中村 桃佳選手が1年5か月ぶりの実戦復帰!初戦からファンの期待にこたえる大活躍を魅せる!!

2025年1月25日、産休・育休を取得して長期欠場していた中村 桃佳選手(香川・4823)が、1月25日~30日に丸亀競艇場で開催されている「一般・にっぽん未来プロジェクト競走 in まるがめ」初日の第2レースで、1年5か月ぶりの実戦復帰を果たしたことが明らかになりました。

**1月27日追記**
2025年1月27日、3日前に実戦復帰を果たした中村 桃佳選手が、シリーズ3日目の前半カード(第4レース)で目標だった1着をあげたことがわかりました。
3号艇・3コースからの出走で、コンマ08の2番手スタートから豪快なまくりを決めて、完全復活を印象付ける勝ち星獲得でした。

2025年1月25日~30日に丸亀競艇場で開催されている「一般・第にっぽん未来プロジェクト競走 in まるがめ」。
このシリーズの初日、第2レースで中村 桃佳選手(香川・114期)が2023年8月10日の当地お盆戦「一般・RNC杯争奪 サマーチャンピオンレース」初日の第12レース・ドリーム戦以降を病気のため欠場し、途中帰郷してから、1年5か月ぶりの実戦復帰を果たしたことが報じられました。

中村 桃佳選手といえば、讃岐の“ピーチ姫”として、強気のレースとキリっとした美人顔から時折あふれる可愛い笑顔が魅力で、多くのファンに支持される人気レーサー。
2019年には女子選手でありながら、全若手レーサーから16名しか選出されない“トップルーキー”にまで選出された逸材です。
しかし、2023年8月以降、長期欠場前最後のレースとなった当該レースでの欠場・途中帰郷の理由について当時は公表されなかったため、一時は引退説がささやかれたことも。

そのため、当初から競艇ファンの間では「第2子の妊娠ではないか?」という憶測や、そのほかにも根も葉もない噂が飛び交うことになったことから、動向が注目されたのは記憶に新しいところです。

そして2か月後の2023年11月21日、ついに同期の倉持 莉々選手(東京・4825)のInstagramのストーリーズで、ツーショットの写真が公開されるに至ります。
掲載された写真の下部には“妊婦温泉旅”という文字と、さらに倉持 莉々選手の顔の右側には「7ヶ月」、中村 桃佳選手の顔の左側には「5ヵ月」という文字まで加えられていたことから、長期欠場の理由が“第2子の妊娠”であることが明らかになったのです。
また、この時は倉持 莉々選手も中村 桃佳選手と同様に産休で戦線離脱をしていました。

【競艇】中村桃佳選手 妊娠5ヶ月の模様

【競艇】中村桃佳選手 妊娠5ヶ月の模様

2023.11.21 19:30

今年8月からレースに出ていなかった114期の中村桃佳選手が、妊娠しており、現在5ヶ月であるようです。
倉持莉々選手のInstagramで明らかになりました。

倉持莉々選手は、本日2023年11月21日の午後にInstagramのストーリーズを更新。
中村桃佳選手とのツーショットの写真を掲載しました。
写真の下部には「妊婦温泉旅」の文字。
さらに、倉持莉々選手の顔の右側には「7ヶ月」、中村桃佳選手の顔の左側には「5ヵ月」も文字も加えました。

中村桃佳選手は、今年8月中旬に香川県にある丸亀競艇場で開催された「RNC杯争奪 サマーチャンピオンレース」に出場しましたが、シリーズ2日目のレースを欠場し途中帰郷。
その後、すべての斡旋を取り消し、レースに出ていませんでした。

引用元:【競艇】中村桃佳選手 妊娠5ヶ月の模様

なんとなく、ファンの中には「多分、妊娠かな?」という憶測はあったでしょうが、倉持 莉々選手が更新したInstagramにより、長期欠場の理由が明らかになったとともに、中村 桃佳選手の元気そうな姿を見られたことで、多くのファンが安心したことでしょう。

明るい笑顔がトレードマークの大人気レーサー”に“2児のママ”の肩書が加わって、精神面でもさらに強くなって戻ってきた丸亀競艇場の水面。
これからどのような活躍を見せてくれるのか、とても楽しみですね。

ここでは、これからさらに活躍を見せてくれること間違いなしの中村 桃佳選手について、1年5か月ぶりの復帰戦の結果から基本情報・過去戦績・ボートレーサーをめざしたきっかけ・同期の注目選手・獲得賞金・SNSまで、どこよりも詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

**1月28日追記**
2025年1月28日、3日前に実戦復帰を果たした中村 桃佳選手が、シリーズ3日目の前半カード(第4レース)で目標だった1着をあげたことがわかりました。
3号艇・3コースからの出走で、コンマ08の2番手スタートから豪快なまくりを決めて、完全復活を印象付ける勝ち星獲得でした。

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目次

中村 桃佳選手の復帰戦

中村 桃佳選手の復帰戦が行われたのは、2025年1月25日
2025年1月25日~30日に丸亀競艇場で開催中の「一般・にっぽん未来プロジェクト競走 in まるがめ」初日の第2レースでした。

長期休暇を取得する前はA1級の実力を持ち、2022年11月に鳴門競艇場で行われた「G2・第25回 レディースチャレンジカップ」では、優勝戦で大外6コースから鮮やかなまくり差しで優勝するほどの実力者であったため、復帰戦でも横断幕が上がって、たくさんの応援が中村 桃佳選手に届いたことでしょう。

久しぶりのレースなので、もちろん緊張もあったことでしょう。
実際に、中村 桃佳選手ご本人も特訓後(開幕前)のインタビューで『足は普通ですね。それより乗れない。不安しかないです。こればっかりはどうにかなることでもないし、レースをこなすしかない』と語っており、まだまだ長期欠場のブランクを感じていた様子。

そのほかにも、復帰節の目標を問われた際も『とりあえず無事故だけど、1着を1本獲りたい。パパ※1からは無事故でと言われています』と語っていたことから、まずは「無事故完走」で1日も早く「レースの勘」を取り戻せることに重きを置いていたようです。
※1:“パパ”とは2024年12月30日~2025年1月3日まで丸亀競艇場で行われた正月戦「一般・市長杯争奪 BOAT RACEまるがめ大賞」で優勝した夫の竹田 和哉選手のことを指しています。

【競艇】中村桃佳選手 復帰の斡旋が入る

【競艇】中村桃佳選手 復帰の斡旋が入る

2024.12.06 16:56

産休などのため長期欠場中だった114期の中村桃佳選手に、復帰の斡旋が入りました。

この日までに中村桃佳選手に入ったレースの出場予定は、2025年1月25日から30日まで香川県にある丸亀競艇場で開催される「にっぽん未来プロジェクト競走inまるがめ」のシリーズ。
このまま進めば同シリーズが約1年5ヶ月ぶりの復帰戦となります。

中村桃佳選手は、2023年8月に香川県にある丸亀競艇場で開催された「RNC杯争奪 サマーチャンピオンレース」に出場しましたが、シリーズ2日目のレースを欠場し途中帰郷。
その後レースに出ていませんでした。

引用元:【競艇】中村桃佳選手 復帰の斡旋が入る

【まるがめボート トークショー】中村桃佳 復帰へ向けて練習も「体力がないし、脳と体もチグハグ」

【まるがめボート トークショー】中村桃佳 復帰へ向けて練習も「体力がないし、脳と体もチグハグ」

[ 2025年1月2日 21:44 ]

門田栞(右)とまるがめでトークショーを行った中村桃佳

 昨年12月30日から5日間開催の「市長杯争奪 BOATRACEまるがめ大賞」を行っているボートレースまるがめで2日、中村桃佳(31)が門田栞(24)との香川支部選手トークショーを実施した。

 3日の12R優勝戦に1号艇で登場する竹田和哉の妻で、中村晃朋の妹でもある桃佳は25~30日の地元開催「にっぽん未来プロジェクト競走inまるがめ」を産休明けの復帰初戦に予定している。それに向けて「練習に10回ぐらい行ったけど全然乗れない。体力がないし、脳と体もチグハグ」実情を明かし、続けて「(産休前と)特に変わってないけど太ったかな。年末年始でもう一丁太ったので戻します」と語り、場内の笑いを誘った。

引用元:【まるがめボート トークショー】中村桃佳 復帰へ向けて練習も「体力がないし、脳と体もチグハグ」

【まるがめボート にっぽん未来プロジェクト競走inまるがめ】中村桃佳 地元水面で待望の復帰戦

【まるがめボート にっぽん未来プロジェクト競走inまるがめ】中村桃佳 地元水面で待望の復帰戦

2025.1.24

1年5カ月ぶりの戦列復帰となる中村桃佳

ボートレースまるがめの6日間開催「にっぽん未来プロジェクト競走inまるがめ」が25日に開幕する。

〝ピーチ姫〟こと中村桃佳(31=香川)が2回目の産休から復帰して2023年8月10日の当地お盆戦「RNC杯争奪 サマーチャンピオンレース」以来1年5カ月ぶりの実戦に臨む。

特訓後は「足は普通ですね。それより乗れない。不安しかないです。こればっかりはどうにかなることでもないし、レースをこなすしかない」と語っていた。

今節の目標は「とりあえず無事故だけど、1着を1本獲りたい。パパからは無事故でと言われています」。

〝パパ〟とは3日に行われた当地正月戦「市長杯争奪 BOAT RACEまるがめ大賞」で優勝した竹田和哉。ママも負けじと大活躍してください。注目の1走目は6号艇の2Rだ。

引用元:【まるがめボート にっぽん未来プロジェクト競走inまるがめ】中村桃佳 地元水面で待望の復帰戦

復帰戦の結果は?

