイアウトを見ると、ターンマークの振りが小さい。イン艇がスタートしてから真っ直ぐ進めるうえ、1マーク握っても十分な回りシロがある。さらに、ほぼ通年ナイターレースを実施している。ナイターの時間帯になると、昼間よりもイン1着率が上がる。気温が下がってモーターパワーが上がること、主力選手が後半走で好枠から走ることが多くなり、イン有利なレースが増えてくる。これは穴が出にくい要因に挙げられる。
 数字からも見てみたい。2022年の住之江・3連単平均配当は7,203円と、全国平均7,169円よりやや高い。この結果は、インの強いSGやGⅠを除いて集計しても平均配当7,168円と変わらなかった。
 また、穴党には買いにくい1-2-3決着が多い。全国平均7.1%に対して住之江は8.2%もある。全国でも6位の数字だ。一日一善ならぬ「1日1回1-2-3」が住之江の定番となっていることがわかる。
 敢えて荒れる要素を探すなら、住之江水面に慣れていない選手が1枠で売れている場合か。主力選手の前半走で外枠に回されたケースでも攻め切れないケースが多い。出足が仕上がらないと水の硬さに弾かれる。直前のインタビューやコメントに注意したい。

引用元:ボートレース住之江公式サイト

第39回大会に出場する選手は?

冒頭でご紹介したとおり、グランプリ(シリーズ戦含む)はチャレンジカップと同様に“優先出場権を設けていない大会”です。

他のSG競走では、前年度のグランプリ優勝戦出場者や直近のSG競争の優勝者などに優先出場権が与えられますが、ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)の出場権獲得の条件は選考期間内における獲得賞金ランキング上位に入ることが絶対条件

よって、出場条件は以下の条件をクリアした実力者に与えられます。

  • 【グランプリ】選考期間内における獲得賞金ランキング上位18名
  • 【シリーズ戦】選考期間内における獲得賞金ランキング上位19位~60位までの42名

住之江競艇場で開催される「第39回 グランプリ・グランプリシリーズ」の出場選手が下記の60名に決定しました。
さっそく、出場選手の一覧を見てみましょう。

第39回 グランプリ・グランプリシリーズ 出場選手選出順位表
(成績対象期間:令和6年1月1日~令和6年11月24日)

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順位登番氏名支部出身地獲得賞金額戦績備考
S
G




14262馬場  貴也滋 賀京 都148,701,833円BBCトーナメント5着
オールスター2着
メモリアル優勝
ダービー6着
4年連続6回目
24238毒島   誠群 馬群 馬126,213,033円クラシック優勝
オールスター4着
ダービー3着
8年連続11回目
34444桐生  順平埼 玉福 島118,277,333円クラシック4着
メモリアル3着
ダービー優勝
4年連続10回目
44418茅原  悠紀岡 山岡 山109,653,333円BBCトーナメント2着
オーシャンカップ優勝
2年連続7回目
54320峰   竜太佐 賀佐 賀104,026,333円ダービー4着2年連続10回目
63941池田  浩二愛 知愛 知102,463,000円グランドチャンピオン3着
メモリアル6着
チャレンジカップ4着
4年連続15回目
73960菊地  孝平静 岡岩 手101,851,000円マスターズチャンピオン優勝
オーシャンカップ6着
9年連続13回目
84337平本  真之愛 知愛 知101,463,466円BBCトーナメント4着
クラシック2着
グランドチャンピオン4着
メモリアル2着
2年連続6回目
94445宮地  元輝佐 賀佐 賀95,903,333円オールスター6着
グランドチャンピオン2着
初出場
104362土屋  智則群 馬群 馬95,881,333円グランドチャンピオン優勝
チャレンジカップ3着
2年連続2回目
115121定松  勇樹佐 賀福 岡95,463,000円オールスター優勝初出場
124851関   浩哉群 馬群 馬93,076,760円BBCトーナメント優勝
ダービー5着
ヤングダービー優勝
初出場
134494河合  佑樹静 岡静 岡85,515,000円チャレンジカップ優勝初出場
143415松井   繁大 阪大 阪82,950,000円BBCトーナメント3着
マスターズチャンピオン6着
4年ぶり24回目
154371西山  貴浩福 岡福 岡80,604,333円3年ぶり3回目
164573佐藤   翼埼 玉埼 玉78,479,000円ダービー2着
チャレンジカップ5着
初出場
173783瓜生  正義福 岡福 岡76,617,999円2年ぶり17回目
184719上條  暢嵩大 阪大 阪74,217,000円グランドチャンピオン5着2年ぶり2回目
S
G








194205山口   剛広 島広 島72,898,333円オーシャンカップ2着2年連続12回目
204686丸野  一樹滋 賀京 都70,104,833円4年ぶり3回目
213942寺田   祥山 口山 口69,653,533円マスターズチャンピオン3着
チャレンジカップ2着
4年連続16回目
224030森高  一真香 川香 川67,845,266円オールスター3着2年連続12回目
234504前田  将太福 岡福 岡65,700,333円3年連続8回目
244459片岡  雅裕香 川高 知64,533,666円メモリアル4着3年ぶり5回目
254166吉田  拡郎岡 山岡 山62,761,733円2年連続9回目
264685島村  隆幸徳 島高 知62,035,000円2年ぶり2回目
274350篠崎  元志福 岡福 岡61,328,532円8年連続11回目
284524深谷  知博静 岡静 岡60,913,000円2年連続5回目
294932新開   航福 岡福 岡58,947,000円3年連続3回目
304586磯部   誠愛 知愛 知57,965,333円オーシャンカップ4着3年ぶり5回目
314503上野 真之介佐 賀佐 賀57,397,666円7年連続7回目
324502遠藤  エミ滋 賀滋 賀57,394,000円レディースチャンピオン優勝2年ぶり6回目
334939宮之原 輝紀東 京東 京55,088,466円クラシック3着初出場
343978齊藤   仁東 京東 京54,866,070円オーシャンカップ5着6年ぶり6回目
354760山崎   郡大 阪大 阪54,344,866円4年連続4回目
363716石渡  鉄兵東 京千 葉53,811,006円2年連続13回目
373959坪井  康晴静 岡静 岡52,781,000円チャレンジカップ優出2年連続14回目
383946赤岩  善生愛 知愛 知52,189,519円マスターズチャンピオン2着4年連続16回目
394397西村  拓也大 阪大 阪51,801,000円グランドチャンピオン6着2年連続8回目
403590濱野谷 憲吾東 京東 京51,179,866円2年ぶり11回目
414914吉田  裕平愛 知愛 知50,914,000円初出場
424024井口  佳典三 重三 重47,843,333円3年連続9回目
434364池永   太福 岡宮 崎47,786,000円5年ぶり3回目
444013中島  孝平福 井福 井47,750,426円2年ぶり9回目
454266長田  頼宗東 京神奈川47,412,500円10年連続11回目
464208三浦  永理静 岡静 岡45,969,000円レディースチャンピオン優勝11年ぶり4回目
474547中田  竜太埼 玉福 島45,920,000円2年連続6回目
484500山田  康二佐 賀佐 賀45,839,866円2年連続4回目
493779原田  幸哉長 崎愛 知45,265,333円4年ぶり14回目
504497桑原   悠長 崎長 崎44,920,466円2年連続4回目
514361柳生  泰二山 口山 口44,883,999円初出場
524856豊田 健士郎三 重三 重44,816,000円初出場
534762藤原 啓史朗岡 山岡 山44,689,000円2年連続2回目
544290稲田  浩二兵 庫兵 庫44,143,418円2年ぶり5回目
554848仲谷  颯仁福 岡福 岡43,789,799円2年ぶり5回目
564324海野 康志郎山 口山 口43,757,333円5年ぶり2回目
574344新田  雄史三 重三 重43,524,000円3年ぶり11回目
584847佐藤 隆太郎東 京東 京43,073,666円初出場
594398船岡 洋一郎広 島広 島42,545,000円2年ぶり2回目
605084末永  和也佐 賀佐 賀42,152,000円初出場
予備13744徳増  秀樹静 岡静 岡42,046,333円
予備23918深井  利寿滋 賀滋 賀41,977,520円
予備34546浜田 亜理沙埼 玉広 島41,936,166円
予備43780魚谷  智之兵 庫兵 庫41,878,000円
予備54757山田  祐也徳 島高 知41,604,266円

(注1)選出順位は、獲得賞金額順とします。獲得賞金額が同額の場合には、賞金上位の者からとします。

第39回 グランプリ・グランプリシリーズ 出場選手一覧表

引用元:第39回グランプリ(シリーズ戦含む)出場選出順位発表 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

グランプリに4年ぶりの出場となる松井 繁選手は、自身が持つ最多記録を更新する24回目の出場。
シリーズ戦で最多連続出場の選手は、10年連続11回目の長田 頼宗選手です。

選出除外者

住之江競艇場で開催される「第39回 グランプリ・グランプリシリーズ」において、選出除外となった選手は次の7名です。

(1)スタート事故による辞退期間中のため

登番氏名支部出身地獲得賞金額戦績
3854吉川  元浩兵 庫兵 庫67,758,666円マスターズチャンピオン5着
3897白井  英治山 口山 口60,351,500円
4787椎名   豊群 馬群 馬54,280,000円オーシャンカップ3着
4044湯川  浩司大 阪大 阪53,492,500円
4084杉山  正樹愛 知愛 知42,205,000円

(2)家事都合等辞退期間中のため

登番氏名支部出身地獲得賞金額戦績
4168石野  貴之大 阪大 阪50,949,466円BBCトーナメント6着
メモリアル5着
3952中澤  和志埼 玉岩 手43,965,533円

(注2)予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期間等が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合は、予備選手の資格を喪失します。

今年のボートレースグランプリでは、石野 貴之選手が出場辞退期間中であるため、自身3度目のグランプリ制覇、ならびにグランプリ2連覇の可能性も泡に消えています。
あわせて長期戦線離脱の可能性も示唆しており、復帰の知らせが待たれる状態です。

