競輪の払い戻し最高額を知ってる？平均や見方についても解説！

皆さんも、ネコのように1度は考えたことがあるはずです。一発デカいのを的中してやろうと…。

任せてください！そんな人でも、簡単に超高額な払戻金を狙える方法を今回は紹介しちゃいます！

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競輪の払い戻し金について

競輪や競馬などの公的機関がギャンブルとして開催しているスポーツで、予想が的中した際に賭けた金額からプラスとなって返ってくる払戻金。

ギャンブルについて詳しく知らない方や競輪の予想をしたことがない方はあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、ここからは払戻金にまつわる内容についてお伝えしていきますね。

払戻金の見方

競輪の車券は、1つの予想で100円〜購入が可能です。そして、対象レースが終了した後にサイトや競輪場によって異なりますが、下記のようなレース結果と払戻金が確認できるようになります。

例えば、3連単の車券を100円で購入していたとします。すると、このレースでは14,260円が払戻金として受け取ることができるんです。

また、上記の画像では100円を賭けた場合の払戻金が表示されていますが、予想は100円だけでなく1,000円・10,000円など高額を掛けている方も多く存在します。

その際には、上記の結果に自分の賭け金を掛け算すると、自分が受け取れる払戻金がわかるようになるんです！

払戻金に上限はある？

競輪の払戻金については2022年現在、上限はありません。そのため、1つの予想に高額を賭けていたときに的中した場合は、それに伴い高額な払戻金として返金されます。

ですが、賭け金の上限については、2018年10月に政府が「ギャンブル等依存症対策基本法」を施行しました。そして、2022年3月に政府が「ギャンブル依存症対策強化」の基本計画を決定。

