レディースチャンピオンとは?2024年の出場選手・出場条件・賞金・歴代優勝者・予想のコツ・レース結果まで大解説!!

毎年2月下旬から3月上旬にかけて開催されていた「PG1・レディースチャンピオン」。
2013年の「第26回大会」からは開催時期が変更されて、8月上旬から中旬にかけての開催に変更となりました。

レディースチャンピオンは女子レーサー限定の競走としてはクイーンズクライマックスと同様に最高峰に位置づけられ、当該年度における女子レーサーの頂点を決定することから、優勝者すれば『夏の女王』の称号が与えられる大一番。

女子レーサーのなかでも実力ある勝率上位のレーサーが集う大会で、SG級の売上総額を誇ります。
PG1のレースでは最も盛り上がる大会と称されるほどのビッグレースです。

出場できるのは、前年度のレディースチャンピオン優勝者や、オールレディース競走の優勝者レディースオールスター競走の優勝者などの豪華な面々。
出場するにはオールレディース競走で優勝するほどの実力が必須となるレースです。

今回は、レディースチャンピオンの出場条件や優勝賞金、歴史などを解説するとともに、2024年8月に開催される「第38回 レディースチャンピオン」についても紹介していきます。

この記事を読むとわかること
  • レディースチャンピオンはどんなレース?
  • 出場条件は?
  • レディースチャンピオンの優勝賞金は1,300万円
  • レディースチャンピオンの売上額は?
  • 2024年レディースチャンピオン最新情報
目次

レディースチャンピオンはどんなレース?

出典:レディースチャンピオン特設サイト

1987年に新設されたオールレディース戦のなかでは最も歴史のある大会が、「レディース チャンピオン(LADIES CHAMPIONSHIP)※1」。
その正式名称は「女子王座決定戦競走」といいます。

その歴史は、1987年に競艇界初の女子タイトル戦という位置づけのもとではじまりました。

翌1988年からG2競走に格上げされて、2000年にはG1競争へと昇格。
そして、創設時から2009年までは日本航空が協賛していたことから、名称も「JAL女子王座決定戦」とされていましたが、2014年には現在のプレミアムG1(PG1)に格上げされるとともに、名称も「レディースチャンピオンLADIES CHAMPIONSHIP)」に改められました。

ボートレースのG1競走の中でも、特に格式の高いレースに位置付けられるプレミアムG1(PG1)の中の一つで、優勝賞金も高く設定されています。

開催時期については、2012年までは毎年2月下旬から3月上旬にかけて開催されていましたが、2013年の「第26回大会」からは開催時期が変更されて、8月上旬から中旬にかけての開催に変更となり、開催地は持ち回りで毎回変わります。

女子レーサーのなかでもトップレベルの実力者が集う大会で、女子レーサー限定の競走としては年末のクイーンズクライマックスと同様に“最高峰”に位置づけされています。

優勝者に与えられる称号は、クイーンズクライマックスの『冬の女王』に対して、レディースオールスターは『夏の女王』。
当該年度における女子レーサーの頂点を決定することから、SG級の売上総額を誇り、プレミアムG1のレースでは最も盛り上がる大会とされるビッグレースです。

レディースチャンピオンは選考期間内における勝率で出場選手が決まる大会で、位置づけとしては女子版のSGボートレースダービー(全日本選手権競走)。

この大会の優勝者には、SG競争のボートレースクラシック、プレミアムG1競走のBBCトーナメント※2の優先出走権が与えられます

※1:レディースチャンピオン(LADIES CHAMPIONSHIP)とは、女子王座決定戦競走の通称名称です。
※2:BBCトーナメントとは、PG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント(BOAT RACE BATTLE CHAMPION TOURNAMENT)の略称です。

毎年2月下旬から3月上旬にかけて開催されていたレディースチャンピオンですが、2012年12月に第1回が執行された「PG1・クイーンズクライマックス」と開催時期が近いことから、「第26回大会」から8月上旬の開催に変更となりました。

レディースチャンピオンは、女子戦では最も歴史がある大会です。
次々に新しい大会が創設されるというのは、近年の女子戦が人気を博している何よりの証でしょう。

・1987年:レディースチャンピオン
・2012年:クイーンズクライマックス
・2014年:レディースチャレンジカップ
・2017年:レディースオールスター
・2025年:スピードクイーンメモリアル

出場条件は?

レディースチャンピオンは選考期間内における勝率によって出場メンバーが選出されるため、全ての女子選手に出場する権利があり、級別の制限もありません。

そのため、勝率が高ければ、B級選手でも若手選手でも出場できる大会なのです。

ただし、優先出場選手以外は100走以上の出走回数をクリアすることが出場権獲得の条件となります。

級別がA1級でもSGやG1といった上位グレードではあまり目にしないような、一般戦で圧倒的な実力を発揮している選手が出場するのも見どころであり、魅力のひとつです。

出場選手52名は、選考期間を経て、毎年6月上旬に発表されます。

選考期間の対象となるのは、前年の6月1日〜開催年の5月31日
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要となります。

出場資格は下記のとおりです。

  • 【優先出場】前年度のレディースチャンピオンの優勝者
  • 【優先出場】直近のレディースオールスター競走の優勝者
  • 【優先出場】選考期間内のオールレディース競走の優勝者
  • 選考期間内における勝率が上位の選手
    ※勝率が並んだ場合は着順点上位者から順に選出されます。

オールレディースとは、女子選手しか出場できないG3競争で、1年間で20回程度開催されています。

選出除外

上記の出場資格を満たしていても、以下に該当する選手は選出除外となってしまいます。

  • 選考期間内の出走回数100走未満の選手
    ※前年度優勝者・オールレディース競走の優勝者・直近のレディースオールスター競走の優勝者は除く
  • 選考期間内の事故率0.40以上の選手
  • スタート事故による選出除外となる罰則期間(プレミアムG1、G1、G2または女子戦)が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合
    ※優勝戦はG1・G2は1年除外となるため、次回の同大会は確実に出場不可となる
  • 負傷・病気等により出場を辞退した選手
  • 前年6月から全検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分を受けた選手
    ※これは出場が決まっていても取消の対象

選出除外は、レディースチャンピオンとレディースオールスターは同じ基準で対象期間が異なります。

「第38回 クイーンズチャンピオン」では、直近のレディースオールスターを制した守屋 美穂選手(勝率7.46)がスタート事故による辞退期間中のため選出除外となっています。

ほかにも有力選手の代表格として、5月末に開催されたボートレースオールスターでSG初勝利を飾った西橋 奈未選手(勝率6.73)や田口 節子選手(勝率7.29)が選出除外となっており、大会が開催される前から波乱の展開となっています。

毎年大盛況!レディースチャンピオンの売上額は?

