オーシャンカップとは?2024年の出場選手・出場条件・賞金・歴代優勝者・予想のコツ・レース結果まで大解説!!

ボートレースのレースの中でも最高峰クラスのレース「SG」は年間で8回開催されています。

その中でも、毎年夏に開催されている「オーシャンカップ競走」とはどんなレースなのでしょうか。

本記事ではオーシャンカップにフォーカスして、出場条件選出方法過去の優勝選手などについて解説するとともに、オーシャンカップの歴史に触れ、2024年開催の「第29回 オーシャンカップ」に出場予定の注目の選手を紹介します。

この記事を読むとわかること
  • オーシャンカップ競走はどんなレース?
  • オーシャンカップの特徴と出場条件
  • オーシャンカップの優勝賞金は3,600万円
  • 歴代の優勝選手は?
  • 【2024年】オーシャンカップ最新情報
目次

SGオーシャンカップはどんなレース?

毎年7月下旬から8月上旬にかけて6日間にわたって開催されるSG競走が「オーシャンカップ(OCEAN CUP)」。
正式名称は「海の日記念オーシャンカップ競走」といいます。

オーシャンカップは、1996年に「海の日」を記念して創設された、現在のSG競争の中では2番目に新しい大会です。

そのため、ボートレースの5大SG(クラシック・オールスター・メモリアル・ダービー・グランプリ)よりも歴史が浅いため「GRANDE5」には含まれません

ちなみに一番新しいSG競争は1998年に新設されたチャレンジカップ

開催年によっては、海の日に優勝戦が行われることもありましたが、2022年と2023年には海の日の翌日が開催初日となりました。

2024年開催の「第29回 オーシャンカップ」は再度開催期間が7月の最終週に変更され、2002年から2009年までの開催と同様になっています。

オーシャンカップで特筆すべきは、A1級選手でなくとも出場できるチャンスがあるということ。
オーシャンカップはプレミアムG1・G1・G2の優勝戦の着順点上位者が出場できる大会で、全階級の選手が出場可能です。

オーシャンカップの特徴は?

オーシャンカップの開催時期は真夏です。

夏は気温が高いため、モーターの回転が上がりにくくなるため、出足が弱くなります
そのため、助走距離の短い1コースの1着率が他の季節と比べて下がりやすくなってしまうのです。

また、他のSG競走と比べてナイター開催が多いのも特徴の一つです。

レースの予想を立てる際には、これらの特徴を踏まえて考えるのがポイントとなるでしょう。

選手のモーター調整力も鍵となってくるので要チェック!

オーシャンカップに出場できる条件は?

オーシャンカップはプレミアムG1競争とG1競争およびG2競走の優勝戦における着順点上位者が出場することのできるSG競走です。

そのため、オーシャンカップに選出された選手は、PG1競争・G1競走・G2競走で優勝戦に駒を進めた選手ということが一目でわかります。

出場選手の階級に制限が設けられていないため、A1級でない選手も出場可能となっています。

選考期間(=成績対象期間)は、開催前年の5月1日から開催年の4月30日までとされており、5月上旬計52名の出場選手が選出されるのが恒例。

ただし出場条件を満たしていても、出走回数不足などの選出除外条件があるため、注意が必要です。

出場条件

オーシャンカップの出場資格が得られる条件は以下のとおりです。

  • 【優先出場】前年度のオーシャンカップ優勝者(1名)
  • 【優先出場】前年のボートレースグランプリ優勝戦出場者(6名)
  • 【優先出場】直前のSG競走・グランドチャンピオン優勝者(1名)
  • 選考期間内におけるプレミアムG1・G1・G2の優勝戦における着順点上位者
    ※同点の場合はプレミアムG1、G1、G2における着順点上位順に選出

オーシャンカップに出場できるのは「プレミアムG1・G1・G2の優勝戦で着順点を積み重ねた選手」のみ。
だからこそ、真に実力を持った選手達によるハイレベルなレースが繰り広げられるのです。

着順点および事故点はつぎのとおりです。

1着2着3着4着5着6着
10点9点6点5点4点3点

※このほか、節間全ての日を出走した選手全員に一律1点が付与されます。

スタート事故妨害失格選手責任失格選手責任外失格
-10点-7点-5点0点

選出除外

出場条件を満たしている選手でも、以下に該当する選手選出除外となってしまうので注意が必要です。

  • 選考期間内のプレミアムG1・G1・G2優勝戦進出0回の選手
  • 選考期間内の出走回数が160走未満の選手

上記の2つは、優先出場選手は除かれます。

以下の5つは、出場が決まっていても取り消しの対象になるので注意が必要です。

  • 前々回(2年前)のオーシャンカップから開催年のグランドチャンピオンのSG優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 前回(前年)のオーシャンカップからグランドチャンピオンのSG準優勝戦で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 前年のグランプリ(トライアル1st・2nd・順位決定戦)で選手責任事由によるスタート事故を起こした選手
  • 選考期間からオーシャンカップ前検日までに褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手 ※一部を除く
  • 負傷・病気等により出場辞退を申し込んだ選手

これらの条件をクリアした選手だけが出場できるオーシャンカップ。
出場選手の階級に制限が設けられていないとはいえ、G2競走よりも上のレースで優勝戦に進出することが最低条件となるため、しっかりとレースで結果を残した選手のみが出場を許されるレースと言えるでしょう。

優勝賞金は3,600万円

オーシャンカップは、SG競走のなかでも格式高いとされる「GRANDE5」には含まれないものの、GRANDE5に次いで6番目に優勝賞金の高いSG競走です。

2023年にこれまでの3,300万円から100万円の増額をして3,400万円になりましたが、2024年4月からSG・PG1・G1競走の賞金がさらに一律200万円増額され、2024年4月から優勝賞金は3,600万円になりました。

優出者6名の賞金額を以下にまとめました。

順位優勝戦
1着3,600万円
2着1,400万円
3着1,050万円
4着880万円
5着830万円
6着780万円

2着の賞金が1,400万円、6着でも完走すれば780万円という、高額な賞金を手にすることができるのです。

同じく優勝賞金が3,600万円のSG競走は、オーシャンカップの他に「グランドチャンピオン」と「チャレンジカップ」があります。

優勝賞金の2年連続の増額は、ボートレースの売り上げが年々伸びている証ともいえるでしょう。

毎年大盛況!オーシャンカップの売上額は?

ナイター開催やネット投票が増え、ここ数年売り上げをぐんぐんと伸ばしているボートレース業界。

そのなかでもSG競走の売り上げは群を抜いて高くなっています。
オーシャンカップの売り上げもここ数年、一節間で130億~150億円を超える売上額となっています。

今までの売上額を下記にまとめました。

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開催年開催場売上目標グランドチャンピオン節間総売上額前年比
2024年大村
(ナイター)
180億円177億6821万7100円+33.3%
2023年児島130億円133億3103万5900円-5.7%
2022年尼崎150億円141億3314万8100円-6.4%
2021年芦屋150億円150億9760万0900円-0.9%
2020年鳴門100億円
(無観客開催)
152億2968万6500円+28.1%
2019年常滑95億円118億8586万4700円+9.9%
2018年若松
(ナイター)
110億円116億9497万0500円-7.5%
2017年丸亀
(ナイター)
105億円92億1591万7700円+37.5%
2016年鳴門90億円85億0428万9200円-6.4%
2015年三国80億円90億8283万1700円-17.6%
2014年丸亀110億円110億1992万9100円+3.5%
2013年若松100億円106億5049万3400円+15.1%

売上額は年々増え続けて、175億円を超えるほどの大盛況。
過去最高額の売上額となった2024年は、5年前の2019年の約1.5倍となる177億円超えを記録しています。

2022年には一度売り上げを落としていますが、主な要因は徳増秀樹選手のフライングによるもので、2025年も目標を上回る売上額が見込めるでしょう。

ここ数年は一開催で150億円を超える売上額!ボートレースの人気の高さがうかがえます!

