スピードクイーンメモリアルとは?2025年の出場選手・出場条件・賞金・歴代優勝者・予想のコツ・レース結果まで大解説!!

年間で6回開催されるPG1(プレミアムグレード1)競走のなかでも、毎年2月中旬~下旬に開催され、日本各地にある24か所のボートレース場で最速のレースタイムをたたき出した「スピード巧者」と呼ばれるレーサーと、各ボートレース場の推薦レーサーを対象とした、これまでにない「レースタイムを最優先の選出基準」としたグレードレースが「スピードクイーンメモリアル(SPEED QUEEN Memorial)」です。
※正式名称もスピードクイーンメモリアルで統一されている。

スピードクイーンメモリアルは2023年に新設された、もっとも新しいプレミアムG1競争で、出場できるのは女子レーサーのみ。

2025年2月に浜名湖競艇場で開催される第1回大会では、女子ボートレース界の新しい称号“最速女王(スピードクイーン)”を決する記念すべき大会となります。

近年のボートレース界において、女子戦の人気はアイドルレーサーの台頭もあって売上額は増加傾向。
さらにスピードクイーンメモリアル新設の発表がされてからというもの、出場選手をはじめとする詳細情報の発表はボートレースファンにとって、年末のクイーンズクライマックスの出場選手発表に並ぶ注目事項でした。

初開催とはいえ、スピードクイーンメモリアルは1年に6回開催される、ボートレースのPG1(プレミアムグレード1)競走の1つにカウントされるため、今大会の売上金額はレディースチャンピオンと同等もしくは超えるくらいの金額と予想されるほど
直近のレディースチャンピオンが6日間で98億4345万6900円(前年比-5.8%)でしたので、予想では100億円前後の売り上げが見込めるほどの注目シリーズとなるでしょう。
※スピードクイーンメモリアルが開催される前(2024年)までのPG1は年5回の開催でした。

約260人いる女子レーサーの頂点を決める戦いとして、8月のレディースチャンピオン・12月のクイーンズクライマックスに続き、“女子ボートレース界の最速女王”を決定する大会という位置づけのもと、人気と実力を兼ね備えたトップレベルの選手が“スピードクイーン”の称号をかけて争うとあり、華々しくも熱い戦いが繰り広げられます。

本記事では、ボートレースファンなら絶対に外せない、女子スピードレースの最高峰・スピードクイーンメモリアルの出場条件選出方法優勝賞金シリーズ最速タイム記録者に与えられる副賞注目選手などについて解説するとともに、2025年に初めて開催される「第1回 スピードクイーンメモリアル」についても紹介していきます。

この記事を読むとわかること
  • スピードクイーンメモリアルはどんなレース?
  • 出場条件は?
  • スピードクイーンメモリアルの優勝賞金は1,300万円
  • 注目選手とシリーズ各日の最速タイム
  • 【2025年】スピードクイーンメモリアルの最新情報
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目次

スピードクイーンメモリアルってどんなレース?

スピードクイーンメモリアルは、2023年3月14日に新設が発表された、女子ボートレーサー限定で争われるG1競走としては「レディースチャンピオン(女子王座決定戦競走)」と「クイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)」に次ぐ3つ目の競走です。

各競艇場における女子の最速レースタイムをたたき出した「スピード巧者」と各ボートレース場が推薦したレーサーを対象として、これまでにない「レースタイムを最優先の選出基準」としたグレードレースを設けることになったことから、大会名の「スピードクイーンメモリアル(SPEED QUEEN Memorial」のとおり、“女子ボートレース界の最速女王”の称号をかけて戦います。

ボートレースのSG・G1・PG1競走が新設されるのは、2011年のクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦)以来13年ぶりです。

ボートレースのG1競走の中でも、特に格式の高いレースに位置付けられるプレミアムG1(PG1)競走の中の一つで、優勝賞金も高く設定されています。

なお、優勝者には翌年の「SG・ボートレースクラシック(正式名称:総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走)」および「PG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント(略称:BBCトーナメント)」の優先出場権が与えられることになっているため、さらに上のグレードレース出場を狙う女子選手にとってはぜひ獲得したいところでしょう。

毎年2月中旬~下旬に開催され、開催地は持ち回りで毎回変わります。
2024年は浜名湖競艇場での開催となっているため、デイレース開催です。

開催時期は「スピードクイーンメモリアル」が2月に開催されることが決まった影響で、2023年度まで2月に行われてきた「レディースオールスター」が2024年度から5月に移動しています。

スピードクイーンメモリアルは、女子戦では最も新しく創設された大会です。
次々に新しい大会が創設されるというのは、近年の女子戦が人気を博している何よりの証でしょう。

・1987年:レディースチャンピオン
・2012年:クイーンズクライマックス
・2014年:レディースチャレンジカップ
・2017年:レディースオールスター
・2025年:スピードクイーンメモリアル

女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」の新設について

女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」の新設について

 2023/03/14

一般財団法人日本モーターボート競走会(東京都港区・会長 小髙幹雄)は、女子レーサーを対象とした「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」を新設し、令和6年度から実施します。
 
1.プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走の新設
 各競走場の最も速いレースタイムを記録した「スピード巧者代表」と、各競走場から推薦された選手が出場する、女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」を令和7年2月に開催します。(※2月に実施しているG2・レディースオールスターは令和6年度より5月頃の開催に変更予定です。)
 現在、女子レーサーを対象としたG2以上のグレードレースは年間4競走が開催されていますが、多くのファンの皆様に支持されている女子レースで、今までに無い「レースタイム」を優先出場の選出基準としたグレードレースを新設することとなりました。
 
2.選出方法(抜粋)
(1) A1、A2及びB1級とします。ただし、優先出場者については、この限りではありません。
(2) 優先出場者【24名】
 過去1年間(12月1日~11月30日)の各競走場の競走(2周レースを除く)において1着を獲得した競走のうち、最も速いレースタイムを記録した者
 ※同タイムの者が2名以上の場合は、速いタイムを記録した回数の多い者を選出 
 ※複数の競走場で最も速いレースタイムを記録した者がいる場合、そのレースタイムを比較し、最も速いレースタイムを記録した競走場の代表者として選出
 ※最も速いレースタイムを記録した者が他の競走場の代表として選出された場合は、次に速いレースタイムを記録した者を代表として選出
(3)各競走場から推薦された者【24名】
 競走場の所在する支部に所属する選手
 ※該当者がいない場合は、当該競走場の属する地区内に所在する支部に属する選手
(4)当該施行者の希望する者【4名】
(5)次に該当する者は(1)から(4)の規定にかかわらず、選出から除外し、又は出場を取り消します。
 イ 優先出場者を除き、(2)に定める期間の出場回数が100回に満たない者
 ロ (2)に定める期間の事故率が0.40以上の者
 ハ 前検日を含む当該競走の開催期間の一部又は全部において、G3競走開催要綱第9条第1項に基づく出場資格の喪失期間と重複する者
 ニ (2)に定める期間の初日から当該競走の前検日までにおいて、褒賞懲戒規程に基づく出場停止処分を受けた者(同規程第11条第10号及び第11号によって処分を受けた者を除く。)
 ホ (2)に定める期間の初日から当該競走の前検日までにおいて、あっせん規程実施細則第7条第1項第1号から第5号までの規定に該当し、あっせん保留処分を受けた者

引用元:女子レーサーを対象としたグレードレース「プレミアムG1・スピードクイーンメモリアル競走」の新設について | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

出場条件は?

スピードクイーンメモリアルは、選考期間内における各ボートレース場の競走におけるレースタイム(※2周レースを除く)によって出場メンバーが選出されるため、すべての女子選手に出場する権利があり、優先出場選手には級別の制限がありません

そのため、レースタイムが早ければ、B級選手でも出場できる大会なのです。

出場選手52名は、選考期間を経て、毎年12月上旬に発表されます。

選考期間の対象となるのは、前年の12月1日〜開催年の11月30日
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要となります。

出場資格は下記のとおりです。

  • 【優先出場者】選出期間内に、各ボートレース場の競走(2周レースを除く)において最も早いレースタイムを記録した選手(24名)
    ※同タイムの者が2名以上の場合は、速いタイムを記録した回数の多い者を選出。
    ※複数の競走場で最も速いレースタイムを記録した者がいる場合、そのレースタイムを比較し、最も速いレースタイムを記録した競走場の代表者として選出。
    ※最も速いレースタイムを記録した者が他の競走場の代表として選出された場合は、次に速いレースタイムを記録した者を代表として選出。
  • 各ボートレース場から推薦された選手(各場1名ずつ:24名)
    ※競走場の所在する支部に所属する選手で、級別はA1・A2・B1級に限る
    ※該当者がいない場合は、同地区に所属するレーサーを推薦
  • 当該施行者(主催者)が希望する選手(開催地推薦枠:4名)
    ※級別はA1・A2・B1級に限る
出典:ボートレース常滑PG1第6回BBCトーナメント 特設サイト

選出除外・出場取消

上記の出場資格を満たしていても、以下に該当する選手は選出除外となってしまいます。

  • 選考期間の出場回数が100回未満の選手 ※優先出場者は除く
  • 選考期間の事故率0.40以上の選手
  • フライング休みが当該競走の前検日を含む開催期間と重複する選手
  • スタート事故による選出除外となる罰則期間(プレミアムG1・G1・G2および女子戦)が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する選手
  • 負傷・病気・出産等による出場辞退者
  • 選考期間から前検日までに褒賞懲戒規定に基づく出場停止処分及びあっせん保留処分を受けた選手

第1回スピードクイーンメモリアルでは、下関で1位と2位・蒲郡で2位の記録を有する渡邉 優美選手がスタート事故による辞退期間中、住之江と丸亀で1位・児島では1位と2位・平和島で2位の守屋 美穂選手がG1競走選出除外期間中のため、選出除外となっています。

ほかにも有力選手の代表格として、徳山1位で岡山支部の藤原 早菜選手や多摩川1位で福岡支部の竹井 奈美選手が選出除外となっており、大会が開催される前から波乱の展開となっています。

優先出場の対象者における選出除外者

(1)スタート事故による辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4590渡邉  優美福 岡福 岡A16.820.362111’46″2下関1位(1’46″2)
蒲郡2位(1’46″9)
下関2位(1’46″4)

(2)G1競走選出除外期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4482守屋  美穂岡 山岡 山A17.330.232231’46″5住之江1位(1’46″5)
丸亀1位(1’47″1)
児島1位(1’46″6)
平和島2位(1’48″4)
児島2位(1’47″1)

(3)事故率が0.40以上のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
5189藤原  早菜岡 山岡 山B14.430.421781’48″8徳山1位

(4)家事都合等辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4556竹井  奈美福 岡福 岡B27.460.00521’46″1多摩川1位

優勝者に与えられる優先出場権

スピードクイーンメモリアルの優勝者にはさらに上のグレードレースに優先出場できる権利が付与されます。
与えられる優先出場権は、次の2シリーズです。

  • 翌年の「SG・ボートレースクラシック(正式名称:総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走)」
  • 翌年の「PG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント(略称:BBCトーナメント)」

スピードクイーンメモリアルを制することで、翌年には最上級グレードのSG競争に優先出場できるとあれば、まだSG初出場を果たしていない選手にとっては是が非でも手にしたい権利だと言えるでしょう。

【1月10日追記あり】ドリーム戦の出場選手は?

