「第2回 スピードクイーンメモリアル」の出場選手が発表される!!鳴門競艇場では初開催!

2025年12月1日、日本モーターボート競走会は鳴門競艇場で初開催を迎える「第2回 スピードクイーンメモリアル」(2025年2月24日~3月1日)の出場選手を発表しました。
※異議申請期間を経て、12月8日に正式決定となります。

**12月15日追記**
2025年12月15日、日本モーターボート競走会は「第2回 スピードクイーンメモリアル」(2026年2月24日~3月1日、鳴門)の出場選手の繰り上がりを発表しました。
出場予定だった長嶋 万記選手(4190・静岡)が公傷による出場取消の手続きを行ったため、予備1位だった富樫 麗加選手(4758・東京)が繰り上がりで2年連続2回目の出場権を手にしました。

2026年2月24日(火)~3月1日(日)まで、鳴門競艇場(徳島県鳴門市撫養町)で開催されるプレミアムG1競争「スピードクイーンメモリアル(SPEED QUEEN Memorial)」。
※正式名称もスピードクイーンメモリアルで統一されている。

スピードクイーンメモリアルは、2025年2月に初開催された、もっとも新しいプレミアムG1競争です。
毎年2月中旬~下旬に開催され、日本各地にある24か所のボートレース場で最速のレースタイムをたたき出した「スピード巧者」と呼ばれるレーサーと、各ボートレース場の推薦レーサーを対象とした、これまでにない女子レーサーに限定した「レースタイムを最優先の選出基準」としたグレードレースです。

また、同シリーズは最も新しいプレミアムG1(PG1)競争で、女子ボートレース界の新しい称号“最速女王(スピードクイーン)”を決する大会として、記念すべき第1回大会は2025年2月に浜名湖競艇場で初開催され、平高 奈菜選手が初代スピードクイーンの栄冠を手にしました

近年のボートレース界において、女子戦の人気はアイドルレーサーの台頭もあって売上額は増加傾向。
さらに、スピードクイーンメモリアルの出場選手発表は、ボートレースファンにとってグランプリ・クイーンズクライマックスの出場選手発表に並ぶ注目事項となっています。

2度目の開催とはいえ、スピードクイーンメモリアルは1年に6回開催される、ボートレースのPG1(プレミアムグレード1)競走の1つにカウントされるため、前回大会の売上金額は98億5,701万5,400円で、BBCトーナメントやマスターズチャンピオンをしのぐほど
2026年の第2回大会は直近のレディースチャンピオンが6日間で109億8,119万4,000円(前年比+11.6%)でしたので、予想では100億円を超える売り上げが見込めるほどの注目シリーズとなるでしょう。
※スピードクイーンメモリアルが開催される前(2024年まで)のプレミアムG1は年5回の開催でした。

約280人いる女子レーサーの頂点を決める戦いとして、8月のレディースチャンピオン・12月のクイーンズクライマックスに続き、“女子ボートレース界の最速女王”を決定する大会という位置づけのもと、人気と実力を兼ね備えたトップレベルの選手が“スピードクイーン”の称号をかけて争うとあり、華々しくも熱い戦いが繰り広げられます。


第2回大会は2026年2月に鳴門競艇場で初めての開催を迎えます。
2代目・スピードクイーンの栄冠を獲得するのは誰なのかに関心が集まるとともに、久しぶりに新設された女子戦とあって、注目度の高くなっていくことでしょう。

各競艇場で最速のレースタイムを記録した選手が集うということですが、第2回大会はどのような顔ぶれになったのでしょうか?
スピードクイーンメモリアルに出場する選手は、各競艇場の女子最速タイムを記録した選手をはじめ、人気と実力を併せ持つ女子レーサーのみが出場を許される輝かしい舞台です。

2023年に史上初の年間女王の偉業を成した遠藤 エミ選手、直近のレディースチャンピオンで“夏の女王”の称号を手にした鎌倉 涼選手、レディースチャレンジカップ覇者の守屋 美穂選手をはじめとする総勢52名。

スピードクイーンメモリアルには前述した選手のほかにも、地元・徳島支部から岩崎 芳美選手(3611)・赤井 睦選手(4733)・井上 遥妃選手(5281)の3名が出場し、赤井選手と井上選手は初出場です。