《11月27日追記》ボートレースグランプリ「トライアル1st」とグランプリシリーズ「特別戦」の枠番

2024年11月27日、グランプリ初日に行われる「トライアル1st」とグランプリシリーズの「特別戦」の枠番が発表されましたのでご紹介します。

  • 【グランプリ:トライアル1st・第11レース】
出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額順位備考
1平本  真之(ヒラモト マサユキ)4337愛知A1101,463,466円8位2年連続6回目
2宮地  元輝(ミヤチ モトキ)4445佐賀A195,903,333円9位初出場
3関   浩哉(セキ ヒロヤ)4851群馬A193,076,760円12位初出場
4河合  佑樹(カワイ ユウキ)4494静岡A185,515,000円13位初出場
5佐藤   翼(サトウ ツバサ)4573埼玉A178,479,000円16位初出場
6瓜生  正義(ウリュウ マサヨシ)3783福岡A176,617,999円17位2年ぶり17回目
  • 【グランプリ:トライアル1st・第12レース】
出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額順位備考
1菊地  孝平(キクチ コウヘイ)3960静岡A1101,851,000円7位9年連続13回目
2土屋  智則(ツチヤ トモノリ)4362群馬A195,881,333円10位2年連続2回目
3定松  勇樹(サダマツ ユウキ)5121佐賀A195,463,000円11位初出場
4松井   繁(マツイ シゲル)3415大阪A182,950,000円13位4年ぶり24回目
5西山  貴浩(ニシヤマ タカヒロ)4371福岡A180,604,333円15位3年ぶり3回目
6上條  暢嵩(カミジョウ ノブタカ)4719大阪A174,217,000円18位2年ぶり2回目
  • 【グランプリシリーズ:特別戦・第10レース】
出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別獲得賞金額順位備考
1山口   剛(ヤマグチ ツヨシ)4205広島A172,898,333円19位2年連続12回目
2丸野  一樹(マルノ カズキ)4686滋賀A170,104,833円20位4年ぶり3回目
3寺田   祥(テラダ ショウ)3942山口A169,653,533円21位4年連続16回目
4森高  一真(モリタカ カズマ)4030香川A167,845,266円22位2年連続12回目
5前田  将太(マエダ ショウタ)4504福岡A165,700,333円23位3年連続8回目
6片岡  雅裕(カタオカ マサヒロ)4459香川A164,533,666円24位3年ぶり5回目

注目の出場選手

2024年の「第39回 ボートレースグランプリ」に出場する選手の中から、注目したい選手6名をピックアップして紹介します。

特に話題となっているのは、意外にも2年連続の出場となった「茅原 勇樹選手」と「峰 竜太選手」です。

茅原 悠紀選手は、2024年7月のオーシャンカップで9年7か月ぶりにSG載冠を果たし、確かな実力で自身2度目のSG制覇を達成しましたが、ボートレースメモリアルで喫したフライングの影響でチャレンジカップ選出除外となってしまうなど、失敗を恐れずに攻め続けるレーススタイルはグランプリでも注目必至。

峰 竜太選手は、直近のボートレースオールスターで弟子の定松 勇樹選手(5121・佐賀)が5000番台初・2000年以降生まれ初のSG制覇したことで大きなニュースになりましたが、今度は自身3度目のグランプリ制覇を弟子とともに喜びたいところでしょう。

ほかにタイトル初制覇を狙う選手や、タイトル奪還を狙う歴代優勝選手にも注目したいですね。
前回大会を制した「石野 貴之選手」が欠場となった今大会、第29回大会覇者「茅原 悠紀選手」と第32回大会覇者「桐生 順平選手」はタイトル奪還、そして第33回・35回大会覇者「峰 竜太選手」と第26回・28回大会覇者「池田 浩二選手」は史上5人目となる3度目のタイトルを手にすることができるのか⁉…目を離せない戦いがはじまります。

馬場 貴也選手:これまで2度の優出も優勝歴なし

名前
(フリガナ)
馬場 貴也
(ババ ヨシヤ)
登録番号4262
支部滋賀
登録期93期
級別A1級

2024年8月の「第70回ボートレースメモリアル」で優勝し、史上4人目となるボートレースメモリアル連覇を達成した馬場 貴也選手も見逃せません。
この優勝でSG5冠を達成したばかりか、2024年の獲得賞金ランキングも暫定1位と絶好調を維持しています。

注目選手の中ではちょうど中間となるキャリアながら、2023年はSGフル出場を果たし、2024年もここまで全SG出場中
しかも、2018年以降は歴戦の猛者が集うSG競争において、2回に1回の確率で準優勝戦・優勝決定戦に駒を進め、2022年からは年1回は必ずSGで優勝するというほどの安定した実力に期待が高まります!

今回の住之江グランプリは、直近のメモリアルに続く今年のSG2冠と自身6度目のタイトル獲得がかかる大一番。
滋賀支部で絶大な人気と人望を集める支部長が、長年の悲願であったボートレースグランプリ初載冠を目指します。

長かったか短かったか。1号艇で迎えた昨年のトライアル2ndの1回戦は馬場貴也の脳裏深くに刻まれている。悪夢の妨害失格。大時計が回って数秒で、すべてが崩れた。あれから1年。「リベンジです」と誓った2024年をしっかり駆け抜けた。すべては前年の悪夢を振り払うため――。
 ただ、順風に乗っての賞金1位ではなかった。特に今年序盤は不発続き。エンジンが思うように仕上がらない。そんな流れが晩夏で一変した。SGメモリアル連覇を決めたのだ。少ないチャンスは逃さない。柔和の表情から想像できない勝負強さこそ馬場の真骨頂。「SGを勝ったので、トライアル2nd1号艇を目指します」の言葉通り、リベンジの機会を勝ち取った。
 まずは1号艇の12月19日12Rに全力投球だ。スカッと逃げれば金冠ロードはパカーンと開ける。日本一の湖に、金色に輝くヘルメットを持ち帰る12月22日。歓喜の瞬間に向かって、長く短い4日間が始まる。

引用元:ボートレース住之江グランプリ特設サイト

毒島 誠選手:これまで6度の優出も優勝歴なし

名前
(フリガナ)
毒島 誠
(ブスジマ マコト)
登録番号4deb238
支部群馬
登録期92期
級別A1級

2024年のボートレースクラシック覇者にして、GRANDE5のメダルを3種(4個)所持している毒島 誠選手。

老若男女問わず幅広いファンから根強い支持を得ている「艇界きっての人格者」です。
安定したレース展開と抜群のスタートで、2024年はここまでSG競争とG2競争で1回ずつ、そして一般戦2回の優勝で好調を維持し続けています。
この勢いに乗って、今大会でグランプリ初制覇を果たせば、“GRANDE5”のメダル4種(5個)を手にして、グランドスラム達成までリーチとなります。

師匠の江口 晃生選手ですら獲得できていない“ボートレース界No.1”のタイトルを、弟子の毒島 誠選手が勝ち取るなんてことになれば、2015年に2度目のグランプリ制覇を達成した山崎 智也選手以来、群馬支部では史上2人目のグランプリ制覇です。

チャレンジカップ終了時点での賞金ランキングも堂々の2位で、優勝することで2024年の“賞金王”の栄冠も手にできるため、自然と期待が高まります。

「ナイターキング」の名に懸けて、毒島誠が住之江でグランプリ初制覇を狙ってくる。
今年の獲得賞金ランクは堂々の2位。3月には戸田SGクラシックで通算8回目のSG制覇を成し遂げ、GIでも賞金を上積み。「1年を通して(グランプリ出場の)予選を頑張った、という感じです」と激闘を振り返った。その成果は、4年ぶりに目標としたトライアル2ndからの出場権をゲット。「1stから行くよりか、気持ちも全然楽ですからね」と短期決戦でのアドバンテージ獲得を何よりも喜んだ。
グランプリは、これまで2回の準Vの実績を残すが、「それだけでは何の価値もなく、勝たないと意味がない」と結果はあくまで通過点に過ぎない。今年の大会を見据え「ペラの調整だけではなく、メンタル的なものとか結構準備はできています。今までで一番充実している」と心技体のバランスは申し分なし。「出るからには取ります」と強い決意を胸に秘め、得意のナイターで暴れ回る。

引用元:ボートレース住之江グランプリ特設サイト

桐生 順平選手:2017年(第32回大会)優勝者

名前
(フリガナ)
桐生 順平
(キリュウ ジュンペイ)
登録番号4444
支部埼玉
登録期100期
級別A1級

2024年は念願の地元SG初優勝とボートレースダービー初制覇を達成し、GRANDE5獲得メダル数も3種(4個)で暫定1位タイに浮上した桐生 順平選手。
2017年のSGグランプリ、2019年のG1太閤賞、そのほか一般戦でも2つの優勝をこの水面で勝ち取ってきました。
次に狙うは2023年の石野 貴之選手に続く、グランプリ2度目の載冠のみ!
2019年の同地開催のグランプリ以来、ファイナルからは遠ざかっていますが「ボートレース界のNo.1を目指す」この意思だけは誰にも負けません。
4年連続10回目の出場となるボートレースグランプリは、2017年大会で初制覇を飾ったタイトル。
チャレンジカップはフライング休みで出場できなかったものの、今年は出場したすべてのSG競争で準優勝戦か優勝戦まで出場している安定感はこの今大会でも脅威。
どんな逆境も力に変える桐生 順平選手が、自身5つめのSGタイトル奪取でGRANDE5の獲得メダル数も1位に躍り出るのか⁉…注目しましょう。

