聞いてよボーイ!昨日競輪場で事故があったんだ!
まぁ競輪に事故は付きものだからな。1日に1レースくらいは起きてるぞ。
競輪は、他の競技(スポーツ)と同じく事故が起きます。
軽度な負傷から複数骨折の重傷。最悪の場合は死に直結する事故まで…。あまり見たくない光景ではありますが、実際に死亡事故が起きてしまっているのが競輪です。
そこで今回は、
- 女子競輪選手の死亡事故
- 男子競輪選手の死亡事故
上記2点を中心に紹介します。ぜひ最後までお付き合いください。
- 競輪歴8年の26歳
- 成人した瞬間に車券を購入するキチガイ
- 過去に突っ込んだ累計額5000万以上(笑)
女子競輪選手の死亡事故を知る前に…。
1会場に1回は起こる。と言えるレベルで、競輪に事故は付きものです。
まずは、競輪がどんな競技なのか見て行きましょう。
競輪の危険性
誰が見てもわかるほど競輪は危険です。そもそも、競輪は時速何kmで選手が走っていると思いますか?
選手やレベルによって違いはありますが、時速70kmを超えるらしいです!
その速度で事故が起きるということは、車の交通事故と同じ…。競輪とは、危険と隣り合わせの競技なのです。
ガールズケイリンも事故が起こる
男子競輪よりも厳しいルールが定められているガールズケイリン。そんなガールズケイリンでも、事故は起こります。
男子競輪よりは少ないですが、月に1度以上は起きているのではないでしょうか?
選手の安全面も考慮すると、事故は極力起きて欲しくないですよね…。
ガールズケイリンも事故は起きる
女子競輪選手の事故は落車が一番多い
落車が危険はわかったけど、1番多い原因とかあるの?
それは「落車」だな。
「落車」とは読んで字のごとく、車から落ちるということです。まだ競輪のレースを観たことがない人は想像できないでしょう。実際に観ると痛々しくて仕方がありません…。
この落車事故とは、レースの結果にも大きく関わってきます。そのため、競輪を観る以上「選手だけの問題でしょ?」という甘い考えはできないのです。
何で落車するの?
まず初めに、なぜ落車が起きるのか考えていきましょう。
全部の事例を挙げて行くとキリがありませんので、代表的な落車をご紹介します。
相手選手の妨害
最も多い落車の要因は、相手選手による妨害行為です。
競輪において選手同士の競り合いは、魅力の一つでしょう。しかし、競り合うことで選手がバランスを崩してしまい落車…。最悪の場合、後ろを走っていた他選手も巻き込んでしまいます。特にゴール前の直線では混戦になりやすいので、落車する可能性が高い場所と言えるでしょう。
タイヤが滑り落車
競輪で使われるタイヤは非常に細い。初心者は乗ることすら難しいです。路面が濡れているときはタイヤが滑りやすいので、落車事故が多くなりますね。
レース当日の天候は関係ある?
レース当日の天候は関係あります。競輪は基本的に屋外で行われるからです。晴れの日でも落車は起きるのですが、雨や風の影響を受けるとタイヤが滑りやすくなる。さらに視界不良も重なって危険性が高くなる競技です。
選手も十分注意をしながらレースに臨んでいるとは思いますが、落車しやすくなると言えるでしょう。
落車したらどうなる?