ナイター開催やネット投票が増え、ここ数年売り上げをぐんぐんと伸ばしているボートレース業界。

そのなかでも、売り上げが群を抜いて高くなっているSG競走にも匹敵するレディースチャンピオンの売上額。
レディースチャンピオンの売り上げもここ数年、一節間で90億~120億円を超える売上額となっています。

今までの売上額を下記にまとめました。

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開催年開催場売上目標レディースチャンピオン節間総売上額前年比
2024年福岡110億円98億4345万6900円-5.8%
2023年100億円101億4426万9800円-18.4%
2022年丸亀
(ナイター)
130億円124億3778万3600円+20.6%
2021年浜名湖120億円103億1627万0400円-10.4%
2020年多摩川80億円115億1225万0700円+20.2%
2019年蒲郡
(ナイター)
90億円95億7676万7700円+23.5%
2018年桐生
(ナイター)
80億円77億5247万9500円+7.3%
2017年芦屋60億円72億2595万7600円+24.3%
2016年60億円58億1232万2400円-19.1%
2015年丸亀75億円71億8840万3100円+30.0%
2014年三国63億円55億2896万6900円-13.3%
2013年鳴門63億7583万8200円-9.7%
2012年
(夏)
若松70億6338万700円-12.8%
2012年
(春)
多摩川80億9873万3800円+4.6%
2011年三国77億4246万9000円-7.5%
2010年下関83億6674万5400円-16.7%
2009年尼崎100億4551万200円-1.8%

売上額は年々増え続けて、毎年100億円を上回るくらいの大盛況。

過去最高額の売上額となった2022年は、6年前の2016年の2倍となる124億円を記録しています。2021年には一度売り上げを落としていますが、主な要因は“山下 友貴選手・土屋 実沙希選手・平高 奈菜選手”のフライングによるもので、近年ではPG1に格上げされた2014年の売上額の2倍ほどの金額まで増えていることから、2024年は100億円ほどの売上額が見込めるでしょう。

ここ数年は一開催で100億円を超える売上額!ボートレースの人気の高さがうかがえます!

優勝賞金は1,300万円

レディースチャンピオンは、G1競走のなかでも格式高いとされる「プレミアムG1(PG1)」に位置付けられ、ほかのG1競争よりも優勝賞金が高く設定されています。

優勝賞金は2024年の「第38回大会」からは1,300万円に増額されています。
前回の「第37回大会」は1,200万円、2019年度~2022年度までは1,100万円、2017年度~2018年度の優勝賞金は1,000万円でした。

優勝賞金の増額は、ボートレースの売り上げが年々伸びている証と言えるでしょう。

  • 優勝賞金の推移
年度賞金額
第38回大会(2024年8月開催)1,300万円
第37回大会(2023年8月開催)1,200万円
第33回大会~第36回大会(2019年8月~2022年8月開催)1,100万円
第31回大会~第32回大会(2017年8月~2018年8月開催)1,000万円

2024年4月から、PG1競走の賞金が一律100万円増額された。
レディースチャンピオンは前年度から100万円増額して1,300万円に増額されました。

  • 選手獲得賞金
 順位優勝戦特別選抜戦準優勝戦
ドリーム戦
予選
一般戦
優勝1,300万円114万円36万円18.5万円
2着490万円77万円27万円13.5万円
3着350万円56万円22万円10.2万円
4着240万円44万円18万円8.5万円
5着200万円40万円15.5万円7.5万円
6着170万円37万円13万円6.5万円

優勝決定戦では、2着の賞金が490万円、6着でも完走すれば170万円という、高額な賞金を手にすることができるのです。

同じく優勝賞金が1,300万円のPG1競走は、レディースチャンピオンの他に「ヤングダービー」と「マスターズチャンピオン」「BBCトーナメント」があります。

2024年4月からPG1競走の賞金が一律100万円増額され、これまでの1,200万円から1,300万円になった。
賞金の2年連続の増額は、ボートレースの売り上げが年々伸びている証ともいえます。

レディースチャンピオンの歴史

レディースチャンピオンが創設されてから現在までの歴史についても簡単に紹介します。

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内容
1987年 浜名湖競艇場にて12月3日~8日までの6日間、一般戦として「第1回 女子王座決定戦競走」開催。
1988年4月1日に グレード制が導入され、G2に格付けされる。
1991年ピットでの並び順を現行ルール(1枠有利)に統一。
2000年格付けがG1に変更となる。
2009年創設時から協賛していたJAL(日本航空)が経営再建の為、本年度限りで冠スポンサーから撤退。
2009年出場資格が改定され、事故率0.40未満の要件を追加される。
2012年 優先出場選手の選出除外規定が追加(選考期間内の事故率が0.40以上)される。
2012年第25回大会から、開催時期が3月上旬から8月上旬に変更となる。
※2012年に初開催を迎える「PG1・クイーンズクライマックス」の影響による開催時期変更
特例措置として、3月に多摩川競艇場、8月に若松競艇場での年2回開催措置が取られた。
2014年格付けがプレミアムG1に変更となる。
2019年この年以降はボートレースバトルチャンピオントーナメントへの優先出走権を兼ねての大会に生まれ変わる。
2020年新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大防止の為、開催地・多摩川競艇場が立地する東京都在住のテレボート会員を対象とした事前抽選による入場制限を実施。

レディースチャンピオンの歴代優勝者

レディースチャンピオンは今回で38回目の開催となります。
過去10年間のレディースチャンピオンの優勝者を以下にまとめました。

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手出目配当
第38回2024年8月12日福岡遠藤  エミ4502滋賀逃げ123950円
第37回2023年8月6日遠藤  エミ4502滋賀まくり2459,450円
第36回2022年8月7日丸亀香川  素子3900滋賀恵まれ3623,650円
第35回2021年8月10日浜名湖遠藤  エミ4502滋賀逃げ1251,120円
第34回2020年8月10日多摩川平山  智加4387香川まくり2131,710円
第33回2019年8月12日蒲郡大山  千広4885福岡逃げ1431,870円
第32回2018年8月5日桐生山川 美由紀3232香川逃げ1262,730円
第31回2017年8月6日芦屋小野  生奈4530福岡逃げ1432,220円
第30回2016年8月7日海野 ゆかり3618広島抜き1431,730円
第29回2015年8月9日丸亀滝川 真由子4499長崎抜き35133,270円
第28回2014年8月11日三国水口  由紀3580滋賀逃げ1451,520円

2023年の「第37回大会」は、遠藤 エミ選手がレディースチャンピオン2度目の制覇というかたちで幕を閉じました!
予選を7戦3勝、ほぼオール3連対で通過し、優勝決定戦は2号艇・2コースからの出走で見事にまくりを決めて、つかみ取った優勝でした。

第38回 レディースチャンピオン出場選手

福岡競艇場で初めて開催され、初のサマータイム開催となった「第38回 レディースチャンピオン」。

人気も実力もトップレベルの女子選手が集う大会だけあって、注目が集まります。

第38回 レディースチャンピオンに出場する選手は?