桐生順平が7年ぶり2回目の戴冠を狙う。苦しい1年を戦い抜き、賞金はランキング3位。地元SG初制覇も成し遂げた24年、最高のレースで締めくくる。
 今年のハイライトは何と言っても戸田SGダービー。優勝戦3枠で臨んだ。1枠は圧倒的人気の峰竜太。桐生は3コースから全速ツケマイを放ち、イン峰を沈めた。完璧なターンで4度目のSG制覇。2着には佐藤翼が入り埼玉ワンツー決着で、詰めかけたファンを喜ばせた。「地元だったし、取れてすごい嬉しかった」。賞金を一気に加算し、ベスト6入りを当確させた。
 事故に苦しんだ1年だった。年間で2本のフライング。4月児島周年の準優Fにより、GⅠ、GⅡは走れず。SGでの活躍しかGPへの道はない。その状況で結果を出した。
 ダービーの後、2度目のF休みを終え、大一番へ集中力を高めている。「みんなレベルが高いけど、負けないように。あの雰囲気をもう1回味わいたい。トライアル、グランプリの雰囲気を楽しみたい」。4年連続の出場。今年も桐生がグランプリにやってくる。

引用元:ボートレース住之江グランプリ特設サイト

茅原 悠紀選手:2014年(第29回大会)優勝者

名前
(フリガナ)
茅原 悠紀
(カヤハラ ユウキ)
登録番号4418
支部岡山
登録期99期
級別A1級

2023年はSG8回出場のうち、優勝はなかったものの、自己最多となる優出6回を記録し、SG史上初となる最多優出記録を更新した茅原 悠紀選手。

代名詞といえば、こだわり抜いてたどり着いた究極の「ウィリーモンキー」。
そのターンの凄まじさから、岡山支部内では「宇宙人」と称され、西島 義則選手は「彼のターンは異次元」、烏野 賢太選手は「ボートレースの旋回を変えた男」と評しています。

2024年のオーシャンカップでは9年7か月ぶりに悲願のSG載冠を果たしたものの、ボートレースメモリアルで喫したフライングでチャレンジカップへの選出除外となってしまった今年、ここで何としても活躍して、10年前にSG初優出で射止めたグランプリ初制覇のボートドリームをもう一度掴みたいところ。

期待を裏切らない“有言実行男”が、2024年2つ目となるSGタイトル獲得に向けて、背水の陣で虎視眈々と優勝を狙います。

もはや何の驚きもない。茅原悠紀が当然のようにグランプリにやってきた。SG5優出で駒を進めた昨年と違って、今年は唯一のSG優出だったオーシャンカップVで一発ツモ。トライアル2nd初戦が、捲って勝った昨年と同じ2号艇とは吉兆かもしれない。
 今年の茅原には大きな強みがある。11月の当地GI高松宮記念を準完全Vで試走を完了したのだ。F休み60日を残す極限の状態で見せた鬼の強さ。相棒32号機を節イチに仕上げられたことが大きい。「グランプリでも引きます」と宣言した相思相愛のエンジンと確率6分の1で再会できれば、頂点がグググッと近づく。
 10年ひと昔とはよく言ったものだ。緑の勝負服で驚かせた2014年から勢力図は激変。茅原は無我夢中の立ち位置から、出て当然の立場に成長した。さあ、大一番。本気モードの茅原なら枠番の色は問わない。ヘルメットの色にだけこだわって、10年ぶりのてっぺんを目指す。

引用元:ボートレース住之江グランプリ特設サイト

峰 竜太選手:2018年(第33回大会)優勝者・2020年(第35回大会)優勝者

名前
(フリガナ)
峰 竜太
(ミネ リュウタ)
登録番号4320
支部佐賀
登録期95期
級別A1級

艇界のスーパースターであり、2022年には「史上最強のB1級選手」として話題となった峰 竜太選手。
2023年のボートレースダービーでSG戦線に復帰していきなり優勝を飾ると、その後もチャレンジカップで優出2着、グランプリで優出2着という、さすがの走りを披露していました。
2025年前期は年間最高勝率選手を受賞して、その強さは誰もが認めるところです。

しかし、2024年はすべてのSG競争に皆勤出場しているものの、優出できたのはボートレースダービーの4着のみ
ここ最近ではもっとも結果を残せていないうえ、ビッグタイトルで舟券に貢献できていない競艇界のキング。

グランプリファイナルでの華々しい復活こそ、人気と実力の両方を兼ね備えた峰 竜太選手がもっとも輝く舞台でしょう。
実に2年連続10回目のグランプリで、史上5人目となる3度目のゴールデンヘルメットを手に入れて、アロハなビッグウェーブに乗りたい!
2024年は1月と2月のG1連勝以降、例年になくおとなしかった“艇界の泣き虫王子”が、ボートレースグランプリ優勝争いに名乗りをあげます。

18年は歓喜の初優勝。そして、21年は妨害失格で悪夢の大返還。住之江グランプリで栄光も挫折も経験した峰竜太が、大会V3の偉業に挑む。今年は1月にGI浜名湖周年、2月に芦屋で九州地区選を制覇するなど常にGIの優勝戦に名を連ね、獲得賞金は1億円を突破。ランキングは5位に到達した。「(優勝の)タイトルは少なかったけど、その中で2ndから行けるというのはかなりデカい」と短期決戦で優位となる、トライアル2ndからの出場に満足そうだ。勝者には大声援、敗者にはヤジ飛び交う住之江のステージ。3年前の悔しい記憶はいまだに残るが「開会式と表彰式、あとゴールをした後の熱狂がすごい。それをまた、感じさせてもらいにいきます」と闘争心を奮い立たせる、場内の大歓声が今から待ち遠しい。「近況のリズムもいいですよ」と戦闘態勢は整い、黄金のヘルメット奪還へ待ったなし。激アツの頂上決戦で〝スーパースター〟の威厳を見せつける。

引用元:ボートレース住之江グランプリ特設サイト

池田 浩二選手:2011年(第26回大会)優勝者・2013年(第28回大会)優勝者

名前
(フリガナ)
池田 浩二
(イケダ コウジ)
登録番号3941
支部愛知
登録期81期
級別A1級

現在の競艇では必須のテクニック「モンキーターン」をさらに発展させた「ウィリーモンキー」の先駆者として知られる池田 選手。
ハイレベルのターン技術と抜群のスタート力を武器に、SG優勝10回、ボートレースグランプリは4年連続15回目の出場という快進撃を続けています。

全盛期には“池田のイン戦は黙って買え”と言われるほどの圧倒的な強さを誇り、2011年にはオールスター(笹川賞)・ダービー(全日本選手権競走)・グランプリ(賞金王決定戦)とSG戦の3大タイトルを冠する圧巻の活躍を見せ、この年のMVPを獲得したほど。

愛知支部の総大将として挑む今大会。
2024年4月に史上179人目となる通算2,000勝を達成し、安定した成績で勝ち星を量産し続ける「艇界のブルーインパルス」は、優勝争いの最有力候補です。

そして、仲の良い西山 貴浩選手とともに誓い、一緒に出場を決めた今大会のタイトルはぜひ手にしたいところ。
2024年は優出3回を誇り、SG競争でフル出場しながら、あと一歩届かなかったタイトル獲得。
優勝戦5着で終わった2023年に続き、史上5人目となるボートレースグランプリ3度目の制覇に挑みます!

池田浩二は2年連続ベスト6入り。1億円超の賞金を獲得し、6位で参戦する。今年は2月の蒲郡地区選で優勝。SGはグラチャン優出3着、メモリアル優出6着、チャレンジカップ優出4着。GIでも5度の優出と安定感ある走りを続けた。
 「スランプもなく順調に走れたと思う。グランプリに出られるということは、コンスタントに走れたということ」。25年前期勝率は8.10、5期連続8点台マークは、いかにボートレースの技術が優れているかの証左といえる。「体は年々劣化している」と話すが、ミスのない走りはそれを感じさせない。46歳は円熟期を迎えている。
 グランプリは11、13年に優勝。昨年はファイナル5着だった。住之江は昨年大会以来となるが、GPは4年連続15回目。毎年、年末に住之江を走っている経験は、着実に自身の中に積み重なっている。「肝心なのは自分のペラが合うかどうか。合えば乗りにくさを感じず走れる」。11年ぶり3回目の戴冠なら、史上最多タイとなり、5人目の快挙となる。

引用元:ボートレース住之江グランプリ特設サイト

ボートレースグランプリの結果予想

ボートレースグランプリの予想に役立つデータをご紹介します。
競艇界のトップレーサー同士の戦いとあって、選手同士の実力差はそこまで大きくありません。
そのため、モーターの機力勝負が大きく影響することも確か。
モーターの舟足や部品交換などの整備に関する情報は必ずチェックしておくことをおすすめします。

過去の結果を参考に

過去のボートレースグランプリの決まり手と組番を次の表にまとめました。

スクロールできます
開催優勝戦日開催場決まり手組番配当
第39回2024年12月22日
※2024年12月22日追記
住之江逃げ1231,170円
第38回2023年12月24日住之江逃げ1341,160円
第37回2022年12月18日大村逃げ1646,530円
第36回2021年12月19日住之江まくり不成立
45

13,110円
第35回2020年12月20日平和島逃げ1361,900円
第34回2019年12月22日住之江逃げ124730円
第33回2018年12月24日住之江逃げ1532,220円
第32回2017年12月24日住之江逃げ123940円
第31回2016年12月25日住之江逃げ1422,290円
第30回2015年12月23日住之江逃げ1322,050円
第29回2014年12月23日平和島差し64151,680円
第28回2013年12月23日住之江逃げ1231,070円

優勝戦の予想で特に気に留めておきたいことは、「ほぼイン逃げ」で決まっていること。
過去の結果を見れば一目瞭然ですよね。

過去10年間で決まり手が“逃げ”以外だったのはたった1回、茅原 悠紀選手がSG初制覇を飾った2014年の第29回大会のみ。
2021年には1号艇で圧倒的な人気だった峰 竜太選手が、1周1マークで瓜生 正義選手のツケマイを浴びてターンマークに激突。
そこへ後続艇の丸野 一樹選手・平本 真之選手・毒島 誠選手が巻き込まれて次々と転覆し、合計4艇が転覆したためグランプリファイナル初の3連単・三連複不成立となる事態に発展しました。

また配当については、10~20倍程度の手堅い決着が多いことから、高配当への期待はかなり薄そうです。

そのほか124のようなスジ舟券のほかに、ダッシュ勢が舟券に絡む機会も多く見られるため、2着・3着の予想をする際は広めに買っておくことをお勧めします。

出典:ボートレース住之江公式サイト
出典:ボートレース住之江公式サイト

2024年のボートレースグランプリの結果は?