ほかにも、2025年の第1回大会を選出除外になった守屋 美穂選手・渡邉 優美選手・竹井 奈美選手をはじめとする、総勢18名もの選手が初めての出場権を手にしました。

**12月15日追記**
2025年12月15日、日本モーターボート競走会は「第2回 スピードクイーンメモリアル」(2026年2月24日~3月1日、鳴門)の出場選手の繰り上がりを発表しました。
出場予定だった長嶋 万記選手(4190・静岡)が公傷による出場取消の手続きを行ったため、予備1位だった富樫 麗加選手(4758・東京)が繰り上がりで2年連続2回目の出場権を手にしました。

出典:BOAT RACE公式サイト
目次

スピードクイーンメモリアルってどんなレース?

スピードクイーンメモリアルは、2023年3月14日に新設が発表された、女子ボートレーサー限定で争われるG1競走としては「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」と「クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)」に次ぐ3つ目の競走です。

各競艇場における女子の最速レースタイムをたたき出した「スピード巧者」と各ボートレース場が推薦したレーサーを対象として、これまでにない「レースタイムを最優先の選出基準」としたグレードレースを設けることになったことから、大会名の「スピードクイーンメモリアル(SPEED QUEEN Memorial」のとおり、“女子ボートレース界の最速女王”の称号をかけて戦います。

ボートレースのSG・G1・PG1競走が新設されるのは、2011年のクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)以来13年ぶりです。

ボートレースのG1競走の中でも、特に格式の高いレースに位置付けられるプレミアムG1(PG1)競走の中の一つで、優勝賞金も高く設定されています。

なお、優勝者には翌年の「SG・ボートレースクラシック(正式名称:総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走)」および「PG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント(略称:BBCトーナメント)」の優先出場権が与えられることになっているため、さらに上のグレードレース出場を狙う女子選手にとってはぜひ獲得したいところでしょう。

毎年2月中旬~下旬に開催され、開催地は持ち回りで毎回変わります。
2024年の第1回大会は浜名湖競艇場で開催され、2025年は鳴門競艇場でデイレースでの開催です。

「スピードクイーンメモリアル」が2月に開催されることが決まった影響で、2023年度まで2月に行われてきた「レディースオールスター」の開催時期が2024年度から5月に移動しています。

スピードクイーンメモリアルは、女子戦では最も新しく創設された大会です。
次々に新しい大会が創設されるというのは、近年の女子戦が人気を博している何よりの証でしょう。

・1987年:レディースチャンピオン
・2012年:クイーンズクライマックス
・2014年:レディースチャレンジカップ
・2017年:レディースオールスター
・2025年:スピードクイーンメモリアル

女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」の新設について

女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」の新設について

 2023/03/14

一般財団法人日本モーターボート競走会(東京都港区・会長 小髙幹雄)は、女子レーサーを対象とした「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」を新設し、令和6年度から実施します。
 
1.プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走の新設
 各競走場の最も速いレースタイムを記録した「スピード巧者代表」と、各競走場から推薦された選手が出場する、女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」を令和7年2月に開催します。(※2月に実施しているG2・レディースオールスターは令和6年度より5月頃の開催に変更予定です。)
 現在、女子レーサーを対象としたG2以上のグレードレースは年間4競走が開催されていますが、多くのファンの皆様に支持されている女子レースで、今までに無い「レースタイム」を優先出場の選出基準としたグレードレースを新設することとなりました。
 
2.選出方法(抜粋)
(1) A1、A2及びB1級とします。ただし、優先出場者については、この限りではありません。
(2) 優先出場者【24名】
 過去1年間(12月1日~11月30日)の各競走場の競走(2周レースを除く)において1着を獲得した競走のうち、最も速いレースタイムを記録した者
 ※同タイムの者が2名以上の場合は、速いタイムを記録した回数の多い者を選出 
 ※複数の競走場で最も速いレースタイムを記録した者がいる場合、そのレースタイムを比較し、最も速いレースタイムを記録した競走場の代表者として選出
 ※最も速いレースタイムを記録した者が他の競走場の代表として選出された場合は、次に速いレースタイムを記録した者を代表として選出
(3)各競走場から推薦された者【24名】
 競走場の所在する支部に所属する選手
 ※該当者がいない場合は、当該競走場の属する地区内に所在する支部に属する選手
(4)当該施行者の希望する者【4名】
(5)次に該当する者は(1)から(4)の規定にかかわらず、選出から除外し、又は出場を取り消します。
 イ 優先出場者を除き、(2)に定める期間の出場回数が100回に満たない者
 ロ (2)に定める期間の事故率が0.40以上の者
 ハ 前検日を含む当該競走の開催期間の一部又は全部において、G3競走開催要綱第9条第1項に基づく出場資格の喪失期間と重複する者
 ニ (2)に定める期間の初日から当該競走の前検日までにおいて、褒賞懲戒規程に基づく出場停止処分を受けた者(同規程第11条第10号及び第11号によって処分を受けた者を除く。)
 ホ (2)に定める期間の初日から当該競走の前検日までにおいて、あっせん規程実施細則第7条第1項第1号から第5号までの規定に該当し、あっせん保留処分を受けた者

