2025年12月16日(火)~21日(日)まで、住之江競艇場(大阪府大阪市住之江区)で開催されるSG競走「ボートレースグランプリ(THE GRAND PRIX)(正式名称:賞金王決定戦競走)」。
ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)は毎年12月中旬~下旬に開催され、選考期間内(開催年の1月1日~チャレンジカップ終了日まで)の獲得賞金額の上位18位(シリーズ戦は上位60位)までの選手が集まり、ボートレース界の“頂点”を決するレースです。
賞金ランキング上位18位までの選手は「グランプリ(賞金王決定戦)」、19位~60位までの選手が「グランプリシリーズ(賞金王決定シリーズ)」に振り分けられ、2部構成で並行して開催されます。
とくにグランプリは1年に8回開催される、ボートレースにおける最上位・SG(スペシャルグレード)競走の1つにカウントされ、伝統と歴史のある5大SG競走「GRANDE5」の最終戦にあたるため、昨年の売上高は6日間で291億9,050万8,800円(前年比+7.6%)で、チャレンジカップの2倍近いの売上額を誇る大盛況の人気シリーズ。
1986年に創設され、ボートレースで5番目に古い伝統を誇るSG競走であり、その盛り上がりと売上額は他のSG競走の比ではありません。
グランプリの優勝戦に進出することは全てのボートレーサーの目標とされ、最高峰のレースに位置づけられています。
グランプリ(シリーズ戦含む)の住之江競艇場での開催は3年連続、33回目の開催。
ちなみに住之江競艇場で開催された前回のグランプリは、2024年の第39回大会では群馬支部の毒島 誠選手(4238)が優勝し、自身初のグランプリ制覇を達成しています。
今年はどのような顔ぶれになったのでしょうか?
グランプリに出場する選手は、2025年のSG競走を制した選手をはじめ、超豪華かつ錚々たるトップレーサー。
今年の1月1日からチャレンジカップ終了時点での賞金ランキングの上位18名のみが出場を許される輝かしい舞台なのです。
グランプリには地元・大阪支部から上條 暢嵩選手(4719)が出場します。
初めて出場権を獲得したのは、東京支部の佐藤 隆太郎選手(4847)をはじめ、佐賀支部の末永 和也選手(5084)の2名。
なお、第40回大会で初出場の座を手にした佐藤 隆太郎選手は、2025年3月末の「SG・ボートレースクラシック」と5月末の「SG・ボートレースオールスター」を連続で制して、今年はじめてSG競走で初制覇してから怒涛の2連続SG載冠という偉業を成した逸材です。
一方のグランプリシリーズに出場できる選手も賞金ランキングの上位60位までの総勢42名であり、こちらも狭き門を通過した強者しか出場することはできません。
地元・大阪支部からは松井 繁選手(3415)・山崎 郡選手(4760)・湯川 浩司選手(4044)・西村 拓也選手(4397)、そして初出場で井上 一輝選手(4826)の5名が出場します。
さらにシリーズ戦で初出場を決めたのは、徳島支部の菅 章哉選手(4571)、愛知支部の前田 滉選手(5068)香川支部の中村 日向選手(5043)、さらに岡山支部からは渡邉 和将選手(4361)と入海 馨選手(4886)、そして前述した井上選手の6名が出場権を獲得しました。
ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)ってどんなレース?
毎年12月中旬~下旬に開催されるSG競走が「ボートレースグランプリ(THE GRAND PRIX)」。
正式名称は「賞金王決定戦競走」で、略称を「グランプリ」というと同時に、記載する場合には「GP」と記されることも多いです。
ボートレースグランプリは1986年に創設され、ボートレースダービー・ボートレースメモリアル・ボートレースクラシック・ボートレースオールスター続いて5番目に古い伝統を誇り、レース名に「ボートレース」を冠する最も新しいSG競走です。
もともとは「賞金王決定戦競走」と呼ばれていましたが、2014年の第29回大会から現在の通称名「ボートレースグランプリ」と呼ばれるようになりました。
ボートレースのSG競走の中でも、特に格式の高いレースに位置付けられるGRANDE5(グランデファイブ)の最終戦に位置づけられており、優勝賞金はボートレースで最も高く設定されています。
グランプリ優勝戦の優勝賞金は、2023年の第38回大会より1億1,000万円に増額されました。
この額は1レースの賞金額としては競輪の「KEIRINグランプリ」の優勝賞金1億4,000万円に次ぐ世界2番目の最高賞金額となっています。
ちなみに、優勝賞金を最初に1億円の大台に乗せたのはボートレースグランプリが先で、ギネス世界記録にも認定されているそうです。
このような実情と本競走で優勝したボートレーサーが賞金王になる確率が高いことから「ボートレースの日本シリーズ」と称されることもあります。
このボートレースグランプリでトライアル1stと2ndを勝ち上がり、優出した6名の選手は翌年に開催されるチャレンジカップとグランプリを除くすべてのSG競走への優先出場権を獲得できることから、開催年だけでなく翌年への影響も大きいです。
また並行して開催されるSG競走「グランプリシリーズ(※2013年までは(賞金王)シリーズ)」とは2部構成で並行して開催され、シリーズ戦はトライアル1stの得点率下位6名に獲得賞金ランキングの19位~60位までの42名を加えた総勢48名で争われます。
ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)の選考期間は、開催年の1月1日~チャレンジカップ最終日までの期間に設定されています。
年間獲得賞金ランキングの上位18名がグランプリ、19位~60位の選手がシリーズ戦の出場メンバーに選出されるため、選出されるには弛まぬ努力と着実に成績を修め続けることが重要であり、完全実力主義の激熱なバトルが見られる最終戦。
なお、開催地は他のSG競走とは違って持ち回りではなく、、“ボートレースのメッカ”や“ボートレースの聖地”の異名を持つボートレース住之江で開催されることが多いものの、6~7年に1度の頻度で平和島・戸田・福岡・大村などで行われてきた歴史があります。
2024年と2025年は通常どおり住之江競艇場での開催でしたが、2026年は大村競艇場に開催地を移して、ナイターレースでの開催となります。


1年間で8回開催されるSG競走は以下の9タイトルです。
グランプリシリーズはグランプリと並行開催のため、開催回数にはカウントしません。
- 【GRANDE5】ボートレースクラシック(鳳凰賞 内閣総理大臣杯)
- 【GRANDE5】ボートレースオールスター(日本モーターボート競走会会長杯)
- グランドチャンピオン決定戦(日本モーターボート競走会会長杯)
- オーシャンカップ
- 【GRANDE5】ボートレースメモリアル(モーターボート記念競走)
- 【GRANDE5】ボートレースダービー(全日本選手権)
- チャレンジカップ(競艇王チャレンジカップ)
- 【GRANDE5】ボートレースグランプリ(賞金王決定戦)
- グランプリシリーズ(賞金王シリーズ戦)
ボートレースグランプリの流れ
通常のSG競走とは一線を画すボートレースグランプリ。
大きなレースということは漠然と理解できていても、実際にどのようなシリーズなのか?
ボートレース住之江で開設している「グランプリ特設サイト」で説明されている内容は以下のとおりです。

