無知なネコおにいやん、予想は的中するんだけどなんかトータルで負けちゃうんだ、これなんで？
おにいやんなるほど、それは的中率は高いけど回収率が低いのかもね！
今回は競艇の的中率を解説します。
数字が絡みますがなるべくわかりやすく、解説するようにしますね！
この記事を読むと…
- 競艇の的中率とは何かがわかる。
- 的中率を上げるだけでは勝てない理由がわかる。
- 的中率と回収率を上げるための対策がわかる。
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競艇の的中率とは
競艇の的中率とは「舟券が的中する確率の数値」のことです。数値はパーセントで表されます。
この数値が高ければ高いほど、舟券が的中する確率が高いということですね。
では「的中率100パーセント」を目指し、的中率100パーセントを達成することが「競艇で勝つ」ことなのか。
答えはNOです。
的中率だけを100パーセントにするのであれば、自分が参加するレースの舟券の買い目全てを購入すればよいわけです。
そうするとどうなるか、トリガミになって収支はマイナスになる確率が高くなるわけですね。
収支がマイナスになるのでは楽しいものも楽しくなくなってしまいます。
そうならないための対策も解説していきますので、是非最後まで読んでいってくださいね！
的中率の計算方法
的中率の計算式は以下の通りです。
- 的中率＝的中数÷購入数×100
例えば、20レース分の舟券を購入して10レースを的中させたのであれば、
10÷20×100＝50ということで的中率は50パーセントになるということです。
的中率の「理論値」と「実際の値」
競艇の的中率には「理論値」と「実際の値」に乖離があります。
どういうことかと言うと、例えば単勝の的中率は6艇の中から1艇が1着になるので「16.7パーセント（1/6）」ですね。
おにいやんこの16.7パーセントというのが「理論値」だよ。
しかし、1号艇単勝の的中率は全国平均にすると50パーセント超です。
無知なネコじゃあこの50パーセント超っていうのが「実際の値」だね！
なぜ理論値と実際の値に乖離がうまれるのか。
それは競艇は選手やモーター、天候等の条件によってレース結果が変わるからです。
理論値を追うのではなく、実際の値に気を付けることが重要です。
舟券ごとの的中率
的中率の基礎的な知識として舟券ごとの的中率の理論値を解説します。
| 舟券の種類 | 的中率（理論値） |
| 単勝 | 16.7パーセント（1/6） |
| 複勝 | 33.3パーセント（2/6） |
| 2連複 | 6.67パーセント（1/15） |
| 3連複 | 5パーセント（1/20） |
| 拡連複 | 20パーセント（3/15） |
| 2連単 | 3.33パーセント（1/30） |
| 3連単 | 0.83パーセント（1/120） |
並べて見てみると各舟券ごとの的中率にひらきがありますね。
最近競艇を始めて的中率はおろか舟券の細かな違いもわかんないよ、って方もご安心ください。
丁寧に解説していきます！
▼損をしにくい買い方含めて舟券の種類を知りたい方はこちら！
単勝
単勝は、どの艇が1着でゴールするかを予想する舟券です。
非常にシンプルな舟券ですね。
単勝の的中率は16.7パーセント（1/6）。
おにいやん確かに的中させやすいんだけど、オッズが低くて利益が出しにくい舟券だよ。
競馬では単勝で勝負といった方も多くいらっしゃいますが、競艇ではあまり購入されない舟券ですね。
複勝
複勝は、1着もしくは2着に入る艇を予想する舟券です。
7種類の舟券の中で最も的中率が高いのが複勝です。
複勝の的中率は33.3パーセント（2/6）です。
単勝よりも更に当てやすいということはつまり、それだけオッズが低い。
オッズが低いということは利益が出しずらい。ということはつまり…単勝と同じで競艇ではあまり購入されない舟券です。
2連複
2連複は、1着と2着の艇を順番問わず当てる舟券です。
おにいやん複勝との大きな違いは、順番は問わないけど1着と2着の艇をどちらも当てないといけない点だね。
2連複の的中率は6.67パーセント（1/15）です。
順番を問わない分当てやすいのですが、着順までぴたりと当てないといけない舟券と比べると配当は劣ります。
3連複
3連複は、1着から3着でゴールする艇を順番関係なく当てる舟券です。
3連複の的中率は5パーセント（1/20）です。
順番が関係ないと言え、3艇予想しなければなりませんので2連複より的中させずらく配当も高いです。
拡連複
拡連複は、1着から3着までにゴールする2艇を選ぶ舟券です。
おにいやん別名は「ワイド」だよ。