まさに選手同士の実力が拮抗して“誰が優勝してもおかしくなかった”といっても過言ではない「第39回 ボートレースグランプリ」。
その結果について、まずはレースの展望から順に見ていきましょう。

レース展望

BOAT RACE公式サイトの「第39回 ボートレースグランプリ」スペシャルページに掲載されていた、SGグランプリ総展望をご紹介します。

出典:BOAT RACE公式サイト
SGグランプリ総展望

SGグランプリ総展望

  • トライアル2nd 12月19日(木)~22日(日)

上位機&好枠の2nd発進組が優位

王者・松井繁が4年ぶりに大舞台復帰、さらに初出場組が5人も参戦と、ボート界の歴史に残る大会となりそうだ。そんな大一番の主役を張るのは、満を持して開催3日目から登場するトライアル2nd組だ。

2014年の第29回大会から出場人数が12人から18人に増え、TR1st、2ndの2段階で争われることになったが、TR1st組から勝ち上がり優勝を飾ったのは14年・平和島大会の茅原悠紀(岡山)、21年・住之江大会の瓜生正義、22年・大村大会の白井英治の3人のみ。やはりモーター抽選と枠番の恩恵は大きい。

初戦1枠の馬場&毒島が初Vへ意欲

TR2nd発進6人の中でも、TR2nd初戦に1号艇で臨む今年の選出順位1位の馬場貴也(滋賀)、同2位の毒島誠(群馬)は、そのアドバンテージを最大限に活かしたいところだ。馬場は今年6月の当地68周年でVを飾っており、再び頂点に立つイメージはバッチリ。抜群のターン力を発揮して今年こそ滋賀支部初となる悲願の黄金のヘルメットをつかむ。今回で11回目の出場となる毒島はこれまで5優出。「今年こそ獲ります!」と気合十分だ。

当地GP覇者の桐生順平(埼玉)、峰竜太(佐賀)、池田浩二(愛知)も要注目。池田とともに史上最多タイのV3に挑む峰は優勝戦1号艇で妨害失格となった21年の第36回大会の汚名を返上する思いは強い。先月の高松宮記念で準完全Vを飾った茅原も2度目のGP制覇に燃える。

  • トライアル1st 12月17日(火)・18日(水)

たった2日のサバイバルレース

トライアル2nd進出への切符はわずか6枚。今年は初出場組が5人も加わり、一戦必勝のサバイバルレースで12人の戦士が激闘を繰り広げる。

菊地孝平(静岡)は、惜しくも2nd入りこそ逃したが、実績に関しては威張れる部類。4月に児島周年と鳴門PGIマスターズCの称号を勝ち獲った。平本真之(愛知)は今年の特別戦で優勝こそなかったがSG、GIではそれぞれ3回ずつ優出。昨年のファイナリスト(転覆失格)としては何としても2ndに勝ち進みたい。

王者松井が4年ぶりにGP復帰

不気味な存在は4年ぶりに出場権を得た松井繁(大阪)。地元の後輩・上條暢嵩(大阪)とタッグを組み、前人未到の大会V4へ王者の技量を見せつける。瓜生正義(福岡)は3月に当地67周年を制覇。GP2冠の実績は侮れない。6月の尼崎グラチャンを制した土屋智則(群馬)、ボート界のエンターテイナー・西山貴浩(福岡)の97期コンビも個性を発揮する。

初出場組では今年のPGIでV2を誇る関浩哉(群馬)が自慢の攻撃力を披露。宮地元輝(佐賀)はストロングスタイルで勝負に出る。11月の下関チャレンジCで史上最大の“下剋上V”を果たした河合佑樹(静岡)や、登録番号5000番台で初のSG覇者に輝いた定松勇樹(佐賀)の躍進も必至。佐藤翼(埼玉)も存在感を示したい。

引用元:ボートレース下関 Official Site – レース展望
  • さらにボートレース公式サイトに掲載されていた、最終日の推奨レース展望(12レース)の内容をご紹介します。

グランプリ優勝戦の1号艇は毒島。モーターはこのメンバーに入ってもヒケは取らない仕上がり。ピット離れ、スタート遅れも考えづらくイン速攻でグランプリ初Ⅴへ。相手筆頭は桐生。こちらも舟足はいい状態。毒島の上を行くのはホネでも、素早く差してバック伸び比べに持ち込むか。5日目はコース取りから見せ場を作った茅原がセンター好位置から自在に立ち回り一発をもくろむが、馬場も1着だけを狙って攻めの姿勢を貫く。池田はソツなくさばいで連下争いに加わる。

引用元:レース一覧|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

やはり、ボートレースグランプリ開催前から注目視されていた毒島 誠選手・桐生 順平選手・茅原 悠紀選手・馬場 貴也選手・池田 浩二選手が順当に優勝戦に駒を進めました。
そのためレースの展望においても、トライアル2ndをオール3連対でトップ通過して絶好枠を勝ち取った毒島 誠選手の優勝を特に有力視する声が多く聞かれました。
しかし、一方で自身2度目のグランプリ制覇を狙う、2017年の第32回大会覇者・桐生 順平選手がいい舟足を活かして素早い差しからバックで伸び比べに持ち込めるか否かにも注目が集まっていることが読み取れます。
そのような状況において、レースの展望では「毒島 誠選手の安定した逃げ・桐生 順平選手の素早い差し茅原 悠紀選手のセンター好位置からの自在な立ち回り」に期待する内容となっています。

優勝戦出場選手インタビュー

優勝戦出場選手インタビュー

ボートレース住之江の公式YouTubeチャンネルに公開されていた「優勝戦出場選手インタビュー」をご紹介します。
優勝戦まで勝ち上がってきたトップレーサー達が最終戦への意気込み・モーターの調子・戦略を語っていますので、ぜひご覧ください。

  • 【2024グランプリ】最終日12R グランプリ優出インタビュー | ボートレース住之江
出典:ボートレース住之江公式チャンネル
出走表

出走表

出典:BOATRACE公式サイト

次に出走表を見てみましょう。
今節をオール3連対で勝ち進み、優勝決定戦への出場した選手は、7度目のグランプリ優出を決めたシリーズリーダーの毒島 誠選手。
さすがにトップレベルの実力者が出場する大会の優勝戦だけあって、2024年のSG覇者を中心とした少数精鋭の猛者ぞろいです。

特に2・3コースに控える桐生 順平選手と茅原 悠紀選手も毒島選手に引けをとらない成績で臨んでいますので、やはり注目できるでしょう。
当地勝率は全体的に高い数値が並んでいるものの、その中でも茅原選手が最も高く、続くのは賞金ランキング第1位のダービー覇者・馬場選手です。
ナイターSG6冠の群馬支部が誇る“神速のナイターキング”が快進撃の勢いそのままに、悲願のグランプリ初制覇を成し遂げる未来すら見える気がしてました。

スタートタイミングでは茅原選手が最も早く、僅差で毒島選手・馬場選手・池田選手が続きます。
さらにモーターでは、池田選手が引き当てたモーター・62号機が好調で、対抗機としては同レベルの機力をもつ馬場選手の56号機といったところでしょう。

やはり選手同士の実力差は大きくないように感じますね。
そのため、ここまで述べてきたとおり、過去のボートレースグランプリの優勝戦の結果から「ほぼイン逃げ」で1号艇の選手が優勝する確率が高いことが予想するうえでの重要なポイントとなります。

総合的に判断して、当地水面との相性も良く、モーターの機力も十分、かつ1枠のアドバンテージがとても大きいため、毒島 誠選手への期待が大きくなるところです。

  • ファイナル7度目の正直なるか⁉今度こその頂点獲得を狙う毒島 誠選手
  • 自身2度目のグランプリV2なるか⁉第32回賞金王の桐生 順平選手
  • こちらも自身2度目のグランプリV2なるか⁉最後までファンを魅了する茅原 悠紀選手
  • 2024年の最後にグランプリ初制覇なるか⁉賞金ランキング第1位の馬場 貴也選手
  • エースモーターでグランプリV3達成なるか⁉史上5人目のグランプリV3を目指す池田 浩二選手
  • 史上5人目のグランプリ初出場・初優勝なるか⁉トライアル1stから唯一勝ち上がった関 浩哉選手

6強が頂点を目指す、2024年のボートレース界の“頂点”をかけたラストスパート、最終戦はどのような結果になるのでしょうか?