2024年のレディースチャンピオンに出場する選手は、2023年のレディースチャンピオン優勝者直近のレディースオールスター優勝者選考期間内(2023年6月1日〜2024年5月31日)のオールレディース戦優勝者が中心となります。

冒頭でご紹介したとおり、参加資格は以下の条件をクリアした実力者に与えられます。

  • 【優先出場】前年度のレディースチャンピオンの優勝者
  • 【優先出場】直近のレディースオールスター競走の優勝者
  • 【優先出場】選考期間内のオールレディース競走の優勝者
  • 選考期間内における勝率が上位の選手
    ※勝率が並んだ場合は着順点上位者から順に選出されます。

2024年8月7日~12福岡競艇場で開催される「第38回 レディースチャンピオン」の出場選手が下記の52名に決定しました。
さっそく、出場選手の一覧を見てみましょう。

第38回レディースチャンピオン 出場選手選出順位表
(成績対象期間:令和5年6月1日~令和6年5月31日)

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優先出場
・順位
登番氏名支部出身地勝率事故率着順点
合計
出場
回数
備考
前年度優勝者4502遠藤  エミ滋 賀滋 賀6.840.341,552227
レディースオールスター優勝者4590渡邉  優美福 岡福 岡6.860.221,763257第8回レディースオールスター

























4546浜田 亜理沙埼 玉広 島7.310.082,099287大村(令和5年7月)
4208三浦  永理静 岡静 岡7.200.001,959272丸亀(令和6年3月)
4387平山  智加香 川香 川7.120.041,959275宮島(令和5年9月)
平和島(令和5年10月)
津(令和6年1月)
多摩川(令和6年4月)
4123細川  裕子愛 知愛 知7.020.082,168310常滑(令和5年12月)
常滑(令和6年4月)
4627藤原  菜希東 京大 阪6.750.221,781264唐津(令和6年4月)
4433川野  芽唯福 岡福 岡6.750.091,580234芦屋(令和5年11月)
3618海野 ゆかり広 島広 島6.690.052,047306福岡(令和5年10月)
戸田(令和5年11月)
3845中谷  朋子兵 庫兵 庫6.510.101,419219多摩川(令和5年9月)
若松(令和6年5月)
4190長嶋  万記静 岡静 岡6.500.211,377214江戸川(令和5年6月)
3645淺田 千亜希徳 島徳 島6.220.1939263浜名湖(令和5年7月)
4642松尾  夏海香 川愛 媛6.190.161,213196蒲郡(令和5年7月)
4738清埜  翔子埼 玉埼 玉6.060.001,613266尼崎(令和6年1月)
4478櫻本 あゆみ群 馬栃 木6.030.151,260210下関(令和5年6月)
4286平田 さやか東 京東 京5.790.141,540268びわこ(令和5年8月)
4399松本  晶恵群 馬群 馬5.690.151,127198桐生(令和5年8月)
4011堀之内紀代子岡 山岡 山5.480.361,336245若松(令和5年6月)
194530小野  生奈福 岡福 岡6.760.321,115167
203435寺田  千恵岡 山福 岡6.530.021,736268
213611岩崎  芳美徳 島熊 本6.480.081,542239
224347魚谷  香織福 岡山 口6.460.061,351210
234117廣中 智紗衣東 京愛 知6.400.111,395218
244927関野   文大 阪大 阪6.300.321,386221
254289落合  直子大 阪大 阪6.250.131,537248
263232山川 美由紀香 川香 川6.230.031,371220
274746大豆生田 蒼埼 玉栃 木6.190.281,021165
283188日高  逸子福 岡宮 崎6.170.071,593259
293999大瀧 明日香愛 知静 岡6.160.111,718280
304240今井  裕梨群 馬群 馬6.160.091,348219
314450平高  奈菜香 川愛 媛6.120.291,096180
324536喜井 つかさ岡 山岡 山6.050.261,223202
334313西村 美智子香 川香 川6.040.351,214202
344447深川 麻奈美福 岡熊 本5.970.261,421239
354499滝川 真由子長 崎愛 知5.960.101,203205
364065金田  幸子岡 山岡 山5.940.021,462250
374963實森  美祐広 島広 島5.910.151,200204
385045平川  香織埼 玉東 京5.850.311,434247
394183宇野  弥生愛 知埼 玉5.760.041,646287
404819蜂須  瑞生群 馬群 馬5.760.121,089189
414680後藤  美翼東 京東 京5.750.021,362240
424994山本  梨菜佐 賀佐 賀5.750.121,299228
434243西村   歩大 阪大 阪5.750.091,248217
443579中里  優子埼 玉東 京5.710.211,280225
454372原田  佑実大 阪愛 知5.690.25922162
464730土屋 実沙希静 岡静 岡5.640.131,037185
474611今井  美亜福 井富 山5.630.211,110197
485057上田  紗奈大 阪大 阪5.620.25938167
494443津田  裕絵山 口山 口5.600.091,390248
504225土屋  千明群 馬群 馬5.600.26891159
514501樋口 由加里岡 山岡 山5.550.111,355244
525205刑部 亜里紗静 岡静 岡5.530.121,050191
予備14017向井  美鈴山 口山 口5.520.071,523276
予備23994茶谷   桜滋 賀東 京5.490.101,141208
予備34349犬童  千秋福 岡宮 崎5.490.18994181
予備44473藤堂  里香福 井福 井5.420.17964178
予備54419原  加央理埼 玉埼 玉5.410.01980182
予備64519清水  沙樹東 京千 葉5.370.131,117208
予備74045佐々木 裕美山 口山 口5.360.171,067199
予備84909薮内  瑞希岡 山岡 山5.310.131,258237
予備94900中田  夕貴埼 玉埼 玉5.230.02973186
予備104714喜多須 杏奈徳 島徳 島5.210.151,062207

(注1)選出順位は、勝率順とします。勝率が同率の場合は、着順点合計が上位の者から選出します。なお、出場回数には選手責任外の失格・欠場を含みます。

第38回レディースチャンピオン 出場選手選出順位表

第38回レディースチャンピオン(福岡)出場選出順位発表 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

「第9回レディースオールスター」覇者で、今大会も優勝最有力候補として期待されていた守屋 美穂選手は“スタート事故による辞退期間中のため”選出除外となっています。

第38回 レディースチャンピオン選出除外者

今大会は優勝候補と目されていた選手が次々に選出除外となっています。
選出除外となった選手をもう一度ご紹介します。

1)スタート事故による辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地勝率事故率着順点
合計
出場
回数
備考
4482守屋  美穂岡 山岡 山7.460.182,110283第9回レディースオールスター
児島(令和6年2月)
G1競走選出除外
4964土屋   南岡 山岡 山6.150.241,415234G1競走選出除外


(2)G1競走選出除外のため

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登番氏名支部出身地勝率事故率着順点
合計
出場
回数
備考
3900香川  素子滋 賀大 阪6.370.211,638257
5193米丸  乃絵福 岡熊 本5.610.251,128201


