2023年になってすぐにちょっと良くない噂が出てきた選手について解説するよ…
なにがあったのさ…
「ミスター若松」と呼ばれる、福岡支部の大御所ボートレーサー「田頭実選手」をご存知でしょうか。
田頭実選手は、3本のフライングを持ちながらG1を優勝するという伝説を持っている選手です。フライングを恐れずに果敢なスタートをいく攻めのレースで、ファンからの熱い支持を集めています。
ボートレースファンから人気の高い田頭実選手ですが、突如八百長疑惑が持ち上がりました。公営競技での不正はあってはならないことです。田頭実選手に何が起こったのでしょうか。
今回は、田頭実選手の人物像に触れつつ、浮かび上がった不正疑惑についても深掘りしていきます。
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田頭実選手の基本情報
名前 (フリガナ) | 田頭 実 (タドウ ミノル) |
登録番号 | 3257 |
生年月日 | 1967年3月29日 |
身長 | 157cm |
体重 | 53kg |
血液型 | O型 |
支部 | 福岡 |
出身地 | 福岡県 |
登録期 | 58期 |
級別 | A1級 |
田頭実選手がボートレーサーを目指したきっかけ
田頭実選手は、高校2年生の時に父親が急逝したため、手に職を付けるために調理師を目指していたそうです。そんななかボートレーサになるきっかけは、高校3年生のときに訪れます。
友人が競艇選手養成所の試験を受ける際に「一緒に受験しないか」と誘われた田頭実選手。競艇選手になるつもりはなかったものの「東京に行ける」という修学旅行のような気持ちで、一緒に受験することに決めました。
結果は、友人は不合格で田頭実選手は合格。その時すでにレストランに就職内定をもらっていた田頭実選手は、競艇養成所への入所を辞退しようとしたそうです。しかし一緒に受験した友人に「競艇選手になれ」と説得され、悩んだ末にボートレーサーの道に進むことになりました。
田頭実選手の師匠は倉尾良一選手
田頭実選手の師匠は、2015年に65歳で現役を引退した「倉尾良一選手」です。
本体整備が得意で、若松のペラグループの中心人物として活躍していました。特にピストンにこだわりを持ち、高頻度で交換していたことから「ピストン倉尾」の異名を持ち、ボートレース界の名物レーサーのひとりでした。
名前 (フリガナ) | 倉尾 良一 (クラオ リョウイチ) |
登録番号 | 2377 |
登録期 | 28期 |
生涯獲得賞金 | 8億6867万7762円 |
デビュー当時スタートが遅かった田頭実選手は、師匠から「エンジンを出せ出せ」と言われるものの、エンジンを出し切ることができずにいました。
しかしある時、スタートをいって一気にまくったところ勝つことができたそうです。「これが一番簡単に勝てる」と思った田頭実選手は、そこから早いスタートを狙うようになり、現在のレーススタイルとなっていったようです。
田頭実選手の弟子は水摩敦選手
田頭実選手の弟子は、同じ福岡支部所属の「水摩敦選手」です。
名前 (フリガナ) | 水摩 敦 (ミズマ アツシ) |
登録番号 | 4413 |
登録期 | 99期 |
生年月日 | 1986年6月5日 |
級別 | A1級 |
田頭実選手と水摩敦選手が師弟関係になったのは、水摩敦選手がデビューした当初から。
師匠の田頭実選手と同様に、伸び型の調整で果敢なスタートをして、まくりを得意とする選手です。スタートが比較的早い一方で、スタート事故も目立ちます。しかし近年はスタート事故が徐々に減り、A1で活躍しています。
田頭実選手の同期選手
田頭実選手の登録期「58期」には、他にどんな選手がいるのでしょうか。
同期でSGタイトルを獲得している選手をピックアップして、以下にまとめました。
登録番号 | 名前(フリガナ) | 支部 | 級別 |
---|---|---|---|
3245 | 池上裕次(イケガミユウジ) | 埼玉 | 2020年引退 |
3251 | 平石和男(ヒライシカズオ) | 埼玉 | A2級 |
3256 | 三角哲男(ミスミテツオ) | 東京 | A1級 |
2000年に全日本選手権で優勝している池上裕次選手、2003年に笹川賞優勝している平石和男選手、1994年にグランドチャンピオン決定戦で優勝している三角哲男選手。
58期の選手には、田頭実選手含めてSGタイトルを獲得している選手が4人もいます。多数の強豪選手を輩出している期と言えるのではないでしょうか。
田頭実選手の2022年の成績
出走数 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 | 優勝数 |
---|---|---|---|---|
225 | 36.4% | 53.7% | 61.7% | 2 |
長い期間にわたってA1で活躍を続けている田頭実選手。