引用元:女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」の新設について | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

出場条件は?

スピードクイーンメモリアルは、選考期間内における各ボートレース場の競走におけるレースタイム(※2周レースを除く)によって出場メンバーが選出されるため、すべての女子選手に出場する権利があり、優先出場選手には級別の制限がありません

そのため、レースタイムが早ければ、B級選手でも出場できる大会なのです。

出場選手52名は、選考期間を経て、毎年12月上旬に発表されます。

選考期間の対象となるのは、前年の12月1日〜開催年の11月30日
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要となります。

出場資格は下記のとおりです。

  • 【優先出場者】選出期間内に、各ボートレース場の競走(2周レースを除く)において最も早いレースタイムを記録した選手(24名)
    ※同タイムの者が2名以上の場合は、速いタイムを記録した回数の多い者を選出。
    ※複数の競走場で最も速いレースタイムを記録した者がいる場合、そのレースタイムを比較し、最も速いレースタイムを記録した競走場の代表者として選出。
    ※最も速いレースタイムを記録した者が他の競走場の代表として選出された場合は、次に速いレースタイムを記録した者を代表として選出。
  • 各ボートレース場から推薦された選手(各場1名ずつ:24名)
    ※競走場の所在する支部に所属する選手で、級別はA1・A2・B1級に限る
    ※該当者がいない場合は、同地区に所属するレーサーを推薦
  • 当該施行者(主催者)が希望する選手(開催地推薦枠:4名)
    ※級別はA1・A2・B1級に限る

選出除外・出場取消

上記の出場資格を満たしていても、以下に該当する選手は選出除外となってしまいます。

  • 選考期間の出場回数が100回未満の選手 ※優先出場者は除く
  • 選考期間の事故率0.40以上の選手
  • フライング休みが当該競走の前検日を含む開催期間と重複する選手
  • スタート事故による選出除外となる罰則期間(プレミアムG1・G1・G2および女子戦)が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する選手
  • 負傷・病気・出産等による出場辞退者
  • 選考期間から前検日までに褒賞懲戒規定に基づく出場停止処分及びあっせん保留処分を受けた選手

第2回スピードクイーンメモリアルでは、高田 ひかる選手がG3競走開催要綱第9条第1項に基づく出場資格の喪失期間と重複するため、選出除外となりました。

第1回スピードクイーンメモリアルでは、渡邉 優美選手がスタート事故による辞退期間、守屋 美穂選手がG1競走選出除外期間、竹井 奈美選手が家事都合等辞退期間、藤原 早菜選手が事故率が0.40以上のため、選出除外となりました。

優先出場の対象者における選出除外者

(1)G3競走開催要綱第9条第1項に基づく出場資格の喪失期間と重複するため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4804高田 ひかる三 重三 重A16.130.252171’47″3児島4位

優勝者に与えられる優先出場権

スピードクイーンメモリアルの優勝者にはさらに上のグレードレースに優先出場できる権利が付与されます。
与えられる優先出場権は、次の2シリーズです。

  • 翌年の「SG・ボートレースクラシック(正式名称:総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走)」
  • 翌年の「PG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント(略称:BBCトーナメント)」

スピードクイーンメモリアルを制することで、翌年には最上級グレードのSG競争に優先出場できるとあれば、まだSG初出場を果たしていない選手にとっては是が非でも手にしたい権利だと言えるでしょう。

2025年初開催!スピードクイーンメモリアルの売上額は?