ドリーム戦は、PG1競走初日の12Rで行われるメインレース
ドリーム戦出場メンバーは、PG1競走が始まる約1ヶ月~2ヶ月前に発表されます。

スピードクイーンメモリアルのドリーム戦メンバー選出条件については、ずっと明らかにされていませんでしたが、ついに2025年1月10日にボートレース浜名湖が「第1回 スピードクイーンメモリアル」初日(2月19日)に実施予定のドリーム戦競走(12R)の出場選手を発表しました。

これにより、スピードクイーンメモリアルのドリーム戦メンバー選出条件が、選考期間(2023年12月1日~2024年11月30日)のレースタイム各場代表(優先出場者)の順位点1位から5位+推薦選手1名の計6名で構成され、枠番については内枠から順位点上位順として、推薦選手を6枠にすることが明らかになっています。

浜名湖競艇場で初開催を迎える、記念すべき「第1回 スピードクイーンメモリアル」で選出順位上位となった、ドリーム戦メンバーをご紹介していきます。

出典:BOAT RACE公式サイト
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枠番選手名(フリガナ)登録番号支部級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
1浜田 亜理沙(ハマダ アリサ)
4546
埼 玉
A17.36
0.12
277
1’46″4
尼崎・平和島1位(1’47″7)
蒲郡1位(1’46″6)
津1位(1’47″4)
宮島1位(1’47″3)
2上田  紗奈(ウエダ サナ)5057大 阪A25.590.131901’46″4芦屋1位
常滑1位(1’46″8)
3細川  裕子(ホソカワ ユウコ)4123愛 知A16.940.162831’47″0浜名湖1位
津2位(1’47″6)
4刑部 亜里紗(オサカベ アリサ)
5205静 岡A25.710.112181’47″0唐津1位
5西橋  奈未(ニシハシ ナミ)4961福 井A16.850.252391’45″2鳴門1位
6遠藤  エミ(エンドウ エミ)4502滋 賀A17.140.18242推薦選手

選考期間内における女子ボートレース界のトップを走り続けてきた選手が競うドリーム戦は他のレースよりもハイレベルな戦いとなり、着順を取るのが難しいため、同じ開催でも他の一般予選レースと比べて得点率が高く設定されています。

この得点率はシリーズごとに計算されるので、他のシリーズには持ち越すことはできません。

得点表予選ドリーム戦
1着1012
2着810
3着69
4着47
5着26
6着15

SG・G1(プレミアムG1含む)レースで付与される得点は、特別の場合を除いて上記のようになっています。
他の予選よりも高い得点で、ドリーム戦では着順が下位の選手が特に優遇されていることが分かりますね。

6着でゴールインしたとしても、他の予選レースの4着よりも得点率が高く、ドリーム戦出場選手は予選通過が有利になる。

ドリーム戦は得点率が高いので予選通過の鍵となる。
ドリーム戦に選ばれる選手は、シリーズで活躍する可能性が高いので注目しよう!

ドリーム戦の展望

ボートレース浜名湖の「第1回 スピードクイーンメモリアル」特設サイトに掲載されていた“ドリーム戦の展望”をご紹介します。

出典:BOAT RACE浜名湖 スピードクイーンメモリアル特設サイト

浜田が高速ドリーム制して主役へ踊り出る!

栄えある第1回スピードクイーンメモリアルのドリーム戦1号艇に選ばれたのは浜田亜理沙(埼玉)だ。
2024年の1コース1着率は66.7%だが、ドリーム戦では10戦中1着9回2着1回となると、1コース1着率は90%の高さを誇り、ファンの期待に応える走りが続いている。
各地でトップタイムを叩き出したスピードターンで、シリーズの主導権を掴む。

コース実績で注目は3号艇の細川裕子(愛知)だ。
昨年の3コースは1着率27.9%、3連率72%と、柔軟なハンドルで上位に絡んでいる。
3コースから準優勝した昨冬のPGⅠクイーンズクライマックスも記憶に新しいだろう。
代表となった当地の選出タイムは、低出力モーターの当地女子歴代1位タイ。
瞬時に内の動きを見極め、1着抜け出しを図る。

細川と同タイムの当地ベストタイムを持つのが6号艇の遠藤エミ(滋賀)だ。
コースに動きがなければ大外だが、持ち前のスピードと百戦錬磨のさばきで不利枠を克服する。
ポイントの高いドリーム戦で6枠を消化できる点は、シリーズを戦っていく上でプラスに働きそうだ。

5号艇の西橋奈未(福井)は、当地水面での決まり手にまくり差しが多い傾向がある。
内側でスピード勝負が繰り広げられ、競り合いでスペースが生まれれば、スピードを活かしたまくり差しで突き抜ける場面が期待できる。

2号艇の上田紗奈(大阪)と4号艇の刑部亜里紗(静岡)は、大会基準に合致してドリーム発進のチャンスを掴んだだけに、ターンスピードを思う存分に発揮してドリーム戦を盛り上げて欲しい。
上田の2コース先攻めや、地元の刑部がダッシュカドからスタートで攻めて展開を作ればレースが大きく動くだけに、ドリーム戦のカギを握りそうな若手にも目が離せない。

引用元:BOAT RACE浜名湖 スピードクイーンメモリアル特設サイト

2025年初開催!スピードクイーンメモリアルの売上額は?

ナイター開催やネット投票が増え、ここ数年売り上げをぐんぐんと伸ばしているボートレース業界。

そのなかでも、女子戦の売り上げは特に好調です。
スピードクイーンメモリアルの売り上げも、レディースチャンピオンと同等もしくは超えるくらいの金額が予想されます
直近のレディースチャンピオンが6日間で98億4345万6900円(前年比-5.8%)でしたので、予想では100億円前後の売り上げが見込めるほどの人気シリーズになるでしょう。

初開催となるため、優勝候補筆頭の下関で1位と2位・蒲郡で2位の記録を有する渡邉 優美選手がスタート事故による辞退期間中、住之江と丸亀で1位・児島では1位と2位・平和島で2位の守屋 美穂選手がG1競走選出除外期間中のため、選出除外になっているとはいえ高い売上額となることが予想されます。

場合によっては2023年のクイーンズクライマックスの165億8971万7000円まではいかなくても、多ければ100億円に迫る売上額をたたき出すかも知れません

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開催年開催場売上目標スピードクイーンメモリアル節間総売上額前年比
2024年浜名湖100億円98億5,701万5,400円

優勝賞金は1,300万円

スピードクイーンメモリアルは、G1競走のなかでも格式高いとされる「プレミアムG1(PG1)」に位置付けられ、ほかのG1競争よりも優勝賞金が高く設定されています。

2025年に初開催されるもっとも新しい大会ですが、優勝賞金は1,300万円です。

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順位優勝決定戦
1着1,300万円
2着490万円
3着350万円
4着240万円
5着200万円
6着170万円

優勝決定戦に進出することができれば、2着の賞金が490万円、6着でも完走すれば170万円という高額の賞金を手にすることができるのです。

「クイーンズクライマックス」(1,700万円)以外のPG1の優勝賞金は1,300万円に設定されており、同じ賞金額のシリーズは「スピードクイーンメモリアル」のほかに「レディースチャンピオン」「ヤングダービー」「マスターズチャンピオン」「BBCトーナメント」があります。

過去の歴代優勝者

スピードクイーンメモリアルは2025年2月に初めて開催される新しい大会のため、前年の優勝者はいませんでした。

そのため、2025年の記念すべき第1回大会を制して、初代・最速女王(スピードクイーン)の称号を手にするのは誰になるのか?
結果を楽しみに待っていたボートレースファンも多かったことと思います。

結果として、香川支部の平高 奈菜選手が優勝したことで栄えある“初代・最速女王(スピードクイーン)”の称号を手にしました

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手
第1回
※2025年2月24日追記
2025年2月24日浜名湖平高 奈菜4450香川逃げ
出典:BOAT RACE広報Instagram

女子5大競争時代の幕開け!栄えある4大大会の初代覇者となった選手たち

初開催を迎えた「第1回 スピードクイーンメモリアル」。
このシリーズが新設されたことで、“女子5大競走時代”が幕を開けたと言えるでしょう。

2024年までの女子レーサーを対象とした“4大競争”において、“初代覇者”となった女子レーサーたちはどのような面々だったのでしょうか?

栄えある初代覇者になれるチャンスは1度きり
しかも、歴史に名を刻む絶好のチャンスとあれば、誰だって優勝を目指したいですよね。

ここでは、これまでの女子レーサーを対象とした“4大競争の初代覇者”についてまとめましたので、ご紹介します。

シリーズ名第1回大会 優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部登録期決まり手概要
レディースチャンピオン
※女子王座決定戦競走
1987年12月8日浜名湖鈴木  弓子
※愛称はボート界の百恵ちゃん
2945愛知46期1989年2月に引退
2007年に競艇の殿堂入り
クイーンズクライマックス
※賞金女王決定戦競走
2012年12月16日大村三浦  永理4208静岡91期まくり差し銀座和光のティアラが贈呈された
レディースチャレンジカップ2014年11月30日下関岸   恵子3674徳島73期逃げ2025年2月引退
レディースオールスター2017年3月5日宮島山川 美由紀3232香川57期逃げ
スピードクイーンメモリアル2025年2月24日浜名湖平高  奈菜4450香川100機逃げ

2024年のスピードクイーンメモリアル優勝戦に出場した選手は?

前述のとおり、スピードクイーンメモリアルは2025年に初開催を迎えるプレミアムG1競争のため、前年に優勝戦が行われたことはありません

2024年のスピードクイーンメモリアル優勝者はいない

前述のとおり、スピードクイーンメモリアルは2025年に初開催を迎えるプレミアムG1競争のため、もちろん前年に優勝した選手もいません

2025年のスピードクイーンメモリアルは浜名湖競艇場で開催!

第1回大会となる2025年のスピードクイーンメモリアルは、2025年2月19日~24日の6日間ボートレース浜名湖で初めて開催されます。

スピードクイーンメモリアルは、2023年3月14日に新設が発表された初開催の大会となります。
直近でSG競走・プレミアムG1競走が浜名湖競艇場で開催されたのは、2022年8月の「第68回 ボートレースメモリアル」以来、2年6か月ぶりです!

2025年の女子グレードレースの開幕戦となるプレミアムG1競走で、浜名湖の水面からどんなドラマがうまれるのでしょうか。
女子トップレーサー達によって繰り広げられる熱いバトルに大注目です!

出典:ボートレース常滑PG1第6回BBCトーナメント 特設サイト

ボートレース浜名湖の特徴は?