拡連複の的中率は20パーセント（3/15）です。
1着から3着の中で2艇を的中させるということで的中するパターンも3通りあり、的中率が高いです。
しかし的中率が高い分、オッズが低くなってしまいます。
2連単
2連単は、1着と2着を順番通りに指定して的中させる舟券。
かつての競艇の基本ともいえる舟券が2連単です。
2連単の的中率は3.33パーセント（1/30）です。
3連単が導入される前までは競艇の主流の舟券でした。
順番通りに的中させる必要があるということで、的中率は低くなりますがオッズは他より高くなる傾向があります。
3連単
3連単は、1着から3着までを順番通りに指定して的中させる舟券です。
おにいやん競艇で勝ちたいなら、最終的にはこの3連単を自力で予想して的中させる実力が必要だよ。
3連単の的中率は0.83パーセント（1/120）です。
的中率は1パーセントを切っており、他と比べても圧倒的に的中率が低いことがわかると思います。
的中率は低いですがその分オッズが他より高い。
そのため、競艇においては3連単が舟券を購入するときの主流です。
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的中率を上げるための対策5選
無知なネコ競艇における的中率の考え方についてはわかったからもっと実践的な知識をちょうだいよ！
って皆さん思っていますよね。
ということで、的中率を上げるための対策を5つ解説します。
- 1号艇の選手に注目する
- 1号艇が勝ちやすい競艇場をチェック
- 当てやすいレースに限定して参加する
- モーターに見極める
- 気候条件に注意
1号艇の選手に注目する
「競艇は1号艇が圧倒的に有利」
皆さまご存じ、競艇の超基本的な知識ですね。
この特性は最大限予想に役立てるべきであり、的中率アップのコツもここにあります。
では具体的に1号艇の何を見れば良いのか。以下の3点です。
- 1号艇の級別（クラス）
- 最近のレースの成績
- 1号艇と2、3号艇の実力差
順番に解説します。
1号艇の級別（クラス）
競艇選手は実力によって4つのランクにわけられています。
- A1
- A2
- B1
- B2
A1が最も実力が高いランクにあたります。
例えば1号艇の選手がA1ランクの選手であり他の5選手がA1よりも低いランクの選手だった場合、
1号艇のアドバンテージを維持して1着でゴールする確率は高いといえます。
▼級別（クラス）の詳しい情報を予想に活かして収支を安定させたい方はこちら！
最近のレースの成績
出走表記載の級別（クラス）は半年前の成績で決められたものです。
つまり、
- 出走表記載のクラスが高い選手の実力が確かなものであることは間違いないが、直近で良い成績を残しているという証明にはならない
ということ。
選手は当然、人間なので調子の良し悪しがあり、いつも同じレースができるわけではないのです。
出走表記載のクラスだけでは最近の調子までは判断がつきません。
例えA1クラスの選手であってもそれは同じであるため、最近のレースの成績とクラスを照らし合わせて考えることが重要になります。
▼知らなきゃ損する「出走表の見方」をマスターしたい方はこちら！
1号艇と2、3号艇の実力差
特に的中させたときのリターンが大きい3連単を予想するときは注意したい点ですが、
1号艇だけを気にしていては的中させることは難しいといえます。
2号艇と3号艇の選手は1号艇の選手と比べてどの程度の実力を持っているのかを確認しないといけません。
もし、2号艇と3号艇の選手が1号艇の選手と同程度の実力を持っている場合、1号艇選手の優位性は更に高まると言えるでしょう。
なぜなら、2号艇と3号艇は4号艇より外側にいる艇がインコースに入ってくるのを防ぐ「壁」になるからです。
しかし、もし2号艇と3号艇の選手の実力が確かなものでない場合、4号艇より外側の艇が捲ってきたり、捲り差しをしてくる可能性が高まります。
そのような場合だと予想がしずらくなり、的中率の低下に繋がることになります。
▼「差し」や「まくり」などの決まり手を詳しく解説した記事はこちら！
1号艇が勝ちやすい競艇場に注目する
全国24会場の競艇場にはそれぞれ特徴があります。
競艇は1号艇が有利であり、1号艇が1着でゴールする確率は50パーセント超。
しかしなんと60パーセントを超える確率で1号艇が1着でゴールする競艇場があります。
| 競艇場 | 1着率（％） |
|---|---|
| 芦屋競艇場（特徴はこちら） | 64.3 |
| 大村競艇場（特徴はこちら） | 63.7 |
| 下関競艇場（特徴はこちら） | 62.4 |