2022年12月現在、賭け金の上限はありませんが、上限が設けられると払戻金の額にも影響しそうですよね…。

払戻金額に上限はない
※購入金額に制限が設けられる可能性アリ

払戻金に税金はかかる？

競輪で的中した場合、少額では税金はかかりませんが、高額の場合に限り税金がかかります。

車券を購入して予想が的中した場合、払戻金が得られますが、その払戻金は一時所得として計算されているんですね。

ですが、競輪を始めとするギャンブルで得た一時所得は、1月〜12月までの1年間で50万円以下の場合は特別控除額の50万円で引くことが可能です。

一時所得金は、ギャンブルだけで収入を得ている方あるいはギャンブル以外で収入を得ている方によって、税金のかかり方が異なります。

一方で、1年間を通して払戻金が50万円を超える場合は課税対象となり、会社員であっても確定申告が必要となるケースが発生します。

確定申告が面倒な方は、1年間の払戻金が50万円を超えそうであれば予想を控えた方がいいかもしれません…。

払戻金にかかる税金の計算方法

前述でもしましたが、払戻金は一時所得としてカウントされていることがわかりました。その一時所得は、下記のように計算されます。

総収入金額−収入を得るために支出した金額−特別控除額（50万円）＝一時所得の金額

収入を得るために支出した金額については、競輪であれば予想が的中したレースで購入した車券の総額が該当します。

上記の計算式で50万円以下となる場合は課税対象とはなりませんが、50万円以上となる場合、

一時所得の金額から1/2をした金額が税金の対象金額

となります。

競輪の払い戻しの最高は？

これが、競輪で最高の払戻額です！ネコの夢くらいは、一生叶えてあげられる金額ですよ！

なぜこんな高額配当が付いたのか、まずはレースの詳細を見ていきましょう。

最高払戻を記録したレース

最高払戻を記録したレースは、2006年9月21日。奈良競輪場にて開催された、F2の第10レースにて記録されました。

2006年の記録が16年経った2022年12月現在も破られていないというのは、天文学的な確率だったということがわかりますよね！

レース結果

レース結果については、下記の画像をご覧ください。

上記の画像では、100円で車券を購入した場合の払戻金について記載されています。注目してほしいところは、3連単の金額です。

8−4−5でレースは決着しましたが、100円で4,760,700円が払い戻されているんです。凄まじい払戻金ですよね…

ちなみにこの3連単は、504通りの買い目中498番人気の買い目だったのだとか。当たった方はどれだけの運があったのでしょうか（笑）

出走選手

前述の2006年9月21日に、奈良競輪場にて開催されたF2第10レースへ出走していた選手については下記のとおりです。

第10レースは最終日の最終レース。つまりは決勝でした。予選から勝ち抜いてきた実力ある選手が激突したレースでしたが、結果は波乱を生んだのですね…。

レース展開・決まり手

まずはじめに、レースの着順をご覧ください。

このレースでは、天候は晴れ・風速は0.9m・バンクの状態などはごく普通で、傾向的に荒れることはないと予想されていました。

しかし、人気だった、

2番車の今村清二選手と、9番車の佐藤瓦選手

が相次いで下位に沈みんだ一方、あまり人気のなかった、

8番車の服部仁選手が1着、4番車の吉良勝信選手が2着

でゴール。

1着でゴールした服部仁選手の決まり手は差し、2着の吉良勝信選手の決まり手はマークでした。競輪では1着2着が差し・マークで決まるレースは珍しいといわれています。

レースの展開としては、レース終盤に服部仁選手が最後の直線で差しを決め、その後ろに陣取っていた吉良勝信選手が服部仁選手の後に続いてゴールしたのでしょう。

この結果、競輪サイトではレースの発売票数が63,476票だったのに対して、3連単の「8−4−5」の投票数は1票だったとのこと。ゆえに高額払戻金となったのでしょうね！

高額配当の受け取り方

高額配当の受け取り方は、競輪場や場外車券場で車券を購入し、50万円以上の高額配当でのみ専用の窓口にて受け取りが必要となります。

競輪の車券の購入方法は、インターネットと競輪場や場外車券場で購入する方法の2パターンありますが、インターネットで購入した場合は、50万円以上の払戻金が発生しても通常通りです。

しかし、競輪場や場外車券場で車券を購入した場合は、常駐の役員や係員が付添の上、

専用窓口

に案内されます。

注意点としては、車券の有効期限が60日以内となっているためなるべく早めに、できれば当日中に払い戻ししましょう。

高額配当ランキングTOP10

2022年12月現在までの高額配当ランキング上位10位は、下記の表のとおりです。

順位	開催場	日時	払戻金額	組み合わせ	人気
1	奈良競輪場	2006年9月21日	4,760,700円	8-4-5	498
2	小田原競輪場	2011年1月12日	4,582,050円	6-7-9	494
3	富山競輪場	2003年9月7日	449,5120円	8-6-9	501
4	立川競輪場	2010年10月15日	3,715,420円	8-9-4	478
5	小田原競輪場	2018年2月23日	3,677,320円	4-8-2	487
6	静岡競輪場	2018年11月22日	3,611,620円	6-2-3	495
7	川崎競輪場	2018年3月23日	3,439,350円	8-6-5	498
8	川崎競輪場	2010年3月8日	3,345,220円	4-3-1	479
9	大宮競輪場	2008年2月23日	3,292,270円	6-7-4	503
10	いわき平競輪場	2014年2月19日	3,221,920円	4-6-5	490

最後に大波乱が起きたのは2018年11月22日、静岡競輪場で開催されたレース。このレース以降、上位10位以内に入る高額配当にはなっていません。

競輪の払い戻し金で最高額を狙う方法

ネコのように思っていた人がいたらごめんなさい…。ここからは本題である、最高の払戻金を狙うためのワザを紹介します！

①天候をチェック！

レースにおいて天候は大事です。予想する際は当日の天気予報はもちろんですが、レースの開催時間によって風向きや風の強弱も変わってくるので、必ず頭に入れておきましょう。

特に雨が降っているときにはバンクが滑りやすく、選手が落車する可能性が高いため、実力のある選手でも落車してしまう場合が…。

実力のある選手が落車したレースでは、多くケースで配当金が高くなる傾向があります。

また、レース開催時に向かい風が強い場合、脚質が逃げの先行選手を本命とする場合は注意が必要です。

風が強いと先行選手は不利となりやすく、レース終盤に追い込み選手に差されやすくなります。

風の強弱は当日になってみないと分かりませんが、天気予報で雨の予報がされていた場合は、あえて人気のない買い目を購入し、高額配当を狙ってみるのもいいかもしれませんね。

