「第1回スピードクイーンメモリアル」の出場選手発表!!初開催は浜名湖競艇場!

2024年12月2日、日本モーターボート競走会は浜名湖競艇場で初開催を迎える「第1回 スピードクイーンメモリアル」(2025年2月19日~24日)の出場選手を発表しました。
※異議申請期間を経て、12月9日に正式決定となります。

2025年2月19日(水)~24日(月・祝)、浜名湖競艇場(静岡県湖西市新居町)で初開催されるPG1競争「スピードクイーンメモリアル(SPEED QUEEN Memorial)」。
※正式名称もスピードクイーンメモリアルで統一されている。

スピードクイーンメモリアルは、毎年2月上旬に開催され、日本各地にある24か所のボートレース場で最速のレースタイムをたたき出した「スピード巧者」と呼ばれるレーサーと、各ボートレース場の推薦レーサーを対象とした、これまでにない「レースタイムを最優先の選出基準」としたグレードレースです。

2025年2月に浜名湖競艇場で開催される第1回大会は女子レーサー限定のPG1競争で最も新しく、女子ボートレース界の新しい称号“最速女王(スピードクイーン)”を決する記念すべき大会となります。

近年のボートレース界において、女子戦の人気はアイドルレーサーの台頭もあって売上額は増加傾向。
さらにスピードクイーンメモリアルの新設発表がされてからというもの、出場選手の発表はボートレースファンにとってグランプリ・クイーンズクライマックスの出場選手発表に並ぶ注目事項でした。

初開催とはいえ、スピードクイーンメモリアルは1年に6回開催される、ボートレースのPG1(プレミアムグレード1)競走の1つにカウントされるため、今大会の売上金額はレディースチャンピオンと同等もしくは超えるくらいの金額と予想されるほど
直近のレディースチャンピオンが6日間で98億4345万6900円(前年比-5.8%)でしたので、予想では100億円前後の売り上げが見込めるほどの注目シリーズとなるでしょう。
※スピードクイーンメモリアルが開催される前(2024年)までのPG1は年5回の開催でした。

約260人いる女子レーサーの頂点を決める戦いとして、8月のレディースチャンピオン・12月のクイーンズクライマックスに続き、“女子ボートレース界の最速女王”を決定する大会という位置づけのもと、人気と実力を兼ね備えたトップレベルの選手が“スピードクイーン”の称号をかけて争うとあり、華々しくも熱い戦いが繰り広げられます。


同大会は2025年2月に浜名湖競艇場で記念すべき初めての開催を迎えます。
しかも、第1回大会ということで、初代・スピードクイーンの栄冠を獲得するのは誰なのかに関心が集まるとともに、久しぶりに新設される女子戦とあって選出メンバーの予想も過熱するばかりでした。

各競艇場で最速のレースタイムを記録した選手が集うということですが、第1回大会はどのような顔ぶれになったのでしょうか?
スピードクイーンメモリアルに出場する選手は、各競艇場の女子最速タイムを記録した選手をはじめ、人気と実力を併せ持つ女子レーサーのみが出場を許される輝かしい舞台です。

直近のレディースチャンピオンで“夏の女王”の称号を手にした遠藤 エミ選手、2023年のクイーンズクライマックス覇者・浜田 亜理沙選手レディースチャレンジカップ覇者にして2025年の前期勝率ナンバーワン・三浦 永理選手をはじめとする総勢52名。

スピードクイーンメモリアルには前述の三浦 永理選手のほかにも、地元・静岡支部から長嶋 万記選手(4190)と山下 友貴選手(4464)・刑部 亜理紗選手(5405)・川井 萌選手(5174)が出場します。
そして、もちろん全員が初出場です。

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目次

スピードクイーンメモリアルってどんなレース?

