小野 生奈選手が途中帰郷!2022年のレディースオールスター以来2年ぶりの0走帰郷と斡旋削除の理由を徹底調査!!

2024年5月14日、トップレベルの人気と実力を誇る女子レーサー・小野 生奈選手(福岡・103期)が、出走予定だった「にっぽん未来プロジェクト競走in福岡」を“0走”で途中帰郷したことが明らかになりました。

福岡支部の103期レーサー・小野 生奈選手(4530)が、2024年5月14日に福岡競艇場で開幕した「一般・にっぽん未来プロジェクト競走in福岡」初日に家事都合のため、0走で途中帰郷となったことが明らかになりました。

5月14日現在、ボートレースオフィシャルサイトの選手ページに小野 生奈選手の出場予定はなく、すべての斡旋を削除したものと推測できます。

2008年11月8日に芦屋競艇場で103期としてデビューした小野 生奈選手。
2022年2月に桐生競艇場で開催された「第6回 レディースオールスター」以来、2年ぶりの“0走”帰郷と斡旋削除
当時も帰郷と斡旋削除の理由について様々な憶測が取り沙汰されましたが、結果として“産休を取得”していたことが後に明らかとなりました。

それでは、今回の“0走”帰郷と斡旋削除にはどのような理由があるのでしょうか?
噂される「妊娠・出産」の信憑性はどれくらいなのでしょう?

ここでは、小野 生奈選手について紹介するとともに、2年前にあったレディースオールスターでの同様事案の詳細・SNSの反応まで…
理由が公に発表されていない状況を踏まえたうえで、いろいろな要素から途中帰郷と全斡旋削除の理由を考察しています。

目次

考えられる突然の“0走”帰郷と斡旋削除の理由は?

今回の“0走”帰郷について、開催場のボートレース福岡では次のように発表しています。

小野 生奈選手の出走を予定していた第7レースの締め切り予定時時刻は15時21分。
その3時間前の発表とあり、急な負傷・病気を含めた私傷病、負傷箇所の悪化などを心配するところですが、発表された途中帰郷の事由は「家事都合」でした。

家事都合=家庭内の事情による欠場(身内に何かが起きたため)」と判断されがちですが、そう簡単にいかない“便利な造語”がこの「家事都合」なのです。

例えば、その代表例をいくつかご紹介します。

山崎 智也選手の「SG・ボートレースオールスター」欠場も家事都合でしたが、その後“引退”を表明。

ほかにも魚谷 香織選手の「PG1・レディースチャンピオン」最終日帰郷と、夫の青木 幸太郎選手が翌日に家事都合で帰郷した理由というのが“親族の不幸”であったと発表しています。

さらに最近では、人気女子レーサーの倉持 莉々選手が「PG1・ヤングダービー」を欠場した理由も家事都合で、その後に同じボートレーサーの金子 拓矢選手との“結婚と妊娠”による長期欠場を公表しています。

「家事都合」がこのように多岐にわたる理由で使われている昨今。
今回話題となっている「小野 生奈選手の家事都合による途中帰郷」の理由というのは、ご本人からの発表、もしくは誰かからのポロリ発言を待つしかないようです。

しかし、どうしても気になってしまうのが人の性。
100%当たるという確証はありませんが、ここからは様々な観点からこの「家事都合」について考えていきたいと思います。

選手が節の途中で競艇場から帰るのに、即日帰郷以外に「即刻帰郷」と「途中帰郷」があります。
即刻帰郷は、同じ日のうちに2回出走予定があっても、1レース目が終わり次第すぐに帰らなければならない厳しい命令で、極めて悪質な違反や、フライングに気付かずにレースを続けてしまった場合に下される処分です。
一方の途中帰郷は、選手自身の都合で帰郷するときに使われる用語で、病気などのほか、級別審査対象期間の締めとなる4月と10月の下旬には、次期の昇級や降級回避が確定した時点で帰郷する選手もいるとされます。

小野 生奈選手は結婚している?