オーシャンカップの歴史

初めてオーシャンカップが開催されたのは1996年7月17日から7月22日までの6日間、開催地は住之江競艇場です。
そして、2024年の大村競艇場が29回目の開催地となります。

新しく国民の祝日に加わった海の日”の制定を記念して創設されたSG競走のため、開催時期は7月下旬〜8月上旬とされ、例年海の日の前後に開催されています。

オーシャンカップが創設されてから現在までの歴史についても簡単にご紹介します。

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1996年 7月17日〜22日に住之江競艇場で「第1回 オーシャンカップ競走」が開催
1998年第3回大会では前年に起きた「ナホトカ号重油流出事故復興支援競走」として三国競艇場にて開催
2003年第8回大会では蒲郡競艇場で初めてとなるナイター競走で開催
2010年第15回大会からはそれまでのG1競走のみであった選出基準にG2競走が加わった
2012年第17回大会では直前に迫ったロンドンオリンピックとロンドンパラリンピックの日本選手団への「応援支援特別記念競走」として開催
2019年第24回大会からは優勝者にボートレースバトルチャンピオントーナメント(BBC)の優先出場権が与えられるシステムが加わった
2020年第25回大会では、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、無観客開催措置が取られた
2021年第26回大会についても、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、福岡県在住者に限定した2,500人を上限とする入場制限を実施
2022年前年に引き続き新型コロナウイルス感染拡大防止の為、以下のような入場制限を実施しての開催となった
 ・7月19日 – 7月22日:入場制限なし
 ・7月23日 – 7月24日:準優勝戦・優勝戦開催日は事前抽選による入場制限
  ※抽選においては都道府県の縛りはなし

過去10年間の歴代優勝者

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手
第29回2024年7月29日大村茅原 悠紀4418岡山抜き
第28回2023年7月23日児島羽野 直也4831福岡まくり差し
第27回2022年7月24日尼崎椎名 豊4787群馬逃げ
第26回2021年7月25日芦屋濱野谷 憲吾3590東京逃げ
第25回2020年7月26日鳴門峰 竜太4320佐賀差し
第24回2019年7月15日常滑瓜生 正義3783福岡逃げ
第23回2018年7月16日若松毒島 誠4238群馬まくり
第22回2017年7月17日丸亀峰 竜太4320佐賀逃げ
第21回2016年7月18日鳴門石野 貴之4168大阪差し
第20回2015年7月20日三国石野 貴之4168大阪逃げ
第19回2014年7月21日丸亀吉田 拡郎4166岡山逃げ
第18回2013年7月28日若松松井 繁3415大阪抜き

過去10年間の優勝選手には、ボートレース界を代表するトップレーサー達が名を連ねています。
2015年と2016年の石野 貴之選手の2連覇は印象的ですが、2010年にも優勝しているため、合計3回の優勝歴があります。

最多優勝選手は同じ大阪支部所属の松井 繁選手で、1998年・2006年・2008年・2013年の計4回のタイトル獲得を経験しているため、大阪支部の選手と相性が良いSG競争なのかもしれません。

また、2022年に優勝した椎名豊選手は、G1タイトルを獲得する前にオーシャンカップでSG初優出・初優勝を飾るという快挙を成し遂げています。

オーシャンカップの優勝決定戦において、優勝者の6割はインコースからの逃げで勝利していることから、開催場に限らず、有利な枠番である1号艇の信頼度が高いと言えるでしょう。

2023年オーシャンカップの優勝決定戦に出場した選手は?

2023年7月18日~23日に児島競艇場で開催された「第28回 オーシャンカップ」。
前回大会の優勝戦出場メンバーをおさらいしてみましょう。

優勝戦メンバーを以下にまとめました。

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枠番氏名(フリガナ)登録番号支部級別
1馬場  貴也(ババ ヨシヤ)4262滋賀A1
2茅原  悠紀(カヤハラ ユウキ)4418岡山A1
3磯部   誠(イソベ マコト)4586愛知A1
4桐生  順平(キリュウ ジュンペイ)4444埼玉A1
5羽野  直也(ハノ ナオヤ)4831福岡A1
6池田  浩二(イケダ コウジ)3941愛知A1
出典:BOAT RACE公式サイト
出典:BOATRACE公式サイト

優勝戦の結果は534(1719倍)となり、5号艇の羽野 直也選手がコンマ11のスタートながら、会心のまくり差しで突き抜けて、自身初のSGタイトルを獲得しました。

さらに、注目したいのはこの優勝決定戦に出走した6名のうちの4名が30歳台の選手であることです。
最年長は愛知支部の総大将である池田 浩二選手の当時45歳で、最年少はこのレースを制した当時28歳の羽野 直也選手。
30歳代選手が実力をつけて、台頭してきていることが証明されたレースでした。

また、このレースの3連単534(1719倍)は103番人気で、SG優勝戦としては史上最高配当の16万260円を記録しています。

2023年のオーシャンカップ優勝者は「羽野 直也選手」

続いて、優勝した羽野 直也選手についても、簡単にご紹介しようと思います。

名前
(フリガナ)
羽野 直也
(ハノ ナオヤ)
登録番号4831
生年月日1995年3月29日
身長167cm
体重55㎏
血液型AB型
支部福岡
出身地福岡県
登録期114期
級別A1級


羽野 直也選手福岡支部所属の114期
艇界トップクラスのイケメンレーサーとして多くの女性ファンからの支持を集め、愛称は「羽野きゅん」。

114期で真っ先に頭角をあらわすと、2017年10月の「G1・開設65周年記念 海の王者決定戦」で2号艇2コースから差しを決めて勝利し、G1初優出にして初優勝
この優勝によって、平成生まれのレーサーとしては初のG1制覇平成生まれ初の記念覇者となりました

さらに、2023年1月にはデビューから8年7か月にして通算500勝、同年7月のオーシャンカップでSG初制覇を果たしたことで、平成生まれとしては磯部 誠選手に次ぐ2人目のSG覇者となり、全グレードレース制覇を達成しました。

2023年には競艇界最高峰のSG・グランプリの出場権を獲得し、次世代のボートレース界を牽引する存在として活躍を期待される選手です。

  • 超速報 2023 SG オーシャンカップ 優勝戦│BOATCAST NEWS 2023年7月23日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • 超速報 2023 SG オーシャンカップ 優勝戦インタビュー│BOATCAST NEWS 2023年7月23日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

2023年オーシャンカップのドリーム戦メンバーは?

ドリーム戦メンバーとして選出されるのは、選出順位の上位6名の選手。
枠番についても選出順位の上位6名から内枠から割り当てられるため、いかにG2以上の優勝戦で結果を残せるかが重要になりますね。

2023年のオーシャンカップ選出順位上位となった、ドリーム戦メンバーをご紹介していきます。

出典:BOAT RACE公式サイト
枠番氏名(フリガナ)登録番号支部選出得点着順点合計
1桐生  順平(キリュウ ジュンペイ)4444埼玉73点661点
2井口  佳典(イグチ ヨシノリ)4024三重63点1,140点
3馬場  貴也(ババ ヨシヤ)4262滋賀63点1,011点
4瓜生  正義(ウリュウ マサヨシ)3783福岡55点952点
5磯部   誠(イソベ マコト)4586愛知54点887点
6茅原  悠紀(カヤハラ ユウキ)4418岡山52点913点
出典:BOAT RACE公式サイト
出典:BOAT RACE公式サイト

G2競争以上の優勝戦で最も活躍したことから選出得点が1番高く、絶好枠を手にしたのは桐生 順平選手。

ドリーム戦の結果は315(38.2倍)となり、1周1マークを先マイする1号艇・桐生 順平選手をコンマ14の好スタートから馬場 貴也選手がズバッとまくり差すと、そのまま見事に突き抜けて白星を獲得。

まくらせず、差させずの完璧な旋回を披露すると、直線でグイグイ艇を伸ばして他艇を突き放します。
あっさりと安全圏に突入した馬場 貴也選手は、以降も手綱を緩めることなく航走して、ドリーム戦で快勝しました。

SG常連選手が集った強者ぞろいのドリーム戦。
豪華な出場メンバーで争うレース、見惚れるほどの操縦テクニックは必見です。

  • オーシャンカップ初日!好メンバーのドリーム戦を制したのは…!?│児島SG 初日 12R
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

2024年のオーシャンカップは大村で開催!

第29回大会となる2024年のオーシャンカップは、7月23日〜28日の6日間ボートレース大村で開催されます。

ボートレース大村ではボートレースオールスター初開催
そしてボートレース大村は今大会の開催でSGグランドスラムを達成しました。

2024年4発目となるSG競走で、大村の水面からどんなドラマが待っているのでしょうか。
トップレーサー達によって繰り広げられる熱いバトルに大注目です!

出典:ボートレース大村OCEAN CUP特設サイト

ボートレース大村の特徴は?

出典:ボートレース大村公式サイト

大村競艇場(ボートレース大村)は、長崎県にある競艇発祥の地として有名なナイター開催の競艇場です。

1コース1着率は全国平均よりもかなり高く、1コースの1着率と2・3連率が平均よりかなり高いので、基本的には1コースの艇を中心に予想をするのが良さそうです。

また、海水は淡水よりも浮力が大きいので、体重の重い選手でもスピードを出しやすいため、大半のレースがスピード戦になりやすいです。
そのため、モーターの気配が良い艇スタートタイミングが早い選手を狙うのがおすすめ。

また、水面は干満差も少しあり、2マークにうねりが発生しやすいものの、潮の影響は小さいので静水面と難水面の中間くらいの走りやすさだと言われます。

満潮時は乗りにくく、選手が本来の実力を発揮しにくいので、コースの有利・不利を重視。
一方、干潮時には乗りやすいことから選手が実力を発揮しやすいので、選手の実力を重視してください。

このほかにも大村競艇場では、スタートタイミングを合わせるための目標物がなく、スタートが難しいという特徴があります。

そして、大村の水面は節の序盤こそ地元選手が有利ですが、節の後半になると地元有利は小さくなるため、遠征組の選手でも本来の実力を発揮できる水面とも言えます。

予想する際は、スタート展示の行き足や周回展示のかかりにも注目して予想を立てるとよいでしょう。

出典:ボートレース大村公式サイト
出典:BOAT RACE公式サイト
出典:BOAT RACE公式サイト

大村競艇場はSGグランドスラム

2024年の「第29回 オーシャンカップ」の開催により、大村競艇場はSG競争の全8タイトルを全て開催したことになります。
SG競争の開催は10回目ですが、大村競艇場でSG競争が開催されるようなったのが2010年のグランドチャンピオン以降になりますので、開催15年での完全達成ということになります。

おなご

ボートレース大村はSG開催10回目にして、8つのSGタイトルを全て開催したんだよ。

無知なネコ

さすが、全国24の競艇場の中で4年連続1位を維持しているだけあるわ…

全国24の競艇場の中、売上金額で4年連続1位を維持している大村競艇場。
2023年度の年間売上金額は、なんと1746億6,000万円!
その金額で平均売上金額を計算すると、1日当たり約4億7,721万円となります。

大村競艇場については、以下の記事でも詳しく触れていますので、ぜひご覧ください。

第29回大会に出場する選手は?

