今井美亜選手の無事が判明!11日に山口剛選手と接触・転覆事故で帰郷!事故の状況・ケガの具合・復帰時期を徹底調査!!

7月10日~15日に津競艇場で開催された「G2・第6回 ボートレース甲子園」の2日目の第8レースで、同じレースに出走した山口 剛選手(広島・91期)との接触による転覆事故で負傷により途中帰郷した、人気女子レーサーの今井 美亜選手(福井・106期)の無事が、山口選手のInstagramの発表で明らかになりました。

2024年7月15日、人気女子レーサーの今井 美亜選手(福井・106期)の無事が明らかになりました。
今井 美亜選手は7月10日~15日に津競艇場で開催された「G2・第6回 ボートレース甲子園」の2日目の第8レースで、同じレースに出走した山口 剛選手(広島・91期)との接触による転覆事故により失格負傷により途中帰郷
現在まで公式な発表はされておらず、ケガの具合が心配されていました。

これからさらに活躍すること間違いなしの今井 美亜選手について、基本情報・過去戦績・強さの秘密・同期の注目選手・獲得賞金・SNSまで、どこよりも詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

今井 美亜選手と山口 剛選手の転覆事故

まずはじめに、今井 美亜選手と山口 剛選手の転覆事故について見ていきましょう。

今井 美亜選手が、転覆事故による負傷で途中帰郷となったレースは、7月10日~15日に津競艇場で開催されたG2競走「第6回 ボートレース甲子園」の2日目の第8レースです。

  • 【GⅡ甲子園競艇】痛恨⑥山口剛、⑤今井美亜を撃沈させてしまい「妨害失格」「賞典除外」
出典:プチmachineの野望
ボートレース甲子園はどんなレース?

ボートレース甲子園はどんなレース?

毎年7月中旬に開催されるG2競走が「全国ボートレース甲子園競走(略称:ボートレース甲子園)」です。

令和になってから初めて新設された競走で、2019年から施行されており、高校球児のように地元代表として戦う構図から「水上の甲子園」とも呼ばれています。

毎年、夏に開催されている全国高等学校野球選手権大会(通称「夏の甲子園」)と同様の主旨となっており、全47都道府県ごとに代表選手47名を選出し、施行者推薦を加えた計52名の人格及び技倆優秀なレーサーが技を競うことで、ファンに平素の感謝の意を表すことを目的として開催されます。

ボートレースメモリアルが「(A1級の選手を)ボートレース場の代表」として選出されるのと似ているものの、ボートレース甲子園は「(B1級以上の選手を)都道府県代表」として選出する点が大きく異なります。

また、ほかのG2競走との選出とは異なる選出方法のため、トップレーサーに混じって一般戦でしか姿を見ない選手が出場できることも特徴。

開会式の選手紹介は、白いユニフォームを着て、「〇〇県代表」のプラカードとともに入場するという凝った演出と選手宣誓は開催地の代表選手が行うという徹底ぶりで、地元のPRのほかに方言での挨拶など、注目度の高い内容となっています。

さらに、紹介順についても夏の甲子園と同じ方式をとっており、大会の開催際数の下一桁の数字が奇数回(1,3,5,7,9)の大会は日本の北から南へ、偶数回(0,2,4,6,8)の大会は逆の南から北へと紹介するという甲子園と呼ぶにふさわしい演出も盛り込まれている点にも注目です。

優勝者には翌年の「ボートレースクラシック」への出場資格が与えられていたが、2022年の第4回大会からは更に「ボートレースバトルチャンピオントーナメント(BBC)」への優先出場権も与えられるようになりました。

出場条件は?

ボートレース甲子園はほかの競争とは異なり、唯一都道府県ごとに出場選手が選出されます。
ただし、出場資格が与えられるのは「B1級以上の選手のみ」で、男女は問いません。

出場選手の選出は、モーターボート競走会が行っており、過去1年間(令和5年5月1日~令和6年4月30日)の競走において、選手を出身地別に区分し、都道府県毎に勝率上位5名のうちから1名を選出

ちなみに、該当選手がいない都道府県がある場合には、当該都道府県が属する地区(競走会が区分する地区)内の勝率上位の者から選出されるそうです。

通年、5月上旬計52名の出場選手が選出され、ボートレース公式サイト内で発表されるのが恒例となっています。

その出場資格は下記のとおり。

  • 都道府県代表(47名)
     ※出生地の都道府県が基準となるため、引っ越しなどでの対象地域の変更は不可
  • 施行者希望枠(5名)

出場選手を選出できなかった都道府県の理由は、次のとおり。

  • 2020年:鳥取県(唯一の鳥取県出身選手である村岡 賢人選手がフライングによるPG1・G1及びG2の除外期間)
  • 2021年~2022年:和歌山県(出場資格を持つ選手が不在)
  • 2023年:新潟県(生田波美音選手が私傷病のため出場辞退で代表者消滅)
おなご

全47県揃ったのは2024年現在、第2回大会と第6回大会だけだよ。

無知なネコ

鳥取県と和歌山県出身のボートレーサーが少ないってことだね!

おなご

そうだったんだけど、和歌山県は現在B1級選手が2名+B2級選手が2名になって、選手不足は解消しつつあるよ。
意外にも選出できる人数が1名しかいないのが、青森県・秋田県・山形県なんだよね…

無知なネコ

見事に競艇場のない東北エリアに集中しているってことか…

選出除外

上記の出場資格を満たしていても、以下に該当する選手選出除外となってしまいます。

  • フライング休み期間中・PG1・G1及びG2の除外期間中(準優勝戦は6ヵ月、優勝戦は1年(=次回の当競走は出場不能に)の除外)に選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。
  • 選考期間から前検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分(一部を除く)を受けた選手。
  • 負傷や病気・出産等で辞退をした選手。

出場取消

5月上旬に出場選手52名に選出されても、出場取消となってしまう条件もあります。

  • ボートレース甲子園の前検日までに褒賞懲戒規定による出場停止処分を受けた選手(一部を除く)
  • 負傷、病気等により出場を辞退する申出があった選手

優勝賞金は500万円

ボートレース甲子園は、G2競走のなかでも1番高い優勝賞金額が設定されています。

2023年にこれまでの450万円から20万円の増額をして470万円になりましたが、2024年4月からはさらに30万円増額されたことで、優勝賞金は500万円になりました。