(3)出走回数が100回未満のため

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登番氏名支部出身地勝率事故率着順点
合計
出場
回数
備考
4885大山  千広福 岡福 岡6.400.0039762
4823中村  桃佳香 川香 川6.350.0019733
4773中川  りな福 岡福 岡6.340.0257190


(4)事故率が0.40以上のため

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登番氏名支部出身地勝率事故率着順点
合計
出場
回数
備考
4961西橋  奈未福 井石 川6.730.401,320196G3競走開催要項第9条第1項に基づく出場資格の喪失期間と重複
4589塩崎  桐加三 重三 重6.340.49780125選手、審判員及び検査員褒賞懲戒規程に基づく出場停止処分を受けたため
4456鎌倉   涼大 阪大 阪6.110.69770126
4804高田 ひかる三 重三 重6.020.53915152
4938小芦 るり華佐 賀佐 賀5.470.55963180G3競走開催要項第9条第1項に基づく出場資格の喪失期間と重複
4845前田  紗希埼 玉埼 玉5.410.47876163


(5)G3競走開催要項第9条第1項に基づく出場資格の喪失期間と重複するため

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登番氏名支部出身地勝率事故率着順点
合計
出場
回数
備考
4050田口  節子岡 山岡 山7.290.101,756241三国(令和5年12月)
5088高憧  四季大 阪大 阪6.110.181,026169選手、審判員及び検査員褒賞懲戒規程に基づく出場停止処分を受けたため
5056西岡  成美徳 島徳 島5.980.271,280215
4843深尾  巴恵静 岡群 馬5.350.361,037194


(6)選手、審判員及び検査員褒賞懲戒規程に基づく出場停止処分を受けたため

※前記(4)4589塩崎・前記(5)5088高憧


(7)家事都合等辞退期間中のため

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登番氏名支部出身地勝率事故率着順点
合計
出場
回数
備考
4556竹井  奈美福 岡福 岡7.450.011,028140
4897深見 亜由美愛 知愛 知5.880.19788135

※予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期

ドリーム戦のメンバーは?

ドリーム戦は、SG競走初日の12Rで行われるメインレース
メンバーは大会開催の1〜2ヶ月前に発表されます。
「第38回 レディースチャンピオン」の場合は、開催の5週間ほど前の発表でした。

レディースチャンピオンのドリーム戦に出場する選手は、選考期間における勝率上位6名(成績対象期間:2023年6月1日~2024年5月31日)の選手で構成されます。
※選出順位は勝率順とし、勝率が同率の場合は、着順点合計が上位の者から選出。

ちなみに今大会で選出されたのは、浜田 亜理沙選手三浦 永理選手平山 智加選手細川 裕子選手渡邉 優美選手遠藤 エミ選手の6名です。

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選出順位選手名(フリガナ)登録番号支部勝率着順点合計
1浜田 亜理沙(ハマダ アリサ)4546埼玉7.312,099点
2三浦 永理(ミウラ エリ)4208静岡7.201,959点
3平山 智加(ヒラヤマ チカ)4387香川7.121,959点
4細川 裕子(ホソカワ ユウコ)4123愛知7.022,168点
5渡邉 優美(ワタナベ ユミ)4590福岡6.861,763点
6遠藤 エミ(エンドウ エミ)4502滋賀6.841,552点
出典:BOAT RACE公式サイト

ドリーム戦の出場権を手に入れたのは、選考期間における勝率上位6名(成績対象期間:2023年6月1日~2024年5月31日)の選手です。
さすがは多くのファンを抱える人気女子レーサーばかり。
実力・戦績・知名度すべてがトップレベル、ボートレースファンであれば知らない人はいない錚々たるメンバーですね。

ちなみにドリーム戦は他のレースよりもハイレベルな戦いとなり、着順を取るのが難しいため、同じ開催でも他の一般予選レースと比べて得点率も高くなっています。

ドリーム戦は得点率が高いので、予選通過の鍵となる。
人気選手が一堂に会するドリーム戦に選ばれる選手に注目しよう!

注目の出場選手

2024年の「第38回 レディースチャンピオン」に出場する選手の中から、注目したい選手3名をピックアップして紹介します。
タイトル奪還・連覇を狙う歴代優勝選手にも注目したいですね。

遠藤 エミ選手【前回大会の王者が2連覇と3度目の大会制覇を目指す!】

名前(フリガナ)遠藤 エミ
(エンドウ エミ)
登録番号4502
生年月日1988年2月19日
身長154cm
体重47kg
血液型A型
支部滋賀
登録期102期
級別A1級

2022年3月に大村競艇場で開催された「第57回 ボートレースクラシック」で女子選手として初めてSG優勝を飾った遠藤 エミ選手。

「女子がSGを勝つのは無理」と言われ続けてきたボートレースにおいて、70年の歴史を大きく動かした女子レーサーであり、男子選手にもSG競争で勝てることを証明した存在です。

女子競艇界ではトップの実力を誇り、今大会を制すれば連覇と2021年・2023年に続く3度目の“夏の女王”のタイトル獲得となります。

2008年5月にびわこ競艇場でデビューし、4か月後に42走目にして初勝利を飾ると、2012年11月には「一般・男女W優勝戦 第15回 日本財団会長杯競走」で初優勝。
その後も、2017年12月に大村競艇場で開催された「G1・第6回 クイーンズクライマックス」でG1初優勝、2015年8月の「第61回 ボートレースメモリアル」でSG初出場とSG初勝利を果たました。
直近では、2024年2月に尼崎競艇場で開催された「G1・第67回 近畿地区選手権競走」で通算1,000勝を達成するなど、男子顔負けの活躍を見せてくれる女王候補の一人です。

SGの優勝回数は1回、G1では優勝4回と優出15回を数えており、再びのSG優勝というニュースも期待できるとともに、“夏の女王”と“冬の女王”のダブルタイトルの獲得が期待されるところ。

2023年のレディースチャンピオン覇者が、史上4人目となる連覇と、自身3度目のタイトル獲得を目指して、女子競艇界最強の称号を狙います。

渡邉 優美選手【勢いに乗るスピードクイーンが初制覇を目指す!】

名前(フリガナ)渡邉 優美
(ワタナベ ユミ)
登録番号4590
生年月日1992年9月19日
身長161cm
体重49kg
血液型B型
支部福岡
登録期105期
級別A1級

数多くのボートレーサーの中でも屈指の「スタート巧者」であり、どのコースからでも1マークを先取りできる唯一無二の速攻派選手です。

2021年に芦屋競艇場で出した「当時のモーター最速タイム(男女総合)・1分45秒4」は全場最速タイムで、艇界屈指のスピードスターでもあります。

2009年11月に芦屋競艇場でデビューを飾るものの、なかなか勝利に恵まれず、2011年7月に初勝利。
2015年8月にはG1初出場にして初勝利を手にすると、デビューから約6年2か月後の2016年1月に大村競艇場で開催された「一般・第12回 夢の初優勝男女W決定戦」で悲願の初優勝。
さらに2022年3月に通算500勝、2023年5月には「第50回 ボートレースオールスター」でSG初出場・SG初勝利を果たしています。