中村 桃佳選手の復帰戦は、2025年1月25日~30日に丸亀競艇場で開催中の「一般・にっぽん未来プロジェクト競走 in まるがめ」初日の第2レースです。

このシリーズは“一般戦にしては豪華なメンバーが集まった”とされており、ドリーム戦に出場する選手だけを見てもその言葉が示す意味は一目瞭然。
優勝候補筆頭とされている1号艇の新田 雄史選手をはじめ、2号艇の笠原 亮選手は2024年10月にびわこ競艇場で開催された「G2・第68回 結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」から現在まで9連続優出中で、優勝5回・準優勝3回の戦績を残す絶好調ぶりです。
ほかにも、6号艇の豊田 健士郎選手は2024年には一般戦での優勝9回を数えるほどに、一般戦での勝負強さが光っています。

本題の中村 桃佳選手の復帰戦については、前付けをして5コースからの進入で、“復帰戦で1つでも良い着順を残したい”という意気込みを胸に臨んだレース。

もちろん、このレースではかなり厳しい進入コースの影響もあるため、単勝オッズでは人気も低くなることが予想されていましたが、実際は4.2倍で堂々の2番人気。
さらに3連単のオッズでは、人気トップ10の買い目がいずれも“1号艇の鈴木 茂高選手が1着”と予想しており、長期復帰後初の一戦ということで、6号艇・中村 桃佳選手が舟券に絡むとする予想は136(24.0倍)と126(28.0倍)、そして165(28.1倍)で、このレースでの1着は難しいと考えられていたことがわかります。

勝利へのプレッシャーがかかる条件下で、もちろん欠場期間が長かった影響で出走選手全員が自分よりも格上という厳しい状況でしたが、当地勝率は圧倒的ナンバーワン。
レースの結果は、コンマ18のまずまずのスタートでの3着
1年5か月というブランクを感じさせない、しっかりと舟券に絡む活躍で元A1級選手の“矜恃”を見せてくれました

このレースの3連単136は4番人気の2,400円(24.0倍)。
第2子を出産して、2人の子供の育児をしながら日々の練習に励み、欠場前と変わらない走りを見せてくれたのです。

2023年8月10日以来の復帰戦でも、これまでの選手生活と同様にファンの期待に応えて、シリーズを“無事故”で走り切れたのは、日々の努力や練習を大切にコツコツと操縦技術を磨き続けた賜物でしょう。

出走表

出典:BOAT RACE公式サイト

単勝オッズ

枠番級別選手名単勝オッズ
1B1鈴木  茂高2.3倍
2B1前田 健太郎4.8倍
3B1深山  祐二5.1倍
4B1本吉  正樹14.6倍
5A2黒崎  竜也4.8倍
6B2中村  桃佳4.2倍

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
125(1番人気)20.8
132(2番人気)22.8
123(3番人気)23.8
136(4番人気)24.0
135(5番人気)25.5
126(6番人気)28.0
165(7番人気)28.1

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト

中村 桃佳選手の復帰戦に寄せられたSNSの反応

中村 桃佳選手の1年5か月ぶりの実戦復帰に際して、SNS上にはどのような投稿があったのでしょうか。
「復帰を待ち望む声」「復帰戦を本場に応援に行く」といった温かいメッセージが多数投稿されていました。

多くのファンが中村 桃佳選手の復帰を心待ちにしていた様子がわかりますね。
とくにファン歴の長いrururururu氏からは、復帰戦が決まる前から変わらず『桃佳の復帰をずっと待っているよ…』『きたああああああああ!!!!!!わたしは本当に桃佳の復帰を待ってたの!!!ボート始めて最初に好きになった選手!!!待ってたよーーーーうれしい!!!』『ちょっと!!!きょうから桃佳の復帰戦じゃん!!!写真もあたらしくなってる!!!良い!』という声が投稿されていて、中村 桃佳選手が愛されている証を強く感じました。

また、実際に投稿されていた『お帰りなさ~い』『復帰戦を見ないわけにはいかない』『ピーチ姫復活本場舟券買ったー』『丸亀 応援行きますね 麺太郎にも寄って来よ』『桃佳の復帰を祝って、お兄ちゃんの中村晃朋を義理買い』という声から、実家のうどん店・麺太郎や兄の中村 晃朋選手の話題にも触れているファンも多いことから、中村 桃佳選手が多くの人から支持され、応援されている選手だということが伝わってきました。

投稿の一部を抜粋してご紹介します。

ファン歴の長いrururururu氏の桃佳愛溢れる投稿
実家のうどん店・麺太郎や兄の中村 晃朋選手にふれる投稿
そのほかの投稿

中村 桃佳選手と中村 晃朋選手のご両親が経営している「セルフうどん 麺太郎」 は、2人がお金を出し合ってプレゼントしたお店らしいよ。

今は地元だけではなく、ファンにとっても馴染みのお店なんだよね??
親孝行が地元への恩返し・ファンの楽しみに繋がるなんて…
なんて素敵な美談なんだろう!

【1月27日追記】中村 桃佳選手の復帰後初白星!

中村 桃佳選手が復帰後に初めて1着を獲得したのは、2025年1月25日
2025年1月25日~30日に丸亀競艇場で開催中の「一般・にっぽん未来プロジェクト競走 in まるがめ」3日目の第4レースでした。

シリーズ初日からすでに4走目。
4戦0勝ではあるものの、2度の連絡みで復帰シリーズとは思えない活躍を見せ続けてくれている中村 桃佳選手。

復帰節の目標を問われた際も『とりあえず無事故だけど、1着を1本獲りたい。パパ※1からは無事故でと言われています』と語っていたことから、しっかりと夫の竹田 和哉選手と同様に有言実行できたというところでしょうか。
※1:“パパ”とは2024年12月30日~2025年1月3日まで丸亀競艇場で行われた正月戦「一般・市長杯争奪 BOAT RACEまるがめ大賞」で優勝した夫の竹田 和哉選手のことを指しています。

【1月27日追記】復帰後 初勝利で目標達成したレース

中村 桃佳選手が復帰後に初めて1着を獲得したのは、2025年1月25日~30日に丸亀競艇場で開催中の「一般・にっぽん未来プロジェクト競走 in まるがめ」3日目の第4レースです。

このシリーズは「4号艇にA1級の伊藤 将吉選手、6号艇にA2級の荒井 翔伍選手」が配置されており、オール3連対で勝ち進む伊藤選手の好調ぶりは明らか。

本題の中村 桃佳選手の復帰後初白星の獲得については、ここまで3走して2度の連絡みをしているものの、1着を掴むことはできておらず、そろそろ勝ち星を手に入れたいという気持ちを胸に臨んだレース。

もちろん、このレースではセンター3コースからの進入で、実力ナンバーワンの4号艇・伊藤 将吉選手の単勝オッズの人気が高くなることが予想されていました。
実際に伊藤選手は圧倒的な人気で、人気2番手となったのはインコースのアドバンテージを持つ1号艇・城間 盛渚選手、続いて中村 桃佳選手が3番人気(5.7倍)で続きます。