2024年のオーシャンカップに出場する選手は、前年のオーシャンカップ優勝者グランプリ優勝戦出場者直前のグランドチャンピオン優勝者が中心となります。

冒頭でご紹介したとおり、参加資格は以下の条件をクリアした実力者に与えられます。

  • 【優先出場】前年度のオーシャンカップ優勝者(1名)
  • 【優先出場】前年のボートレースグランプリ優勝戦出場者(6名)
  • 【優先出場】直前のSG競走・グランドチャンピオン優勝者(1名)
  • 選考期間内におけるプレミアムG1・G1・G2の優勝戦における着順点上位者
    ※同点の場合はプレミアムG1、G1、G2における着順点上位順に選出

大村競艇場で開催される「第29回 オーシャンカップ」の出場選手が下記の52名に決定しました。
さっそく、出場選手の一覧を見てみましょう。

第29回オーシャンカップ 出場選手選出順位表
(開催期間:令和6年7月23日~28日)
(成績対象期間:令和5年5月1日から令和6年4月30日)

優先出場
順位
登番氏名支部出身地得点着順点
合計
出場
回数
優出
回数
優勝
回数
備考
前年度
優勝者
4831羽野  直也福 岡福 岡10243193103年連続5回目
第38回
グランプリ
優勝戦
出場者
4320峰   竜太佐 賀佐 賀941,1212211043年ぶり11回目
4418茅原  悠紀岡 山岡 山53926249618年連続10回目
3941池田  浩二愛 知愛 知417152475120年連続21回目
4337平本  真之愛 知愛 知30795259306年連続12回目
4586磯部   誠愛 知愛 知28807241215年連続5回目
4168石野  貴之大 阪大 阪26628208303年連続15回目
直前SG
優勝者
第34回グランドチャンピオン(尼崎)優勝者
93960菊地  孝平静 岡岩 手749032637313年連続18回目
104205山口   剛広 島広 島67827254642年ぶり12回目
114166吉田  拡郎岡 山岡 山611,043294714年ぶり7回目
124851関   浩哉群 馬群 馬46762246412年連続2回目
134719上條  暢嵩大 阪大 阪45688218425年ぶり2回目
144262馬場  貴也滋 賀京 都441,054287417年連続9回目
154371西山  貴浩福 岡福 岡441,004282515年連続7回目
164459片岡  雅裕香 川高 知42857259513年連続4回目
174932新開   航福 岡福 岡4263324851初出場
184502遠藤  エミ滋 賀滋 賀41663236412年ぶり7回目
193959坪井  康晴静 岡静 岡40706263502年ぶり17回目
204686丸野  一樹滋 賀京 都39854246502年ぶり4回目
214044湯川  浩司大 阪大 阪38714246422年連続13回目
224685島村  隆幸徳 島高 知37728271322年連続2回目
233854吉川  元浩兵 庫兵 庫36799237402年連続18回目
243946赤岩  善生愛 知愛 知36487317404年ぶり10回目
254907小池  修平大 阪大 阪3463024240初出場
263780魚谷  智之兵 庫兵 庫33944274207年連続16回目
273942寺田   祥山 口山 口33818255309年連続19回目
284547中田  竜太埼 玉福 島33618260313年ぶり6回目
293783瓜生  正義福 岡福 岡31865251316年連続19回目
304266長田  頼宗東 京神奈川31760275314年ぶり7回目
314350篠崎  元志福 岡福 岡31726255403年ぶり9回目
324013中島  孝平福 井福 井30869294304年連続15回目
334445宮地  元輝佐 賀佐 賀30676250302年連続2回目
343897白井  英治山 口山 口29852240302年ぶり16回目
353874山本  寛久岡 山岡 山29689283215年ぶり3回目
363779原田  幸哉長 崎愛 知27809266214年連続17回目
374524深谷  知博静 岡静 岡26707220203年連続6回目
384762藤原 啓史朗岡 山岡 山26692289212年連続2回目
394148枝尾   賢福 岡福 岡26550270314年ぶり2回目
403415松井   繁大 阪大 阪24907268202年連続25回目
414787椎名   豊群 馬群 馬24777280113年連続3回目
424028田村  隆信徳 島徳 島24675221217年連続17回目
433388今垣 光太郎福 井石 川24596217306年連続25回目
444398船岡 洋一郎広 島広 島24476274302年ぶり2回目
454590渡邉  優美福 岡福 岡2335624821初出場
464030森高  一真香 川香 川22783296103年連続13回目
474238毒島   誠群 馬群 馬22780223102年ぶり13回目
484362土屋  智則群 馬群 馬21737247202年ぶり4回目
493978齊藤   仁東 京東 京21696282103年ぶり10回目
504055吉田  俊彦兵 庫兵 庫21686268207年ぶり10回目
514573佐藤   翼埼 玉埼 玉20651237103年連続3回目
524494河合  佑樹静 岡静 岡2063229420初出場
予備14095福来   剛東 京東 京2056628010
予備24933板橋  侑我静 岡静 岡2051519111
予備34477篠崎  仁志福 岡福 岡2048821520
予備44760山崎   郡大 阪大 阪2033727521
予備54433川野  芽唯福 岡福 岡2026223520
予備64208三浦  永理静 岡静 岡2025026440
予備74342谷野  錬志静 岡静 岡1956428820
予備84604岩瀬  裕亮愛 知愛 知1949725220
予備94828松山  将吾滋 賀京 都1947724620
予備104061萩原  秀人福 井福 井1875229010

(注1)出場順位は、得点順とします。同得点の場合には、すべてのG1競走及びG2競走の着順点の多い者を上位とします。
(注2)第34回グランドチャンピオン(尼崎)優勝者が選出選手と重複する場合は、予備順位に従い選出します。
(注3)優勝回数及び優出回数は、G1競走及びG2競走における成績とします。
(注4)選出除外者

 
(1)スタート事故辞退期間中のため

登番氏名支部出身地得点着順点
合計
出場
回数
優出
回数
優勝
回数
備考
3590濱野谷 憲吾東 京東 京621,01527763
4444桐生  順平埼 玉福 島3988919241
4482守屋  美穂岡 山岡 山3362928230
4427秦   英悟大 阪大 阪2770326120

 
(2)家事都合辞退期間中のため

登番氏名支部出身地得点着順点
合計
出場
回数
優出
回数
優勝
回数
備考
4500山田  康二佐 賀佐 賀1879426410

(注5)予備選手について、スタート事故によるあっせん辞退期間等が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合は、予備選手の資格を喪失します。

第29回 オーシャンカップ出場選手一覧

第29回オーシャンカップ(大村)出場選手決定 | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

2年連続の出場となる松井 繁選手は、自身が持つ最多記録を更新する25回目、最多タイ記録を有する今垣 光太郎選手は6年連続25回目の出場。
池田 浩二選手はなんと20年連続21回目の出場となります。

2024年のオーシャンカップには初出場選手が4名
2016年5月にデビュー4走目で初勝利を挙げた時の2連単の払戻金579,900円(5799倍)が史上最高配当を記録した、2022年の最多勝利選手の「新開 航(シンカイ ワタル)選手」、「小池 修平(コイケ シュウヘイ)選手」、「渡邉 優美(ワタナベ ユミ)選手」、「河合 佑樹(カワイ ユウキ)選手」の初出場に注目が集まっています。

地元である長崎支部からは、コーナーでの強烈なダンプを持ち味に戦うベテランレーサー「原田 幸哉(ハラダ ユキヤ)選手」が出場します。

2024年7月1日、ボートレース公式サイトで「第29回 オーシャンカップ(大村)の出場選手繰り上がりについて」の発表があり、直近のグランドチャンピオンで土屋 智則選手(4362・群馬)が優勝したことにより、福来 剛選手(4095・東京)の繰り上げ出場が報告されています。

出典:BOAT RACE公式サイト

ドリーム戦のメンバーは?