スピードクイーンメモリアルは、2023年3月14日に新設が発表された、女子ボートレーサー限定で争われるG1競走としては「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」と「クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)」に次ぐ3つ目の競走です。

各競艇場における女子の最速レースタイムをたたき出した「スピード巧者」と各ボートレース場が推薦したレーサーを対象として、これまでにない「レースタイムを最優先の選出基準」としたグレードレースを設けることになったことから、大会名の「スピードクイーンメモリアル(SPEED QUEEN Memorial」のとおり、“女子ボートレース界の最速女王”の称号をかけて戦います。

ボートレースのSG・G1・PG1競走が新設されるのは、2011年のクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)以来13年ぶりです。

ボートレースのG1競走の中でも、特に格式の高いレースに位置付けられるプレミアムG1(PG1)競走の中の一つで、優勝賞金も高く設定されています。

なお、優勝者には翌年の「SG・ボートレースクラシック(正式名称:総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走)」および「PG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント(略称:BBCトーナメント)」の優先出場権が与えられることになっているため、さらに上のグレードレース出場を狙う女子選手にとってはぜひ獲得したいところでしょう。

毎年2月上旬に開催され、開催地は持ち回りで毎回変わります。
2024年は浜名湖競艇場での開催となっているため、デイレース開催です。

開催時期は「スピードクイーンメモリアル」が2月に開催されることが決まった影響で、2023年度まで2月に行われてきた「レディースオールスター」が2024年度から5月に移動しています。

スピードクイーンメモリアルは、女子戦では最も新しく創設された大会です。
次々に新しい大会が創設されるというのは、近年の女子戦が人気を博している何よりの証でしょう。

・1987年:レディースチャンピオン
・2012年:クイーンズクライマックス
・2014年:レディースチャレンジカップ
・2017年:レディースオールスター
・2025年:スピードクイーンメモリアル

女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」の新設について

女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」の新設について

 2023/03/14

一般財団法人日本モーターボート競走会(東京都港区・会長 小髙幹雄)は、女子レーサーを対象とした「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」を新設し、令和6年度から実施します。
 
1.プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走の新設
 各競走場の最も速いレースタイムを記録した「スピード巧者代表」と、各競走場から推薦された選手が出場する、女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」を令和7年2月に開催します。(※2月に実施しているG2・レディースオールスターは令和6年度より5月頃の開催に変更予定です。)
 現在、女子レーサーを対象としたG2以上のグレードレースは年間4競走が開催されていますが、多くのファンの皆様に支持されている女子レースで、今までに無い「レースタイム」を優先出場の選出基準としたグレードレースを新設することとなりました。
 
2.選出方法(抜粋)
(1) A1、A2及びB1級とします。ただし、優先出場者については、この限りではありません。
(2) 優先出場者【24名】
 過去1年間(12月1日~11月30日)の各競走場の競走(2周レースを除く)において1着を獲得した競走のうち、最も速いレースタイムを記録した者
 ※同タイムの者が2名以上の場合は、速いタイムを記録した回数の多い者を選出 
 ※複数の競走場で最も速いレースタイムを記録した者がいる場合、そのレースタイムを比較し、最も速いレースタイムを記録した競走場の代表者として選出
 ※最も速いレースタイムを記録した者が他の競走場の代表として選出された場合は、次に速いレースタイムを記録した者を代表として選出
(3)各競走場から推薦された者【24名】
 競走場の所在する支部に所属する選手
 ※該当者がいない場合は、当該競走場の属する地区内に所在する支部に属する選手
(4)当該施行者の希望する者【4名】
(5)次に該当する者は(1)から(4)の規定にかかわらず、選出から除外し、又は出場を取り消します。
 イ 優先出場者を除き、(2)に定める期間の出場回数が100回に満たない者
 ロ (2)に定める期間の事故率が0.40以上の者
 ハ 前検日を含む当該競走の開催期間の一部又は全部において、G3競走開催要綱第9条第1項に基づく出場資格の喪失期間と重複する者
 ニ (2)に定める期間の初日から当該競走の前検日までにおいて、褒賞懲戒規程に基づく出場停止処分を受けた者(同規程第11条第10号及び第11号によって処分を受けた者を除く。)
 ホ (2)に定める期間の初日から当該競走の前検日までにおいて、あっせん規程実施細則第7条第1項第1号から第5号までの規定に該当し、あっせん保留処分を受けた者

引用元:女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」の新設について | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

出場条件は?

