【競艇】風がレースに与える影響を知れば勝率は上がる！？

競艇をする時に、風を予想の材料に入れられるかどうかで収支が大きく変わってくるんだ。

風がレースに与える影響についてさっそく解説していくね！

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競艇は風の影響を強く受ける競技

競艇は水上を走って順位を決める競技。

屋外スポーツは風の影響を受けるよね。

競艇も風の影響で水面やレーサー自身に大きな影響を与えるんだ。

スタート時の風の影響について

競艇はスタートから1周目第1ターンマークを曲がった時の順位で、ほぼ勝敗が決定する競技なんだ。

競艇場に吹く風は、そのスタートに大きな影響があるよ。

競艇は全6艇で行う競技で、1〜3号艇（イン）と4〜6号艇（アウト）では駆け引きの仕方が違うんだ。

つまり、第1ターンマーク突入時の状況がインとアウトで異なるってことだね。

競艇にはフライングスタートという方式があって、スタートラインを指定時間内より前に通過すると失格になり罰則が与えられしまうんだ。

追い風が吹くと、普段より加速が上がるよね。アウト側は悪い影響を受けるんだよ。追い風の状態で加速をするといつもよりスピードが出てしまい、フライングの可能性が高まり加速できなくて不利なんだ。

一方、イン側は追い風の影響を受けずいつも通りのスタートができるので有利になる。

向かい風の場合は、立場が逆転するよ。

風向きの影響

風の影響は、レース開始以外でも発生するよ。風によってレース展開が変わることもよくあるんだ。

向かい風

向かい風は、風が正面から選手達に直撃するので風の抵抗で普段よりスピードが出なくなる。

イン側の選手はスタートからターンまでの助走距離が短くてスピードに乗りづらい。そこに向かい風の影響が加わることで、さらにスピードが出づらくなって不利になる。

アウト側はスタートから加速できるので、終始アウト側が有利な展開で進む事が多いよ。

参加レースの風を確認して、インとアウトのどちらが有利なのかを調べて有力な選手を確認しよう。
風でレースが荒れると高配当も期待できるよ！！

追い風

追い風の場合は、スピードがいつもより出る。

アウト側はいつもと同じ速度だとフライングするので、スピードが出しにくい。

追い風の場合イン側は、風の影響を受けず走れるから有利になるよ。

強風の追い風の場合、1コースの艇は2・3コースの艇に「差し」を決められる可能性が高まるんだ。

追い風が強すぎるとスピードが出すぎてターンをするときに膨らみすぎてしまって、その内側を差されるって感じだね。

追い風で風速が強い場合は、必ず1号艇の階級や当地勝率などを確認しよう。

横風

横風はレースに大きな影響は無いから、気にしなくて大丈夫だ。

ただし風速5m以上の時は選手が艇の操作が格段にやり辛くなって、レースが荒れやすい傾向だから参加する際は気をつけてね！

風速が与える影響

風の方向より風の強さの方がレースに与える影響が大きいんだ。

さっそく風速がレースにどんな影響を与えるか解説していくね！！

3メートルまでは許容範囲内

風速が3メートル以内なら風の影響は少なく、普段のレースとほとんど変わらないことが多いんだ。

風速3メートル以内ならいつも通りの予想方法でレースを組み立てれば大丈夫だよ！

4メートル超えは危険

風速の影響を考えるのは4メートルを超えてから。

自分が参加してるレースの風速が4メートルを超えている場合は、以下の3つを確認しよう。

風の方向が追い風なら1〜3艇が向かい風なら4〜6艇が有利だよ。

5メートルを超えは大荒れ

正直、5メートルを超えたレースは展開が読めないほど荒れたレースになる。

突風の影響でイン側選手のターンが膨らんだ場合は、アウト側の艇がそこを狙って差しにくる展開もあるね。

荒れるレース狙いなら参加する価値はあるけど、堅く的中させたい場合は風速5メートル以上のレースには参加しない方が堅実だよ。

8メートル以降は安定板を装着

風速が8メートルを超えると危険すぎるため、「安定板」という板を舟底に付けてレースをするんだ。

安定板を装着するレースは、基本的にイン側の艇が有利になるよ。

理由は、安定板を付けるとモーターの回転数が落ちるからなんだ。

モーターの回転数が落ちると、アウトコース側の艇がテクニックでは覆せないから非常に不利なんだよ。

風速の確認方法

風速の確認は、レース当日にならないとできないんだよね。

自分が参加するレースの展示航走が終わってから BOAT RACE公式 で風速について掲載されるから、確認するように。

データで見る風の影響

風の種類や風速を勉強して、段々と風について詳しくなってきたと思う。

競艇では追い風なら逃げや差しが有利。向かい風ならまくりが有利。

基本的にはそのように言われるているけど、実際のレースでは風速なども関係してくるから、全部を含めてレースに参考になるデーターをまとめたからさっそく解説していくね！！

