前橋競輪の予想には特徴がある！過去のレース結果やリプレイのまとめ

1990年に日本初の全天候型屋内バンクとして生まれ変わった前橋競輪場。

そんな前橋競輪場は日本の競輪場唯一、バンクの周長が335mと珍しい競輪場でもあります。

ここからは前橋競輪場について下記の内容に沿ってお届けしていきますので最後までご覧ください。

前橋競輪場の基本情報

前橋競輪場はその名の通り群馬県前橋市にある競輪場です。

正式住所…群馬県前橋市岩神町1-2-1

前橋競輪場は日本の競輪が統括されているJKA東日本地区本部関東支部がレースの開催を担当。

前橋競輪場で開催されるレースは前橋市が主催して行われ、開催事務の包括委託は楽天Kドリームスが担当し、トータリゼータシステムについては日本トーターを採用しています。

実況はJPFで司会進行は二宮歩美さんが担当し実況担当は平山信一さんが担当。

そんな前橋競輪場の基本的な情報についてお伝えしていきます。

開催日程

前橋競輪場では1年間を通して本場開催のレースが実施されていることがわかりました。

北海道や東北地方、日本海側にある競輪場では降雪によって路面が滑りやすくなることや積雪によってレースが開催ができないことがあるため、基本的には本場開催はされていません。

ですが、前橋競輪場は降雪であってもドーム型の屋内競輪場となっているため、天候に左右されずに1年中本場開催ができるんです。

例外で、レース開催時に台風などの自然災害や流行り病の流行などによって中止になる場合があります。

次に前橋競輪場で開催されるレースの時間帯については下記のとおり。

前橋競輪場はナイターレースとミッドナイトレースの開催がほとんどを占めます。

2012年には2月2日からミッドナイトレースが開始され、2015年2月からはナイター競輪の「ドームナイトレース」が開始されました。

ナイターレースとミッドナイトレースが主な前橋競輪場ですが、1ヶ月〜2ヶ月に1度あるいはグレードの高いレースでは日中開催となることもあります。

続いて前橋競輪場にて開催されるレースのグレードについては下記のとおりです。

前橋競輪場開催のレースは主にF1とF2で構成されていて、F2の場合はミッドナイトレース、F1の場合はナイターレースとミッドナイトレースが開催されます。

一方でG3以上のグレードレースについては日中開催となることがわかりました。

場所へのアクセス

前橋競輪場へのアクセス方法については下記のとおり。

種類	最寄り	所要時間・距離
電車・鉄道	上毛電気鉄道上毛線「中央前橋駅」 JR両毛線「前橋駅」 上毛電気鉄道上毛線「城東駅」	徒歩約22分 徒歩約26分 徒歩約27分
路線バス	沼田駅前-群大病院「前橋公園バス停」 前橋駅-渋川駅「広瀬橋バス停」 前橋駅-渋川駅「三中前バス停」	徒歩3分 徒歩7分 徒歩7分
車	関越自動車道「前橋IC」 関越自動車道「高崎IC」	約3.5km 約6.3km

前橋競輪場は最寄りの駅から徒歩で向かうことはできますが、少し遠いので路線バスや車で行くと大変便利です。

車の場合は前橋競輪場周辺に約1730台の無料駐車場が開放されているので、自家用車やレンタカーで訪れるといいでしょう。

また、JR新前橋駅やJR前橋駅からは無料のシャトルバスが運行されています。シャトルバスの時刻表については下記の表を確認ください。

出発	到着	運行内容
JR「新前橋駅」東口	ドームバスベイ（JR前橋駅南口経由）	9：25〜15：30の間 約1時間間隔で6本運行
JR「前橋駅」南口	ドームバスベイ	9：50〜15：45の間 約1時間間隔で4本運行
ドームバスベイ	JR「新前橋駅」	9：50〜16：40の間 約1時間間隔で最大7本運行

ドームバスベイ〜JR新前橋駅のシャトルバスは、昼開催最終レース時刻により出発時間が前後する場合があります。

施設の特徴

前橋競輪場の施設の特徴としては全国の競輪場の中でもトップクラスの収容人数を誇ります。

一般的の競輪場の収容人数は多くても1万人前後といわれていますが、前橋競輪場では収容人数が2万人とかなり多くなっているんです！

もともと前橋競輪場、通称「日本トーターグリーンドーム前橋」は、世界選手権自転車競技大会のメイン会場としても使用されていたところを競輪場の機能を移転させて新規オープンさせているんですね。