スピードクイーンメモリアルは、選考期間内における各ボートレース場の競走におけるレースタイム(※2周レースを除く)によって出場メンバーが選出されるため、すべての女子選手に出場する権利があり、優先出場選手には級別の制限がありません

そのため、レースタイムが早ければ、B級選手でも出場できる大会なのです。

出場選手52名は、選考期間を経て、毎年12月上旬に発表されます。

選考期間の対象となるのは、前年の12月1日〜開催年の11月30日
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要となります。

出場資格は下記のとおりです。

  • 【優先出場】選出期間内に、各ボートレース場の競走(2周レースを除く)において最も早いレースタイムを記録した選手(24名)
    ※同タイムの者が2名以上の場合は、速いタイムを記録した回数の多い者を選出。
    ※複数の競走場で最も速いレースタイムを記録した者がいる場合、そのレースタイムを比較し、最も速いレースタイムを記録した競走場の代表者として選出。
    ※最も速いレースタイムを記録した者が他の競走場の代表として選出された場合は、次に速いレースタイムを記録した者を代表として選出。
  • 各ボートレース場から推薦された選手(各場1名ずつ:24名)※競走場の所在する支部に所属する選手で、級別はA1・A2・B1級に限る
  • 当該施行者(主催者)が希望する選手(開催地推薦枠:4名)※級別はA1・A2・B1級に限る

選出除外・出場取消

上記の出場資格を満たしていても、以下に該当する選手は選出除外となってしまいます。

  • 選考期間の出場回数が100回未満の選手 ※優先出場者は除く
  • 選考期間の事故率0.40以上の選手
  • フライング休みが当該競走の前検日を含む開催期間と重複する選手
  • スタート事故による選出除外となる罰則期間(プレミアムG1・G1・G2および女子戦)が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する選手
  • 負傷・病気・出産等による出場辞退者
  • 選考期間から前検日までに褒賞懲戒規定に基づく出場停止処分及びあっせん保留処分を受けた選手

第1回スピードクイーンメモリアルでは、下関で1位と2位・蒲郡で2位の記録を有する渡邉 優美選手がスタート事故による辞退期間中、住之江と丸亀で1位・児島では1位と2位・平和島で2位の守屋 美穂選手がG1競走選出除外期間中のため、選出除外となっています。

ほかにも有力選手の代表格として、徳山1位で岡山支部の藤原 早菜選手や多摩川1位で福岡支部の竹井 奈美選手が選出除外となっており、大会が開催される前から波乱の展開となっています。

優先出場の対象者における選出除外者

(1)スタート事故による辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4590渡邉  優美福 岡福 岡A16.820.362111’46″2下関1位(1’46″2)
蒲郡2位(1’46″9)
下関2位(1’46″4)

(2)G1競走選出除外期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4482守屋  美穂岡 山岡 山A17.330.232231’46″5住之江1位(1’46″5)
丸亀1位(1’47″1)
児島1位(1’46″6)
平和島2位(1’48″4)
児島2位(1’47″1)

(3)事故率が0.40以上のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
5189藤原  早菜岡 山岡 山B14.430.421781’48″8徳山1位

(4)家事都合等辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4556竹井  奈美福 岡福 岡B27.460.00521’46″1多摩川1位

優勝者に与えられる優先出場権

スピードクイーンメモリアルの優勝者にはさらに上のグレードレースに優先出場できる権利が付与されます。
与えられる優先出場権は、次の2シリーズです。

  • 翌年の「SG・ボートレースクラシック(正式名称:総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走)」
  • 翌年の「PG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント(略称:BBCトーナメント)」

スピードクイーンメモリアルを制することで、翌年には最上級グレードのSG競争に優先出場できるとあれば、まだSG初出場を果たしていない選手にとっては是が非でも手にしたい権利だと言えるでしょう。

ドリーム戦の出場選手は?