出典:ボートレース浜名湖Official Site

浜名湖競艇場(ボートレース浜名湖)は、静岡県湖西市新居町にある通年デイレース開催の競艇場ですが、春・夏・秋にはサマータイム開催になることもある競艇場です。

1コース1着率は全国平均よりもやや低い数値で、三連単の配当分布の傾向としては、中穴と大穴が平均よりも少し出やすいと言われています。

しかし、逆を言えば、大穴・中穴の買い目が出やすいぶんだけ、“鉄板の買い目は出にくいという特徴もあるため、予想を立てる際はそのあたりにも留意する必要があるようです。

水面の特徴は、海水であっても潮の影響は小さく、基本的に“うねりの少ない広大な静水面と言われていますが、一方で大雨や晴れて強風が吹くと一転して難水面に表情を変えることがあるため注意が必要。

すなわち、浜名湖競艇場は選手にとって走りやすい静水面でありながら、同時に難水面という側面を併せ持っていることがわかります。

そのため、走り慣れていない遠征組の選手やデビュー直後の新人選手でも走りやすい良い点があるものの、一人一人の選手が持つ技術力の差が結果に表れやすいため、予想をする際には選手の操縦技術・モーターの機力・風速・風向きを重要視するのがおすすめ

また、浜名湖競艇場の競走水面の面積は日本の競艇場の中でもっとも広く、浜名湖の水面を苦手だと言う選手はほとんど居ないと言われています。
そのほか、大きな3つの特徴が挙げられるでしょう。

  • ピットと2マークの距離が離れているため、選手が前づけをしやすい
  • 1マークのバック側が広いので、どの艇も全速ターンで1周目1マークを回れるためスピード戦になりやすい
  • 競走水面が広いので、まくり差しが決まりやすい傾向がある

そして最後に、忘れてはいけない水質についてですが、浜名湖競艇場の水質はかなり塩分濃度のたかい汽水で浮力が大きいので、体重の重い選手でもスピードを出しやすいという特徴があります。
そのため、同じ勝率の選手がいるときは、体重の重い選手の評価を上げてみてください。

水面特性

浜名湖の西岸に位置しており全国でも有数の広さを誇る。
冬は追い風、夏は向かい風だ。

レースの特徴

広大な競走水面でスピードが優先する。
まくり差しが入りやすく、筋舟券が成立しにくい。

引用元:ボートレース常滑公式サイト

出典:ボートレース浜名湖Official Site
出典:ボートレース浜名湖Official Site

第1回大会に出場する選手は?

スピードクイーンメモリアルは、選考期間内における各ボートレース場の競走におけるレースタイム(※2周レースを除く)によって出場メンバーが選出されるため、すべての女子選手に出場する権利があり、優先出場選手には級別の制限がありません
そのため、レースタイムが早ければ、B級選手でも出場できる大会なのです。

出場選手52名は、選考期間を経て、毎年12月上旬に発表されます。

選考期間の対象となるのは、前年の12月1日〜開催年の11月30日
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要です。

冒頭でご紹介したとおり、参加資格は以下の条件をクリアした実力者に与えられます。

  • 【優先出場者】選出期間内に、各ボートレース場の競走(2周レースを除く)において最も早いレースタイムを記録した選手(24名)
    ※同タイムの者が2名以上の場合は、速いタイムを記録した回数の多い者を選出。
    ※複数の競走場で最も速いレースタイムを記録した者がいる場合、そのレースタイムを比較し、最も速いレースタイムを記録した競走場の代表者として選出。
    ※最も速いレースタイムを記録した者が他の競走場の代表として選出された場合は、次に速いレースタイムを記録した者を代表として選出。
  • 各ボートレース場から推薦された選手(各場1名ずつ:24名)
    ※競走場の所在する支部に所属する選手で、級別はA1・A2・B1級に限る
    ※該当者がいない場合は、同地区に所属するレーサーを推薦
  • 当該施行者(主催者)が希望する選手(開催地推薦枠:4名)
    ※級別はA1・A2・B1級に限る

浜名湖競艇場で開催される「第1回 スピードクイーンメモリアル」の出場選手が下記の52名に決定しました。
さっそく、出場選手の一覧を見てみましょう。
※ここでご紹介する出場選手は、異議申請期間を経て、12月9日(月)に正式決定となります。

第1回 スピードクイーンメモリアル 出場選手選出順位表
(成績対象期間:令和5年12月1日~令和6年11月30日)

優先出場者
レース場推薦者
登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場
回数
レースタイム備考
















桐 生4819蜂須  瑞生群 馬群 馬A25.930.092381’47″7桐生1位
戸 田4387平山  智加香 川香 川A16.690.172491’47″4戸田1位
江戸川4893渡邉 真奈美東 京千 葉B15.270.172101’50″8江戸川1位
平和島5188武井 莉里佳兵 庫兵 庫B15.200.141991’48″5平和島3位
多摩川4190長嶋  万記静 岡静 岡A16.350.302351’46″3多摩川2位
浜名湖4123細川  裕子愛 知愛 知A16.940.162831’47″0浜名湖1位
津2位(1’47″6)
蒲 郡4804高田 ひかる三 重三 重A16.170.331841’47″1蒲郡3位
常 滑4464山下  友貴静 岡静 岡B15.020.221821’47″4常滑2位
4963實森  美祐広 島広 島A16.230.262131’48″0津3位
三 国4050田口  節子岡 山岡 山A17.210.192231’46″7三国1位
びわこ3900香川  素子滋 賀大 阪A26.330.152621’46″4びわこ1位
住之江4208三浦  永理静 岡静 岡A17.440.012731’47″7住之江2位
尼 崎4546浜田 亜理沙埼 玉広 島A17.360.122771’46″4尼崎1位
平和島1位(1’47″7)
蒲郡1位(1’46″6)
津1位(1’47″4)
宮島1位(1’47″3)
鳴 門4961西橋  奈未福 井石 川A16.850.252391’45″2鳴門1位
丸 亀4450平高  奈菜香 川愛 媛A16.590.222651’48″0丸亀2位
児 島4938小芦 るり華佐 賀佐 賀B15.020.371671’47″2児島3位
宮 島4499滝川 真由子長 崎愛 知A26.160.011991’47″6宮島2位
徳 山4738清埜  翔子埼 玉埼 玉A26.060.092581’49″0徳山2位
下 関4433川野  芽唯福 岡福 岡A16.620.102371’46″9下関3位
若 松4936戸敷  晃美福 岡宮 崎A25.420.221941’47″5若松1位
芦 屋5057上田  紗奈大 阪大 阪A25.590.131901’46″4芦屋1位
常滑1位(1’46″8)
福 岡4456鎌倉   涼大 阪大 阪A16.010.211641’47″8福岡1位
唐 津5205刑部 亜里紗静 岡静 岡A25.710.112181’47″0唐津1位
大 村4530小野  生奈福 岡福 岡A26.520.381871’47″1大村1位











桐 生4225土屋  千明群 馬群 馬A16.220.14176
戸 田4746大豆生田 蒼埼 玉栃 木A26.160.36189
江戸川4519清水  沙樹東 京千 葉B14.890.19214
平和島4117廣中 智紗衣東 京愛 知A26.290.08226
多摩川4286平田 さやか東 京東 京A26.000.15298
蒲 郡4183宇野  弥生愛 知埼 玉A25.960.04297
常 滑4678水野  望美愛 知愛 知A25.530.11205
5013山下  夏鈴三 重三 重A25.050.16215
三 国4611今井  美亜福 井富 山A25.850.23178
びわこ4502遠藤  エミ滋 賀滋 賀A17.140.18242
住之江4927関野   文大 阪大 阪A16.260.34250
尼 崎3845中谷  朋子兵 庫兵 庫A16.050.04208
鳴 門3611岩崎  芳美徳 島熊 本A26.000.19236
丸 亀3232山川 美由紀香 川香 川A16.470.05226
児 島3435寺田  千恵岡 山福 岡A16.790.01274
宮 島3618海野 ゆかり広 島広 島A16.470.13258
徳 山5163清水  愛海山 口山 口A15.990.32191
下 関4017向井  美鈴山 口山 口A15.890.08285
若 松4447深川 麻奈美福 岡熊 本A25.890.19242
芦 屋4347魚谷  香織福 岡山 口A26.380.05202
福 岡5203神里  琴音福 岡沖 縄B14.340.18227
唐 津4994山本  梨菜佐 賀佐 賀B15.860.36150
大 村5129山口 真喜子長 崎長 崎A25.530.36220
浜名湖開催施行者
希望出場者
5174川井   萌静 岡静 岡A15.660.16257
4642松尾  夏海香 川愛 媛A26.370.14210
4536喜井 つかさ岡 山岡 山A16.220.20218
4240今井  裕梨群 馬群 馬A26.110.09215
4758富樫  麗加東 京東 京A26.100.19116
予備14773中川  りな福 岡福 岡A25.960.02235
予備23188日高  逸子福 岡宮 崎A25.940.09264
予備34845前田  紗希埼 玉埼 玉A15.930.32196
予備44065金田  幸子岡 山岡 山A25.920.05240
予備54478櫻本 あゆみ群 馬栃 木A25.900.16201
予備64399松本  晶恵群 馬群 馬A25.840.22189
予備74884勝浦  真帆岡 山岡 山A25.660.10248
予備85088高憧  四季大 阪大 阪B15.660.35195
予備94473藤堂  里香福 井福 井A25.660.15199
予備104372原田  佑実大 阪愛 知A25.630.01152

(注1)出場回数には選手責任外の失格・欠場を含みます。

※予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期間等が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合は、予備選手の資格を喪失します。

第1回 スピードクイーンメモリアル 出場選手選出順位表

第1回スピードクイーンメモリアル(浜名湖)出場選出順位発表 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

優先出場の対象者における選出除外者

(1)スタート事故による辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4590渡邉  優美福 岡福 岡A16.820.362111’46″2下関1位(1’46″2)
蒲郡2位(1’46″9)
下関2位(1’46″4)

優勝最有力候補と目されていた、下関で1位と2位・蒲郡で2位の記録を有する渡邉 優美選手は、12月末に開催された「PG1・第13回 クイーンズクライマックス」にフライング休みを後ろに移動する“特例”で出場できることになっているため、優先出場権を獲得したものの、後ろ倒しした“スタート事故による辞退期間”のため、スピードクイーンメモリアルは”選出除外となっています。

(2)G1競走選出除外期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4482守屋  美穂岡 山岡 山A17.330.232231’46″5住之江1位(1’46″5)
丸亀1位(1’47″1)
児島1位(1’46″6)
平和島2位(1’48″4)
児島2位(1’47″1)

もう一人の優勝最有力候補として今大会でも活躍が期待されていた、「第9回 レディースオールスター」覇者の守屋 美穂選手は“G1競走選出除外期間中”のため、スピードクイーンメモリアルも選出除外となっています。

(3)事故率が0.40以上のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
5189藤原  早菜岡 山岡 山B14.430.421781’48″8徳山1位

(4)家事都合等辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地級別勝率事故率出場回数レースタイム備考
4556竹井  奈美福 岡福 岡B27.460.00521’46″1多摩川1位

今大会でG1初出場・G1初勝利を目指す選手

「第1回 スピードクイーンメモリアル」に出場する総勢52名の選手たち。
そのなかには、G1初出場やG1初勝利を目指す選手が多く存在します。

今シリーズの参考情報として覚えていると、スピードクイーンメモリアルをさらに楽しめること間違いなしですよ。

G1初出場の選手

「第1回 スピードクイーンメモリアル」でG1初出場を達成する選手は次の6名です。
もしかしたら、シリーズ中にG1初勝利・G1初優出を果たす可能性もありますので、注目してみてくださいね。

スクロールできます
写真登番氏名支部出身地級別登録期勝率事故率出走回数レースタイム備考
4893渡邉 真奈美東 京千 葉B1117期5.270.172101’50″8江戸川1位
4936戸敷  晃美福 岡宮 崎A2118期5.420.221941’47″5若松1位
5188武井 莉里佳兵 庫兵 庫B1128期5.200.151991’48″5平和島3位
5013山下  夏鈴三 重三 重A2121期5.050.16215津推薦
5129山口 真喜子長 崎長 崎A2126期5.530.36220大村推薦
5203神里  琴音福 岡沖 縄B1128期4.340.18227福岡推薦
記載しているデータは選出時のデータを参照しています

G1初勝利を目指す選手

「第1回 スピードクイーンメモリアル」でG1初勝利達成を目標としている選手は次の3名です。
もともとポテンシャルの高い選手なので、シリーズ中にG1初優出だって夢ではありませんし、もしかしたらこの中に女子競艇界のスター選手候補が隠れている可能性もあります。