そのため、収容人数もそっくりそのまま引き継いでいるため、競輪場としてはトップレベルで収容人数が多い競輪場としても知られています。

歴史

前橋競輪場の歴史については下記の表にまとめてみたのでご覧ください。

年	出来事
1950	旧前橋競輪場開設
1969	八百長騒ぎ勃発。施設が破壊される
1990	グリーンドーム前橋完成。後に前橋競輪場として新規オープン
1992	寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント創設。メイン開催地となる
2000	マスコットキャラクター「チャメット君」誕生
2006	旧前橋競輪場解体
2011	重勝式車券「Kドリームス」の販売を開始
2012	ミッドナイト競輪開始
2015	ナイター競輪「ドームナイトレース」開始

前橋競輪場は1950年4月22日に開設され1990年までの約40年間使用されてきました。

そして前述でもしたように1990年に近隣の場所にグリーンドーム前橋が建設。

世界選手権自転車競技大会終了後に1990年12月より競輪場の機能を移転させ、全天候屋内バンクとして誕生しています。

1992年にはG1レース「寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」が創設され、メイン開催地に前橋競輪場が選ばれています。

2006年にグリーンドーム前橋に移転してからは、練習トラック兼駐車場として使用されていた旧前橋競輪場が公園造成のために解体されました。

入場料金は無料？

前橋競輪場は一般入場としては入場料はかからず、無料で入場できます！また、本場開催、他会場開催どちらでも無料で入場が可能です。

入場料を払わずにレースの予想はもちろん、場内イベントの参加や食事なども楽しめます！

さらに、よりレースの予想に集中したいという方におすすめなのは有料にはなりますが、6階の特別観覧席「ドームラウンジ」を利用しましょう。

ドームラウンジのシート種別と料金については下記の表をご覧ください。

種類	本場開催時	場外開催時	座席（ブース）数
シングルシート	2000円	1000円	20席
グランシート	3000円	2000円	10席
グループシート	6000円	3000円	2区画
グランルーム	15000円	15000円	2部屋
プレミアルーム	50000円	50000円	1部屋

また、ドームラウンジにはさまざまな設備が整っているので快適にレースの予想ができるでしょう！

前橋競輪場のバンク特徴

全国各地にある競輪場は日本国内だけで43箇所ありますが、形状や傾斜、周長などすべて同じという競輪場は存在しません。

そこで、ここからはそんな前橋競輪場のバンクの特徴について詳しく解説していきます。

予想のヒントになることもあるかもしれないので要チェックです！

バンクの詳細

まずは前橋競輪場のバンクの詳細について紹介していきます。前橋競輪場の詳細については下記の画像を参照ください。

前橋競輪場のバンクの特徴としては下記の内容が挙げられます。

前橋競輪場の周長は日本全国43箇所でたった1箇所だけの335mとなっているんです。

1990年12月に旧前橋競輪場から移転しましたが、移転当初は333mでした。しかし、10年後の2000年の改修工事が行われたときにバンク周長が333mから335mへと変更となっています。

また、前橋競輪場のカントは36度でこれは日本全国の競輪場としては最大の傾斜角度となっていることがわかりました。

傾斜がきつくなっていると追い込み選手よりも先行選手が有利となりやすく、レース全体のタイムがかなり速くなるといわれています。

このように、前橋競輪場はバンク周長が335m、カントが36度の超高速バンクで他の競輪場とかなり異なった競輪場の特徴を持っていることがわかりました。

決まり手の傾向

次に前橋競輪場の決まり手の傾向についてご紹介していきます。まずは下記の画像をご覧ください。

前橋競輪場は前項のバンクの特徴でもお伝えしたように、周長が335mでカントが36度の超高速バンクであることから先行選手が有利になりやすい競輪場となっています。

全国の競輪場では差しが最も決まりやすく、競輪場によっては半数近くが差しとなっている競輪場も少なくはありません。

一方で前橋競輪場では上記の1着の決まり手グラフを見てもわかるように、差しが37％と最も高い割合となっています。

続く逃げも34％と他の競輪場と比較するとかなり高くなっているため、前橋競輪場では全国の競輪場の中でもトップクラスで先行選手が有利になりやすいことがわかりました。

オッズ・払戻金の傾向

前橋競輪場のオッズならびに払戻金の傾向としては先行選手が有利になりやすいバンクのため、他の競輪場と比較すると先行選手のオッズが低くなってしまうことが多いでしょう。

