【競艇ファン必見】競艇の売上推移と競艇場別の一覧

競艇の売上が過去どのような推移で伸びていったかをまとめました。

競艇場の売上推移について

皆さんは、競艇場の売上を気にした事がありますか？

競艇史上最も売り上げた年は、1991年。売上額は、驚異の2兆5,000億円を超えています。凄い金額ですね。

1991年に売上最高額を更新した理由は、バブル経済。

バブルの影響が強く、国民1人1人がとても豊かな時期でした。1レースあたりの掛け金が多かった事から、2兆5,000億円という莫大な売上に繋がりました。

競艇はいつからあるの？

競艇が初めて開催されたのが、1952年になります。

日本で競馬が初めて開催されたのが、1866年です。

それに比べて、競艇の始まりはかなり遅れています。

1952年、日本は戦後復興を目指しもっとも活気が溢れてる時代でした。

その活気をさらに盛り上げるために、新たな娯楽の1つとして競艇が誕生します。

競艇は人気公営ギャンブルの1つとなるまでに成長して、順調に売上を伸ばしていきました。

バブル期から売上は低迷

バブル期は、長く続きませんでした。

バブル崩壊後、競艇の売上高も右肩下がりになりました。2010年頃には8,400億円まで落ちています。

8,400億円と聞くと充分な気がしますが、全盛期の売上と比べるとおおよそ3分の１の売上高です。

他のギャンブルにも影響が…

公営ギャンブルの中で、不動の人気を誇る競馬も1997年をピークに売上高を大きく減らしていたんです。

バブル経済の崩壊は、公営ギャンブル全体にも多大なる損害を与えました。

ギャンブルは景気に関係なく、常に売上が伸びてる人気の業界かと思われています。

しかし意外にも景気に大きく左右される業界だと言えますね。

2010年から売上は増加

競艇の売上減少は2010年で終わりました。売上は一度も減少することなく、右肩上がりです。

どん底の2010年から、1年後に早くも9,000億まで売上が回復しています。

2017年には、全盛期の半分に値する1兆2,300億円まで売上が増えたんです。2019年には1兆5,000億円の大台を突破しました。

2017年から売上高の伸び方が異常で、毎年10%ずつを3年間も継続したんです。

競艇人気は勢いが衰える気配はなく、さらに盛り上がっていく競技だと私は考えています。

年々ファンは増え続けている

売上が落ちる時、普通はファンも減ると思います。

競艇利用者の数は2000年頃から1度も減少することなく、むしろ年々増えているんです。

競艇ファンの数と売上が比例しないのは、若い人たちが増えた分1人当たりの掛け金が減った事では無いかと言われています。

競艇場の売上推移を回復させた戦略とは？

バブル崩壊により売上を大きく落とした競艇ですが、回復させるために多くの事を改善したんです。

売上回復のために改善した事を、考えられるもので挙げていきます。

各競艇場をリニューアル

一昔前の競艇場のイメージといえば「おじさんの溜まり場」「暗い」「汚い」「騒々しい」などの、マイナスイメージがありました。

1990年中頃までは汚くて、客層も悪く、はずれ舟券やゴミなどが散乱していてお世辞にも若者が来る所では無かったです。

女性や子供などが競艇場に行くといったことは、考えられません。

今では、おおよそ全国の競艇場にて耐震補強などでリニューアルされました。過去の競艇場が嘘かと思う程、綺麗になったんです。

最近では、休日に若い人達がデートや家族が子供連れで遊びに来る場所にまで変わりました。

若手イケメンや美人選手の誕生

最近は特に、女性選手に注目が集まっています。新悦リーグよりも、女子戦リーグの方が売上があがっているほどです。

女子選手が注目される事で、女性ファンの獲得も増えていると考えられます。

男女共にアイドル並の人気選手が増えてきたので、レースの際はぜひ注目してみて下さい。

インターネット投票が可能に

売上回復した一番大きな要因が、ネットの普及になります。簡単に情報を仕入れる事や、舟券を買うことができるようになった事からです。