さらに3連単のオッズでは、人気トップの買い目が436(19.4倍)と346(21.2倍)でいずれも“3号艇の中村 桃佳選手か4号艇の伊藤 将吉選手が1着”と予想しており、長期復帰後4戦目で身体と感覚が少しずつ戻って来たと判断されたことから、そろそろこのレースで中村 桃佳選手が1着になる可能性も高いと考えられていたことがわかります。

レースの結果は、コンマ08の2番手スタートから、豪快に内側の艇を飲み込むまくりで掴んだ1着
ここでも1年5か月というブランクを感じさせない、しっかりとした操縦技術を見せてくれました

このレースの3連単345は14番人気の3,570円(35.7倍)。
今節は3日目の前半カードが終わった時点で4戦1勝、3度の舟券絡みで『地元・丸亀競艇場では負けない』『本場に足を運んでくれた地元ファンに恩返しがしたい』という強い意志を感じました。

出走表

出典:BOAT RACE公式サイト

単勝オッズ

枠番級別選手名単勝オッズ
1B1城間  盛渚5.0倍
2B1深山  祐二7.1倍
3B2中村  桃佳5.7倍
4A1伊藤  将吉1.3倍
5B1小倉  康典20.8倍
6A2荒井  翔伍22.3倍

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
436(1番人気)19.4
346(2番人気)21.2
456(3番人気)25.3
462(4番人気)26.4
423(5番人気)27.8
465(6番人気)28.8
463(7番人気)29.2
432(8番人気)29.7

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト

中村 桃佳選手の復帰後初白星に寄せられたSNSの反応

1年5か月ぶりに実戦復帰した中村 桃佳選手が目標を達成して、復帰後初の白星を飾ったことに際して、SNS上にはどのような投稿があったのでしょうか。
やるじゃん おめでとう」「さすが桃佳、オッズ安いなあ 笑」といったメッセージが投稿されていました。

“オッズが安い”という指摘は、中村 桃佳選手が舟券絡みすると判断した観客が多かったからで、それだけ強い選手であると認識されている証拠であり、長期欠場のブランクを感じさせない走りを披露し続けているがゆえでしょう。

投稿の一部を抜粋してご紹介します。

正式発表前にも復帰予定の時期を明言していた!?

実は、中村 桃佳選手は実戦復帰が公式発表される前、出産直後の2024年4月29日に配信されたボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネルのYouTube動画「倉持莉々と出口舞有子に会いに行きました!【佐藤享子のKYONch!#43】」に出演しています。

出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル

この動画では同期である倉持 莉々選手・出口 舞有子選手と共演しており、出産直後のリモート出演ということで、実家からスッピンで赤裸々に語る場面もあり、そのなかで“復帰時期”について自ら話をふる1コマもありました。

  • 倉持莉々・出口舞有子・中村桃佳のママ友トーク!【佐藤享子のKYONch!#43】
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
倉持 莉々選手:(出産して退院から1週間後)どう2人目?

中村 桃佳選手:なんか、もう久々すぎていろいろ忘れた(笑)

出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
元・ボートレーサー佐藤 享子さん:また桃佳のところにも会いに行きますんでよろしく。

中村 桃佳選手:オッケー、今(体重)56キロだから、40キロぐらいになったらな(笑)

中村 桃佳選手:まーこ(出口 舞有子選手)とりり(倉持 莉々選手)子育てはどう?

倉持 莉々選手:楽しくやっております~♪

出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
中村 桃佳選手:(出口 舞有子選手・倉持 莉々選手)復帰は?

倉持 莉々選手:10月とか11月とか?莉々は。

出口 舞有子選手:まだ決めてない…いつ復帰しようかね?10月とかにしようかな?

出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル

動画の中では、何度か体重に触れている場面もあり、そのなかで中村 桃佳選手は『いや、めっちゃ食べたわ!この妊娠中』『一生分くらい(菓子)パン食べた』と妊娠期間中に食欲があり、なかでも菓子パンを好んで食べたこと、そのほかにも甘いものを体が欲していたと明かしたうえで、出産後は『産んだとたん全然欲してない』と語るなど、食の好みにも違いがあったようです。

出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル



また、この動画では中村 桃佳選手自身は“復帰時期”について、倉持 莉々選手と出口 舞有子選手に話を振ったものの、“自身の復帰時期”についてはなにも語っていません

そして、この動画の配信から約3か月後の2024年7月21日に倉持 莉々選手とともに尼崎競艇場で出演した「一般・ニッカン・コム杯 ルーキーシリーズ」のファンイベントでトークショーに出演した際には、同じ内容についてもう少し踏み込んだ内容を話しています。

中村桃佳選手は自身の言葉で『体重が戻ったら考えます。暑い夏や寒い冬は嫌ですね』と、当時は復帰の時期については明言しなかったものの、引退はせずに実戦復帰を目指す意思を明らかにしていました。

【ボートレース】産休中の倉持莉々&中村桃佳「ほんと育児は大変」「体重が戻ったら…」/尼崎

【ボートレース】産休中の倉持莉々&中村桃佳「ほんと育児は大変」「体重が戻ったら…」/尼崎

[2024年7月21日18時12分]

トークショーを行った中村桃佳(左)と倉持莉々

<尼崎ボート:ニッカン・コム杯 ルーキーシリーズ>◇2日目◇21日

7R発売中の屋内ステージで、産休中の人気女子レーサー中村桃佳(31=香川)と倉持莉々(30=東京)の114期コンビによるトークショーが行われた。

中村は昨年8月の丸亀、倉持は昨年7月の当地ボートレース甲子園以来、レースから遠ざかっている。炎天下で集まった大勢のファンは、2人の復帰時期に興味津々。

中村は2人目、倉持は初めての子供を授かった。育児に専念する日常を語る中、倉持は「子供はかわいいけど、ほんと育児は大変。レースしてる方がいい。15キロ増えた体重も戻ってる。もう練習には1度参加したし、早ければ10月には復帰したい」と意欲満々だ。

一方、現役とは違ってふっくらした中村は「体重が戻ったら考えます。暑い夏や寒い冬は嫌ですね」と、復帰の時期については明言しなかった。

倉持は「復帰したらまた応援よろしくお願いします」と力強く宣言した。

引用元:【ボートレース】産休中の倉持莉々&中村桃佳「ほんと育児は大変」「体重が戻ったら…」/尼崎

おなご

実際の復帰時期は寒い1月になったんだけど…結果として動画の配信から9か月で9キロの減量に成功したことになるよ!
しっかりと連絡みができたのは練習と努力の賜物って感じがするね。

無知なネコ

1か月前には『練習に10回ぐらい行ったけど全然乗れない。体力がないし、脳と体もチグハグ』って言ってたのに、さすがにプロの一流レーサーは違うってことか!

中村 桃佳選手の基本情報

名前
(フリガナ)
中村 桃佳
(ナカムラ モモカ)
登録番号4823
生年月日1993年2月3日
身長156cm
体重47㎏
血液型B型
支部香川
出身地香川県
登録期114期
級別B2級

中村 桃佳選手は1993年生まれ、香川支部所属のB2級レーサーです。
現在は産休と育休による長期欠場の影響でB2級へ降級していますが、2021年後期から2023年後期まではA1級を維持していました。

讃岐のピーチ姫」「ピーチ姫」の愛称と、キリっとした美人顔から時折こぼれる明るい笑顔、そして強気のレースを魅力とする実力派として人気を集めており、2019年には女子選手でありながら、全若手レーサーから16名しか選出されない“トップルーキー”にまで選出された逸材として知られています。

実力は女子選手の中でも一目置かれるほどで、114期の中でA1級に昇格したのが最も早く、長期欠場前は平均STが0.12というずば抜けた「スタート力」を持ちながら、フライングは0回という、まさにスタートの天才といえる活躍を見せていました。

また、決まり手も多彩で、なかでも3コース・4コースからの豪快な“まくり”はファンを魅了してやみません。
まさにオールラウンダータイプの選手だと言えます。

その才能は、長年A1級を維持し、G1競争を主戦場にしている中村 晃朋選手(4739)が実兄というところからも明らか。
そして気になる結婚についてですが、2018年12月の賞金王決定戦のトークショーで同支部で2期先輩の竹田 和哉選手と結婚したことを発表しており、両選手ともA1級で活躍中です。

さらに、2022年11月に鳴門競艇場で行われた「G2・第25回 レディースチャレンジカップ」では、優勝戦で大外6コースから鮮やかなまくり差しで優勝するなど、ルックスだけでなく実力でも女子競艇界をけん引する一人です。