スクロールできます
写真登番氏名支部出身地級別登録期勝率事故率出走回数レースタイム備考
4819蜂須  瑞生群 馬群 馬A2114期5.930.092381’47″7桐生1位
4994山本  梨菜佐 賀佐 賀B1120期5.860.36150唐津推薦
4758富樫  麗加東 京東 京A2112期6.110.09215施行者希望
記載しているデータは選出時のデータを参照しています

オープニングセレモニーの様子

  • 【セレモニー 9時20分頃~】オープニングセレモニー プレミアムGⅠ第1回スピードクイーンメモリアル選手紹介|BOATRACE公式LIVE【浜名湖】
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • 記念すべき初開催! スピードクイーンメモリアル オープニングセレモニー!│BOATCAST NEWS 2025年2月19日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

注目の出場選手

2025年の「第1回 スピードクイーンメモリアル」に出場する選手の中から、注目したい選手***名をピックアップして紹介します。

とくに話題となっているのは、2024年に史上初の「レディースチャンピオン」と「クイーンズクライマックス」の同年W優勝を達成した「遠藤 エミ選手」です。

遠藤 エミ選手は、2024年8月の「第38回 レディースチャンピオン」で2022年の第37回大会に続く、史上3人目の大会2連覇自身3度目の“夏の女王”のタイトル獲得をしています。

2025年はここまで一般戦で1度きりの優勝ですが、大活躍だった2024年は一般戦で3度、G3競争で1度とプレミアムG1競争で2度の計5回の華々しい優勝歴を手に、2024年の“最優秀女子選手”が満を持して浜名湖へ乗り込みます。

2022年3月の「第57回 ボートレースクラシック」では、男子レーサーにも引けを取らない確かな実力で女子選手史上初のSG制覇を達成するなど、ここ一番でプレッシャーに打ち勝つ勝負強さはスピードクイーンメモリアルでも注目必至です。

初開催の大会ですから、タイトル奪還を狙う歴代優勝選手がいないため、全員が初代・最速女王(スピードクイーン)の称号と初制覇を狙う選手たちなので、シリーズの行方にも注目したいですね。

前述のとおり、新しいシリーズが新設されたことで幕開けした“女子5大競走時代”。
その栄えある初代覇者になれるチャンスは1度きり
2024年までの“女子4大競走時代”において、“初代覇者”となった女子レーサーで現在も現役、しかも今大会への出場権を手にしているのは「三浦 永理選手」と「山川 美由紀選手」の2名のみ

2012年12月の大村競艇場でクイーンズクライマックス(賞金女王決定戦競走)の初代・冬の女王のタイトルを獲得した「三浦 永理選手」と、1999年2月に女子選手として初のG1制覇を果たし、女子レーサーとして初めて通算2,000勝と通算2,600勝を達成したレジェンドにして、2017年3月の宮島競艇場でレディースオールスターを制した「山川 美由紀選手」がどのような活躍を見せてくれるかにも注目が集まるところです。

さらに、2024年に女子選手史上初の「レディースチャンピオン」と「クイーンズクライマックス」の同年W優勝2024年“最優秀女子選手”の座を手にした「遠藤 エミ選手」は優勝候補の筆頭でしょう。
※この優勝で遠藤 エミ選手は2024年にプレミアムG1競争で2度の優勝を果たしています。

そして、2021年と2022年のクイーンズクライマックスを連覇し、2021年9月に女子選手として史上初の全24場制覇を達成した「田口 節子選手」が、これまで獲得できていない“初代”の栄冠獲得を果たすことができるのか⁉…目を離せない戦いがはじまります。

遠藤 エミ選手:優勝歴なし

名前
(フリガナ)
遠藤 エミ
(エンドウ エミ)
登録番号4502
生年月日1988年2月19日
身長154cm
体重47kg
血液型A型
支部滋賀
出身地滋賀県
登録期102期
級別A1級

2024年に女子選手史上初の「レディースチャンピオン」と「クイーンズクライマックス」の同年W優勝2024年“最優秀女子選手”の座を手にした遠藤 エミ選手は、今大会の“優勝最有力候補”です。

この2つのタイトルを制したことで、2024年の獲得賞金額は驚異の8,057万1,000円。
この獲得賞金額はボートレーサー全体でも21位という堂々たる記録であり、女子選手に限定すれば2021年から4年連続で首位をキープし続けています

また2024年11月1日に発表された「2025年前期選手級別決定」では、女子選手では3位となる勝率ではありましたが、SG競争にも出場しての勝率7.29はある意味驚異的とも言えるでしょう。
もし、女子戦や一般戦だけで勝率を計算した場合には、もっと上位だった可能性も高いはず。

2022年3月に大村競艇場で開催された「第57回 ボートレースクラシック」で女子選手として初めてSG優勝を飾ったレジェンド的存在として、現女子競艇界“最強”と称えられることが多く、女子レーサーでもトップの実力を有しています。

「女子がSGを勝つのは無理」と言われ続けてきたボートレースにおいて、70年の歴史を大きく動かした女子レーサーであり、男子選手にもSG競争で勝てることを証明した存在として、2024年もSG競争で男子のトップレーサーと肩を並べて戦ってきました。

その証拠に、2024年はSG競争に6回出場し、そのうち「ボートレースクラシック」と「オーシャンカップ」では準優勝戦に駒を進めています

その勇姿は後輩女子レーサーにとっても、これからボートレーサーを目指す女子選手にとっても目標となり、2023年度のボートレースCMシリーズ『アイ アム ア ボートレーサー』で長谷川 京子さん演じる“キョウコ”のモデルになったエピソードで広く知られました。

今回のスピードクイーンメモリアルは、女子競艇界で史上初の「スピードクイーン(最速女王)」の称号を手にできるかがかかる大一番。
名実ともに“女子競艇界最強”の名を冠する遠藤 エミ選手が、いまだ未獲得の“初代女王”の称号を目指します。

三浦 永理選手:優勝歴なし

名前
(フリガナ)
三浦 永理
(ミウラ エリ)
登録番号4208
生年月日1983年2月2日
身長157cm
体重47㎏
血液型B型
支部静岡
出身地静岡県
登録期91期
級別A1級

2024年11月1日に発表された「2025年前期選手級別決定」において、女子選手で勝率7.65を記録してトップとなった三浦 永理選手。
2015年7月の女子戦を初めとして、2023年の女子戦、直近では2024年7月の「ヴィーナスシリーズ 第8戦 マンスリーBOAT RACE杯」など、これまで一般戦で3つの優勝をこの水面で勝ち取ってきました。

次に狙うは2012年に自身が獲得した記念すべき「G1・第1回 賞金女王決定戦」に続く、自身2度目の“初代女王”のタイトル獲得のみ!
※賞金女王決定戦は2014年開催分より、通称名称を「クイーンズ クライマックス(QUEENS CLIMAX)」とするとともに、「プレミアムGI」に格上げとなったため、2012年の優勝当時はG1競争でした。

初出場となるスピードクイーンメモリアルは、住之江競艇場における2位のレースタイムで選出されました。
※住之江競艇場の最速レースタイム保持者の守屋 美穂選手がフライングによる選出除外となったため、繰り上がりで出場権を得たものの、レースタイムで選出されなかったとしても、きっと浜名湖改正施行者希望出場枠で選出されたはずです。

しかも、浜名湖競艇場は静岡支部のホームプールであり、“優勝候補の一角”と言えるでしょう。
注目選手の中ではちょうど中間となるキャリアながら、勝率ナンバー1に輝くだけの“安定感”は、十分にほかの出場選手にとっても脅威。
「女子ボートレース界のスピードNo.1を目指す」この意思だけは誰にも負けません。
どんな逆境も力に変える三浦 永理選手が、「テクニカルエリー」の真骨頂である巧みなターンで12年2か月ぶりの“初代女王”のタイトル獲得となるか⁉…注目しましょう。

山川 美由紀選手:優勝歴なし

名前
(フリガナ)
山川 美由紀
(ヤマカワ ミユキ)
登録番号3232
生年月日1966年10月24日
身長152cm
体重47kg
血液型A型
支部香川
出身地香川県
登録期57期
級別A1級

2017年3月の「第1回 レディースオールスター」で“初代”優勝者となった山川 美由紀選手は、注目選手の中では最もベテランですが、今大会の“ダークホース”的存在です。

言わずもがな、山川 美由紀選手なくして女子ボートレースの歴史は語れないことを競艇ファンの誰もが熟知しているはずです。
冒頭でご紹介したとおり『1999年2月に女子選手として初のG1制覇を果たし、女子レーサーとして初めて通算2,000勝と通算2,600勝を達成したレジェンドにして、2017年3月の宮島競艇場で初開催となったレディースオールスターを制して“初代女王”に輝いた』というほかにも、2025年2月現在、1着回数・優勝回数ともに女子レーサートップ記録を保持しており、この記録はそう簡単に塗り替えられるものではありません。

そして、山川 美由紀選手といえばキャッチフレーズは『パワークイーン』。
2025年11月にデビューから40年を迎える記念すべき年ですが、驚くべきは確認できる2000年後期以降、ずっとA級を維持していることでしょう。

これだけの期間、大きな怪我もなく地道に結果を残し続けてきた“不断の努力”を続けているが故の『パワークイーン』。
加えて、レディースチャンピオンは1996年・2001年・2012年・2018年の4大会制覇を達成しており、約22年にもわたって同大会の歴史上最多優勝記録を更新しているのは山川 美由紀選手だけあり、今大会で全盛期ほどの活躍を期待するのは難しいかも知れませんが、まだまだ女子ボートレース界を力強くけん引し続けるトップレーサーです。

その証拠に、2017年3月に宮島競艇場で開催された「第1回 レディースオールスター」ではファン投票で2,104票を獲得。
選出順位27位で出場すると、見事に“初代女王”の座を射止めました。

2019年以降は優勝から遠ざかっていたものの、2024年9月にはG3競争と一般戦で立て続けに優勝。
勢いに乗っている現況を鑑みても、7年11か月ぶりに自身2度目の“初代女王”獲得を応援したくなる1人です。

田口 節子選手:優勝歴なし

名前
(フリガナ)
田口 節子
(タグチ セツコ)
登録番号4050
生年月日1981年1月14日
身長162cm
体重45㎏
血液型AB型
支部岡山
出身地岡山県
登録期85期
級別A1級

2025年のスピードクイーンメモリアルの優勝選手を予想するうえで、絶対に忘れてはならないのが田口 節子選手でしょう。

田口 節子選手は2021年9月に史上33人目女子では史上初の全24場制覇という偉業を成し遂げた、女子競艇界のレジェンドレーサーの1人です。

その実力と残した戦績の素晴らしさからついた愛称は「女王」「圧倒的節子」。
なんと、2003年の初優勝からは毎年かならず優勝を果たしており、これまでの21年3か月で優勝を手にできなかったのは2015年のみ。
しかも、田口 節子選手は2014年11月に同期で元ボートレーサーの田中 健太郎さんとの結婚・妊娠を同時発表してから2015年10月まで産休・育休を取得。
この期間が優勝できなかった期間と重なるため、やむを得ない理由があっての不達成だと言えます。
※田口 節子選手と田中 健太郎さんは2016年に離婚しており、その後、田中 健太郎さんは2021年11月末のレースを最後に引退しています。

さらに、田口 節子選手といえば2021年と2022年に史上初のクイーンズクライマックス連覇を達成したほどの実力と“ここ一番の勝負強さ”に定評があります。

開催場の浜名湖の水面では、これまで2011年のG3競争で優勝した戦歴しかないため好相性とは言い難いですが、2024年11月1日に発表された「2025年前期選手級別決定」においては、女子選手で勝率3位となる7.35をマーク。

次に狙うは自身初となる、初代女王”の栄冠のみ!
今大会は三国競艇場におけるトップタイムを叩きだし、レースタイムでも上位の成績で選出されていますので、活躍してくれること間違いなしでしょう。

スピードクイーンメモリアルの結果予想

スピードクイーンメモリアルの予想に役立つデータをご紹介します。
女子競艇界の最速女王をめぐる戦いとあって、選手同士の実力差はそこまで大きくありません。
そのため、モーターの機力勝負が大きく影響することも確か。
モーターの舟足や部品交換などの整備に関する情報は必ずチェックしておくことをおすすめします。

過去の結果を参考に

過去のスピードクイーンメモリアル優勝戦(=最速女王決定戦)における決まり手と組番を次の表にまとめました。

スクロールできます
開催優勝戦日開催場決まり手組番配当
第1回2025年2月21日
※2025年2月21日追記
浜名湖逃げ1341,260円

優勝戦(=最速女王決定戦)の予想で特に気に留めておきたいことは、SG競走およびプレミアムG1競争の優勝戦において、1号艇優位は色濃く、その証拠に多くのレースが「ほぼイン逃げ」で決まっていること。
初開催のために過去の結果がない、今回のスピードクイーンメモリアルでも“例外なし”と言えるでしょう。

それを考慮すれば、配当についても10~30倍程度の手堅い決着となる確率が高いため、高配当への期待はかなり薄そうです。

そのほか、SG競走およびプレミアムG1競争の優勝戦においてもダッシュ勢が舟券に絡む機会も多く見られるため、2着・3着の予想をする際は広めに買っておくことをお勧めします。

2025年のスピードクイーンメモリアルの結果は?