ナイター開催やネット投票が増え、ここ数年売り上げをぐんぐんと伸ばしているボートレース業界。

そのなかでも、女子戦の売り上げは特に好調です。
スピードクイーンメモリアルの売り上げも、レディースチャンピオンと同等もしくは超えるくらいの金額が予想されます

2度目の開催とはいえ、スピードクイーンメモリアルは1年に6回開催される、ボートレースのPG1(プレミアムグレード1)競走の1つにカウントされるため、前回大会の売上金額は98億5,701万5,400円で、BBCトーナメントやマスターズチャンピオンをしのぐほど

2026年の第2回大会は直近のレディースチャンピオンが6日間で109億8,119万4,000円(前年比+11.6%)でしたので、予想では100億円を超える売り上げが見込めるほどの注目シリーズとなるでしょう。

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開催年開催場売上目標スピードクイーンメモリアル節間総売上額前年比
2026年鳴門
2025年浜名湖100億円98億5,701万5,400円

優勝賞金は1,300万円

スピードクイーンメモリアルは、G1競走のなかでも格式高いとされる「プレミアムG1(PG1)」に位置付けられ、ほかのG1競争よりも優勝賞金が高く設定されています。

2025年に初開催される最も新しい大会ですが、優勝賞金は1,300万円になりました。

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順位優勝決定戦
1着1,300万円
2着490万円
3着350万円
4着240万円
5着200万円
6着170万円

優勝決定戦に進出することができれば、2着の賞金が490万円、6着でも完走すれば170万円という高額の賞金を手にすることができるのです。

「クイーンズクライマックス」(1,700万円)以外のPG1の優勝賞金は1,300万円に設定されており、同じ賞金額のシリーズは「スピードクイーンメモリアル」のほかに「レディースチャンピオン」「ヤングダービー」「マスターズチャンピオン」「BBCトーナメント」があります。

過去の歴代優勝者

スピードクイーンメモリアルは2025年2月に初めて開催された新しい大会で、香川支部の平高 奈菜選手が初代スピードクイーンの栄冠を手にしました

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手
第2回2026年3月1日鳴門
第1回2025年2月24日浜名湖平高  奈菜4450香川逃げ

2026年の第2回大会を制して、2代目・最速女王(スピードクイーン)の称号を手にするのは誰になるのか?
結果を楽しみに待ちたいですね。

出典:BOAT RACE広報Instagram

BOATRACE振興会会長賞1分47秒3の川野 芽唯選手

「第1回 スピードクイーンメモリアル」では開催期間の6日間(全72レース)で3周戦の最速タイムを出した選手に“BOATRACE振興会会長賞”として10万円が支給されることが決定していたため、その行方に注目していたファンも多かったことでしょう。

最終日まで熱戦が繰り広げられましたが、最終日までの最速タイムは2日目の第12レースで川野 芽唯選手がマークした1分47秒3でした。

そのため、初開催となった浜名湖競艇場をホームプールとする地元・静岡支部所属の川野 芽唯選手が“BOATRACE振興会会長賞”の10万円を獲得しました。

注目のレースは、2024年に女子ボートレース界史上初となる「レディースチャンピオン」と「クイーンズクライマックス」の年間制覇で、文句なしの“夏と冬のダブル女王”として“令和6年の優秀女子選手”を受賞した遠藤 エミ選手のイン戦。

このレースで川野 芽唯選手は不利な4コースからの進入なうえ、全国勝率やモーターにも目立つところはなく、スタートタイミングも遅いことから、単勝オッズは16.5倍で5番人気
さらに3連単のオッズでは、人気トップ16の買い目がいずれも“1号艇の遠藤 エミ選手が1着”と予想していたものの、上位3つの買い目で“4号艇の川野 芽唯選手が舟券に絡む可能性が高い”と予想していることから、このレースで川野選手は“舟券絡みの有力候補”と考えられていたことがわかります。

地元・静岡支部の優勝候補として「そろそろ勝ち星がほしい」という気持ちを胸に挑む一戦。
川野 芽唯選手はコンマ08の2番手スタートから、1周1マークで1号艇・ 遠藤 エミ選手を鮮やかなまくり差しで抜き去って1着を手にしました。

このレースの3連単452は49番人気の40,080円(400.8倍)の超特大配当でした
川野 芽唯選手はレース後にインタビューに応じて、勝因と相棒のモーター32号機について次のように語っています。