香川県宇多津市にある実家は、セルフうどん店『麺太郎』を経営していることで知られ、看板メニューの“しっぽくうどん”はファンのみならず地元の人にも愛されており、丸亀競艇場に足を運ぶ際に立ち寄るお食事処といったお店。

スポーツ歴としては、3歳から高校卒業まで少林寺拳法に励み、四国高校総合体育大会で2位、香川県大会で1位の実績を有する実力者だったことから、そこで鍛えた体幹が今日の活躍に一役買っていると考えてよいでしょう。

  • 中村桃佳 レディースチャレンジカップ 6コースから劇的優勝!!│BOATCAST NEWS 2022年11月27日│
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • ターンマーク坊やTV vol.5 中村桃佳選手
出典:【公式】ボートレース大村(メインch)
  • ボートレース トップルーキーを紹介 中村桃佳選手(香川)
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル

中村 桃佳選手の過去戦績

中村 桃佳選手の主な戦歴は以下のとおりです。

スクロールできます
日付レース名レース場グレード戦績・概要
2014年5月2日安岐真人杯争奪 瀬戸の大魔神大賞丸亀一般デビュー
2014年11月30日第9回 下野新聞社杯桐生一般初勝利
2016年1月11日第12回 夢の初優勝男女W決定戦大村一般初優出
2016年1月22日スカパー!・JLC杯下関一般初優勝
2017年2月19日G1 第60回 四国地区選手権競走鳴門G1G1初出走
2017年5月23日SG 第44回 ボートレースオールスター福岡SGSG初出走
2017年8月2日第31回 レディースチャンピオン芦屋G1G1初勝利

中村 桃佳選手は、2014年5月2日に香川支部のホームプール・丸亀競艇場で初出走を飾ると、デビュー戦ではプロの洗礼を浴びて5着となり、約7か月後の2014年11月にはデビューから67走目で初勝利

そして、デビューから1年8か月後の2016年1月22日に下関競艇場で開催された「一般・スカパー!・JLC杯」で悲願の初優勝を果たしました。

G1競争で見ると、2017年2月に鳴門競艇場で開催された「スカパー!・JLC杯」でG1初出走、その5か月後の2017年8月2日に芦屋競艇場で開催された「第31回 レディースチャンピオン」でG1初勝利を達成しています。

この勢いはSG競争でも衰えることなく、G1初出走から約3か月後の2017年5月23日に福岡競艇場で開催された「第44回 ボートレースオールスター」でSG初出場を果たしました。

中村 桃佳選手は2017年前期に飛び級でA1級に昇級すると、初めの頃こそA2級と行き来することはありましたが、2018年後期にはA1級へ再昇級。
2019年後期から2020年後期までは第1子の妊娠・出産に伴う長期欠場の影響により、やむなくB2級へ降級したものの、実戦復帰後はA2級、さらに次期にはA1級と順調に昇級しました。
それ以降は、2021年後期から2023年後期までA1級を維持し続け、約10年9か月の選手生活のうち5年以上の期間にわたってA級を維持するほどの素晴らしい成績の持ち主です。

2023年前期には優勝2回・優出6回という好戦績を積み上げて、自己最高勝率6.74を記録
復帰後の活躍に期待が大きくなるとともに、まだ未達成のG1初優出・初優勝とSG初勝利のニュースを聞きたいところです。

中村 桃佳選手がボートレーサーを目指したきっかけ

中村 桃佳選手が「ボートレーサーになろう」と思ったきっかけは、20歳の頃に兄がボートレース養成所に入所したことでした。

1歳年上の兄は現役ボートレーサーで、同じ香川支部所属・111期の中村 晃朋選手
もともと父親がボートレースが好きで、実家近くのボートレース丸亀にレースを観戦に出かけていたという中村兄妹。

当時の中村 桃佳選手にとって、父と兄と一緒に出掛ける楽しみは、場内に開設されている遊戯施設。
この施設を“小さな遊園地”と捉えて、父親がレースを観ている間は兄の中村 晃朋選手と一緒にアスレチックなどで遊んでいたことから、最初から競艇場=楽しい場所と思っていたそうです。

それでも、成長するにつれて、次第に父親からボートレーサーになるように勧められたこともあって、少しずつレースも観るようになっていき、その過程で『ボートレーサーって格好いいなと憧れるようになっていたといいます。

高校3年生に進級し、いざ進路を決める時期になり、当時の中村 桃佳選手は『レーサーになりたい』という気持ちはあったものの、『学科試験が受からないだろうし、目も悪いから無理だろう』と考えて半ば諦めていたとか。
そう考えた時に『手に職をつけたい』という理由から、母親が看護師だった影響を受けて、准看護学校へ進学することにしたといいます。

実習の多い学校だった影響で、すぐに病院で看護に従事しているうちに感じたことを、後に中村 桃佳選手は次のように語っています。

『病院にはおじいちゃんおばあちゃんも多くて、人のお世話をするのはけっこう好きかも、という感じでした。正看の学校に行く道も考えていたし、そのまま看護師になっていた可能性は大いにあったと思います』

引用元:ツヨカワ女子レーサー・ボートーレーサーになったオンナたち

そして、ちょうど看護師という職業にやりがいを感じていた矢先、運命を変える出来事が起こります。
それが、兄がボートレース養成所の入所試験に合格したこと
この出来事をきっかけに、中村 桃佳選手はお兄ちゃんがなれるなら、わたしもなれるはずだ!』と一念発起し、養成所の入所試験に挑むも、1度目は視力検査を通過できずに不合格でしたが、合格のために目の手術を受けて、2度目の受験でボートレーサーの道を歩み始めることになりました。

合格の決め手は、ネックだった“目の問題”をクリアしたことと、高校卒業まで励んだ少林寺拳法でおさめた優秀な実績が評価されて、入所試験をスポーツ推薦枠で1次試験(学科・身体測定)でパスできたことで、2次試験も無事に通過して見事に合格を果たしています。

入所後も持ち前の明るさで同期と支え合いながら、無事に114期生として養成所を勝率5.28(女子6人中2位の成績)で卒業し、2014年5月に21歳の若さでボートレーサーとしてデビューを飾りました。

無知なネコ

この経歴を見ていると、倉持 莉々選手や野田 彩加選手と似たものを感じるね。

おなご

そうだね。
倉持選手は17歳の時に高校生で唯一・ポセイドンジャパンのメンバーに内定するという栄光を、野田選手は新極真空手(形と組手)アジア大会・全国大会の中学生王者という栄冠を手にしてから、一念発起してボートレーサーになったんだよ!

中村 桃佳選手は香川県の“少林寺拳法”元高校生チャンピオンで四国大会2位の選手だった

もともと小学校の頃から運動神経は抜群で『他のスポーツもだいたい普通以上にはできていたけど、飛び抜けていたわけではなかった』と語る中村 桃佳選手。

ボートレーサー養成所の入所試験で合格を後押しした“少林寺拳法”は、3歳から高校卒業まで約14年間続けた特技です。
競艇選手としての“活躍の原点”と言っても過言ではないでしょう。

少林寺拳法をしていたとき(幼少期)
引用元:ツヨカワ女子レーサー・ボートーレーサーになったオンナたち

中村 桃佳選手が“少林寺拳法”をはじめるきっかけとなったのが、両親に近所の道場に連れて行かれたこと
当時の記憶について、中村 桃佳選手は次のように語っています。

「両親に近所の道場に連れて行かれて始めたんですが、その頃のことは覚えてないんです。
あとから聞くと、道場の偉い人にオシメを換えてもらったりしていたそうなので、保育所がわりのようなものだったのかもしれないですね。
物心がついた頃には1位を取るのが当たり前のようになっていて、そこまでの記憶もないんですよ」

引用元:ツヨカワ女子レーサー・ボートーレーサーになったオンナたち

自分の意志ではじめた競技ではないため、常にやめたいという思いが頭にあったそうで、当時の心境や置かれていた境遇を思い出して次のように語っています。

「正直言って、少林寺は常にやめたいと思ってたんです。
大会で競うのは型なんですが、稽古の組手とかは痛かったし、人間、厳しいことからは逃げ出したくなるじゃないですか?
どうしてやめなかったかといえば、やめさせてくれなかったから(笑)。
稽古では先生の孫にあたる女の子とペアを組んでたんですけど、わたしがやめるとその子の相手がいなくなるということで、無理やり続けさせられていたんです。……本当にそれだけでした」