ほかのG2競走の優勝賞金は490万円で、「レディースオールスター」と「モーターボート大賞」「秩父宮妃記念杯」「レディースチャレンジカップ」があります。

2024年4月からG2競走の賞金が一律30万円増額され、これまでの470万円から500万円になった。
賞金の2年連続の増額は、ボートレースの売り上げが年々伸びている証ともいえます。

深紅の大優勝旗

ボートレース甲子園では、「夏の甲子園」にならって、優勝者には賞金500万円翌年の「ボートレースクラシック」「ボートレースバトルチャンピオントーナメント(BBC)」への優先出場権のほかに、深紅の優勝旗が贈られます。

この優勝旗は、京都府の西陣織で作られており、旗竿の一部分には龍・6枚のプロペラ・鯉のウロコ、旗竿の先端には金色の三方剣、その三方剣にはここにも金色のボートレースのマークが彫られた豪華なつくり。

七宝網・フリンジがなされている優勝旗の旗下には「PER ASPERA AD ASTRA」(ペル・アスペラ・アド・アストラ)と記されており、ラテン語で「困難を克服して栄光へ」という意味が込められているそうです。

優勝旗全体のサイズは旗竿の高さが1m35cm、優勝旗の横長が90cm、重さが8.6kgあるがこれはあくまでも第1回大会の時の重さであり、大会数を重ねる度に優勝選手の名前が書かれた房がこの優勝旗に付くため、重量はどんどん重くなっていくとのこと。

ちなみに、深紅の大優勝旗は実に100年(=1世紀)使っても色褪せないほどに丈夫に作られているとの情報もあって、優勝旗の製作に関わった職人は20人ほどとされていることから、かなりの力作だと推測できます。

出典:サンスポZBAT!

毎年大盛況!ボートレース甲子園の売上額は?

ナイター開催やネット投票が増え、ここ数年売り上げをぐんぐんと伸ばしているボートレース業界。

G2競走のなかでも「ボートレース甲子園」の売り上げは群を抜いて高いことから、日本一売れるG2とされています。
その証拠に、売り上げを直近3年間で見ると、一節間で70億~90億円を超える売上額となっています。

今までの売上額を下記にまとめました。

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開催年開催場売上目標ボートレースオールスター節間総売上額前年度比
2024年65億円83億4443万2300円+14.0%
2023年尼崎70億円73億1695万3300円-20.7%
2022年下関100億円92億円2878万8700円-15.4%
2021年丸亀100億円109億円1216万500円+25.6%
2020年三国57億円
(無観客開催)
86億円8596万6000円+38.0%

売上額は一気に増加して、2021年には最高額の110億円に迫る大盛況となりましたが、2022年から徐々に減少して、2023年には過去最低額の73億円になりました。
しかし、2024年にはふたたび売上額が増加していることがわかります。

ここ数年は一開催で70億~90億円を超える売上額!ボートレースの人気の高さがうかがえます!

ボートレース甲子園の歴史

ボートレースオールスターが創設されてから現在までの歴史についても簡単にご紹介します。

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2018年8月31日「ボートレース甲子園」の新設が発表される
2019年7月23日〜29日「第1回ボートレース甲子園」開催
(当初は7月28日までの開催予定だったが、台風6号の上陸で7月27日が中止となったため、途中で1日順延)
2020年第47回大会は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大と、改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令に伴い、無観客開催措置が取られた
2022年下関競艇場ではじめてのナイター開催
優勝者には、ボートレースバトルチャンピオントーナメント(BBC)への優先出場権を得られるシステムが新たに加わった
2023年第5回大会から優勝賞金が470万円に増額された
2024年第6回大会から優勝賞金が500万円に増額された

過去10年間の歴代優勝者

ボートレースオールスターの直近10年間の優勝者を以下にまとめました。

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開催回数優勝戦実施日開催場優勝者登録番号支部決まり手
第6回2024年7月15日毒島 誠4238群馬逃げ
第5回2023年7月9日尼崎片岡 雅裕4459高知まくり差し
第4回2022年7月10日下関深谷 知博4524静岡逃げ
第3回2021年7月11日丸亀毒島 誠4238群馬逃げ
第2回2020年7月12日三国峰 竜太4320佐賀まくり差し
第1回2019年7月29日浜名湖今垣 光太郎3388石川まくり

2024年はクラシックを制して勢いに乗る毒島 誠選手がイン戦を押し切って、自身2度目のボートレース甲子園優勝を飾りました。

まだ開催回数が少ないため断言はできませんが、ボートレース甲子園の優勝決定戦において、優勝者はインコースからの逃げで勝利を飾る選手が多いことがわかります。
このことから、開催場に限らず、有利な枠番である1号艇の信頼度が高いと言えるでしょう。

2019年に始まったボートレース甲子園の第1回大会を優勝したのは今垣 光太郎選手でした。

予選2日目までの成績

このシリーズ、今井 美亜選手は富山県代表として出場。
ここまでの節間成績は“6 転”でまだシリーズ序盤、これからという場面での残念な事故となってしまいました。

ちなみに今井 美亜選手は「全国ボートレース甲子園競走」の第1回・第5回・第6回大会に富山県代表として出場しており、今大会は2年連続3回目の出場でした。

第2回~第4回大会までは富山県代表として、今井 美亜選手の師匠である秋元 誠選手(3781)が出場していました。
しかし、秋元 誠選手は2023年12月をもって競艇界を引退しています。

出典:BOAT RACE公式サイト

対象レース

今井 美亜選手が、転覆事故で途中帰郷となったレースは、7月10日~15日に津競艇場で開催されたG2競走「第6回 ボートレース甲子園」の2日目の第8レースです。

これから予選突破を目指して走っていく予定だった今井 美亜選手。
もちろんこのレースでも活躍を期待されており、単勝オッズでは3番人気。

結果は転覆事故の影響で失格となり、最終的に私傷病のため途中帰郷となってしまいましたが、今後の活躍に期待したいところでしょう。

出走表

出典:BOAT RACE公式サイト

単勝オッズ

枠番級別選手名単勝オッズ
1A1片岡  雅裕1.5倍
2A1村岡  賢人12.9倍
3A1毒島   誠3.6倍
4A1吉田  拡郎10.5倍
5A2今井  美亜7.5倍
6A1山口   剛8.5倍