SGグランプリって何?
グランプリ…それは1億円超えの賞金を争う大舞台!
グランプリとは、毎年12月下旬に行われるボートレースにおける一番の栄光の大舞台!
出場資格を得ることができるのは、1年間の獲得賞金額上位の18名のみ。
ボートレース界最高峰の猛者たちが、金のヘルメットと1億円を超える賞金を巡って鎬を削りあい、最強の選手を決定する!
獲得賞金額上位19位~60位の選手たちが出走する“グランプリシリーズ”も同時開催!
こちらもハイレベルな戦いで目が離せない! 1年に1度の大舞台を目に焼き付けよう!
ここまではわかっていても、ボートレース初心者のなかには通常のSG競走とは一味違うグランプリの流れを理解できていない方も多いのではないでしょうか?
一度理解してしまえば難しいことではないのですが、説明を聞いたり、文章を読むだけで完全に理解するのはなかなか難しいかも知れません。
そのため今回はボートレース住之江で開設している「グランプリ特設サイト」の画像を参考にご説明します。
おおまかなグランプリの流れは以下のとおりです。

ルール説明
グランプリは2ステージ制で行われる。まずは、獲得賞金7~18位の12名が得点率上位6位以内を争う“トライアル1st”。
そして、その得点率上位6名に獲得賞金ランキング1~6名を追加した12名でさらに得点率上位を争うのが“トライアル2nd”。
“トライアル2nd”の上位6名に入ることができた者が、最終日に行われる優勝戦への切符を得ることができる!



競艇界を代表するトップレーサーが集うとあって、選手同士の実力差はそこまで大きくないと言われるSG競走。
その予想をする上で欠かせない情報が“モーターの機力”でしょう。
選手同士の整備技術も判断基準となりますが、機力が十分なモーターを引き当てる強運の持ち主としては、2023年の覇者・石野 貴之選手が有名なところ。
しかし、2025年のグランプリでは石野 貴之選手の欠場が決定しているため、次なる強運の持ち主は誰なのかにも注目が集まるとともに、グランプリで勝利するための重要なカギの一つは「クジ運」とも言えます。
トライアル1stの初戦こそ賞金ランキングの順位で枠番が割り当てられますが、なんと2走目以降の枠番は前走で1着を取った選手から順に厳正なガラポン抽選で決まるのです。
1年の締めくくりに公平かつ平等な抽選で“今年一番の運試し”だなんて…
約1,600名のボートレーサーの“頂点”に立つためには「運も実力のうち」と言ったところでしょうか。
《12月3日追記あり》【初日・2日目】トライアル1st
「トライアル1st」には、賞金ランキング7位〜18位にランクインした12名の選手が出場します。
出走回数はたったの2走しかありません。
前述のとおり、「トライアル1st」の初戦は獲得賞金ランキングの順位で枠番が割り当てられ、2日目は初日の成績で出走するレースに割り振られたのちに抽選で枠番が決定します。
そして1走目と2走目を走った得点率の上位6名が勝ち上がり、3日目以降のトライアル2ndに進出できる資格を手にすることができるのです。
もちろん、ここで得点率下位の6名はグランプリ本戦敗戦となるため、3日目からはグランプリシリーズの予選に合流して戦うことになります。
まさにグランプリこぞ“失敗の許されない勝ち抜き戦”なのです。
**12月3日追記**
グランプリ初日の12月16日(火)に行われる「トライアル1st」とグランプリシリーズの「特別戦」の枠番が発表されましたのでご紹介します。
- 【グランプリ(12月16日):トライアル1st・第11レース】

| 枠番 | 選手名(フリガナ) | 登録番号 | 支部 | 級別 | 獲得賞金額 | 順位 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 峰 竜太(ミネ リュウタ) | 4320 | 佐 賀 | A1 | 104,264,666円 | 8位 | 3年連続11回目 |
| 2 | 西山 貴浩(ニシヤマ タカヒロ) | 4371 | 福 岡 | A1 | 100,265,466円 | 9位 | 2年連続4回目 |
| 3 | 白井 英治(シライ エイジ) | 3897 | 山 口 | A1 | 91,285,000円 | 12位 | 3年ぶり11回目 |
| 4 | 佐藤 翼(サトウ ツバサ) | 4573 | 埼 玉 | A1 | 85,515,000円 | 13位 | 2年連続2回目 |
| 5 | 中島 孝平(ナカジマ コウヘイ) | 4013 | 福 井 | A1 | 79,425,533円 | 16位 | 2年ぶり7回目 |
| 6 | 原田 幸哉(ハラダ ユキヤ) | 3779 | 長 崎 | A1 | 78,933,000円 | 17位 | 3年ぶり8回目 |
- 【グランプリ(12月16日):トライアル1st・第12レース】

| 枠番 | 選手名(フリガナ) | 登録番号 | 支部 | 級別 | 獲得賞金額 | 順位 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 山口 剛(ヤマグチ ツヨシ) | 4205 | 広 島 | A1 | 106,756,666円 | 7位 | 2年ぶり4回目 |
| 2 | 上條 暢嵩(カミジョウ ノブタカ) | 4719 | 大 阪 | A1 | 93,402,666円 | 10位 | 2年連続3回目 |
| 3 | 新田 雄史(ニッタ ユウシ) | 4344 | 三 重 | A1 | 92,263,903円 | 11位 | 4年ぶり5回目 |
| 4 | 宮地 元輝(ミヤチ モトキ) | 4445 | 佐 賀 | A1 | 85,792,466円 | 14位 | 2年連続2回目 |
| 5 | 関 浩哉(セキ ヒロヤ) | 4851 | 群 馬 | A1 | 84,621,266円 | 15位 | 2年連続2回目 |
| 6 | 磯部 誠(イソベ マコト) | 4586 | 愛 知 | A1 | 77,043,546円 | 18位 | 2年ぶり3回目 |
- 【グランプリシリーズ(12月16日):特別戦・第10レース】