引用元:ツヨカワ女子レーサー・ボートーレーサーになったオンナたち

口ではそんなことを言いながらも、大会に出ればしっかりと上位に名を連ね、次第に有名選手として活躍していたというのですから、そのポテンシャルの高さは驚異的です。

少林寺拳法をしていたとき(小学生時代)
引用元:ツヨカワ女子レーサー・ボートーレーサーになったオンナたち

そして、3歳から14年続けた“少林寺拳法”の最終成績は、香川県大会で1位四国大会で2位という素晴らしい成績でした。

今となっては、ある意味“少林寺拳法”がボートレーサーという仕事に結びつけてくれたというか…
“少林寺拳法”が入所試験を合格するための重要な“カギ”になるなんて、当時は誰も思わなかったでしょうね。

中村 桃佳選手はそのことについても、次のように感謝を述べています。

「そうなんです。それがなかったら受からなかったかもしれないので、少林寺をやめさせてくれなかったことに感謝ですね(笑)。
イヤイヤだったけど、続けていてよかったです」

引用元:ツヨカワ女子レーサー・ボートーレーサーになったオンナたち

これから女子少林寺拳法界をけん引する若きホープとして期待されたものの、はじめから“少林寺拳法”が仕事に結びつくとは考えていなかった中村 桃佳選手は、高校卒業とともに道着を脱ぐ決断をしています。

華々しい経歴を捨てる選択をして、父に勧められて憧れたボートレーサーとしての道を歩み始めたのです。

少林寺拳法が中村 桃佳選手に与えた影響

少林寺拳法の道場は、親にとっての保育所がわりだったのかも!?

“女子レーサーの祭典”レディースオールスターで優勝するなどして、人気ボートレーサーとなっている中村桃佳選手。その原点がどこにあるかといえば、3歳で始めた少林寺拳法だ。

「両親に近所の道場に連れて行かれて始めたんですが、その頃のことは覚えてないんです。あとから聞くと、道場の偉い人にオシメを換えてもらったりしていたそうなので、保育所がわりのようなものだったのかもしれないですね。
物心がついた頃には1位を取るのが当たり前のようになっていて、そこまでの記憶もないんですよ」

少林寺拳法をしていたとき(幼少期)

聞けば、「他のスポーツもだいたい普通以上にはできていたけど、飛び抜けていたわけではなかった」とのこと。なんだかんだいっても3歳から始めていたことでのアドバンテージがあったのかもしれない。

「正直言って、少林寺は常にやめたいと思ってたんです。大会で競うのは型なんですが、稽古の組手とかは痛かったし、人間、厳しいことからは逃げ出したくなるじゃないですか? どうしてやめなかったかといえば、やめさせてくれなかったから(笑)。稽古では先生の孫にあたる女の子とペアを組んでたんですけど、わたしがやめるとその子の相手がいなくなるということで、無理やり続けさせられていたんです。……本当にそれだけでした」

少林寺拳法をしていたとき(小学生時代)

結果的に高校を卒業するまで少林寺は続けて、香川県大会で1位、四国大会で2位という成績を残した。とはいえ、少林寺が“仕事”になるとは最初から考えていなかった。「手に職をつけたい」ということから高校卒業後には准看護師学校に入学している。実習の多い学校だったので、すぐに現場にも出ていたそうだ。

准看護師時代

「病院にはおじいちゃんおばあちゃんも多くて、人のお世話をするのはけっこう好きかも、という感じでした。正看の学校に行く道も考えていたし、そのまま看護師になっていた可能性は大いにあったと思います」

イヤイヤでも少林寺を続けていてよかった

こうした状況からの“転身”だった。父親がボートレースのファンで、ボートレース丸亀が家から近かったこともあり、幼い頃からレース場は遊び場のようになっていた。父親がレースを観ているあいだにお兄さん(1年半早くボートレーサーになった中村晃朋選手)と一緒にアスレチックなどの遊戯施設で遊んでいたそうだ。それでも、父親からボートレーサーになるように勧められていたこともあり、少しずつレースも観るようになっていき、「格好いいな」と憧れるようになっていた。

レーサーになりたいという気持ちはあったんですけど、学科試験が受からないだろうし(笑)、目も悪いから無理だろうと考えて、看護師の道に進むことにしたんです。でも、兄が養成所に受かったことで、“お兄ちゃんがなれるなら、わたしもなれるはずだ!”って本気で考えるようになったんです。目の手術も受けました」

少林寺の実績があったことでスポーツ推薦を受けられたので、一次試験を免除されたのもよかった。

「そうなんです。それがなかったら受からなかったかもしれないので、少林寺をやめさせてくれなかったことに感謝ですね(笑)。イヤイヤだったけど、続けていてよかったです」

少林寺をやめなくてよかったと笑顔で語る中村選手

「迷っているなら、一回、チャレンジしてみましょうよ!」

少林寺から准看護師学校、そしてボートレーサーへ。いまは「経験のすべてがムダではなかった」と思えている。

「少林寺では忍耐とブレない心みたいなものが学べたんだと思います。それがなかったら、レーサーになってすぐ、厳しいのに耐えられずにやめてたかもしれないですからね。准看護学校で学んだことは……、ケガをしたら自分で消毒できたり、とかかな(笑)。でも、人と接する機会が多くなって人見知りではなくなり、いろんな世代の人とコミュニケーションを取れるようになった気はするので、それは役立っているかもしれないですね」

ブレイクするきっかけにもなったレディースオールスター優勝にしても、それまでのキャリアが役立ったという。

「あのときは初日の試運転中に転覆して、その段階で“終わったな……”となりかけていたんです。体は痛いし、首も回らないような感じだったので、帰ろうかな、と思ってたんです。でも、ここで帰ったら……みたいに葛藤しながら残って優勝できました。帰らなくてよかったですね。少林寺で忍耐力がついていたおかげです」

ボートレーサーになってよかった!” いまは心からそう思っている。

「レーサーになることをあきらめてしまい、兄がレーサーとしてやっているのを見ている側になっていたなら“自分も受けてみればよかった”って絶対思ってたはずなんです。だからチャレンジしてよかったと思います」

レーサーになったことに後悔はないと、爽やかに言い切った中村選手

最後に、進路に迷っている人たちへのメッセージもお願いした。

「先をどうしようかと悩んでいるんだったら、“一回、チャレンジしてみましょうよ”って伝えたいですね。悩んでいても時間しか過ぎていかないですから。わたしは21歳でレーサーになりましたけど、レーサーになるなら早いほうがよかったはずなんです。……ただ、結果的にわたしは遠回りしましたけど、“それまでやってきたことがあるから、いまのわたしがいるんじゃないかな”と思います。経験という意味で、いい遠回りになっていたんですね」

引用元:ツヨカワ女子レーサー・ボートーレーサーになったオンナたち

中村 桃佳選手の実兄は中村 晃朋選手

中村 桃佳選手の実兄は、香川支部所属のA1級レーサー・中村 晃朋選手(4739)です。

名前
(フリガナ)
中村 晃朋
(ナカムラ アキトモ)
登録番号4739
生年月日1991年11月3日
身長167cm
体重53㎏
血液型A型
支部香川
出身地香川県
登録期111期
級別A1級

中村 晃朋選手は妹の中村 桃佳選手の3期先輩で、111期生として2012年11月16日にデビューし、2021年後期から現在までA1級をキープしている選手です。

師匠はSG競争で8度の優出とG1競争6度の優勝を誇る重成 一人選手(3908)で、中村 晃朋選手自身は現在までSG競争に出走した戦績はありませんが、一般戦とG1競争を主戦場に活躍しています。

インコースを得意としており、直近6か月における1コースでの1着率は74.1%・3連対率は80.6%、2コースでの3連対率は78.5%。
主な決まり手は1コースからの逃げ、同数で2~4コースからの差しとまくり・3~6コースからのまくり差し・1~3コースからの抜きの順に多くなっており、3コースからのまくり差しが得意なようです。

過去に妹の中村 桃佳選手が兄の人柄について質問された際には『すごくよくしゃべります。レースの話もするし、普通のプライベートのこともよく話するし、本当に仲の良い兄妹だと思います!』と話していたことから、妹想いの素敵なお兄さんなのでしょう。

出典:【公式】ボートレース大村(メインch)