川野 芽唯選手

(レースは)いいダッシュがつけられたと思います。
2日目の仕上がりはすごく良かったです。
ターンの入口で失敗しても出口で押していたので、体感がすごく良かったです。

出走表

出典:BOAT RACE公式サイト

単勝オッズ

枠番級別選手名単勝オッズ
1A1遠藤  エミ1.1倍
2A1中谷  朋子8.7倍
3A2魚谷  香織13.5倍
4A1川野  芽唯16.5倍
5A1實森  美祐6.5倍
6A2今井  裕梨23.1倍
  • 3連単オッズ
買い目(人気順)オッズ(倍)
145(1番人気)9.3
124(2番人気)10.0
134(3番人気)10.8
125(4番人気)11.8
142(5番人気)12.6
154(6番人気)13.1
123(7番人気)14.1

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト

第2回大会に出場する選手は?

スピードクイーンメモリアルは、選考期間内における各ボートレース場の競走におけるレースタイム(※2周レースを除く)によって出場メンバーが選出されるため、すべての女子選手に出場する権利があり、優先出場選手には級別の制限がありません
そのため、レースタイムが早ければ、B級選手でも出場できる大会なのです。

出場選手52名は、選考期間を経て、毎年12月上旬に発表されます。

選考期間の対象となるのは、前年の12月1日〜開催年の11月30日
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要です。

冒頭でご紹介したとおり、参加資格は以下の条件をクリアした実力者に与えられます。

  • 【優先出場者】選出期間内に、各ボートレース場の競走(2周レースを除く)において最も早いレースタイムを記録した選手(24名)
    ※同タイムの者が2名以上の場合は、速いタイムを記録した回数の多い者を選出。
    ※複数の競走場で最も速いレースタイムを記録した者がいる場合、そのレースタイムを比較し、最も速いレースタイムを記録した競走場の代表者として選出。
    ※最も速いレースタイムを記録した者が他の競走場の代表として選出された場合は、次に速いレースタイムを記録した者を代表として選出。
  • 各ボートレース場から推薦された選手(各場1名ずつ:24名)
    ※競走場の所在する支部に所属する選手で、級別はA1・A2・B1級に限る
    ※該当者がいない場合は、同地区に所属するレーサーを推薦
  • 当該施行者(主催者)が希望する選手(開催地推薦枠:4名)
    ※級別はA1・A2・B1級に限る

浜名湖競艇場で開催される「第2回 スピードクイーンメモリアル」の出場選手が下記の52名に決定しました。
さっそく、出場選手の一覧を見てみましょう。
※ここでご紹介する出場選手は、異議申請期間を経て、12月8日(月)に正式決定となります。

第2回スピードクイーンメモリアル 出場選手選出順位表
(成績対象期間:令和6年12月1日~令和7年11月30日)

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優先
出場者
レース場
推薦者
登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場
回数
レース
タイム
備考出場歴





 



