| 枠番 | 選手名(フリガナ) | 登録番号 | 支部 | 級別 | 獲得賞金額 | 順位 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 丸野 一樹(マルノ カズキ) | 4686 | 滋 賀 | A1 | 75,111,000円 | 19位 | 2年連続4回目 |
| 2 | 吉田 拡郎(ヨシダ カクロウ) | 4166 | 岡 山 | A1 | 73,472,000円 | 20位 | 3年連続10回目 |
| 3 | 菅 章哉(スガ フミヤ) | 4571 | 徳 島 | A1 | 72,566,733円 | 21位 | 初出場 |
| 4 | 瓜生 正義(ウリュウ マサヨシ) | 3783 | 福 岡 | A1 | 72,337,000円 | 22位 | 4年連続13回目 |
| 5 | 山田 康二(ヤマダ コウジ) | 4500 | 佐 賀 | A1 | 71,811,000円 | 23位 | 3年連続5回目 |
| 6 | 井口 佳典(イグチ ヨシノリ) | 4024 | 三 重 | A1 | 71,636,756円 | 24位 | 4年連続10回目 |
【3日目〜5日目】トライアル2nd
グランプリ2日目までの「トライアル1st」を勝ち抜いた6名の選手は、3日目の「トライアル2nd」でさらに厳しい選手を相手にすることになります。
…というのも、賞金ランキングの1位~6位にランクインしている獲得賞金1億円越えレーサー達は「トライアル2nd」から出場するからです。
つまり、「トライアル2nd」では『トライアル1stを勝ち抜いた6名+賞金ランキングトップの6名を合わせた計12名』が生き残りをかけて熾烈な2レースを戦うことになります。
全4レースが行われ、2走して獲得した得点率の成績上位6名が最終日の「グランプリ優勝戦」へ進出し、7位以下の選手は同日開催の「順位決定戦」に回ります。
【最終日】優勝戦
「トライアル2nd」で勝ち抜いた得点率上位6名の選手が最終日・第12レースの「優勝戦」でグランプリ制覇を目指し、得点率が7位〜12位となった下位の6選手は第10レースの「順位決定戦」に出場します。
「優勝戦」「順位決定戦」ともに枠番はこれまでのガラポン抽選ではなく、内枠から「トライアル2nd」の得点率上位順に割り当てられることになっており、最終日は“運”ではなく、グランプリの選出条件に立ち返って、“実力のもとに積み上げてきた戦績”がものをいう、1年の集大成とも言うべき一戦が繰り広げられるのです。
ちなみに、「トライアル2nd」への進出を決めた時点で、グランプリ最終日の「グランプリ優勝戦」もしくは「順位決定戦」に出場できることが確定するしくみのため、獲得賞金額は最低でも「順位決定戦」6着の400万円。
さらに、グランプリ本戦の「優勝戦」に進出できれば、6着でも2,000万円、優勝した暁には1億1,000万円という巨額の優勝賞金を手にすることができます。
出場条件は?
ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)は、チャレンジカップと同様に“優先出場権が設けられていない大会”です。
他のSG競走では、前年度のグランプリ優勝戦出場者や直近のSG競走の優勝者などに優先出場権が与えられますが、チャレンジカップとボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)の出場権獲得の条件は選考期間内における獲得賞金ランキング上位に入ることのみ。
そのため、たとえ直近のSG競走であるチャレンジカップを制しても出場権が与えられないという、完全実力主義のシビアな大会とも言えるでしょう。
グランプリの出場選手18名とシリーズ戦出場選手42名は、出場選出順位の発表後に異議申請期間を経て、毎年11月下旬に正式決定されます。
選考の対象となるのは、開催年の1月1日〜チャレンジカップの最終日。
ただし、出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件もあるので注意が必要となります。
出場資格は下記のとおりです。
- 【グランプリ】選考期間内における獲得賞金ランキング上位18名
- 【シリーズ戦】選考期間内における獲得賞金ランキング上位19位~60名
選出除外
上記の出場資格を満たしていても、以下に該当する選手は選出除外となってしまいます。
- フライング休みが当該競走の前検日を含む開催期間と重複する選手
- 前々回(2年前)のグランプリから開催年のチャレンジカップのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
- 前回(前年)のグランプリ(シリーズ戦)から開催年のチャレンジカップのSG準優勝戦及び賞金王決定戦の「トライアル1st、2nd、順位決定戦」で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
- 褒賞懲戒規程による選考期間から前検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分・斡旋保留処分を受けた選手
- 怪我・病気による出場辞退者
選出順位上位6名に与えられる恩恵
通常のSG競走では、選出順位の上位6名によって競走初日の12Rで行われるメインレース・ドリーム戦が存在します。
しかし、ボートレースグランプリにはドリーム戦は存在しません。
通常なら選出されたメンバーには、同じ開催でも他の一般予選レースと比べて高い得点がドリーム戦を走ると得られることから、予選通過が有利になるという恩恵があります。
しかし、ボートレースグランプリで選出順位上位6名に入るということは、ドリーム戦とは比べ物にならないほどの素晴らしい恩恵を得ることができるのです。
その恩恵とは、グランプリ本戦において無条件で「トライアル1st」(1日目・2日目)を免除されるうえ、「トライアル2nd」初日の3日目では内枠から順に3コースまでに配置されるということ。
選出順位上位6名に入ることで、「トライアル1st」が免除されて、「トライアル2nd」は初戦を内枠から出走できるアドバンテージはとても大きく、このシビアな大会で勝ち進むために「トライアル1st」から神経をすり減らして戦うのと、序盤の時間をめいっぱい整備に使って「トライアル2nd」から同じスタートラインに立つのでは雲泥の差があります。
そのため、選出順位上位6名に入ることは、選手にとって身体的・精神的、そして整備的にもかなりのアドバンテージを得ることだと言えるでしょう。