前橋競輪場は周長の短さやカントのキツさから先行選手が有利になりやすいため、レースに出場する選手の実力が拮抗している場合は先行選手が人気となる場合も少なくはありません。

例外に出場選手の中に一流の追い込み選手が出場する場合は、実力のある先行選手であってもオッズが高くなる場合もあります。

払戻金については前述の決まり手グラフを見ると多少の差はありますが、どの決まり手も30％前後となっていることからときには払戻金が高額となる場合もあります。

オッズ通りのかたく決まるレースももちろんありますが、レースによっては荒れることもあるので自身の予想を信じて買い目を選ぶといいでしょう。

天気の影響

前橋競輪場は前述でもしましたが、全天候型屋内バンクを採用しているためバンクがドームの中に存在します。

ゆえに天候の影響はなく風もほぼ無風に近い状態になっているんです。

記事の冒頭でも述べたようにゲリラ豪雨や落雷によってはレースが中止となる場合はありますが、それを除くとほとんどの場合で天気には影響されないことがわかりました。

前橋競輪場のレース結果データ

全国43箇所に競輪場があり、1つ1つバンクの特徴が異なるため予想する際には過去のレース結果を見ると過去の傾向や対策ができるようになり予想が的中しやすくなるでしょう。

ここからは、前橋競輪場で開催された過去のレース結果から導き出された勝率や出目のランキングと平均配当について紹介していきます。

勝率ランキング

まず初めに勝率ランキングから見ていきましょう。

2023年1月〜12月までに前橋競輪場で開催されたレースの車番別勝率ランキングについては、下記の表にまとめました。

順位	車番	勝率
1位	1	32.7%
2位	2	17.6%
3位	9	15.9％
4位	3	13.5%
4位	4	11.7%
6位	5	11.4%
7位	7	8.6%
8位	8	4.5%
9位	6	3.9%

前橋競輪場のみならず全国の競輪場でも1番車は勝率が最も高いことがほとんどですが、前橋競輪場でも32.7％を記録して最も多い割合であることがわかりました。

続いて2番車の17.6％で3番目に9番車の15.9％が続いていることがわかります。一方で最も勝率が低かったのは6番車で3.9％。

次に8番車の4.5％となっています。他の競輪場でも6番車もしくは8番車が勝率が低いことがほとんどなので、前橋競輪場でも同じようになっているんです。

そのため、1番車に実力のある先行選手が入っていれば予想の軸や買い目に入れておきましょう。

一方で6番車や8番車の選手を買い目に入れる場合は、勝率は低いかもしれませんが的中すると高額配当が期待できます！

出目ランキング

続いて券種別の出目ランキングについてです。

こちらも勝率ランキング同様に、2023年1月〜12月までに前橋競輪場にて開催されたレースでの出目ランキングを表にしてみたのでご覧ください。

券種	出目
2車単	1–2
2車複	1–2
3連単	1–2–3
3連複	1–2–3

2023年に前橋競輪場で開催されたレースでは1番車と2番車がすべての券種に絡んでいるんです。

また、3連単と3連複では1番車と2番車そして3番車が最も多くなっていて、1番車〜3番車の出走時に内側でスタートする3つの車番が最も出目として出ていたことがわかりました。

一方で外側の車番に関しては出目ランキングでは絡んでいません。そのため、少額でもいいから的中させたいという方は、1番車〜3番車までの車番に絞って予想を組み立てると的中率が上がるでしょう。

平均配当

最後に前橋競輪場の平均配当について見ていきましょう。平均配当も2023年1月〜12月までに前橋競輪場にて開催されたレースでの結果を表にしてみました。

券種	金額
ワイド	513円
2枠複	1,111円
2枠単	2,296円
2車複	1,246円
2車単	2,607円
3連複	2,135円
3連単	13,678円