中村 晃朋選手の過去戦績

中村 晃朋選手の主な戦歴は以下のとおりです。

スクロールできます
日付レース名レース場グレード戦績・概要
2012年11月16日オータムナイトレース丸亀一般デビュー
2013年9月3日九州スポーツ杯唐津一般初勝利
2014年11月25日全国ボートレース専門紙記者クラブ杯平和島一般初優出
2018年2月9日G1 第61回 四国地区選手権競走丸亀G1G1初出走
G1初勝利
2019年7月2日G3 第6回 ウエスタンヤング丸亀G3初優勝
2023年5月24日サンケイスポーツ杯一般通算500勝達成
2024年2月16日G1 第67回 四国地区選手権競走丸亀G1G1初優出

中村 晃朋選手は、2012年11月16日~19日に香川支部のホームプール・丸亀競艇場で開催された「一般・オータムナイトレース」でデビューを飾り、2013年9月には95走目にして初勝利

そして、デビューから10年6か月後の2019年7月2日に初出走を飾った丸亀競艇場で開催された「G3・第6回 ウエスタンヤング」で初優勝を果たし、2023年5月には通算500勝を達成しています。

G1競争で見ると、2018年2月9日に得意とする丸亀競艇場でG1初出走とG1初勝利を同時達成、そして6年後の2024年2月16日に同地開催となった「第67回 四国地区選手権競走」でG1初優出を達成しました。

2017年後期に初めてA2級に昇級すると、はじめの頃こそA1級とA2級を行き来しましたが、2021年後期以降は4年以上の長きにわたってA1級を維持し続けており、中村 晃朋選手が強い選手であることがわかるはずです。

また、2022年後期には優勝2回・優出8回という好戦績を積み上げて、自己最高勝率6.93を記録。
2025年1月現在、SG競争への出場歴はありませんが、まだ未達成のG1初優勝の達成が期待されています。

  • 第128期ボートレーサー募集(中村晃朋Ver)
出典:BOATRACEまるがめ(まるがめボート)
  • ③中村晃朋選手 まくり差して感動の初優勝!丸亀 G3 ウエスタンヤング【ボートレース・競艇】
出典:ばりねむボートch

中村 桃佳選手の夫は竹田 和哉選手

中村 桃佳選手の夫は、香川支部所属のA1級レーサー・竹田 和哉選手(4776)です。

名前
(フリガナ)
竹田 和哉
(タケダ カズヤ)
登録番号4776
生年月日1993年12月19日
身長169cm
体重54㎏
血液型O型
支部香川
出身地愛媛県
登録期112期
級別A1級

竹田 和哉選手は妻の中村 桃佳選手の2期先輩で、112期生として2013年5月3日にデビューし、2021年前期から現在までA1級をキープしている選手です。

2018年に中村 桃佳選手と結婚し、翌2019年の秋には第一子となる女の子も誕生。
お子さんがうまれる前の2019年9月には『(子供がうまれるので)A1級にならなきゃ』と語っており、その言葉どおりに2020年前期にはA1級に初昇級するなど、勝負がけとA1級キープに成功した“有言実行男”です。

弟子は『目標の選手は中村 桃佳選手』と公言している131期でB1級の大廣 咲季選手(5265)で、竹田 和哉選手自身は現在までSG競争に出走した戦績はありませんが、義兄である中村 晃朋選手と同様に一般戦とG1競争を主戦場に活躍しています。

直近6か月における1コースでの1着率は72.0%・3連対率は88.0%、2コースでの3連対率は80.0%。
主な決まり手は、1コースからの逃げ・2~4コースからのまくり・3~5コースからのまくり差し・1~3コースからの抜き、そして2コースからの差しの順に多くなっており、3コースからのまくりとまくり差しが得意なようです。

竹田 和哉選手の過去戦績

竹田 和哉選手の主な戦歴は以下のとおりです。

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日付レース名レース場グレード戦績・概要
2013年5月3日安岐真人杯争奪 瀬戸の大魔神大賞丸亀一般デビュー
2013年11月20日サンケイスポーツ旗争奪 第45回 尼崎選手権競走尼崎一般初勝利
2016年9月29日第5回 前付王決定戦 〜スマホマクールカップ〜大村一般初優出
2019年2月10日G1 第62回 四国地区選手権競走鳴門G1G1初出走
2019年2月13日G1 第62回 四国地区選手権競走鳴門G1G1初勝利
2021年2月10日KBCラジオ杯芦屋一般初優勝
2024年8月18日RNC杯争奪 サマーチャンピオンレース丸亀一般通算500勝達成

竹田 和哉選手は、2013年5月3日~8日に香川支部のホームプール・丸亀競艇場で開催された「一般・安岐真人杯争奪 瀬戸の大魔神大賞」でデビューを飾り、6か月後の2013年11月には66走目にして初勝利

そして、デビューから7年9か月後の2021年2月10日に芦屋競艇場で開催された「一般・KBCラジオ杯」で初優勝を果たし、2024年8月には通算500勝を達成しています。

G1競争で見ると、2019年2月に鳴門競艇場で開催された「第62回 四国地区選手権競走」でG1初出走G1初勝利を達成しました。

2017年後期に初めてA2級に昇級すると、2018年前期に一度はB1級への降級を許したものの、2018年後期以降はA級を維持し続け、2021年前期以降は4年半以上の長きにわたってA1級を維持し続けており、竹田 和哉選手が安定して勝ちを量産できる選手であることがわかるはずです。

また、2021年後期には優勝2回・優出8回という好戦績を積み上げて、自己最高勝率6.84を記録。
2025年1月現在、SG競争への出場歴はありませんが、まだ未達成のG1初優出・G1初優勝の達成が期待されています。

  • The Winner|竹田 和哉|ヤングレーサー|ボートレース
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • 竹田和哉と中村桃佳のラブラブ度は? 夫婦愛チェック♡ 【佐藤享子のKYONch!#12】
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
  • 中村桃佳・竹田和哉…竹田家の戦い!【佐藤享子のKYONch!#55】
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル

中村 桃佳選手の師匠は平山 智加選手

中村 桃佳選手の師匠は、香川支部所属のA1級レーサー・平山 智加選手(4387)です。

名前
(フリガナ)
平山 智加
(ヒラヤマ チカ)
登録番号4387
生年月日1985年7月13日
身長156cm
体重47㎏
血液型O型
支部香川
出身地香川県
登録期98期
級別A1級

平山 智加選手は弟子の中村 桃佳選手の16期先輩で、98期生として2006年5月19日にデビューし、2010年後期から2017年前期までと、妊娠・出産による長期欠場後の2020年前期から現在までA1級をキープしている選手です。

デビュー当時は、中村 桃佳選手と同じく新人ばなれしたレースセンスから『10年や20年に一度の“怪物”』と呼ばれたほどの逸材

中村 桃佳選手は、ボートレーサー養成所を卒業後に自ら平山 智加選手のもとを訪れて、弟子入りを志願したそうです。
師弟揃って“ママさんレーサー”“夫婦そろってのボートレーサー”という共通点があるため、公私ともに良き理解者であり、お世話になっている師匠なのでしょう。

師匠であり夫は、2008年に17歳の歳の差婚をした69期でA2級の福田 雅一選手(3543)で『とても仲がよく、ケンカもない理想の夫婦』だと言われています。

平山 智加選手自身は現在までSG競争で優出した戦績はありませんが、女子選手ながらグランプリ本戦以外のすべてのSG競争に出場した戦績を持ち、最高順位は2022年に尼崎競艇場で開催された「第27回 オーシャンカップ競走」準優勝戦での4着。

そのほか、これまでにG1競争で3度の優勝歴があり、2024年の賞金女王ランキングでは40,407,866円を獲得して7位という女子競艇界でもトップの実力を有する一人です。

インコースを得意としており、直近6か月における1コースでの1着率は72.4%・3連対率は驚異の93.1%、2コースでの3連対率は89.4%。
主な決まり手は、1コースからの逃げ・2~4コースからの差し・3~5コースからのまくり差し、そして3~5コースからのまくりの順に多くなっており、2コースと4コースから差しが得意なようです。

  • 【PGⅠ第37回レディースチャンピオン】平山智加、通算1000達成で盛大な水神祭
出典:東スポレースチャンネル
  • 徹底解説「ボートレースエンジン」の取扱説明書を作成してみた
出典:平山智加 Chika Hirayama