そのため、ここでは選出順位の上位6名に入ったメンバーをご紹介します。
2025年の獲得賞金ランキングトップ6のメンバーは以下のとおりです。
| 枠番 | 選手名(フリガナ) | 登録番号 | 支部 | 級別 | 獲得賞金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 茅原 悠紀(カヤハラ ユウキ) | 4418 | 岡山 | A1 | 147,722,366円 |
| 2 | 池田 浩二(イケダ コウジ) | 3941 | 愛知 | A1 | 147,361,033円 |
| 3 | 佐藤 隆太郎(サトウ リュウタロウ) | 4847 | 東京 | A1 | 137,342,666円 |
| 4 | 桐生 順平(キリュウ ジュンペイ) | 4444 | 埼玉 | A1 | 121,432,666円 |
| 5 | 末永 和也(スエナガ カズヤ) | 5084 | 佐賀 | A1 | 113,485,666円 |
| 6 | 馬場 貴也(ババ ヨシヤ) | 4262 | 滋賀 | A1 | 110,768,000円 |
選出された選手6名はいずれも2025年のSG競走で活躍し続けた猛者ぞろい。
2025年のボートレース界のトップを走り続けて来た選手たちによる、ハイレベルなレースが展開されること間違いなしです。
ちなみに2024年の「第39回 グランプリ」における選出上位6名は以下のとおりでした。
| 枠番 | 選手名(フリガナ) | 登録番号 | 支部 | 級別 | 獲得賞金額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 馬場 貴也(ババ ヨシヤ) | 4262 | 滋賀 | A1 | 148,701,833円 |
| 2 | 毒島 誠(ブスジマ マコト) | 4238 | 群馬 | A1 | 126,213,033円 |
| 3 | 桐生 順平(キリュウ ジュンペイ) | 4444 | 埼玉 | A1 | 118,277,333円 |
| 4 | 茅原 悠紀(カヤハラ ユウキ) | 4418 | 岡山 | A1 | 109,653,333円 |
| 5 | 峰 竜太(ミネ リュウタ) | 4320 | 佐賀 | A1 | 104,026,333円 |
| 6 | 池田 浩二(イケダ コウジ) | 3941 | 愛知 | A1 | 102,463,000円 |
2025年は2024年よりも獲得賞金額のボーダーが若干高かったことがわかります。
しかも、6人中4人がメンバー変わらず…
茅原 悠紀選手にいたっては昨年が4位で、今年は1位と安定した強さが際立つ結果になりました。
毎年大・大・大盛況!グランプリの売上額は?
ナイター開催やネット投票が増え、ここ数年売り上げをぐんぐんと伸ばしているボートレース業界。
そのなかでもSG競走の売り上げは群を抜いて高くなっています。
もちろん超豪華メンバーが集い、1年間で最も熱い戦いを繰り広げるグランプリの売り上げもここ数年、一節間で250億円を超える売上額となっています。
今までの売上額を下記にまとめました。
| 開催年 | 開催場 | 売上目標 | ボートレースメモリアル節間総売上額 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年 | 住之江 (ナイター) | - | - | - |
| 2024年 | 住之江 (ナイター) | 280億円 | 291億9,050万8,800円 | +7.6% |
| 2023年 | 住之江 (ナイター) | 280億円 | 271億2,558万3,300円 | +4.5% |
| 2022年 | 大村 (ナイター) | 250億円 | 259億6,935万5,000円 | +7.9% |
| 2021年 | 住之江 (ナイター) | 230億円 | 240億7,516万4,000円 | +16.1% |
| 2020年 | 平和島 | 210億円 | 207億3,499万4,600円 | +1.3% |
| 2019年 | 住之江 (ナイター) | 200億円 | 204億7,535万5,400円 | +20.7% |
| 2018年 | 住之江 | 155億円 | 169億6,434万4,300円 | +10.7% |
| 2017年 | 住之江 | 150億円 | 153億3,080万4,600円 | +3.4% |
| 2016年 | 住之江 | 150億円 | 148億2,925万6,000円 | -0.9% |
| 2015年 | 住之江 | 150億円 | 149億6,864万3,500円 | +6.6% |
| 2014年 | 平和島 | 155億円 | 140億4,171万3,300円 | -6.2% |
| 2013年 | 住之江 | 150億円 | 149億7,425万7,600円 | -3.5% |
売上額は年々増え続けて、2024年にはついに290億円を超える大盛況。
過去最高額の売上額となった2024年は、8年前の2016年の約2倍となる291.億円超えを記録しています。
2014年には一度売り上げを落としていますが、主な要因は“インが強い”住之江競艇場から“インが効きにくい”平和島競艇場に開催地が移ったことと、シリーズ2日目の田村 隆信選手のフライング、そして5日目の第9レースで3艇がフライングを喫した返還事件によるものです。
2025年の第40回大会では、前年の覇者・群馬支部所属の毒島 誠選手が出場を辞退していることと、若手選手の台頭によってグランプリ出場メンバーに変化が生じたため、売上額の大幅な増額は難しいものの、前回大会以上の売上額が見込めるでしょう。
ボートレースグランプリは最も売上の高いSG競走
1年回で8回開催されるボートレースのSG競走のなかで、頭一つ抜けた高い売り上げ額を誇るのがボートレースグランプリです。
2024年のボートレースグランプリでは291億円を超える金額を記録するなど、年々売り上げ額も右肩上がり。
ボートレースグランプリだけで年間売上額の全体に対する約21%を占めました。
次に2022年から2025年までのSG競走における節間総売上額を表にまとめたのでご紹介します。
| SG競走 | 2025年度の総売上額 | 2024年度の総売上額 | 2023年度の総売上額 | 2022年度の総売上額 | 直近3年で最も高い売上額となった年の出来事 |
|---|---|---|---|---|---|
| ボートレースクラシック | 167億6,105万5,100円 | 139億6,618万6,000円 | 131億675万2,200円 | 174億,3362万300円 | 2022年は遠藤エミ選手が女子選手史上初のSG制覇を達成 |
| ボートレースオールスター | 203億6,040万6,600円 | 148億5,624万2,100円 | 137億3,342万4,600円 | 145億8,571万4,700円 | 2025年は佐藤 隆太郎選手がSG初制覇を達成 |
| グランドチャンピオン決定戦 | 161億7,806万6,400円 | 160億3,332万7,400円 | 141億5,921万3,700円 | 138億6,029万5,600円 | 2025年は池田 浩二選手が2022年のグランドチャンピオン決定戦以来11度目のSG制覇を達成 ※同シリーズは3度目の優勝 |
| オーシャンカップ | 142億5,705万1,600円 | 177億6,821万7,100円 | 133億3,103万5,900円 | 141億3,314万8,100円 | 2024年は茅原 悠紀選手が2014年のグランプリ以来10年ぶり2度目のSG制覇を達成 |
| ボートレースメモリアル | 191億5,283万1,700円 | 196億371万1,700円 | 147億9,073万5,000円 | 133億4,322万7,400円 | 2024年は馬場 貴也選手が史上4人目となるボートレースメモリアル連覇を達成 |
| ボートレースダービー | 135億1,054万6,000円 | 141億1,924万8,000円 | 180億9,258万8,300円 | 118億734万5,800円 | 2023年は峰 竜太選手が通算100優勝・全24場制覇・自身6度目のSG制覇を同時達成 |
| チャレンジカップ | 150億2,503万3,400円 | 155億1,744万6,600円 | 130億8,363万1,900円 | 128億380万3,200円 | 2024年は河合 佑樹選手がSG初優出でSG初優勝を飾ったとともに、史上最大の下剋上を達成 |
| ボートレースグランプリ | - | 291億9,050万8,800円 | 271億2,558万3,300円 | 259億6,935万5,000円 | 2024年は毒島 誠選手が通算80回目・グランプリでは7度目の優出で初制覇を達成 |
このようにボートレースグランプリは、ほかのSG競走の2倍近い売り上げ額を誇ります。
売上額だけを見ても、ボートレースグランプリは最も注目が高く、ボートレース界最大にして最高峰のレースだということがわかりますね。
優勝賞金は1億1,000万円
ボートレースグランプリは、SG競走のなかでも格式高いとされる「GRANDE5」に位置付けられ、ボートレースのすべてのレースの中で最も優勝賞金の高いSG競走です。
1997年から優勝賞金は1億円のままでしたが、2023年にこれまでの1億円から1,000万円増額され、現在の優勝賞金は1億1,000万円になりました。
ちなみに、同時開催されるシリーズ戦の優勝賞金は2,000万円に設定されています。
優出者6名の賞金額を以下にまとめましたのでご覧ください。
2023年にSGの優勝賞金が一律1000万円増額されたため、これまでの1億円から1億1000万円に増額になった。
ボートレースグランプリ・シリーズ戦の優勝賞金
| 順位 | グランプリ優勝戦 | グランプリシリーズ優勝戦 |
|---|---|---|
| 1着 | 1億1,000万円 | 2,000万円 |
| 2着 | 4,700万円 | 720万円 |
| 3着 | 3,300万円 | 470万円 |
| 4着 | 2,400万円 | 370万円 |
| 5着 | 2,200万円 | 330万円 |
| 6着 | 2,000万円 | 300万円 |
ボートレースグランプリでは2着の賞金が4,700万円、6着でも完走すれば2,000万円という、高額な賞金を手にすることができるのです。
また「トライアル1st」と「トライアル2nd」を勝ち上がって優勝戦に残った6名の選手には、翌年のチャレンジカップとグランプリを除いた全てのSG競走の優先出場権が与えられます。※フライング休みは除外される
ボートレースグランプリ(順位決定戦・トライアル1st・トライアル2nd)の賞金
| 順位 | 順位決定戦 | トライアル2nd | トライアル1st |
|---|---|---|---|
| 1着 | 2,100万円 | 570万円 | 480万円 |
| 2着 | 1,100万円 | 450万円 | 370万円 |
| 3着 | 800万円 | 360万円 | 300万円 |
| 4着 | 550万円 | 310万円 | 220万円 |
| 5着 | 450万円 | 280万円 | 190万円 |
| 6着 | 400万円 | 260万円 | 160万円 |
SG競走の優勝賞金の推移
| SG競走 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 3年間の増加額 |
|---|---|---|---|---|
| ボートレースグランプリ | 1億1,000万円 | 1億1,000万円 | 1億円 | 1,000万円 |
| グランプリシリーズ | 2,000万円 | 1,800万円 | 1,700万円 | 300万円 |
| ボートレースクラシック | 4,200万円 | 4,000万円 | 3,900万円 | 300万円 |
| ボートレースダービー | 4,200万円 | 4,000万円 | 3,900万円 | 300万円 |
| ボートレースオールスター | 4,200万円 | 4,000万円 | 3,900万円 | 300万円 |
| ボートレースメモリアル | 4,200万円 | 4,000万円 | 3,900万円 | 300万円 |
| グランドチャンピオン | 3,600万円 | 3,400万円 | 3,300万円 | 300万円 |
| オーシャンカップ | 3,600万円 | 3,400万円 | 3,300万円 | 300万円 |
| チャレンジカップ | 3,600万円 | 3,400万円 | 3,300万円 | 300万円 |
SG競走の優勝賞金は、2023年にグランプリの1,000万円増額(1億1,000万円)を筆頭に、SG競走・PG1競走・G1競走でそれぞれ100万円ずつ増額しました。
続く2024年・2025年はグランプリの優勝賞金は据え置きとなりましたが、それ以外のSG競走(グランプリシリーズを含む)は優勝賞金が一律200万円ずつ増額しています。
優勝賞金の2年連続の増額は、ボートレースの売り上げが年々伸びている証ともいえるでしょう。