3連単オッズ

買い目(人気順)オッズ(倍)
136(1番人気)8.4
134(2番人気)10.2
163(3番人気)14.7
316(4番人気)15.2
132(5番人気)15.8

レース結果

出典:BOAT RACE公式サイト

落水事故の様子

では、具体的にどのような経緯で転覆してしまったのでしょうか。

次の画像は対象となったレースの動画を撮影したスクリーンショットです。
このレースの津競艇場の水面は、風速1mという微風波高1cmという穏やかな状態でした。

6号艇・山口 剛選手が前付けをしたことで、123645で進入隊形3対3のスタートとなり、全員がコンマ0台というハイレベルな争いで、大外から毒島 誠選手に次ぐ2番タイの好スタートを決めた今井 美亜選手。
6番手で1周1マークに突入すると、最内から差して逆転に成功。
そのまま勢いに乗って、バックで順位をあげていこうとした矢先、バックストレッチで斜行してきた山口 剛選手の6号艇の側面と激突

ボート同士がぶつかった衝撃で宙へ投げ出されると、一回転して落水し、そのまま姿が見えなくなってしまいました。

すぐに救護艇が駆け付けたものの、今井 美亜選手については転覆のため失格”とのアナウンスのみで、事故後の詳細について語られることはありませんでした

  • 【GⅡ甲子園競艇】痛恨⑥山口剛、⑤今井美亜を撃沈させてしまい「妨害失格」「賞典除外」
出典:プチmachineの野望

今井 美亜選手の無事が伝えられる

この衝撃的な転覆事故について、公式な発表がされないまま、心配する声が多くあがっていた矢先、「競のWHITE動画ch」氏のXアカウントで“現地にいる観客に向けた情報提供の依頼”が行われます。

その投稿に対して、真っ先に情報提供をしたのが現地で観戦していた「競艇ヤマト発」氏。
『現地ですが、ピットずっと見ておりました。事故後ちょっと関係者の方バタバタしてましたが今のところ救急車や、タクシーは確認していません現地の職員さんに聞いたところ大丈夫だったかと。すいませんFF外から一応皆さんご心配かと思い提供しました』と現地からの情報とともに、職員の声という重要な情報提供がされたことで、今井 美亜選手の命に別状がないことが判明しました。

情報提供がされたおかげで、とりあえず安心できたファンも多かったことでしょう。

https://twitter.com/X4eHi/statuses/1811291910151229524
https://twitter.com/higedandy_x/statuses/1811369509451936164

しかし、その後の「レジョンデロル」氏からの情報提供で『僕も現地で見てましたが転覆後に引き上げられるまでピクリとも動かなかったから心配ですね。』『ボートそっちのけで急いでレスキュー帰りましたからね。さっき誰かのツイートで大丈夫って言ってたけどトラウマ級の転覆でしたよ。ターンマーク廻りじゃなかったからねぇ』という投稿もあったことから、ケガの有無・内容・程度についての詳細はわからず、公式な発表を待つ状態が続きます。

山口 剛選手からの正式発表

今井 美亜選手は7月10日~15日に津競艇場で開催された「G2・第6回 ボートレース甲子園」の2日目の第8レースで、同じレースに出走した山口 剛選手(広島・91期)との接触による転覆事故により失格負傷により途中帰郷

事故後、ケガの状況などについての発表は現在までなされておらず、これまで入っていた7月20日から戸田競艇場で開催予定の一般戦「ヴィーナスシリーズ第9戦・東京中日スポーツ杯」の斡旋が削除されたため、ケガの具合が心配されていました。

そんなさなかである7月15日の午後、事故から4日経過したところで、転覆事故の相手となった山口 剛選手はInstagramのストーリーズを更新。
自らの言葉で次のように投稿し、冒頭で上述のボートレース甲子園での声援と舟券購入に感謝の言葉を綴ったうえで、続けて、7月11日のシリーズ2日目の8R予選で妨害失格になった件について言及。
一連の航法についての見解や謝罪を述べた後に、転覆させてしまった今井 美亜選手が負ったケガについて『幸い相手が重症でなかったと聞いているのが救いです』という言葉で、今井 美亜選手が重傷ではなかった旨を報告しています。


この投稿では、事故を起こしてしまった原因が自分にあることを全面的に認めたうえで、謝罪を中心に述べるとともに、転覆させてしまった今井 美亜選手が負ったケガについて『重症でなかったと聞いているのが救いです』と述べていることから、今井 美亜選手の身を案ずる多くのファンが安心したことでしょう。

投稿のなかで山口 剛選手は『直線の事故の危険度は承知しているので今後今以上に注意を払おうと思います』反省と今後改善していく意思を明記して締めくくっています。

山口 剛選手ってどんな選手?

出典:BOAT RACE公式
名前
(フリガナ)
山口 剛
(ヤマグチ ツヨシ)
登録番号4205
生年月日1982年8月23日
身長161cm
体重54㎏
血液型A型
支部広島
出身地広島県
登録期91期
級別A1級

山口 剛選手は1982年生まれ、広島支部所属のA1級レーサー。
積極的で果敢なまくりに定評があり、豪快なレースを展開することが特徴です。
現在もA1級でSGのタイトルレースには必ず出場しているほどの活躍をしており、実力は間違いなくトップクラス
2024年からは広島支部の支部長として、広島支部だけでなく、ボートレース界全体をけん引しているベテランの一人だと言えます。

山口 剛選手の過去戦績

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日付レース名レース場グレード戦績・概要
2002年11月12日一般競走宮島一般デビュー
2002年12月11日一般競走徳山一般初勝利
2004年5月20日サンケイスポーツ杯争奪 第26回 さざなみ賞びわこ一般初優出・初優勝
2005年2月11日G1 第48回 中国地区選手権競走徳山G1G1初出走
2005年2月13日G1 第48回 中国地区選手権競走徳山G1G1初勝利
2007年10月3日SG 第54回 全日本選手権(ボートレースダービー)平和島SGSG初出走・SG初勝利
2007年10月23日G1 宮島チャンピオンカップ開設53周年記念宮島G1G1初優出
2008年1月27日G1 共同通信社杯 第22回 新鋭王座決定戦競走丸亀G1G1初優勝
2008年12月23日SG 第23回 賞金王決定戦【シリーズ】住之江SGSG初優出
2010年3月22日SG 第45回 総理大臣杯(ボートレースクラシック)平和島SGSG初優勝
2011年3月5日第37回 岩田杯宮島一般通算500勝達成
2018年3月14日中日スポーツ賞 中国VS近畿VS東海 3地区決戦宮島一般通算1,000勝達成
2023年6月11日第8回 ポカリスエットカップ宮島一般通算50優勝達成
2024年5月24日第51回 ボートレースオールスター多摩川SG通算1,500勝達成