②ラインに注目！

最高の払戻金を狙うには、ラインにも注目していきましょう。

ラインのパターンは様々あり、基本的には先行や捲りを得意とする選手の後ろに追い込みを得意とする選手が走るケースが多いです。

レース展開や出走選手によっても異なりますが、このラインが4ライン以上ある場合は複雑なレース展開となりやすく、配当が荒れやすい傾向にあります。

レース前に出走する選手に目を通し、

などを事前に予想しておくと、荒れる可能性が高いレースを予測できる可能性が高いです。

③落車を予知！

前述で天候についてお伝えした際、落車が多くなると言いましたが、GPやG1・G2などのビッグレースでも落車は起こりうることです。

バンクが雨で濡れると地面が滑りやすく、カントがきついバンクでは落車が起こりやすいと言えるでしょう。その場合、実力の高い選手であっても落車の恐れがあります。

高額配当を狙うためには天気予報を見て落車を予知し、なおかつ実力の高い選手をあえて予想から外すと的中する可能性が高くなるでしょう！

落車が起きると高額配当になりやすい

競輪の払い戻しで最高金額を狙えるバンク

競輪場は全国43箇所にありますが、1つとして同じ形やバンクの特徴が一緒の競輪場はありません。その競輪場ごとで、様々な特徴を持ちます。

ここからは、大きく3つに分けることができるバンクの特徴と、勝ちやすい・有利な選手の傾向について見ていきましょう。

333mバンク

333バンク。通称「サンサンバンク」は、バンク1周の長さが333mであるバンクのことを言います。

333バンクは競輪場の1周の長さで最も短い距離のバンクで、全国43箇所にある競輪場のうち、下記の7箇所しか存在しません。

333バンクでは、直線距離が他の競輪場と比較すると短く、最終4コーナーから差しの選手が先行の選手を抜き去ることは難しいといわれています。

そのため、先行選手が有利となりやすいバンクとなっており、先行選手を中心として予想を組み立てると的中しやすいでしょう。

333mバンク＝先行有利

奈良競輪場

1番の高額払戻金を記録した奈良競輪場は外せません（笑）

特徴としてはカント(バンクの傾斜)が大きいです。逃げ・捲りが有利ではありますが、ゴール前で激しく順位が変わりやすいので注意が必要です。

小田原競輪場

小田原競輪場もカントがきついので、荒れやすい傾向があります。先行選手の番手や、追い込みが得意な自力選手を1着で予想してみるのはアリでしょう。

富山競輪場

富山競輪場は400バンクに近い形をした333バンクなので、先行有利とは言い切れないのが厄介なのですが…。

風向きによっては先行が有利になってしまう場合もあるという大変厄介なバンクです。初心者の方はなるべく富山競輪場で勝負しない方が良いかもしれません。

400mバンク

400バンクは、その名のとおりバンク周長が1周400mのバンクのことを指します。400バンクは最もスタンダードのバンクで、全国43箇所の競輪場の31箇所が400mバンクです。