オッズ(単勝・3連単)

単勝オッズ

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枠番級別選手名単勝オッズ
1A1毒島   誠1.2倍
2A1桐生  順平8.9倍
3A1茅原  悠紀5.7倍
4A1馬場  貴也9.3倍
5A1池田  浩二11.5倍
6A1関   浩哉15.4倍

ボートレースグランプリ優勝戦の過去の結果・予選をトップ通過してきた実績・十分な機力を考慮して、毒島 誠選手への期待が大きく反映したオッズとなっています。
そんな中で人気対抗格となったのは、2024年のオーシャンカップを制して、10年前のグランプリ以来のSG制覇を果たした3号艇の茅原 悠紀選手。
舟足に目立つものはありませんが、住之江の水面とは最も相性の良い存在であり、今節でもトライアル2ndで勝ち星をあげていることから、番狂わせを起こす可能性も大。
ツボにはまれば、まくりで一気に内枠を飲み込む展開も考慮すべきとの判断がオッズに反映したようです。
それでも、1着は1号艇・毒島 誠選手の線が濃厚といったところでしょうか。
続いて3連単オッズを見てみましょう。

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
135(1番人気)9.1
134(2番人気)9.9
123(3番人気)11.7
132(4番人気)11.8
124(5番人気)13.8
125(6番人気)15.1

単勝オッズの結果同様、毒島 誠選手を優勢とした予想。
その影響から、1号艇・毒島選手を軸とした買い目が人気上位を独占しています。
ヒモとして人気なのは、単勝オッズ2番人気の茅原 悠紀選手と3番人気の桐生 順平選手を2着とした予想で、1312の買い目が上位6位を独占し、さらにトップ16位までを占めています。
観客の予想では3号艇・茅原選手が2着の可能性が高いと予想しているようです。
ほかに注目したいのは、5号艇・池田 浩二選手と4号艇・馬場 貴也選手がトリで舟券に絡むであろうと予想する買い目です。
池田選手と馬場選手をトリとする買い目は2点ずつあり、人気順では上位2つの買い目であることから、期待のほどがうかがえます。
さらに2号艇・桐生選手と3号艇・茅原選手が連に絡むとする買い目はそれぞれ上位6点のうち4点ずつ
両選手が舟券に貢献する123(11.7倍)と132(11.8倍)は人気3位と4位であることから、その人気がよくわかる買い目だと言えます。
人気No.1の135(9.1倍)は、“本命”かつ“鉄板”の予想と言えるでしょう。

直前情報

直前情報

出典:BOAT RACE公式サイト

直前情報にも注目です。
展示タイムでは関 浩哉選手・茅原 悠紀選手の順に伸び足が良く、全艇ほぼ差がないことがわかります。
またチルトについては、関選手以外の全員が−0.5度で出足重視型での調整。
さらに、このレースでは茅原選手がピストンリングを1本交換していることが読み取れます。
また勝負を左右する重要な要素である「水面気象情報」にも注目しましょう。
前レース(11レース)時点ではありますが、風速は0メートルで無風、波高は1センチの穏やかな水面であることがわかります。
これから2024年の王者を決定する大一番のために用意されたと言っていいほどの絶好のプールコンディションです。
このことから、モーターの気配が良い艇スタートタイミングが早い選手に着目します。
すべてのバランスが良くて最も勢いのあるインコースの毒島 誠選手当地水面と好相性でスタートタイミングが早い茅原 悠紀選手、そして最も好調なモーターを相棒に挑む池田 浩二選手が有利な状況であると推測できるのではないでしょうか。

ピットレポート

ピットレポート

出典:BOAT RACE公式サイト
スクロールできます
級別氏名
(登録番号
支部ピットレポート
1A1毒島 誠
(4238)
群馬だいぶ良くなってきているし、足は言うことはないです。操縦性は本人次第ですね。乗り方ですね。スタートはまあまあだし、ちゃんと自分の勘通りに行けています。今日も集中をして修正をしながら行きたい。(コメント自信度・・★★★)
2A1桐生 順平
(4444)
埼玉エンジンは悪くないと思います。特長はないけど、バランスは取れているのかな。ピット離れは分からないけど、2コースが基本。スタートはスローの方がわかりやすい。(コメント自信度・・★★☆)
3A1茅原 悠紀
(4418)
岡山昨日の感じはだいぶ良かったですね。めちゃくちゃ伸びて行くとかではないけど、全体にバランスがいいですね。ピット離れが出ればひとつでも内から行く。(コメント自信度・・★★★)
4A1馬場 貴也
(4262)
滋賀回転が合えばしっかり戦えるんですけどね。ちょっとズレてしまうとターン回りに影響が出てしまいます。昨日は回転が上がり過ぎでした。スタートはある程度、自分の勘で行けている。スローの方が行けているけど問題はないです。(コメント自信度・・★★☆)
5A1池田 浩二
(3941)
愛知悪いところはないし、大丈夫な舟足だと思っている。あとはスタートですね、難しい。気象条件も違うので、ペラ調整はやる。コースは基本、枠なりで。(コメント自信度・・★★☆)
6A1関 浩哉
(4851)
群馬足には納得しています。レースがしやすいですね。全速でスタートが行ければ少し余裕あるかなと思います。調整を外さないようにしっかり合わせて行きたい。(コメント自信度・・★★☆)

やはりスタートを特に重視しているコメントが多く、ギリギリまで整備を1ミリも妥協しない様子がうかがえます。
さすがトップレーサーの面々だけあって、整備も直前まで抜かりないようです。
あとは優勝戦の風向きや運にも大きく左右される局面ですが、出走選手のコメントを見るに「メンタルも勝敗に大きく影響するのだろう」と感じました。
ではコンピューター予想ではどのような予想がされているのでしょうか?
いろいろなデータから導き出された予想を見てみましょう。

コンピューター予想

コンピューター予想

出典:BOAT RACE公式サイト

ここまで考察してきたとおり、コンピューターも毒島 誠選手が1着の確率が高いと予想しています。
そして続くのが、茅原 悠紀選手と桐生 順平選手。
ちなみに132(11.8倍)は3連単オッズの4番人気です。
では、どのような結果になったのでしょうか?
2024年のSG競争ラストの締めくくり、競艇界のNo.1が決まる大一番「第39回 ボートレースグランプリ」の結果を見ていきましょう。

レース結果

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト

今節の優勝戦は、選手同士の実力が拮抗していたことから、誰が優勝してもおかしくない状況でしたが、「2024年のSG覇者」と「獲得賞金ランキング上位選手」の戦いにふさわしい見ごたえあるレース展開で、3番人気の123で決着。
オッズは11.7倍で1,170円という結果になりました。

枠なりの進入で、グランプリ初制覇のプレッシャーを最も感じているはずの毒島 誠選手が、コンマ19でまずまずのスタートを決めて1周1マークを先マイ。
後方から3号艇・茅原 悠紀選手が握って、続いた2号艇・桐生 順平選手が差しハンドルで迫るものの届かず。
隙をついて一気に1号艇・毒島選手が一気に突き抜けると、伸びてきた2号艇・桐生選手が2番手に浮上して123とします。
その後も毒島選手は後続艇を寄せつけない完璧なターンを披露して、逃げ切りに成功。
続く1周2マークは、1号艇・毒島選手がトップ旋回して、次いで2号艇・桐生選手が先回ると、6号艇・関 浩哉選手が滑り込むように差すも届かず126
ホームに折り返すと、6号艇・関選手に3号艇・茅原選手が僅差で並んで、艇がぶつかり合う激しい3着争いに発展。
前方では、1周目にして1号艇・毒島選手が他の5艇が霞むほどの一騎逃走で、早くもリードを握ります。

そして迎えた2周1マーク。
3番手で先に回った3号艇・茅原選手を、6号艇・関選手が見惚れるほどの鋭い差しで懐を突いて並ぶも、バックでは茅原選手の伸びに及ばず123
1周ほど両者横並びで続いた熾烈な3着争いは、ついに最終1マークで決着を迎えます。
今度は先に小回りした6号艇・関選手でしたが、わずかに空いた内をすかさず3号艇・茅原選手が差し抜けて123
さすがオーシャンカップを制した茅原選手、見事なハンドル捌きで関選手に引導を渡すと、そのまま上位隊形がしっかり固まって、1号艇・毒島選手が先頭でゴールして123でフィニッシュ。

ちなみに、連絡みの活躍を期待された4号艇・馬場 貴也選手と5号艇・池田 浩二選手は見せ場を作ることができず、5着と6着に終わっています。

今回は残念ながら、4号艇の馬場 貴也選手のグランプリ初制覇は叶いませんでしたが、来年こそは笑顔のガッツポーズを期待しております!

SG覇者4人を相手に堂々たるレース展開を見せ、ついに毒島 誠選手が7回目のグランプリ優出で悲願のボートレースグランプリ初制覇

優勝した毒島選手にとって、今年5度目の優勝にして年間SG2冠(通算SG8冠)・通算80回目の優勝、そして選手生活14年7か月目にしてグランプリ初制覇を果たしました。

2025年1月現在、毒島 誠選手は“GRANDE5”のメダルを4つ獲得しており、単独首位となっています。
それに続くのが、メダルを3つ獲得している石野 貴之選手・峰 竜太選手・桐生 順平選手です。

おなご

今回のグランプリ制覇で毒島 誠選手は「GRANDE5」の獲得メダル数が単独トップになったんだよ!

無知なネコ

競艇界で唯一、GRANDE5のメダルを4つ所持しているってことは、グランドスラム達成に最も近い存在ってことなんだね。

  • 超速報 2024 SG 第39回グランプリ 優勝戦│BOATCAST NEWS 2024年12月22日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • 【現地映像】SG 第39回 グランプリ 優勝戦
出典:がっち【池田浩二&磯部誠 応援隊】

ちなみに、シリーズ戦では福岡支部の前田 将太選手がSG競争7度目の優出にしてSG初制覇を達成しました。

  • 超速報 2024 SG 第39回グランプリシリーズ 優勝戦│BOATCAST NEWS 2024年12月22日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
SNSの反応

SNSの反応

住之江競艇場で2連連続で開催された、第39回 ボートレースグランプリ。
7度目の挑戦となった毒島 誠選手が、奥様の誕生日と結婚記念日をグランプリ初制覇で祝うというドラマチックな結末で幕を閉じました。
SNSではどのような投稿があったのでしょうか。

投稿数がものすごく多いので、はじめは“さすがボートレースグランプリ覇者!”と思って調べていました。
しかし、グランプリファイナル当日から2024年の年末にかけての長期にわたって祝福のメッセージが投稿されていたことで、これは毒島 誠選手の人気が反映された投稿数であると理解したのです。

内容としては、数多くの「おめでとう」「応援していたから嬉しい」「ありがとう」という『毒島 誠選手の優勝を祝う声』メッセージのほかに、毒島 誠選手の“完璧な逃げ”と“圧倒的な強さ”を称賛するメッセージが多数。