山口 剛選手は、2002年11月12日~17日に広島支部のホームプール・宮島競艇場で開催された「一般競争」初日の第1レースでデビューを飾り、翌月には17走目にして初勝利

そして、デビューから1年6か月後の2004年5月20日にびわこ競艇場で開催された「一般・サンケイスポーツ杯争奪 第26回 さざなみ賞」で早くも初優勝を果たし、2023年6月には通算50優勝、2024年5月には「SG・第51回 ボートレースオールスター」で通算1,500勝を達成しています。

G1競争で見ると、2005年2月に徳山競艇場でG1初出走とG1初勝利を達成して、2008年1月27日に丸亀競艇場で開催された「共同通信社杯 第22回 新鋭王座決定戦競走」でG1初優勝の栄冠を手にしました。

SG競争でもその勢いは衰えることを知らず、2007年10月の「第54回 全日本選手権(ボートレースダービー)」でSG初出走とSG初勝利を同時に達成
そしてデビューから7年4か月後の2010年3月22日に平和島競艇場で開催された「第45回 総理大臣杯(ボートレースクラシック)」でSG初制覇を果たしてクラシックのタイトルを獲得したのです。

2005年前期にB1級から飛び級でA1級に昇級すると、はじめこそA2級の時期もありましたが、2006年後期から現在までA1級を維持しており、実に選手生活24年のうちの20年間、A級を維持するという素晴らしい成績でした。

2014年後期には優出10回という好戦績を積み上げて、自己最高勝率8.35を記録。
さらに最近では、2024年前期に優勝5回・優出9回の戦績と勝率8.25という全盛期にも劣らない成績を残しており、まだまだ現役のトップレーサーと呼ぶにふさわしい活躍を続けています

出典:艇国DB
  • 山口剛の焼肉道!「辻さんは○○派!?」實森美祐に焼きのこだわりを語る 【佐藤享子のKYONch!#27】
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル

ケガの状態は?

今井 美亜選手はSNSのアカウント(Instagram・X)を開設していないため、本人からの詳細な状況報告などは確認できていません

しかし、5月末に不慮の落水事故で途中帰郷した大久保 佑香選手の状況を比較しても、スピードが乗った艇同士がぶつかる衝撃が大きいことは想像に容易いです。

そのため、最低でも大久保 佑香選手が自身のXで投稿した内容と同じ程度の怪我を負っていると推測できます

『落水後、後続艇のフィンボートが頭と肩、腕に接触しましたが、幸運なことに打撲だけで済みました。身体は所々痛みますが、1ヶ月かけて完治させます。』

引用元:大久保 佑香選手 (@yuka_5194) / X

その証拠に、ボートレース甲子園の後に入っていた直後の斡旋(7月20日から戸田競艇場で開催予定の一般戦「ヴィーナスシリーズ第9戦・東京中日スポーツ杯」)は削除されています。

出典:BOAT RACE公式サイト

復帰時期は?

事故後は直後に入っていた斡旋が削除され、その動向が注目されていた今井 美亜選手。
ボートレース公式サイトの選手ページによると、復帰戦は2024年8月7日~12日に福岡競艇場で開催される「G1・第38回 レディースチャンピオン」ということです。

富山県代表として挑んだボートレース甲子園は残念な結果で幕を閉じましたが、次節での活躍に期待しつつ、一日も早い回復を待ちましょう。

出典:BOAT RACE公式サイト

転覆事故に対するSNSの反応

今井 美亜選手の衝撃的な落水事故について、SNSではどのような反応があったのでしょうか?

状況が公表されなかった間は「身体は大丈夫と信じたい」「無事なのを祈ります」といった切実な声が多くみられました。

それ以上に多かったのは「山口 剛選手を猛烈に非難する声」でした。
やはりベテランで格上の山口選手が格下の女子選手を転覆させたとあって「最低」「最悪」「嫌い」「もう帰れ」「1番やったらいかんヤツ」「やりすぎ」という辛辣な投稿が圧倒的多数

一方で、山口 剛選手の走りについて「故意に事故を起こした訳ではない」と擁護するような意見があったことが印象的でした。

では、実際に投稿された反応の一部を抜粋してご紹介します。

突然の転覆事故を心配する声

https://twitter.com/cheers_akane/statuses/1676903832566235137
https://twitter.com/Kyo_WHiTE_ch/statuses/1811333605442121870
https://twitter.com/du8ymaZfwD10526/statuses/1811541388624121862

山口 剛選手の走りを非難する声

https://twitter.com/ksbz313/statuses/1811345341746495661
https://twitter.com/3yg5GNxqeVmNqeO/statuses/1811280358853513258
https://twitter.com/HiGHLOW20170907/statuses/1811583157910814762
https://twitter.com/kazu1220angry/statuses/1811343578880491940

山口 剛選手の走りについてある程度擁護する声

https://twitter.com/CDpkS0duISuVJve/statuses/1811270454017237243
https://twitter.com/4611_panjawolf/statuses/1812850218888835296

今井 美亜選手の復帰を待つあたたかい声

https://twitter.com/4611_panjawolf/statuses/1811335152100118903

大好きな今井 美亜選手を想う、ファンからのあたたかい投稿が多く投稿されていました。
復帰戦で元気な姿を見られる日を心待ちにしているファンのためにも、早く元気になって可愛い笑顔を見せてほしいと願います。

この事故の影響で前日のドリーム戦を思い出した投稿も…

https://twitter.com/BhL0NHXZFOAsAJl/statuses/1811269878986543305

今井 美亜選手の基本情報

名前
(フリガナ)
今井 美亜
(イマイ ミア)
登録番号4611
生年月日1990年8月14日
身長157cm
体重49㎏
血液型AB型
支部福井
出身地富山県
登録期106期
級別A2級