小野 生奈選手の家事都合による途中帰郷の理由を考えるうえで、念頭に置いておかねばならない情報があります。
それが“配偶者の有無”でしょう。
理由が「妊娠・出産」であれ「親族のご不幸」であれ、必ずかかわってくる存在が配偶者であり、前述の2つの可能性においては、後者であれば配偶者がいる場合には、夫婦ともに途中帰郷となるからです。

そのことを心に留めながら、小野 生奈選手の途中帰郷の理由を考えていきたいと思います。

結論から言うと、小野 生奈選手は具体的な結婚時期は公にされていませんが、2021年の秋~冬頃に同じ競艇選手で同期の北山 康介選手と結婚しています

結婚時期については、長崎支部の原田 幸哉選手(3779・76期)が2022年1月に「せいなとこうちゃんの結婚パーティーをする」と、まさかのうっかりツイートで拡散してしまったことから、小野 生奈選手と北山 康介選手のお誕生日の時期である秋から冬にかけて入籍をしたものと推測できます。

そして2022年10月に第一子の男の子を出産していたことが、2022年10月28日の「日高 逸子選手」のブログで明らかになりました。

北山 康介選手ってどんな選手?

名前
(フリガナ)
北山 康介
(キタヤマ コウスケ)
登録番号4535
生年月日1989年11月23日
身長164cm
体重56㎏
血液型AB型
支部東京
出身地神奈川県
登録期103期
級別A1級

北山 康介選手は1989年生まれ、東京支部所属のA1級レーサーです。

2008年11月15日にデビューすると、翌日にデビュー2走目で初勝利をあげました。
初優勝までは8年かかりましたが、それまでの間、2012年1月にはG1初出場・初勝利を飾っています。
またデビューから13年7か月にして通算500勝を達成しました。

思い切りのいいスタートを武器に、江戸川競艇場や福岡競艇場のような難水面を得意とする「荒れ水面巧者」です。

  • 【蒲郡】勝ガマ専属記者『磯部誠』、北山康介の熱愛を大スクープ!?【勝ガマ】
出典:ボートレース蒲郡公式YouTubeチャンネル

ケース1:家族や身内に何かが起きた場合

「家事都合」の一番多い理由が“家族や身内に何かが起きた”ということです。
例えば、親族のご不幸などは突然起こるもので、事前に公表する事案ではありません

しかし、夫である北山 康介選手については、2024年5月14日現在の出場予定はないものの、2日前まで芦屋競艇場で開催された「一般・山口シネマ杯」に出場していましたし、今後の出場予定も確認できる状態です。

そのため、親族のご不幸などであれば小野 生奈選手が途中帰郷する理由になるものの、全ての斡旋を削除する理由とまでは考えられません

出典:BOAT RACE公式サイト
出典:BOAT RACE公式サイト
出典:BOAT RACE公式サイト

ケース2:妊娠・出産を控えている場合

多くのファンの予想として一番ささやかれているのが「妊娠と産休・育休」でしょう。
その理由として、小野 生奈選手には前にも同じような状況があったことが起因します。

しかも状況は今回の内容とほぼ合致しており、妊娠と産休・育休の可能性が高いという声が多かったのも事実です。

しかし、斡旋削除後もトークショーにも高い頻度で出演しているため、妊娠と産休・育休の可能性は低いと言えるでしょう。

【噂される理由】過去にも“0走”帰郷と斡旋削除をしていた

2021年の「G2・レディースオールスター」を見事に制覇した小野 生奈選手。
しかし、大事な連覇がかかった2022年のレディースオールスターで謎の“0走”途中帰郷となります。

次に記す内容が今回の“0走”帰郷と斡旋削除と酷似しているのです。

  • 前検には参加
  • 初日のドリーム戦に参戦する予定が突然の帰郷
  • 公式で発表されたのは「選手責任外の欠場」と「家事都合による途中帰郷」
  • ボートレース公式サイトの選手ページに表示されていた出場予定レースも全て削除
  • このことに対して、本人からのコメントは一切なく、正式な理由を発表しているメディアもない状況

ここまで合致しているのも驚きですが、前回の“0走”帰郷と斡旋削除の理由は後に判明しています。

それが、2022年10月28日の「日高 逸子選手」のブログで明らかになった、2022年10月に第一子の男の子を出産していたこと。
つまり、“0走”帰郷と斡旋削除の理由は妊娠と産休・育休であったということです。

小野生奈選手も無事 男の子を出産

産まれて まだ10日くらいなので

復帰は こちらも来年になりそう…

ご協力のお願い | 「私は あきらめない」 モーターボートレーサー日高逸子 (ameblo.jp)

1年1か月ぶりの復帰戦は白星発進!