ドリーム戦は、PG1競走初日の12Rで行われるメインレース
ドリーム戦出場メンバーは、PG1競走が始まる約1ヶ月~2ヶ月前に発表されます。

スピードクイーンメモリアルのドリーム戦メンバー選出条件については、現在まで明らかにされていません

しかし、ボートレースダービーの場合は“選考期間内の勝率上位6名”、ボートレースメモリアルの場合には“各地区(関東、東海、近畿、中四国、九州)の選考期間の獲得賞金上位5名(集計期間:2022年6月1日~2023年5月31日)+推薦選手1名の計6名”となっていることを考慮すると…
スピードクイーンメモリアルの場合には、選出順位(レースタイム)上位6名もしくは、選出順位(レースタイム)上位5名+推薦選手1名で構成されると推測できます。

そのため、ここではドリーム戦に出場する選手を選考期間における全24場のレースタイム上位6名(成績対象期間:2023年12月1日〜2024年11月30日)と仮定してご紹介します。
※選出順位は全24場のレースタイム順とし、レースタイムが同一の場合は、勝率(出走数)が多い者から選出。

なお、枠番については選考期間のレースタイム上位順とし、同一タイム場合には勝率(出走回数)の多い順に内枠とします。

2025年のドリーム戦選出メンバーはまだ発表されていませんが、選出順位(レースタイム)上位6名は以下のとおりです。
誰が選出されたとしても、ハイレベルなレースが展開されること間違いなしですね。

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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
1西橋  奈未(ニシハシ ナミ)4961福 井A16.850.252391’45″2鳴門1位
2長嶋 万記(ナガシマ マキ)4190静 岡A16.350.302351’46″3多摩川2位
3浜田 亜理沙(ハマダ アリサ)4546埼 玉A17.360.122771’46″4尼崎・平和島1位(1’47″7)
蒲郡1位(1’46″6)
津1位(1’47″4)
宮島1位(1’47″3)
4
香川  素子(カガワ モトコ)
3900滋 賀A26.330.152621’46″4びわこ1位
5上田  紗奈(ウエダ サナ)5057大 阪A25.590.131901’46″4芦屋1位
常滑1位(1’46″8)
6田口  節子(タグチ セツコ(4050岡 山A17.210.192231’46″7三国1位点

2025年初開催!スピードクイーンメモリアルの売上額は?

ナイター開催やネット投票が増え、ここ数年売り上げをぐんぐんと伸ばしているボートレース業界。

そのなかでも、女子戦の売り上げは特に好調です。
スピードクイーンメモリアルの売り上げも、レディースチャンピオンと同等もしくは超えるくらいの金額が予想されます
直近のレディースチャンピオンが6日間で98億4345万6900円(前年比-5.8%)でしたので、予想では100億円前後の売り上げが見込めるほどの人気シリーズになるでしょう。

初開催となるため、優勝候補筆頭の下関で1位と2位・蒲郡で2位の記録を有する渡邉 優美選手がスタート事故による辞退期間中、住之江と丸亀で1位・児島では1位と2位・平和島で2位の守屋 美穂選手がG1競走選出除外期間中のため、選出除外になっているとはいえ高い売上額となることが予想されます。

場合によっては2023年のクイーンズクライマックスの165億8971万7000円まではいかないまでも、多ければ130億円に迫る売上額をたたき出すかも知れません。

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開催年開催場売上目標クイーンズクライマックス節間総売上額前年比
2024年浜名湖

優勝賞金は1,300万円

スピードクイーンメモリアルは、G1競走のなかでも格式高いとされる「プレミアムG1(PG1)」に位置付けられ、ほかのG1競争よりも優勝賞金が高く設定されています。

2025年に初開催される最も新しい大会ですが、優勝賞金は1,300万円になりました。

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順位優勝決定戦
1着1,300万円
2着490万円
3着350万円
4着240万円
5着200万円
6着170万円