今井 美亜選手は1990年生まれ、福井支部所属のA2級選手。

2019年にはクイーンズクライマックスを制した実力派レーサーとしてだけではなく、可愛い笑顔で男性ファンからの支持を集める人気女子レーサーです。

旋回力はだれもが認めるところですが、調子の波が大きいために、A級とB級を行ったり来たりしています。
スローでの戦いに安定感がありますが、ダッシュから周囲をあっと驚かせるレースを展開することもあるため、ダッシュの一発に期待したい選手と言えるでしょう。

SG競争での優出歴・優勝歴はまだないものの、勝率も徐々に上がっており、平均STも安定していますので、ここ一番の場面で実力を発揮して、SG戦線で輝く活躍を見せてくれるかもしれません。

出典:週刊大衆
  • 美のクルーたち~ep.今井美亜│自分を見つめ直す60秒のショートストーリー
出典:レディースインフォメーション
  • ボートレーサー今井美亜選手(富山県出身)「ザ・ルーツ」|BSフジ「BOATRACEライブ~勝利へのターン~」|【ボートレース公式 BOATRACE official】
出典:ボートレース公式 BOATRACE official

今井 美亜選手の過去戦績

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日付レース名レース場グレード戦績・概要
2010年5月20日第9回 ビクトリーチャンネル杯三国一般デビュー
2010年12月19日第14回 三国競艇大賞(男女W優勝戦)三国一般初勝利
2012年5月21日第9回 夢の初優勝W決定戦大村一般初優出
2014年2月23日G3 女子リーグ戦競走 第11戦 クイーンロード尼崎G3初優勝
2014年8月5日第28回 レディースチャンピオン(女子王座決定戦)三国G1G1初出走・G1初勝利
2016年8月7日第30回 レディースチャンピオンG1G1初優出
2019年12月31日第8回 クイーンズクライマックス/G3 QCシリーズ徳山G1G1初優勝
2020年3月5日第4回 レディースオールスター鳴門G2通算500勝達成
2020年3月17日第55回 ボートレースクラシック平和島SGSG初出走
2020年3月20日第55回 ボートレースクラシック平和島SGSG初勝利

今井 美亜選手は、2010年5月20日~24日に福井支部のホームプール・三国競艇場で開催された「一般・第9回 ビクトリーチャンネル杯」初日の第2レースでデビューを飾り、7か月後の2010年12月19日には同じ三国の水面で68走目にして初勝利

そして、デビューから3年9か月後の2014年2月23日に尼崎競艇場で開催された「G3・女子リーグ戦競走 第11戦 クイーンロード」で念願の初優勝を果たし、2020年3月には通算500勝を達成しています。

G1競争で見ると、2014年8月に三国競艇場でG1初出走とG1初勝利を同時に達成して、2019年12月31日に徳山競艇場で開催された“冬の女王”を決める大一番「第8回 クイーンズクライマックス」でG1初優勝の栄冠を手にしました。

その勢いで挑んだ2020年3月の「第55回 ボートレースクラシック」でSG初出場にしてSG初勝利を果たしたのです。

2019年12月の「第8回 クイーンズクライマックス」での初制覇以降、優勝から遠のいており、再びの活躍が期待されます。

2014年前期に初めてA級に昇級すると、2011年後期から2023年前期までの期間だけはB1級へ降級したこともありましたが、それ以降はA級を維持しており、実に選手生活14年のうちの9年間、A級を維持するという素晴らしい成績でした。

2019年後期には優勝1回・優出6回という好戦績を積み上げて、自己最高勝率6.79を記録。
今後の活躍に期待が大きくなるとともに、まずは未達成のSG初優出のニュースを聞きたいところです。

出典:艇国データバンク
  • 徳山G1 第8回クイーンズクライマックス 優勝戦12R「レースセンス女子NO.1の3.今井美亜が男子顔負けのキレキレのまくり差し!!」2019/12/31
出典:犬も歩けばボートが当たる!!second

今井 美亜選手がボートレーサーを目指したきっかけ

今井 美亜選手が「ボートレーサーになろう」と思ったきっかけは、高校生の時に所属していたカヌー部の先輩・北本 忍さん(現在は引退)から「ボートレーサーを目指したら」と助言を受けたことでした。

当時、高校卒業後の進路に悩んでいた今井 美亜選手。
父親からボートレーサーという職業を勧められたことはあったようですが、その時にはただ「同じ水上競技か…」くらいにしか思わず、特段深く考えることはなかったとのこと。

しかし、富山県代表として選出された国体の合宿で“2004年のアテネオリンピックから3大会連続出場”のオリンピアンにして女子カヌー界の第一人者・北本 忍さんと出会ったことで、人生が大きく動き始めます

そもそも今井 美亜選手は中学時代、ソフトボール部に所属していましたが、進学先の“富山県立水橋高校”にはそもそもソフトボール部がなかったため、続けることを断念。

“ほかの部活ではレギュラーになるのは難しい”との理由から、高校から始める人も多いカヌー部に入部します。
そして、競技経験がなかったにも関わらず、持ち前の運動センスを武器に富山県代表として国体に出場するほどの成長を遂げて、最終的には500mと200mで全国3位という好成績を残しました。

しかし、国体で全国レベルを目にしたことと、あまりに偉大な先輩が近くにいたこと、そして体が大きい方が有利なカヌーにおいて体が小さかったために、カヌーの道を進み続けるという選択には至らず。
自分の進むべき道を模索していた時に「ボートレーサーを目指したら」と背中を押してくれたのが北本 忍選手だったそうです。

尊敬する先輩の言葉をきっかけに心を動かされた今井 美亜選手は、高校卒業後にやまと学校の入所試験を受験して1発合格

持ち前の運動神経もあってか、無事に106期生として養成所を勝率5.18(女子1位の成績)で卒業し、2010年5月にデビューを飾っています。

後に今井 美亜選手は東スポWEBの取材で、人生を変えるきっかけを与えてくれた北本 忍さんについて『北本さんは努力の塊のような人で、人柄も良く尊敬しています。その先輩の言葉でしたから、大きいですよね』と語っていました。