桐 生4482守屋  美穂岡 山岡 山A16.990.122801’46″3桐生1位
津1位(1’47″6)
尼崎1位(1’46″8→1’47″5)
児島1位(1’46″4)
福岡2位(1’47″8→1’48″8)
初出場
戸 田4964土屋   南岡 山岡 山B27.470.12171’47″4戸田2位初出場
江戸川4891寺島  美里東 京福 島B14.950.142411’50″2江戸川2位初出場
平和島4519清水  沙樹東 京千 葉A26.060.241991’48″7平和島4位2年連続2回目
多摩川5088高憧  四季大 阪大 阪A16.990.112821’46″3多摩川1位
下関1位(1’46″5)
初出場
浜名湖5188武井 莉里佳兵 庫兵 庫A25.370.322181’47″6浜名湖5位2年連続2回目
蒲 郡4190長嶋  万記静 岡静 岡A16.450.102251’46″1蒲郡3位2年連続2回目
常 滑4546浜田 亜理沙埼 玉広 島A16.630.202351’46″7常滑1位
戸田1位(1’47″2)
平和島3位(1’48″6)
尼崎2位(1’46″8→1’48″7)
唐津1位(1’46″8→1’48″0)
2年連続2回目
5174川井   萌静 岡静 岡B26.340.351621’47″9津3位
浜名湖4位(1’47″6)
2年連続2回目
三 国4936戸敷  晃美福 岡宮 崎A25.580.371811’46″4三国1位
江戸川1位(1’48″8)
浜名湖1位(1’47″2)
2年連続2回目
びわこ4963實森  美祐広 島広 島A16.720.122481’47″4びわこ1位
平和島2位(1’48″3)
児島3位(1’47″0)
2年連続2回目
住之江5057上田  紗奈大 阪大 阪B15.110.201741’47″2住之江1位2年連続2回目
尼 崎4611今井  美亜福 井富 山A26.150.122441’47″8尼崎5位2年連続2回目
鳴 門4502遠藤  エミ滋 賀滋 賀A17.370.052471’44″6鳴門1位
浜名湖3位(1’47″5)
蒲郡1位(1’45″3)
2年連続2回目
丸 亀4961西橋  奈未福 井石 川A16.940.102371’47″5丸亀1位
福岡3位(1’47″9)
2年連続2回目
児 島4947間庭  菜摘福 岡福 岡B14.820.112151’47″4児島6位(1’47″4→1’47″8→1’49″8)初出場
宮 島4208三浦  永理静 岡静 岡A16.650.092501’47″4宮島1位
津2位(1’47″8)
2年連続2回目
徳 山4738清埜  翔子埼 玉埼 玉A25.780.042751’48″0徳山1位
平和島1位(1’48″2)
児島2位(1’46″7)
2年連続2回目
下 関4050田口  節子岡 山岡 山A17.230.192201’46″5下関2位
尼崎3位(1’47″6)
児島5位(1’47″4→1’47″8を2回)
2年連続2回目
若 松4900中田  夕貴埼 玉埼 玉A25.760.162451’46″0若松1位初出場
芦 屋4433川野  芽唯福 岡福 岡A16.710.002781’45″7芦屋1位
浜名湖2位(1’47″3)
蒲郡2位(1’45″9)
尼崎4位(1’47″7)
2年連続2回目
福 岡4590渡邉  優美福 岡福 岡A17.330.112481’48″1福岡4位初出場
唐 津4387平山  智加香 川香 川A17.020.002251’46″8唐津2位(1’46″8→1’48″1)2年連続2回目
大 村4530小野  生奈福 岡福 岡A17.010.102331’46″4大村1位
福岡1位(1’47″8→1’48″2)
2年連続2回目











桐 生4240今井  裕梨群 馬群 馬A25.990.112432年連続2回目
戸 田4746大豆生田 蒼埼 玉栃 木A25.930.261862年連続2回目
江戸川4286平田 さやか東 京東 京A25.540.072812年連続2回目
平和島4117廣中 智紗衣東 京愛 知A16.200.272122年連続2回目
多摩川4825倉持  莉々東 京茨 城A16.260.29189初出場
浜名湖5205刑部 亜里紗静 岡静 岡A25.850.282132年連続2回目
蒲 郡3999大瀧 明日香愛 知静 岡A16.400.00256初出場
常 滑4123細川  裕子愛 知愛 知A16.610.212532年連続2回目
4589塩崎  桐加三 重三 重A25.360.37195初出場
三 国4473藤堂  里香福 井福 井A25.530.38176初出場
びわこ3900香川  素子滋 賀大 阪A16.110.362012年連続2回目
住之江4456鎌倉   涼大 阪大 阪A16.650.162122年連続2回目
尼 崎5264登  みひ果兵 庫兵 庫B14.280.35218初出場
丸 亀4823中村  桃佳香 川香 川A16.010.20167初出場
児 島3435寺田  千恵岡 山福 岡A16.670.002782年連続2回目
宮 島3618海野 ゆかり広 島広 島A15.980.142662年連続2回目
徳 山5163清水  愛海山 口山 口A16.430.352052年連続2回目
下 関4017向井  美鈴山 口山 口A25.510.022272年連続2回目
若 松5277井上  未都福 岡福 岡B14.830.26230初出場
芦 屋5193米丸  乃絵福 岡熊 本A16.450.25219初出場
福 岡4556竹井  奈美福 岡福 岡A16.690.08122初出場
唐 津4938小芦 るり華佐 賀佐 賀A16.450.082212年連続2回目
大 村5129山口 真喜子長 崎長 崎A25.630.381992年連続2回目
鳴門開催施行者
希望出場者
5281井上  遥妃徳 島徳 島A16.130.24175初出場
3611岩崎  芳美徳 島熊 本A26.020.162192年連続2回目
4450平高  奈菜香 川愛 媛A26.590.322382年連続2回目
※第1回大会優勝
4733赤井   睦徳 島岡 山B15.090.22184初出場
4845前田  紗希埼 玉埼 玉A16.450.382182年連続2回目
予備1
(繰り上がり出場)
4758富樫  麗加東 京東 京A25.690.23170
予備24627藤原  菜希東 京大 阪A25.590.22186
予備34927関野   文大 阪大 阪A25.850.10255
予備44183宇野  弥生愛 知埼 玉A25.890.13251
予備54447深川 麻奈美福 岡熊 本A16.190.27233
予備64642松尾  夏海香 川愛 媛A16.390.01216
予備74373若狭 奈美子岡 山岡 山A16.260.14241
予備84011堀之内紀代子岡 山岡 山A15.940.16217
予備94994山本  梨菜佐 賀佐 賀A16.120.33219
予備104225土屋  千明群 馬群 馬A26.460.29190