31箇所が同じ400mではありますが、その400mの中でも、

などが各競輪場によって異なり、それぞれの競輪場によって有利な選手・不利な選手なども比例して異なります。

基本的には追い込み選手・決まり手では差しが決まりやすいと言われており、実力の高い選手を本命にすると当たりやすいでしょう。

立川競輪場

直線が長いで有名な立川競輪場。追い込み選手が有利なので、差しが得意な選手を買えば良いと思えるのですが…。

実は風の影響を番手選手も受けやすいらしいです。そのため、風が強い日は誰が勝つのか分かりにくいバンクと言えます。

静岡競輪場

静岡競輪場はあまり荒れやすいイメージがないかもしれません。ですが、海の近くにあるので風の影響を強く受けます。

どれだけ強い選手でも、風が強い日は注意が必要なバンクです。

川崎競輪場

川崎競輪場は川が近いので風の影響を受けやすい上に、外側から伸びてくる選手が多い傾向があります。

地元勢は特にそういったバンクの特徴を熟知しているので、信頼してみると思わぬ配当を手にすることができるかもしれませんね。

500mバンク

500バンクは前述の333バンク・400バンク同様で、バンク1周の長さが500mのバンクのことを言います。

500バンクは最も少なく、下記の3箇所の競輪場でしかレースが開催されていません。

500バンクの特徴としては、みなし直線が333バンク・400バンクよりも長いため、先行選手は体力が持たないと言われています。

その影響から、追い込み選手・決まり手としては差しが最も決まりやすいという特徴があります。

500バンクのレースを予想する際には、追い込みを得意とする選手を中心にして車券を購入すると良いかもしれませんね。

500mバンクは差し有利

大宮競輪場

大宮競輪場は東日本で1番最初に完成し、荒れやすいバンクとしても有名です。

直線が長い上にカントが深いので、非常に追い込み有利となっています。先行選手を1着で予想するのは避けた方が良いでしょう。

宇都宮競輪場

宇都宮競輪場も荒れることが非常に多いです。大宮競輪場と同様に追い込み有利なので、先行選手は避けた方がよいかと…。

高知競輪場

高知競輪場は丸に近い形をしているため、他の500mバンクよりも逃げが決まりやすいです。選択肢が競輪場の中でも最も多いと言っても過言ではないので、頭を悩ませる人が非常に多いですね。

競輪以外の払い戻しの最高額を見てみよう

ということで、最後に他の競技で実際に出た最高払戻金を見ていきましょう！

ガールズケイリン

ガールズケイリンの最高払戻金額は、2015年7月に高知競輪場にて開催されたレースで記録した3連単の1,326,550円であることがわかりました！

ガールズケイリンでは、男子競輪で採用されることの多い9車立てのレースはなく、主に7車立てのレースが多いことから、荒れにくいと言われています。

ちなみに、ガールズケイリンの高額払戻金ランキングTOP3については、下記の表のとおりです。

順位	開催場	年	払戻金額
1	高知競輪場	2015年	1,326,550円
2	京王閣競輪場	2015年	1,353,970円
3	伊東競輪場	2021年	1,003,740円

そのため、高額の払戻金を望んでいる方にとっては、あまり魅力的ではないかもしれませんが、堅実に予想を当てていきたいという方にとってはガールズケイリンをおすすめします。

競馬

競馬での最高配当金は、2012年8月に記録した3連単の29,832,950円とのことです！

競馬は公営競技の中でも人気が高く、出馬する頭数も18頭立てと数が多いため、かなりの投票数となります。つまり、予想が的中すると払戻金は同時に多くなる傾向があります。

ちなみに、競馬での高額配当ランキングTOP3については、下記の表のとおりとなっています。

順位	開催場	馬場	年	払戻金額
1	新潟競馬場	芝1400m	2012年	29,832,950円
2	中山競馬場	ダート1800m	2015年	27,929,360円
3	中山競馬場	ダート1800m	2017年	22,946,150円

競輪と比較すると、かなり高額であることがわかりますね！

競艇

競艇での最高配当は、2022年11月に3連単の761,840円が記録されています。

競輪と比較すると、男子競輪はもちろん、ガールズケイリンでも半分くらいの額となっていることがわかりますね。

競艇は6艇でレースが行われるため、競輪よりも配当が少なくなっているんです。そして、競艇の最高配当金ランキングTOP3は下記の表のとおり。

順位	開催場	年	払戻金額
1	児島	2022年	761,840円
2	徳山	2011年	682,760円
3	三国	2016年	650,610円

高額配当を手にしたいという方は、競艇ではあまり期待できませんね…。

オートレース

オートレースでは、2006年5月に最高配当金が3連単で15,721,720円が記録されています！ここまでお伝えしてきた公営競技の中でも、競輪に次いで2番目に高い配当金であることがわかりますね！

オートレースは日本では有名ではなく、どちらかというとマイナー競技ではありますが、下記の表のようにかなりの高額配当が出ています。

順位	開催場	年	払戻金額
1	伊勢崎	2006年	15,721,720円
2	浜松	2012年	5,424,970円
3	浜松	2016年	2,760,900円

なので、コツコツと予想を的中させて稼ぎたいというやり方があっていない方や、ドカンと一発大金を手にしたいという方はオートレースで予想してみてはいかがでしょう