全日本選抜競輪2023の勝ち上がり方は？賞金や過去の結果から優勝者予想

1年で最初のG1レースとなる全日本選抜競輪は、競輪界トップクラスの実力を持つ選手が勢ぞろい。注目度が非常に高い大会になることは間違いないですが、どのようなレースなのでしょうか。

今回は、そんな全日本選抜競輪2023について詳しく紹介していきます。

全日本選抜競輪とは

全日本選抜競輪は毎年2月に開催され、2023年は高知競輪場にて2月23日〜2月26日の4日間で開催される予定です。

全日本選抜競輪を優勝すると年末に開催される年に1度のGPレース「KEIRINグランプリ」への出場権が与えられます。

そんな全日本選抜競輪ですが、どのようなレースなのでしょうか。ここからは全日本選抜競輪の選考基準や賞金、過去の優勝者などを見ていきましょう。

選考基準

全日本選抜競輪は、前年の12月に選考委員会によって出場選手が選考されます。選考基準については下記のとおりです。

上記のS級S班の選手、および平均競走の上位27名までは特別選抜予選に出場できます。

補欠選手は平均競走上位の選手から順に選抜されるとのこと。

勝ち上がり方式

全日本選抜競輪での勝ち上がり方式については、下記の表に詳しくまとめていますのでご覧ください。

日程	レース名	レース	勝ち上がり条件
初日	一次予選	第1〜第9レース	各レース1着〜4着の36選手が二次予選進出
初日	特別選抜予選	第10〜第12レース	各レース1着〜3着の9選手が2日目第12レースのスタールビー賞と3日目の準決勝に進出 各レース4着〜9着の18選手が2日目の二次予選に進出
2日目	二次予選	第6〜第11レース	各レース1着〜3着の18選手が3日目の準決勝に進出
2日目	スタールビー賞	第12レース	レースで失格にならない限り出場する9選手全員が準決勝に進出
3日目	準決勝	第10〜第12レース	各レース1着〜3着の9選手が決勝に進出
4日目	決勝	第12レース	1着〜3着までの3選手が表彰台

このような日程で全日本選抜競輪は開催されていることがわかりました。

賞金

全日本選抜競輪を制すると優勝賞金として約3000万円の賞金が獲得できます。その他副賞を含めると3000万円を超えるといわれていますが、どのような配分となっているのでしょうか。

各レースごとに獲得できる着順別の賞金を下記の表にまとめていますのでご覧ください。

着順	一次予選	特別選抜予選	二次予選	スタールビー賞	準決勝	決勝
1着	411,000円	635,000円	371,000円	869,000円	612,000円	29,930,000円
2着	354,000円	524,000円	322,000円	625,000円	524,000円	15,400,000円
3着	307,000円	445,000円	284,000円	530,000円	462,000円	10,050,000円
4着	289,000円	404,000円	254,000円	467,000円	433,000円	7,280,000円
5着	273,000円	368,000円	230,000円	413,000円	404,000円	5,990,000円
6着	258,000円	335,000円	215,000円	360,000円	376,000円	5,020,000円
7着	244,000円	302,000円	205,000円	328,000円	348,000円	4,006,000円
8着	232,000円	290,000円	196,000円	297,000円	321,000円	3,740,000円
9着	222,000円	279,000円	191,000円	266,000円	308,000円	3,530,000円

過去の優勝者・配当金・売上

2010年以降の全日本選抜競輪の優勝者と配当金・売上について表に詳しくまとめていますのでご覧ください。

年	優勝者	配当金（3連単）	売上
2010年	佐藤友和	31,250円	9,688,263,700円
2011年	伏見俊昭	4,110円	9,663,397,400円
2013年	平原康多	2,6530円	11,184,913,000円
2014年	村上博幸	52,850円	9,996,644,800円
2015年	山崎芳仁	15,240円	10,390,423,800円
2016年	渡邉一成	4,140円	9,752,116,600円
2017年	平原康多	5,850円	9,379,030,800円
2018年	新田祐大	3,830円	8,359,010,100円
2019年	中川誠一郎	25,260円	8,302,588,500円
2020年	清水裕友	7,170円	8,410,057,500円
2021年	郡司浩平	4,390円	8,805,634,100円
2022年	古性優作	19,750円	9,127,425,000円

配当金は高い年で5万円を超えていますが、低い年では3000円台とかなり振れ幅が大きいことがわかりますね。

また、レースの総売上に関しても、100億円を超える年もありましたが、近年は売上が減少しつつあります。

オッズの傾向を予想

全日本選抜競輪のオッズの傾向としては、決勝は出場する全選手が実力のある選手が勢揃いするため、オッズが低いからといってそのとおりにレースが決まるということはわかりません。