ドリーム戦メンバーはSG開催の1〜2ヶ月前に発表されます。
しかし、オーシャンカップの場合は開催の3週間ほど前の発表でした。

オーシャンカップのドリーム戦に出場する選手は、選出順位の上位6名が選出されます。
ちなみに枠番も、内枠から選出得点順位順に組み込まれます。

ちなみに今大会で選出されたのは、峰 竜太選手菊地 孝平選手山口 剛選手吉田 拡郎選手茅原 悠紀選手関 浩哉選手の6名です。

出典:BOAT RACE公式サイト
スクロールできます
枠番氏名(フリガナ)登録番号支部選出得点着順点合計
1峰   竜太(ミネ リュウタ)4320佐賀94点1,121点
2菊地  孝平(キクチ コウヘイ)3960愛知74点903点
3山口   剛(ヤマグチ ツヨシ)4205広島67点827点
4吉田  拡郎(ヨシダ カクロウ)4166岡山61点1,043点
5茅原  悠紀(カヤハラ ユウキ)4418岡山53点926点
6関   浩哉(セキ ヒロヤ)4851群馬46点762点

ドリーム戦は他のレースよりもハイレベルな戦いとなり、着順を取るのが難しいため、同じ開催でも他の一般予選レースと比べて得点率も高くなっています。

この得点率は節ごとに計算されるので、他の節の大会には持ち越すことはできません。

得点表予選ドリーム戦
1着1012
2着810
3着69
4着47
5着26
6着15

SG・G1レースで付与される得点は、特別の場合を除いて上記のようになっています。他の予選よりも高い得点で、着順が下位の選手が特に優遇されていることが分かりますね。

6着でゴールインしたとしても、他の予選レースの4着よりも得点率が高く、ドリーム戦出場選手は予選通過が有利になる。

ドリーム戦は得点率が高いので、SGの予選通過の鍵となる。
ドリーム戦に選ばれる選手に注目しよう!

注目の出場選手

2024年の「第29回オーシャンカップ」に出場する選手の中から、注目したい選手6名をピックアップして紹介します。

特に話題となっているのは、意外にも3年ぶり11回目の出場となった「峰 竜太選手」と2年ぶり13回目の出場の「毒島 誠選手」。

峰 竜太選手は、直近のオールスターで弟子の定松 勇樹選手(5121・佐賀)が5000番台初・2000年以降生まれ初のSG制覇したことで大きなニュースになりましたが、今度は自分の優勝を弟子とともに喜びたいところでしょう。

3月の戸田クラシックで大波乱の展開から優勝手にした毒島 誠選手は、ボートレース甲子園での優勝の勢いに乗って、2018年の第23回大会以来2度目のタイトル奪還と、今年2度目のSG制覇へ向けて勝負に出る。

ほかにタイトル連覇・タイトル奪還を狙う歴代優勝選手にも注目したいですね。
前回大会を制した「羽野 直也選手」は連覇、第22回・第25回大会覇者「峰 竜太選手」は再びタイトルを手にすることができるのか⁉…
目を離せない戦いがはじまります。

羽野 直也選手

名前
(フリガナ)
羽野 直也
(ハノ ナオヤ)
登録番号4831
支部福岡
登録期114期
級別A1級

2023年の児島大会で優勝したディフェンディングチャンピオン・羽野 直也選手も見逃せません。

注目選手の中で1番の若手ながら、艇界のスーパースター・峰 竜太選手でも14年かかった“1億円プレーヤー”までの道を2023年にデビュー10年目にして達成した実力に期待が高まります!

大村オーシャンカップは、2大会連続優勝と自身2度目のタイトル獲得がかかる大一番。
石野 貴之選手(2010年・2015年・2016年)に続く、史上2人目のオーシャンカップ連覇を目指します。

峰 竜太選手

名前
(フリガナ)
峰 竜太
(ミネ リュウタ)
登録番号4320
支部佐賀
登録期95期
級別A1級

艇界のスーパースターであり、2022年には「史上最強のB1級選手」として話題となった峰 竜太選手。
2023年のボートレースダービーでSG戦線に復帰していきなり優勝を飾ると、その後もチャレンジカップで優出2着、グランプリで優出2着という、さすがの走りを披露しています。
2023年は年間最高勝率選手を受賞して、その強さは誰もが認めるところ。
実に3年ぶり11回目のオーシャンカップで最強の夏男がタイトル手に入れてビッグウェーブに乗りたい!

池田 浩二選手

名前
(フリガナ)
池田 浩二
(イケダ コウジ)
登録番号3941
支部愛知
登録期81期
級別A1級

現在の競艇では必須のテクニック「モンキーターン」をさらに発展させた「ウィリーモンキー」の先駆者として知られる池田 選手。
ハイレベルのターン技術と抜群のスタート力を武器に、SG優勝10回、オーシャンカップは20年連続出場という快進撃を続けています。

全盛期には“池田のイン戦は黙って買え”と言われるほどの圧倒的な強さを誇り、2011年にはオールスター(笹川賞)・ダービー(全日本選手権競走)・グランプリ(賞金王決定戦)とSG戦の3大タイトルを冠する圧巻の活躍を見せ、この年のMVPを獲得したほど。

愛知支部の総大将として挑む今大会。
2024年4月に史上179人目となる通算2,000勝を達成し、安定した成績で勝ち星を量産し続ける「艇界のブルーインパルス」は、優勝争いの最有力候補です。

そして、さすがのイケコーでもまだこのタイトルは未獲得。
注目選手のなかでは最年長のベテランですが、その衰え知らずの実力で自身初のタイトル獲得に挑みます。

茅原 悠紀選手

名前
(フリガナ)
茅原 悠紀
(カヤハラ ユウキ)
登録番号4418
支部岡山
登録期99期
級別A1級

2023年はSG8回出場のうち、優勝はなかったものの、自己最多となる優出6回で着実にSG制覇に近づいている茅原 悠紀選手。

代名詞といえば、こだわり抜いてたどり着いた究極の「ウィリーモンキー」。
そのターンの凄まじさから、岡山支部内では「宇宙人」と称され、西島 義則選手は「彼のターンは異次元」、烏野 賢太選手は「ボートレースの旋回を変えた男」とも評されています。

2023年はSG史上初となる最多優出記録を更新して、現在“もっともSG制覇に近い存在”と言えるでしょう。

期待を裏切らない“有言実行男”が、2014年の平和島グランプリ以来9年7か月ぶりのSG載冠に向けて、虎視眈々と優勝を狙います。

毒島 誠選手

名前
(フリガナ)
毒島 誠
(ブスジマ マコト)
登録番号4238
支部群馬
登録期92期
級別A1級

2024年のボートレースクラシック覇者にして、GRANDE5のメダルを3つ所持している毒島 誠選手。

老若男女問わず幅広いファンから根強い支持を得ている「艇界きっての人格者」です。
安定したレース展開と抜群のスタートで、2024年はここまでSG1回とG2・一般戦で2回ずつの優勝で好調を維持し続けており、今回のオーシャンカップを制すれば、2018年以来、自身2度目のタイトル奪還。
そして、自身7度目のナイターSG優勝を飾ることになります。

2024年の獲得賞金ランキングも堂々の1位で、グランプリも一気に現実となるため、ナイター最強男・毒島 誠選手の優勝へ期待が高まります。

菊地 孝平選手

名前
(フリガナ)
菊地 孝平
(キクチ コウヘイ)
登録番号3960
支部静岡
登録期82期
級別A1級

艇界屈指の『スタート巧者』であり、史上3人目のゴールデンレーサーとして、どのコースからでも1マークを先取りできる唯一無二の速攻派として知られる菊地 孝平選手。

2005年と2016年にメモリアル、2014年にはグラチャンとオールスターの2つのタイトルを獲得し、今回のオーシャンカップを制すれば、2009年以来、自身2度目のタイトル奪還となります。

これまでにSG競争で5回の優勝を誇る有力選手だけに、今大会でも『静岡(遠州)三羽ガラス』の名に恥じない活躍を見せてくれること間違いなしです!