過去15年間の歴代優勝者
過去15年間のグランプリおよびグランプリシリーズの歴代優勝者を以下にまとめました。
歴代優勝者の面々はボートレース界に名を刻むほどの優秀なレーサーばかり。
まさにボートレース界をけん引する、超一流のトップレーサー達の記録をご紹介します。
ボートレースグランプリの歴代優勝者
過去16年間のボートレースグランプリの歴代優勝者は次のとおりです。
| 開催回数 | 優勝戦実施日 | 開催場 | 優勝者 | 登録番号 | 支部 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第40回 | 2025年12月21日 | 住之江 | - | - | - | - |
| 第39回 | 2024年12月22日 | 住之江 | 毒島 誠 | 4238 | 群馬 | 逃げ |
| 第38回 | 2023年12月24日 | 住之江 | 石野 貴之(2) | 4168 | 大阪 | 逃げ |
| 第37回 | 2022年12月18日 | 大村 | 白井 英治 | 3897 | 山口 | 逃げ |
| 第36回 | 2021年12月19日 | 住之江 | 瓜生 正義(2) | 3783 | 福岡 | まくり |
| 第35回 | 2020年12月20日 | 平和島 | 峰 竜太(2) | 4320 | 佐賀 | 逃げ |
| 第34回 | 2019年12月22日 | 住之江 | 石野 貴之 | 4168 | 大阪 | 逃げ |
| 第33回 | 2018年12月24日 | 住之江 | 峰 竜太 | 4320 | 佐賀 | 逃げ |
| 第32回 | 2017年12月24日 | 住之江 | 桐生 順平 | 4238 | 群馬 | 逃げ |
| 第31回 | 2016年12月25日 | 住之江 | 瓜生 正義 | 3783 | 福岡 | 逃げ |
| 第30回 | 2015年12月23日 | 住之江 | 山崎 智也(2) | 3622 | 群馬 | 逃げ |
| 第29回 | 2014年12月23日 | 平和島 | 茅原 悠紀 | 4418 | 岡山 | 差し |
| 第28回 | 2013年12月23日 | 住之江 | 池田 浩二(2) | 3941 | 愛知 | 逃げ |
| 第27回 | 2012年12月24日 | 住之江 | 山崎 智也 | 3622 | 群馬 | まくり差し |
| 第26回 | 2011年12月25日 | 住之江 | 池田 浩二 | 3941 | 愛知 | 逃げ |
| 第25回 | 2010年12月23日 | 住之江 | 中島 孝平 | 4013 | 福井 | まくり |
| 第24回 | 2009年12月23日 | 住之江 | 松井 繁(3) | 3415 | 大阪 | 差し |
2024年の第39回大会は毒島 誠選手が悲願のグランプリ初制覇というかたちで幕を閉じました!
トライアル2ndからの参戦で、3日目は1着・4日目が2着・5日目には3着でしたが、優勝戦は絶好枠から逃げて見事に優勝。
隣の2コースには桐生 順平選手、3号艇には茅原 悠紀選手、5号艇には池田 浩二選手というSG優出の常連選手をしっかりとおさえて、自身9度目のSGタイトル獲得を果たしました。
しかし、今年のボートレースグランプリでは、毒島 誠選手が同じ期に2度のフライングを切った影響により、グランプリ2連覇への道はとても厳しい道のりとなっています。
あわせて、2026年1月にはB2級への降級も決まっていることから、このグランプリで優出できなければ、A1級であることが出場条件であるSG競走に出場できない可能性が高いため、この大勝負でしっかりと結果を残してくれることを願うばかりです。

今までにボートレースグランプリで複数回の制覇を達成しているのは次の選手たちです。
なかには連覇を果たしている選手もおり、いずれもボートレースを語るうえで欠かせないほど超強力な選手ということがわかるでしょう。
【3度のグランプリ制覇】
- 野中 和夫選手(大阪支部・2291)→第3回大会(1988年)・第7回大会(1992年)・第8回大会(1993年)優勝者 ※連覇
- 植木 通彦選手(福岡支部・3285)→第10回大会(1995年)・第11回大会(1996年)・第17回大会(2002年)優勝者 ※連覇
- 田中 信一郎選手(大阪支部・3556)→第16回大会(2001年)・第18回大会(2003年)・第19回大会(2004年)優勝者 ※連覇
- 松井 繁選手(大阪支部・3415)→第14回大会(1999年)・第21回大会(2006年)・第24回大会(2009年)優勝者
【2度のグランプリ制覇】
- 池田 浩二選手(愛知支部・3941)→第26回大会(2011年)・第28回大会(2013年)優勝者
- 山崎 智也選手(群馬支部・3622)→第27回大会(2012年)・第30回大会(2015年)優勝者
- 瓜生 正義選手(福岡支部・3783)→第31回大会(2016年)・第36回大会(2021年)優勝者
- 峰 竜太選手(佐賀支部・4320)→第33回大会(2018年)・第35回大会(2020年)優勝者
- 石野 貴之選手(大阪支部・4168)→第34回大会(2019年)・第38回大会(2023年)優勝者