全日本選抜競輪に限った話ではありませんが、G1レースの決勝は予選から準決勝までの熾烈な戦いをくぐり抜けてきた実力のある選手が決勝まで勝ち抜いてきているのです。

そのため、決勝では出走する9選手全員が実力のある選手が残っているので、オッズが高い場合でも1着でゴールする可能性が十分にあります。

オッズは前年度獲得賞金ランキングで上位にランクインした選手や直近のレースで調子のいい選手が低くなりがちです。

そのため、オッズが低いからといって必ず連帯するとは限りませんし、オッズが高いからといって着外になるとは限りません。

全日本選抜競輪の出場選手一覧

高知競輪場にて2023年2月23日〜2月26日まで開催される全日本選抜競輪に、出場が予定されている選手については下記の表をご覧ください。

級班	選手名	所属	期別
SS	新山響平	北日本	107
SS	守澤太志	北日本	96
SS	佐藤慎太郎	北日本	78
SS	新田祐大	北日本	90
SS	平原康多	関東	87
SS	郡司浩平	南関東	99
SS	脇本雄太	近畿	94
SS	古性優作	近畿	100
SS	松浦悠士	中国	98
S1	菊池圭尚	北日本	89
S1	嵯峨昇喜郎	北日本	113
S1	新山将史	北日本	98
S1	永澤剛	北日本	91
S1	大槻寛徳	北日本	85
S1	阿部力也	北日本	100
S1	和田圭	北日本	92
S1	内藤宣彦	北日本	67
S1	佐々木雄一	北日本	83
S1	成田和也	北日本	88
S1	小松崎大地	北日本	99
S1	山崎芳仁	北日本	88
S1	高橋晋也	北日本	115
S1	渡邉一成	北日本	88
S1	武田豊樹	関東	88
S1	吉田有希	関東	119
S1	吉澤純平	関東	101
S1	吉田拓矢	関東	107
S1	杉森輝大	関東	103
S1	長島大介	関東	96
S1	雨谷一樹	関東	96
S1	坂井洋	関東	115
S1	眞杉匠	関東	113
S1	神山拓弥	関東	91
S1	佐々木悠葵	関東	115
S1	木暮安由	関東	92
S1	武藤龍生	関東	98
S1	宿口陽一	関東	91
S1	久木原洋	関東	97
S1	柴田洋輔	関東	92
S1	末木浩二	関東	109
S1	菊池岳仁	関東	117
S1	諸橋愛	関東	79
S1	和田健太郎	南関東	87
S1	根田空史	南関東	94
S1	岩本俊介	南関東	94
S1	鈴木裕	南関東	92
S1	福田知也	南関東	88
S1	和田真久留	南関東	99
S1	松井宏佑	南関東	113
S1	松谷秀幸	南関東	96
S1	小原太樹	南関東	95
S1	内藤秀久	南関東	89
S1	大石剣士	南関東	109
S1	深谷知広	南関東	96
S1	岡村潤	南関東	86
S1	渡邉雄太	南関東	105
S1	吉田敏洋	中部	85
S1	橋本優己	中部	117
S1	柴崎淳	中部	91
S1	坂口晃輔	中部	95
S1	浅井康太	中部	90
S1	野原雅也	近畿	103
S1	藤井昭吾	近畿	99
S1	村上博幸	近畿	86
S1	山田久徳	近畿	93
S1	三谷竜生	近畿	101
S1	東口善朋	近畿	85
S1	椎木尾拓哉	近畿	93
S1	神田紘輔	近畿	100
S1	稲川翔	近畿	90
S1	村田雅一	近畿	90
S1	柏野智典	中国	88
S1	岩津裕介	中国	87
S1	池田良	中国	91
S1	町田太我	中国	117
S1	桑原大志	中国	80
S1	山下一輝	中国	96
S1	清水裕友	中国	105
S1	香川雄介	四国	76
S1	久米良	四国	96
S1	高原仁志	四国	85
S1	小倉竜二	四国	77
S1	阿竹智史	四国	90
S1	犬伏湧也	四国	119
S1	太田竜馬	四国	109
S1	山中貴雄	四国	90
S1	橋本強	四国	89
S1	小川勇介	九州	90
S1	園田匠	九州	87
S1	野田源一	九州	81
S1	坂本健太郎	九州	86
S1	山田庸平	九州	94
S1	山田英明	九州	89
S1	井上昌己	九州	86
S1	荒井崇博	九州	82
S1	大塚健一郎	九州	82
S1	中本匠栄	九州	97
S1	松岡辰泰	九州	117
S1	瓜生崇智	九州	109
S1	嘉永泰斗	九州	113
S1	伊藤颯馬	九州	115
S2	佐藤友和	北日本	88
S2	菅田壱道	北日本	91
S2	北井佑季	南関東	119
S2	谷口遼平	中部	103
S2	高久保雄介	近畿	100
S2	三谷将太	近畿	92
S2	南修二	近畿	88