ネット購入が出来るまで競艇の舟券は、競艇場内か場外売り場に行かないと購入が出来ませんでした。

場所や時間を気にせずに、誰でも競艇に参加出来るようになりました。競艇が身近な存在になった事が、売上回復において1番の要因だと考えます。

テレビCMや番組を放映

CMに知名度のある有名人を起用したり、競艇のイメージがクリーンになるように地上波で流したんです。

昔に比べて明らかに、競艇をバラエティー番組のコーナーで見かけますよね。BSフジやAbemaTV以外の民法番組で、多く放映されています。

有名な番組名だと、アメトーーク！の「イメージアップだ！！ボートレース芸人」などが有名ですね。

芸能人も競艇を話題に

芸能人の方でも、競艇好きをメディアで発信する方も増えて来ましたね！

他多数の芸能人の方々が競艇を楽しみ、多くの爆笑エピソードがあります。

他のギャンブルから客が流れてきた

パチンコ・スロットのユーザー離れも原因の１つです。

昨今、パチンコ業界は年々規制が厳しいため参加人口の減少が止まりません。

一方、競艇は6艇で順位を争う競技です。競馬やオートレースなどの他のギャンブルより予想が立てやすい事が特徴です。

パチンコや競馬など他の公営ギャンブルをメインにしてた人達が、流れてきてます。

ナイター開催

売上が低い競艇場が試しにナイターでレースを開催したら、売上が爆増したんです。

ナイター開催だと会社勤めの人が仕事帰りにふらっと競艇場に行き舟券を購入できるので、選択肢が増えます。

他の競艇場もデイ開催からナイターに切り替える事で、業界全体の売上底上げに貢献しました。

その他の要因

人気選手のトークショーなど競艇がギャンブルだけでなく、エンタメとしてもファンの方に愛されているんです。

各競艇場ごとに可愛いマスコットキャラや初心者のための競艇の魅力を伝えてくれるイベントなども開催されてます。

このような新規獲得の努力が、年々ファンを増やし続けている秘訣ですね！

【競艇場別】売上推移ランキング

各競艇場の売上を知るのは、レースで安定して勝つにはとても大切な事です。

過去5年分をまとめたので、知らなかった人はぜひ見て下さい。

2015年度

競艇場売上TOP5
順位(前年比)	競艇場	売上
1位（4位↑）	蒲郡	909億円
2位（2位ー）	丸亀	819億円
3位（3位ー）	住之江	796億円
4位（5位↓）	桐生	713億円
5位（1位↓）	若松	704億円

2014年は売上高4位だった蒲郡（愛知県）が、2015年は1位になりました。

蒲郡競艇場の特徴としては、干満差やうねりの影響が少ないため全24競艇場の中でも比較的予想もしやすいのが人気理由です。

SGやプレミアムG1などの大きなレースが毎年開催されてるのも、魅力の１つになります。

2016年度

競艇場売上TOP5
順位(前年比)	競艇場	売上
1位（3位↓）	住之江	931億円
2位（4位↓）	桐生	896億円
3位（1位↑）	蒲郡	877億円
4位（2位↑）	丸亀	842億円
5位（5位ー）	若松	730億円

2015年と比較して、全体的に売上が増加してるのが分かります。

レース毎の売上が高いほうが、オッズの変動が少ないです。プレーヤーからしたら、売上増加は嬉しいですね！

2017年度

競艇場売上TOP5
順位(前年比)	競艇場	売上
1位（1位ー）	住之江	974億円
2位（4位↑）	丸亀	885億円
3位（5位↓）	若松	843億円
4位（3位↑）	蒲郡	833億円
5位（2位↑）	桐生	773億円

2016年も全体的に売上高を伸ばしてるのが、分かるかと思います。

住之江（大阪府）が16,17年共に売上1位で好調ですね！

SG開催が多数行われていたり、レースで逆転劇が起こりやすいなど、魅力たっぷりの競艇場になってます！

2018年度

競艇場売上TOP5
順位(前年比)	競艇場	売上
1位（1位ー）	住之江	1033億円
2位（4位↑）	蒲郡	919億円
3位（2位↓）	丸亀	890億円
4位（5位↑）	桐生	870億円
5位（3位↓）	若松	788億円