さらに、2015年11月当時の目標を『北本さんがカヌー界の一番だから、私もボートレースの世界で一番を目指します』とも話していることから、北本 忍さんという先駆者の背中を追いかけたことが、今井 美亜選手に大きな影響を与え、そのルーツとなったと言っても過言ではありません。

【秘蔵ショット】今井美亜 女子カヌーの第一人者の助言でボートレーサーの道へ
北本忍さん(左)と今井(提供写真)

【秘蔵ショット】今井美亜 女子カヌーの第一人者の助言でボートレーサーの道へ

2015年11月4日 11:00

【今井美亜(25=福井、106期)】
今回は福井支部の若手有望格・今井美亜の登場だ。彼女がボートレーサーになるきっかけをつくってくれたあるオリンピック選手とのツーショットだ。

 北本忍さん(以下敬称略)は女子カヌーの第一人者(現在は引退)であり、2004年アテネから3大会連続オリンピック出場を果たした名選手で、これは2008年に大分県で行われた国体で撮られた一枚。

 同大会に2人は富山県代表として出場し、今井は少年女子で500メートル、200メートルでともに3位。北本は成年女子で500メートル、200メートルともに2位だった。

「カヌーは高校(富山県立水橋高校)に入って始めました。中学生の時はソフトボールをやっていたのですが、高校にはなくて…。他の部活だとレギュラーになるのが難しいし、それなら高校から始める人も多いカヌーならと思って」

 高校から始めて国体に出場し、上位に入るのだから、その運動神経の良さ、センスの高さがうかがい知れる。

「毎日筋トレがあって、とてもつらかったけど、やめようと思いませんでした。それなりに楽しかったです。ただその後も続けようと思わなかったですね。体が大きい方が有利だし」

 そんな進路を悩んでいた当時に「ボートレーサーを目指したら」と北本から助言された。「北本さんは努力の塊のような人で、人柄も良く尊敬しています。その先輩の言葉でしたから、大きいですよね」

 その後はやまと学校に1回で合格し、2010年5月に三国でデビュー。「北本さんがカヌー界の一番だから、私もボートレースの世界で一番を目指します。それには早くA1になりたいですね。カヌーで身についた筋力や体幹(バランス感覚)は、ボートでも生かされています」

 生来のセンスの良さとスピードをもってすれば、この夢も近い将来、実現されるだろう。

引用元:【秘蔵ショット】今井美亜 女子カヌーの第一人者の助言でボートレーサーの道へ | 東スポWEB (tokyo-sports.co.jp)

女子カヌー界の第一人者・北本 忍さんってどんな選手だったの?

名前
(フリガナ)
北本 忍
(キタモト シノブ)
生年月日1977年2月1日
身長162cm
体重60㎏
出場種目フラットウオーター・カヤックフォア
所属富山県体育協会・
出身高校兵庫県立 川西北陵高等学校
出身大学武庫川女子大学
出身地兵庫県川西市
  • 北本 忍さんの過去戦績
スクロールできます
大会種目戦績
2004年アテネオリンピック(ギリシャ)カヤックフォア・500m日本勢初の決勝進出に貢献・9位
2008年北京オリンピック(中国)カヤックペア・500m
カヤックフォア・500m
ペアで5位
フォアで6位
2009年スプリント・ワールドカップ(チェコ)カヤックシングル・500m日本人初の優勝
2010年カヌースプリント世界選手権大会(ポーランド)カヤックシングル・500m初のメダル獲得(3位)
2010年広州アジア大会(中国)カヤックシングル・200m日本人女子初の金メダル
2011年カヌースプリント世界選手権(ハンガリー)カヤックシングル・200m4位
2012年ロンドンオリンピック(イギリス)カヤックシングル・200m13位

今井 美亜選手の師匠は元競艇選手の「古場 輝義さん」と「秋元 誠さん」

今井 美亜選手の師匠は、2人存在します。
1人目の師匠は富山県在住で大阪支部所属、55期の古場 輝義選手
2人目の師匠は2023年12月に引退した、同じ福井支部所属・76期の秋元 誠さんです。

古馬 輝義選手

今井 美亜選手の1人目の師匠は、富山県在住で大阪支部所属、55期の 輝義選手です。

名前
(フリガナ)
古場 輝義
(コバ テルヨシ)
登録番号3161
生年月日1960年3月1日
身長162cm
体重54kg
血液型AB型
支部大阪
出身地長崎県
登録期55期
級別A2級

古場 輝義選手は、現在も一般戦を中心に活躍を続けるA2級選手です。

1984年11月に大阪支部のホームプール・住之江競艇場でデビューを飾り、1999年1月18日に唐津競艇場で開催された「G1・開設45周年記念 全日本水の王者決定戦競走」でG1初制覇を果たすと、2025年5月2日には史上156人目の通算2000勝を達成したベテランとして、競艇界をけん引し続けています。

ちなみに、古場 輝義選手の息子さんは2023年6月に引退した、122期の元ボートレーサー・古場 健也さんで、親子レーサーとして話題となりました。

SG競争では、1999年3月にクラシックで優出、2000年にはダービー・チャレンジカップ・グランプリシリーズに出場し、7月のオーシャンカップでは優勝決定戦4位
さらに2001年6月のグランドチャンピオンにも出場し、2004年にもクラシック・オールスターに出場した実績の持ち主であり、実力あるレジェンドレーサーです。
同期には、渡辺 千草選手(3175)・長谷川 巌選手(3176)がいます。

秋元 誠さん

今井 美亜選手の2人目の師匠は、同じ福井支部所属だった76期の秋元 誠さんです。

名前
(フリガナ)
秋元 誠
(アキモト マコト)
登録番号3781
生年月日1976年2月20日
身長165cm
体重57kg
血液型A型
支部福井
出身地富山県
登録期76期
引退時の級別B1級
デビュー日1995年6月
最終出走日2023年11月29日
引退日2023年12月8日

秋元 誠さんは1976年生まれ、福井支部所属のB1級選手でした。

28年間6か月の選手生活で通算754勝で優出25回、優勝は1回、優勝回数は1回、生涯獲得賞金は3億7,767万9,723円という記録を残しています。

現役生活最後のレースは、2023年11月29日に蒲郡競艇場で開催された一般戦「にっぽん未来プロジェクト競走in蒲郡」最終日の第1レースの6位で、同期には、原田 幸哉選手(3779)・瓜生 正義選手(3780)・魚谷 智之選手(3783)がいます。