まさに選手同士の実力が拮抗して“誰が優勝してもおかしくなかった”といっても過言ではない「第1回 スピードクイーンメモリアル」。
その結果について、まずはレースの展望から順に見ていきましょう。

レース展望

ボートレース浜名湖の「第1回 スピードクイーンメモリアル」特設サイトに掲載されていた、“レース総展望”をご紹介します。

出典:BOAT RACE浜名湖 スピードクイーンメモリアル特設サイト

遠藤、浜田が第1回最速女王へ真っ向勝負!

ボートレースの女子界に今年新たに誕生した大会は、その名もPGⅠスピードクイーンメモリアル!
主な選考基準がゴールタイムとあって、スピード自慢の女子レーサーが集結し、当地からファンに新たな風を吹き込む。

ボート史の新たな1ページにその名を刻むのは遠藤エミ(滋賀)だ。
タイムでの出場こそ逃したが、出力低減モーターでは当地を含む9場の女子最速タイムを保持している。
女子初のSG覇者であり、昨年は史上初の夏冬女子GⅠ連覇の偉業を達成。
当地では2021年のGⅠレディースチャンピオンを準パーフェクトVと実績抜群で、第1回最速女王の座へ照準を絞る。

5場(平和島、蒲郡、津、尼崎、宮島)でトップタイムを記録し、今大会の選考基準において圧倒的な存在感を放ったのが浜田亜理沙(埼玉)だ。
2023年のクイーンズクライマックスでGⅠ初制覇を果たして以降は、SGでも予選突破とさらに飛躍。レース場を問わず好タイムを出せる浜田も、女子最速の称号に近い一人である。

田口節子(岡山)平山智加(香川)平高奈菜(香川)小野生奈(福岡)香川素子(滋賀)と、タイムで代表権を掴んできたGⅠ覇者も優勝争いに名乗りを挙げる。
当地で代表権を獲得した細川裕子(愛知)、選考期間内に鳴門で1分45秒2という1番速いタイムを出した西橋奈未(福井)も、最速女王にふさわしい存在だ。
地元からは昨年の女子勝率1位である三浦永理(静岡)をはじめ、長嶋万記(静岡)山下友貴(静岡)刑部亜里紗(静岡)の4選手がタイムで選ばれ、成長著しい川井萌(静岡)も出場。走り慣れた水面で躍動し、第1回大会に華を添える。

引用元:BOAT RACE浜名湖 スピードクイーンメモリアル特設サイト

出典:ボートレース浜名湖Official Site

浜名湖水面を好メンバーが彩る記念すべき第1回大会!

記念すべき第1回大会の主軸はタイトル通り最速タイムレーサーを挙げるべきだろう。それは浜田亜理沙。選出対象期間(2023年12月~2024年11月)内に、平和島をはじめ蒲郡、津、尼崎、宮島の5場で一番時計を叩き出している。期間内の勝率は7.36、1着率に至っては32.5%とすさまじい。圧倒的な強さを発揮するシリーズとなるに違いない。

一方、タイムもさることながら実力派として優勝候補筆頭格に挙げられるのが、昨年のレディースチャンピオン&クイーンズクライマックスを制した遠藤エミと、参戦メンバートップの期間勝率7.44をマークしている三浦永理。遠藤エミは2021年のレディースチャンピオンも制しており浜名湖との相性バツグン。三浦永理は浜名湖V3である。

また、三浦永理と同期の長嶋万記は、浜名湖V4。参戦メンバー最多である。持ち前の自在戦で主導権を握ることだろう。

そのほか、田口節子、平山智加、平高奈菜などレース力で勝るメンバーが浜名湖に集結する。

引用元:ボートレース浜名湖Official Site

  • さらにボートレース公式サイトに掲載されていた、最終日の推奨レース展望(12レース)の内容をご紹介します。

平高が予選トップ通過から準優勝戦も力強いイン逃げ。初代最速クイーンに王手をかけた。序盤は機調整に苦労したが、3日連続の1号艇なら、プロペラ調整、スタートと手の内にしているはず。イン速攻で外の攻めを封じる。地元でタイトル奪取に燃える川井。逃げる平高の内懐をスムーズに差してバックで食い下がりたい。準優で底力を見せつけた山川に一発力があるが、川野も冷静に艇を運んでV争いに参加する。

引用元:レース一覧|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

優勝戦には、平高 奈菜選手・川井 萌選手・山川 美由紀選手・川野 芽唯選手・岩崎 芳美選手・海野 ゆかり選手が駒を進めました。
そのためレースの展望においても、予選をトップ通過して絶好枠を勝ち取った平高 奈菜選手の優勝を特に有力視する声が多く聞かれました。
しかし、一方で記念すべき地元でのタイトル獲得に強い思いで挑む川井 萌選手の快進撃にも注目が集まっていることが読み取れます。
そのような状況において、レースの展望では「平高 奈菜選手のイン速攻川井 萌選手のスムーズな差しとバックでの伸び山川 美由紀選手の豊富な経験から繰り出される一発力」に期待する内容となっています。

優勝戦出場選手インタビュー

優勝戦出場選手インタビュー

ボートレース浜名湖の公式YouTubeチャンネルに公開されていた「優勝戦出場選手インタビュー」をご紹介します。
優勝戦まで勝ち上がってきたスピード巧者達が最終戦への意気込み・モーターの調子・戦略を語っていますので、ぜひご覧ください。

  • 【優勝戦当日】PGⅠ第1回スピードクイーンメモリアル 優勝戦出場選手インタビュー
出典:ボートレース浜名湖【公式】
出走表

出走表

出典:BOATRACE公式サイト

次に出走表を見てみましょう。
優勝戦の絶好枠を手にしたのは、出場選手でただ一人今節をオール3連対で勝ち進んだ、2020年のクイーンズクライマックス覇者の平高 奈菜選手。
さすがにこれまでのタイムトライアルを勝ち進んだ実力者が出場する優勝戦だけあって、成長著しい地元のホープ・川井 萌選手や女子艇界の重鎮・山川 美由紀選手、2024年クイーンズクライマックスファイナリストの海野 ゆかり選手を中心とした少数精鋭の猛者ぞろいです。

特に2コースに控える川井選手は平高選手に引けをとらない成績で臨んでいますので、やはり注目できるでしょう。
全国勝率は全体的に高い数値が並んでいるものの、その中でも平高選手がもっとも高く、続くのはシリーズ最速タイムをマークした・川野 芽唯選手です。
G1優勝戦の1号艇で2連敗中の“簡単には泣かない鉄の女”が3度目の正直のG1優勝へ。
快進撃の勢いそのままに、満を持しての初代・スピードクイーンタイトル獲得へと走り出します。

スタートタイミングでは山川選手が最も早く、僅差で平高選手・川井選手・岩崎選手が続きます。
さらにモーターでは、海野選手が引き当てたモーター・33号機が好調で、対抗機としては同レベルの機力をもつ川野選手の32号機といったところでしょう。

しかし、勝率が高い三浦 永理選手・遠藤 エミ選手・浜田 亜理沙選手が優出できていないことから、出走表のデータだけで結果を予想できないのがボートレースの醍醐味。
やはり選手同士の実力差は大きくないように感じますね。
今節を振り返ると、ここまでの71レースの結果から約60%が「イン逃げ」で、1号艇の選手が優勝する確率が高いことも予想するうえでの重要なポイントとなります。

総合的に判断して、当地勝率も高く、モーターの機力も上々、かつ1枠のアドバンテージがとても大きいため、平高 奈菜選手への期待が大きくなるところです。

6強が頂点を目指す、2025年初開催の女子ボートレース界の“最速女王”の座をかけたラストスパート、最終戦はどのような結果になるのでしょうか?

オッズ(単勝・3連単)

単勝オッズ

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枠番級別選手名単勝オッズ
1A1平高  奈菜1.3倍
2A1川井   萌3.3倍
3A1山川 美由紀13.9倍
4A1川野  芽唯6.9倍
5A2岩崎  芳美23.6倍
6A1海野 ゆかり25.3倍

スピードクイーンメモリアルのこれまでの結果・予選をトップ通過してきた実績・十分な機力を考慮して、平高 奈菜選手への期待が大きく反映したオッズとなっています。
そんな中で人気対抗格となったのは、施工者推薦枠で出場した地元期待の星・2号艇の川井 萌選手。
舟足に目立つものはありませんが、浜名湖の水面は地元渋岡支部のホームプールであり、今節でも3度の勝ち星をあげていることから、番狂わせを起こす可能性も大。
ツボにはまれば、鋭い差しで一気に懐を突く展開も考慮すべきとの判断がオッズに反映したようです。
それでも、1着は1号艇・平高 奈菜誠選手の線が濃厚といったところでしょうか。
続いて3連単オッズを見てみましょう。

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
124(1番人気)7.5
142(2番人気)10.6
123(3番人気)11.1
134(4番人気)12.6
143(5番人気)14.6
125(6番人気)16.1
132(6番人気)16.1

単勝オッズの結果同様、平高 奈菜選手を優勢とした予想。
その影響から、1号艇・平高選手を軸とした買い目が人気上位を独占しています。
ヒモとして人気なのは、単勝オッズ2番人気の川井 萌選手を2着とした予想で、12の買い目がトップ3のうち2点、さらに人気上位には川井選手の連絡みに期待する買い目が多い印象
観客の予想では2号艇・川井選手が2着の可能性が高いと予想しているようです。
ほかに注目したいのは、4号艇・川野 芽唯選手と3号艇・山川 美由紀選手が舟券に絡むと予想する買い目です。
川野選手と山川選手をヒモかトリとする買い目は2点ずつあり、人気順では上位2点が川野選手の舟券絡みであることから、期待のほどがうかがえます。
さらに3号艇・山川選手と4号艇・川野選手が連に絡むとする買い目は上位7点のうち4点ずつ
両選手が舟券に貢献する134(12.6倍)と143(14.6倍)は人気4位と5位であることから、その人気がよくわかる買い目だと言えます。
人気No.1の124(7.5倍)は、“本命”かつ“鉄板”の予想と言えるでしょう。