そして、小野 生奈選手が1年1か月ぶりに実戦復帰を果たしたのが、2023年3月24日。
2023年3月24日~27日に若松競艇場で開催された一般戦「ニッカン・コム杯」初日の第4レースでした。
このレースで小野 生奈選手は3号艇・4コースからの出走で、豪快なまくりを決めて1着を獲得
復帰戦を白星で飾るとともに、このレースの3連単345は71番人気で、22,700円(22.7倍)という結果を納めています。

  • 小野生奈! 産休明け初の優勝へ!!│BOATCAST NEWS 2023年4月12日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

【若松ボート】小野生奈 若松で1年1か月ぶりに復帰

[ 2023年3月24日 04:50 ]

 人気女子レーサーの小野生奈(34=福岡)は22年2月のレディースオールスター欠場から産休に入っていたが、若松で約1年1カ月ぶりに復帰する。「(22年レディースオールスターは)ドリームにも選んでいただいていたのに、裏切る形になってしまいました。休んだことで、いい意味で初心に返れました。応援してもらえるのは当たり前ではないし、ファンに支えられていることを実感しました。復帰して恩返しがしたいです」と涙ながらに話した。手にした40号機は出足系に威力の実績機。前節優勝戦での転覆で、ギアケースが交換されているが「スタートは届いていたし悪くなさそうでした」と心配はなさそう。初日の出番は4、8R。さあ、小野の復活劇が始まる。

【若松ボート】小野生奈 若松で1年1カ月ぶりに復帰― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

SNSの反応は?

小野 生奈選手の「突然の“0走”帰郷」を受けて、SNSにはどのような声があがったのでしょうか?
その一部を抜粋してご紹介します。

2022年に前例があるだけに、“妊娠・産休・育休”というワードが取り沙汰されるかと思いましたが、そのようなことはありませんでした。

ほとんどがファンからの「残念」という声で、理由を知りたいという心の声が印象的でした。

“0走”帰郷と斡旋削除の理由は「妊娠・出産ではない!!」

ここまで述べてきたとおり、小野 生奈選手の“0走”帰郷と斡旋削除の理由については公表されていません

しかし、2024年7月8日現在、小野 生奈選手には次々に斡旋が入っている状況で、しかも短いスパンでトークショーに出演している様子がSNSに投稿されるなど、積極的に活動されていることがわかります。

さらに、2024年6月3日に「第38回 レディースチャンピオン」の出場選手が発表され、小野 生奈選手も19位で選出されて、出場選手一覧に名を連ねているので、心配したような長期欠場となることはなく、今後も変わらず小野 生奈選手の活躍を見ることができそうですね。

理由1:斡旋削除後も変わらずにトークショーに参加している

斡旋削除直後の2024年5月15日、ボートレース芦屋の公式サイトには小野 生奈選手のトークショーの告知が掲載されていました

BOAT RACE TICKET SHOP 勝山でのトークショー

大方の予想どおり、「妊娠と出産」での帰郷・斡旋削除であれば、トークショーの出演取消も危惧されるところではありましたが、小野 生奈選手はしっかりと出演していたようです。

SNSを調査したところ、MCの友紀 友紀さんが5月26日のトークショーについて投稿していました。
今回の突然の帰郷や斡旋削除について、小野 生奈選手の口から理由を直接語られることはなかったようですが、いつも通りの明るく楽しいトークで会場を盛り上げたようです。

BOAT RACE TICKET SHOP 姫路でのトークショー

その後も、6月30日にBOAT RACE TICKET SHOP姫路で行われたトークショーへの出演するなど、斡旋削除も変わりなく人気選手としてファンの前へ顔を出しているようですね。

BOAT RACE 常滑でのトークショー

最後に、直近で7月6日にボートレース常滑で行われたトークショーに出演したことがわかる投稿もありましたのでご紹介します。
2か月もの間、水面での活躍を見ることはできませんでしたが、各地で待つファンのもとへ元気な笑顔を届けてくれた小野 生奈選手の姿を見て、安心したファンも多かったのではないでしょうか?

理由2:斡旋も入って、これから本格始動の予感!