今井 美亜選手の弟子は美人レーサー・坂野 さくら選手

今井 美亜選手が弟子として迎えいれたのは、同じ福井支部所属、127期の坂野 さくら選手です。

名前
(フリガナ)
坂野 さくら
(サカノ サクラ)
登録番号5156
生年月日1997年2月9日
身長156cm
体重49㎏
血液型O型
支部福井
出身地石川県
登録期127期
級別B1級

坂野 さくら選手は1997年生まれ、福井支部所属のB1級選手です。

2020年11月に地元・三国競艇場でデビューを飾り、8か月後の2021年7月25日~29日に下関競艇場で開催された「G3・オールレディース ジュエルセブンカップ」5日目の第7レースで112走目にして初勝利を手にしました。

坂野 さくら選手は憧れの今井 美亜選手に自ら頼み込んで弟子入りしたそうです。
弟子入りの時期は、ちょうど今井 美亜選手がスタート事故の多発もあって低迷が続いていた頃。
坂野 さくら選手を弟子に迎えたことで師匠にも良い影響があったようで、日刊スポーツの取材に対して今井 美亜選手は『指導する立場になって、これまでの自分のレースや調整方法をより深く考えられるようになった。さくらには教えるというより教えられてる』と語っており、師弟関係は良好なようです。

今井美亜は弟子・坂野さくらと二人三脚で頂点へ「教えるというより教えられてる」

今井美亜は弟子・坂野さくらと二人三脚で頂点へ「教えるというより教えられてる」

[2023年1月4日8時32分 ]

昨年12月に浜名湖で行われたヴィーナスシリーズは、坂野さくらがデビュー初の予選突破を決めた。帰宅後に師匠の今井美亜からサプライズなクリスマスプレゼントが待っていた。「メリークリスマス、さくら 初の準優進出おめでとう。次は優出だね! また一緒に頑張ろうね」。画用紙いっぱいに書かれたカードに胸がいっぱいになった。

弟子の坂野さくら(左)とともに再び女子ボートの頂上を目指す今井美亜(本人提供)

坂野は憧れだった今井に自ら頼み込んで弟子になった。その今井は、19年のクイーンズクライマックスを制覇して女子ボート界の頂点に立った後は、スタート事故の多発もあり低迷が続いていた。「本当の力が付いてないのに勢いで勝ってしまった。スタートもエンジン出しも自分の課題が一気に表に出てしまった。それを克服しようと焦って…。いろんな悪循環が重なった」と振り返る。

そんな時期に持った弟子に「指導する立場になって、これまでの自分のレースや調整方法をより深く考えられるようになった。さくらには教えるというより教えられてる」と感謝する。坂野も「師匠が苦しんでる姿を見て、自分がもっと頑張らないと、という気持ちになった」と応えた。

今井は「結果が出てたあの時の自分に戻るんじゃないんです。弟子と一緒に成長して超えたい」。豪快な攻めでファンを魅了した今井が、弟子と二人三脚で再び頂点を目指す戦いに23年は期待したい。

引用元:今井美亜は弟子・坂野さくらと二人三脚で頂点へ「教えるというより教えられてる」 – 愛LoveRACE – コラム : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
  • 【漢前】師弟競演…全ては美亜さんのおかげ…④坂野さくら選手-住之江ヴィーナスシリーズ勝利者インタビュー【2024.4.21】
出典:競のWHiTE動画ch
  • 【下関競艇場】127期B2坂野さくら選手デビュー初勝利!おめでとう〜の11万舟
出典:でるたまTV〜みんなの競艇〜

今井 美亜選手の同期選手

今井 美亜選手の同期である「106期」にはどのような選手がいるのでしょうか。
主だった選手を以下にまとめました。

登録番号名前支部級別
4604岩瀬  裕亮愛知A1
4601森野  正弘山口A1
4598加藤  政彦東京A1
4594谷川  祐一滋賀A1
4608荒井  翔伍東京A2
4610佐藤  大佑東京A2
4605森   世里滋賀B2
  • 岩瀬 裕亮選手(4604)/1988年6月11日生まれ/愛知/A1
  • 森野 正弘選手(4601)/1985年1月28日生まれ/山口/A1
  • 加藤 政彦選手(4598)/1984年5月25日生まれ/東京/A1
  • 谷川 祐一選手(4594)/1981年11月5日生まれ/滋賀/A1
  • 荒井 翔伍選手(4608)/1989年10月1日生まれ/東京/A2
  • 佐藤 大佑選手(4610)/1990年7月31日生まれ/東京/A2
  • 森 世里選手(4605)/1988年8月28日生まれ/滋賀B2

106期」といえば、修了記念競走でチャンプに輝き、デビュー後も同期一番乗りで初優勝を達成した、原田 幸哉選手の弟子「岩瀬 裕亮選手」をはじめとして、元オートバイレーサーという異色の経歴を持つ「森野 正弘選手」。
さらに同じ滋賀支部の和田 操拓選手(4649)と結婚した「森 世里選手」がいます。

今井 美亜選手のデビュー戦

今井 美亜選手のデビューは2010年5月20日
地元、福井競艇場で開催された「一般・第9回 ビクトリーチャンネル杯」初日、第2レースでのできごとでした。

新人ボートレーサーであれば、かなり慎重にスタートするのが一般的ですが、今井 美亜選手は予想以上にゆっくりなコンマ29のスタートで他艇から出遅れてしまいます。
大外6コースからの出走で、スタートが他艇より遅いことで不利なレースとなり、デビュー戦は6着と残念な結果で終わっています。

おなご

初出場の新人ボートレーサーはスタートが出遅れて、最後方から6着になるのが一般的だよ。

出典:艇国DB
出典:艇国DB

今井 美亜選手の初勝利

今井 美亜選手の初勝利は2010年12月19日
デビューから7か月後、デビューを飾った三国競艇場で開催された「一般・第14回 三国競艇大賞(男女W優勝戦)」最終日、第8レースのできごとでした。

6号艇で大外6コースからコンマ25でトップスタートを決めた今井 美亜選手は、1周1マークで内側に空いた隙を見逃さず、大外から見惚れるほどの見事なまくり差しを決めて、デビューから68走目で勝ち星を獲得しました。

A級選手3人を相手に勝ち取った大金星ということもあり、大波乱の3連単(64-1)の配当は104番人気の84,910円(=849.1倍)の超特大万舟券となりました。

無知なネコ

なんと2連単(64)の配当も30番人気の34.500円(=345倍)だったんだってさ!