整備に追加規定…シリンダーケース交換禁止で“セット交換”消滅

2024年7月22日、ボートレース大村では前検が行われ、オーシャンカップで5節目を迎えた今のエンジン(※2024年6月19日のシリーズから使用)を使用中は次にあげる整備について、追加規定が通達されたことが明らかになりました。

その内容は次のとおりです。

  • シリンダーケース交換はなし(事故等による変形等は除く)
  • キャリアボデー交換は抽選で節間1回まで(戻すことは可能)

つまり、オーシャンカップの開幕直前に【シリンダーケース交換はやむを得ない事情を除いて禁止】と通達されたということは、つまり「セット交換は原則禁止」と言われたのと同じこと。

直近のSGグランドチャンピオンでは、選手の半数近くである24人もの選手がセット交換を実施。
しかも、この整備を施してからはモーターが別物にうまれ変わり、エンジンパワーの向上が目に見ても明らかになったことで、結果として優出した選手の大半がセット交換の実施者という圧倒的な違いが出てしまいました。

今回の大村競艇場からの通達は、この状況を受けて早急に対応したものと推測できます。

「セット交換禁止」に対するSNSの反応は?

https://twitter.com/Uma3_mn23/statuses/1815779196922388906

オーシャンカップの結果予想

オーシャンカップの予想に役立つデータをご紹介します。
競艇界のトップレーサー同士の戦いとあって、選手同士の実力差はそこまで大きくありません。
そのため、モーターの機力勝負が大きく影響することも確か。
モーターの舟足や部品交換などの整備に関する情報は必ずチェックしておくことをおすすめします。

過去の結果を参考に

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優勝戦日開催場決まり手組番配当
2024年7月29日大村抜き4154,510円
2023年7月23日児島まくり差し534160,260円
2022年7月24日尼崎逃げ1251,000円
2021年7月25日芦屋逃げ1342,310円
2020年7月26日鳴門差し4319,350円
2019年7月15日常滑逃げ1533,790円
2018年7月16日若松まくり24516,480円
2017年7月17日丸亀逃げ1452,740円
2016年7月18日鳴門差し3123,040円
2015年7月20日三国逃げ124990円
2014年7月21日丸亀逃げ1262,530円
2013年7月28日若松抜き1363,620円
出典:BOAT RACE公式サイト

優勝戦の予想で特に気に留めておきたいことは、「約半数がイン逃げ」で決まっていること。
過去の結果を見れば一目瞭然ですよね。
また配当については、10倍程度の手堅い決着から160倍以上の荒れた決着まで幅広いことから、高配当への期待もそこそこできそうです。

そのほか、近年は124のようなスジ舟券よりも、センター勢やダッシュ勢が舟券に絡む機会が多く見られるため、2着・3着の予想をする際は広めに買っておくことをお勧めします。

2024年のオーシャンカップの結果は?

まさに選手同士の実力が拮抗して“誰が優勝してもおかしくなかった”といっても過言ではない「第29回 オーシャンカップ」。
その結果について、まずはレースの展望から順に見ていきましょう。

レース展望

第29回オーシャンカップ特設サイトに掲載されていた、今シリーズの展望をご紹介します。

出典:ボートレース大村OCEAN CUP特設サイト
出典:ボートレース大村OCEAN CUP特設サイト
毒島が7度目のナイターSG Vへ当地GP覇者・白井に意地

G1・G2で結果を残した52人によって争われる「SGオーシャンカップ」。 今回のメンバーで、当地でSG、G1の両タイトルを獲得した選手が4人いる。 SG優勝で記憶に新しいのは一昨年のグランプリ覇者・白井英治(山口)と、 同年春のクラシックで女子初のSG優勝を成し遂げた遠藤エミ(滋賀)。 ナイターSG V6の最強男・毒島誠(群馬)は今年3月の戸田クラシック、 7月の津BR甲子園を制し、獲得賞金1位で乗り込んでくる。ナイターSG V7で、獲得賞金1億円突破なるか。 最も早く両タイトルを手にした石野貴之(大阪)の大舞台での勝負強さにも特別なものがある。 迎え撃つのは4月に開催された当地72周年を制した地元エースの原田幸哉(長崎)。 F2本持ちと厳しい状況だが、念願の地元SG制覇を目指す。

引用元:ボートレース大村 > OCEAN CUP BOATRACE大村 > レース情報|展望 (omurakyotei.jp)
出典:ボートレース大村OCEAN CUP特設サイト
SGの主役は譲れぬ峰!

SGという最高峰の戦いとなれば、 地元とか遠征という概念を超えて常に主役の座は譲らないのが峰竜太(佐賀)の流儀だ。 今大会の選出基準得点も断トツで2位以下を大きく引き離している。 新勝率でその峰を上回ったのが茅原悠紀(岡山)と池田浩二(愛知)だが、 今年に入っての充実ぶりでは、G15優出V2、準V3度の菊地孝平(静岡)も負けてはいない。 頂上決戦となれば馬場貴也(滋賀)の存在は無視できず、 代表就任後初となるG1優勝を今春果たした瓜生正義(福岡)も怖い存在だ。

引用元:ボートレース大村 > OCEAN CUP BOATRACE大村 > レース情報|展望 (omurakyotei.jp)

  • さらにボートレース公式サイトに掲載されていた、最終日の推奨レース展望(12R)の内容をご紹介します。

優勝戦のポールポジションに立つのは山口。序盤からモーター2連対率を度外視できるパワーを見せて、機力は文句のつけようがないレベル。2010年のボートレースクラシック以来のSG制覇へ、あとは自分自身との戦いだ。対抗は隣に構える菊地。山口を出し抜くまでは厳しいが、スタートでプレッシャーを与えて差し勝負へ。カドになりそうな茅原も逆転Vへ虎視眈々。ダッシュを利かせて機敏マイから活路を見出すか。SG初Vを狙う齊藤が波乱の使者。

引用元:レース一覧|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト

やはり、オーシャンカップ開催前から注目視されていた茅原 悠紀選手菊地 孝平選手が順当に優勝戦へ駒を進めました。
レースの展望においては、特に予選をトップ通過して1号艇を勝ち取った山口 剛選手の優勝を有力視する声が聞かれており、今大会でもイン逃げの展開が本命のようです。
そのような状況において、レースの展望では「山口 剛選手の序盤からモーター2連対率を度外視できるパワー菊地 孝平選手がスタートでプレッシャーを与えての差し茅原 悠紀選手のダッシュを利かせた機敏マイ」に期待する内容となっています。

優勝戦出場選手インタビュー

優勝戦出場選手インタビュー

ボートレース大村の公式YouTubeチャンネルに公開されていた「優勝戦出場選手インタビュー」をご紹介します。
優勝戦まで勝ち上がってきたトップレーサー達が最終戦への意気込み・モーターの調子・戦略を語っていますので、ぜひご覧ください。

  • 2024.7.28 SG第29回オーシャンカップ 優勝戦出場選手公開インタビュー(イベントホール)
出典:【公式】ボートレース大村(メインch)
出走表

出走表

出典:BOATRACE公式サイト

次に出走表を見てみましょう。
今節をほぼオール2連対で勝ち進み、優勝決定戦への出場を決めた選手でただ一人全国勝率8.0台を維持しているのは、シリーズリーダーの山口 剛選手。
さすがにトップレベルの実力者が出場する大会の優勝戦だけあって、少数精鋭の猛者ぞろいです。

特に3コースに控える齊藤 仁選手は2連勝の勢いそのままに臨んでいますので、やはり注目選手と言えるでしょう。
当地勝率はアウト勢が有利なものの、その中でも茅原 悠紀選手が最も高く、続くのは菊地 孝平選手両者とも勝率7.50以上です。
スタートタイミングでは菊地選手が最も早く、山口選手と茅原選手が続きます。
さらにモーターでも、磯部 誠選手が引き当てた超抜モーター・53号機が絶好調で、対抗機としては機力で劣るものの茅原選手の13号機といったところでしょう。

やはり選手同士の実力差は大きくないように感じますね。
そのため、ここまで述べてきたとおり、過去のオーシャンカップの優勝戦の結果から「約半数がイン逃げ」で1号艇の選手が優勝する確率が高いことが予想するうえでの重要なポイントとなります。
総合的に判断して、モーター2連対率を度外視できるほどに文句のつけようがないレベルの機力と1枠のアドバンテージがとても大きい山口 剛選手、もしくは当地水面との相性も抜群で、モーターの機力も十分な茅原 悠紀選手への期待が大きくなるところです。

  • 才覚と覚悟をもって、SG14年ぶりの制覇へ臨む山口 剛選手
  • ドリーム戦の危機的舟足状況から見事な躍進を魅せた菊地 孝平選手
  • 父として、ボートレーサーの大先輩として大きな背中を見せる齊藤 仁選手
  • 前年SG6大会優出の大記録、SG初制覇後14度目のファイナルを制したい茅原 悠紀選手
  • 2022年オーシャンカップでのSG初制覇から上昇気流に乗っている椎名 豊選手
  • 2日目に山口選手から受けた“前付け2マイへのお返し宣言”で動向を注目された磯部 誠選手

6強が頂点を目指す、ラストスパート最終戦はどのような結果になるのでしょうか?