そして、レディースチャンピオンにおいては、いまだ掴めていない“夏の女王”のタイトルを狙う注目株です

浜田 亜理沙選手【今最も勢いのある2023年クイーンズクライマックス女王が初制覇なるか!?】

名前(フリガナ)浜田 亜理沙
(ハマダ アリサ)
登録番号4546
生年月日1988年3月19日
身長163cm
体重48kg
血液型B型
支部埼玉
登録期104期
級別A1級

近年、目覚ましい活躍で女子競艇界のトップに上り詰めた、浜田 亜理沙選手。

2023年12月31日に多摩川競艇場で開催された「G1・第12回クイーンズクライマックス」でG1初優出初制覇と同時に通算500勝を達成して話題になりました。

プライベートでは、2013年1月に同じ競艇選手の中田 竜太選手(4547)と結婚して、広島支部から埼玉支部に移籍しています。

2024年3月に戸田競艇場で開催された「第59回 ボートレースクラシック(総理大臣杯争奪 鳳凰賞競走)」では、SG初出場にして初勝利を手にしたうえ、史上4例目の「SG夫婦同時出場」するなど、夫婦ともに第一線で活躍中です。

戦績としては、2009年5月に当時の地元・宮島競艇場デビューを果たし、同年9月に41走目にして初勝利を達成すると、2012年2月に児島競艇場で開催された「G3・女子リーグ第3戦 第24回 瀬戸の女王決定戦」で初優勝を飾っています。

レディースチャンピオンでの目立った活躍はまだありませんが、2024年後期の女子レーサー勝率ナンバーワンとして挑む今大会での初制覇が期待されます

レディースチャンピオンの結果予想

「第38回 レディースチャンピオン」の予想に役立つデータをご紹介します。
女子競艇界のトップレーサー同士の戦いとあって、選手同士の実力差はそこまで大きくありません。
そのため、モーターの機力勝負が大きく影響することも確か。
モーターの舟足や部品交換などの整備に関する情報は必ずチェックしておくことを推奨します。

過去の結果を参考に

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開催回数優勝戦実施日開催場決まり手出目配当
第38回2024年8月12日福岡逃げ123950円
第37回2023年8月6日まくり2459,450円
第36回2022年8月7日丸亀恵まれ3623,650円
第35回2021年8月10日浜名湖逃げ1251,120円
第34回2020年8月10日多摩川まくり2131,710円
第33回2019年8月12日蒲郡逃げ1431,870円
第32回2018年8月5日桐生逃げ1262,730円
第31回2017年8月6日芦屋逃げ1432,220円
第30回2016年8月7日抜き1431,730円
第29回2015年8月9日丸亀抜き35133,270円
第28回2014年8月11日三国逃げ1451,520円
出典:ボートレース福岡Official Site
出典:ボートレース福岡Official Site
出典:BOAT RACE公式サイト

優勝戦の予想で特に気に留めておきたいことは、「高確率でイン逃げ」が決まっていること。
過去の結果を見れば一目瞭然ですよね。
また配当については、10倍~30倍程度の手堅い決着が多いことから、手堅い買い目がよさそうです。

そのほか123143のようなスジ舟券のほかに、ダッシュ勢が舟券に絡む機会も多く見られるため、2着・3着の予想をする際は広めに買っておくことをお勧めします。

ボートレース福岡の特徴は?

出典:BOAT RACE公式サイト
出典:ボートレース福岡Official Site

ボートレース福岡といえば、水質が汽水で干満差があり、風向き・風の強さ・潮の干満によって独特のうねりや引き波が発生するため、江戸川競艇場と並んで選手にとって走りにくい全国屈指の難水面と言われています。

水の特性としては、潮の影響が大きく、他の競艇場より1日のなかで水面の高さが変わりやすいことがあげられます。

満潮付近や上げ潮では、競走水面が不安定で乗りにくくなり、選手が本来の実力を発揮しにくくなるため、コースの有利不利の影響が大きくなるので、1コースの艇がさらに有利に。

一方、干潮付近や下げ潮では、競走水面が安定して乗りやすくなって、選手が本来の実力を発揮しやすくなるため、実力上位の選手なら1コース以外からでも1着を狙えるようになります。

そのため、大潮や中潮の日は潮の影響が大きいので、予想するときに潮の影響を重視し、逆に小潮・長潮・若潮は潮の影響が小さいので、他の予想材料を重視するのがおすすめです。

天候や風速などのコンディションに要注意!

レディースチャンピオンの開催時期は夏季であり、比較的穏やかな季節でもあります。

そのため、前述の福岡競艇場の特徴を考慮して予想を立てることをおすすめします。

特に大潮や中潮の日、潮の影響が大きいコンディションでは競走水面が不安定で乗りにくくなり、選手が本来の実力を発揮しにくくなるため、地元レーサー荒水面(江戸川・戸田)を得意とする選手は要チェックですよ!!

出典:ボートレース福岡Official Site
出典:BOAT RACE公式サイト

レディースチャンピオンの結果は?

2024年8月7日~12日まで津競艇場で開催された「PG1・第38回 レディースチャンピオン」。
その結果について、まずはレースの展望から順に見ていきましょう。

レース展望

  • ボートレース公式サイトに掲載されていた、最終日の推奨レース展望(12R)の内容をご紹介します。

予選トップ通過から準優はイン逃げ成功。シリーズをけん引してきた遠藤が青写真どおりにファイナルの絶好枠を奪った。機力は高いレベルでバランスがとれており、昨年に続く大会3度目の優勝へ最後も全力で逃げる。2コースに構える地元の渡邉がタイトル奪取に好気合。遠藤の動きを読みスムーズに差してバック肉薄する。センターから角度よく握って回る櫻本。藤原は展開を突いて連争いに参加する。

引用元:レース一覧|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

やはり、レディースチャンピオン開催前から注目されていた遠藤 エミ選手・渡邉 優美選手・浜田 亜理紗選手が順当に優勝戦に駒を進めました。
そのためレースの展望においても、予選をトップ通過して1号艇を勝ち取った遠藤 エミ選手の優勝を特に有力視する声が多く聞かれました。
そのような状況において、レースの展望では「遠藤 エミ選手の他を寄せ付けない逃げ渡邉 優美選手の差しによる逆転櫻元 あゆみ選手のセンターからのまくり」に期待する内容となっています。