一度は全ての斡旋が削除されてしまった小野 生奈選手でしたが、次第に斡旋が入り始めています
次に小野 生奈選手のレースを見られるのは、7月23日~28日に鳴門競艇場で開催される「一般・鳴門渦潮歌手高瀬豊子杯競走」。
そして、いよいよその後に控えるのがファン待望の大一番。
8月7~12日に福岡競艇場で開催される「G1・第38回 レディースチャンピオン」です。
これから本格始動の様相を呈する、小野 生奈選手の活躍が楽しみですね。

出典:BOAT RACE公式サイト

小野 生奈選手の基本情報

名前
(フリガナ)
小野 生奈
(オノ セイナ)
登録番号4530
生年月日1988年10月2日
身長155cm
体重45㎏
血液型B型
支部福岡
出身地福岡県
登録期103期
級別A1級

小野 生奈選手は1988年生まれ、福岡支部所属のA1級レーサーです。

2017年には女子王座決定戦優勝し、翌2018年には賞金女王の座に輝いて、そして2021年2月には「第5回 レディースオールスター」を制して、女子ボートレース界の頂点にまで登りつめたほどの実力者です。

ハツラツとした笑顔が素敵な小野生奈選手は、レースに強いだけにとどまらず、ファンからの人気がとても高い選手でもあります。
その人気は、毎年ファン投票で選出された上位52人が出場できる「レディースオールスター」で、2018年と2019年に得票数で3位に入るほどでした。

またファンに対するサービス精神も旺盛で、愛嬌もあることから、数多くのトークショーに出演している選手でもあります。

2018年4月には、常滑競艇場の「G2・モーターボート大賞」の開会式に福岡支部の先輩で“艇界のエンターテイナー”こと西山 貴浩選手とともに“常滑市の猫キャラクター・トコタン”を模したトコタンレディーのお揃いコスプレで登場。
夫婦漫才風の話芸を披露して、会場を大いに盛り上げたエピソードの持ち主でもあります。

西山 貴浩選手といえば、福岡支部の競艇選手を中心に結成している「ポンコツ会」の主要メンバー。
2021年・2022年・2023年と3年連続得票数2位で「ボートレースオールスター」に出場しており、2024年の第51回大会では得票数4位(16,430票)でドリーム戦の出走権を獲得。
今回で6年連続8回目の出場を決めています。

  • 【とこなめGⅡモータボート大賞】西山貴浩&小野生奈 開会式にトコタンレディのコスプレで登場
出典:東スポレースチャンネル
  • BoatBeatPress 小野生奈選手 インタビュー「ここが私の生きる場所 母としてレーサー第二章へ」
出典:ボートレース福岡
  • 復帰後初V&レディースチャンピオン出場権獲得へ! 小野生奈 準優勝戦快勝│BOATCAST NEWS 2023年5月21日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

小野 生奈選手の過去戦績

スクロールできます
日付レース名レース場グレード戦績・概要
2008年11月8日ヤング・シニア・レディース三つ巴戦芦屋一般デビュー
2010年5月6日スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選芦屋一般初勝利
2011年11月30日男女ダブル優勝戦 第6回 森下仁丹杯争奪住之江一般初優出
2013年12月26日男女W優勝シリーズ 2013ファイナルカップ蒲郡一般初優勝
2014年2月6日G1 第60回 九州地区選手権芦屋G1G1初出走
2014年2月10日G1 第60回 九州地区選手権芦屋G1G1初勝利
2014年5月27日SG 第41回 ボートレースオールスター(笹川賞)福岡SGSG初出走
2014年8月11日第28回 レディースチャンピオン(女子王座決定戦)三国G1G1初優出
2015年5月27日SG 第42回 ボートレースオールスター(笹川賞)大村SGSG初勝利
2017年8月6日第31回 レディースチャンピオン芦屋G1G1初優勝
2019年5月14日ヴィーナスシリーズ第2戦 第9回 クラリスカップ児島一般通算500勝達成

2008年11月、芦屋競艇場の一般戦で103期としてデビュー
長く勝てない時期が続きましたが、2010年5月に初勝利を飾ると、2013年12月には蒲郡競艇場の一般戦で初優勝を達成しました。

翌2014年2月にはG1初出場にして初勝利、同年5月には福岡競艇場で開催された「SG・第41回 ボートレースオールスター(笹川賞)」に初出場するなど、目立つ活躍をするようになります。