グランプリシリーズの歴代優勝者
過去16年間のグランプリシリーズの歴代優勝者は次のとおりです。
| 開催回数 | 優勝戦実施日 | 開催場 | 優勝者 | 登録番号 | 支部 | 決まり手 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第40回 | 2025年12月21日 | 住之江 | - | - | - | - |
| 第39回 | 2024年12月22日 | 住之江 | 前田 将太 | 4504 | 福 岡 | 逃げ |
| 第38回 | 2023年12月24日 | 住之江 | 深谷 知博 | 4524 | 静岡 | まくり |
| 第37回 | 2022年12月18日 | 大村 | 宮地 元輝 | 4445 | 佐賀 | まくり差し |
| 第36回 | 2021年12月19日 | 住之江 | 新田 雄史(2) | 4344 | 三重 | まくり差し |
| 第35回 | 2020年12月20日 | 平和島 | 深川 真二 | 3623 | 佐賀 | 差し |
| 第34回 | 2019年12月22日 | 住之江 | 馬場 貴也 | 4262 | 滋賀 | まくり差し |
| 第33回 | 2018年12月24日 | 住之江 | 平尾 崇典 | 3822 | 岡山 | 逃げ |
| 第32回 | 2017年12月24日 | 住之江 | 新田 雄史 | 4344 | 三重 | 逃げ |
| 第31回 | 2016年12月25日 | 住之江 | 今垣 光太郎 | 3388 | 福井 | 逃げ |
| 第30回 | 2015年12月23日 | 住之江 | 長田 頼宗 | 4266 | 東京 | 逃げ |
| 第29回 | 2014年12月23日 | 平和島 | 平本 真之 | 4337 | 愛知 | まくり |
| 第28回 | 2013年12月23日 | 住之江 | 前本 泰和 | 3573 | 広島 | 逃げ |
| 第27回 | 2012年12月24日 | 住之江 | 篠崎 元志 | 4350 | 福岡 | 逃げ |
| 第26回 | 2011年12月25日 | 住之江 | 勝野 竜司 | 3697 | 兵庫 | 逃げ |
| 第25回 | 2010年12月23日 | 住之江 | 山崎 智也(2) | 3622 | 群馬 | まくり |
| 第24回 | 2009年12月23日 | 住之江 | 井口 佳典 | 4024 | 三重 | 差し |
2024年の第39回大会は、前田 将太選手がグランプリシリーズ初優勝というかたちで幕を閉じました!
予選は7戦2勝ながら、優勝戦ではインコースからコンマ09のトップスタートを決めて、盤石の逃げで優勝を手にしました。
このレースの3連単1–2–5は、11番人気の2,180円(21.8倍)という本命決着。
前田 将太選手はこの優勝が47回目、自身初のSGタイトル獲得となりました。
第40回大会に出場する選手は?
冒頭でご紹介したとおり、グランプリ(シリーズ戦含む)はチャレンジカップと同様に“優先出場権を設けていない大会”です。
他のSG競走では、前年度のグランプリ優勝戦出場者や直近のSG競走の優勝者などに優先出場権が与えられますが、ボートレースグランプリ(シリーズ戦含む)の出場権獲得の条件は選考期間内における獲得賞金ランキング上位に入ることが絶対条件。
よって、出場条件は以下の条件をクリアした実力者に与えられます。
- 【グランプリ】選考期間内における獲得賞金ランキング上位18名
- 【シリーズ戦】選考期間内における獲得賞金ランキング上位19位~60名
住之江競艇場で開催される「第40回 グランプリ・グランプリシリーズ」の出場選手が下記の60名に決定しました。
さっそく、出場選手の一覧を見てみましょう。
第40回 グランプリ・グランプリシリーズ 出場選手選出順位表
(成績対象期間:令和7年1月1日~令和7年11月30日)
| 順位\ | 登番 | 氏名 | 支部 | 出身地 | 獲得賞金額 | 出場回数 | 戦績 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| S G グ ラ ン プ リ | 1 | 4418 | 茅原 悠紀 | 岡 山 | 岡 山 | ¥147,722,366 | 3年連続8回目 | BBCトーナメント 優勝 オールスター 3着 ダービー 2着 チャレンジカップ 4着 |
| 2 | 3941 | 池田 浩二 | 愛 知 | 愛 知 | ¥147,361,033 | 5年連続16回目 | クラシック 5着 グランドチャンピオン 優勝 チャレンジカップ 2着 | |
| 3 | 4847 | 佐藤 隆太郎 | 東 京 | 東 京 | ¥137,342,666 | 初出場 | クラシック 優勝 オールスター 優勝 | |
| 4 | 4444 | 桐生 順平 | 埼 玉 | 福 島 | ¥121,432,666 | 5年連続11回目 | オールスター 4着 グランドチャンピオン 3着 ダービー 3着 | |
| 5 | 5084 | 末永 和也 | 佐 賀 | 佐 賀 | ¥113,485,666 | 初出場 | ダービー 優勝 | |
| 6 | 4262 | 馬場 貴也 | 滋 賀 | 京 都 | ¥110,768,000 | 5年連続7回目 | BBCトーナメント 5着 クラシック 6着 オーシャンカップ 2着 チャレンジカップ 5着 | |
| 7 | 4205 | 山口 剛 | 広 島 | 広 島 | ¥106,756,666 | 2年ぶり4回目 | チャレンジカップ 優勝 | |
| 8 | 4320 | 峰 竜太 | 佐 賀 | 佐 賀 | ¥104,264,666 | 3年連続11回目 | オールスター 2着 グランドチャンピオン 6着 | |
| 9 | 4371 | 西山 貴浩 | 福 岡 | 福 岡 | ¥100,265,466 | 2年連続4回目 | クラシック 3着 オーシャンカップ 優勝 | |
| 10 | 4719 | 上條 暢嵩 | 大 阪 | 大 阪 | ¥93,402,666 | 2年連続3回目 | BBCトーナメント 6着 | |
| 11 | 4344 | 新田 雄史 | 三 重 | 三 重 | ¥92,263,903 | 4年ぶり5回目 | メモリアル 4着 ダービー6着 | |
| 12 | 3897 | 白井 英治 | 山 口 | 山 口 | ¥91,285,000 | 3年ぶり11回目 | BBCトーナメント 2着 メモリアル 優勝 | |
| 13 | 4573 | 佐藤 翼 | 埼 玉 | 埼 玉 | ¥90,264,000 | 2年連続2回目 | グランドチャンピオン 4着 オーシャンカップ 4着 チャレンジカップ 3着 | |
| 14 | 4445 | 宮地 元輝 | 佐 賀 | 佐 賀 | ¥85,792,466 | 2年連続2回目 | クラシック 4着 | |
| 15 | 4851 | 関 浩哉 | 群 馬 | 群 馬 | ¥84,621,266 | 2年連続2回目 | チャレンジカップ 6着 | |
| 16 | 4013 | 中島 孝平 | 福 井 | 福 井 | ¥79,425,533 | 2年ぶり7回目 | オーシャンカップ 5着 | |
| 17 | 3779 | 原田 幸哉 | 長 崎 | 愛 知 | ¥78,933,000 | 3年ぶり8回目 | ||
| 18 | 4586 | 磯部 誠 | 愛 知 | 愛 知 | ¥77,043,546 | 2年ぶり3回目 | オールスター 6着 | |
| S G グ ラ ン プ リ シ リ | ズ | 19 | 4686 | 丸野 一樹 | 滋 賀 | 京 都 | ¥75,111,000 | 2年連続4回目 | |
| 20 | 4166 | 吉田 拡郎 | 岡 山 | 岡 山 | ¥73,472,000 | 3年連続10回目 | ||
| 21 | 4571 | 菅 章哉 | 徳 島 | 徳 島 | ¥72,566,733 | 初出場 | ||
| 22 | 3783 | 瓜生 正義 | 福 岡 | 福 岡 | ¥72,337,000 | 4年連続13回目 | メモリアル 2着 | |
| 23 | 4500 | 山田 康二 | 佐 賀 | 佐 賀 | ¥71,811,000 | 3年連続5回目 | ||
| 24 | 4024 | 井口 佳典 | 三 重 | 三 重 | ¥71,636,756 | 4年連続10回目 | マスターズチャンピオン 4着 | |
| 25 | 4848 | 仲谷 颯仁 | 福 岡 | 福 岡 | ¥70,287,400 | 2年連続6回目 | メモリアル 5着 | |
| 26 | 4350 | 篠崎 元志 | 福 岡 | 福 岡 | ¥69,736,466 | 9年連続12回目 | オールスター 5着 | |
| 27 | 4337 | 平本 真之 | 愛 知 | 愛 知 | ¥69,066,546 | 3年ぶり10回目 | ||
| 28 | 4524 | 深谷 知博 | 静 岡 | 静 岡 | ¥68,923,546 | 3年連続6回目 | ||
| 29 | 4494 | 河合 佑樹 | 静 岡 | 静 岡 | ¥66,602,146 | 4年連続4回目 | オーシャンカップ 3着 | |
| 30 | 4459 | 片岡 雅裕 | 香 川 | 高 知 | ¥65,709,733 | 2年連続6回目 | グランドチャンピオン 5着 | |
| 31 | 3716 | 石渡 鉄兵 | 東 京 | 千 葉 | ¥65,415,333 | 3年連続14回目 | マスターズチャンピオン 3着 | |
| 32 | 4238 | 毒島 誠 | 群 馬 | 群 馬 | ¥64,961,000 | 2年ぶり4回目 | ||
| 33 | 4566 | 塩田 北斗 | 福 岡 | 福 岡 | ¥62,862,720 | 5年ぶり2回目 | クラシック 2着 | |
| 34 | 4237 | 大峯 豊 | 山 口 | 山 口 | ¥62,420,200 | 3年ぶり4回目 | ||
| 35 | 3415 | 松井 繁 | 大 阪 | 大 阪 | ¥62,316,000 | 2年ぶり5回目 | ||
| 36 | 4914 | 吉田 裕平 | 愛 知 | 愛 知 | ¥61,995,546 | 2年連続2回目 | メモリアル 6着 ヤングダービー 4着 | |
| 37 | 4030 | 森高 一真 | 香 川 | 香 川 | ¥61,454,466 | 3年連続13回目 | マスターズチャンピオン 優勝 | |
| 38 | 4503 | 上野 真之介 | 佐 賀 | 佐 賀 | ¥58,310,632 | 8年連続8回目 | ||
| 39 | 4502 | 遠藤 エミ | 滋 賀 | 滋 賀 | ¥56,761,332 | 2年連続7回目 | レディースチャンピオン 2着 | |
| 40 | 3946 | 赤岩 善生 | 愛 知 | 愛 知 | ¥55,295,546 | 5年連続17回目 | ダービー 5着 | |
| 41 | 5068 | 前田 滉 | 愛 知 | 愛 知 | ¥54,864,000 | 初出場 | ヤングダービー 優勝 | |
| 42 | 4760 | 山崎 郡 | 大 阪 | 大 阪 | ¥54,508,000 | 5年連続5回目 | ||
| 43 | 4932 | 新開 航 | 福 岡 | 福 岡 | ¥54,504,000 | 4年連続4回目 | ヤングダービー 2着 | |
| 44 | 4831 | 羽野 直也 | 福 岡 | 福 岡 | ¥54,152,466 | 2年ぶり7回目 | オーシャンカップ 6着 | |
| 45 | 3854 | 吉川 元浩 | 兵 庫 | 兵 庫 | ¥53,858,133 | 2年ぶり10回目 | ||
| 46 | 4044 | 湯川 浩司 | 大 阪 | 大 阪 | ¥53,352,966 | 5年ぶり13回目 | マスターズチャンピオン 6着 | |
| 47 | 4504 | 前田 将太 | 福 岡 | 福 岡 | ¥52,661,799 | 4年連続9回目 | BBCトーナメント 4着 | |
| 48 | 4537 | 渡邉 和将 | 岡 山 | 岡 山 | ¥52,177,000 | 初出場 | ||
| 49 | 4061 | 萩原 秀人 | 福 井 | 福 井 | ¥52,161,932 | 2年ぶり10回目 | ||
| 50 | 4324 | 海野 康志郎 | 山 口 | 山 口 | ¥52,152,000 | 2年連続3回目 | ||
| 51 | 5043 | 中村 日向 | 香 川 | 香 川 | ¥50,715,733 | 初出場 | ヤングダービー 3着 | |
| 52 | 4075 | 中野 次郎 | 東 京 | 東 京 | ¥50,640,166 | 3年ぶり11回目 | ||
| 53 | 4266 | 長田 頼宗 | 東 京 | 神奈川 | ¥50,382,399 | 11年連続12回目 | ||
| 54 | 4886 | 入海 馨 | 岡 山 | 岡 山 | ¥50,257,000 | 初出場 | ||
| 55 | 4604 | 岩瀬 裕亮 | 愛 知 | 愛 知 | ¥50,101,879 | 4年ぶり3回目 | ||
| 56 | 4468 | 大池 佑来 | 東 京 | 神奈川 | ¥49,916,499 | 4年ぶり2回目 | ||
| 57 | 4856 | 豊田 健士郎 | 三 重 | 三 重 | ¥49,643,046 | 2年連続2回目 | ||
| 58 | 4826 | 井上 一輝 | 大 阪 | 大 阪 | ¥49,552,133 | 初出場 | ||
| 59 | 4477 | 篠崎 仁志 | 福 岡 | 福 岡 | ¥49,032,000 | 7年ぶり5回目 | ||
| 60 | 4397 | 西村 拓也 | 大 阪 | 大 阪 | ¥48,636,600 | 3年連続9回目 | ||
| 予備1 | 4482 | 守屋 美穂 | 岡 山 | 岡 山 | ¥48,577,998 | |||
| 予備2 | 4787 | 椎名 豊 | 群 馬 | 群 馬 | ¥48,236,000 | |||
| 予備3 | 4290 | 稲田 浩二 | 兵 庫 | 兵 庫 | ¥47,439,000 | |||
| 予備4 | 4370 | 山口 達也 | 岡 山 | 岡 山 | ¥47,279,665 | |||
| 予備5 | 3876 | 中辻 崇人 | 福 岡 | 福 岡 | ¥46,235,832 | マスターズチャンピオン 2着 | ||
(注1)選出順位は、獲得賞金額順とします。獲得賞金額が同額の場合には、賞金上位の者からとします。
第40回 グランプリ・グランプリシリーズ 出場選手一覧表
引用元:第40回グランプリ(シリーズ戦含む)出場選出順位発表 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