オッズ(単勝・3連単)

単勝オッズ

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枠番級別選手名単勝オッズ
1A1山口   剛1.2倍
2A1菊地  孝平8.7倍
3A1齊藤   仁14.0倍
4A1茅原  悠紀4.0倍
5A1椎名   豊13.3倍
6A1磯部   誠22.4倍

オーシャンカップ優勝戦の過去の結果・予選をトップ通過してきた実績・十分な機力を考慮して、山口 剛選手への期待が大きく反映したオッズとなっています。
そんな中で人気対抗格となったのは4号艇の茅原 悠紀選手。
舟足に目立つものはありませんが、2024年のSG競争を皆勤している戦績と前年のグランプリでも優出していることから、番狂わせを起こす可能性も抜群。
ツボにはまれば、まくり差しで一気に突き抜ける展開も考慮すべきとの判断がオッズに反映したようです。
それでも、1着は1号艇・山口 剛選手の線が濃厚といったところでしょうか。
続いて3連単オッズを見てみましょう。

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
124(1番人気)7.9
142(2番人気)9.5
145(3番人気)12.5
123(4番人気)12.9
125(5番人気)15.7
143(5番人気)15.7

単勝オッズの結果同様、山口 剛選手の逃げを優勢とした予想。
その影響から、1号艇・山口選手を軸とした買い目が人気上位を独占しています。
ヒモとして人気なのは、単勝オッズ2番人気の茅原 悠紀選手と2号艇・菊地 孝平選手を2着とした予想で、1412の買い目が3組ずつで人気上位を独占しています。
観客の予想では2号艇・菊地選手が2着の可能性が高いと予想しているようです。
ほかに注目したいのは、3号艇・齊藤 仁選手と5号艇・椎名 豊選手が舟券に絡むであろうと予想する買い目です。
両者ともにトリとする買い目は2点ずつあり、期待のほどがうかがえます。
人気ナンバーワンの124(7.9倍)と142(9.5倍)は、本命かつ“鉄板”の予想と言えるでしょう。

直前情報

直前情報

出典:BOAT RACE公式サイト

直前情報にも注目です。
展示タイムでは茅原 悠紀選手・齊藤 仁選手・山口 剛選手の順に伸び足が良いことがわかります。
またチルトについては、山口選手が−0.5度で出足重視、茅原選手が+1.0度と椎名 豊選手が+0.5度で伸び足重視、菊地 孝平選手と磯部 誠選手は±0度でバランス型での調整。
さらにこのレースでは誰もピストンリングを交換していないことが読み取れます。
また勝負を左右する重要な要素である「水面気象情報」にも注目しましょう。
前レース(11R)時点ではありますが、風速1メートルの追い風が吹いているものの波高は1センチと穏やかな水面であることがわかります。
このことから、モーターの気配が良い艇スタートタイミングが早い選手に着目します。
当地水面と好相性でモーターも好調な茅原 悠紀選手イン戦速攻を狙う山口 剛選手、そしてスタートタイミングが早い菊地 孝平選手が有利な状況であると推測できるのではないでしょうか。

ピットレポート

ピットレポート

出典:BOAT RACE公式サイト
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級別氏名
(登録番号
支部ピットレポート
1A1山口 剛
(4205)
広島変わらずいいです。起こしてからの回転の上がりがいいし、菊地さんと伸びの差も感じなかったです。コースに動きがあっても、しっかり内から持たせられるようにしたい。出足型でいいし、しっかりスタートを決めて先に回りたいですね。(コメント自信度・・★★★)
2A1菊地 孝平
(3960)
静岡朝の特訓では、優勝戦のメンバーの中に入ってスリットの足は変わらない感じがした。今節は冷静にレースができているし、大きな調整はせずに準優勝戦のままレースに行こうと思っている。ひとつでもいい着が取れるようにレースに集中していく。(コメント自信度・・★★☆)
3A1齊藤 仁
(3978)
東京足はだいぶ良くなっていると思います。乗り心地、回り足が良くて3日目辺りから自分好みになっています。エンジンの数字以上には動いていると思います。昨日の状態がだいぶ良かったので、微調整するかしないかです。コースを守ってスタート決めて、自分のできることをやって行きます。スタートは大丈夫です。あとは行けるかどうかですね。(コメント自信度・・★★☆)
4A1茅原 悠紀
(4418)
岡山昨日は直前にやったチルト0.5だったけど、ペラを煮詰めていい感じに反応をしていました。伸びは若干、分がいいしターンはしっかりしています。トルク系がいいです。スタート勘はしっかり合っているし、フライング一本を持っていることを自覚して行きたいです。(コメント自信度・・★★☆)
5A1椎名 豊
(4787)
群馬優勝戦はチルト05で行こうと思っている。朝の特訓はダッシュから少し出る感じはあったけど、出切るほどじゃないし、スタート練習はフライングしていましたから。しっかり展開を突ける足も意識して調整していきたい。(コメント自信度・・★★☆)
6A1磯部 誠
(4586)
愛知自分の好きな仕上がりです。出足がしっかりしていて、レースはしやすいです。大事なところで押してくれている。そんなに大きなことはせずに、しっかり気象に合わせるくらいで行きます。朝にスタート特訓に行った感じはダッシュのスタートは分かりました。進入は(ピット離れ)出ない限りは多分6コースから行きます。(コメント自信度・・★★☆)

やはりスタートを特に重視しているコメントが多く、ギリギリまで整備を1ミリも妥協しない様子がうかがえます。
さすがトップレーサーの面々だけあって、整備も直前まで抜かりないようです。
あとは優勝戦の風向きや運にも大きく左右される局面ですが、出走選手のコメントを見るに「メンタルも勝敗に大きく影響するのだろう」と感じました。
ではコンピューター予想ではどのような予想がされているのでしょうか?
いろいろなデータから導き出された予想を見てみましょう。

コンピューター予想

コンピューター予想

出典:BOAT RACE公式サイト

ここまで考察してきたとおり、コンピューターも山口 剛選手が1着の確率が高いと予想しています。
そして続くのが、茅原 悠紀選手と齊藤 仁選手。
ちなみに143(15.7倍)は3連単オッズの5番人気です。
では、どのような結果になったのでしょうか?
真夏の暑さにも負けないSG競争の大一番「第29回 オーシャンカップ」の結果を見ていきましょう。

レース結果

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト

今節の優勝戦は、選手同士の実力が拮抗していたことから、誰が優勝してもおかしくない状況でしたが、見ごたえあるレース展開から18番人気の415で決着。
オッズは45.1倍で4,510円という結果になりました。

枠なりの進入で、全艇ほとんど差のない激しいスリット合戦のなか、4号艇・茅原 悠紀選手が1周1マークでインの山口 剛選手にツケマイを敢行して襲い掛かりますが、まくり切ることはできず。
その隙に5号艇・椎名 豊選手が内を差して、トップ争いは415の3艇勝負となります。
続くバックでは、5号艇・椎名選手が伸びてきて、三者譲らずの横並びの激戦に発展。
そして、1周2マークで早くも“真夏の大一番”の大勢が決します。
1周2マークに先行したのは1号艇・山口選手と5号艇・椎名選手。
2艇がバチバチに握り合った隙を見逃さず、3番手でターンした4号艇・茅原選手が冷静に差し抜けて415
あっさりと安全圏に突入した茅原選手は、以降も手綱を緩めることなく、まくらせず・差させずの完璧な旋回を披露しながら先頭を航行。
そのまま上位隊形がしっかり固まって、4号艇・茅原選手が先頭で415という劇的な勝利となりました。

SG覇者4人を相手に堂々たるレース展開を見せ、茅原 悠紀選手が今年は3つのSGで全て予選敗退した悔しさを晴らすようなオーシャンカップ初制覇

優勝した茅原選手にとって、当地通算では初・今年3回目・通算56度目、そしてSGタイトルは2014年平和島でのグランプリ以来、実に9年7カ月ぶり2回目となるSG制覇となりました。

  • 超速報 2024 SG 第29回オーシャンカップ 優勝戦│BOATCAST NEWS 2024年7月28日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • SG第29回オーシャンカップ優勝戦 別角度カメラ映像 ボートレース大村
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
SNSの反応

SNSの反応

大村競艇場では初めての開催となった、第29回オーシャンカップ。
茅原 悠紀選手がオーシャンカップ初制覇にして、SG2つ目のタイトル獲得という結果で幕を閉じました。
SNSではどのような投稿があったのでしょうか。

数多くの『おめでとう』『感動した』『2度目のSG制覇』というメッセージのほかに、“選手になって初めてチルト1度で挑んだ精神”と“重圧で苦しんだ先の優勝”を絶賛するメッセージも多数。

目の前であんな優勝戦観られてホント幸せだぁぁぁ』『インタビューを見ていてもらい泣きしてしまいました』『(現地で)心の底からおめでとーって叫んできた』という言葉が投稿されたところを見て“茅原 悠紀選手は熱心なファンから支持されているんだな”と感じました。

ほかにも「めちゃくちゃいいレース」「すごいレース」「本当にすごいレーサー」「いい涙」と賞賛する声や「何度も跳ね返されたSG優勝の壁に今回は打ち勝った!」など、様々な投稿を見ることができたのが印象的でした。

投稿されていた反応の一部を抜粋してご紹介します。

https://twitter.com/okoshi_m/statuses/1817531206877028705
https://twitter.com/kuang_bing95121/statuses/1817544777589760044
https://twitter.com/naokun_sp6/statuses/1817546911794311262
https://twitter.com/rinotsuta_jp/statuses/1817566281027158080
https://twitter.com/MM_4482/statuses/1818135849890193537
ほかにも投稿されていた様々なメッセージ
https://twitter.com/chubanari2_kb/status/1817529377753874931
https://twitter.com/ez4o5VwoJINxlsE/statuses/1817645794729836791
https://twitter.com/okoshi_m/statuses/1817673539388076477
https://twitter.com/Banko_mk/statuses/1817740863134728643
https://twitter.com/tospo_boatrace/statuses/1817764385248735683
勝利者インタビュー