さらに2015年5月には大村競艇場で開催された「第42回 ボートレースオールスター(笹川賞)」でSG初勝利を手にすると、2017年8月に「第31回 レディースチャンピオン」で待望のG1初優勝をつかみ取って、名実ともにトップレーサーの仲間入りを果たしました。

そして2019年5月14日、児島競艇場で開催された「一般・ヴィーナスシリーズ第2戦 第9回 クラリスカップ」で、デビューから10年6か月にして通算500勝を成し遂げています。

ボートレーサーを志したきっかけ

小野 生奈選手がボートレーサーを目指したきっかけは「父親にボートレース場へ連れて行ってもらったこと」でした。

最初は「ギャンブル=男の世界」という先入観を持っていた小野 生奈選手でしたが、実際のレースを観戦したことから、ギャンブルではなく、スポーツの要素が強いことを感じたそうです。

そして印象が変わってから見たボートレースの世界に対して『カッコいい、私も活躍したい!』と思うようになったといいます。

そして、当時の小野 生奈選手の目をくぎ付けにし、人生を変えるほどの女子選手が現れます。
その選手こそが、のちに福岡支部の大先輩となるグレートマザー」こと日高 逸子選手でした。

男子レーサー相手に力強い走りを魅せ、圧倒する姿に感銘を受けたことで、『自分も男子相手に勝てたら気持ちいいだろうなぁ』と思ったことで、ボートレーサーとしての道を歩み始めることを決意しました。

日高 逸子選手ってどんな選手?

名前
(フリガナ)
日高 逸子
(ヒダカ イツコ)
登録番号3188
生年月日1961年10月7日
身長154cm
体重45㎏
血液型A型
支部福岡
出身地宮崎県
登録期56期
級別A1級

日高 逸子選手は1961年生まれ、福岡支部所属のA1級レーサーです。

現役女子ボートレーサーとして最年長であり、2022年時点で公営競技女子最高齢勝利の記録保持者というレジェンドレーサーです。
2014年12月26日から住之江競艇場で開催された「第3回 クイーンズクライマックス」を制したことで、この年の獲得賞金は4,096万円となり、全選手の中では40位、女子選手の中では1位となりました。

また、2015年7月9日には女子としては山川 美由紀選手に次いで史上2人目となる通算2,000勝を達成しています。

  • サンテレビ「ボートの時間!」 # 276 「日高逸子 おうちの時間!」2021年7月11日放送
出典:【公式】ボートの時間!
  • グレートマザー 日高逸子が金字塔! 公営競技女子最高齢 61歳0ヵ月26日で勝利!│BOATCAST NEWS 2022年11月2日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

宝物は亡き祖母からの贈られたカバのぬいぐるみ

小野 生奈選手の宝物は、高校生の時にお祖母様からプレゼントの贈ってもらった「カバのぬいぐるみ」だそうです。

しかし、プレゼントの送り主のお祖母さまは、2010年5月6日に小野 生奈選手が「スポーツ報知杯争奪 ゴールデンウィーク特選」で初勝利を飾ったのを見届けて、翌日に逝去されています。

小野 生奈選手の活動を応援してくれていた優しいお祖母様は、かわいい孫娘からの嬉しい報告を待って、安心して旅立ったのかも知れませんね。

小野 生奈選手の師匠は元競艇選手の吉田 弘文さん

小野 生奈選手の師匠は同じ福岡支部所属、80期の元競艇選手・吉田 弘文さんです。

名前
(フリガナ)
吉田 弘文
(ヨシダ ヒロフミ)
登録番号3899
生年月日1976年11月20日
身長161cm
体重51㎏
血液型A型
支部福岡
出身地福岡県
登録期80期
引退時の級別B2級
デビュー日1997年5月22日
最終出走日2015年12月2日
引退日2017年3月27日

吉田 弘文さんは1976年生まれ、福岡支部所属のB2級選手でした。
残念ながら、2015年12月3日に徳山競艇場で開催された「一般・BP呉開設23周年記念 スカパー!・JLCカップ」3日目の第2レースの展示中に意識を失い、そのまま岸壁に激突。
この事故が原因で四肢不自由になってしまったために、このレースを最後に2017年3月27日に引退

全盛期はSG競争での3連対率が50%を超えるほどの実力者でした。
特にターン技術に定評があり、小野 生奈選手は若手で技術面で未熟だった頃から、熱心に指導を受けていました。
そのため、師弟間の信頼関係は非常に厚かったようで、後に小野 生奈選手は『吉田さんのおかげで今の自分がある』と語っています。