平山 智加選手の過去戦績

平山 智加選手の主な戦歴は以下のとおりです。

スクロールできます
日付レース名レース場グレード戦績・概要
2006年5月19日一般競走丸亀一般デビュー
2006年5月21日一般競走丸亀一般初勝利
2007年11月8日G3 女子リーグ 第12戦 みやじまレディースカップ宮島G3初優出
2008年2月9日G1 第51回 四国地区選手権競走丸亀G1G1初出走
2008年2月10日G1 第51回 四国地区選手権競走丸亀G1G1初勝利
2008年5月25日日刊スポーツカップ丸亀一般初優勝
2009年5月26日SG 第36回 笹川賞競走(ボートレースオールスター)福岡SGSG初出走
2011年3月6日G1 第24回 女子王座決定戦(レディース チャンピオン)三国G1G1初優出
2011年5月25日東日本大震災 被災地支援競走 SG 第38回 笹川賞(ボートレースオールスター)尼崎SGSG初勝利
2013年1月17日G1 近松賞(開設60周年記念)尼崎G1G1初優勝
2014年9月19日オータムナイトレース丸亀一般通算500勝達成
2023年8月5日第37回 レディースチャンピオンG1通算1,000勝達成

平山 智加選手は、2006年5月19日~22日に香川支部のホームプール・丸亀競艇場で開催された「一般戦競争」でデビューを飾り、2日後の同シリーズ3日目の第1レースで大外6コースから差しを決めて4走目にして初勝利

そして、デビューから2年後の2008年5月25日に初出走を飾った丸亀競艇場で開催された「一般・日刊スポーツカップ」で初優勝を果たし、2023年8月には通算1,000勝を達成しています。

G1競争で見ると、2008年2月に地元で開催された「第51回 四国地区選手権競走」でG1初出場G1初勝利、それから4年11か月後の2013年1月17日に尼崎競艇場で開催された「近松賞(開設60周年記念)」でG1初優勝

さらにSG競争では、2009年5月に福岡競艇場で開催された「第36回 笹川賞競走(ボートレースオールスター)」の舞台でSG初出走、2年後の「東日本大震災 被災地支援競走 SG 第38回 笹川賞(ボートレースオールスター)」でSG初勝利を達成しています。

2008年後期に初めてA2級に昇級すると、次の期にはA1級に初昇級。
2010年前期こそA2級に降級を許しましたが、2010年後期から2017年前期までの7年間と、妊娠・出産による長期欠場後の2020年前期から現在まで5年半にわたって、長年A1級をキープし続けており、平山 智加選手が強い選手であることがわかるはずです。

また、2024年前期には優勝3回・優出9回という好戦績を積み上げて、自己最高勝率7.27を記録するものの、2025年1月現在までSG競争での優出歴はありません。

しかし、女子選手ながらグランプリ本戦以外のすべてのSG競争に出場した戦績を持ち、最高順位は2022年に尼崎競艇場で開催された「第27回 オーシャンカップ競走」準優勝戦での4着であるため、まだ未達成のSG初優出の吉報が聞ける日を楽しみに待ちたいですね。

中村 桃佳選手の同期選手

中村 桃佳選手の同期である「114期」にはどのような選手がいるのでしょうか。
主だった選手を以下にまとめました。

登録番号名前支部級別
4831羽野  直也福岡A1
4826井上  一輝大阪A1
4824松井  洪弥三重A1
4816村松  修二広島A2
4825倉持  莉々東京B2
  • 羽野 直也選手(4831)/1995年3月29日生まれ/福岡/A1
  • 井上 一輝選手(4826)/1994年5月7日生まれ/大阪/A1
  • 松井 洪弥選手(4824)1993年3月8日生まれ/三重/A1
  • 村松 修二選手(4816)/1991年2月27日生まれ/広島/A2

村松 修二選手の不祥事については、こちらの記事でご紹介しています。

  • 倉持 莉々選手(4825)/1993年10月1日生まれ/東京/B2

倉持 莉々選手については、こちらの記事でご紹介しています。

中村 桃佳選手のデビュー戦

中村 桃佳選手のデビューは2014年5月2日
2020年5月2日~7日に香川支部のホームプール・丸亀競艇場で開催された一般戦「安岐真人杯争奪 瀬戸の大魔神大賞」初日の第2レースのことでした。

このレースは「出場選手全員が香川支部のB1級先輩レーサー」が配置される新人レーサーにとっては違った意味で走りにくい番組編成
インコースには66期の松岡 晃司選手(3466)、隣の5コースには香川支部のベテランレーサー・金森 史吉選手(3234)が控える男女混合戦でした。

中村 桃佳選手は大外6コースからの出走で、初戦の新人ボートレーサーであればかなり慎重にスタートするのが一般的ですが、予想以上に踏み込んだコンマ18のスタートに成功するも、プロの洗礼を浴びて5着という苦い結果で選手生活をスタートさせました。

おなご

初出場の新人ボートレーサーはスタートが出遅れて、最後方から6着になるのが一般的なのに、同支部の先輩選手相手にこれだけ踏み込んだっていうのがすごいよね。

無知なネコ

そう考えると、初戦からスタートを踏み込んだ中村 桃佳選手の度胸は素晴らしいよね!

出典:艇国データバンク
出典:艇国データバンク
  • 未来のQueen#3 中村桃佳選手
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル

中村 桃佳選手の初勝利

中村 桃佳選手の初勝利は2014年11月30日
2014年11月25日~30日に桐生競艇場で開催された一般戦「第9回 下野新聞社杯」最終日の第9レースでのできことでした。
デビューから約7か月、なかなか初勝利を掴むことができず、苦しい状況が続いていた中村 桃佳選手。
このレースでは1期後輩でデビューしたての深尾 巴恵選手(4843)がいたため、先輩という立ち位置ながら、登録期は2番目に若く、深尾選手を除けば勝率も1番低いうえに5コースからの出走という不利な状況。
ですが、中村 桃佳選手はここでもコンマ12の思い切った踏み込みで2番手のスタートを決めると、見事な抜きを決めて、通算67走目にして初白星を獲得しています。
ちなみに、このレースの3連単512は、22番人気の5,610円(56.1倍)という中穴配当でした。
風・気圧・気温の変化を受けやすいうえに、淡水で浮力が小さい難水面の桐生競艇場で、格上選手を相手に初勝利をあげました。

出典:艇国データバンク
出典:艇国データバンク

中村 桃佳選手の初優勝

中村 桃佳選手の初勝利は2016年1月22日
デビューから1年8か月後、下関競艇場で開催された「一般・スカパー!・JLC杯」最終日、第12レースのできごとでした。

この優勝戦では、ボートレース界のレジェンドレーサーと言っても過言ではない、群馬支部の江口 晃生選手(3159)と広島支部の市川 哲也選手(3499)が勝ち進んできていることから、一般戦にしてはかなり豪華なメンバーでした。

しかも、A1級の市川 哲也選手が絶好枠を手にしたということで、観客の多くが『中村 桃佳選手の初勝利は難しいだろう』と考えていたことがわかります。

しかし、中村 桃佳選手は5号艇・5コースという不利な状況から大方の予想を覆すようなコンマ11のトップスタートを決めると、鮮やかなまくり差しで、初優勝の栄冠を手にしました。

ちなみに、このレースの3連単534は、70番人気の45,900円(459.0倍)という超特大配当でした。
これだけの高配当・大穴決着になったということで、それだけこのレースで優勝したことの価値の大きさを表しているように感じますね。

おなご

江口 晃生選手と市川 哲也選手はいずれもSG覇者で、競艇界を代表するレジェンドレーサーなんだよ。
だって江口 晃生選手の弟子は、2024年のグランプリ覇者の毒島 誠選手なんだから!