次に選手が落車した場合、どういった扱いを受けてしまうのか。パターンごとに紹介します。
落車棄権
- 落車で選手が負傷
- 自転車が故障して走れない
このような場合は「落車棄権」という扱いになります。
対象のレースで着順に入れない。翌日以降の勝ち上がりが不可能。となってしまうので、極力選手は避けたいパターンです。
落再入
- 落車はしたが選手は軽傷
- 自転車も問題なく走る
「落再入」という扱いになります。上位に喰い込むことは厳しいですが、プロとしての役割を全うしている姿に感動することもありますね…。
落滑入
ゴール直前では選手達が激しく競り合うので、落車する可能性が高い場面です。仮に落車してしまっても、滑りながらゴールすることができれば落車棄権にはなりません。
落携入
ゴール手前30m以内の落車であれば、自転車に乗っていなくてもゴールできます。たまに、自転車を押しながらゴールする選手がいますよ。
死亡するケースもある
あってはならないケースですが、落車により死亡してしまった選手も存在します…。
リアルタイムで観たことはありませんが、多くの人がショックを受けることは間違いないです。2度と死亡事故が起きないことを祈りたいですね。
競輪選手の落車事故
ここからは、実際に起きてしまった落車事故をご紹介します。
久留米競輪場の悲惨な落車事故
レースのスピードが最も上がる打鐘過ぎでの出来事です。先捲りを仕掛けた④番が、頭を走っていた⑤番を落車させてしまいました。混戦だったので、⑦番以外の選手は避けれず大量落車。事故の原因を作ってしまった④番の選手も失格に…。
落車せずにゴールした⑦番の選手と、自転車を押しながらゴールした①番のみゴールという結果になりました。このようなレースは稀にあります。最後まで諦めずにゴールした①番の選手を褒めたいですね!
前橋競輪の悲惨な落車事故
レースが残り1周半を過ぎたあたりなので、スピードを上げて行った時のことです。前を走っていた2名が落車してしまい、避けきれず1回転!頭からバンクに叩きつけられてしまうという事故が起きてしまいました。
腰椎横突起3本・右肩甲骨を骨折という大怪我で、約3ヵ月ほど前線を離れる事態に。どうしようもない落車ですが、命に別状が無くて良かったです…。
奈良競輪場の悲惨な落車事故
最終コーナーに差し掛かろうとする地点で、大混戦のなか起きてしまった落車事故です。なんと9車中5車も巻き込む大量落車!
このレースはグレードレースということもあり、スピード・テクニック等が一級品の選手達ばかりです。そのレースでさえ落車事故は起きてしまいますし、スピードがある分怪我の度合いも大きくなるでしょうね。
選手同士の間隔がない場所でも、突っ込んでいかなければ上位に入る事は厳しいのが競輪です。真剣勝負をしているからこそ起きてしまった事故と言えます。
男子競輪選手の死亡事故
次に、実際に起きてしまった死亡事故をご紹介します。大変ショッキングな内容も含まれていますので、苦手な方はご遠慮ください。
12期 福島昭亮選手
1967年のオールスター競輪で大観衆の中、命をなくしてしまった福島昭亮選手。落車の影響で頭蓋骨を骨折したのが原因だと言われています。当時は競輪界を代表する選手だったので、現地で観戦していたファンの中には喪失感に襲われた人もいたはずです…。
36期 服部雅春選手
服部雅春選手は、1975年にデビューシーズンを完全優勝。その後もビックレースで10年以上活躍していた選手です。
最終直線で異常なふらつきをしており、ゴール後に診察を受けましたが心肺停止状態にあったと言います。レジェンド級の活躍をしていた選手の訃報に、当時のファンは涙なしではいられなかったでしょう…。
47期 中垣輝光選手
中垣輝光選手は残り1周で明らかに他選手と遅れ始めると、3コーナーで力無く倒れてしまいました。他選手との接触がないにも関わらず落車するなど、まずありえないことです。
懸命な応急処置が行われましたが、帰らぬ人に…。原因は虚血性心疾患でしたが、前検日では特に異常はなかったと発表されています。当時の状況は詳しく分かりませんが、本当に異常が無かったのか?と疑ってしまう事故です。
48期 東内典之選手
1981年にデビューした東内典之選手は、当時のG1にあたるレースで活躍していた実力者でした。しかし、1992年5月17日。最終2コーナーで落車してしまい、脳挫傷・急性硬膜下血腫で亡くなってしまったのです…。
さらなる活躍に期待されていた選手ですら、一瞬で命を落としてしまう危険性を競輪は持っています。
73期 坂本照雄選手