優勝決定戦では、2着の賞金が490万円、6着でも完走すれば170万円という賞金を手にすることができるのです。

「クイーンズクライマックス」(1,700万円)以外のPG1の優勝賞金は1,300万円で、「スピードクイーンメモリアル」のほかに「レディースチャンピオン」「ヤングダービー」「マスターズチャンピオン」「BBCトーナメント」があります。

過去の歴代優勝者

スピードクイーンメモリアルは2025年2月に初めて開催される新しい大会のため、これまでの優勝者はいません

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手
第1回2025年2月24日浜名湖

2025年の記念すべき第1回大会を制して、初代・最速女王(スピードクイーン)の称号を手にするのは誰になるのか?
結果を楽しみに待ちたいですね。

第1回大会に出場する選手は?

スピードクイーンメモリアルは、選考期間内における各ボートレース場の競走におけるレースタイム(※2周レースを除く)によって出場メンバーが選出されるため、すべての女子選手に出場する権利があり、優先出場選手には級別の制限がありません
そのため、レースタイムが早ければ、B級選手でも出場できる大会なのです。

出場選手52名は、選考期間を経て、毎年12月上旬に発表されます。

選考期間の対象となるのは、前年の12月1日〜開催年の11月30日
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要です。

冒頭でご紹介したとおり、参加資格は以下の条件をクリアした実力者に与えられます。

  • 【優先出場】選出期間内に、各ボートレース場の競走(2周レースを除く)において最も早いレースタイムを記録した選手(24名)
    ※同タイムの者が2名以上の場合は、速いタイムを記録した回数の多い者を選出。
    ※複数の競走場で最も速いレースタイムを記録した者がいる場合、そのレースタイムを比較し、最も速いレースタイムを記録した競走場の代表者として選出。
    ※最も速いレースタイムを記録した者が他の競走場の代表として選出された場合は、次に速いレースタイムを記録した者を代表として選出。
  • 各ボートレース場から推薦された選手(各場1名ずつ:24名)※競走場の所在する支部に所属する選手で、級別はA1・A2・B1級に限る
  • 当該施行者(主催者)が希望する選手(開催地推薦枠:4名)※級別はA1・A2・B1級に限る

浜名湖競艇場で開催される「第1回 スピードクイーンメモリアル」の出場選手が下記の52名に決定しました。
さっそく、出場選手の一覧を見てみましょう。
※ここでご紹介する出場選手は、異議申請期間を経て、12月9日(月)に正式決定となります。

第1回スピードクイーンメモリアル 出場選手選出順位表
(成績対象期間:令和5年12月1日~令和6年11月30日)

優先出場者
レース場推薦者
登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場
回数
レースタイム備考
















桐 生4819蜂須  瑞生群 馬群 馬A25.930.092381’47″7桐生1位
戸 田4387平山  智加香 川香 川A16.690.172491’47″4戸田1位
江戸川4893渡邉 真奈美東 京千 葉B15.270.172101’50″8江戸川1位
平和島5188武井 莉里佳兵 庫兵 庫B15.200.141991’48″5平和島3位
多摩川4190長嶋  万記静 岡静 岡A16.350.302351’46″3多摩川2位
浜名湖4123細川  裕子愛 知愛 知A16.940.162831’47″0浜名湖1位
津2位(1’47″6)
蒲 郡4804高田 ひかる三 重三 重A16.170.331841’47″1蒲郡3位
常 滑4464山下  友貴静 岡静 岡B15.020.221821’47″4常滑2位
4963實森  美祐広 島広 島A16.230.262131’48″0津3位
三 国4050田口  節子岡 山岡 山A17.210.192231’46″7三国1位
びわこ3900香川  素子滋 賀大 阪A26.330.152621’46″4びわこ1位
住之江4208三浦  永理静 岡静 岡A17.440.012731’47″7住之江2位
尼 崎4546浜田 亜理沙埼 玉広 島A17.360.122771’46″4尼崎1位
平和島1位(1’47″7)
蒲郡1位(1’46″6)
津1位(1’47″4)
宮島1位(1’47″3)
鳴 門4961西橋  奈未福 井石 川A16.850.252391’45″2鳴門1位
丸 亀4450平高  奈菜香 川愛 媛A16.590.222651’48″0丸亀2位
児 島4938小芦 るり華佐 賀佐 賀B15.020.371671’47″2児島3位
宮 島4499滝川 真由子長 崎愛 知A26.160.011991’47″6宮島2位
徳 山4738清埜  翔子埼 玉埼 玉A26.060.092581’49″0徳山2位
下 関4433川野  芽唯福 岡福 岡A16.620.102371’46″9下関3位
若 松4936戸敷  晃美福 岡宮 崎A25.420.221941’47″5若松1位
芦 屋5057上田  紗奈大 阪大 阪A25.590.131901’46″4芦屋1位
常滑1位(1’46″8)
福 岡4456鎌倉   涼大 阪大 阪A16.010.211641’47″8福岡1位
唐 津5205刑部 亜里紗静 岡静 岡A25.710.112181’47″0唐津1位
大 村4530小野  生奈福 岡福 岡A26.520.381871’47″1大村1位