直前情報

直前情報

出典:BOAT RACE公式サイト

直前情報にも注目です。
展示タイムでは平高 奈菜選手・川井 萌選手・海野 ゆかり選手が同一タイムで伸び足が良く、全艇ほぼ差がないことがわかります。
またチルトについては、全員が−0.5度で出足重視型での調整。
さらに、このレースでは川野 芽唯選手がピストンリングを1本交換していることが読み取れます。
また勝負を左右する重要な要素である「水面気象情報」にも注目しましょう。
前レース(11レース)時点ではありますが、風速は5ートルの追い風、波高は2センチでやや荒れはじめの水面であることがわかります。
これから2025年の“スピードクイーン”を決定する大一番の波乱を予感させるようなプールコンディションです。
このことから、モーターの気配が良い艇スタートタイミングが早い選手に着目します。
すべてのバランスが良くて経験値もあるインコースの平高 奈菜選手当地水面を熟知してもっとも勢いのある川井 萌選手、そして最も好調なモーターを相棒に挑む川野 芽唯選手が有利な状況であると推測できるのではないでしょうか。

ピットレポート

ピットレポート

出典:BOAT RACE公式サイト
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級別氏名
(登録番号
支部ピットレポート
1A1平高 奈菜
(4450)
香川準優のスタートはダッシュが乗っていなかった。そのぶん、伸び返しが甘かった。プロペラ調整はほぼそのままだと思う。昨日の特訓とか展示はよかったし、いい足していると思う。風が強いと影響が出るからあとは水面次第。(コメント自信度・・★★☆)
2A1川井 萌
(5174)
静岡出足が良くなっていると思います。本体はだいぶやって良くなったと思うので、今日はプロペラ調整で行こうと思います。操縦性をもう少し合わせて行きたいです。スタートはスローは大丈夫だと思います。(コメント自信度・・★★☆)
3A1山川 美由紀
(3232)
香川準優は運が良かったですね。叩きたい格好にペラを調整して正直、足は上の人がいるけど、すごく乗りやすいです。スタートは行けない立場だけど一艇身の全速がいっぱいですね。ピット離れでズル事はないと思います。(コメント自信度・・★★☆)
4A1川野 芽唯
(4433)
福岡新品リングを1本入れた。これから試運転をしていつもどおり調整していく。伸びを求めるような調整はしないし、レース足重視の調整です。攻めやすいのは3コースだけど、4枠なら理想はカド。スタートは行けている。緊張するけど、いい緊張感の中でレースに臨みたい。(コメント自信度・・★★☆)
5A2岩崎 博美
(3611)
徳島足は変わらずバランスが取れてがいいですね。レース足がいいです。自分の好きな感じに仕上がっています。伸びは目立たないけど、そこもしっかりしている。回り足の方がいいのかなとは思います。乗り心地が大事なので、微調整してしっかり合わせて行きたい。安定板がついてもつかなくても対応はできると思う。スタートはしっかり行けています。(コメント自信度・・★★☆)
6A1海野 ゆかり
(3618)
広島赤プレートのエンジンで、こぢんまりとまとまっている感じですね。初日はペラをちょこちょこ調整したけど今は微調整で行けています。昨日の朝はエンジンの音が良かったけど、本番はあやしい雰囲気だったので考えます。昨日のスタートは何となくまとまった。外だし展開一本になりますね。(コメント自信度・・★★☆)

やはりスタートを特に重視しているコメントが多く、ギリギリまで整備を1ミリも妥協しない様子がうかがえます。
さすがここまで勝ち上がってきたレーサーの面々だけあって、整備も直前まで抜かりないようです。
あとは優勝戦の風向きや運にも大きく左右される局面ですが、川野 芽唯選手のコメントを見るに「メンタルも勝敗に大きく影響するのだろう」と感じました。
ではコンピューター予想ではどのような予想がされているのでしょうか?
いろいろなデータから導き出された予想を見てみましょう。

コンピューター予想

コンピューター予想

出典:BOAT RACE公式サイト

ここまで考察してきたとおり、コンピューターも平高 奈菜選手が1着の確率が高いと予想しています。
そして続くのが、川野 芽唯選手と川井 萌選手。
ちなみに142(10.6倍)は3連単オッズの2番人気です。
では、どのような結果になったのでしょうか?
2025年初開催の記念すべき初代・最速女王が決まる大一番「第1回 スピードクイーンメモリアル」の結果を見ていきましょう。

レース結果

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト

今節の優勝戦は、選手同士の実力が拮抗していたことから、誰が優勝してもおかしくない状況でしたが、「各競艇場で上位のレースタイムをマークした選手」と「各競艇場が推薦する選手」の戦いにふさわしい見ごたえあるレース展開で、4番人気の134で決着。
オッズは12.6倍で1,260円という結果になりました。

枠なりの進入で、ここまで2度のG1優勝戦惜敗でプレッシャーを感じているはずの平高 奈菜選手が、コンマ09のスタートを決めて1周1マークを先マイ。
後方からツケマイを打った2号艇・川井 萌選手と、3号艇・山川 美由紀選手の差しハンドルを突き放して、1号艇・平高選手が突き離すと、バックで伸びてきた3号艇・山川選手が2番手に浮上して132とします。

その後も平高選手は後続艇を寄せつけない完璧なターンを披露して、逃げ切りに成功。
続く1周2マークは、1号艇・平高選手がトップ旋回して、次いで2号艇・川井選手が握って回ると、そこへ全速で押っ付けた4号艇・川野 芽唯選手が滑り込み、最内を山川選手が鋭く差すも届かず132

ホームに折り返すと、3号艇・山川選手に2号艇・川井選手が僅差で並んで、両者横並びの激しい3着争いに発展。
前方では、1周目にして1号艇・平高選手が一騎逃走で、早くもリードを握ります。

そして迎えた2周1マーク。
先回った3号艇・山川選手に2号艇・川井選手がツケマイをあびせにいくも、山川選手がこらえて抜ききれず。
1周ほど両者横並びで続いた熾烈な3着争いは、ついに2周2マークで予期せぬ決着を迎えます。

ここでも2号艇・川井選手は積極果敢に全速旋回で2着を狙いますが、波に乗ったはずみで艇が浮きあがり、そのまま外に流れて転覆。
レースはそのまま3号艇・山川選手、4号艇・川野選手の順に2周2マークをクリアして134
ホームに戻ってからも、さすが歴戦の猛者・山川選手。
見事なハンドル捌きで川野選手を引き離すと、そのまま上位隊形がしっかり固まって、1号艇・平高選手が先頭でゴールして134でフィニッシュ。

ちなみに、このレースで選手責任の転覆失格で5点の減点となった川井 萌選手
救護艇に救助されると、ファンに向かって深々と一礼
さらにレース後のインタビューでは『買ってくれたお客さんに申し訳ない。すみませんでした』と誠意をもって語るとともに、8月のレディースチャンピオンでのリベンジを誓いました。

さらに、レースではコンマ18のスタートでスリットで後手に回った隊形から、“差しても勝てない”と優勝だけを狙った捨て身のツケマイ敢行
その意表をついた作戦も見事ながら、終始握って攻めた姿は本当にかっこよかったです。

今年の2月3日にG1初出走を飾ってから、G1初勝利まで1週間、そしてG1初優出までは3週間という快進撃
フレッシュな勢いで瞬く間に女子ボートレース界のトップに急接近した川井 萌選手。

残念ながら、今回は事故レースで涙の惜敗となってしまいましたが、来年こそはさらに強くなって最高の笑顔を見せてくれるのを期待したいですね!

幅広い年齢層、かつ実績ある選手を相手に堂々たるレース展開を見せ、G1優勝戦の1号艇で2連敗中の平高 奈菜選手が悪夢を断ち切るスピードクイーンメモリアル初制覇
そしてG1初優勝を飾った思い出の水面で、初代・最速女王の座を勝ち取ったのです。

優勝した平高選手にとって、2020年12月の「第9回 クイーンズクライマックス」以来2度目のG1制覇、そして今年初めての優勝にして通算35回目の優勝、そして選手生活17年7か月目にして歴史に名を刻むタイトル獲得を果たしました。

  • 超速報 2025 プレミアムG1 第1回スピードクイーンメモリアル 優勝戦│BOATCAST NEWS 2025年2月24日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
おなご

このレースで2着だった山川 美由紀選手は2017年3月の「第1回 レディースオールスター」の初代優勝者なの♪
もし優勝してたら、2つの初代優勝者になってたってことだね。

無知なネコ

8年後の今でもタイトル獲得を狙えるほどの実力…
35歳以上年が離れた選手と競い合えるってすごいなぁ!!

SNSの反応

SNSの反応

今年、浜名湖競艇場で初めての開催を迎えた「第1回 スピードクイーンメモリアル」。
“鉄の女”の異名をとる平高 奈菜選手が幅広い年齢層、かつ実績ある選手を相手に堂々たるレース展開で、栄えある“初代・最速女王(=スピードクイーン)”の称号を獲得するというドラマチックな結末で幕を閉じました。
SNSではどのような投稿があったのでしょうか。

投稿数がものすごく多いので、はじめは“さすが人気の女子戦!”と思って調べていました。

優勝した平高 奈菜選手にとっては、2020年12月の「第9回 クイーンズクライマックス」以来2度目のG1制覇。
そして、今年初めての優勝にして通算35回目の優勝であり、G1初優勝を飾った思い出の水面で、選手生活17年7か月目にして歴史に名を刻む初代のタイトル獲得を果たしました。

実施に投稿されていた内容としては、数多くの「優勝おめでとうございます」「本場で優勝見れて嬉しかったです」「強かった」という『平高 奈菜選手の優勝を祝う声』メッセージのほかに、平高 奈菜選手が抱えていた“重圧(=プレッシャー)”と“圧倒的な強さ”を称賛するメッセージが多数。

この優勝戦に対して、“平高 奈菜選手が優勝するのが鉄板”だと感じていた観客がとても多かったことから、さすが“鉄の女”の異名を持つトップレーサーだと感じました。

また、なかには『影をも踏ませぬ堂々の逃げ切り』や『他艇を寄せつけない完璧な逃げ』『優勝戦のイン逃げ素晴らしかったです!』など、平高 奈菜選手の圧倒的な強さを象徴するような投稿が印象的でした。

さらに、平高選手は今回の優勝戦まで、G1優勝戦のイン戦で悪夢のような2連敗を喫しており、悪夢のような嫌な流れを断ち切っての偉業達成を祝う声など、熱心なファンから支持されていることが伝わるような投稿を見ることができました。

このほか、大きな話題となったのが新星・川井 萌選手の大躍進でしょう。
とくに果敢に挑んだ女子ボートレース界の重鎮・山川 美由紀選手との激しい2着争いは多くのファンの心を掴んだようで、『萌ちゃんの最後まで諦めない姿勢に感激した』や『一番の走り屋はダントツに川井萌でしたわ』『川井選手の気合のツケマイ地元の意地感じました』『もえぴーには今大会のMVPあげたい』など、賞賛するコメントをたくさん見ることができました。
惜しくも、川井選手が2周2マークで転覆失格となってしまいましたが、多くのファンが攻め続けた川井選手の走りに魅力を感じた様子が伝わってきます。

具体的な内容は次のとおりです。
「過去2度クイクラの優勝戦のイン戦から勝ちきれなかっただけに、今回の優勝は強い思いがあったことを表彰式で聞いて本当に優勝できて良かったと思いました」
「こうなるとレディースチャンピオンも取って女子ビッグ3冠も楽しみになってくるね」
SGレーサーの貫禄を見せる優勝おめでとう!」
「山川さんとの香川ワンツー!やっぱ香川女子は強いわ」
「本当に素晴らしいレースでした」
「川井萌は優出大健闘も転覆(T_T)…今節は伏兵というか次世代の若いレーサーたちの活躍舟券絡みがかなり目立った大混戦のシリーズだった
現地で見た平高選手はすごく華があってこれぞトップスター!って感じでかっこよかった
「平高選手はデビュー戦の時からずっと見てる選手だから大きなレースに勝つとめちゃ嬉しい!」

同シリーズをともに戦った川野 芽唯選手も平高 奈菜選手の優勝を祝うコメントを投稿しています。

さらに、平高 奈菜選手が初代・スピードクイーンに輝いた約2か月後の2025年4月3日には、次のような投稿もされていました。

きっとこの横断幕を目にした平高選手はとても喜んでくれるのではないでしょうか?