長年応援しているファンの声』から、毒島 誠選手が熱心なファンから支持されていることを感じました。
またなかには『毒島 誠選手がきっかけでボートレースをはじめたという声』から『毒島 誠選手の人柄にふれる声』まで、多くの人たちの人生に影響を与えたことがわかる投稿が印象的でした。

自然災害が発生するたびに被災地のために賞金の一部を寄付し続け、紺綬褒章を授与されている人格者ですから、やはりその優れた人格にふれる投稿が目立ったのも事実です。

さらに、GRANDE5の獲得メダル数が単独1位となったことで、次は『グランドスラム達成を期待する声』が早々とあがるなど、楽しみが尽きない様子が伝わってきます。

やはり、毒島 誠選手が長い期間諦めずに戦ってきて掴んだ優勝と知っているからこそ、観客の多くが同じ境遇である『馬場 貴也選手の優勝を来年こそ見たい』と思ったようです。

そのほか、グランプリ初制覇を果たした当日が記念日だったことから『奥さんの誕生日と結婚記念日に優勝したことに対する声』や、2024年に“毒島 誠選手推し”としてブレイクしたボレジョ『福留光帆さんがブレイクした年の優勝に衝撃を受けた声』、一緒にファイナルを走った関 浩哉選手との『群馬支部のワンツーに期待していたという声』など、さまざまな投稿を見ることができました。

具体的な内容は次のとおりです。
「表彰式の抱擁に涙しました カッコよかったです!!ボートレース好きになって良かった!!
「今年は現地行けなかったの結構後悔した、、、競艇って素晴らしいよな」
いつも毒島選手の走り見て感動してます
あの場にいられて幸せでした
「黄金のヘルメットかぶってる姿が見れて すっっっごくうれしい!!!!!」
「毒島選手は自分がボートレースを好きになったきっかけの選手」
「楽しいグランプリ優勝戦ありがとうございました」
1つの夢叶えさせてくれてありがとう これからもずっと追いかけます」
この時を首を長くして待っておりました ファンをやってて本当に良かった!
「この日を息子とずーっと待っていました 私の息子は幼稚園の頃から毒島選手大ファン」
我が家はお祭り騒ぎです
「毒さんファン歴10年 この日を待ち望んでました 最高です」
謙虚な姿勢が報われることを陰ながら応援してたので嬉しいです
1億1000万円がプレゼントかぁー 夢があるね ボートレーサー!!
「毒島さんかっこよ。。 奥さんの誕生日+結婚記念日に初グランプリ優勝」
「奥さんの誕生日に結婚記念日とか、そんなすげえ日にグランプリ優勝て、バケモンすぎやぞ」

ちなみに、グランプリ制覇の翌朝にはサンスポボートレース公式Xで、大阪市内某所にて妻の美幸さん・関 浩哉選手・土屋 智則選手・長田 頼宗選手とともに行った打ち上げの様子が投稿されています。
ご厚意でサンスポ記者が密着したとのことで、毒島 誠選手からのメッセージ動画は必見ですよ。

それでは、投稿されていた反応の一部を抜粋してご紹介します。

毒島 誠選手の優勝を祝う声
長年応援しているファンの声
毒島 誠選手がきっかけでボートレースをはじめたという声
毒島 誠選手の人柄にふれる声
グランドスラム達成を期待する声
来年こそ馬場 貴也選手の優勝が見たいという声
奥さんの誕生日と結婚記念日に優勝したことに対する声
福留光帆さんがブレイクした年の優勝に衝撃を受けた声
群馬支部のワンツーに期待していたという声
勝利者インタビュー

勝利者インタビュー

毒島 誠選手、ボートレースグランプリ初制覇おめでとうございます!
たくさんの声援に後押しされて掴んだボートレースグランプリ初タイトル。

2024年はSG競争の幕開けである3月の「第59回 ボートレースクラシック」制覇からはじまり、7月の「第6回 全国ボートレース甲子園」でも好調をキープし続け、開幕前からの勢いそのままに乗り込んだ住之江競艇場で、デビュー以来14年7か月の夢であったボートレース界の“頂点”を掴みました。

そして、2024年のグランプリ制覇で毒島選手が「GRANDE5」の4つ目のメダルを獲得したことで、競艇界で唯一のグランドスラムリーチレーサーとなり、夢物語だったグランドスラム達成が一気に現実味をおびたのです。

次に毒島 誠選手が狙うのは「ボートレースオールスター」のメダルのみ。
人気・実力ともに申し分のない毒島選手ですから、2025年の「第52回 ボートレースオールスター」選出は確実でしょう。

この勢いそのままに、一気に史上初のグランドスラマーになるのか⁉
そして何より、ドラマチックな展開で映し出された毒島 誠選手の礼儀正しい姿やはにかむ笑顔を見て、応援する観客がより一層増える気配がヒシヒシとしますね。

出典:マクール
出典:Sports navi
出典:Sports navi
出典:共同通信
出典:西スポRACE SITE
出典:共同通信
  • ボートレース公式サイトに掲載されていた、勝利者インタビューの内容をご紹介します。
毒島 誠選手の勝利者インタビュー

(スタートは)もうちょいいってると思ったんですけど、ちょっとだけ向かいが入ってたのかなっていうところで。みんなに聞いてみたら10もうちょっと入ってると思ってたっていう話だったんで、勘としてはみんな一緒だったなと思います(コンマ19)。(1マークは)そうですね、近年稀にみる遅いターンだったので、(桐生)順平入ってましたけど、足の差で何とか前出たかなっていう感じだったんですけど、緊張でちょっとハンドル切れなかったっすね。(プレッシャーは)そんな感じはしなかったんですけど、スタートしてからなんかちょっと覚えてないんですけど、あんなに優勝戦で遅いターンってなかなか無いかなと思います。(道中は)信号だけしっかり見落とさないようにと思ってたんですけど、まぁ覚えてないですあんまり(笑)。(パレードは)本当に沢山の方から声援いただいて、全員見れたらいいんですけどね、本当にそういう感謝の気持ちを持って見させていただきました。いやもうね、今日だけじゃなく本当にいつも暖かい声援と、たまに叱咤激励もあるんですけど、いただいてますので本当に力になってます。ありがとうございます。(叱咤激励はあっても?)もちろんいいです。それがあっての選手なので。(賞金トップです)ありがとうございます。僕人生で1位とかなったことないんですよ。これが多分人生初1位ですね。(グランデ5にあとオールスターだけになりました)はい。オールスターはグランプリと一緒で本当に欲しいタイトルなので。本当に遅くまでいつもいつもたくさんの声援本当にありがとうございます。すごく力になってます。開催してくださった住之江と、関係者の皆さんも盛り上げていただいてありがとうございます。これからも精一杯一走一走頑張りますので、ボートレースの応援いっぱい、いっぱいよろしくお願いします! ありがとうございました!

引用元:結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

ボートレースグランプリの毒島 誠選手の活躍についてマクール・Sports navi・西スポRACE SITEにまとめられていましたのでご紹介します。
気になった方は、ぜひご一読ください。

毒島誠が7度目の優出でグランプリを初制覇/ボートレース住之江グランプリ・グランプリシリーズ

毒島誠が7度目の優出でグランプリを初制覇/ボートレース住之江グランプリ・グランプリシリーズ

2024/12/22(日) 23:15配信

毒島誠 / ボートレース(競艇)(マクール)

ボートレース住之江のSG「第39回グランプリ/グランプリシリーズ」は22日に最終日が行われた。

11Rはシリーズの優勝戦。1号艇・前田将太がコンマ09のトップタイミングを決めて力強く加速。ターンマークをかすめるような完璧なターンを決めると、ターン出口でグンと加速して後続を突き放した。2Mを握って回った2号艇・山口剛が、5号艇・西山貴浩、4号艇・齊藤仁をまとめて抑え込み2着に浮上。3連単1-2-5は2,180円(11番人気)の決着となった。

前田は今年4回目、通算では47回目の優勝。デビューから16年8か月にして、SG初優勝を達成した。

12Rはグランプリ優勝戦。1号艇・毒島誠が先マイに成功。差した2号艇・桐生順平の舳先を間一髪で振り切ると、2Mを回ってリードを広げた。桐生は2周2Mで後続を抑えて2着を確保。3着争いは3号艇・茅原悠紀と6号艇・関浩哉の争いに。2周2Mを差した関が優勢かに見えたが、続く3周1Mで茅原が関の内を突いて競り勝ち。3連単1-2-3は1,170円(3番人気)で決着。

毒島は今年5回目、通算80回目、グランプリは7度目の優出で初優勝となった。最終日の売上は100億円を超え、節間では目標の280億円を超える約290億円の売り上げとなり2024年グランプリは大盛況のうちに幕を閉じた。

引用元:毒島誠が7度目の優出でグランプリを初制覇/ボートレース住之江グランプリ・グランプリシリーズ

【BOATRACE】住之江SGグランプリ 毒島誠が愛妻の誕生日&結婚記念日に悲願達成!

【BOATRACE】住之江SGグランプリ 毒島誠が愛妻の誕生日&結婚記念日に悲願達成!