前橋競輪場は前述のバンクの特徴のところでもお伝えしましたが、バンク周長が335mでカントが36度の変則的なバンクです。

ですが、平均配当では他の競輪場の3連単の平均配当は約14,000円であるのに対して前橋競輪場の3連単の平均配当としては13,678円とほとんど変わりません。

そのため、大きな波乱は生まれにくくどちらかというとオッズ通りにレースが固く決まりやすいともいえるでしょう。

前橋競輪場で予想を当てる方法

前橋競輪場で予想を当てる方法としては、1番車〜3番車までに先行選手がいる場合は予想に入れておくと的中しやすくなるかもしれません。

その理由に、前述でもしましたが、前橋競輪場のバンクの特徴は下記のとおりです。

上記の特徴から先行選手が有利に働きやすいバンクです。また、出目ランキングでは1番車〜3番車までの出走時に内側でスタートする選手の勝率がかなり高くなっていました。

そのため、先行選手が1番車〜3番車に入ったレースでは該当する選手を予想に入れておくことで高額配当こそ手に入りにくいかもしれませんが、的中率は高くなるでしょう！

前橋競輪場のSNSなど

競輪場のSNSはその競輪場にまつわる情報や記事などを紹介していることが多く、その情報や記事をチェックしておくことでレースを予想する際にヒントになることもあるかもしれません。

また、多くの競輪場がYouTubeチャンネルを開設し本場開催時には1レース目〜最終レースまでをライブ中継を配信しています。

ここからは前橋競輪場のSNSやYouTubeチャンネルについて紹介していきますね。

X（旧Twitter）

前橋競輪場のXは2020年4月に開設され、2024年1月時点で7.6万人のフォロワーがいることがわかりました。

前橋競輪場のXは前橋競輪場のコンシェルジュである「まえばしめぐみ」が運営しており、公開している内容については下記のとおり。

前橋競輪場のXは更新頻度が高く、インタビューの記事をリポストしていることが多いのでその記事内のどこかにヒントが隠されている場合があります。

気になる方はぜひチェックしてみてください！

Instagram

前橋競輪場の公式Instagramですが、2024年1月時点では発見できませんでした…。そのため、おそらく前橋競輪場はInstagramのアカウントは開設していないと思われます。

しかし、他ユーザーの中には前橋競輪場に関する投稿を公開している方もいることがわかりました。

Facebook

前橋競輪場のFacebookは2024年1月現在でも更新し続けています。内容については下記の通り。

X同様インタビュー記事やレポートを見るとレースの予想で役立つ情報がゲットできるかもしれませんね！

YouTube

前橋競輪場のYouTubeチャンネルはその名の通り「前橋競輪場」といいます。

2014年4月12日にチャンネルが開設され、2024年1月時点では2024年1月時点で7160人がチャンネル登録していることがわかりました。

また、総再生回数は868,727回再生されているんです。そんな前橋競輪場のYouTubeチャンネルでは下記の動画を配信中。

前橋競輪場で開催されるレースではライブ中継を配信しているのでいつでもどこでもレースの観戦と予想ができます！

前橋競輪場のQ&A

最後に前橋競輪場にまつわる質問や疑問について紹介していきます。

イベントは開催される？

前橋競輪場では本場開催の際はさまざまなイベントが開催されています。過去にはクイズコーナーやトークショー、お笑いライブなどが開催されていました。

グルメはある？

前橋競輪場は場内の2階〜4階に食事処があります。定食からうどんやラーメン、丼、カレーライスなど定番料理が数多くあるので来場された際にはグルメを楽しんでみてはいかがでしょうか。

マスコットキャラクターはいる？

前橋競輪場のマスコットキャラクターは「チャメット君」といいます。チャメット君は「お茶目」「チャリンコ」「ヘルメット」の造語から来ており、2000年7月の寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント創設と同時に誕生しました。

ライブ中継やリプレイは観れる？

前述の通りライブ中継は本場開催時に前橋競輪場公式YouTubeで視聴できます。また、競輪の投票サイトであるKEIRIN.JPやウィンチケット、その他に競輪関連サイトからも視聴可能です。

場外販売はされている？

前橋競輪場では本場開催時以外でも場外販売が行われています。また、前橋競輪場の近隣の場外販売所として館林市の「館林場外」と前橋市にある「利根西前売SC」の2箇所で予想も可能です。