(注1)出場回数には選手責任外の失格・欠場を含みます。
(注2)予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期間等が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合は、予備選手の資格を喪失します。

第2回 スピードクイーンメモリアル 出場選手選出順位表

第2回スピードクイーンメモリアル(浜名湖)出場選出順位発表 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

**12月15日追記**
2025年12月15日、日本モーターボート競走会は「第2回 スピードクイーンメモリアル」(2026年2月24日~3月1日、鳴門)の出場選手の繰り上がりを発表しました。
出場予定だった長嶋 万記選手(4190・静岡)が公傷による出場取消の手続きを行ったため、予備1位だった富樫 麗加選手(4758・東京)が繰り上がりで2年連続2回目の出場権を手にしました。

出典:BOAT RACE公式サイト
【ボートレース】長嶋万記が公傷のため大村QCシリーズと鳴門スピードクイーンメモリアル出場取消

【ボートレース】長嶋万記が公傷のため大村QCシリーズと鳴門スピードクイーンメモリアル出場取消

12/15(月) 16:57配信

長嶋万記

 日本モーターボート競走会は15日、ボートレース大村で行われるG3「第14回クイーンズクライマックスシリーズ」(26日初日)に、平川香織(埼玉)が、ボートレース鳴門で開催されるプレミアムG1「第2回スピードクイーンメモリアル」(来年2月24日初日)に富樫麗加(東京)が繰り上がりで出場すると発表した。
 ともに長嶋万記(静岡)から、公傷による出場取消の手続きが行われたため。

引用元:【ボートレース】長嶋万記が公傷のため大村QCシリーズと鳴門スピードクイーンメモリアル出場取消(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース

優先出場の対象者における選出除外者

(1)G3競走開催要綱第9条第1項に基づく出場資格の喪失期間と重複するため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4804高田 ひかる三 重三 重A16.130.252171’47″3児島4位

2025年の第1回大会で優勝最有力候補と目されていた、下関で1位と2位・蒲郡で2位の記録を有した渡邉 優美選手は、2024年12月末に開催された「PG1・第13回 クイーンズクライマックス」にフライング休みを後ろに移動する“特例”で出場したため、優先出場権を獲得したものの、後ろ倒しした“スタート事故による辞退期間”のため、スピードクイーンメモリアルは”選出除外となってしまいました。

第2回大会の注目選手はだれ?

スピードクイーンメモリアルのドリーム戦へ出場する選手の予想で前述したとおり、全国24場における最速タイムトップ6を記録しているのは次の6名の選手です。

そのため、注目したいのは最速タイムと鳴門競艇場の最速タイムをたたき出した遠藤 エミ選手各競艇場で優秀なレースタイムを記録している守屋 美穂選手と浜田 亜理沙選手、そしてここには名前が挙がっていないものの、記念すべき第1回大会を制して“初代・スピードクイーン”の称号を手にした平高 奈菜選手の走りにも注目したいですね。