2024年12月23日 9:00

【(C)BOATRACE 】

 ボートレース住之江(ナイター)の「SG第39回グランプリ」(優勝賞金1億1000万円)は22日、12Rでグランプリ優勝戦が行われた。人気を背負った1枠の毒島誠(群馬出身・群馬支部40歳)【写真3枚】が1コースから押し切り、悲願だった黄金のヘルメットを初めてかぶった。

 最高の舞台にふさわしい無風のベタ水面。ピット離れで差はつかず、進入は枠なりの3対3。1艇身(コンマ15)より速い仕掛けはなく、毒島自身もコンマ19。インからしっかり伸び返し、先に回った。ただ、少し誤算もあった。ハンドルを一瞬、切り直したのだ。その隙を逃さなかったのが2コースの桐生順平。これ以上ない差しハンドルで毒島の内を伸びてきた。しかし仕上がりに絶対的な自信があった毒島は慌てなかった。バックストレッチ中間点で辛うじてリードし、2マークを先取り。これで勝負あり。そこからVロードをまっしぐらに突き進んだ。2着は桐生順平、3着には茅原悠紀が、関浩哉との接戦を制して入った。3連単1-2-3は1170円の3番人気。

 毒島は「モーター(32号機)が良くて、本当に良かったです。緊張していたんでしょうね。勝てたからOKです」と1マークのターンを振り返った。

【(C)BOATRACE 】

 毒島はこれで通算9回目のSG制覇。群馬支部からは2012年、2015年の山崎智也(引退)以来、2人目のグランプリ優勝。これで今年の獲得賞金額はただ1人の2億円超えで、2億4636万3033円となった。また、毒島はGRANDE5(2014年5月から対象の5つのSG(ボートレースクラシック、ボートレースオールスター、ボートレースメモリアル、ボートレースダービー、グランプリ)の初代全冠制覇へ残すはオールスター優勝のみとなった。

【(C)BOATRACE 】

 これまでグランプリは6回優出していたが、なかなか頂点に届かず、そのたびに反省点を洗い出し、気になるポイントを徹底的に鍛え直してきた。いつの間にか40歳。豊富な経験値とは裏腹に、トップで競える体力を考えれば、時間には限りもある。その覚悟が「今回は優勝するつもりで来ています。だいぶ前から準備してきました」という前検日での明確な決意表明だった。

 12月22日は結婚記念日、そして愛妻・幸美さん(元ボートレーサー)の誕生日。メモリアルデーに、とてつもないプレゼントを届けた毒島は「いつも本当に支えてもらっています。妻に感謝です」とほほえんだ。次走は大みそかから年またぎの地元・桐生一般戦。つかの間の休養から、再び頂点をめざす。

【(C)BOATRACE 】

引用元:【BOATRACE】住之江SGグランプリ 毒島誠が愛妻の誕生日&結婚記念日に悲願達成! 住之江SGグランプリ – スポーツナビ

【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】毒島誠 ついに黄金のヘルメットを戴冠

【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】毒島誠 ついに黄金のヘルメットを戴冠

2024/12/22 22:10

間に祝福されて喜ぶ毒島誠(中央)。左は長田頼宗、右は上が平本真之、下が土屋智則

■ヒーロー
 ようやく思いが実を結んだ。グランプリファイナルの1号艇を手にした毒島誠(40)=群馬・92期=が、重圧に負けず押し切り勝ち。圧倒的な人気に応え、有馬記念にも劣らぬ大観衆が詰めかけたスタンドに熱狂の渦を巻き起こした。

 ただレース内容はヒヤヒヤもの。「緊張でハンドルを切り直してしまった。完全に桐生君に差されていました」と1周1Mの時点では敗戦も覚悟をしたほど。

 しかし、そこから立て直せたのは一にも二にもエンジンパワー。「仕上がりはむちゃくちゃ良かった。勝てたのはエンジンのおかげ」と相棒に最敬礼。1stからのスタートだった過去4年間とは違い、今年は悠々と本体を整備できる2ndスタート。エース格の32号機に超抜ボートの76番という最強のセットを手にしたなら、この結果も当然だった。

 それだけではない。今年はここに懸ける意気込みも全く違った。「今年は9月あたりから、プロペラはもちろん体作りも、グランプリに照準を絞って準備してきました」。11月以降のGⅠはVこそなかったが3連続優出。過去の反省を踏まえて、心技体の全てのピークを、大一番へと持ってきていた。

 今回グランプリを制したことで、グランデ5(クラシック、オールスター、メモリアル、ダービー、グランプリ)のコンプリートに王手がかかった。「あとはオールスターですね。ファンの投票で出場できるSGなので取りたいタイトル。目指していきます」

 峰竜太、桐生順平、茅原悠紀と並んで現ボート界の最強クラスと称されながら、毒島だけなかったのがグランプリのタイトル。7度目の挑戦でようやく彼らに肩を並べたことで、今度は頭一つ抜けた存在になるのが新たなテーマだ。「これでだいぶ肩の荷が下りました。来年は自然体で臨んで、業界を盛り上げていきたい」。来年のビジョンはもう見えている。ボートレースの歴史にその名をさらに刻むべく、1年後もこの舞台に立つ。

■プロフィル
 ◆毒島誠(ぶすじま・まこと)1984年1月8日生まれの40歳。群馬県桐生市出身。桐生工高卒。登録番号4238。2003年5月、桐生デビューの92期。06年9月に鳴門で初優勝。13年のまるがめメモリアルでSG初Vを飾ると、17年から20年にかけては6Vを挙げ、今年は3月クラシックとこのVで計9冠。ナイターのSGに強く〝ナイターキング〟の異名を持つ。通算は219優出80V。生涯獲得賞金は約17億5222万円。同期は安達裕樹、松村敏、大峯豊ら。妻・幸美さん(旧姓池田)は福井支部の元ボートレーサー。163センチ、55キロ、B型。

メダルを掲げる(写真左から)桐生順平、毒島誠、茅原悠紀

■戦い終わって
 桐生順平(2着)いいレース、最善のレースはできたと思う。惜しい? そうですね。来年につながるというか、まだまだこれから。いろいろ勉強しながら頑張っていきたい。
 茅原悠紀(3着)足は競った関君の方がだいぶ良かったので、3着が取れて良かった。力及ばず、ですね。これからもまた頑張ろうと思う。
 関 浩哉(4着)足は良かった。優勝戦でも勝負できる足に持っていけた。道中も何とか食らい付くことができたし、今回はいい経験ができた。また来年も来たい。
 馬場貴也(5着)毒島さんに完璧なターンをされたし、自分もしっかり合わせ切れなかったというのが正直なところ。ターン回りがきていなかった。やり切ったのでいい経験はできた。
 池田浩二(6着)展開がなかった、みんなうまいね。やっぱり内が有利だった。足的には異常はなかった。

グランプリ優勝戦の12Rで1周2Mを先頭で駆け抜ける毒島誠

■優勝戦VTR
 ピット離れは互角で進入に動きはなく、123/456の枠なり3対3。

 インの毒島が先マイを果たしたがややターン漏れ。2コース桐生が差して相当に迫ったが、毒島が直線で引き離して独走態勢を築いた。

 そこから次位争いは激戦。桐生、茅原、関の3人で競り合いを展開し、2周2Mを外マイで抜け出した桐生が2着。3番手争いはまだ続いたが、3周HSから1Mで巧みな位置取りを見せた茅原が、追いすがる関を振り切って3着に入った。

引用元:【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】毒島誠 ついに黄金のヘルメットを戴冠

このような毒島 誠選手を中心とする記事のほかに、週刊現代に気になる記事を見つけたのでご紹介します。

【ボートレース】「定松は確実に僕を超える逸材」峰竜太がSG・グランプリ前夜に明かした「愛弟子・定松勇樹との絆」

【ボートレース】「定松は確実に僕を超える逸材」峰竜太がSG・グランプリ前夜に明かした「愛弟子・定松勇樹との絆」

  • 「サダに乗ってもらいたかった」

ボートレース年末の大一番、SG「第39回グランプリ」が12月22日、幕を閉じた。見事、黄金ヘルメット戴冠に輝いたのは、優勝戦を1号艇で臨んだ毒島誠選手。悲願のグランプリ制覇に、会場の住之江も大いに沸いた。

一方、6日間におよぶ熱戦のなか、残念ながら優勝戦に名を連ねることができなかった“2人の選手”にも注目が集まっていた。峰竜太選手とその弟子、定松勇樹選手だ。

© 現代ビジネス

21日に行われた、ファイナル進出がかかるトライアル2nd3回戦。勝利かつ相手次第が条件となった峰選手は結果、4着。また定松選手もグランプリ初出場ながら道中健闘するも、得点7位で惜しくも優出を逃した。

なかでも印象的だったのが、インタビューで見せた峰選手の涙だ。「サダ(定松)に乗ってもらいたかった。来年また一緒にグランプリに来たい」。その言葉からも師弟関係の深い絆が見えた――。

グランプリ前夜となる12月上旬、本誌は本番を控える峰選手への取材を行った。そこでも、定松選手への熱い思いを語っていた峰選手。貴重なロングインタビューをお届けする。

  • 僕を超える人間を作りたい

後進を育てることも自分の役割。自分を見てボートレースを知ったり、自分が好きで選手になったりする子も出て来てるんですが、結局、僕は僕の人生を憧れられたいんです。「格好良い」「すごい」「あんな人は今後出てこない」みたいに思われたくて、そのモデルをやっているイメージなんです。(峰選手、以下同)

定松は、中学生ぐらいから僕に憧れていたみたいで、支部まで移動して、自分の弟子についてきた。可愛すぎて。親心ってこういうことなのかなと思いました。自分を超えて欲しいと思ったのは初めてかもしれない。

© 現代ビジネス

ただ自分が落ち目になって定松がエースになるんじゃなく、自分は高いレベルをキープしたまま、僕を超える人間を作りたいというのがあった。自分自身を超える人間を作り上げた人という立場までいきたい。最強の人間がより最強の人間を作る。まさにマンガの世界ですよね(笑)。

ポイントポイントで、自分のやってきたことを伝えています。僕は普段は言わない。大事なシーンでのみ、言葉をかけてあげる。

他の人だったら10のうち4ぐらいしか入んないだろうけど、定松は100受け入れてくれてるんです。「竜太さんにこんなことを教えてもらった」と喜んでいて、すごくいい関係だと思う。

  • チャンスを物にする力がある

定松は若い時から才能が目に見えていて、強くなるとわかった瞬間、「俺はお前が強くなるまで何も教えないから自分でここまで来い。そうしたらナンバーワンのなり方を教える」と伝えました。あいつはそれを信じてずっと今までやっていますね。