桐 生4225土屋  千明群 馬群 馬A16.220.14176
戸 田4746大豆生田 蒼埼 玉栃 木A26.160.36189
江戸川4519清水  沙樹東 京千 葉B14.890.19214
平和島4117廣中 智紗衣東 京愛 知A26.290.08226
多摩川4286平田 さやか東 京東 京A26.000.15298
蒲 郡4183宇野  弥生愛 知埼 玉A25.960.04297
常 滑4678水野  望美愛 知愛 知A25.530.11205
5013山下  夏鈴三 重三 重A25.050.16215
三 国4611今井  美亜福 井富 山A25.850.23178
びわこ4502遠藤  エミ滋 賀滋 賀A17.140.18242
住之江4927関野   文大 阪大 阪A16.260.34250
尼 崎3845中谷  朋子兵 庫兵 庫A16.050.04208
鳴 門3611岩崎  芳美徳 島熊 本A26.000.19236
丸 亀3232山川 美由紀香 川香 川A16.470.05226
児 島3435寺田  千恵岡 山福 岡A16.790.01274
宮 島3618海野 ゆかり広 島広 島A16.470.13258
徳 山5163清水  愛海山 口山 口A15.990.32191
下 関4017向井  美鈴山 口山 口A15.890.08285
若 松4447深川 麻奈美福 岡熊 本A25.890.19242
芦 屋4347魚谷  香織福 岡山 口A26.380.05202
福 岡5203神里  琴音福 岡沖 縄B14.340.18227
唐 津4994山本  梨菜佐 賀佐 賀B15.860.36150
大 村5129山口 真喜子長 崎長 崎A25.530.36220
浜名湖開催施行者
希望出場者
5174川井   萌静 岡静 岡A15.660.16257
4642松尾  夏海香 川愛 媛A26.370.14210
4536喜井 つかさ岡 山岡 山A16.220.20218
4240今井  裕梨群 馬群 馬A26.110.09215
4758富樫  麗加東 京東 京A26.100.19116
予備14773中川  りな福 岡福 岡A25.960.02235
予備23188日高  逸子福 岡宮 崎A25.940.09264
予備34845前田  紗希埼 玉埼 玉A15.930.32196
予備44065金田  幸子岡 山岡 山A25.920.05240
予備54478櫻本 あゆみ群 馬栃 木A25.900.16201
予備64399松本  晶恵群 馬群 馬A25.840.22189
予備74884勝浦  真帆岡 山岡 山A25.660.10248
予備85088高憧  四季大 阪大 阪B15.660.35195
予備94473藤堂  里香福 井福 井A25.660.15199
予備104372原田  佑実大 阪愛 知A25.630.01152

(注1)出場回数には選手責任外の失格・欠場を含みます。

※予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期間等が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合は、予備選手の資格を喪失します。

第1回 スピードクイーンメモリアル 出場選手選出順位表

第1回スピードクイーンメモリアル(浜名湖)出場選出順位発表 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