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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
1遠藤  エミ(エンドウ エミ)4502滋 賀A17.370.052471’44″6鳴門1位
浜名湖3位(1’47″5)
蒲郡1位(1’45″3)
2川野  芽唯(カワノ メイ)4433福 岡A16.710.002781’45″7芦屋1位
浜名湖2位(1’47″3)
蒲郡2位(1’45″9)
尼崎4位(1’47″7)
3中田  夕貴(ナカダ ユキ)4900埼 玉A25.760.162451’46″0若松1位
4長嶋 万記(ナガシマ マキ)4190静 岡A16.450.102251’46″1蒲郡3位
5守屋  美穂(モリヤ ミホ)4482岡 山A16.990.122801’46″3桐生1位
津1位(1’47″6)
尼崎1位(1’46″8→1’47″5)
児島1位(1’46″4)
福岡2位(1’47″8→1’48″8)
6高憧  四季(タカハタ シキ)5088大 阪A16.990.112821’46″3多摩川1位
下関1位
(1’46″5)
CHECK!!浜田 亜理沙(ハマダ アリサ)4546埼 玉A16.630.202351’46″7常滑1位
戸田1位(1’47″2)
平和島3位(1’48″6)
尼崎2位(1’46″8→1’48″7)
唐津1位(1’46″8→1’48″0)

今大会でG1初出場・G1初勝利・G1初優出を目指す選手

「第2回 スピードクイーンメモリアル」に出場する総勢52名の選手たち。
そのなかには、G1初出場やG1初勝利を目指す選手が多く存在します。

今シリーズの参考情報として覚えていると、スピードクイーンメモリアルをさらに楽しめること間違いなしですよ。

G1初出場を達成する選手

「第2回 スピードクイーンメモリアル」でG1初出場を達成する選手は次の6名です。
もしかしたら、シリーズ中にG1初勝利・G1初優出を果たす可能性もありますので、注目してみてくださいね。

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写真登番氏名支部出身地級別登録期勝率事故率出走回数レースタイム備考
4891寺島  美里東 京福 島B1117期4.950.142411’50″2江戸川2位
4947間庭  菜摘福 岡福 岡B1119期4.820.112151’47″4児島6位(1’47″4→1’47″8→1’49″8)
5264登  みひ果兵 庫兵 庫B1131期4.280.35218尼崎推薦
5277井上  未都福 岡福 岡B1131期4.830.26230若松推薦
5193米丸  乃絵福 岡熊 本A2
128期6.450.25219芦屋推薦
5281井上  遥妃徳 島徳 島B1131期6.130.24175鳴門開催施行者希望
記載しているデータは選出時のデータを参照しています

G1初勝利を目指す選手

「第2回 スピードクイーンメモリアル」でG1初勝利の達成を目標としている選手は次の1名です。
もともとポテンシャルの高い選手なので、シリーズ中にG1初優出だって夢ではありませんし、もしかしたらこの中に女子競艇界のスター選手候補が隠れている可能性もあります。

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写真登番氏名支部出身地級別登録期勝率事故率出走回数レースタイム備考
4733赤井   睦徳 島岡 山B1111期5.090.22184鳴門開催施行者希望
記載しているデータは選出時のデータを参照しています

まとめ

ドリーム戦に出場するメンバーの発表も楽しみですが、やはり2025年の初代覇者・平高 奈菜選手に続いて、2代目スピードクイーン(=最速女王)のタイトルを誰が射止めるかが、ボートレースファンの最も気になるところではないでしょうか?

2025年の優勝候補と目されていながらスピードクイーンメモリアル選出除外により、初代タイトル獲得の悔し涙をのんだ守屋 美穂選手と渡邉 優美選手を筆頭に、2025年は12月の「PG1・第14回 クイーンズクライマックス」で初めての出場権を手にした高憧 四季選手と實森 美祐選手からも目が離せません。

1年で最も寒さが厳しいと言われる如月、日本の海の三大難所とされる鳴門で女子ボートレース界の頂・“最速女王(=スピードクイーン)”に輝くための譲れない戦いがはじまります。
まずは年末のクイーンズクライマックスで“冬の女王”のタイトルを誰が手にするのかが気になることころですが…
年をまたいだ2026年2月に鳴門競艇場でどのような戦いが繰り広げられるのか、ボートレースファンであればしっかり押さえておきたいところです!

**12月15日追記**
2025年12月15日、日本モーターボート競走会は「第2回 スピードクイーンメモリアル」(2026年2月24日~3月1日、鳴門)の出場選手の繰り上がりを発表しました。
出場予定だった長嶋 万記選手(4190・静岡)が公傷による出場取消の手続きを行ったため、予備1位だった富樫 麗加選手(4758・東京)が繰り上がりで2年連続2回目の出場権を手にしました。

出典:BOAT RACE公式サイト

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