約20年間の選手生活で通算出走回数は414回、通算優勝回数は54回、通算1,362勝、生涯獲得賞金は596,927,766円という記録を残しました。

同期には、白井 英治選手(3897)・重成 一人選手(3908)・平田 忠則選手(3898)・鎌田 義選手(3887)がいます。

吉田 弘文さんの過去戦績

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日付レース名レース場グレード戦績・概要
1997年5月22日(タイトル不明)福岡一般デビュー・初勝利
1998年6月21日蒲郡あじさい特別(進入固定)蒲郡一般初優出
1999年6月27日一般競走児島一般初優勝
2002年1月15日G1 第16回 新鋭王座決定戦G1G1初出走
2002年1月19日G1 第16回 新鋭王座決定戦G1G1初勝利
2003年10月29日第50回 全日本選手権競走戸田SGSG初出走
2003年10月30日第50回 全日本選手権競走戸田SGSG初勝利
2004年2月1日G1 第18回 新鋭王座決定戦徳山G1G1初優出
2006年1月27日一般競走徳山一般通算500勝達成
2007年3月21日SG 第42回 総理大臣杯平和島SGSG初優出
2007年4月15日開設55周年記念 G1 びわこ大賞びわこG1G1初優勝
2011年8月21日KIRIN CUP蒲郡一般通算1,000勝達成
2014年11月9日テレボートカップ・JLCカップ多摩川一般通算50優勝達成

1997年5月22日に福岡支部のホームプール・福岡競艇場で初出走を飾ると、初戦で初勝利を飾るという偉業を成し遂げました。

そして、デビューから1年1か月後の1999年6月27日に児島競艇場で開催された「一般・一般競走」で初優勝を果たし、2011年8月には通算1,000勝、2014年11月には通算50優勝を達成しました。

G1競争で見ると、2002年1月に津競艇場でG1初出場にしてG1初勝利、2007年4月14日に「開設55周年記念 G1 びわこ大賞」でG1初優勝

さらにSG競争では、2003年10月に戸田競艇場で開催際された「第50回 全日本選手権競走」の舞台でSG初出場とSG初勝利を達成、さらに2007年3月21日には平和島競艇場で開催された「第42回 総理大臣杯」でSG初優出を果たしています。

デビュー早々にA級に昇級すると、はじめこそA1級とA2級を行き来していましたが、2002年後期以降は13年以上の長きにわたってほぼA1級を維持し続けており、吉田 弘文さんが強い選手だったことがわかるはずです。

小野 生奈選手の弟子は奥村 明日香選手

小野 生奈選手が弟子に迎え入れたのは、同じ福岡支部所属、128期の奥村 明日香選手です。

名前
(フリガナ)
奥村 明日香
(オクムラ アスカ)
登録番号5198
生年月日2001年11月14日
身長152cm
体重45㎏
血液型A型
支部福岡
出身地福岡県
登録期128期
級別B1級

奥村 明日香選手は2001年生まれ、福岡支部所属のB1級選手です。
2021年5月15日に福岡支部のホームプール・若松競艇場でデビューを飾ると、デビューから1年2か月後の2022年7月24日にも若松競艇場の水面で初勝利を果たしました。

5号艇・5コースからの出走で、コンマ06の抜群のトップスタートから見事なまくり差しを決めて、初白星を獲得しています。

福岡支部のホープとして、ターン技術に磨きをかけたいという思いから、小野 生奈選手への弟子入りを志願したそうです。

妹は元ボートレーサーの小野 真歩さん

名前
(フリガナ)
小野 真歩
(オノ マホ)
登録番号4770
生年月日1992年8月23日
身長155cm
体重55㎏
血液型B型
支部福岡
出身地福岡県
登録期112期
級別B2級
デビュー日2016年5月17日
最終出走日2020年12月27日
引退日2021年1月4日

小野 真歩さんは1992年生まれ、福岡支部所属のB2級レーサーでした。

約4年7か月間の選手生活での出場節数は94期、出走数は776走で、優出・優勝はともに0回、通算15勝という成績を収めています。

2013年5月17日に戸田競艇場で開催された「一般・MBP嘉麻オープン1周年記念」でデビュー(6着)を飾りましたが、なかなか思うような結果を残すことができませんでした。