2016,17年に続き2018年も住之江が1位になりました。

売上高も1000億突破！！

素晴らしいですね。

2019年度

競艇場売上TOP5
順位(前年比)	競艇場	売上
1位（1位ー）	住之江	1116億円
2位（6位↑）	蒲郡	1055億円
3位（2位↓）	丸亀	1013億円
4位（4位ー）	桐生	982億円
5位（3位↓）	若松	887億円

2016,17,18年に続き2019年も住之江が1位になりました。

これで、4年連続ですね。

住之江（大阪府）、蒲郡（愛知県）、丸亀（香川県）共に売上高1000億円突破！！

競艇の凄まじい勢いが、感じ取れると思います。

2020年度

競艇場売上TOP5
順位(前年比)	競艇場	売上
1位（2位↑）	大村	1591億円
2位（5位↑）	丸亀	1399億円
3位（1位↓）	住之江	1363億円
4位（3位↓）	蒲郡	1331億円
5位（7位↑）	下関	1233億円

4年振りに、住之江（大阪府）が抜かされましたね。

ですが、売上高がTOP5全て1000億を超えて来ました。毎年驚異的な成長です。

コロナ渦で巣ごもりしながらの娯楽の1つとして選ばれ、このような売上高になったのかと思います。

競艇の魅力は、モーター音の迫力や飛び散る水しぶきや観客の熱気です。生観戦こそ競艇の素晴らしさを体感できるのでぜひ。

売上推移が高い競艇場の方が儲かる！？

売上の高いレースで大金を賭けた方が儲かるのか！？疑問を解決するために、売上1億円と1千万円のレースでそれぞれ100万円を賭けたケースを想定してみましょう。

基本的にボートレースの舟券の売上は約25％は主催者側の利益になります。残りの75％が配当金として舟券的中者に払い戻しがされる仕組みです。

売上1億円のレースで100万賭けたケース

売上1億円のレースの場合は、75％の7500万円が配当金です。

以下の表はあくまでも一例です。1号艇の舟券が5000万円売れた場合は、オッズが1.5倍になります。

【オッズの計算式】

7500万円（配当金）÷5000万円（舟券購入金額）＝1.5倍（オッズ）

艇番	売れた舟券の金額	オッズ
1号艇	5000万円	1.5倍
2号艇	3000万円	2.5倍
3号艇	1000万円	7.5倍
4号艇	500万円	15倍
5号艇	425万円	17.64倍
6号艇	75万円	100倍

あなたがこのレースで6号艇に100万円を賭けた場合に、6号艇のオッズは以下のように変わります。

あなたが6号艇に100万円を賭けたことでオッズが43.28倍に下がりましたが、的中したら4328万円が配当金として払い戻しです。

夢がある世界ですね！

売上1000万の競艇場で100万賭けたケース

先程と同じオッズで、売上1000万円のレースで売れた舟券の金額を想定してみましょう。

艇番	売れた舟券の金額	オッズ
1号艇	500万円	1.5倍
2号艇	300万円	2.5倍
3号艇	100万円	7.5倍
4号艇	50万円	15倍
5号艇	42万5,000円	17.64倍
6号艇	7万5,000円	100倍

あなたが6号艇に100万円を賭けた場合に、6号艇のオッズは以下のように変わります。

あなたが6号艇に100万円賭けたことでオッズが7.67倍にまで下がりましたが、的中すれば767万円が配当金として払い戻しです。

結果：２つのレースに賭けて払戻金に◯◯◯◯万円の差が！！

結果は、3561万円の差がありました。売上が高いレースに賭ける事で、こんなにも金額が変わるものなんです。

以下にそれぞれの結果をまとめます。

SGやG1などの売上が高いレースなどでは、積極的に高配当を目指してみましょう！

売上の高い競艇場を知ることは高配当を得るために必要な事なので、ぜひ当サイトが少しで参考になれば嬉しいです。