グランプリに5年連続の出場となるのは、池田 浩二選手・桐生 順平選手・馬場 貴也選手の3名で、その中でも最多出場数を数えるのは池田 浩二選手の16回。
シリーズ戦で最多連続出場の選手は、5年連続17回目の赤岩 善生選手です。
選出除外者
(1)スタート事故による辞退期間中のため
| 登番 | 氏名 | 支部 | 出身地 | 獲得賞金額 | 戦績 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4547 | 中田 竜太 | 埼 玉 | 福 島 | ¥60,089,000 | グランドチャンピオン 2着 |
| 4682 | 大上 卓人 | 広 島 | 広 島 | ¥59,695,000 | |
| 4362 | 土屋 智則 | 群 馬 | 群 馬 | ¥58,712,000 | |
| 3719 | 辻 栄蔵 | 広 島 | 広 島 | ¥53,573,000 | |
| 3978 | 齊藤 仁 | 東 京 | 東 京 | ¥52,366,599 | |
| 4907 | 小池 修平 | 大 阪 | 大 阪 | ¥51,605,000 | |
| 4256 | 渡辺 浩司 | 福 岡 | 大 分 | ¥51,540,200 | ダービー 4着 |
| 3721 | 守田 俊介 | 滋 賀 | 京 都 | ¥50,720,000 | |
| 3959 | 坪井 康晴 | 静 岡 | 静 岡 | ¥50,527,813 |
(注3)予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期間等が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合は、予備選手の資格を喪失します。
《12月3日追記あり》GP・トライアル1stとGPシリーズ・特別戦メンバーが発表される
グランプリ初日の12月16日(火)に行われる「トライアル1st」とグランプリシリーズの「特別戦」の枠番が発表されましたのでご紹介します。
- 【グランプリ(12月16日):トライアル1st・第11レース】