無知なネコ

そんなに有名な選手を相手に優勝戦を勝っちゃうなんて、やっぱり中村 桃佳選手の才能がものごいってことなのかな♪

出典:BOAT RACE公式サイト
出典:BOAT RACE公式サイト
  • 中村桃佳選手が初優勝!!✰(2016.01.22)【ボートレース下関】
出典:ボートレース下関公式チャンネル

中村 桃佳選手の獲得賞金

中村 桃佳選手のこれまでの獲得賞金は次のとおりとなっています。

G1競争での優出・優勝経験はまだありませんが、長期欠場前には「第25回レディースチャレンジカップ」で優勝を果たすなど、その実力は女子レーサーでもトップクラス。
現在は欠場の影響でB2級に降級していますが、2021年後期から2023年後期までは2年半にわたってA1級で活躍していたことから、獲得賞金ももちろん高額だったことが想像できると思います。

スクロールできます
年度級別賞金女王ランキング獲得賞金
2025年B2
2024年B2254位0円
※産休・育休取得による長期欠場のため
2023年A161位17,949,000円
※2023年8月以降は長期欠場
2022年A18位37,815,838円
2021年A2→A119位26,644,739円
2020年B256位16,080,000円
2019年A1→B2213位0円
※産休・育休取得による長期欠場のため
2018年A2→A112位28,646,000円
※2018年のクイーンズクライマックス以降は長期欠場
2017年A1→A216位24,683,000円
2016年B146位15,354,000円
2015年B11058,628,000円

A2級ボートレーサーの平均年収は約1,800万円といわれています。
しかし、中村 桃佳選手は2015年から2016年までB1級、2017年から2018年まではA1級もしくはA2級、2度の産休・育休を経て、2021年後期以降はA1級だったことから、今回の比較対象は間をとってA2級レーサーの平均年収1,800万円とします。

中村 桃佳選手は2019年1月から2020年3月までと2023年9月から2024年12月までの計2回、産休・育休を取得しているため、1年間の合計金額が算出されている2020年から2023年の3年間のデータから算出した平均年収は約2,685万円程度。

2019年後期までほぼB1級だったことを考慮すれば、A2級ボートレーサーの平均金額1,800万円よりやや少ない金額で、ちょうどA1級の平均年収の2分の1くらい
この期間の平均年収をひと月に換算すると月収が約224万円ですから、かなりの高収入です。

ちなみに、一般的な30歳の社会人女性の平均年収は約349万円とされていますので、中村 桃佳選手の平均年収は同年代女性の約7.7倍の金額に相当します。

2015年から2018年の4年間と2020年から2022年までの3年間、合計7年間の平均年収を計算したところ、約2,255万円となりました。

2023年は8月に産休に入ったにも関わらず、獲得賞金額が約1,800万円だったことから、中村 桃佳選手の成績がかなり良かったことがうかがえます。

また、2022年は一般戦で2回と「G2・レディースチャレンジカップ」の優勝、そして11回の優出を果たしたことで、デビュー以来もっとも高い獲得賞金額を記録しました。

ボートレーサーの級別ごとの平均年収の目安はつぎのとおりです。
・A1級:平均年収は、約3,000万円
・A2級:平均年収は、約1,800万円
・B1級:平均年収は、約1,100万円
・B2級:平均年収は、約 500万円

おなご

ボートレーサー全体の平均年収は1,700万円といわれています。

中村 桃佳選手のSNS

中村 桃佳選手のファンならレースでのかっこいい姿やプライベート、笑顔が魅力的な中村 桃佳選手のオフショットが気になるところですよね。

中村 桃佳選手のSNSを調査したところ、X(旧Twitter)のアカウントだけが開設されていました。
Instagramについてはアカウントがみつからないので、開設されていない、もしくは匿名かと推測されます。

ほかにも中村 桃佳選手ご自身はYouTubeでチャンネル開設はしていませんが、ご自身が登場する動画が数多く投稿されています。

なお、Instagram・X(旧Twitter)ともに「#中村桃佳」で検索することで、たくさんの投稿を閲覧することができます。

  • Instagram アカウント開設していない
  • X(旧 Twitter) @momoka_4823 (現在は更新されていない)
  • YouTube チャンネル開設していない

・Instagram

現在、中村 桃佳選手が更新しているInstagramのアカウントは存在しません
しかし、今後アカウントが開設される可能性もあるため、定期的にチェックすることをおすすめします。

アカウントは確認できませんでしたが、Instagramでは中村 桃佳選手に関連した投稿を見ることができるので、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか?

その一部を抜粋してご紹介します。

おなご

Instagramで1番フォロワーが多いのは峰竜太選手で6.7万人。

無知なネコ

フォロワー数が日に日に増えているのがすごい!

X(旧Twitter)

アカウント名は@momoka_4823です。

中村 桃佳選手は2014年5月からX(旧Twitter)を開設しており、投稿は319件ありました。

フォロワー数がなんと721人(2025.1.28現在)なので『本当に中村 桃佳選手のアカウントなの?』という気持ちや、2016年7月5日以降は一切更新されていないこと、投稿内容がつぶやきだけで写真などが一切ないことから、不審に思ってフォローしないファンが多いようです。

しかし、ボートレース徳山【公式】にもフォローされていることから、もともとは中村 桃佳選手が運用していたアカウントだということは推測できます。

しかし、友達や仲の良い選手のツイートに返信するといった独自のスタイルでの活用方法だったようなので、あまり見ていて楽しい内容はではないかも知れません。

そのため、今回はほかの方が投稿した中村 桃佳選手に関する投稿の一部を抜粋してご紹介します。

出典:中村桃佳選手X(旧Twitter)

・YouTube

中村 桃佳選手はYouTubeチャンネルを作成していませんが、ボートレース公式チャンネルなどで登場動画を見ることができます。
インタビューやトークショー、そのほかにもレース映像など多くの動画が投稿されていましたので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

ぜひ、この機会に中村 桃佳選手のこれまでの軌跡を振り返ってみてくださいね。

  • ボートレース中村桃佳選手 #レーサーズファイル BSフジ「BOATRACEライブ~勝利へのターン~」|【ボートレース公式 BOATRACE official】
出典;ボートレース公式 BOATRACE official
  • サンテレビ「ボートの時間!」 # 369 「中村桃佳&倉持莉々 おうちの時間!」2023年4月23日放送
出典:【公式】ボートの時間!
  • 【豪快】波乱の進入からの6コース!中村桃佳選手2度目のGII制覇!宿舎では倉持莉々選手に従順な一面も!【レーサーコメンタリー倉持莉々・中村桃佳編 #3】
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
  • 【実は○○屋さんの看板娘】女子バナにピーチこと 中村 桃佳 登場!& 前原 哉・瀧川 千依 |ぼ~っと女子バナ日和#9|女子レーサー|レディースインフォメーション
出典:レディースインフォメーション
  • 【蒲郡】深尾曰く「神回」!?深尾巴恵&出口舞有子&倉持莉々&中村桃佳の我等友情永久不滅軍団【勝ガマ】
出典:ボートレース蒲郡公式YouTubeチャンネル

まとめ

確かな実力”と“キリっとした顔立ち”、そして“とびきりの笑顔”で多くのファンを魅了している中村 桃佳選手。

少林寺拳法で手にした華々しい経歴や未来を捨てて、全く違う競技であるボートレーサーとして歩みだすことを決意し、目の手術に挑むだけの思い切りの良さ。

そして、2度の妊娠・出産を経ても変わらずに活躍するポテンシャルの高さを復帰戦でも見せつけたこと、同期の倉持 莉々選手との気持ちの良いやり取りで見せる器の大きさこそが中村 桃佳選手の魅力の源なのかもしれません。

幼少期から続けた少林寺拳法について語った際は『正直言って、少林寺は常にやめたいと思ってたんです』と言いながら『(両親が)少林寺をやめさせてくれなかったことに感謝ですね(笑)。イヤイヤだったけど、続けていてよかったです』と語っており、この言葉を言える中村 桃佳選手はものすごく素敵で、まさに“継続は力なり”の精神でボートレーサーになったすごい選手だと感じました。

視力が悪い・学科試験に不安があったために「一度は夢を諦めようとした過去」と「努力して養成所の入所試験をクリアしてA1級まで上り詰めた現在」の両方がることで、夢を諦めずに努力する大切さを体現している存在だからこそ、たくさんのファンに感動を与えられるのではないでしょうか。

こんなに強いのに素敵なボートレーサーがいると、ボートレースの好感度もアップしそうですよね。

1年5か月ぶりの復帰初戦は長期欠場のブランクを感じさせない見事な走りで3着となり、さらにシリーズ3日目には目標だった“復帰後初白星”を達成して有言実行するなど、久しぶりの水面でもファンの期待に応えてしっかりと舟券に貢献してくれました。

これからも少しずつ調子を取り戻すことで、徐々にではありますが、長期欠場前のように優勝戦に駒を進める回数も増えていくのではないでしょうか。

子育てと練習・レースの両立で大変忙しいと思いますが“2児のママ”と“強いボートレーサー”、二足の草鞋で頑張ってほしいですね。
中村 桃佳選手のさらなるご活躍を願って、応援し続けたいと思います。

**1月28日追記**
2025年1月28日、3日前に実戦復帰を果たした中村 桃佳選手が、シリーズ3日目の前半カード(第4レース)で目標だった1着をあげたことがわかりました。
3号艇・3コースからの出走で、コンマ08の2番手スタートから豪快なまくりを決めて、完全復活を印象付ける勝ち星獲得でした。

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