全日本選抜競輪の優勝者予想！

全日本選抜競輪は、S級S班に在籍する全選手が出走が予定されています。その中で、優勝する可能性が高いと予想する選手を3名ピックアップしてみました。

本命の優勝候補1位　脇本雄太選手

選手名 フリガナ	脇本　雄太 （ワキモト　ユウタ）
ニックネーム	ワッキー
都道府県	福井
生年月日 年齢	1989年3月21日 （33歳）
期別	94期
脚質	逃
ホームバンク	福井競輪場
級班	S級S班
身長	180.0cm
体重	72.4kg
レース通算優勝歴	F2：10回 F1：29回 G3：13回 G2：1回 G1：7回 GP：1回

全日本選抜競輪の優勝の本命としては、2022年の賞金王に輝いた脇本雄太選手を挙げさせてもらいました！

2022年12月30日。平塚競輪場にて開催された「KEIRINグランプリ2022」（GP）を制しており、2023年に入ってからも下記の2つのレースで完全優勝。

全日本選抜競輪へ絶好調のままレースに臨む脇本雄太選手を、本命の優勝候補として予想します！

対抗の優勝候補2位　郡司浩平選手

選手名 フリガナ	郡司　浩平 （グンジ　コウヘイ）
ニックネーム	浩平
都道府県	神奈川
生年月日 年齢	1990年9月4日 （32歳）
期別	99期
脚質	逃
ホームバンク	川崎競輪場
級班	S級S班
身長	167.0cm
体重	80.0kg
レース通算優勝歴	F2：10回 F1：12回 G3：16回 G2：3回 G1：2回 GP：0回

優勝候補の第2位には、郡司浩平選手を挙げさせてもらいました！2022年の獲得賞金ランキングで4位にランクインした選手で、KEIRINグランプリ2022にも出場し3着でゴールしています。

郡司浩平選手は、2021年2月20日〜2月23日川崎競輪場にて開催された全日本選抜競輪で地元開催優勝を経験しているんです！

2023年に入ってからも、郡司浩平選手は下記のレースを制しています。

2023年2月9日〜2月12日静岡競輪場「たちあおい賞争奪戦」（G3）

そのため、全日本選抜競輪の勝ち方を知っているかつ直近の成績がいいので、優勝候補の第2位に郡司浩平選手を挙げました！

穴の優勝候補3位　古性優作選手

選手名 フリガナ	古性　優作 （コショウ　ユウサク）
ニックネーム	こしょう
都道府県	大阪
生年月日 年齢	1991年2月22日 （31歳）
期別	100期
脚質	両
ホーム競技場	関西サイクルスポーツセンター
級班	S級S班
身長	168.0cm
体重	77.0kg
レース通算優勝歴	F2：8回 F1：15回 G3：6回 G2：0回 G1：3回 GP：1回

優勝候補の第3位は、2022年の獲得賞金ランキングで2位にランクインした古性優作選手を挙げさせてもらいます！

KEIRINグランプリ2022では脇本雄太選手と連帯し、近畿ラインを形成した結果2着でゴール。また、古性優作選手は2022年2月20日〜2月23日に取手競輪場にて開催された全日本選抜競輪の前回覇者でもあります！

KEIRINグランプリ2022からの調子そのままに2023年2月現在も絶好調であることと、今回はディフェンディングチャンピオンとして連覇がかかる古性優作選手に期待です！

全日本選抜競輪のQ&A

全日本選抜競輪についての質問や疑問について答えていきますのでご覧ください。

入場方法は？

全日本選抜競輪は9：45開場予定です。（駐車場開放は7：00〜）

なお、有料席の特別観覧席を利用を考えている方は9：30から地下駐車場中央入場ゲート前にて整理券が配布されます。

何時からレースが始まるの？

全日本選抜競輪では第1レースの発送予定時刻は10：50〜となっています。

前売りはいつから？

全日本選抜競輪の前売りは各競輪場が開門されると同時に販売開始となります。

場外販売はされる？

全日本選抜競輪では高知競輪場開催ではありますが、その他のすべての競輪場で場外販売されます。

レース当日の2023年2月23日〜26日にお近くの競輪場にて予想が可能です。

ライブ中継の配信はされる？

全日本選抜競輪は

• 地上波放送
• CS放送
• ケーブルテレビ
• YouTube、
• ニコニコ生放送

などから視聴できます。