2025年4月18日、徳山競艇場でされた一般戦「KRY山口競争杯争奪戦」4日目の第6レースで接触による転覆事故が発生し、接触に絡まず3番手を走行していた無関係の選手が妨害失格になる“誤審”が発生していたことが明らかになりました。
同日、日本モーターボート競走会はBOAT RACE公式サイト内で“失格判定”に誤りがあったことを認めて謝罪をしたうえで、『5号艇に関する勝舟投票券の払戻については行えないことになりますが、払戻金相当額のお支払い等の対応を現在検討しております』と発表しており、今後の対応策の発表が待たれる状況です。

この誤った判定により、準優圏内だった当該選手は想定外の妨害失格で賞典除外となったまま、現在までその判定は覆っていません。
今回の“誤審”により、本来であれば3連単で34,900円(64.9倍)の払戻しを手にするはずだった観客と、準優への道を閉ざされて賞典除外、さらに15点もの事故点を加算されてしまった当該選手が被った被害は甚大で、当然なにかしらの対応がなされるべきでしょう。
ボートレースにおける妨害失格の“誤審”については、2003年5月16日に津競艇場で開催された一般戦競争でも同様の事案が発生しています。
このレースでも事故に全く関係のない3番手を航走していた艇を失格として決定してしまい、納得のいかないファンがしばらく抗議でレース場に残るという事件に発展。
今回と大きく違うのは、このレースでは舟券への影響がなかった点で、その影響からか今回のように大きく報じられることはありませんでした。
なお、徳山競艇場では4月20日に今年のファン投票で見事19,504票を獲得し、得票数3位で「SG・第52回 ボートレースオールスター」への出場を決めた西山 貴浩選手(4371・福岡)のスペシャルトークショーが予定されており、今回の一件にふれるのかにも注目が集まります。
ここでは今回の“誤審”が行われたレースの詳細と原因、そして選手と観客に及ぼしてしまった被害と影響・再発防止に向けて見えてきた課題とボートレースファンの反応、最新情報からその後の対応までをどこよりも詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
**2025年4月23日追記**
2025年4月23日、2025年4月18日に徳山競艇場で発生した“誤審”について、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「勝舟投票券を購入した観客に対して、払戻金相当額の損害の賠償を実施する」ことを発表しました。
日本モーターボート競走会が“誤審”を認めて謝罪をしてから、賠償内容が発表されるまでに要した時間は5日。
BOAT RACE公式サイトに掲載されたお知らせには『お支払いに関する情報に関しましては、改めましてBOATRACEオフィシャルホームページにてご案内させていただきます』とされていることから、当該レースで不利益を被った観客がもっとも心待ちにしていた支払い方法に関する情報はいまだに不明のまま先送りにされている状況です。
しかも、今回の““失格判定の誤り”により妨害失格という痛手を負った5号艇・山口 広樹選手(5053・福岡)に対する対応や損害に対する補償・補填については何の発表もされてないどころか、触れられてもいません。
これではあまりに理不尽です。
“失格判定の誤り”を認めているのであれば、しっかりとしかるべき対応をするのが当然ですし、無関係の妨害失格の取り消しを強く望むファンも多くいることを鑑みて、日本モーターボート競走会は山口 広樹選手に対してそれ相応の対応をとるべきではないでしょうか?
“誤審”に対して5,000万円を超える痛すぎる勉強代を支払うこととなった徳山競艇場と日本モーターボート競走会。
この失敗からどのような改善案が示されるのか、ボートレースファンのみならず、公営競技に携わる多くの関係者が今後発表されるであろう続報に注目しています。
なお、新たな情報が入り次第、最新情報を追記させていただきますので、今しばらくお待ちください。

**2025年4月24日追記**
2025年4月24日、「勝舟投票券を購入した観客に対して、払戻金相当額の損害の賠償を実施する」という発表から1夜明け、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償金のお支払方法について」を掲載し、払戻金相当額の賠償金の支払い方法が発表されました。
今回の発表では、インターネット投票会員・手元に該当する舟券がある観客以外にも、すでに該当する舟券が手元にない観客(キャッシュレス投票臨時会員含む)についても、対応方法の詳細が記されています。
すでに舟券が手元になく、賠償金を受け取れないと思っていた観客についてはまさに朗報。
“舟券を購入したフロア・窓口・時間・投票方式・賭式(買い目)・金額”の情報をなるべく詳しく申告すれば、照合に多少の時間はかかるものの、舟券を購入したボートレース場・チケットショップの窓口で発売システム等の記録情報と照合したうえで、支払いが可能とのこと。
なお、今回の賠償金の窓口での支払いには支払予定期間が設定されているため、注意が必要。
設定期間は、令和7年5月1日(木)から5月31日(土)までの1か月間です。
さらに、やむを得ず期間中に舟券を購入したボートレース場・チケットショップに行けない場合についても、事前に手続きを希望するボートレース場・チケットショップに連絡して相談すれば、当該施設で対応してもらえる旨のアナウンスがあるため、あきらめずに電話されることをおすすめします。
“失格判定の誤り”が発生してから6日。
ついに当該レースの“誤審”に具体的な損害賠償方法と支払方法が示されました。
今後、競艇界に激震を与えた一件を踏まえて対応策が打ち出されるのかと、被害者の山口 広樹選手に対する“妨害失格の取消”が行われるかは不明ですが、これで異例尽くめの“令和の大誤審”がひと段落を迎えそうです。


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“誤審”が行われたレースの詳細
まずはじめに、今回の“誤審”が行われたレースについて見ていきましょう。
接触による転覆事故が発生し、接触に絡まず3番手を航行していた無関係の選手が妨害失格になる“誤審”が発生したレースは、2025年4月15日~20日に徳山競艇場で開催予定の一般戦「KRY山口競争杯争奪戦」4日目の第6レースです。
そして、この誤った判定で準優圏内から一転して賞典除外、さらに15点もの事故点を加算されてしまった被害者は、5号艇の山口 広樹選手(5053・福岡)です。
山口 広樹選手の予選4日目までの成績
このシリーズ、山口 広樹選手のここまでの節間成績は“1 落1 13 5”で6戦3勝、出走した予選3日間の5走で4度の舟券絡み。
前走の予選4日目の第2レースでは大外6コースからコンマ05のトップスタートを見せたものの、残念ながら連に絡む活躍とはいかずに5着に終わっています。
しかし、山口 広樹選手はこの日までシリーズ初日から勝ち星を量産しており、2日目の前半カードで落水事故を起こすものの、次走から持ち直して2連勝をあげると3走連続の舟券絡みの活躍。
このまま無事故で大敗をしなければ“準優勝戦への進出圏内”というなかでの出来事でした。
もちろん、山口 広樹選手を応援する多くのファンが“今年2度目の優出”と“初優勝”に期待していたことでしょう。

妨害失格とは?
BOAT RACE Official Web Siteの用語辞典によると、“失格”とは次のように定義されています。

タート以降のボートに対する判定。欠場と違って舟券は返還されない。内容は以下の通り。周回方向・周回の誤認・タイムオーバー・危険な転舵・緊急避譲義務違反・転覆、沈没、落水・その他。
引用元:BOAT RACE公式サイト
また事故点の合計を出走回数で割った値である「事故率」の項目では、

事故率は、フライング(F)と選手責任の出遅れが20点(優勝戦は30点)、妨害失格が15点、転覆、落水、沈没、不完走、欠場など選手責任の失格が10点、不良航法、待機行動違反が2点として事故点の合計を出し、出走回数で割ったもの。
当然、事故率の数字は少ない方がよく、級別審査期間の事故率が0.70を超えるとB2級となる。
引用元:BOAT RACE公式サイト
上記のとおり、転覆・落水などほかの選手責任の失格が10点なのに対し、妨害失格は15点と事故点が多く加算されることから、厳しい処分であると説明しています。
対象レース
山口 広樹選手が、“誤審”で妨害失格になったレースは、2025年4月15日~20日に徳山競艇場で開催中の「KRY山口競争杯争奪戦」4日目の第6レースの予選です。
この日の競走水面は、風速1mの追い風と波高1cmという比較的穏やかな水面で、天気も晴れて視界の良い状態でした。
初日からここまで好調をキープし、このまま無事故で大敗さえしなければ準優勝戦への切符を手にできるはずだった山口 広樹選手。
勝負には不利な5号艇だったものの、それでもここまでの活躍から期待するファンも多かったため、単勝オッズはA級の2選手をしのぐ3番人気。
イン戦で絶好枠を手にしていた大塚 康雅選手の2.7倍に次ぐ、堂々の5.4倍でした。
3連単のオッズでは、人気トップ5の買い目の2つ、しかも3番人気に1–2–5(11.7倍)が入っていたことから、このレースでも舟券絡みの確率が高く、もしかしたら1着になる可能性もあると考えられていたことがわかります。
結果は誤審の影響で妨害失格となり、賞典除外のうえ15点の事故点加算となってしまいましたが、山口 広樹選手の好調さは誰もが認めるところだったはずです。
予選最終日までの得点率ランキング

出走表

単勝オッズ
枠番 | 級別 | 選手名 | 単勝オッズ |
---|---|---|---|
1 | B1 | 大塚 康雅 | 2.7倍 |
2 | A2 | 西野 翔太 | 1.9倍 |
3 | B1 | 北川 敏弘 | 27.0倍 |
4 | A2 | 加藤 政彦 | 7.2倍 |
5 | B1 | 山口 広樹 | 5.4倍 |
6 | A1 | 森野 正弘 | 10.8倍 |
3連単オッズ
買い目(人気順) | オッズ(倍) |
---|---|
1–2–6(1番人気) | 8.7 |
1–2–4(2番人気) | 10.5 |
1–2–5(3番人気) | 11.7 |
2–1–6(4番人気) | 17.4 |
1–4–6(5番人気) | 22.3 |
2–1–4(5番人気) | 22.3 |
2–1–5(5番人気) | 22.3 |
レース結果

このレースの結果は、3番手を追走していた5号艇・山口 広樹選手が妨害失格となったため、1号艇・大塚 康雅選手が繰り上がって、3連単は17番人気の2–6–1(52.5倍)で5,250円で確定しました。
日本モーターボート競走会は公式サイト上で『該レースは既に確定しておりますことから5号艇に関する勝舟投票券の払戻については行えないことになりますが、払戻金相当額のお支払い等の対応を現在検討しております』としているため、レースの結果が変わることはないと推測されます。
同様に5号艇・山口 広樹選手に関する投票の返還などは行わないことも決まっています。
しかし、この判定が“誤審”である以上、正しい3連単の結果は20番人気の2–6–5(64.9倍)で6,490円だったはず。
今後どのような対応策が発表されるか次第ではありますが、2–6–1と同様に2–6–5も「的中」扱いとなれば、100円の購入金額に対して64.9倍の払戻金相当額の支払いを受けられる可能性が高いです。
さらに、本来は準優圏内だったにも関わらず想定外の妨害失格で賞典除外となった山口 広樹選手は、レース後に多くは語らなかったものの、次のように語り、気丈にふるまっていた様子が報じられています。