| 枠番 | 選手名(フリガナ) | 登録番号 | 支部 | 級別 | 獲得賞金額 | 順位 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 峰 竜太(ミネ リュウタ) | 4320 | 佐 賀 | A1 | 104,264,666円 | 8位 | 3年連続11回目 |
| 2 | 西山 貴浩(ニシヤマ タカヒロ) | 4371 | 福 岡 | A1 | 100,265,466円 | 9位 | 2年連続4回目 |
| 3 | 白井 英治(シライ エイジ) | 3897 | 山 口 | A1 | 91,285,000円 | 12位 | 3年ぶり11回目 |
| 4 | 佐藤 翼(サトウ ツバサ) | 4573 | 埼 玉 | A1 | 85,515,000円 | 13位 | 2年連続2回目 |
| 5 | 中島 孝平(ナカジマ コウヘイ) | 4013 | 福 井 | A1 | 79,425,533円 | 16位 | 2年ぶり7回目 |
| 6 | 原田 幸哉(ハラダ ユキヤ) | 3779 | 長 崎 | A1 | 78,933,000円 | 17位 | 3年ぶり8回目 |
- 【グランプリ(12月16日):トライアル1st・第12レース】

| 枠番 | 選手名(フリガナ) | 登録番号 | 支部 | 級別 | 獲得賞金額 | 順位 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 山口 剛(ヤマグチ ツヨシ) | 4205 | 広 島 | A1 | 106,756,666円 | 7位 | 2年ぶり4回目 |
| 2 | 上條 暢嵩(カミジョウ ノブタカ) | 4719 | 大 阪 | A1 | 93,402,666円 | 10位 | 2年連続3回目 |
| 3 | 新田 雄史(ニッタ ユウシ) | 4344 | 三 重 | A1 | 92,263,903円 | 11位 | 4年ぶり5回目 |
| 4 | 宮地 元輝(ミヤチ モトキ) | 4445 | 佐 賀 | A1 | 85,792,466円 | 14位 | 2年連続2回目 |
| 5 | 関 浩哉(セキ ヒロヤ) | 4851 | 群 馬 | A1 | 84,621,266円 | 15位 | 2年連続2回目 |
| 6 | 磯部 誠(イソベ マコト) | 4586 | 愛 知 | A1 | 77,043,546円 | 18位 | 2年ぶり3回目 |
- 【グランプリシリーズ(12月16日):特別戦・第10レース】

| 枠番 | 選手名(フリガナ) | 登録番号 | 支部 | 級別 | 獲得賞金額 | 順位 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 丸野 一樹(マルノ カズキ) | 4686 | 滋 賀 | A1 | 75,111,000円 | 19位 | 2年連続4回目 |
| 2 | 吉田 拡郎(ヨシダ カクロウ) | 4166 | 岡 山 | A1 | 73,472,000円 | 20位 | 3年連続10回目 |
| 3 | 菅 章哉(スガ フミヤ) | 4571 | 徳 島 | A1 | 72,566,733円 | 21位 | 初出場 |
| 4 | 瓜生 正義(ウリュウ マサヨシ) | 3783 | 福 岡 | A1 | 72,337,000円 | 22位 | 4年連続13回目 |
| 5 | 山田 康二(ヤマダ コウジ) | 4500 | 佐 賀 | A1 | 71,811,000円 | 23位 | 3年連続5回目 |
| 6 | 井口 佳典(イグチ ヨシノリ) | 4024 | 三 重 | A1 | 71,636,756円 | 24位 | 4年連続10回目 |
まとめ
ついにボートレースグランプリの出場メンバーが発表されて、年末の大舞台の役者が出そろいました。
グランプリを制するということは、2025年のボートレース界のトップに立つことであり、その年の最多賞金獲得選手になるだけではなく、最優秀選手と記者大賞のトリプル受賞も夢ではない、大変栄誉なことなのです。
すべてのボートレーサーが目指し、追いかける“最強”の称号。
1年間全力で戦っても、その栄冠はたった1人しか手にすることはできません。
黄金のヘルメットを載冠し、72年の競艇史に新たに名前を刻むのは誰なのか?
この一戦一戦の積み重ねが今後の選手生命に大きく影響することは確かでしょう。
グランプリ開催まで2週間を切り、ボートレースで最も盛り上がる祭典の足音が近づいてきました。
もちろん、結果は誰にもわかりません。
ボートレースクラシックやオールスターのような大番狂わせや大波乱が起こる可能性も十分あるため、この先にどのようなドラマが待っていて、誰が栄冠をつかむのか…
その行方に注目が集まるとともに、ファンも推し選手の応援に気合いが入ることでしょう。
どのレーサーにとっても負けられないレースの先、勝利の女神は誰に微笑むのか…
ボートレースを愛する全ての人にとって手に汗握る戦いが、もうすぐ師走の住之江競艇場で開幕します。
まずは選手達の無事故完走を祈りつつ、1年の締めくくりを熱気に満ちた本場で迎えてはいかがでしょうか。


コメント