出典:ボートレースch一撃万張り(マンバリーナ)氏のX

ちなみに、今回のスピードクイーンメモリアルでは通常のレースと違った取り組みとして、レースタイムが表示される試みモータースポーツとしてのスピード戦に特化したレースが新設されたことに好感を抱くファンも多くいたことがわかりますね。

それでは、投稿されていた反応の一部を抜粋してご紹介しますので、気になった方はこちらをご覧ください。

実際に投稿された内容
勝利者インタビュー

勝利者インタビュー

平高 奈菜選手、スピードクイーンメモリアル初代女王の栄冠獲得おめでとうございます!
たくさんの声援に後押しされて掴んだスピードクイーンメモリアルの初代女王。

2020年12月の「第9回 クイーンズクライマックス」でG1初勝利を飾った思い出の水面で、あの日以来2度目のG1制覇。
G1優勝戦の1号艇で2連敗中の悪夢をひきずったまま乗り込んだ浜名湖競艇場で、デビュー以来17年7か月目にして女子ボートレース界の歴史に名を刻む、初代・スピードクイーンのタイトルを掴みました。

次に平高 奈菜選手が狙うのは、自身2度目の「クイーンズクライマックス」のタイトルのみ。
すぐ先に目を向けると、人気・実力ともに申し分のない平高選手ですから、2025年の「第10回 レディースオールスター」選出は確実でしょう。

そして何より、ドラマチックな展開で映し出された平高 奈菜選手のはにかむ笑顔は穏やかで優しく、“鉄の女”の影を感じることはありませんでした。
しかし、それこそが強さの源であり、もう一つの魅力なのでしょう。
このタイトル獲得で平高 奈菜選手を応援するファンがより一層増える気配がヒシヒシとします。

出典:西スポRACE SITE
出典:西スポRACE SITE
出典:デイリースポーツ
出典:マクール
出典:西スポRACE SITE
出典:中日スポーツ
  • ボートレース公式サイトに掲載されていた、勝利者インタビューの内容をご紹介します。
平高 奈菜選手の勝利者インタビュー

(レースの感覚は)プレッシャーというより緊張感のほうがすごくてG1も2回クライマックス1号艇飛んでるので、3回目は自分の気持ちがついていけないかもしれないと思ったんで緊張してました。(節通して舟足は)今まで覚えてないくらい伸びと出足がもう両極端にしかならなかったのでうまい具合に中堅くらいに持ってくのが難しくて両方を。ですけどたまたま4日目くらいからよくなってそっからはよかったと思います。(調整に関して)予選道中はあんまり協力してはやらないタイプなので頑張りました。(今日からの今年1年は)いつも通りともうちょっと最近ターンスピードがイマイチなのでそこをちゃんとしたいかなと思います。ちょっと余裕ないところが多かったのとスタートはきっちり放れたというか様子見て入れれたのはまぁ褒めたいかなと思います。(ファンの応援は)すごい嬉しかったです。実は2日目くらいからなんか浜名湖今節は縁があるなぁと思ってたらやっぱりまさかまさかだったんですけど、ここまで来ることができました。ここ2、3年はちょっと事故が続いてA2にもずっと落ちてちょっとがっかりさせてたんですけど、こういう形でまた恩返しできたんですごいよかったと思います。ボートレースすごく楽しいのでみんなでこれからも笑顔で楽しんでもらえたらいいなと思ってます。今日は遅くまで残っていただきありがとうございました。

引用元:結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
  • 超速報 2025 プレミアムG1 第1回スピードクイーンメモリアル 優勝者インタビュー│BOATCAST NEWS 2025年2月24日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

開催場となった浜名湖競艇競艇場の公式Xに表彰式の写真が投稿されていましたのでご紹介します。

スピードクイーンメモリアルの平高 奈菜選手の活躍についてマクール・中日スポーツ・西スポRACE SITEにまとめられていましたのでご紹介します。
気になった方は、ぜひご一読ください。

初代最速女王の座を手にしたのは平高奈菜!/浜名湖・スピードクイーンメモリアル

初代最速女王の座を手にしたのは平高奈菜!/浜名湖・スピードクイーンメモリアル

2025/02/24 19:40

平高奈菜

ボートレース浜名湖の「第1回スピードクイーンメモリアル」は24日、初代最速女王の座をかけて優勝戦が行われた。

朝から強めの追い風が吹いたが、安定板の装着はなし。優勝戦は西からの右横風が吹いていた。スタートは5号艇の岩崎芳美がコンマ08のトップタイミングだったが、1号艇の平高奈菜もコンマ09とほぼ互角。1Mは2号艇の川井萌が握って出たが、平高が冷静に先マイしてバックで後続を突き放した。そのまま1着でゴールして、通算では35度目、当地、そしてGI戦は20年クイーンズクライマックス以来となる2度目の優勝。新設の大会で初代スピードクイーンとして、名を刻んだ。

2着争いは川井と山川美由紀で接戦となったが、2周2Mで握った川井が振り込んで転覆。山川が2着、川野芽唯が3着に入線した。2連単1-3は510円(3番人気)、3連単1-3-4は1,260円(4番人気)。

なお、シリーズ最速タイムは2日目12Rで川野がマークした1分47秒3だった。

引用元:初代最速女王の座を手にしたのは平高奈菜!/浜名湖・スピードクイーンメモリアル

平高奈菜が初代最速女王! インから独走決め2度目G1制覇【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】

平高奈菜が初代最速女王! インから独走決め2度目G1制覇【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】

2025年2月25日 9:00

初代女王に輝いた平高奈菜
初代女王に輝いた平高奈菜

 ◇24日 プレミアムG1「第1回スピードクイーンメモリアル」最終日(静岡県・浜名湖ボート)

 12Rで優勝戦が行われ、平高奈菜(37)=香川=がインからコンマゼロ台のSを決め、1マークを先制すると、そのまま独走態勢に持ち込んで優勝した。2020年の浜名湖・クイーンズクライマックス以来、5年ぶり2回目のGⅠタイトルを勝ち取った。通算優勝は35回目。この優勝で、26年のBBCトーナメント(尼崎)とボートレースクラシック(蒲郡)の出場権利を獲得した。2着に山川美由紀、3着に川野芽唯が入った。

 平高が初代最速女王の称号を手に入れた。「初代はラッキー。でもこけるので大事に回るタイプ。上がりタイムは良くないです」と笑った。確かに今節、5回の1着での最高タイムは1分48秒8で、ベスト10にも入ってない。果敢に攻めるのがレーススタイルだが、転覆しては元も子もない。「ファンの期待も大事にしたいです」と大事に乗って栄冠を勝ち取った。

 優勝戦は緊張感に包まれた。レディースクライマックスで過去2回、優勝戦1号艇で勝てなかった記憶がよみがえる。「3回目はないなと思ってました。1回、2回ならメンタル面とかあると思うけど、3回負けたら、鉄の女でも立ち直れない」と負けられない気迫でレースに臨んだ。

 「風が強かったけど、Sをきっちり入れられたことは褒めてやりたい。ゴールを切った時は頭が真っ白になって実感がなかった。勝ててほっとしました」

 この数年、事故もあってA2級に落ちる屈辱も味わったが、この優勝で流れも変わってきそう。「まだ本調子には戻ってないけど、びびらずターンできるようになればいいですね。優勝回数を増やしていきたい」と前を向く。

 新設プレミアムGⅠの初代最速女王に輝いて優勝賞金1300万円を獲得。今年の序盤戦をリードした。「年末のことは何も考えてませんが、SGとか、できることなら帰りたい」と高いステージを見据える。3年前にはSGオールスターでベスト6入りを果たした実力の持ち主だ。初代女王の勲章を胸にさらなる高みを目指す。

 ▼平高奈菜(ひらたか・なな)1987年7月7日生まれの37歳。160センチ、46キロ。血液型はB。松山市出身。県立松山北高校卒業。選手養成100期生。香川支部。同期には秦英悟、川野芽唯、桐生順平、宮地元輝、和田兼輔、鎌倉涼らがいる。2007年5月・まるがめでデビュー(選外失格)。同年9月・鳴門で初勝利。10年9月・津で初優勝。GⅠは10年四国地区選(まるがめ)、SGは11年オールスター(尼崎)で初出場。GⅠ優勝は20年クイーンズクライマックス(浜名湖)、25年スピードクイーンメモリアル(同)。通算優勝は35回。

引用元:平高奈菜が初代最速女王! インから独走決め2度目G1制覇【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】

【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】平高奈菜「3回も負けたら〝鉄の女〟の私でも立ち直れない」/〝連敗〟止めてホッ

【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】平高奈菜「3回も負けたら〝鉄の女〟の私でも立ち直れない」/〝連敗〟止めてホッ

2025/02/24 21:30

クリスタルのトロフィーを手にファンの祝福に応える平高奈菜

■ヒロイン
 壊れそうなハートを自らの手で守ってみせた。GⅠ優勝戦の1号艇で2連敗中だった平高奈菜が、その悪夢に終止符。

 「さすがに負けるのが3回目ともなると、いくら〝鉄の女〟(の私)でも立ち直れる自信がなかった。今回だけは取りたかった。ホッとしています」

 しかも、GⅠ初Vだった2020年末のクイーンズクライマックスと同じ浜名湖。「新型コロナ禍だったあの時は無観客でさみしかったけど、今回の表彰式は泣けるかもと思うぐらいうれしかった。実際には泣けなかったですけど」。簡単には泣かない鉄の女の本領でオチをつけて、にっこり笑った。

 過去にF2が5度、F3が1度。F禍に苦しんだ経験が、スタートの判断を誤らせなかった。「(加速しすぎないよう)ずっと体を起こしていた。(正常なゾーンに)入ってよかった」。タイミングは、難なく主導権が握れるコンマ09。

 あとは「風が強いし、ターンマークを外さないようにとだけ思っていた」。2コースは意表のツケマイ策だったが、「その時は気付かなかった」。それほどの集中力なら、他艇に付け入る隙があるわけがなかった。

 気まぐれなエンジンとも最後は好タッグを形成。「今までに経験がないぐらい、出足と伸びが極端に変わるエンジンだったけど、4日目ぐらいからバランスが取れてきた」。その機力も危なげない勝ちっぷりをアシストした。

 A2に陥落した昨年はSG出場ゼロ。しかし今年は今のところ、5月オールスター、7月オーシャンカップに出場の可能性。「SG戦線に戻れるものなら戻りたい。ただ、まだ準備不足なので、本調子に戻したい」