ゆっくり寝て忘れます。
明日からも精一杯、頑張るだけ。
2018年11月に芦屋競艇場でデビューした山口 広樹選手にとって、初優勝はどうしても掴みたい目標のはずで、好調を維持して準優勝戦でも内枠を狙えた状況だっただけに、今回の“誤審”に対して不満を言いたい気持ちは大きかったはず。
それでも当該レース後も気持ちを切らすことなく、5日目から最終日にかけて連勝を果たし、節間成績を“1 落1 13 5妨 1 12”という好成績で締めくくった山口 広樹選手には頭が下がる思いです。
このようなアクシデントに見舞われながらも好調をキープし続けたメンタルの強さは今後の成長の“礎”となっていくことでしょう。
※現在までにわかっている日本モーターボート競走会の“誤審”に対する対応(=補填)については、後述の【日本モーターボート競走会が“失格判定”に誤りがあったことを認める】に詳細を記しましたので、ぜひご確認ください。
転覆事故の詳細とまさかの“誤審”
では、具体的にどのような経緯で転覆事故に絡まず3番手を走行していた無関係の選手が妨害失格になる“誤審”が発生してしまったのでしょうか?
対象のレースは、2025年4月15日~20日に徳山競艇場で開催予定の一般戦「KRY山口競争杯争奪戦」4日目の第6レース“予選”で、4・4・6コースにA級選手が3名配置されるという番組編成。
水面気象情報では、風速1mという追い風と波高1cmという比較的穏やかな水面。
しかも天候は晴れで視界も良好であったため、水面気象情報だけを見れば“誤審”に繋がるような状況ではなかったと推測できます。
スタートはピット離れで2号艇・西野 将太選手が飛び出してインを奪取し、同じく6号艇・ 森野 正弘選手が前付けをした影響で大外6コースからの出走となった5号艇・山口 広樹選手でしたが、コンマ11の2番手スタートに成功。
山口 広樹選手は2周1マークを2番手で最内を小さく旋回した後、外に流れた影響から6号艇・ 森野 正弘選手に差されて3番手に後退したものの、このレースでもしっかりと連に絡む活躍を見せていました。
しかし、後方では5番手で先マイした3号艇・北川 敏弘選手が失速したところに、追走していた4号艇・加藤 政彦選手が接触して、3号艇・北川選手が転覆。
そして、接触に絡まず3番手を走行していた5号艇・山口 広樹選手が妨害失格になるというまさかの“誤審”が発生します。
その結果、4番手でゴールした1号艇・大塚 康雅選手が繰り上がって、3連単は17番人気の2–6–1(52.5倍)で5,250円で確定しました。
WEBニュースの記事に対するコメントの中には、現地で応援していたファンが当時の状況を記しており、より詳細なレースの様子が綴られています。



妨害失格ではなく保護義務違反なのかと、2週目、2マーク付近に転覆艇がいて1号艇は減速、5号艇は1号艇を抜いていて失格なのでしょうか。
2周1マークで5号艇は完全にまくられているので順位はこの時点で決定なのかと。。



あと山口選手、普通なら予選突破でしたよね?
なのに成績はそのまま妨害失格でいくの?
失格告げられたときにえ、俺?みたいな帰り方してたのが本当に可哀想。



選手は命かけて走ってるのにこれはひどい。
3着完走してれば準優も乗れた。賞典除外になってるし。
最終日1枠2回とかやってくるかもしれないけど、こんなに失礼なことはない。



選手に厳しいルール課しといてこれは駄目。
山口に至ってはA2の勝負駆け。
得点6貰えて準優乗れてたはずが、事故点15ついて得点も0じゃ状況が全く違う!
そもそも4と5は事故したタイミングでは全然違うとこ走ってるのに、なんで間違うのか?



VTRを見ると3は転覆失格、当てた4が妨害失格、5は2周2マーク、転覆を避けて旋回する時に1が前にいる様に見えた所に、4番手から3番手に何故か着を上げている。
1と5、どちらが優先権があったかは微妙で、その分で指示違反なら理解できる。
いずれにせよ残念な判定ミス。
次の画像は対象となったレースの動画を撮影したスクリーンショットです。














【4月23日追記あり】日本モーターボート競走会が“失格判定”に誤りがあったことを認める
当該レースが開催された2025年4月18日。
日本モーターボート競走会はBOAT RACE公式サイト内で当該レースの“失格判定”に誤りがあったことを認めて謝罪をしたうえで、『5号艇に関する勝舟投票券の払戻については行えないことになりますが、払戻金相当額のお支払い等の対応を現在検討しております』と発表しています。
簡単に言うと「すでに確定している2–6–1の舟券をはずれ舟券として回収することは不可能なので、転覆事故が発生した時点で3番手を走行していた5号艇・山口 広樹選手を3着とした2–6–5も“的中”として相当額を払い戻す」ということです。
実際に日本モーターボート競走会が発表した内容を原文のままご紹介します。
徳山レース場における失格判定の誤りについて
2025/04/18
令和7年4月18日(金)に開催されました周南市営第1回第2節6日(開催4日目)第6レースにおきまして、5号艇を失格と判定し、レースを確定させてしまいましたことをお詫び申し上げます。
なお、当該レースは既に確定しておりますことから5号艇に関する勝舟投票券の払戻については行えないことになりますが、払戻金相当額のお支払い等の対応を現在検討しております。
電話投票会員のお客様は購入履歴がございますが、レース場・チケットショップで購入されたお客様につきましては、勝舟投票券を捨てずに大切に保管していただきますようお願い申し上げます。
なお、詳細につきましては、あらためて公表させていただきます。
【問い合わせ先】
日本モーターボート競走会 本部 広報課
TEL:03-6807-4308引用元:BOAT RACE公式サイト
**2025年4月23日追記**
2025年4月23日、2025年4月18日に徳山競艇場で発生した“誤審”について、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「勝舟投票券を購入した観客に対して、払戻金相当額の損害の賠償を実施する」ことを発表しました。
日本モーターボート競走会が““失格判定の誤り”を認めて謝罪してから、賠償内容が発表されるまでに要した時間は5日。
BOAT RACE公式サイトに掲載されたお知らせには『お支払いに関する情報に関しましては、改めましてBOATRACEオフィシャルホームページにてご案内させていただきます』とされていることから、当該レースで不利益を被った観客がもっとも心待ちにしていた支払い方法に関する情報はいまだに不明のまま先送りにされている状況です。
しかも、今回の“誤審”により妨害失格という痛手を負った5号艇・山口 広樹選手(5053・福岡)に対する対応や損害に対する補償・補填については何の発表もされてないどころか、触れられてもいません。
これではあまりに理不尽です。
“失格判定の誤り”を認めているのであれば、しっかりとしかるべき対応をするのが当然ですし、無関係の妨害失格の取り消しを強く望むファンも多くいることを鑑みて、日本モーターボート競走会は山口 広樹選手に対してそれ相応の対応をとるべきではないでしょうか?
“誤審”に対して5,000万円を超える痛すぎる勉強代を支払うこととなった徳山競艇場と日本モーターボート競走会。
この失敗からどのような改善案が示されるのか、ボートレースファンのみならず、公営競技に携わる多くの関係者が今後発表されるであろう続報に注目しています。
なお、新たな情報が入り次第、最新情報を追記させていただきますので、今しばらくお待ちください。


ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償について(当該投票券をご購入されたお客さまへのお知らせ)
2025/04/23
令和7年4月18日(金)に開催されたボートレース徳山第6レースの失格判定の誤りにつきましては、お客さまに多大なるご迷惑をおかけし心からお詫び申しあげます。
当該レースを3番目で通過の5号艇に関する勝舟投票券を購入されたお客さまに対しまして、払戻金相当額の損害の賠償を下記により実施させていただくことをお知らせいたします。
なお、お支払いに関する情報に関しましては、改めましてBOATRACEオフィシャルホームページにてご案内させていただきます。
1.支払い対象の賭式及びお支払い金額
■三連単
2番→6番→5番 6,490円
■三連複
2番-5番-6番 1,390円
■拡連複
2番-5番 390円
2番-6番 240円
5番-6番 410円
【問い合わせ先】
日本モーターボート競走会 本部 広報課
TEL:03-6807-4308引用元:BOAT RACE公式サイト
**2025年4月24日追記**
2025年4月24日、「勝舟投票券を購入した観客に対して、払戻金相当額の損害の賠償を実施する」という発表から1夜明け、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償金のお支払方法について」を掲載し、払戻金相当額の賠償金の支払い方法が発表されました。
今回の発表では、インターネット投票会員・手元に該当する舟券がある観客以外にも、すでに該当する舟券が手元にない観客(キャッシュレス投票臨時会員含む)についても、対応方法の詳細が記されています。
すでに舟券が手元になく、賠償金を受け取れないと思っていた観客についてはまさに朗報。
“舟券を購入したフロア・窓口・時間・投票方式・賭式(買い目)・金額”の情報をなるべく詳しく申告すれば、照合に多少の時間はかかるものの、舟券を購入したボートレース場・チケットショップの窓口で発売システム等の記録情報と照合したうえで、支払いが可能とのこと。
なお、今回の賠償金の窓口での支払いには支払予定期間が設定されているため、注意が必要。
設定期間は、令和7年5月1日(木)から5月31日(土)までの1か月間です。
さらに、やむを得ず期間中に舟券を購入したボートレース場・チケットショップに行けない場合についても、事前に手続きを希望するボートレース場・チケットショップに連絡して相談すれば、当該施設で対応してもらえる旨のアナウンスがあるため、あきらめずに電話されることをおすすめします。
“失格判定の誤り”が発生してから6日。
ついに当該レースの“誤審”に具体的な損害賠償方法と支払方法が示されました。
今後、競艇界に激震を与えた一件を踏まえて対応策が打ち出されるのかと、被害者の山口 広樹選手に対する“妨害失格の取消”が行われるかは不明ですが、これで異例尽くめの“令和の大誤審”がひと段落を迎えそうです。


ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償金のお支払方法について
2025/04/24
令和7年4月18日(金)に開催されたボートレース徳山第6レースの失格判定の誤りにつきましては、お客さまに多大なるご迷惑をおかけし心からお詫び申しあげます。
払戻金相当額の損害の賠償金のお支払いについては、下記により実施させていただくことをお知らせいたします。
なお、お支払いに関しましては営業日のみの対応となりますので、ボートレース場・チケットショップ各場のホームページをご確認の上、ご来場ください。
1)お支払い予定期間
令和7年5月1日(木)から5月31日(土)
※インターネット投票会員につきましては、令和7年4月25日(金)に振り込み予定
2)お手元に該当する舟券のある方
当該舟券を持って、ボートレース場・チケットショップまでお越しください。
舟券と引き換えまして、お支払いいたします。
3)お手元に該当する舟券のない方(キャッシュレス投票臨時会員含む)
できる限り舟券を購入されたフロア、窓口、時間、投票方式、賭式(買い目)、金額を控えていただき、購入されたボートレース場・チケットショップまでお越しください。
窓口にて、発売システム等の記録情報と照合したうえで、お支払いいたします。
なお、照合にあたりましては、時間を要する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※やむを得ず購入されたボートレース場・チケットショップにお越しいただけない方につきましては、お手数ですが、事前にお手続きを希望するボートレース場・チケットショップにご連絡のうえ、当該施設にご来場ください。
ボートレース場
(PC)https://www.boatrace.jp/owpc/pc/site/place/stadium/index.html
(SP)https://www.boatrace.jp/owsp/sp/site/place/stadium/index.html
ボートレースチケットショップ
(PC)https://www.boatrace.jp/owpc/pc/site/place/ticket_shop/index.html
(SP)https://www.boatrace.jp/owsp/sp/site/place/ticket_shop/index.html
4)キャッシュレス投票で購入された方
会員登録されているキャッシュレスカードをご持参の上、ボートレース場・チケットショップにお越しください。
窓口にて、発売システム等の記録情報と照合させていただいたうえで、お支払いいたします。
5)インターネット投票で購入された方
テレボートでの投票履歴の情報に基づき、賠償金はテレボートに登録された口座へお振込みいたします。
振込予定日は令和7年4月25日(金)、振込名義は「トクヤマバイシヨウキン」となります。
【問い合わせ先】
日本モーターボート競走会 本部 広報課
TEL:03-6807-4308引用元:BOAT RACE公式サイト
“誤審”が行われた原因は?
70年を誇るボートレース史でも非常に稀な“誤審”が発生してしまった原因は一体何なのでしょうか?
そもそも、ボートレースにおける妨害失格の“誤審”については、今回が初めてではありません。
これまでの歴史さかのぼると、2003年5月16日に津競艇場で開催された一般戦競争でも同様の事案が発生しています。
このレースでも転覆事故に全く関係のない3番手を航走していた選手を失格と決定してしまい、納得のいかないファンがしばらく抗議でレース場に残るという事件に発展しました。
しかし、今回の“誤審”と大きく違うのが舟券への影響がなかったことで、その影響からか今回のように大きく報じられることはありませんでした。
ボートレースの2024年度の開催日数は4,623日で、その数を365日で割ると1日当たり11.84場でシリーズが開催されている計算になります。
1日に1つのボートレース場で開催されるのは12レースですから、1日に開催されるレースの合計数を全国のボートレース場で換算すると12×11.84=142.08。
つまり毎日142にも及ぶレースが国内どこかしらの競艇場で開催されているという計算になるのです。
それだけ多くのレースが開催され、大盛況のボートレース界で起こった今回の“誤審”についてその原因を述べるならば、やはり発端は2マークの審判員が4号艇・加藤 政彦選手と5号艇・山口 広樹選手を錯誤したことでしょう。
ただ、ここですぐに判定が決定されるわけではなく、審判長を含めて協議が行われた後に決定されることが通例とされます。
つまり、2マークの審判員と審判長を含めた協議で二重に見落としてしまったことになるのです。
良くも悪くも、公営競技でボートレースの判断の早さは群を抜いており、これらの協議が行われる時間は事象発生からわずか数秒から十数秒。
その短時間のあいだに、事故艇付近の内外の表示の判断、接戦状態での優先艇の判断なども同時に行う必要があるというのですから、その重責は大変なものでしょう。
しかし、ボートレースに出場するのもプロ、審判をするのもプロ。
観客の期待とお金がかかった大事な一戦での“誤審”という、競技としての信頼性を根元から揺るがしかねない事態。
公営競技であるボートレースにおいて、レースが公正に行われることは大前提であることから、この一件を機にファン離れにも繋がりかねない大問題。
加えて、場合によっては監督官庁の国土交通省から指導が入る可能性もあり、競艇事業を統括する日本モーターボート競走会にとって、次に発表するであろう対策案(=補填)次第では2024年11月に報じられた『全レース停止』という事態にもなりかねません。


“誤審”が山口 広樹選手と観客に及ぼした被害と影響
今回の“誤審”では、当該レースで妨害失格となった5号艇・山口 広樹選手をはじめ、レースの舟券を買っていた観客に多大なる影響が及んでいます。
今回の一件が及ぼした被害と影響についてまとめました。
“誤審”が被害者・山口 広樹選手に与えた影響
今回の“誤審”でもっとも理不尽な扱いを受けたのが、被害者の山口 広樹選手でしょう。
このレースに出場するまで、山口 広樹選手はシリーズ初日から好調をキープしており、この大一番を無事故完走で大敗さえしなければ準優勝戦への出場権を手にする予定でした。
しかし、無関係の転覆事故に関係したとして事実無根の妨害失格となり賞典除外、さらには準優勝戦への道を絶たれただけではなく、15点もの事故点が加算される事態。
まさに天国から地獄。
この妨害失格の判定は現在も覆ることはなく、山口 広樹選手はこの“誤審”により、精神的・経済的にも多くの被害を被ったと言えます。
そんな理不尽な状況に立たされても、次走からも気持ちを切らすことなく好成績を維持し続けた山口 広樹選手。
この件に際しての感想を問われた際には、文句の1つも口にすることなく、気丈に『ゆっくり寝て忘れます。明日からも精一杯、頑張るだけ。』と語るとともに、さらに良い成績を目指す意思を表明したことから、ファンの間では山口 広樹選手を応援する声が日増しに大きくなっています。


“誤審”が観客に与えた影響
次に今回の“誤審”で残念かつ納得いかない被害者が、本当の「的中」である2–6–5の勝舟投票券を購入していた観客でしょう。
電話・インターネット投票で購入した観客については、購入履歴という証拠があるため、手続き不要で待ってさえいれば払戻金相当額が支払われると考えられます。
しかし、レース場やチケットショップで購入した観客については、必ず全員が補填を受けられるとは限らないのです。
観客が当該レースの勝舟投票券を現在も持っていれば、通常の払戻手続きを行うことで、おのずと払戻金相当額が支払われる可能性が高いですが、捨てるなどをして手元に勝舟投票券が残っていない場合には補填を受けられる可能性は低くなります。
日本モーターボート競走会が今回の“誤審”の過失を認めている以上、どこまで補填できるのか、どのような対応策をとるのか、どれだけの手間がかかったとしても、ボートレースという競技の信頼性回復のために徹底的に補填を行ってほしいと切に願います。
これから公表されるであろう詳細にボートレース界だけではなく公営競技に関わるすべての人々の注目が集まります。
WEBニュースで次々と“誤審”が報じられる
近年のボートレースの歴史においても稀な“誤審”。
この“誤審”に関するニュースは瞬く間にWEBニュースというかたちで日本中に知られるところとなりました。
ここでは、Yahoo!JAPANニュースに掲載された日刊スポーツとマクールの記事をご紹介します。
実際に記事を読んだボートレースファンのコメントで、とくに共感の多かったものを集めましたので、併せてご覧ください。
<日刊スポーツ>【ボートレース】誤審が発生…関係のない選手に妨害失格判定下す/徳山
【ボートレース】誤審が発生…関係のない選手に妨害失格判定下す/徳山
4/18(金) 19:31配信
<徳山ボート>◇4日目◇18日
6Rで失格判定の誤りによるトラブルが起こった。
1周2Mで3枠北川敏弘(63=佐賀)と、4枠加藤政彦(40=東京)が接触。北川が転覆するアクシデントが発生した。
ところが影響のない3番手を走っていた山口広樹(29=福岡)に妨害失格の判定。
これにより、舟券は3着に1枠大塚康雅が入り、払い戻しが確定してしまった。
明らかに誤った判定に、ピットは重苦しい雰囲気に包まれた。
日本モーターボート競走会本部広報課は、判定の誤りによる払い戻しについて、5枠に関する勝舟投票券の払い戻しについては行えないことになるが、払戻金相当額の支払い等の対応を現在検討しているとのこと。
レース場、チケットショップで購入した勝舟投票券を捨てずに大切に保管するようお願いしている。
なお詳細については、あらためて公表される。
この記事には130件を超えるコメントが寄せられました。
その中でもとくに共感した人が多かったコメントをご紹介します。



競馬みたいに審議を出してゆっくり確定したらいいのでは?
すぐに次の展示始まるけど、展示終了後でも良いと思う。
前から思っていたが失格判定が急ぎすぎな気がする。
不良航法や待機行動は展示終了後にビデオ見て判定しているとテレビかYoutubeの番組で見た事あるし。
失格は大事だから同じ様にすれば良い気がします。
共感した:220件、なるほど:15件、うーん:13件



翌日の出走表を見ると、妨害失格の判定を下された選手は賞典除外扱いされている。
成績も妨害失格のままだし。
予選を通過していたかもしれないのに、この扱いは酷すぎる。
舟券もそうだけど、誤審で準優を絶たれた選手が1番の被害者だ。
せめて、ノーカン扱いにしないと。
共感した:210件、なるほど:1件、うーん:3件



公営競技としてはありえない判定です。
実況も含めて誰も疑問に思わないのがヤバい。
前から思っていましたが、ボートの確定ってゴール後すぐに出ますよね。
競馬でははやくても3〜4分かかります。
今日のような判定を審議する時間も取るべきです。
電話やネット投票ならいいですけど、紙の投票券を捨てた人もいるはずです。
どのように落とし前をつけるのか見ものです。
共感した:125件、なるほど:1件、うーん:3件



ボートはすぐに失格判定を出すから、誤審も発生しやすいよね。
審判の権限が強すぎる結果かな。
もう少し落ち着いて、ビデオ判定を行った上で判定しないとね。
この判定を下した審判はどのような処分を下されるのかな。
選手は死に物狂いでレースをやってるので、それ相応の処分じゃないと選手は、たまったもんじゃないよね。
共感した:109件、なるほど:0件、うーん:6件



ボートは良くも悪くもユルいですよね。
待機行動でも隣の艇と極端に狭い時はあるし判定があいまいというか。
エンストした選手を手で押してアシストしたりガンガンボートが待機行動中なのにぶつかったりルールの厳格な基準がないと公営ギャンブル?ってなっちゃいます。
それでもボートしてるんですが競輪とかはまだ審議や失格の扱いがちゃんとしてると個人的には思います。
共感した:84件、なるほど:3件、うーん:10件