出典:艇国DB
出典:艇国DB

今井 美亜選手の初優勝

今井 美亜選手の初勝利は2014年2月23日
デビューから3年9か月後、尼崎競艇場で開催された「G3・女子リーグ戦競走 第11戦 クイーンロード」最終日、第12レースのできごとでした。

1号艇・1コースからコンマ02の圧倒的なスタートを決めると、絶好枠からイン戦速攻で逃げ切って、念願の初優勝を達成しました。

出典:艇国DB
出典:艇国DB

今井 美亜選手の獲得賞金

今井 美亜選手のこれまでの獲得賞金は次のとおりとなっています。

近年は活躍できない状況が続いていますが、SG競争にも出場して、G1優勝歴もある実力派。
2022年前期から2023年前期まではB級に降級していますが、2021年前期までは7年にわたりA級で活躍しており、2023年後期以降もA級を維持していることから、獲得賞金は高額なことが想像できるでしょう。

年度級別賞金ランキング獲得賞金
2024年A2
2023年B1→A256位18,693,000円
2022年B1圏外13,009,000円
2021年A2→B1圏外13,830,000円
2020年A259位15,059,600円
2019年A2→A13位45,762,000円
2018年A1→A218位24,153,846円
2017年A2圏外18,550,000円

A2級ボートレーサーの平均年収は約1,800万円といわれています。

今井 美亜選手の2023年の獲得賞金額は1,869万円で、A2級ボートレーサーの平均年収とほぼ同額となっていますので、2021年後期から2023年前期までB1級だったことを考えれば、なかなかの金額だといえます。

とくに2019年はクイーンズクライマックスでG1初制覇を達成し、一般戦でも2回の優勝を重ねていることから、最も多い獲得金額となりました。

さらに直近5年間の平均年収について見てみたいと思います。
2019年から2023年の5年間のデータから算出した平均年収は約2,127万円となりました。
この金額は、A2級ボートレーサーの平均金額1,800万円よりやや多い金額で、ちょうどA1級の平均年収の3分の2くらい
しかし、2019年のG1初制覇以降は優勝歴がないため、獲得賞金額が2,000万円を超えない状況が続いています。

この年収をひと月に換算すると月収177万円越えですから、一般人とはかけ離れた高収入であることは明らかです。

そして2024年は5月31日時点で616万円を獲得していますので、A級に返り咲いた勢いで平均年収2,000万円越えに期待が膨らむところ。

B級降級前は獲得賞金額が1,500万円~2,000万円を超えていたことから、今井 美亜選手の成績が良かったことがうかがえます。

おなご

ボートレーサー全体の平均年収は1600万円といわれています。

今井 美亜選手のSNS

今井 美亜選手のファンならレースでのかっこいい姿やプライベート、美人なうえに笑顔の可愛い今井 美亜選手のオフショットが気になるところですよね。

今井 美亜選手のSNSを調査したところ、Instagram・X(旧Twitter)のアカウントは開設されていませんでした。
Instagram・X(旧Twitter)についてはアカウントがみつからないので、開設されていない、もしくは匿名かと推測されます。

ほかにも今井 美亜選手ご自身はYouTubeでチャンネル開設していませんが、ご自身が登場する動画が数多く投稿されています。

なお、Instagram・X(旧Twitter)ともに「#今井美亜」で検索することで、たくさんの写真を閲覧することができます。

  • Instagram  アカウント開設していない
  • X(旧Twitter) アカウント作成していない
  • YouTube チャンネル開設していない

・Instagram

現在、今井 美亜選手のInstagramのアカウントは存在しません

アカウントは確認できませんが、今井 美亜選手に関連した投稿の確認が可能です。
その一部を抜粋してご紹介します。

X(旧Twitter)

現在、今井 美亜選手のX(旧Twitter)のアカウントは存在しません

アカウントは確認できませんが、今井 美亜選手に関連した投稿の確認が可能です。
その一部を抜粋してご紹介します。

・YouTube

今井 美亜選手はYouTubeチャンネルを作成していませんが、ボートレース公式チャンネルなどで登場動画を見ることができます。

インタビューやトークショー、そのほかにもレース映像など多くの動画が投稿されていましたので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

ぜひこの機会に、今井 美亜選手のこれまでの軌跡を振り返ってみてくださいね。

  • 今井美亜&坂野さくらが行く! 女子旅 in佐渡
出典:「公式」ボートレース三国
出典:ボートレース公式 BOATRACE official
  • クイーンズクライマックス初優勝!!今井 美亜独占インタビュー&水神祭(2019年12月31日OA)【BOATRACE TIME】
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
  • ナッツちゃんねる#46 今井美亜選手その1
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
  • ナッツちゃんねる#47 今井美亜選手その2
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル
  • ナッツちゃんねる#48 今井美亜選手その3
出典:ボートレース公式映像配信 JLCレジャーチャンネル

まとめ

もともとの可愛さを差し色に、年を重ねて大人の雰囲気が加わったことで、さらに魅力的な女性になった今井 美亜選手。

ここ数年は事故などのアクシデントに見舞われることが多く、目覚ましい活躍を見られないことが残念ですが、もともとは男子顔負けの実力で快進撃を続ける実力派

愛らしい見た目に反して、負けん気の強い努力家であることも知られており、そのギャップが今井 美亜選手をさらに輝かせて、ファンを引き付ける要素となっているのでしょう。

どうしても人気女子レーサーということで、“可愛い・美人”という肩書きやカテゴリーで見られがちですが、今井 美亜選手は2021年の女子競艇界のトップに立った才能ある選手です。

調子を取り戻して、パッと明るい花笑みを見せてくれる日に期待しつつ、今井 美亜選手のさらなるご活躍を願って、応援し続けたいと思います。

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