 新たな称号を得て、トップ戦線への貪欲さも再燃。度胸の一撃がSGで見られる瞬間が待ち遠しい。

■プロフィル
 ◆平高奈菜(ひらたか・なな)1987年7月7日生まれ。愛媛県松山市出身。松山北高卒業。2007年5月、まるがめでデビューの100期。10年9月に津で初V。SGは11年5月、尼崎オールスターで初出場し、22年5月の宮島オールスターで初優出(6着)。GⅠは20年の浜名湖クイーンズクライマックスで初V。一般戦も含めた通算は150優出35V。年間タイトルは最優秀新人(10年)、優秀女子(20年)。159センチ、47キロ、B型。

引用元:【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】平高奈菜「3回も負けたら〝鉄の女〟の私でも立ち直れない」/〝連敗〟止めてホッ

レース考察

レース考察

レース考察

「第1回 スピードクイーンメモリアル」優勝戦における勝利のカギとなったのは、平高 奈菜選手の予選首位らしい“完璧なイン速攻”と“強靭なメンタル”でしょうか。

G1競争の優勝戦1号艇で2回も優勝を逃すというトラウマレベルの苦境に立たされながら、3度目は自分を奮い立たせることで勝負どころでも落ち着いたレースぶりを披露しました。

平高 奈菜選手は、スピードクイーンメモリアル優勝戦の感想を後に『正直なんかちょっとパッとしないレースなんで喜びがイマイチなんですけど、自分内容が悪かったです』『反省します』『(優勝は)エンジンが仕上がってたおかげだと思います』と語っており、これまで何度優勝を繰り返していても、G1競争での優勝、しかも初開催のシリーズでタイトルを獲得することが特別なのが伝わる内容でした。
きっと訪れたチャンスをしっかりとつかみ取った強靭な精神力こそが勝利へ繋がる鍵だったのでしょう。

さらに最後にはファンに向かって『ずっと不甲斐ない成績で迷惑かけてたんですけれど、ちょっと戻ってこれたんで、これからも頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。』とメッセージを送るとともに、『(初代女王になって)びっくりですよね、なれると思ってなかった』と満面の笑顔で話すなど、終始言葉が少ないながらも嬉しそうな様子

観客席からの多くの歓声と拍手があがる印象的なレースでした。

  • ボートレース公式サイトに掲載されていた、レース考察の内容をご紹介します。

最内からしっかり踏み込んだ平高が1マークを先マイ。平高はまくらせず差させずのターンを繰り出すと、バックストレッチで早々にセーフティーリードを築きます。最後まで手綱を緩めることなく走り抜いた平高が1着でフィニッシュ。スピードクイーンメモリアルの初代女王に輝いています。2周2マークを小さく丁寧に回った山川が次位入線。なお、2号艇の川井は転覆失格となっています。

引用元:レース一覧|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
  • 西スポレースサイトに掲載されていた、優勝戦を戦い終わった優出メンバーのコメントをご紹介します。
  • 【山川 美由紀(2着)】
    仕上がりは良かったと思う。乗り心地が良かった。スタートもいいのが行けました。
  • 【川野 芽唯(3着)】
    リングを換えて足の状態は悪くなかった。1Mが失敗。うまく旋回ができなかった。(同期の)平高選手、おめでとうございます。私も頑張ります。(節間最速タイムも)もっといいタイムが出るように頑張ります!
  • 【岩崎 芳美(4着)】
    精いっぱい頑張りました。Sもターンも全速。やっぱりこういう大きい舞台はいいね。推薦してくれた鳴門の施行者さんに感謝です。(また大きな舞台で)娘(樫葉新心)と一緒に走れたらいいな。
  • 【海野 ゆかり(5着)】
    優勝戦は回転が上がり過ぎていた。波も立つ中で、とにかく回り過ぎだった。

引用元:【浜名湖ボート・PGⅠスピードクイーンメモリアル】V平高奈菜の同期で3着の川野芽唯「私も頑張る」/戦い終わって|ボートレースニュース|ボートレースTOP|西スポレースサイト

  • 東スポ ボートレースの公式Xに、スピードクイーンメモリアル翌日の2025年2月25日の九州スポーツの一面が紹介されていましたのでご紹介します。
出典:東スポ ボートレース
  • ほかにもSNSには素敵な画像が投稿されていましたので、一部を抜粋してご紹介します。
    さすが平高 奈菜選手の魅力を熟知しているファンの皆さまです。
    素敵な写真の数々に推しへの“愛”を感じずにはいられません!!
出典:4450奈菜ちゃん推し男氏のX投稿
出典:4450奈菜ちゃん推し男氏のX投稿
出典:c571jp1氏の投稿

華々しい優勝劇の裏で、今回の「第1回 スピードクイーンメモリアル」では事故レースの多さに苦言を呈するファンの声が多くありました

とくに準優勝戦での田口 節子選手のフライングに関する厳しい意見が目立ったように感じます。

そんな中で、優勝した平高 奈菜選手が大会終了後の2025年2月26日に自身のXを更新して、フライングを喫した田口 節子選手に対するコメントを投稿しました。

準優勝戦でもっとも攻めた結果のフライングですから、それを「仕方がない」ととらえる声もあれば、憤りをぶつける声もあります。

しかし、フライングの痛すぎる代償をこれから支払う田口 節子選手に対して、初代・スピードクイーンの平高 奈菜選手が次のようなコメントを残していたら、もう批判はできませんね。

強いうえに心優しい平高 奈菜選手の心遣いの素晴らしさ
やはりトップレーサーは心も超一流ということが伝わったので、ここでご紹介させていただきました。

シリーズ最速タイムは…川野 芽唯選手の1分47秒3!!

このシリーズでは開催期間の6日間(全72レース)で3周戦の最速タイムを出した選手に“BOATRACE振興会会長賞”として10万円が支給されることが決定しているため、その行方を気にしていたファンも多かったことでしょう。

最終日まで熱戦が繰り広げられましたが、最速タイムはシリーズ2日目の第12レースで川野 芽唯選手がマークした1分47秒3でした。

6日間のシリーズで最も早いレースタイムを記録した、地元・静岡支部の川野 芽唯選手が“BOATRACE振興会会長賞”を獲得しました。

川野 芽唯選手の最速タイムが出たのは、シリーズ2日目の最終レース。
4コースからSG覇者・遠藤 エミ選手をカドまくりで沈めた見事な一戦でした。

注目のレースは、2024年に女子ボートレース界史上初となる「レディースチャンピオン」と「クイーンズクライマックス」の年間制覇で、文句なしの“夏と冬のダブル女王”として“令和6年の優秀女子選手”を受賞した遠藤 エミ選手のイン戦。

このレースで川野 芽唯選手は不利な4コースからの進入なうえ、全国勝率やモーターにも目立つところはなく、スタートタイミングも遅いことから、単勝オッズは16.5倍で5番人気
さらに3連単のオッズでは、人気トップ16の買い目がいずれも“1号艇の遠藤 エミ選手が1着”と予想していたものの、上位3つの買い目で“4号艇の川野 芽唯選手が舟券に絡む可能性が高い”と予想していることから、このレースで川野選手は“舟券絡みの有力候補”と考えられていたことがわかります。

地元・静岡支部の優勝候補として「そろそろ勝ち星がほしい」という気持ちを胸に挑む一戦。
川野 芽唯選手はコンマ08の2番手スタートから、1周1マークで1号艇・ 遠藤 エミ選手を鮮やかなまくり差しで抜き去って1着を手にしました。

このレースの3連単452は49番人気の40,080円(400.8倍)の超特大配当でした
川野 芽唯選手はレース後にインタビューに応じて、勝因と相棒のモーター32号機について次のように語っています。

川野 芽唯選手

(レースは)いいダッシュがつけられたと思います。
2日目の仕上がりはすごく良かったです。
ターンの入口で失敗しても出口で押していたので、体感がすごく良かったです。

出走表

出典:BOAT RACE公式サイト

単勝オッズ

枠番級別選手名単勝オッズ
1A1遠藤  エミ1.1倍
2A1中谷  朋子8.7倍
3A2魚谷  香織13.5倍
4A1川野  芽唯16.5倍
5A1實森  美祐6.5倍
6A2今井  裕梨23.1倍

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
145(1番人気)9.3
124(2番人気)10.0
134(3番人気)10.8
125(4番人気)11.8
142(5番人気)12.6
154(6番人気)13.1
123(7番人気)14.1

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト


まとめ

出典:BOAT RACE浜名湖 スピードクイーンメモリアル特設サイト

今大会の優勝戦では絶好枠のアドバンテージを存分に発揮して、見事なスタートと冷静なターンで、平高 奈菜選手が初代・最速女王の座を手にしました

ここまで2021年と2022年の「クイーンズクライマックス」で2年連続の1号艇を手にしたにもかかわらず、それでも手に入らなかったG1タイトルを3度目の正直で射止めたのです。

優勝した平高選手にとって、今回の優勝は2020年12月の「第9回 クイーンズクライマックス」以来、自身2度目のG1優勝にして通算35回目の優勝であり、選手生活17年7か月目にして歴史に名を刻むタイトル獲得です。

予選から出場選手で唯一のオール3連対で勝ち進み、優勝候補筆頭となった平高 奈菜選手が絶好枠を生かしたイン戦速攻で押し切り、他の選手を寄せ付けない圧倒的な逃げ切りで勝利を収めました。

その証拠に、3連単のオッズ上位は平高 奈菜選手を軸とする買い目が独占し、組番の134は4番人気、3連単のオッズは12.6倍で1,260円という本命決着となっています。

スピードクイーンメモリアルが終了して、一気に加速する春のグレードレース戦線。
1か月後の2025年3月25日には舞台を九州地区に移して、SG競争の春の風物詩「第60回 ボートレースクラシック(正式名称:総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走)」が若松競艇場で開幕を控えており、前年のグレードレース優勝者による豪華な頂上決戦が繰り広げられます。
艇界屈指のレーサーによるトップレベルの戦いはまだまだはじまったばかり!
3月には「第52回 ボートレースオールスター」と「第10回 レディースオールスター」の出場選手が発表されますので、2025年もボートレースファン必見のビッグレースへの期待はますます高くなっていくことでしょう。

  • スピードクイーンメモリアルは毎年2月中旬~下旬に開催される
  • スピードクイーンメモリアルは2023年に新設された、女子ボートレーサー限定のもっとも新しいPG1競走
  • これまでにない「レースタイムを最優先の選出基準」としたグレードレース
  • 優先出場権は選考期間内に各ボートレース場の競走において最も早いレースタイムを記録した選手に与えられる
  • そのほか出場できるのは、各ボートレース場から推薦された選手当該施行者(主催者)が希望する選手を加えた総勢52名
  • 2025年の「第1回スピードクイーンメモリアル」は、2025年2月19日~24日までの6日間ボートレース浜名湖で開催
  • 節間売り上げが100億円に迫る人気シリーズ
  • 優出すれば翌年に開催されるボートレースクラシックとBBCトーナメントへの優先出場権が与えられる
  • 優勝賞金は1,300万円
  • 優出選手は、平高 奈菜選手4450)川井 萌選手(4546)山川 美由紀選手(3232)川野 芽唯選手(4433)岩崎 芳美選手(3611)海野 ゆかり選手(3618)
  • 2025年は平高 奈菜選手がスピードクイーンメモリアル初制覇を達成して、初代・スピードクイーン(=最速女王)の称号を手に入れた
  • 組番の134は4番人気3連単のオッズは12.6倍で1,260円の本命決着
  • シリーズ最速タイムは、2日目の第12レースで川野 芽唯選手がマークした1分47秒3

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