勝利者インタビュー

茅原 悠紀選手、オーシャンカップ初優勝おめでとうございます!
たくさんの声援に後押しされて掴んだオーシャンカップ初タイトル。
2014年のグランプリでSG初制覇してから、約10年間もの長い間、プレッシャーの中でも諦めることなく走ってきたというエピソードや、上半期はボロボロで苦しみとの戦いだったにもかかわらず、思い切ってキャリア初のチルト1度に挑戦した姿を見て、応援する観客がより一層増える気配がヒシヒシとしますね。

出典:日刊大衆
  • ボートレース公式サイトに掲載されていた、勝利者インタビューの内容をご紹介します。
茅原 悠紀選手の勝利者インタビュー

スタートはコンマ10を目指してという感じなんですけど、実際大村ってダッシュ難しいんで結構適当に(コンマ08)。1コーナーで(山口)剛さんに残された時点で「あ、これは厳しいかな」とちょっと正直思ったんですけど、椎名(豊)君が決まり手ですね。決まり手、椎名君です(笑)。(1周2マークは冷静に?)冷静といいますかあれは普通に差せますね、18年くらいやっているので。多分剛さんのあの出足だったらまだ諦めていないなと思ったので、僕もチルト1度だしめっちゃ頑張って走っていました。1度でも回れましたね。初めてだったので1度は。菊地(孝平)さんが「夏男」って言っているんですけど、僕は5月5日の立夏からもう夏を始めているので、もうそろそろ立秋来るので秋かなと思っているんですけど。上半期僕全然ダメだったので、下半期どれだけやれるかっていうのが勝負どころだなとは思っていたんですけどよかったです。(前回のSG制覇から10年です)そこはずっと獲りたい獲りたいと思ってもなかなか獲れるものでもなくて、後輩たちは2勝、3勝としているので、何か足りていないんだろうなと思いながら2勝目行けたのでちょっとそこがうれしかったです。(大村初制覇です)それがうれしいですね。優勝したことがなかったので。ありがとうございます。(賞金も上積みできました)ここ来るまでは19位とかで圏外になっていたので、本当にちょっと下半期性根入れて頑張らないとなと思いながら。休みも控えていますし、このあたりでというのは思ったんですけどよかったです。自分上半期でボロボロで、お客さんに貢献できなくて本当に申し訳なかったんですけど、下半期はこれを機にしっかり頑張りたいと思いますので、温かく見守ってほしいですね。こんなに遅くまで残っていただき本当にありがとうございます。下半期ここから頑張りますので、是非本場の方に来ていただき応援してください。よろしくお願いします。

引用元:結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
優勝者コメント

「チルト1度はこれまでのキャリアの中で初めて。準優の05にしようか1にしようか迷ったけど1着を取るなら1かなと思って1にした。10年ぶりのSG優勝は、その間は苦しかったけど、今回勝てて自分が一番喜んでいます。上半期は調子が悪かったけど、下半期はいい流れができました」。

引用元:「決まり手は椎名君です」茅原悠紀、作戦が功を奏する/大村オーシャンカップ | ボートレース(競艇)【マクール】 (macour.jp)

オーシャンカップの茅原 悠紀選手の活躍、プレッシャーや苦悩についてYahoo!JAPANニュースにまとめられていましたのでご紹介します。
気になった方は、ぜひご一読ください。

【ボートレース】道中逆転で茅原悠紀が通算2度目のSG制覇「決まり手は椎名君」~大村オーシャンカップ

【ボートレース】道中逆転で茅原悠紀が通算2度目のSG制覇「決まり手は椎名君」~大村オーシャンカップ

7/28(日) 23:06配信

 ◆SG第29回オーシャンカップ(28日・ボートレース大村・最終日)    チルトを1度に跳ねて真っ向勝負を挑んだ茅原悠紀(37=岡山)が2マークを冷静に差して歓喜のVゴール。2014年平和島グランプリ以来、約10年(9年7カ月)ぶり通算2度目のSG制覇を飾った。優勝賞金3600万円を上積みし、賞金ランクは3位に浮上。2年連続のグランプリへ当確ランプをともした。1号艇で人気の山口剛は2着、3着は椎名豊が入った。
 茅原は優勝戦で初めてチルトを1度にした。F持ちでもコンマ08のスタートを決めて、インの山口に襲い掛かった。まくり切ることはできなかったが、茅原がまくったことで5コースの椎名に差し場ができた。その椎名がバックで伸びて山口に迫る。2Mでは2人が握り合う展開になり、そこを見逃さずに茅原が冷静に差し抜けた。ゴール後は右手を挙げてガッツポーズ。大外から衝撃的なSG優勝を飾った2014年の平和島GPから9年7か月ぶり。ほぼ10年ぶりのSGVに「決まり手は椎名君」と笑わせた。
 昨年は年間SG6優出という大記録を叩き出した。しかし、今年はクラシック、オールスター、グラチャンと全て予選落ち。グラチャンではFも切った。上半期は苦しみとの戦いだった。でも、諦めることなく走ってきた。レース後は涙も見せたが、「これまで頑張ってやってきた結果。でも、1回目を勝ってから10年。とにかく長かった。その間は、なんで取れないのかとずっと思っていた。だから、この優勝は自分が一番喜んでいます」と笑顔を取り戻した。
 準優はチルトを0.5度に跳ねた。それでも十分な足だった。しかし、優勝戦は思い切って1度に。「これまでのキャリアで1度は初めて。1着を取るなら1と思ったので1にしました」。その思い切りの良さが、ナンバーワンにつながった。
 優勝賞金3600万円を手に入れて、5日目までの19位(約4170万円)から3位(約7838万円)へとジャンプアップ。2年連続でのGP出場が見えてきた。強さと自信を取り戻しさえすれば、まだまだ衝撃的な走りを見せてくれるに違いない。

引用元:【ボートレース】道中逆転で茅原悠紀が通算2度目のSG制覇「決まり手は椎名君」~大村オーシャンカップ(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース

【大村ボート SG第29回オーシャンカップ】茅原悠紀 2M大逆転で9年7カ月ぶりSG2勝目

【大村ボート SG第29回オーシャンカップ】茅原悠紀 2M大逆転で9年7カ月ぶりSG2勝目

[ 2024年7月29日 04:30 ]

優勝盾を持ち笑顔でガッツポーズする茅原悠紀

 ボートレース大村のSG「第29回オーシャンカップ」は28日、12Rで優勝戦が行われ、4号艇の茅原悠紀(37=岡山)が2M逆転で制した。2014年12月の平和島グランプリ以来9年7カ月ぶり2回目のSG制覇を飾り、優勝賞金3600万円を獲得。今年の獲得賞金を7838万円とし、ランキング3位に浮上した。インから残した山口剛が2着、5コースから展開を突いた椎名豊が3着に入った。

 オーシャンブルーここにあり。茅原は優勝戦、チルト1度の大勝負に出た。これが大正解。コンマ08のスタートから攻めていったが、1周1マークでは決着はつかず。「はまらなかったので、終了だと思った」と心境を明かしたが、3周何が起こるか分からないのがボートレース。1周2マークで山口と椎名が競ったことで、勝利の道が開いた。青のカポックがズコーンと飛び込み勝負は決した。14年平和島でのグランプリ以来、実に9年7カ月ぶり2回目となるSG制覇。ピットで周りから祝福されると、目には涙を浮かべた。

 「めっちゃうれしいです。チルト1度は当日に決めました。試運転で出足も伸びもあったので。今までチルト1度はやったことなかったし、1着を取るなら1度だと思ってやりました」

 イチかバチが見事にはまり、最高の結果を手にした。抜きでの優勝となったが「決まり手は“椎名君”ですね」と笑いを誘った。

 昨年はSGで6度の優出をしたが、今年は3つのSGで全て予選敗退。前検日の共同インタビューでは「こういう時もあるだろうな」と焦る様子は一切見せていなかった。今までやってきたことを信じるだけだった。直前の津甲子園でも予選1着0本と無念の結果。「津もダメなりに頑張りましたし、それが生きていた」と、努力を惜しむことはなかった。

 これで優勝賞金3600万円を加算して賞金ランキングは3位まで浮上。2年連続のグランプリ出場が現実味を帯びてきた。「下半期でどこまでやれるかですね。実験です」。最後も茅原らしい言葉を残し、ウイニングランへと向かった。

引用元:【大村ボート SG第29回オーシャンカップ】茅原悠紀 2M大逆転で9年7カ月ぶりSG2勝目― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