そして迎えた、2014年3月23日。
児島競艇場で開催された「一般・ていちゃんカップ男女W優勝戦」3日目の第2レース。
当時まだB1級だった渡邉 優美選手も出走したレースで、見事なまくり差しを決め、107走目にして悲願の初勝利を手にしました。
この時の3連単536は108番人気で、102,990円(1029.9倍)の特大万舟券に貢献したものの、その後も大きな着が続いたうえ、長期欠場の期間もあり、残念ながら引退という道を選択しています。

現役生活最後のレースは、2020年12月27日に丸亀競艇場で開催された「一般・清酒金陵杯争奪男女W優勝戦」最終日の第8レースでした。

同期には、山崎 郡選手(4760)・藤原 啓史朗選手(4762)・石丸 海渡選手(4772)・山田 祐也選手(4757)・今泉 友吾選手(4759)がいます。

  • 【ボートレース・競艇】去年10月以来の1着はイン逃げ3万舟!小野真歩
出典:KAZUのボートレース 24時間勝負がけch

同期(103期)の注目選手

小野 生奈選手の同期である「103期」にはどのような選手がいるのでしょうか。
主だった選手を以下にまとめました。

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登録番号名前支部級別
4516野口  勝弘愛知A1
4524深谷  知博静岡A1
4528黒井  達矢静岡A1
4537渡邉  和将岡山A1
4522古澤  光紀福岡A1
4519清水  沙樹東京A1
  • 野口 勝弘選手(4516)/1986年12月3日生まれ/愛知/A1
  • 深谷 知博選手(4524)/1988年4月1日生まれ/静岡/A1
  • 黒井 達矢選手(4528)/1988年8月8日生まれ/埼玉/A1
  • 渡邉 和将選手(4537)/1990年2月12日生まれ/岡山/A1
  • 古澤 光紀選手(4522)/1987年10月28日生まれ/福岡/A1
  • 清水 沙樹選手(4519)/1987年2月21日生まれ/東京/A1

小野 生奈選手のデビュー戦

小野 生奈選手のデビューは2008年11月8日
地元、芦屋競艇場で開催された、一般戦「ヤング・シニア・レディース三つ巴戦」初日、第1レースでのできごとでした。

新人ボートレーサーであれば、かなり慎重にスタートするのが一般的ですが、小野 生奈選手は予想以上にゆっくりなコンマ39のスタートで他艇から出遅れてしまいます。
大外6コースからの出走、かつスタートが他艇より遅れたことで、舟券に絡むことはできず、6着で終わりました。

おなご

新人レーサーの初出走は、出遅れたスタートから6着っていうのが既定路線らしいよ!

出典:艇国DB
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小野 生奈選手の初勝利

小野 生奈選手の初勝利は2010年5月6日
デビューから1年6か月後、デビューを飾った水面である芦屋競艇場で開催された、一般戦「スポーツ報知杯争奪 ゴールデンウィーク特選」最終日、第1レースのできごとでした。

6号艇で大外6コースからコンマ25という、デビュー戦同様のスロースタートながら、デビュー間もない新人レーサーとは思えないくらいの鮮やかなまくり差しを決めて、デビューから180走目での勝ち星獲得でした。

出典:艇国DB
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小野 生奈選手の初優勝

小野 生奈選手の初勝利は2013年12月26日
デビューから5年1か月後、蒲郡競艇場で開催された、一般戦「男女W優勝シリーズ 2013ファイナルカップ」最終日、第12レースでのできごとでした。

この大会は大会名称の“W優勝戦”のとおり、最終日の第11レースで「男子優勝戦」、第12レースで「女子優勝戦」が行われており、小野 生奈選手は「女子優勝戦」で初優勝を飾っています
ちなみに「男子優勝戦」で1着を獲得したのは、静岡支部所属の82期・横澤 剛治選手(3956)です。

3号艇・3コースからコンマ28でスタートを切り、1周1マークでは一人抜け出す豪快なターンでまくりを決めて、悲願の初優勝を達成しました。

出典:艇国DB
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小野 生奈選手の獲得賞金

A1級の第一線で活躍している小野 生奈選手。

SG戦線での活躍をはじめ、輝かしいタイトルを獲得しているのですから、もちろん獲得賞金も高額なことが想像できると思います。

 年度 級別 賞金女王ランキング 獲得賞金
2023年B254位18,770,000円
2022年A1→B10円(産休)
2021年A17位39,128,266円
2020年A14位46,596,233円
2019年A112位30,335,000円
2018年A11位41,907,532円
2017年A12位44,223,000円