A1ランクになるための選手の条件は
- 2連対率30%以上
- 3連対率40%以上
- 事故率0.70以下
- 出走回数90回以上
- 定率20%
上記の厳しい条件をクリアしなければなりません。
フライングが多く、B2級になってしまったこともある田頭実選手ですが、すぐにまたA1級に返り咲いてきました。
果敢に攻めるレーススタイルが田頭実選手の強さの根幹。
間違いなく実力の高い選手と言えるでしょう。
田頭実選手のG1優勝歴
田頭実選手は、これまでにG1を6回優勝しています。
年 | 月日 | 場 | 開催名 |
---|---|---|---|
1997 | 若松 | 施設改善記念特別競走 | |
2000 | 4月9日 | 丸亀 | G1京極賞競走開設48周年記念 |
2001 | 9月20日 | 福岡 | G1福岡チャンピオンカップ開設48周年記念競走 |
2005 | 10月20日 | 若松 | G1ダイヤモンドカップ |
2016 | 4月17日 | びわこ | 第17回マスターズチャンピオン |
2017 | 2月21日 | 福岡 | G1第63回九州地区選手権 |
その中でも、特に印象に残るのが下記の2つのレースです。
1997年若松「施設改善記念特別競走」
田頭実選手は、1997年に地元の若松競艇場で開催された「施設改善記念特別競走」で、G1初優勝を飾りました。
2005年若松「ダイヤモンドカップ」
2005年に若松競艇場で開催された「ダイヤモンドカップ」で、4度目のG1優勝を飾りました。トップスタートを決め、まくり差して勝利したこのレース。フライング3本持ちからの優勝という、ボートレース史に残るほどのとんでもない伝説を残すこととなりました。
田頭実選手のSG優勝歴
田頭実選手は、これまでに2度のSG優勝歴があります。獲得したタイトルは「オーシャンカップ」と「全日本選手権」です。
それぞれのレースについて、詳しく紹介していきます。
1999年若松「オーシャンカップ」
田頭実選手は、第4回オーシャンカップ競走で念願のSG初優勝を飾りました。
4号艇から3コースに入った田頭実選手は、1号艇の長岡茂一選手との競り合いを制し、抜きの決まり手で優勝を掴み取りました。
壮絶なデッドヒートを繰り広げた、優勝戦の動画はこちらから見ることができます。
2004年福岡「全日本選手権競走」
第51回全日本選手権で、1号艇で優勝戦にコマを進めたの田頭実選手。インコースからトップスタートを決め、逃げて優勝しました。
【2021年】田頭実選手の獲得賞金
田頭実選手の2021年の獲得賞金額は「2772万円」でした。これは、約1600名いるボートレーサーの中で174番目の賞金額です。
2023年1月現在で55歳の田頭実選手ですが、全ボートレーサーの平均年収「約1700万円」を大きく上回る金額を稼いでいます。
田頭実選手のレーススタイル
田頭実選手はフライングを臆せずスタートを攻める勝負師で、スタート一撃タイプの選手です。
「スタートは自分のモチベーションであり攻撃力」そして応援してくれるファンの期待に応えるという「ファンとのつながり」であると語っています。
その一方でフライングが多く、わずか2ヶ月の間にフライング3本持ちになるなど、スタート事故が非常に多いのも特徴です。
田頭実選手のフライング数は現役選手でトップ
スタートを果敢に攻める田頭実選手は、スタートが早い一方でフライング数も多くなっています。1997年から2022年の間のフライング本数は57本で、フライングを切った数は現役選手の中でトップです。
フライング数第2位の選手の通算フライング数は51回なので、田頭実選手のフライング回数は飛び抜けていることがわかります。
フライング休みが多いため出走数が足りずに、A1からB2まで陥落することもあります。フライングのせいで選手ランクのアップダウンは激しいですが、いったんランクが下がっても持ち前の強さで、またすぐにA1に返り咲いてきました。
このフライングを恐れずにギリギリのスタートを攻める姿勢が、ファンの心を掴んで離さない要因のひとつになっています。
田頭実選手の伝説〜F3持ちでのG1制覇~
先述した、2005年に若松競艇場で開催された「ダイヤモンドカップ」で伝説を残すこととなった田頭実選手。その伝説とはどんなものだったのでしょうか。
この節の田頭実選手は、3本のフライングを持ったF3の状態でレースに出場していました。F4になると引退勧告で、事実上のクビ。
F3はこれ以上スタート事故をすることができない、崖っぷちの状況です。
普通の選手だったら、スタート事故を起こさないように守りのレースをするでしょう。しかし、田頭実選手は違いました。危機的な状況のなかスタートを恐れず果敢にレースに挑み、優勝戦までコマを進めます。
優勝戦で4号艇の田頭実選手は、スローの4コースからコンマ19のトップスタートで絞りにかかり、1周目2マークで先マイ。F3を持ったままG1で優勝するというとんでもない伝説を作りました。