彼は確実に僕を超えていく逸材なんです。大器を持っている。スター性って実際、大事な時に結構出て、僕もあった方だけど、定松はチャンスを物にする力が確実にある。

© 現代ビジネス

でも定松がSGオールスターで優勝した時は嬉しくて、自分の時とは違う感動がありました。定松をはじめ弟子のような存在がいることはすごく光栄に思えます。「憧れてついていきます」と言ってくれて、自分が言ったことを100%信じてくれることに感動する。

頑張ってほしいとは思うけど、大事な一戦でフライングしたり、ケガをしたりすると、ものすごいチャンスを失うわけですよ。優勝しなくても、6着とかでも良い経験だったといえるけど、フライングとケガだけは大きなリスク。「頼む! こいつはスターになる男だから、神様それを邪魔しないでくれ」って思ってましたね。

優勝してほしいけど、最悪それだけは避けて、こいつからチャンスだけはとらないでくれって。そんなふうに願ってたかから、もう親心ですよね。かわいすぎて。自分のときにはそういうこと考えないんだけどね。

  • しんどい思いも「財産」になる

本当に大事なことを伝えるために、他の小さなことはカットしています。弟子たちはいっぱい学ぼうとたくさん聞いてくるけど、あえて言わない。

定松の場合で覚えているのは、僕がSGに失敗した時に気づいたことを伝えようとずっと思っていたこと。定松がSGの1号艇に乗ったら、僕がそばに行って伝えてあげたいと思っていて、実際にそのシーンが来たんです。

© 現代ビジネス

本番5分前ぐらい、あいつめちゃくちゃ緊張してるんですよ。「サダ緊張してるか?」と聞いたら、「めっちゃやばいですよ。もう早く終わってほしいですよ。しんどいです」とか言っている。

「すげえ嫌な気持ちは俺も分かる。何回もやってるから。でもただ俺が一つお前に伝えたいのは、今からお前が結果、成功しようが失敗しようが、その結果までの経験だったり苦労だったり、このしんどい思いとかがお前を強くしてくれるから。いまこの瞬間があったから自分は強くなったときっと思える。そこから逃げるな」と伝えました。

「優勝したことじゃなくて、ここまで乗り切ってきたことがお前の財産なんだから心配するな。もうお前は十分すごい財産を得てるから大丈夫」と話したら、それがすごい助けになったと言っていましたね。

1年後のグランプリこそ師弟そろって優勝戦へ。今後も2人の活躍に目が離せない。

引用元:【ボートレース】「定松は確実に僕を超える逸材」峰竜太がSG・グランプリ前夜に明かした「愛弟子・定松勇樹との絆」

  • 超速報 2024 SG 第39回グランプリ 優勝者インタビュー│BOATCAST NEWS 2024年12月22日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
レース考察

レース考察

「第39回 ボートレースグランプリ」優勝決定戦における勝利のカギとなったのは、毒島 誠選手の予選首位らしい“完璧なイン速攻”と“舟足への絶対的な自信”でしょうか。

さらに勝負どころでも落ち着いたレース振りを披露して、この勢いでグランドスラムに最も近い選手としても名を轟かせました。

毒島 誠選手は、ボートレースグランプリ優勝戦の感想を後に『あのレースは失敗でした。』『いつも緊張するのに、この時は(展示前まで)緊張しなかった。それが、展示が終わってから緊張がどっときて、ハンドルの切り方が分からなくなった。』『もっと奥まで踏み込まなくてはいけないのに、初動が早かった』と語っており、これまで大舞台で結果を残していても、グランプリは特別ということがよくわかる内容でした。
きっと訪れたチャンスをしっかりとつかみ取った強靭な精神力こそが勝利へ繋がる鍵だったのでしょう。

観客席からの多くの歓声と拍手があがる印象的なレースでした。

  • ボートレース公式サイトに掲載されていた、レース考察の内容をご紹介します。

ほぼ横一線のスリットから毒島が1マークを先制しますが、桐生が鋭い差しで肉薄。毒島に舳先をかけていきます。しかし、直線で艇を伸ばした毒島は、続く2マークで完全に桐生を振り切ると差を広げて独走態勢に突入。毒島はその後も慎重かつ大胆に周回を重ねていきます。終始先頭で逃げ切り人気に応えた毒島がゴールラインを通過。毒島が7度目のグランプリファイナル挑戦で悲願の初制覇を達成しています。

引用元:レース一覧|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
  • 西スポレースサイトに掲載されていた、優勝戦を戦い終わった優出メンバーのコメントをご紹介します。
  • 【桐生順平(2着)】
    いいレース、最善のレースはできたと思う。惜しい? そうですね。来年につながるというか、まだまだこれから。いろいろ勉強しながら頑張っていきたい。
  • 【茅原悠紀(3着)】
    足は競った関君の方がだいぶ良かったので、3着が取れて良かった。力及ばず、ですね。これからもまた頑張ろうと思う。
  • 【関 浩哉(4着)】
    足は良かった。優勝戦でも勝負できる足に持っていけた。道中も何とか食らい付くことができたし、今回はいい経験ができた。また来年も来たい。
  • 【馬場貴也(5着)】
    毒島さんに完璧なターンをされたし、自分もしっかり合わせ切れなかったというのが正直なところ。ターン回りがきていなかった。やり切ったのでいい経験はできた。
  • 【池田浩二(6着)】
    展開がなかった、みんなうまいね。やっぱり内が有利だった。足的には異常はなかった。

引用元:【住之江ボート(ナイター)SGグランプリ】毒島誠 ついに黄金のヘルメットを戴冠|ボートレースニュース|ボートレースTOP|西スポレースサイト

  • 東スポ ボートレースの公式Xに、グランプリファイナル翌日の2024年12月23日の九州スポーツの一面が紹介されていましたのでご紹介します。
出典:東スポ ボートレース
  • ほかにもSNSには素敵な画像が投稿されていましたので、一部を抜粋してご紹介します。
    さすが毒島 誠選手の魅力を熟知しているファンの皆さまです。
    素敵な写真の数々に推しへの“愛”を感じずにはいられません!!
出典:すなぎも氏のX投稿
出典:すなぎも氏のX投稿
出典:森下真伍氏のX投稿
出典:〇1234569〇氏のX投稿
出典:スポニチボートレースのX投稿
出典:デイリースポーツボート屋のX投稿

まとめ


出典:ボートレース住之江SG第39回グランプリ 特設サイト

今大会の優勝戦では絶好枠のアドバンテージを存分に発揮して、見事なスタートと冷静なターンで、毒島 誠選手がデビュー以来の悲願だったボートレースグランプリ初制覇
ついにボートレース界の“頂点”に立って、2024年の年間王者の座を手にしました。

優勝した毒島選手にとって、今回の優勝は2024年5度目の優勝にして年間SG2冠・自身8度目のSG制覇・通算80回目の優勝であり、選手生活14年7か月目・7回目のグランプリ優勝戦で満を持してのグランプリ初制覇です。

トライアル2nd(3日目)からの参戦で、5日目こそ3着でしたが、3日目には勝ち星を獲得するなど、オール3連対で得点率1位。
トライアル2ndをトップ通過し、優勝候補筆頭となった毒島 誠選手が絶好枠を生かしたイン戦速攻で押し切り、他の選手を寄せ付けない圧倒的な逃げ切りで勝利を収めました。
その証拠に、3連単のオッズ上位は毒島 誠選手を軸とする買い目が独占し、組番の123は3番人気、3連単のオッズは11.7倍で1,170円という本命決着となっています。
※ボートレースファンの間では、123は猪木(イノキ)決着と呼ばれているそうです。

ボートレースグランプリが終了して、獲得賞金ランキングにも大きな波乱が起こりそうな気配。
1か月後の2025年1月23日には舞台を近畿地区に移して、新年幕開け後初となるプレミアムG1競争「第6回 ボートレースバトルチャンピオントーナメント競走(BBCトーナメント)」が常滑競艇場で開幕を控えており、一発勝負の短期決戦が繰り広げられます。
艇界屈指のレーサーによるトップレベルの戦いは年末まで続いていきます!
年が明ければ春の風物詩「第60回 ボートレースクラシック」の出場選手が発表されますので、2025年もボートレースファン必見のビッグレースへの期待はますます高くなっていくことでしょう。

  • ボートレースグランプリは毎年12月下旬に開催される
  • ボートレースグランプリは1986年に新設された、レース名に「ボートレース」を冠する最も新しいSG競走
  • 正式名称は「賞金王決定戦競走
  • 優先出場権は設けられておらず、選考期間内における獲得賞金ランキング上位18名に出場資格が与えられる
      ※シリーズ戦の出場資格は、選考期間内における獲得賞金ランキング上位19位~60位までの42名に与えられる
  • シリーズ戦に出場するのは、トライアル1stの得点率下位6名に獲得賞金ランキングの19位~60位までの42名を加えた総勢48名
  • 2024年の「第39回 ボートレースグランプリ」は、2024年12月17日~22日までの6日間ボートレース住之江で開催
  • トライアル1stに出場する選手は、賞金ランキング7位〜18位にランクインした12名
  • トライアル2ndに出場する選手は、トライアル1stを勝ち抜いた6名に賞金ランキング上位6名を合わせた12名
  • 優出すれば翌年に開催されるチャレンジカップとグランプリを除くすべてのSG競走への優先出場権が与えられる
  • 優勝賞金は1億1,000万円
  • 注目選手は、馬場 貴也選手(4262)毒島 誠選手(4238)桐生 順平選手(4444)茅原 悠紀選手(4418)峰 竜太選手(4320)池田 浩二選手(3941)
  • 2024年は毒島 誠選手がボートレースグランプリ初制覇を達成して、競艇界唯一のグランドスラムリーチレーサーとなった
  • 組番の123は3番人気3連単のオッズは11.7倍で1,170円の本命決着 123は猪木(イノキ)決着といわれています

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