【全国平均】風速ごとのコース別1着率

「風速ごとのコース別1着率」を追い風と向かい風でまとめたから見ていこう！

	1コース	2コース	3コース	4コース	5コース	6コース
追い風1m	56.5％	15.7％	11.0％	10.0％	5.1％	1.8％
追い風2m	53.9％	16.3％	11.9％	10.9％	5.1％	1.9％
追い風3m	50.8％	17.1％	13.0％	11.5％	5.3％	2.3％
追い風4m	49.4％	16.6％	13.8％	12.4％	6.0％	1.9％
追い風5m以上	46.1％	18.7％	14.1％	13.0％	6.1％	2.0％

	1コース	2コース	3コース	4コース	5コース	6コース
向かい風1m	54.3％	14.2％	12.6％	10.6％	6.3％	2.0％
向かい風2m	52.5％	14.8％	12.8％	11.1％	6.8％	2.1％
向かい風3m	51.0％	14.4％	13.2％	12.2％	6.7％	2.6％
向かい風4m	50.2％	14.4％	13.4％	12.5％	7.1％	2.4％
向かい風5m以上	46.2％	14.6％	15.0％	14.1％	7.4％	2.8％

追い風と向かい風の風速が1m時に1号艇勝率が56.5％と圧倒的に強いことが分かるな。

追い風と向かい風が4m行くまでは50%付近の勝率が維持できている。

【全国平均】全レースのコース別1着率

風速ごとのコース別1着率のデータを分析するために全国平均の「全レースのコース別1着率」をまとめたぞ！

1コース	2コース	3コース	4コース	5コース	6コース
55.0％	14.8％	12.4％	11.0％	5.8％	1.9％

全国平均のコース別1着率のデータと風がある場合のコース別1着率を比べると、

風速が強いほど2〜6コースの艇の勝率が上がるので荒れたレースになることが分かるね。

【風速別】1着を取りやすいコースまとめ

風速ごとに、どの風速の時に何コースが1着を取りやすいかをまとめたよ。

	1コース	2コース	3コース	4コース	5コース	6コース
向かい風1m	99％	96％	102％	96％	109％	104％
向かい風2m	95％	100％	103％	101％	116％	113％
向かい風3m	93％	97％	106％	111％	115％	135％
向かい風4m	91％	97％	108％	114％	122％	128％
向かい風5m	84％	98％	121％	128％	127％	145％

	1コース	2コース	3コース	4コース	5コース	6コース
追い風1m	103％	106％	88％	91％	88％	93％
追い風2m	98％	110％	96％	99％	88％	98％
追い風3m	92％	116％	105％	105％	91％	118％
追い風4m	90％	112％	111％	113％	103％	98％
追い風5m以上	84％	127％	114％	118％	105％	106％

向かい風の場合は、風速が強ければ強いほど4〜6号艇が有利になるね。

追い風の場合は、1〜4号艇が有利になる。

データーから分かる風の影響の傾向

上のデータから分かる事をまとめると以下のようになる。

【競艇場】クセの強い風3選

ここまで風の向きや、風速がレースに与える影響を学んだと思うんだけど、次は風の吹き方が特殊な競艇場を3つ選んだから、学んでいこう。

競艇場によって水面が違うんだ。水面が違うと風が吹いた時にボートに与える影響も違うから、特徴を掴んで予想に活かしていこう。

徳山競艇場

徳山は平和島などの都心のレース会場と違って、高層ビルなどがなく直に風が競艇場に吹くから風の影響を受けやすい競艇場。

イン側に有利な追い風が約8割を占め、風速も1〜3mが多い。

向かい風が「太華山」という山に遮れて吹かないのも、インが強い要因の一つだね。

徳山競艇場の特徴や予想のコツをこの記事にまとめてあるから、インが強い徳山競艇場で損をしたくない人は読んでね！

大村競艇場

大村競艇場は、全国24競艇場の中で最も西側に位置するんだ。

展示走行では、追い風だったけど本番になると向かい風になるみたいな場面も多々あるし、その逆もある。

レーサー達は、水面の状況がすぐ変わる水面だとスピードが出しづらいから、イン側が有利になるってわけだね。

丸亀競艇場

丸亀競艇場は瀬戸内海から近い場所にあるため、常に風が吹いているんだ。

風向きは、年間を通じで向かい風が約55%を占めているため、基本的にアウトコースが有利な競艇場。

冬場は季節風の影響で風速が強くなる傾向があるから、スタートでスピードが出しづらいイン側の艇には厳しい状況になる。

よりアウトコースの強さが引き立つ展開だね。