A1級ボートレーサーの平均年収は約3,000万円といわれているなか、獲得賞金が平均を大きく上回ることから、小野 生奈選手は常に賞金女王ランキングの上位にいることがわかります。

とくに2017年は「第31回 レディースチャンピオン」の優勝でG1タイトルを獲得しているため、最も多い獲得金額となりました。

さらに直近5年間の平均年収について見てみたいと思います。
ここ5年は産休を取得していたこともあり、賞金女王ランキングのトップ10圏外となっていることもありますが、平均年収は約2,322万円

さらに直近7年間の平均年収を計算したところ、約3,683万円となりました。
ひと月に換算すると月収306万円越えですから、もはやトップレーサーって本当にすごい世界です。

近年は獲得賞金額が2,000万円を超えない年もありましたが、2023年の産休明けを底として獲得賞金額が安定して4,000万円近いことから、小野 生奈選手の成績が常に良い状態にあったことがわかります。

小野 生奈選手のSNS

小野 生奈選手のファンならレースでのかっこいい姿やプライベート、笑顔が魅力的な小野 生奈選手のオフショットが気になるところですよね。

小野 生奈選手のSNSを調査したところ、InstagramX(旧Twitter)のアカウントについては、両方とも確認できませんでした
ほかにも藤崎 小百合選手ご自身はYouTubeでチャンネル開設はしていませんが、ご自身が登場する動画が数多く投稿されています。

なお、Instagram・X(旧Twitter)ともに「#小野 生奈」で検索することで、たくさんの投稿を閲覧することができます。

  • Instagram  アカウント開設していない
  • X(旧Twitter)  アカウント開設していない
  • YouTube チャンネル開設していない

Instagram

現在、小野 生奈選手のInstagramのアカウントは存在しません

アカウントは確認できませんが、小野 生奈選手に関連した投稿の確認が可能です。
その一部を抜粋してご紹介します。

X(旧Twitter)

現在、小野 生奈選手のX(旧Twitter)のアカウントは存在しません

アカウントは確認できませんが、小野 生奈選手に関連した投稿の確認が可能です。
その一部を抜粋してご紹介します。

・YouTube

小野 生奈選手はYouTubeチャンネルを開設していません
しかしボートレース公式チャンネルなどで登場する動画を見ることができます。

インタビューやトークショー、そのほかにもレース映像など多くの動画が投稿されていましたので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ぜひこの機会に小野 生奈選手のこれまでの軌跡を振り返ってみてくださいね。

  • ボートレーサー│美のクルーたち~ep.小野生奈│自分を見つめ直す60秒のショートストーリー│ボートレース│レディースインフォメーション
出典:レディースインフォメーション
  • 本音トーク炸裂!川野芽唯&小野生奈のオトナ女子ランチ会【BoatBeatPress 353企画】
出典:ボートレース福岡
  • サンテレビ「ボートの時間!」 # 303 「小野生奈 おうちの時間!」2022年1月16日放送
出典:【公式】ボートの時間!
  • 小野生奈選手がボートレーサーを目指したキッカケは父の○○だった【ボートレース】【小野生奈】【コンバット満】【駒田京伽】
出典:BTSみやきチャンネル

まとめ

確かな実力”と場を明るくする“とびきりの笑顔”で多くのファンを魅了している小野 生奈選手選手。

こんなに強いのに、サービス精神も旺盛で愛嬌もあるボートレーサーがいるなんて、ボートレースの好感度もアップしそうですよね。

2023年3月の復帰戦は1年11か月もの長期欠場からの復帰だったにも関わらず、豪快なまくりを決めて1着を獲得する大活躍。
加えて、意欲的に数多くのトークショーに出演して、ファンとの交流も大事にしてくれるなんて、容易に出来る事ではありません。

やはりその実力とポテンシャルに驚かされると同時にファンが多い理由がわかった気がします。

子育てと練習・レースの両立で大変忙しいと思いますが、ママとボートレーサー、二足の草鞋で頑張ってほしいですね。
小野 生奈選手のさらなるご活躍を願って、応援し続けたいと思います。

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