出走表
出典:BOAT RACE公式サイト

次に出走表を見てみましょう。
シリーズ4勝を挙げて向かうところ敵なしのシリーズリーダー、遠藤 エミ選手のイン戦。
さすがにトップレベルの実力者が出場する大会の優勝戦だけあって、少数精鋭の猛者ぞろいです。
しかもインコースに控える3選手は連勝狙い。
当地勝率では、藤原 菜希選手が6.86で最も高く、次いで渡邉 優美選手。
スタートタイミングでもG1初優出の藤原選手の0.12が頭一つ抜けて、渡邉選手の0.14が続きます。
さらにモーターでは、遠藤選手が引き当てた18号機が絶好調で、対抗機としては浜田 亜理紗選手の59号機と藤原選手の20号機といったところでしょう。
やはり選手同士の実力差は大きくないように感じますね。
そのため、ここまで述べてきたとおり、過去のレディースチャンピオンの優勝戦の結果を判断基準として考えていきましょう。
ここでは「3分の2がイン逃げ」で1号艇の選手が優勝する確率が高いことが予想するうえでの重要なポイントとなります。
総合的に判断して、モーターの機力も十分で、1枠のアドバンテージがとても大きいため、遠藤 エミ選手への期待が大きくなるところです。

オッズ(単勝・3連単)

単勝オッズ

枠番級別選手名単勝オッズ
1A1遠藤  エミ1.1倍
2A1渡邉  優美6.1倍
3A2櫻本 あゆみ13.8倍
4A1藤原  菜希8.2倍
5A1浜田 亜理沙12.8倍
6A1細川  裕子43.8倍

レディースチャンピオン優勝戦の過去の結果・予選をトップ通過した好調さ・モーターの機力・今節の成績を考慮して、遠藤 エミ選手への期待が大きく反映したオッズとなっています。
そんな中で人気が続いたのは2号艇の渡邉 優美選手。
地元・福岡支部所属で走り慣れた水面への信頼が厚いようです。
そのため、1着は1号艇・遠藤 エミ選手が濃厚といったところでしょうか。
大番狂わせがあるとすれば、全国勝率とスタートタイミングが優秀、かつここまで1着を4本あげている藤原 菜希選手でしょう。
藤原選手が優勝することになれば、G1初優出・G1初優勝の同時達成となるだけに期待が高まります。
続いて3連単オッズを見てみましょう。

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
125(1番人気)6.6
124(2番人気)6.8
123(3番人気)9.5
142(4番人気)13.2
152(5番人気)17.0
132(6番人気)18.7

単勝オッズの結果同様、遠藤 エミ選手を優勢とした予想。
その影響から、1号艇・遠藤 エミ選手を軸とした買い目が人気上位を独占しています。
ヒモとして人気なのは、単勝オッズ2番人気の渡邉 優美選手を2着とした予想で、上位3点を独占しています。
ほかに注目したいのは、4号艇・藤原 菜希選手と5号艇・浜田 亜理紗選手が舟券に絡むであろうと予想する買い目です。
藤原選手をヒモとトリにする買い目は2点、浜田選手をヒモとトリにする買い目も2点あり、期待のほどがうかがえます。
さらに2号艇・渡邉選手が3連単に入るとする買い目は上位6点中すべてを占めており、人気のほどがよくわかる買い目だと言えます。
人気ナンバーワンの125(6.6倍)は、渡邉選手と浜田選手を押す声のあらわれでしょう。

直前情報

直前情報にも注目です。
展示タイムでは遠藤 エミ選手・渡邉 優美選手・藤原 菜希選手の順に伸び足が良いことがわかります。
またチルトについては、カドの藤原 菜希選手が+0.5度の伸び足重視型、ほかの5選手は±0度でバランス型での調整。
また勝負を左右する重要な要素である“水面気象情報”にも注目しましょう。
前レース(11R)時点ではありますが、風速4メートル横風で波高が4センチと波が高めの水面であること、そして晴れているため視界は良好なことがわかります。
このことから、1コースの遠藤選手地元勢である渡辺選手には有利な状況であると推測できるのではないでしょうか。

ピットレポート
出典:BOAT RACE公式サイト
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級別氏名
(登録番号
支部ピットレポート
1A1遠藤 エミ
(4502)
滋賀押してくれているし、出口の力強さがある。全部の足がいい。今日も朝に乗って特訓して変わっていなかった。準優の1枠は緊張した。今節はまくられていますからね。今日も緊張しています。レースではいい緊張感で行きたいですね。(コメント自信度・・★★☆)
2A1渡邉 優美
(4590)
福岡全体的に良い仕上がりです。エンジンは引き出せていると思います。昨日が一番いい状態だったので、今日は微調整だけして行きます。スタートは気象条件によって難しいですけど、集中して行けていると思います。(コメント自信度・・★★☆)
3A2櫻本 あゆみ
(4478)
群馬ターン回りが良くてレース足がいいですね。ちょっと行き足があやしいので、ちゃんとこさせたい。スタートはしっかり掴みたいですね。攻めるレースが出来るようにしたいです。(コメント自信度・・★★☆)
4A1藤原 菜希
(4627)
東京エンジンはすごくいいです。全体的にバランスが取れているし、乗り心地もいいのでレースはしやすいです。ダッシュから、しっかりスタートを決めて一生懸命レースをしたいです。(コメント自信度・・★★☆)
5A1浜田 亜理沙
(4546)
埼玉いい人とは差があるけど、回転が合えばターン回りを中心に悪くないと思います。12レース用にペラは叩きました。乗って調整します。しっかり回転を合わせて行きたいです。展開を突けるような足にはしておきたい。ダッシュのスタートが難しいので、しっかり練習してつかみたいです。(コメント自信度・・★★☆)
6A1細川 裕子
(4123)
愛知エンジンの素性や勝率以上の力を出せています。足は両方いいと思うしバランスが取れている。今の状態から大きく調整をするつもりはないです。ピット離れは出ることはないですね。枠番は遠いけど展開を突けるようにしたい。(コメント自信度・・★★☆)

やはり伸び足とターン回りに重きを置いた様子がうかがえます。
さすがトップレーサーの面々だけあって、整備も直前まで予断がないようです。
あとは優勝戦の風向きや運にも大きく左右される局面ですが、出走選手のコメントを見るに「メンタルも勝敗に大きく影響するのだろうな」と感じました。
ではコンピューター予想ではどのような予想がされているのでしょうか?
いろいろなデータから導き出された予想を見てみましょう。

コンピューター予想
出典:BOAT RACE公式サイト

ここまで考察してきたとおり、コンピューターも遠藤 エミ選手が1着の確率が高いと予想しています。
そして続くのが、渡邉 優美選手と浜田 亜理紗選手。
ちなみに125(6.6倍)は3連単オッズの1番人気です。
では、どのような結果になったのでしょうか?
「第38回 レディースチャンピオン」の結果を見ていきましょう。