「決まり手は椎名君です」茅原悠紀、作戦が功を奏する/大村オーシャンカップ

「決まり手は椎名君です」茅原悠紀、作戦が功を奏する/大村オーシャンカップ

2024/07/28 22:10

ボートレース大村のSG「第29回オーシャンカップ」は28日、優勝戦を迎えた。

尼崎のグラチャンではセット交換が大流行したものの、今節は事故などで変形した場合を除いてのシリンダーケース交換は禁止。つまり、セット交換はできない状況となった。ただ、キャリアボデー交換だけは抽選で1回だけというルールだった。終わってみれば、機力差の大きなシリーズだったように思う。優出した6人はいずれも高レベルの仕上がりだった。

その中でも山口剛の出足はケタ違いだった。しかし、優勝戦の直前情報が発表されると状況は一変した。茅原悠紀がチルト1に跳ねていたからだ。9Rが終わった後に行われた特訓では強烈に伸びていたそうだが、「なるほど、1だったのか」と納得。F持ちでも08のスタートを決めてまくっていった。1Mは山口に受け止められてしまったが、まくったことによってパワフルな舟足だった椎名豊に差し場が生まれた。

結果的に、この作戦が勝利に結びついた。椎名が山口の内に食い込んできたおかげで、2Mのドラマチックな展開が生まれたからだ。「決まり手は椎名君です」と茅原。しかし、いやいや、大一番で選手になって初めてチルト1を選択したアナタの勝ちですよ。昨年は年間6優出という大記録を達成も、今年はクラシック、オールスター、グラチャンと全て予選落ち。今年初めて予選を突破して優出、そして優勝までさらっていくんだから、もうスランプとは言わせませんよ。

引用元:「決まり手は椎名君です」茅原悠紀、作戦が功を奏する/大村オーシャンカップ | ボートレース(競艇)【マクール】 (macour.jp)

  • 超速報 2024 SG 第29回オーシャンカップ 優勝者インタビュー│BOATCAST NEWS 2024年7月28日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • 衝撃のGP制覇から9年7ヵ月!茅原悠紀 涙のSG制覇!│BOATCAST NEWS 2024年7月28日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
レース考察

レース考察

「第29回 オーシャンカップ」優勝決定戦における勝利のカギとなったのは、茅原 悠紀選手の“どのような状況でもあきらめずに挑戦する精神面の強さ”と“レース中の冷静な判断力”でしょう。

前回のSG制覇から9年7か月もの期間『なんで(SGを)取れないのかとずっと思っていた』と苦みながらも、それでもこの大一番で“キャリア初”のチルト1度に挑戦する、勝利を追い求めた意欲と姿勢は賞賛に値します。

山口選手との1周1マークの攻防について『はまらなかったので、終了だと思った』と心境を明かしつつも、1周2マークで山口 剛選手と椎名 豊選手が競った隙を見逃さず、勝利の道を手にしました。

勝負どころでも落ち着いたレース振りを披露して、この勢いで下半期もグランプリに向けてさらなる活躍を見せてくれるはずです。

茅原 悠紀選手は、勝因について『決まり手は“椎名君”ですね』と笑いを誘いつつも、『チルト1度は当日に決めました。試運転で出足も伸びもあったので。これまでのキャリアで1度は初めて。1着を取るなら1度だと思ってやりました』『下半期でどこまでやれるかですね。実験です』と茅原選手らしい言葉で先を見据えるなど、冷静な分析力も勝利へ繋がる鍵だったのですね。

観客席からの多くの歓声と拍手があがる印象的なレースでした。

出典:日刊大衆
出典:日刊大衆
出典:日刊大衆
出典:日刊大衆
出典:日刊大衆
出典:日刊大衆
  • ボートレース公式サイトに掲載されていた、レース考察の内容をご紹介します。

ほぼ横一線のスタートから、山口が先マイするも茅原がまくり、椎名がまくり差しで応戦。バックストレッチでは3艇による接戦状態になります。迎えた2マーク、山口が先取りの構えを見せると椎名が抵抗し両者流れ加減に。ここで展開を読み切った茅原が空いた懐を鋭く突き抜けトップに躍り出ます。以降も手綱を緩めず快走した茅原が先頭でゴールイン。オーシャンカップを初制覇し、約10年ぶりのSG優勝を果たしています。

引用元:レース一覧|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
  • 最後に優勝戦を戦いぬいたメンバーたちの思いについてYahoo!ニュースが報じていましたのでご紹介します。
    さすがトップレーサーの面々だけあって、優勝した茅原 悠紀選手への賞賛の声も多数聞かれました。

SG現地レポート】優勝戦メンバー・惜敗者たちの思い / マクール主筆ヤマケイ【ボートレース大村】

7/29(月) 18:01配信

激戦だった優勝戦。茅原悠紀の9年7か月ぶり、2回目の優勝で幕を閉じた。ここではスポーツ紙などでも詳しく報道されることはない、惜敗選手たちのことを少し伝えておこう。

まず、人気を背負った1号艇の山口剛。 2着ではあったが、第一声は「完敗です」。続いて「インから持ったかと思いましたけど…。でも⑤(椎名)も半艇身ぐらいかかっていたし、(2マークで)先に行かせて差しても届かなかったと思う」と続けた。ただ「やれることはやった」とも。茅原同様、2回目の優勝はすぐそこにあるぞ!

もうひとり、2マークまで夢を見た、3着の⑤椎名豊。 戦前には最近の群馬支部の好調ぶりにも刺激を受けているようで、毒島誠はもちろん、「1月にはここで関浩哉もBBCトーナメントを勝っていますしね」と話していた。彼がピットに上がって来て口にしたのは、「もう少し出足が欲しかったです。もっとエンジンを出せないと勝てませんね」との弁。調整力の向上を課題に挙げた。

4着は、大外から行った⑥磯部誠。 「④と⑤には分が悪かったけれど、自分なりの調整で行けました」、そして優勝した茅原同様に「今年の下半期、これでリズムを上げていきたい」と、これからの意気込みを口にした。

5着は8年ぶりのSG優出だった③齊藤仁。 「スタートはもう少し行きたかったです。仕上がりは良かったですよ」。そして6着は、今回のメンバーではSG5回優勝と実績一番だった②菊地。「仕上がりは悪くなかったけれど、茅原選手が素晴らしかったと思う」と、茅原のことを称えていた。

引用元:【SG現地レポート】優勝戦メンバー・惜敗者たちの思い / マクール主筆ヤマケイ【ボートレース大村】(マクール) – Yahoo!ニュース

まとめ

出典:ボートレース大村OCEAN CUP特設サイト

今大会の優勝戦ではカド枠のアドバンテージを存分に発揮して、見事なスタートと冷静なレース運びで、茅原 悠紀選手が2023年のSG6優出でも優勝を掴めなかった悔しさを晴らすようなオーシャンカップ初制覇

優勝した茅原選手にとって、当地通算では初・今年3回目・通算56度目、そしてSGタイトルは2014年平和島でのグランプリ以来、実に9年7カ月ぶり2回目となるSG制覇となりました。

1周1マークではツケマイを敢行するも、優勝候補筆頭の山口 剛選手の前へ出ることはできず。
それでもあきらめることなく1周2マークで山口選手と椎名 豊選手が競り合う隙をついて、冷静に差し抜けて劇勝。

思い切ってキャリア初のチルト1度に挑戦することで優勝最有力とされた山口 剛選手に勝利したのです。

その証拠に、3連単のオッズ上位は山口 剛選手を軸とする買い目が独占し、組番の415は18番人気、3連単のオッズは45.1倍で4,510円という中穴決着となっています。

2014年のグランプリでSG初制覇してから、プレッシャーで苦しんだ先のタイトル獲得という感動的なエピソードと、今後のボートレース界をけん引する存在として、どのような変貌を遂げていくのかにも注目したいですね。

2024年8月には、丸亀競艇場でボートレースダービーが控えており、次は舞台を四国地区に移して、まだまだ熱い戦いが繰り広げられます。
艇界屈指のレーサーによるトップレベルの戦いはまだ折り返したばかり!
グランプリも視野に入り始めた時期、年末に向けてボートレースファンの期待はますます高くなっていくことでしょう。

  • おースアンカップは毎年7月下旬から8月上旬頃に開催される
  • 1996年に国民の祝日「海の日」の創設を記念して新設された
  • 正式名称は「海の日記念オーシャンカップ競走」で「オーシャンカップ」と呼ばれる
  • 前年のオーシャンカップ優勝者グランプリ優勝戦出場者直前のSG競走(グランドチャンピオン)優勝者選考期間内におけるプレミアムG1・G1・G2の優勝戦における着順点上位者など52名に出場資格が与えられる
  • 優勝賞金は3,600万円
  • 2024年の第29回オーシャンカップは、7月23日〜28日までの6日間ボートレース大村で開催
  • ドリーム戦に出場する選手は、選出順位の上位6名の選手
  • 注目選手は、羽野 直也選手(4831)峰 竜太選手(4320)池田 浩二選手(3941)・茅原 悠紀選手(4418)毒島 誠選手(4238)菊地 孝平選手(3960)
  • 2024年は茅原 悠紀選手がオーシャンカップ初制覇を達成して、自身2度目のSG載冠となった
  • 組番の415は18番人気、3連単のオッズは45.1倍で4,510円の中穴決着

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