| 徳山競艇場（特徴はこちら） | 61.6 |
（集計期間：2021年9月1日 ～ 2022年8月31日）
ちなみに、1号艇が1着でゴールする確率が低い競艇場だと40パーセント前半。
予想の軸を1号艇に固定して考えられるのは予想をするうえで大きなアドバンテージですね。
当てやすいレースに限定して参加する
実は競艇には、他のレースと比べて的中させやすいレースがあります。
- 各レースの優勝戦
- モーニングレース
この2つのレースです。
優勝戦は予選を勝ち抜いた実力者が集まるため、1号艇の選手の実力は確実です。
それに加えて2号艇、3号艇の選手も実力者揃いのためレースが荒れる確率が低く予想がしやすい傾向にあります。
モーニングレースはレース開始が9:30ごろと、一般のレースより早め。
そのため、集客効果アップのため通常とは異なる番組構成になっており、A1クラスの選手を1号艇に配置する等の初心者でも予想がしやすい形になっています。
▼モーニングレース「朝1戦」が開催される唐津競艇場の予想のコツはこちら！
モーターに注目する
競艇では選手が使用するモーターは抽選で決まります。
モーターは全て同じ設計がされていますが、その性能には個体差があり「強いモーター」と「弱いモーター」があります。
その影響で実力のある選手でも弱いモーターが原因で本来の力が発揮できないといったケースも。
モーター2連率といった数値は選手の実力と同じくらい重要な予想材料です。
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気候条件に注意
競艇は屋外で行われる競技のため、天気や風に影響を受けます。
例えば雨。選手にもモーターにも影響があります。
雨粒がヘルメットについて視界が悪くなる、雨が衣類にしみて重くなりスタートの感覚を狂わせるといった影響があります。
また、モーターの調整によっては雨のせいでエンジンの出力が落ちるといったことも。
風もレースに影響を与えます。
ざっくりですが、追い風は1コースから3コースの選手に有利に働き、向かい風は4～6コースの選手に有利に働きます。
選手の級別やモーターに比べると小さな予想材料ですが、他と差がつくのはこのような小さな材料を大切にできるかどうかです。
▼風が艇に与える影響を予想に活かして勝率アップを狙う方はこちら！
的中率を上げるだけでは競艇は勝てない理由3選
ここまで的中率を上げるために必要な知識について解説してきました。
そうしてきて何なのですが、競艇は的中率をひたすら高めても勝てません。
無知なネコおいおい！話が違うじゃねぇか！
って皆さん、落ち着いてください。
舟券を的中させる必要は勿論あるんです、だから的中率は高い方が良いに決まってる。
ただ的中させるのではなく条件を考えたうえで的中させなければならないといったお話です。
順番に解説していきます。
舟券によっては払戻金が安い
舟券ごとの的中率で解説しましたが、単勝や複勝の払戻金は安いことが多いです。
的中率だけを考えれば確かに的中をさせやすい舟券です。
しかし、払戻金が安いことが原因で5～6回連続で的中させても買い方によっては1回的中しなかっただけでマイナスになることもあります。
初心者のうちは単勝や複勝で楽しむのもアリですが、勝ちたいのであれば3連単を当てていく必要があることを覚えておいてください。
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買い目が多すぎる
絶対に舟券を的中させる方法は「買い目全てを買うこと」です。
例えば3連単120通り全てを1点あたり100円で全て購入したとします。
買い目120通り全てを購入しておりますので、的中率は100パーセント。
しかし、舟券代は合計で12,000円かかっているのでオッズ120倍以上の払戻がないと的中させても収支はマイナスです。
オッズ120倍以上の舟券が的中する確率はせいぜい10～20パーセント程度の低確率です。
3連単買い目全購入作戦も、もしかしたら最初の頃は高いオッズがたまたま続いて収支プラスを維持できる可能性があります。
しかし、確率はいつか収束するものなので長く続ければジワジワとマイナスが増えるのは明白。
こうなることを避けるために買い目を絞って舟券を購入することが必要です。
買い目をいたずらに増やすのではなく、理論に基づき買い目を絞るのがプラス収支への近道です。
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オッズが低くなりがち
的中率を上げるなら、実力がある選手が絡む舟券を購入するべきです。