優先出場の対象者における選出除外者

(1)スタート事故による辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4590渡邉  優美福 岡福 岡A16.820.362111’46″2下関1位(1’46″2)
蒲郡2位(1’46″9)
下関2位(1’46″4)

優勝最有力候補と目されていた、下関で1位と2位・蒲郡で2位の記録を有する渡邉 優美選手は、12月末に開催されるG1第13回クイーンズクライマックス」にフライング休みを後ろに移動する“特例”で出場できることになっているため、優先出場権を獲得したものの、後ろ倒しした“スタート事故による辞退期間”のため、スピードクイーンメモリアルは”選出除外となっています。

(2)G1競走選出除外期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4482守屋  美穂岡 山岡 山A17.330.232231’46″5住之江1位(1’46″5)
丸亀1位(1’47″1)
児島1位(1’46″6)
平和島2位(1’48″4)
児島2位(1’47″1)

もう一人の優勝最有力候補として今大会でも活躍が期待されていた、「第9回 レディースオールスター」覇者の守屋 美穂選手は“G1競走選出除外期間中”のため、スピードクイーンメモリアルも選出除外となっています。

(3)事故率が0.40以上のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
5189藤原  早菜岡 山岡 山B14.430.421781’48″8徳山1位

(4)家事都合等辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4556竹井  奈美福 岡福 岡B27.460.00521’46″1多摩川1位

第1回大会の注目選手はだれ?

スピードクイーンメモリアルのドリーム戦へ出場する選手の予想で前述したとおり、全国24場における最速タイムをトップ6を記録しているのは次の6名の選手です。

そのため、注目したいのは最速タイムをたたき出した西橋 奈未選手浜名湖競艇場をホームプールとする地元・静岡支部所属の長嶋 万記選手、そしてここには名前が挙がっていないものの、開催地の最速タイム保持者である細川 裕子選手の走りに注目したいですね。

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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
1西橋  奈未(ニシハシ ナミ)4961福 井A16.850.252391’45″2鳴門1位
2長嶋 万記(ナガシマ マキ)4190静 岡A16.350.302351’46″3多摩川2位
3浜田 亜理沙(ハマダ アリサ)4546埼 玉A17.360.122771’46″4尼崎・平和島1位(1’47″7)
蒲郡1位(1’46″6)
津1位(1’47″4)
宮島1位(1’47″3)
4
香川  素子(カガワ モトコ)
3900滋 賀A26.330.152621’46″4びわこ1位
5上田  紗奈(ウエダ サナ)5057大 阪A25.590.131901’46″4芦屋1位
常滑1位(1’46″8)
6田口  節子(タグチ セツコ(4050岡 山A17.210.192231’46″7三国1位点
CHECK!!細川  裕子(ホソカワ ユウコ)4123愛 知A16.940.162831’47″0浜名湖1位
津2位(1’47″6)

まとめ

ドリーム戦に出場するメンバーの発表も楽しみですが、やはり記念すべきスピードクイーンメモリアルの第1回大会を制して「初代・スピードクイーン」のタイトルを手にするのは誰になるのかがボートレースファンの最も気になるところではないでしょうか?

優勝の最有力候補だった守屋 美穂選手と渡邉 優美選手のスピードクイーンメモリアル選出除外により、地元開催という最大のアドバンテージを得たことで念願のG1制覇を果たしたい長嶋 万記選手を筆頭に、2024年は5月にファン投票22位で「SG・第51回 ボートレースオールスター」に初出場を果たし、3日目には見事にSG初勝利まで飾った実力を発揮して、まだ未達成のG1初制覇を狙う西橋 奈未選手からも目を離せません。

1年で最も寒さが厳しいと言われる如月、浜名湖のほとりで女子ボートレース界の頂・“初代・最速女王(=スピードクイーン)”に輝くための譲れない戦いがはじまります。
まずは年末のクイーンズクライマックスで“冬の女王”のタイトルを誰が手にするのかが気になることころですが…
年をまたいだ2025年2月に浜名湖競艇場でどのような戦いが繰り広げられるのか、ボートレースファンであればしっかり押さえておきたいところです!

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