坂本照雄選手は4コーナーで落車した選手を避けて内に入った際、写真判定をするためのミラーボックスに激突。その後、意識不明の重体となってしまい死亡が確認されました。ゴール直前だったということもあり、かなりのスピードが出ていたことが予想されます。
自らが落車をしなくても、他選手の事故に巻き込まれて死亡してしまう事も競輪はあるのですね…。
76期 成島勇選手
1995年にデビューした成島勇選手ですが、1998年に22歳の若さで命を落としてしまいました。
最終コーナー付近での落車時に頭蓋骨を骨折。翌日に死亡が確認されるという痛ましい事故です。これからの未来を担うであろう若手選手の死は、誰であろうとあってはならないことだと思います…。
87期 内田慶選手
競輪を代表する大会の1つ「オールスター競輪」。G1レースということもあり、多くの競輪ファンがリアルタイムで観戦していたことでしょう。5日間の幕を開ける2008年9月11日。初日の7R予選で悲劇は起きました。
当時ビックレースの常連として活躍していた内田慶選手は、3コーナーで他選手との接触により落車。と同時に、吐血したまま動かなくなってしまったのです。競輪に関わる全ての人が心配する中、当日の午後3時59分に息を引き取りました。
自転車競技でもナショナルチームで活躍していた実力を持っていたので、間違いなく競輪界を代表する選手。そこまでトップレベル選手でも、一瞬で命を落としてしまう競輪は怖いものです…。
女子競輪選手の死亡事故を調査
ガールズケイリンでも事故は起きます。かなり激しい事故となっていますので、ガールズケイリンでもかなりのスピードが出ているということが再認識できるでしょう。
しかし、調査したところ女子競輪選手の死亡事故は起きていませんでした。そのためここでは、大事故をご紹介いたします。
四日市競輪 加瀬加奈子選手
レースはこれから!と盛り上がりを見せるはずの打鐘で、悲劇が起きました。2番手を走っていた選手が過失走行をしてしまい落車。その影響により、先頭を走っていた選手以外全員が落車をしてしまいました…。結果も3連単オッズ6395.5倍と大波乱。
レースダイジェストを見て頂ければわかるのですが、2番目を走っていた選手の真後ろにいた加瀬加奈子選手は乗り上げてしまい宙に浮いてしまっています!しまいには顔から着地するという痛ましい映像に…。
検査の結果、脳挫傷という大怪我を負ってしまったそうです。レースが激しくなる前でも、大怪我の危険性はあるという事が十分にわかる映像です。
武雄競輪 吉原菜那選手
吉原菜那選手は既に引退していますが、現役時代に生死に関わる大事故を起こしてしまいました。
打鐘過ぎでレーススピードが上がる中、前の選手と接触しまさかの1回転!頭からバンクに叩きつけられ、救急車が出動するほどに!鎖骨を骨折し手術を余儀なくされる結果となってしまいました。その後、元気な姿を見せてくれましたがトラウマになること間違いなしの経験だったでしょうね…。
いわき平競輪 田仲敦子選手
レースも残り半周を過ぎ、ゴールまでのラストスパートを掛けている中での出来事です。内側の選手を抜こうとした①田中敦子選手ですが、交錯してしまい派手に落車!後ろを走っていた③番の選手まで巻き込む大事故となってしまいました。
この後、救急車が到着しても動く気配がなかったというので、現地で見ていた人は気が気ではないでしょうね。ガールズケイリンでも命の危険があるということがよくわかります…。
競輪選手の落車事故(番外編)
最後に番外編ということで、変わった落車事故をご紹介します。
選手以外にも落車はある…。
落車の可能性があるのは選手だけではありません。先頭を走る誘導員も落車する危険性はあるのです…。かなりレアなケースですが、雨で滑りやすい日は注意が必要ですよね。
レース開始直後の落車もありえる…。
ガールズケイリンで起きた事故ですが、スタート直後に落車が。レース不成立となり、全返還となってしまいました。
④番の選手が、②番の選手を良く思っていなかったのでしょうか…?明らかに押してますよね。。。
ゴール寸前の悲劇?
選手には申し訳ないのですが、思わずクスっと笑ってしまいますよね。雨天時は特に、落車したままゴールすることが多々あります。ただ、ここまでキレイな背面滑りはお目にかかれません(笑)
貴重映像として見ておくべきかと思ったので、ここで紹介させて頂きました。
様々な落車事故を今回は紹介してきましたが、落車事故が起きる可能性が高いレースを予測することは可能です。下記の記事でまとめていますので、競輪予想の参考にしていただけるでしょう。
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