レース結果
出典:BOAT RACE公式サイト

3番人気の123で決着。
オッズは9.5倍で950円という結果になりました。

スタートは枠なりで、前提ほぼ揃ったスタートからイン速攻に成功した1号艇・遠藤 エミ選手が、1周1マークを先取ると、他に付け入る隙を与えない旋回で一気に押し切り。
1マークを差しハンドルで回った2号艇・渡邉 優美選手と3号艇・櫻本 あゆみ選手が追走となり123
バックでは1号艇・遠藤選手が早々に抜け出して独走状態に。
2周2マークは先行する2号艇・渡邉選手に3号艇・櫻本選手が追っ付けますがかわされて、内から4号艇・藤原 菜希選手と外から6号艇・細川 裕子選手が前へ出て124
そしてここから3号艇・櫻本選手、4号艇・藤原選手、6号艇・細川選手による熾烈な3着争いに発展します。
2周1マークを3番手で先取って小さくターンした4号艇・藤原選手でしたが、直後に外から6号艇・細川選手がまくって、内からは3号艇・櫻本選手が差し込んで126
2周2マークを4号艇・藤原選手が先マイすると、その外を握り込んだ3号艇・櫻本選手が逆転に成功して123
そのまま最終ターンまで僅差での争いが続きますが、最後まで順位が変わることはなく、123で決着しました。

モーターの機力をいかんなく発揮した際立つ動きで、8戦5勝というまさに“虎に翼”とでもいうべき圧倒的な強さを見せて、遠藤 エミ選手はレディースチャンピオン連覇にして、自身3度レディースチャンピオン優勝
優勝した遠藤 エミ選手の“逃げ”は鉄板だったものの、2番人気の渡邉 優美選手が2着、単勝オッズで人気のなかった(=5番人気の)3号艇・櫻本 あゆみ選手が3着という結末。
人気女子レーサーによる水上の熱き戦いは、女子競艇界唯一のSG覇者・遠藤 エミ選手が“圧倒的なスタート力”を武器に、イン戦速攻で押し切って、史上4人目の大会2連覇
さらに自身3度目の“夏の女王”のタイトル獲得という栄冠を手にしました。

  • 超速報 2024 プレミアムG1 第38回レディースチャンピオン 優勝戦│BOATCAST NEWS 2024年8月12日│
勝利者インタビュー

遠藤 エミ選手、レディースチャンピオン2連覇自身3度目の“夏の女王”のタイトル獲得、おめでとうございます!
たくさんの声援に後押しされて再び掴んだレディースチャンピオンのタイトル。

レース後のインタビューでは、自身のレースについて『もう少し自分に自信が持てるようなレースをしていきたいです。』と語る場面もありましたが、この日が姉で元ボートレーサーの油浦 ゆみさん(4629)の誕生日ということから、姉へ捧げる最高の誕生日プレゼントとなったようです。

終始多くを語らず、それでも笑顔でファンの声援に応える姿がとても印象的でした。

表彰式では、レディースチャンピオンのタイトルについて『(タイトルを)取りたいなというか、取らなきゃいけないと思って。なんか苦しかったです。』『ほっとしました。本当に1日中緊張してたんで、それから解放されて良かったと思って。』と語っていたことから、相当なプレッシャーの中で戦っていたことが伝わってきました。

表彰式の最後に、遠藤 エミ選手がファンにメッセージを贈ってくれたので、その内容をご紹介します。

『最後まで残っていただきありがとうございます。皆さんの声援が本当に力になりました。これからも全力でレースをしていくので、ご声援のほどよろしくお願いします。』

  • 史上4人目の快挙!遠藤エミ レディースチャンピオン連覇!!│BOATCAST NEWS 2024年8月12日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
出典:日刊大衆
出典:日刊大衆
出典:日刊大衆
出典:日刊大衆
出典:zakzak by夕刊フジ
【レディースチャンピオン】節イチパワーで圧逃!遠藤エミが大会連覇で女子最多タイGⅠ4度目V/ボートレース

【レディースチャンピオン】節イチパワーで圧逃!遠藤エミが大会連覇で女子最多タイGⅠ4度目V/ボートレース

2024/08/12 19:52

大会連覇を飾った遠藤エミ(右)は、ボートレースのCMに出演中のお笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾から〝カッコイイ~〟ポーズで祝福されて笑顔

2年連続〝金メダル〟!!
 福岡ボートでは初開催となった〝真夏の女王決定戦〟「PGⅠ第38回レディースチャンピオン」は12日、第12Rで優勝戦が行われ、女子ただ一人のSG覇者である遠藤エミ(36)=滋賀=が逃げ快勝。昨年の第37回(津)から史上4人目となる連覇で3度目の大会V(GⅠは通算4度目のV)を飾り、優勝賞金1300万円を獲得して女子賞金ランク1位へ躍り出た(全体では21位)。2着は地元福岡の渡辺優美、3着には桜本あゆみが入った。

大会ポスターに記された〝最強ヒロイン〟のフレーズにふさわしい、圧倒的な逃走劇だった。イン速攻を決めた遠藤が2011、2012年の田口節子(岡山)以来、史上4人目の大会連覇。女子賞金ランク首位に立ち、男子を含む全選手でも21位に浮上した。

「12日はお姉ちゃん(元選手の油浦ゆみ)の誕生日なので『優勝したいな』と思っていました」

姉のバースデーを最高の形で祝えたことには笑顔を浮かべたが、自身の評価は普段通りにシビアだった。

「(最終日は)一日中緊張していました。自分に自信がないから緊張していたんだと思うし、メンタル的にも、実力的にも、もっと強くなりたいですね」

2022年3月の大村クラシックで女子初のSG覇者に輝き、同年末の大村グランプリに女子として初出場。今回でGⅠ優勝回数も田口と山川美由紀が持つ女子最多記録4Vに肩を並べた。女子屈指の実力と実績の持ち主だが、文句なしの結果を出してもなお、自らの未熟さを強調する。貪欲に上を目指す向上心が、強さに磨きをかけている。

加えて、今大会は節イチ級のパワーを誇る18号機の後押しも強力。序盤は調整が合わず崩れるシーンもあったが「4日目からはペラを叩かずにいけた。優勝戦の足も完璧だったし、エンジンは本当によかったと思います」と仕上がりは万全。4日目10Rで3コースから強烈なまくりを決めて予選トップ通過を果たし、王道Vの流れに乗った。

今年のSGは3月の戸田クラシックと7月の大村オーシャンカップで予選を突破。「モチベーションが上がってきているところでした」と勢いを加速させて臨んだPGⅠを制した。次節のとこなめ一般戦の次には、びわこ代表として臨むSGメモリアル(まるがめ、8月27日~9月1日)が控えている。

「(2度目のグランプリ出場も)チャンスがあれば」と意欲を見せる最強女王の走りから、ますます目が離せなくなってきた。

引用元:【レディースチャンピオン】節イチパワーで圧逃!遠藤エミが大会連覇で女子最多タイGⅠ4度目V/ボートレース – サンスポZBAT! (sanspo.com)