これはセオリーではありますが、「人気の選手＝みんなが勝つだろうと予想している選手」なのでオッズが低くなる傾向にあります。
確かに的中はさせやすいですが、的中させたときの払戻金が低いことが多いということですね。
つまり実力がある選手の舟券だけを購入しているだけでは勝てないということです。
舟券を購入するだけの根拠が自分で持てるのであればいわゆる「穴」でも購入する価値はあるのです。
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的中率だけでなく回収率を上げよう
無知なネコ的中率を高めても負けちゃうだなんて…もしかして競艇って無理ゲー？
おにいやん全然そんなことないよ、回収率を上げればイイだけだからさ。
的中率を上げることは競艇で勝つことにおいて大事な要素であることは確かです。
しかし、的中率だけを上げてもトリガミになってしまい収支的にマイナスになってしまうことは前述の通りです。
収支的に勝つためには回収率を上げる必要があります。
もっと正確に言い表せば的中率を多少下げてでも、回収率を上げなければならないということです。
競艇における回収率について、
- 競艇の回収率とは
- 的中率と回収率の違いとは
- 回収率を上げるための対策3選
この3つの観点から解説します。
競艇の回収率とは
自分が購入した舟券に対して、どのくらい資金を回収できているのかを表す数値が回収率です。
元々の資金が何倍になったのかを表す数値ともいえますね。
回収率はパーセントで表され、100パーセントを超えていればプラスの収支です。
的中率と回収率の違いとは
的中率は舟券が的中した確率なので、例えトリガミになったとしても上昇します。
しかし、回収率は払戻があった金額によって算出されるため、トリガミになったら下降します。
的中率だけではみえない、収支の変動がみられるのが回収率です。
回収率を上げるための対策3選
回収率をあげるための具体的な対策を3つ紹介します。
- 買い目を絞って3連単で勝負する
- 荒れそうなレースに参加しない
- 競艇の予想を自分でできるだけの実力をつける
順番に解説します。
買い目を絞って3連単で勝負する
できるだけ投資する金額をおさえて、高い配当を受け取ることが回収率の向上において重要です。
そのため、買い目を絞って3連単で勝負することをオススメします。
的中率を追えばオッズが低くなりがちだし、3連単に絞っても買い目を増やしては収支的にマイナスになる。
あちらを立てればこちらが立たず、何とも難しい状況ですね。
そのような状況を打開するための策です。
最初のうちは1号艇を軸に判断材料を考察し、2着と3着を予想してみる。
根拠がある予想ができるのであれば舟券を購入し、根拠が持てないならそのレースへの参加は見送る。
勿論、初心者が簡単にできることではありません。
しかし将来的にはこのレベルで予想ができないと競艇で勝つことは難しいことを覚えておいてください。
荒れそうなレースに参加しない
荒れそうなレースとは以下のようなレースのことです。
- 雨や風が極端に強いレース
- スタート展示と進入隊形が変わりそうなレース
- イン屋がいるレース
荒れそうなレースは高配当も期待できますが、レース展開の予想が困難です。
それだけ買い目が増え、投資金額が増えてしまうのです。
トリガミの可能性は常にありますし、そもそも的中させることが難しい。
それであれば予想を立てやすいレースに参加することをオススメします。
競艇の予想を自分でできるだけの実力をつける
買い目を絞って3連単を的中させるのは確かな実力が必要です。
最初は失敗することは当たり前です、だからこその初心者です。
しかし、何となく舟券を買ったり他の人も買ってるからといった理由で舟券を購入していては自分で予想して的中できるようには絶対になりません。
必ず舟券を購入するときには、勝てる公算を持ったうえで購入するようにしましょう。
もし自分で予想ができない、といったことであれば予想サイトの無料予想を活用することもオススメです。
プロの予想屋さんが作った無料予想と、自分の予想を照らし合わせて比較をしてみましょう。
予想サイトへの登録が必要ですが、登録自体は無料でありそれほど手間ではありません。
いきなり競艇で儲けられる夢のような方法はありません。
しかし、他の公営競技よりも長期的に取り組めば儲かりやすいのが競艇の魅力です。
的中率と回収率があがり、皆様の競艇ライフが充実したものになればこれほど嬉しいことはありません。
勝てる初心者を目指して舟券を購入してみてくださいね！
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