田頭実選手は、このレースで史上初のフライング3本持ちでのG1制覇となりました。
元妻からの八百長告発
2023年1月に、突如として田頭実選手に八百長疑惑が持ち上がります。そのきっかけとなったのは、元妻がSNSに投稿した告発の文章でした。
その内容は、婚姻中に夫の「不正」を知り離婚に至ったという内容でした。元妻が競走会に不正を告発したことをSNSに投稿したことで、田頭実選手の八百長疑惑が取り沙汰されるようになりました。
公正課からの事情聴取
元妻からの告発を受けたことで、田頭実選手は2021年12月24日に競走会本部で「公正課」の事情聴取を受けています。
公正課は、公正なレースをするために選手の不正や不祥事に目を光らせている部署です。選手の不自然なレースや不正疑惑があれば、公正課に事情聴取を受けることになります。
この聴取の結果、競走会は「不正疑惑は存在しない」という結論を下しました。
不自然な義父との再会
元妻によれば、田頭実選手は公正課の聴取を受ける直前に元妻の父親(義父)と会っていたそうです。
田頭実選手と元妻が離婚したのは20年以上前のこと。長期間にわたって疎遠になっていた義父とこのタイミングで会ったのは、不自然なことのように思えます。
「不正について、全てを知る人物が私の父でした」
と語った元妻は、父親から”何かあったときのために”と渡されたテープを持っており、全面的に戦う姿勢を示しています。
煮え切らない「競走会」の回答
競走会はというと、田頭実選手の不正疑惑について「選手の名誉に関わるため」という理由で、調査内容の詳細を開示していません。
そして「調査の結果、不正疑惑は存在しないという結論です」という回答を出しています。
競走会の答えは、なんとも煮え切らないものです。
元妻の田頭律子さんがSNSで発信した内容
田頭実選手の元妻である田頭律子さんは、SNSでどんな内容の発信をしているのでしょうか。
SNSアカウントは、TwitterとFacebookをやっているようです。
娘がツィツィッターで言いたい放題田頭実を擁護してますが、八百長の事実は私が見てきた事を述べてますから事実です。家庭内の揉め事のような書き込みしてますが根元は八百長なんです。ファンを欺いて。競走会も把握しておきながら無かった事にしたせいで今から八百長を認める選手が出て来ます。— りっつ (@mu17k) January 10, 2023
引用元: りっつ (@mu17k)
2021年12月に最初に競走会に八百長の事実を連絡しました。田頭は12月24日に競走会に事情聴取で呼ばれてます。しかしこの間、12月15日からの三国競艇を傷病を理由に初日に帰郷してます。なぜなら最終日まで走ると共犯者と口裏合わせが出来ないまま競走会に行く事になります。— りっつ (@mu17k) January 10, 2023
引用元: りっつ (@mu17k)
元妻はツイートで、田頭実選手の不正疑惑について衝撃の告白をしました。
その内容は、田頭実選手の八百長の事実を厳しく非難するものでした。しかしそれを受けて田頭実選手との間に生まれた実の娘たちが、実父である田頭実選手を擁護するツイートをしました。
すると元妻は娘の言い分に反論し、八百長があったのは事実だということと、証拠を持っていることを示唆。現在田頭実選手に対して訴訟も起こしているといい、全面的に戦う姿勢を見せています。
しかしながら現在当該ツイートは削除されています。
真相はいかに…
元妻は保護猫活動を精力的に行っており、Facebookでの投稿のほとんどが保護猫活動に関するものでした。こちらのアカウントでは、里親募集や保護猫活動の様子がたくさん投稿されています。
田頭実選手の娘がTwitterで反論
SNSで田頭実選手の不正を告発する元妻の発信を受けて、田頭実選手の娘たちがTwitterで反論しました。
そこには「告発の内容は事実とは異なっており、離婚の原因も不正が原因ではありません」と書かれています。娘が告発の反論をしたことで、元妻は娘のコメントを削除してブロックしたといいます。
SNSで父親を必死で擁護する娘たちの発信に、多くのファンからも擁護の声や応援の声が上がっています。今後の動向に目が離せません。
コメント
コメント一覧 (4件)
Twitterで話題になってるね。やってたらショックだわ。
信じたいけどきついよなw
娘さんのTwitterのリプライ見たけど嘘ついてるようには見えないんだよな
田頭さんはまだ斡旋あるから信じてる
やってたとしたら、まえから色々やらかしてた中村さんはともかく田頭さんは意外だったかも
でも外部の協力者が捕まってるかそうじゃないかでだいぶ展開変わるよな、どうなんだろう
これについてコメントしない協会もどうかしてると思う。競馬だったら即クビじゃん。そういうところだと思うわ。チーム戦だから違うけど同じ公営でも競輪はほとんど無いじゃん。