【福岡ボート PG1レディースチャンピオン】遠藤エミ 史上4人目連覇「ホッとしています」

【福岡ボート PG1レディースチャンピオン】遠藤エミ 史上4人目連覇「ホッとしています」

[ 2024年8月13日 04:30 ]

 堂々の大会連覇だ。ボートレース福岡のプレミアムG1「第38回レディースチャンピオン」の優勝戦が12日の12Rで行われ、1号艇の遠藤エミ(36=滋賀)がインからコンマ11のスタートを決めて押し切りに成功。24、25回大会の田口節子以来、史上4人目となる大会連覇を達成した。2着には差した渡辺優美、3着には道中接戦をさばいた桜本あゆみが入った。

 最強女王に新たな勲章が加わった。史上4人目のレディースチャンピオン連覇を決めた遠藤。ファイナル決戦も万全な状態に仕上がった18号機を全面的に信頼した。レースはコンマ11の負けないスタートを決めてイン先マイ。あっさりと他5艇を置き去りにした。

 「1マークは思ったほどうねっていなくて落としすぎたかなって。でも、私の足が一番が良かったし、自分のターンができれば大丈夫だと思っていました」

 序盤からエンジンの手応えは上々だった。初日ドリーム戦こそ調整ミスで見せ場なく終わったものの、2日目以降はきっちり軌道修正。小野生奈の強ツケマイに屈して4着に敗れた3日目のイン戦も「失敗があったから準優も逃げ切れたと思う」と引きずることはなく、常に前を見続けた。

 「連覇とかはあまり意識はしていませんでした。とにかく勝ちたい、優勝したいなと。一日中緊張していたのでホッとしました」

 2年前のクラシック(大村)で女子レーサー初のSG戴冠という偉業を達成。歴史の扉をこじ開けた遠藤に待ち受けていたのは重圧の日々だった。SG、G1の斡旋が多くなり、必然的に男子の一線級と戦う機会が増加。他の女子選手とは一線を画す孤高の闘いが続く中で、心が折れそうになったことも一度や二度ではない。

 「チャンスがあったのに結果を残すことができなくて。でも、今年に入ってから記念やSGで予選を突破できて、ちょっとずつ自信になってきた。もっと頑張ろうって思えました」

 この優勝で賞金ランクは女子では1位、全体でも21位まで上昇した。SGを制して初のチャレンジとなった2年前のグランプリは1st敗退で力不足を痛感。その時よりも成長しているという自負がある。

 「でも、最後に緊張したのも自分にまだ自信がないからでしょうね。メンタルも技術も磨いて、もっと強くなりたい」

 目指すはボートレース界の頂点。この先、誰も見たことがない景色をファンに見せてくれるはずだ。

引用元:【福岡ボート PG1レディースチャンピオン】遠藤エミ 史上4人目連覇「ホッとしています」― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

レース考察

「第38回 レディースチャンピオン」優勝決定戦における勝利のカギとなったのは遠藤 エミ選手の“プレッシャーに打ち勝つほどの強靭なメンタルと旋回力”ではないでしょうか。

大事な局面を安全なスタートで乗り切るのではなく、スタートを全力で踏み込んでみせたイン戦速攻
そして、後続艇に前へ出る隙を一切与えない見事なターンで押し切るスタイルは、まさに遠藤 エミ選手のレースの真骨頂だといえるでしょう。

観客席からの多くの拍手があがる印象的なレースでした。

  • ボートレース公式サイトに掲載されていた、レース考察の内容をご紹介します。

コンマ11のスタートで駆け抜けた遠藤が1マークを先制します。まくらせず差させずの旋回を繰り出して他艇をシャットアウト。バックストレッチで艇を伸ばした遠藤は続く2マークも真っ先に回ると、あっけなくセーフティーリードを確保します。単独トップに立った遠藤は以降も手綱を緩めないレースを披露。文句なしの逃走劇で完勝し、2年連続3回目のレディースチャンピオン優勝を達成しています。

引用元:レース一覧|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
出典:日刊大衆

SNSの反応

福岡競艇場で初めて開催され、初のサマータイム開催となった「第38回 レディースチャンピオン」。
遠藤 エミ選手が史上4人目の大会2連覇を果たしたとともに、自身3度目の“夏の女王”のタイトル獲得という結果で幕を閉じましたが、SNSではどのような投稿があったのでしょう。
その一部をご紹介します。

SNS上には「佐賀支部4連覇」「今の女子レーサーの中ではずば抜けて強い」「うねりとプレッシャーに打ち勝ち、夏の“最強ヒロイン”へ!」「勝利おめでとうございます!いやぁ強い!!」といった遠藤 エミ選手の圧倒的な強さを称賛するメッセージが多数投稿されていました。

そのほかにも、サマータイムレースだったことから、夕陽まぶしいという意見や『果てしなく暑く 西日の強い中 優勝戦を観戦』という声や、『お姉さんの誕生日♡最高の誕生日プレゼント』という声も聞かれました。

まとめ

今大会の優勝戦では圧巻のスタート力と見事なターンを駆使して、遠藤 エミ選手が史上4人目の大会2連覇と自身3度目の“夏の女王”のタイトル獲得。
2年連続のレディースチャンピオン王座獲得にして通算42回目の優勝を達成しました。

『(1号艇の)遠藤 エミ選手が優勝するだろう。』という多くのファンの予想が当たり、超絶スキルが光ったレースだけあって、多くの観客も納得の結果で幕を下ろしました。

その証拠に組番123は3番人気、3連単のオッズ9.5倍で950円という結果です。
トップレベルの人気と実力を兼ね備えた女子レーサー達が、真夏の水面で女王の座をかけて競う、熱いレースに心が躍ったボートレースファンが多かったことと思います。

10月には戸田競艇場でボートレースダービーの開催を控え、年末のグランプリに向けて、さらに白熱していく競艇界のビッグレース。
艇界屈指のレーサーによるトップレベルの戦いもいよいよ折り返し!
これから年末に向けてボートレースファンの期待はますます高くなっていくことでしょう。

  • レディースチャンピオンは2013年の第26回大会から開催時期が変更されて、8月上旬の開催に変更された
  • 正式名称は「女子王座決定戦競走
  • 級別は不問であるが、選考期間内における勝率で出場選手が選出される
  • 前年度のレディースチャンピオンの優勝者や、直近のレディースオールスター競走の優勝者選考期間内のオールレディース競走の優勝者など52名に出場資格が与えられる
  • 優勝賞金は1,300万円
  • 2024年の「第38回 レディースチャンピオン」は、8月7日~12日までの6日間ボートレース福岡で開催
  • ドリーム戦に出場する選手は、選考期間内における勝率(=選出順位)上位6名
  • 注目選手は、守屋 美穂選手(4482)渡邉 優美選手(4590)浜田 亜理沙選手(4546)
  • 2024年は遠藤 エミ選手が8戦5勝で2年連続、自身3度目の優勝を果たした
  • 組番の123は3番人気、3連単のオッズは9.5倍

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