前から判定が微妙なケースがあったけど、ファンレベルではクレームを入れても覆る事も無く。
前回はこのケースはセーフだったのに、今回はアウト何処違うのか分からず判定される事もある。
判定が必要なケースが発生した時は、判定理由も明確に告知するべきだと思う。
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<マクール>【現地記者の目】徳山で大誤審が発生 払戻金相当額の支払いを検討【ボートレース】
【現地記者の目】徳山で大誤審が発生 払戻金相当額の支払いを検討【ボートレース】
4/19(土) 16:15配信
18日の徳山6Rで世紀の大誤審といえる事象が発生した。
レースに出場したのは1枠大塚康雅、2枠西野翔太、3枠北川敏弘、4枠加藤政彦、5枠山口広樹、6枠森野正弘。
1周2Mで5番手、6番手の北川と加藤が接触し、北川が転覆。
ところが無関係だった山口にまさかの妨害コール。
山口は3番手を航走していたが失格となった。
これにより3連単は2-6-5の状態だったのが2-6-1となった。
事実関係は上記の通りだが、このレースはイレギュラーの事象が盛りだくさんだった。
まずピット離れで西野が飛び出しインを奪取。1枠大塚は2コース回りとなってしまった。
そして1周2Mの事象が起こったが、リプレイを確認すると5番手で先マイした北川が失速したようにも見える。
そこに加藤が突っ込んだわけだが、もしそうなら妨害ではなく、北川の方が不良航法を取られかもしれないケースだ。
つまり、山口と間違うことなく加藤が妨害を取られていたとしても、場合によってはもめるかもしれない。
次に2周バックの3番手争い。2Mには事故艇があるので、接戦の場合は内側艇に優先権がある。
バック中間地点では外の大塚がリードしていて、山口の舟がかかっていないようにも見える。かなり微妙だ。
もし、舟がかかっていない場合は山口が指示違反となる事象だが、この場合でも失格にはならないので舟券は2-6-5で確定する。
そして山口がコースを最後まで離脱せず3周走ってゴールラインを通過した件。
これは場合によっては信号見落としに問われるケースで、多くは即刻帰郷となる。
本来、準優圏内だったにも関わらず想定外の妨害失格で賞典除外となった山口はこれらの件に関しては「ゆっくり寝て忘れます。明日からも精一杯、頑張るだけ」と多くは語らず気丈に振る舞った。
本来なら文句のひとつくらい言っても良さそうだが…。
なお、3周走った件については、取材に基づきまとめると、まさか本人は妨害とは思っていないので、失格盤の表示はフライングの可能性しかない。
ただ、大時計横の装置にはスタート正常を表す「○」が表示されたので、何かの間違いの可能性を考慮して念のため完走したということになる。
当然ながらこれに関してのおとがめはナシだ。
ちなみに、妨害失格の誤審については過去にも例がある。
ただ、そのときは舟券に影響がなかったため、大きなニュースにならなかった。
そのときは後日、妨害失格が取り消され、選手責任外の失格となった。
独自取材に基づく事実関係は次の通り。
まず最初に判定を行ったのは2M審判員で、4号艇と5号艇を錯誤してしまった。
ただ、ここですぐに判定が決定されるわけではなく、審判長を含めて協議の上、決定される。
つまり二重に見落としてしまったことになる。
ちなみにこれらの協議は、わずか数秒から十数秒。
その間に、事故艇付近の内外の表示の判断、接戦状態での優先艇の判断なども同時に行う必要がある。
そして午後6時半。競走会から発表は次の通り。
「令和7年4月18日(金)に開催されました周南市営第1回第2節6日(開催4日目)第6レースにおきまして、5号艇を失格と判定し、レースを確定させてしまいましたことをお詫び申し上げます。
なお、当該レースは既に確定しておりますことから5号艇に関する勝舟投票券の払戻については行えないことになりますが、払戻金相当額のお支払い等の対応を現在検討しております。
電話投票会員のお客様は購入履歴がございますが、レース場・チケットショップで購入されたお客様につきましては、勝舟投票券を捨てずに大切に保管していただきますようお願い申し上げます。
なお、詳細につきましては、あらためて公表させていただきます。」
誤審を認めたが、レースは確定しているため5号艇に関する投票の返還などは行わない。
ただ、なんらかの補償を検討中ということ。
ちなみに他の公営競技では平成30年11月のホッカイドウ競馬で1着馬と2着馬を間違えて確定してしまった件があり、後日、正しい到達順位での払い戻しを行った。
今回もこのような対応になった場合は、3連単2-6-5、3連複2-6-5も的中扱いとなる。
基本的にはテレボートによる投票はすべて履歴が残っているため、何もせずに待っていればいいが、紙の舟券を購入したケースでは、その舟券を捨ててしまっていることがほとんど。
ただし、どの窓口でどんな目がいくら売れたというのはすべてデータが残っている。
また、防犯カメラの映像も保存するよう通達されているため、仮に舟券を捨ててしまっていても、窓口、時間、買い目、金額などが分かれば対応は可能だろう。
なお、すでに払い戻された2-6-1の舟券は当然ながら、そのまま有効だ。 果たしてどんな補償となるのか、決定が待たれる。
この記事には100件近いコメントが寄せられました。
その中でもとくに共感した人が多かったコメントをご紹介します。



ボートレースの着順確定の早さは公営競技でもトップでしょう。
失格があればレース中に判定をして、ゴール写真判定の場合を除けば、選手がピットに戻るころには確定発表が出ていることがほとんどです。
今回はそれが完全に裏目に出てしまった形でしょうか。
徳山はスタンド対岸の大型映像装置が無いので、とくに屋外観戦しているファンが瞬間的に確認するには実況音声と目視しかありません。
場外発売も含めて恐らく実況を聞いて舟券を捨ててしまったファンもいると思うので、防犯カメラの映像と窓口の売り上げデータなどから可能な限り保証をしてほしいと思います。
そして、これを機に競走会なども含めてこれまでも度々議論になっていた、失格判定のあり方やその後の発表などについても検証してほしいと思います。
共感した:87件、なるほど:10件、うーん:5件



妨害失格判定の中にはかなり微妙なケースがあり、中には「どうしてあれが失格?」や逆に「何故あれで失格にならない?」と感じるものがあるが、それでもまだ微妙だから判定員の判断が最終的なものと納得するしかない。
しかし今回のケースは転覆に絡む部分は微妙かも知れないが、失格判定自体は明らかな該当者の誤認というのだからもはや論外のレベルの失態。
しかも二重のチェック体制があったにも関わらずそれが全く機能していないことが露呈したようなものだから、誤判定に関わった関係者にはかなり厳しい処分があってしかるべき。
ともかく全く意味不明な失格判定を受けた山口選手に対する”失格取り消し”を速やかに実施すべきと感じる。
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競馬の様にパトロールビデオ等流しどうして失格なのか等を券購入側にちゃんと説明すべき。
選手が反則を犯しレースを潰しても降着は無く選手本人が失格になるだけ。
購入者側はたまったもんじゃない。
その様なルール、状況と分かって購入しているが もっと誰にでもわかる様に風通し良くなれば良いと個人的には思う。
共感した:45件、なるほど:2件、うーん:6件



ボートレースは基本的に写真判定がない限りは、全艇ゴール後の約1分後には確定、払い戻しがあっている。
レースリプレイや写真判定は舟券の払い戻し後にしかないし、レース中に失格になるのも競艇しかない。
事故は想定してるだろうけで、二十秒や三十秒程度で白黒はっきりさせて、失格なら放送しないといけないとなると間違いがおきる可能性もなくはないとは思う。
個人的には他競技と同じように、審議がある時のみ 完走後に審議して審議の結果、失格か非失格かを決めて確定するほうが確実だとは思います。
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何時何分にどこの窓口で、式別と購入した組み合わせとその組み合わせに幾らずつ投票したのか聞かれ、防犯カメラのチェックと内部にある記録紙を確認されますね。
それが当日徳山を発売してた場とボートピアとミニボートピアの全てで行われるので、莫大な労力が必要となりますね。
それにしても前代未聞の出来事ですよ。
何故、主審も副審も見落としたのかが不思議でなりません。
共感した:35件、なるほど:2件、うーん:3件



今以上に確実にチェックを行い間違いのないようにします、で審議は導入しないだろうな。
審議やるってなると全場でやらないといけないからな。
ちなみに記事中の誤審をやってるのは徳山。
当時と審判が同じかはわからんけど。
審判導入した方がいいと思うけどね。
不良航法ももっと詳しく説明してほしいね。
共感した:26件、なるほど:0件、うーん:10件
“誤審”に対する日本モーターボート競走会の対応と損害賠償金の受け取り方は?
日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で当該レースの“失格判定”に誤りがあったことを認めて謝罪をしたことから、その対応(=補填)に注目するボートレースファンも多いことでしょう。
当該レースから2日が経過した4月20日現在、まだ具体的な対策や補填に対する具体的な発表はされていません。
しかし、公に『払戻金相当額のお支払い等の対応を現在検討しております』としている以上、今後何らかの発表がされることは確実。
さらに、今回の“誤審”によって最大の問題となるのが『本場に足を運んで、2–6–5の勝舟投票券を買っていた観客への対応』でしょう。
発表にもあるように、日本モーターボート競走会では「払戻金相当額(購入額×6,49倍)のお支払い等の対応を現在検討中」とのことですが、それは①電話・インターネット投票で勝舟投票券を購入した履歴が残っている観客と②現在もレース場・チケットショップで購入した勝舟投票券を持っている観客限定の措置。
②の現在もレース場やチケットショップで購入した勝舟投票券を持っている観客については、BOAT RACE公式サイトに掲載された「電話投票会員のお客様は購入履歴がございます」という文言のとおり、的中した勝舟投票券を買っていた電話投票会員には対応が決まり次第、購入履歴というエビデンスに従って、手続き不要で待ってさえいれば払戻金相当額が支払われることになるでしょう。
同様に、①の電話・インターネット投票で勝舟投票券を購入した履歴が残っている観客についても、持っているレース場・チケットショップで購入した勝舟投票券さえあれば、通常の払戻手続きを行うことで、おのずと払戻金相当額が支払われるはず。
しかし、もっとも注目すべきは①と②のどちらにも属さない、③的中した紙の勝舟投票券を購入していたにもかかわらず捨ててしまった観客です。
その証拠に発表された文章で「レース場・チケットショップで購入されたお客様につきましては、勝舟投票券を捨てずに大切に保管していただきますようお願い申し上げます」と書かれており、ボートレース徳山Official Siteでも同様の案内があることから、払戻金相当額の支払いには購入した勝舟投票券が必要不可欠だと考えられます。


すなわち、“誤審”の影響で2–6–5をハズレと認識して紙の勝舟投票券を捨ててしまった観客の中には、補填を受けられない人が出てくる可能性もあるのです。
そうなると『“誤審”さえなければ!』という恨み節も聞こえてきそうですが、まだあきらめるのは早いです!
というのも、現在はどのボートレース場においても、どの窓口でどんな目がいくら売れたというのはすべてデータ化されて情報が残っているうえに、防犯カメラの映像も保存するよう通達されているといいます。
そのため、もし紙で発行された勝舟投票券が手元に残っていなかったとしても、日本モーターボート競走会の判断によっては「どこの窓口で・いつ(=日付と時間)・買った買い目・購入金額」などはっきりとした情報さえ覚えていれば、カメラ映像などから購入者の判別ができる可能性があり、補填を受けられる可能性もゼロではありません。
今はまだどのような決定がされるのかを待つしかありませんが、電話・インターネット投票で勝舟投票券を購入した観客以外は、2–6–5の勝舟投票券を大切に保管する、もしくは舟券を購入した状況を書き記したり、よく覚えておくことをおすすめします。
**2025年4月23日追記**
2025年4月23日、2025年4月18日に徳山競艇場で発生した“誤審”について、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「勝舟投票券を購入した観客に対して、払戻金相当額の損害の賠償を実施する」ことを発表しました。
日本モーターボート競走会が“誤審”を認めて謝罪をしてから、賠償内容が発表されるまでに要した時間は5日。
BOAT RACE公式サイトに掲載されたお知らせには『お支払いに関する情報に関しましては、改めましてBOATRACEオフィシャルホームページにてご案内させていただきます』とされていることから、当該レースで不利益を被った観客がもっとも心待ちにしていた支払い方法に関する情報はいまだに不明のまま先送りにされている状況です。
しかも、今回の“誤審”により妨害失格という痛手を負った5号艇・山口 広樹選手(5053・福岡)に対する対応や損害に対する補償・補填については何の発表もされてないどころか、触れられてもいません。
これではあまりに理不尽です。
“失格判定の誤り”を認めているのであれば、しっかりとしかるべき対応をするのが当然ですし、無関係の妨害失格の取り消しを強く望むファンも多くいることを鑑みて、日本モーターボート競走会は山口 広樹選手に対してそれ相応の対応をとるべきではないでしょうか?
“誤審”に対して5,000万円を超える痛すぎる勉強代を支払うこととなった徳山競艇場と日本モーターボート競走会。
この失敗からどのような改善案が示されるのか、ボートレースファンのみならず、公営競技に携わる多くの関係者が今後発表されるであろう続報に注目しています。
なお、新たな情報が入り次第、最新情報を追記させていただきますので、今しばらくお待ちください。


ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償について(当該投票券をご購入されたお客さまへのお知らせ)
2025/04/23
令和7年4月18日(金)に開催されたボートレース徳山第6レースの失格判定の誤りにつきましては、お客さまに多大なるご迷惑をおかけし心からお詫び申しあげます。
当該レースを3番目で通過の5号艇に関する勝舟投票券を購入されたお客さまに対しまして、払戻金相当額の損害の賠償を下記により実施させていただくことをお知らせいたします。
なお、お支払いに関する情報に関しましては、改めましてBOATRACEオフィシャルホームページにてご案内させていただきます。
1.支払い対象の賭式及びお支払い金額
■三連単
2番→6番→5番 6,490円
■三連複
2番-5番-6番 1,390円
■拡連複
2番-5番 390円
2番-6番 240円
5番-6番 410円
【問い合わせ先】
日本モーターボート競走会 本部 広報課
TEL:03-6807-4308引用元:BOAT RACE公式サイト
この話題についてWEBニュースで報じられた内容と記事に寄せられた感想をご紹介します。
【ボートレース】誤審の徳山6R「払戻金相当額を賠償」日本モーターボート競走会が発表 3連単は4232票が対象
【ボートレース】誤審の徳山6R「払戻金相当額を賠償」日本モーターボート競走会が発表 3連単は4232票が対象
4/24(木) 0:47配信
徳山ボートの競走水面 日本モーターボート競走会は23日、失格判定を誤った18日の徳山ボート6Rについて、失格とされた5号艇が3着だった場合の舟券の払戻金相当額を賠償すると発表した。
同レースは1周2Mで転覆事故が発生。その事故とは関係のなかった5号艇が3番手を走っていたが、妨害失格と判定された。1~3着は2-6-1で確定した。
今回、支払いの対象となるのは3連単2-6-5、3連複2-5-6、拡連複の2-5、2-6、5-6の組み合わせ。払戻金は、5号艇が3着だった場合のオッズに基づく。
ボートレースの公式ホームページでは、各賭け式の払戻金や、レース場とチケットショップ別の賠償対象舟券の発売票数を掲載。電話・ネット投票も含めた対象票数は3連単4232票、3連複441票など。
支払いに関する情報については、改めて公式ホームページで案内する、としている。
この記事に寄せられた感想は現時点で120件ありました。
ろくに共感した人が多かったコメントを一部抜粋してご紹介します。



もし誤審であったのなら、責任者は公の場で謝罪すべきだ。
公営ギャンブルである以上、真剣に勝負する人や多額のお金を賭けている人もいる。
選手がフライングすれば返還や罰則が科されるのに、誤審によって返還が生じても、審判に責任が問われないのは不公平である。
「見間違えました」では済まされず、返金対応だけで終わらせては疑念を招く。
選手にペナルティがあるなら、審判にも相応の処分があって然るべきだ。
そうでなければ、公平性が疑われ、最悪の場合、八百長といった疑いを持たれることにもなりかねない。
信頼を回復するには、責任ある謝罪と説明が必要である。
共感した:404件、なるほど:30件、うーん:113件



舟券を捨ててしまった人への賠償はもちろんですが、2→6→1・5に流して一枚の舟券で購入した人への対応は可能なんでしょうか。
あと、山口選手への賞金や手当、失格にしてしまった補償。
このあたりもどうするのか気になるところです。
共感した:144件、なるほど:16件、うーん:12件



ネット投票は全員救われるから良いとして、舟券ハズレたと思って捨てた人、そして全くの冤罪で失格にされた山口選手があまりにも可哀想過ぎる。
共感した:76件、なるほど:1件、うーん:4件



舟券捨てちゃった人もそうだけど、舟券の買い目に2-6-1と2-6-5がある人はどうなるの?
払い戻しちゃってたら舟券ないでしょ?
申告すれば払い戻しされるのか?
共感した:74件、なるほど:8件、うーん:9件



選手への出場停止などを決める褒章懲戒審議会には審判員への規定もある。
それによると第12条に
>(4) 自己の不注意により競走に混乱又は重大な支障を生ずることとなる行為をしたとき 12月以内
このように書いてある。
12 月以内というのは業務停止期間、つまり1年以内ということ。
しかしここでは内容を省略するが、文言的に(1)と(3)にも抵触する可能性があるのよね。
そういった場合には複合するのか、それとも一番重い処分(24月以内)が優先されるのかはわからないが、過去に藤原選手が着順が変わったわけでもないのに1年出場停止処分が下されたことがあるので、少なくともそれ以上でなければ筋が通らない。
公式サイトには各販売所の対象データ数が公表されてるね。
共感した:62件、なるほど:16件、うーん:4件



舟券は確定まで捨てるなだが、確定後にくつがえるなら、捨てたというひとも救済しないとダメだよ。
たとえ悪意があっても、販売額を超えても確定したんだから、舟券購入者には言い値で返すしかダメだと思う。
共感した:57件、なるほど:4件、うーん:62件
**2025年4月24日追記**
2025年4月24日、「勝舟投票券を購入した観客に対して、払戻金相当額の損害の賠償を実施する」という発表から1夜明け、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償金のお支払方法について」を掲載し、払戻金相当額の賠償金の支払い方法が発表されました。
今回の発表では、インターネット投票会員・手元に該当する舟券がある観客以外にも、すでに該当する舟券が手元にない観客(キャッシュレス投票臨時会員含む)についても、対応方法の詳細が記されています。
すでに舟券が手元になく、賠償金を受け取れないと思っていた観客についてはまさに朗報。
“舟券を購入したフロア・窓口・時間・投票方式・賭式(買い目)・金額”の情報をなるべく詳しく申告すれば、照合に多少の時間はかかるものの、舟券を購入したボートレース場・チケットショップの窓口で発売システム等の記録情報と照合したうえで、支払いが可能とのこと。
なお、今回の賠償金の窓口での支払いには支払予定期間が設定されているため、注意が必要。
設定期間は、令和7年5月1日(木)から5月31日(土)までの1か月間です。
さらに、やむを得ず期間中に舟券を購入したボートレース場・チケットショップに行けない場合についても、事前に手続きを希望するボートレース場・チケットショップに連絡して相談すれば、当該施設で対応してもらえる旨のアナウンスがあるため、あきらめずに電話されることをおすすめします。
“失格判定の誤り”が発生してから6日。
ついに当該レースの“誤審”に具体的な損害賠償方法と支払方法が示されました。
今後、競艇界に激震を与えた一件を踏まえて対応策が打ち出されるのかと、被害者の山口 広樹選手に対する“妨害失格の取消”が行われるかは不明ですが、これで異例尽くめの“令和の大誤審”がひと段落を迎えそうです。


ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償金のお支払方法について
2025/04/24
令和7年4月18日(金)に開催されたボートレース徳山第6レースの失格判定の誤りにつきましては、お客さまに多大なるご迷惑をおかけし心からお詫び申しあげます。
払戻金相当額の損害の賠償金のお支払いについては、下記により実施させていただくことをお知らせいたします。
なお、お支払いに関しましては営業日のみの対応となりますので、ボートレース場・チケットショップ各場のホームページをご確認の上、ご来場ください。
1)お支払い予定期間
令和7年5月1日(木)から5月31日(土)
※インターネット投票会員につきましては、令和7年4月25日(金)に振り込み予定
2)お手元に該当する舟券のある方
当該舟券を持って、ボートレース場・チケットショップまでお越しください。
舟券と引き換えまして、お支払いいたします。
3)お手元に該当する舟券のない方(キャッシュレス投票臨時会員含む)
できる限り舟券を購入されたフロア、窓口、時間、投票方式、賭式(買い目)、金額を控えていただき、購入されたボートレース場・チケットショップまでお越しください。
窓口にて、発売システム等の記録情報と照合したうえで、お支払いいたします。
なお、照合にあたりましては、時間を要する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※やむを得ず購入されたボートレース場・チケットショップにお越しいただけない方につきましては、お手数ですが、事前にお手続きを希望するボートレース場・チケットショップにご連絡のうえ、当該施設にご来場ください。
ボートレース場
(PC)https://www.boatrace.jp/owpc/pc/site/place/stadium/index.html
(SP)https://www.boatrace.jp/owsp/sp/site/place/stadium/index.html
ボートレースチケットショップ
(PC)https://www.boatrace.jp/owpc/pc/site/place/ticket_shop/index.html
(SP)https://www.boatrace.jp/owsp/sp/site/place/ticket_shop/index.html
4)キャッシュレス投票で購入された方
会員登録されているキャッシュレスカードをご持参の上、ボートレース場・チケットショップにお越しください。
窓口にて、発売システム等の記録情報と照合させていただいたうえで、お支払いいたします。
5)インターネット投票で購入された方
テレボートでの投票履歴の情報に基づき、賠償金はテレボートに登録された口座へお振込みいたします。
振込予定日は令和7年4月25日(金)、振込名義は「トクヤマバイシヨウキン」となります。
【問い合わせ先】
日本モーターボート競走会 本部 広報課
TEL:03-6807-4308引用元:BOAT RACE公式サイト
WEBニュースで報じられた内容と、記事に寄せられた感想で共感した人が多かったコメントをご紹介します。
再発防止に向けた課題
今回の“誤審”は素人目にも明らかな過失であり、昨今の不祥事に対する謝罪会見に見られる「再発防止に努めます」では到底ファンの納得は得られないでしょうし、そう簡単に片付かない問題でしょう。
公営競技の“誤審”で記憶に新しいのは、2018年に門別競馬場で開催された「北海道2歳優駿」。
1着馬と2着馬の鼻先を間違えて、本当なら1着入線だった馬を2着、2着入線の馬を1着として一度確定してしまうという審判ミスにより、翌日ホッカイドウ競馬は誤りを認めて謝罪しました。
そして後日、あらためて2着馬として確定した馬を1着とした馬券(単勝・馬単・3連単・トリプル馬単)も追加で払い戻しを行ったものです。
この“誤審”にって競馬界が負った追加出費額は約2億円とも言われており、着順の確定という絶対ルールをまげても正しさを貫いた姿勢をボートレース界も見習うべきではないでしょうか。
すでに払い戻してしまった2–6–1の投票券の払戻金の回収は難しいとしても、2–6–5の勝舟投票券に対して払戻金相当額の支払いを行うことは至極当然。
さらに踏み込むとすれば、妨害失格となった5号艇・山口 広樹選手の賞典除外と事故点加算の取消と、出場できたはずの準優勝戦の代わりに上位のレースに斡旋を行うなどで、山口選手が被った精神的・経済的負担を軽減する手厚い措置が講じられることに期待したいです。
政治の世界で良く使われるようになった“説明責任”と同様に、今回の“誤審”についても『どのような審判体制がとられて、何が原因で“誤審”に至ったのか』を明確化したうえで、今後の改善策をほかの公営競技の取り組みの良い点を取り組みながら、明瞭かつ具体的にボートレースファンに向けて公表するべきではないでしょうか。
速やかな判定には“誤審”のリスクが伴うことは誰でもわかるはずです。
それであれば、今こそ“リスクをなくす英断”も必要かもしれません。
電話・インターネット投票の普及で一度発信した情報を取り消すのは不可能となりました。
それであれば、ボートレース界が長年持ち続けてきた“速さへのこだわり”を、審議に重きを置いた“正確さ・公正さへのこだわり”にシフトするのはどうでしょうか。
有識者の意見を交えながら、日本モーターボート競走会が真摯にボートレースファンの楽しみを守るために打ち出す改変であれば、きっとファンの心にも響くに違いありません。
『ファンファースト(=観客第一)』の原点に立ち返って、今一度の信頼回復に向けて励んでほしいところです。
徳山競艇場で発生した“誤審”に対するボートレースファンの反応は?
2025年4月18日に徳山競艇場で開催された一般戦「KRY山口競争杯争奪戦」4日目の第6レースで発生した“誤審”に対して、SNSにはどのような反応があったのでしょうか?
まず、センセーショナルな報道に対して最も多かったのが「審判は何を見てたの? 選手に厳しくて自分達には甘いの?」「選手は罰するけど主催側は何でも許されるのですね」という、“選手に対する罰則は厳しいのに主催者側の過失には甘い”という批判と落胆の声がかなり多かったです。
それにも増して、もっとも多かったのが“誤審の被害に遭った山口 広樹選手の救済を求める声”でした。
「失格という誤審をした選手に対してどう責任取るか説明してもらいたい」「命かけて生活かけて走る選手が可愛そう」「選手が一番気の毒でなりません。」というコメントから、多くのファンがA2級昇級への勝負がけをしている山口 広樹選手を心配する発言をしています。
とくに、junta@ガット女子RX氏の投稿には応援する山口 広樹選手(=うちの若頭)に対する切実な思いがあふれており、熱心に案じてくれるファンがいることは選手にとって励みになりますね。
徳山6レース
— junta@ガット女子RX (@junta00927189) April 18, 2025
うちの若頭、何かしましたか?
誰の何を妨害しましたか?
私にはわからなかったです。
勝負がけだったんすよ
1走1走が大事なんすよ
勝率とか賞金とか
濡れ衣で失格はあまりにも…
せめて失格取り消せませんか?#山口広樹#徳山6レース pic.twitter.com/wH0lC49VLA
もう言わないから
— junta@ガット女子RX (@junta00927189) April 20, 2025
1度だけ言わせてくれ
これは優出できたやろ🥲
マジで悔しいなぁもう…
予期せぬ不運に
心折れずに結果残せて凄いよ
フィジカルだけじゃないよ
やっぱうちの若頭だよ
次節も変わらず応援するからね#山口広樹 pic.twitter.com/TrXeD3jqu9
やはり公営競技であるボートレースにおいて、レースが公正に行われることは大前提であることから、この一件を機にファン離れにも繋がりかねない大問題を危惧する声が圧倒的に多く、厳しい声が出るのは当然でしょう。
具体的な内容としては、
『徳山で誤審あったからしばらくボートレース買うのやめとこ。』
『取り返しつかないってこういうこと言うんだね。』
『舟券だけの問題ではない。当該選手はこの誤審がもとで準優勝戦に出られなくなったわけだから、それをどう救済するのか?』
『来期まで開催停止が妥当では? とても残念です。』
『誤審ではなく詐欺です。選手には重いペナルティを与え、ボートレース徳山は明日も開催? 軽く考えてますね。』
『こんなことしてたらフライング犯した選手に怒る資格ないで。。。 この審判、ファンの前で公開で謝らなアカン。』
『ボートは審議→確定が早すぎる。もっと時間をかけて慎重に審議確定しないと。』
『失格判定は時間使ってもいいんじゃないかと思う次第です。』
『時間をかけて審議をすべき。今のお客さんは少々時間を空けても納得した判定であれば待ってもらえる(はず)。』など、ファンそれぞれの感想や考えがたくさん詰まった投稿がされています。
とくに印象に残ったコメントが月光長良氏の投稿でした。
徳山の誤審、今回だけの対応じゃなくて今後ボートレースに審議が作られる一因になってほしい
— 月光長良 (@shima_moaizou) April 18, 2025
多くのファンがボートレースに審議が作られることを望んでおり、もはや“確定の速さ”に対する価値を感じているのは日本モーターボート競走会くらいのものとも言えます。
また、ボートレースを応援している人々は“今回だけの対応じゃなくて今後”に繋がる改善案を示してくれることを期待していることがよくわかりました。
今回のボートレースの信頼性を根本から揺るがす“誤審”に対して、多くのボートレースファンやギャンブル愛好家から様々なコメントが寄せられていましたので、その一部を抜粋してご紹介しますので、気になる方はこちらからご確認ください。
実際に投稿されたSNSの声
徳山6レース誤審の件いまだに続報なしかぁ
— ギャンブル休眠してないねこ (@y4awg) April 20, 2025
紙の券捨てた人、流して買ってた人にどういう対応するのか
選手の勝率の計算どうするのか
はやく知りたいねぇ
徳山の誤審はどこがどう間違って確定してしまったのか?という説明ありました??
— TomoKabu (@TomoKabu7) April 20, 2025
公式みても『返金どうのこうの』しか書いてなくて。
結局 山口本当は妨害失格じゃなかったの?でも賞典除外になってるの?
山口は妨害失格じゃなくて不良航法だったの?減点だった?賞典除外だった?
真実は?
徳山レース場における失格判定の誤りについて | BOAT RACE オフィシャルウェブサイト
— taicho (@taicho_winger) April 19, 2025
競馬みたいに審議のランプつけて、ちゃんとリプレイで検証するシステムに変更しろよ。おまえらの節穴の目で誤審するんは犯罪やぞ。 https://t.co/l50IGiS9B3
【ボートレース】他の失格より重い事故点、誤審が起きた「妨害失格」とは https://t.co/AAdJqRCXdi
— ぴぴ45 (@kouji440614) April 19, 2025
誤審で何故失格を取り消さない❓準優勝戦にも行けれたんじゃ❓
レース確定してるからって言うなら、とりあえず失格は取り消すのが筋じゃねーのか?事故点は無くすんだろうな❓#BR_tokuyama
これリプレイ見たけど酷かったな。
— かにぱんの国 (@kunisaku01) April 19, 2025
どういうことってみんな思ったろうね。
5号艇なんの絡みもなく無事に3着に入って失格って。。。
4号艇と5号艇をどう見誤るんだ。。。
【ボートレース】誤審が発生…関係のない選手に妨害失格判定下す/徳山 https://t.co/iMtt2HmaaN
徳山の事件だが
— 暗黒龍 士文@ 首里城再建 (@ryuusibunn) April 19, 2025
誤審により受けた
妨害失格は選手にとっても
大きな減点+事故率上昇+賞典除外
選手に対しての決着も聞きたい
【現地記者の目】徳山で大誤審が発生 払戻金相当額の支払いを検討【ボートレース】(マクール)#Yahooニュースhttps://t.co/lXSDjBxtfs
ボートレース 徳山6R
— 僕はくまたんだよ。(*^-^*) (@kingleoend) April 19, 2025
ボートやらんけど、ひでぇな。
妨害してない人失格にして。
確定出してるから、舟券捨てた人も多いやろうし。
門別競馬の誤審どころじゃねーぞw
【ボートレース】徳山ボートで“誤審”無関係の選手が妨害失格に(スポーツ報知)#Yahooニュースhttps://t.co/0RqDRtFVVW
— Furu☆彡 (@fulu_hiro) April 19, 2025
だから審議システムにしたら良い。すぐ確定しなきゃ誤審もない。不良航法と待機行動違反も失格に厳罰化してね。笑
ボートレース徳山の誤審問題
— ネジコマ (@sunsunbank) April 19, 2025
ボートレースはなんで
あんなに早く確定するのだろう
審議にしておいて
ゴール後に確定だしたらいいだけでは?他の公営競技できてるし
審議後の結果もリプレイ映像も出すべき
なぜ、できない?
これはボートレースファンとしてはカチンと来る「事件」ですわ🤔
— とりまさん (@_torima_) April 18, 2025
責任も取れないレベルの誤審だから無理だね。
ボートレース徳山が何もしなくても周りが「あ、無理だ」って判断するレベルよ。 https://t.co/NETV9seL6c
過去の事例から誤審と認めたので妨害失格から選手責任外の不完走失格に訂正かな
— マリンの遠征 (@marikoro1) April 18, 2025
問題は3着で完走していたら準優乗れるのに賞典除外になってる事
賞金等の補償は必要でしょうね
【ボートレース】徳山ボートで“誤審”無関係の選手が妨害失格に(スポーツ報知)https://t.co/MzdaEfdjN4
【4月23日追記】日本モーターボート競走会が“誤審”による損害を賠償することを発表
2025年4月23日、2025年4月18日に徳山競艇場で発生した“誤審”について、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「勝舟投票券を購入した観客に対して、払戻金相当額の損害の賠償を実施する」ことを発表しました。
日本モーターボート競走会が“失格判定の誤り”を認めて謝罪してから、賠償内容が発表されるまでに要した時間は5日。
しかし、現在まで“払戻金相当額の損害の賠償”に対する払戻金の支払い方法については明らかにされていません。
なお、BOAT RACE公式サイトに掲載されたお知らせには『お支払いに関する情報に関しましては、改めましてBOATRACEオフィシャルホームページにてご案内させていただきます』とされていることから、当該レースで不利益を被った観客がもっとも心待ちにしていた支払い方法に関する情報はいまだに不明のまま先送りにされている状況です。
しかも、今回の“誤審”により妨害失格という痛手を負った5号艇・山口 広樹選手(5053・福岡)に対する対応や損害に対する補償・補填については何の発表もされてないどころか、触れられてもいません。
これはあまりにひどいです。
無関係の妨害失格の取り消しを強く望むファンも多くいることを鑑みて、日本モーターボート競走会は山口 広樹選手に対してそれ相応の対応をとるべきではないでしょうか?
ここでは、実際にBOAT RACE公式サイトに公開された「ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償について(当該投票券をご購入されたお客さまへのお知らせ)」を原文のままご紹介します。


ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償について(当該投票券をご購入されたお客さまへのお知らせ)
2025/04/23
令和7年4月18日(金)に開催されたボートレース徳山第6レースの失格判定の誤りにつきましては、お客さまに多大なるご迷惑をおかけし心からお詫び申しあげます。
当該レースを3番目で通過の5号艇に関する勝舟投票券を購入されたお客さまに対しまして、払戻金相当額の損害の賠償を下記により実施させていただくことをお知らせいたします。
なお、お支払いに関する情報に関しましては、改めましてBOATRACEオフィシャルホームページにてご案内させていただきます。
1.支払い対象の賭式及びお支払い金額
■三連単
2番→6番→5番 6,490円
■三連複
2番-5番-6番 1,390円
■拡連複
2番-5番 390円
2番-6番 240円
5番-6番 410円
【問い合わせ先】
日本モーターボート競走会 本部 広報課
TEL:03-6807-4308引用元:BOAT RACE公式サイト
賠償対象票数の内訳は?
今回発表された「ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償について(当該投票券をご購入されたお客さまへのお知らせ)」の賠償内容の説明の下には、日本モーターボート競走会が独自のデータより算出した“賠償対象票数”の集計表が添付されていました。
こちらについても、実際に今回の“誤審”によってどれくらいの観客・ボートレースファンに影響があったのかをご紹介します。
まずは、“払戻金の金額詳細”と“賠償対象票数の総合計数”、そして“全国24競艇場の窓口で購入された勝舟投票券の集計表です。
- “払戻金の金額詳細”と“賠償対象票数の総合計数”、そして“全国24競艇場の窓口で購入された勝舟投票券の総合計






2025.4.18 徳山6R 5号艇が3番目に通過した場合の賠償対象の票数
2025.4.18 徳山6R 5号艇が3番目に通過した場合の賠償対象の票数
勝式 3連単 3連複 拡連複 組番 2–6–5 2–5–6 2–5 5–6 2–6 払戻金 6,490円 1,390円 390円 410円 240円
賠償対象票数 3連単 3連複 拡連複 組番 2–6–5 2–5–6 2–5 5–6 2–6 払戻金 6,490円 1,390円 390円 410円 240円 全場 4,232票 441票 61票 57票 116票 テレボート 3,491票 219票 36票 43票 97票
賠償対象票数 3連単 3連複 拡連複 組番 2–6–5 2–5–6 2–5 5–6 2–6 払戻金 6,490円 1,390円 390円 410円 240円 桐 生 16票 4票 0票 0票 0票 平和島外向 14票 4票 0票 0票 0票 江戸川 8票 6票 1票 1票 1票 多摩川 19票 5票 2票 0票 0票 浜名湖 11票 2票 1 票1 票1票 常 滑 3票 0票 1票 1票 2票 津 10票 5票 0票 0票 0票 びわこ 12票 1票 1票 0票 0票 鳴 門 4票 3票 1票 0票 0票 児島外向 27票 5票 3票 1票 1票 宮 島 18票 3票 0票 0票 0票 徳 山 95票 43票 0票 0票 0票 下 関 10票 11票 2票 1票 1票 若 松 23票 13票 2票 3票 2票 芦 屋 16票 4票 0票 0票 0票 福 岡 32票 2票 2票 0票 1票 唐 津 20票 6票 0票 0票 0票 大 村 9票 5票 0票 0票 0票
賠償対象票数 3連単 3連複 拡連複 組番 2–6–5 2–5–6 2–5 5–6 2–6 払戻金 6,490円 1,390円 390円 410円 240円 旭 川 3票 0票 0票 0票 0票 黒 石 1票 1票 0票 0票 0票 なんぶ 2票 0票 1票 0票 0票 河 辺 1票 4票 0票 0票 0票 福 島 2票 2票 0票 0 票0票 玉 川 5票 0票 0票 0票 0票 岩 間 15票 3票 0票 0票 0票 岡 部 8票 5票 0票 1票 0票 栗 橋 11票 9票 0票 2票 1票 阿賀野 0票 0票 0票 0票 0票 刈 羽 0票 2票 0票 0票 0票 津 幡 2票 0票 0票 0票 0票 双 葉 10票 0票 0票 0票 0票 養 老 9票 2票 0票 0票 0票 浜 松 4票 0票 0票 0票 0票 焼 津 3票 13票 2票 1票 1票 名古屋 4票 1票 0票 0票 0票 京丹後 2票 0票 0票 0票 0票 梅 田 60票 6票 3票 0票 2票 りんくう 7票 0票 0票 0票 0票 姫 路 9票 0票 1票 0票 0票 洲 本 6票 1票 0票 0票 0票 相 生 4票 1票 0票 0票 0票 朝 来 4票 0票 0票 0票 0票 滝 野 6票 2票 1票 1票 1票 大和ごせ 3票 0票 0票 0票 0票 鳥 取 1票 10票 0票 0票 0票 井 原 7票 0票 0票 0票 0票 岡山わけ 13票 0票 0票 0票 0票 安芸高田 3票 0票 0票 0票 0票 呉 12票 3票 0票 0票 0票 尾 道 1票 1票 0票 0票 0票 山口あじす 29票 2票 0票 0票 0票 阿波かもじま 1票 1票 0票 0票 0票票 朝 倉 8票 2票 0票 0票 0票 西 予 1票 0票 0票 0票 0票 嘉 麻 16票 4票 0票 0票 0票 勝 山 4票 0票 0票 0票 0票 三日月 6票 7票 1票 1票 0票 みやき 20票 1票 0票 0票 0票 島 原 3票 0票 0票 0票 0票 諫 早 7票 5票 0票 0票 3票 時 津 8票 1票 0票 0票 2票 波佐見 7票 0票 0票 0票 0票 高 城 1票 0票 0票 0票 0票 日 南 3票 0票 0票 0票 0票 日 向 32票 0票 0票 0票 0票 天文館 6票 0票 0票 0票 0票 金 蜂 18票 11票 0票 0票 0票 加治木 6票 0票 0票 0票 0票 引用元:BOAT RACE公式サイト
日本モーターボート競走会が負担する損害賠償金はどれくらい?
2025年4月23日、日本モーターボート競走会はBOAT RACE公式サイト内で、2025年4月18日に徳山競艇場で発生した“失格判定の誤り(=誤審)”に対する払戻金相当額の損害の賠償を行うことを発表しました。
日本モーターボート競走会が“誤審”を認めて謝罪をしてから、賠償内容が発表されるまで5日もの時間を要したことは大変遺憾ですが、5号艇に関する勝舟投票券を購入した観客すべてに損害の賠償を実施するとなれば、相当なお金が動くことになるでしょう。
発表された賠償内容に対して、どこでどれだけの勝舟投票券が販売されたのか(=内相対象票数)の把握は、データが残っていたとはいえ骨の折れる作業だったわけですし、すでに確定して払い戻した2–6–1(52.5倍・5,250円)の払戻金については“不的中”として回収することが出来ない以上、日本モーターボート競走会がすべての損失を補填することになります。
すでに確定している2–6–1(52.5倍・5,250円)と2–6–5(64.9倍・6,490円)が金額的に「的中」扱いとなれば、かなりの金額になることは必至。
ちなみに、どれくらいの金額になるのかが気になる方のために計算すると…
- 3連単(2–6–5):6,490円×7,723票(全場4,232票+テレボート3,491票)=50,122,270円(5,012万2,270円)
- 3連複(2–5–6):1,390円×660票(全場441票+テレボート219票)=917,400円(91万7,400円)
- 拡連複(2–5):390円×97票(全場61票+テレボート36票)=37,830円(3万7,830円)
- 拡連複(5–6):410円×100票(全場57票+テレボート43票)=41,000円(4万1,000円)
- 拡連複(2–6):240円×213票(全場116票+テレボート97票)=51,120円(5万1,120円)
- 【総合計金額】50,122,270円+917,400円+37,830円+41,000円+51,120円=51,169,620円(5,116万9,620円)
なんと合計で51,169,620円(5,116万9,620円)という巨額の損害賠償金となりました。
2024年度の総売上額が2兆5,227億8,258万2,100円で過去最高を更新したとしても、これはボートレース界にとってかなりの痛手となることは明白。
“誤審”に対して痛すぎる勉強代を支払うこととなった徳山競艇場と日本モーターボート競走会。
この失敗からどのような改善案が示されるのか、ボートレースファンのみならず、公営競技に携わる多くの関係者が今後発表されるであろう続報に注目しています。


【2025年4月24日追記】払戻金相当額の賠償金の支払い方法が発表される
2025年4月24日、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償金のお支払方法について」を掲載し、払戻金相当額の賠償金の支払い方法が発表されました。
今回の発表では、インターネット投票会員・手元に該当する舟券がある観客以外にも、すでに該当する舟券が手元にない観客(キャッシュレス投票臨時会員含む)についても、対応方法の詳細が記されています。
すでに舟券が手元になく、賠償金を受け取れないと思っていた観客についてはまさに朗報。
“舟券を購入したフロア・窓口・時間・投票方式・賭式(買い目)・金額”の情報をなるべく詳しく申告すれば、照合に多少の時間はかかるものの、舟券を購入したボートレース場・チケットショップの窓口で発売システム等の記録情報と照合したうえで、支払いが可能とのこと。
なお、今回の賠償金の窓口での支払いには支払予定期間が設定されているため、注意が必要。
設定期間は、令和7年5月1日(木)から5月31日(土)までの1か月間です。
さらに、やむを得ず期間中に舟券を購入したボートレース場・チケットショップに行けない場合についても、事前に手続きを希望するボートレース場・チケットショップに連絡して相談すれば、当該施設で対応してもらえる旨のアナウンスがあるため、あきらめずに電話されることをおすすめします。
“失格判定の誤り”が発生してから6日。
ついに当該レースの“誤審”に具体的な損害賠償方法と支払方法が示されました。
今後、競艇界に激震を与えた一件を踏まえて対応策が打ち出されるのかと、被害者の山口 広樹選手に対する“妨害失格の取消”が行われるかは不明ですが、これで異例尽くめの“令和の大誤審”がひと段落を迎えそうです。


ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償金のお支払方法について
2025/04/24
令和7年4月18日(金)に開催されたボートレース徳山第6レースの失格判定の誤りにつきましては、お客さまに多大なるご迷惑をおかけし心からお詫び申しあげます。
払戻金相当額の損害の賠償金のお支払いについては、下記により実施させていただくことをお知らせいたします。
なお、お支払いに関しましては営業日のみの対応となりますので、ボートレース場・チケットショップ各場のホームページをご確認の上、ご来場ください。
1)お支払い予定期間
令和7年5月1日(木)から5月31日(土)
※インターネット投票会員につきましては、令和7年4月25日(金)に振り込み予定
2)お手元に該当する舟券のある方
当該舟券を持って、ボートレース場・チケットショップまでお越しください。
舟券と引き換えまして、お支払いいたします。
3)お手元に該当する舟券のない方(キャッシュレス投票臨時会員含む)
できる限り舟券を購入されたフロア、窓口、時間、投票方式、賭式(買い目)、金額を控えていただき、購入されたボートレース場・チケットショップまでお越しください。
窓口にて、発売システム等の記録情報と照合したうえで、お支払いいたします。
なお、照合にあたりましては、時間を要する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※やむを得ず購入されたボートレース場・チケットショップにお越しいただけない方につきましては、お手数ですが、事前にお手続きを希望するボートレース場・チケットショップにご連絡のうえ、当該施設にご来場ください。
ボートレース場
(PC)https://www.boatrace.jp/owpc/pc/site/place/stadium/index.html
(SP)https://www.boatrace.jp/owsp/sp/site/place/stadium/index.html
ボートレースチケットショップ
(PC)https://www.boatrace.jp/owpc/pc/site/place/ticket_shop/index.html
(SP)https://www.boatrace.jp/owsp/sp/site/place/ticket_shop/index.html
4)キャッシュレス投票で購入された方
会員登録されているキャッシュレスカードをご持参の上、ボートレース場・チケットショップにお越しください。
窓口にて、発売システム等の記録情報と照合させていただいたうえで、お支払いいたします。
5)インターネット投票で購入された方
テレボートでの投票履歴の情報に基づき、賠償金はテレボートに登録された口座へお振込みいたします。
振込予定日は令和7年4月25日(金)、振込名義は「トクヤマバイシヨウキン」となります。
【問い合わせ先】
日本モーターボート競走会 本部 広報課
TEL:03-6807-4308引用元:BOAT RACE公式サイト
まとめ
今回の徳山競艇場での“誤審”は、今後のボートレース界がより良い方向へ舵を切るための一石を投じるきっかけになるのでしょうか?
この一件により被害を被った山口 広樹選手は、出走前まで準優圏内だったにも関わらず、想定外の妨害失格で賞典除外となってしまい、「KRY山口競争杯争奪戦」が終了した現在も妨害失格の判定は覆っていません。
山口 広樹選手はレース後にインタビューを受けた際、多くは語らなかったものの、『ゆっくり寝て忘れます。明日からも精一杯、頑張るだけ。』と、気丈にふるまっていた様子が報じられています。
2018年11月に芦屋競艇場でデビューした山口 広樹選手にとって、初優勝はどうしても掴みたい目標のはずで、シリーズ初日から好調をキープして準優勝戦でも内枠を狙えた状況だっただけに、今回の“誤審”に対して不満を言いたい気持ちは大きかったはず。
それでも最終日まで気持ちを切らすことなく、5日目から最終日にかけて連勝を果たし、節間成績を“1 落1 13 5妨 1 12”という好成績で締めくくった姿勢と闘志には頭が下がる思いです。
このようなアクシデントに見舞われながらも好調を維持し続けたメンタルの強さは、今後の成長の“礎”となっていくことでしょう。
さらに、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で当該レースの“失格判定”に誤りがあったことを認めて謝罪をしてから2日が経過した現在までに具体的な対策や補填に対する具体的な発表はされていません。
やはり公営競技であるボートレースにおいて、レースが公正に行われることは大前提であることから、この一件がファン離れにも繋がりかねないことを危惧する声も多くあがっており、競技の運営側にも厳しい声が出るのは当然と言わざるを得ません。
しかし、日本モーターボート競走会がBOAT RACE Official Web Site内で広く『払戻金相当額のお支払い等の対応を現在検討しております』と公表して“誤審”の過失を認めている以上、どこまで補填できるのか、どのような対応策をとるのか、どれだけの手間がかかったとしても、ボートレースという競技の信頼回復のために徹底的に補填を行ってほしいと切に願います。
これから公表されるであろう補填の詳細に、ボートレース界だけではなく公営競技に関わるすべての人々の注目が集まっている状況において、今こそボートレース界は変わるべきなのかもしれません。
競馬に次いで、2兆5,000億円を超える巨額の総売り上げを誇るまでに成長したボートレース界。
電話・インターネット投票の普及によって競技の楽しみ方にも変化が生じたように、時代の流れとともに多くのファンが審議が作られることを望んでいます。
もはや“確定の速さ”に対する価値を感じているのは日本モーターボート競走会くらいで、観客が望んでいるのは“正確さと公正さ”ではないでしょうか。
今が変わるべきターニングポイントだとしたら、これを逃した未来には総売上額の伸び悩みや減益が待っているかもしれません。
ボートレースを応援している人々は“今回だけの対応じゃなくて今後”に繋がる改善案を示してくれることを強く希望しています。
今の時代に必要なのは“多様性”ばかりではありません。
時には同じ公営競技である競馬や競輪の良い点を取り入れたり、有識者の意見を交えながら、日本モーターボート競走会が真摯にボートレースファンの楽しみを守るために“温故知新”の精神で打ち出す改変であれば、きっとファンの心にも響くはずです。
今こそ『ファンファースト(=観客第一)』の原点に立ち返って、今一度の信頼回復に向けて励んでほしいと切に願うとともに、“誤審”の被害に遭った山口 広樹選手の妨害失格が取り消されるなどの救済策が講じられることを強く望みます。
**2025年4月23日追記**
2025年4月23日、2025年4月18日に徳山競艇場で発生した“誤審”について、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「勝舟投票券を購入した観客に対して、払戻金相当額の損害の賠償を実施する」ことを発表しました。
日本モーターボート競走会が“誤審”を認めて謝罪をしてから、賠償内容が発表されるまでに要した時間は5日。
BOAT RACE公式サイトに掲載されたお知らせには『お支払いに関する情報に関しましては、改めましてBOATRACEオフィシャルホームページにてご案内させていただきます』とされていることから、当該レースで不利益を被った観客がもっとも心待ちにしていた支払い方法に関する情報はいまだに不明のまま先送りにされている状況です。
しかも、今回の“誤審”により妨害失格という痛手を負った5号艇・山口 広樹選手(5053・福岡)に対する対応や損害に対する補償・補填については何の発表もされてないどころか、触れられてもいません。
これではあまりに理不尽です。
“失格判定の誤り”を認めているのであれば、しっかりとしかるべき対応をするのが当然ですし、無関係の妨害失格の取り消しを強く望むファンも多くいることを鑑みて、日本モーターボート競走会は山口 広樹選手に対してそれ相応の対応をとるべきではないでしょうか?
“誤審”に対して5,000万円を超える痛すぎる勉強代を支払うこととなった徳山競艇場と日本モーターボート競走会。
この失敗からどのような改善案が示されるのか、ボートレースファンのみならず、公営競技に携わる多くの関係者が今後発表されるであろう続報に注目しています。
なお、新たな情報が入り次第、最新情報を追記させていただきますので、今しばらくお待ちください。


ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償について(当該投票券をご購入されたお客さまへのお知らせ)
2025/04/23
令和7年4月18日(金)に開催されたボートレース徳山第6レースの失格判定の誤りにつきましては、お客さまに多大なるご迷惑をおかけし心からお詫び申しあげます。
当該レースを3番目で通過の5号艇に関する勝舟投票券を購入されたお客さまに対しまして、払戻金相当額の損害の賠償を下記により実施させていただくことをお知らせいたします。
なお、お支払いに関する情報に関しましては、改めましてBOATRACEオフィシャルホームページにてご案内させていただきます。
1.支払い対象の賭式及びお支払い金額
■三連単
2番→6番→5番 6,490円
■三連複
2番-5番-6番 1,390円
■拡連複
2番-5番 390円
2番-6番 240円
5番-6番 410円
【問い合わせ先】
日本モーターボート競走会 本部 広報課
TEL:03-6807-4308引用元:BOAT RACE公式サイト
**2025年4月24日追記**
2025年4月24日、「勝舟投票券を購入した観客に対して、払戻金相当額の損害の賠償を実施する」という発表から1夜明け、日本モーターボート競走会がBOAT RACE公式サイト内で「ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償金のお支払方法について」を掲載し、払戻金相当額の賠償金の支払い方法が発表されました。
今回の発表では、インターネット投票会員・手元に該当する舟券がある観客以外にも、すでに該当する舟券が手元にない観客(キャッシュレス投票臨時会員含む)についても、対応方法の詳細が記されています。
すでに舟券が手元になく、賠償金を受け取れないと思っていた観客についてはまさに朗報。
“舟券を購入したフロア・窓口・時間・投票方式・賭式(買い目)・金額”の情報をなるべく詳しく申告すれば、照合に多少の時間はかかるものの、舟券を購入したボートレース場・チケットショップの窓口で発売システム等の記録情報と照合したうえで、支払いが可能とのこと。
なお、今回の賠償金の窓口での支払いには支払予定期間が設定されているため、注意が必要。
設定期間は、令和7年5月1日(木)から5月31日(土)までの1か月間です。
さらに、やむを得ず期間中に舟券を購入したボートレース場・チケットショップに行けない場合についても、事前に手続きを希望するボートレース場・チケットショップに連絡して相談すれば、当該施設で対応してもらえる旨のアナウンスがあるため、あきらめずに電話されることをおすすめします。
“失格判定の誤り”が発生してから6日。
ついに当該レースの“誤審”に具体的な損害賠償方法と支払方法が示されました。
今後、競艇界に激震を与えた一件を踏まえて対応策が打ち出されるのかと、被害者の山口 広樹選手に対する“妨害失格の取消”が行われるかは不明ですが、これで異例尽くめの“令和の大誤審”がひと段落を迎えそうです。


ボートレース徳山における失格判定の誤りに関する賠償金のお支払方法について
2025/04/24
令和7年4月18日(金)に開催されたボートレース徳山第6レースの失格判定の誤りにつきましては、お客さまに多大なるご迷惑をおかけし心からお詫び申しあげます。
払戻金相当額の損害の賠償金のお支払いについては、下記により実施させていただくことをお知らせいたします。
なお、お支払いに関しましては営業日のみの対応となりますので、ボートレース場・チケットショップ各場のホームページをご確認の上、ご来場ください。
1)お支払い予定期間
令和7年5月1日(木)から5月31日(土)
※インターネット投票会員につきましては、令和7年4月25日(金)に振り込み予定
2)お手元に該当する舟券のある方
当該舟券を持って、ボートレース場・チケットショップまでお越しください。
舟券と引き換えまして、お支払いいたします。
3)お手元に該当する舟券のない方(キャッシュレス投票臨時会員含む)
できる限り舟券を購入されたフロア、窓口、時間、投票方式、賭式(買い目)、金額を控えていただき、購入されたボートレース場・チケットショップまでお越しください。
窓口にて、発売システム等の記録情報と照合したうえで、お支払いいたします。
なお、照合にあたりましては、時間を要する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※やむを得ず購入されたボートレース場・チケットショップにお越しいただけない方につきましては、お手数ですが、事前にお手続きを希望するボートレース場・チケットショップにご連絡のうえ、当該施設にご来場ください。
ボートレース場
(PC)https://www.boatrace.jp/owpc/pc/site/place/stadium/index.html
(SP)https://www.boatrace.jp/owsp/sp/site/place/stadium/index.html
ボートレースチケットショップ
(PC)https://www.boatrace.jp/owpc/pc/site/place/ticket_shop/index.html
(SP)https://www.boatrace.jp/owsp/sp/site/place/ticket_shop/index.html
4)キャッシュレス投票で購入された方
会員登録されているキャッシュレスカードをご持参の上、ボートレース場・チケットショップにお越しください。
窓口にて、発売システム等の記録情報と照合させていただいたうえで、お支払いいたします。
5)インターネット投票で購入された方
テレボートでの投票履歴の情報に基づき、賠償金はテレボートに登録された口座へお振込みいたします。
振込予定日は令和7年4月25日(金)、振込名義は「トクヤマバイシヨウキン」となります。
【問い合わせ先】
日本モーターボート競走会 本部 広報課
TEL:03-6807-4308引用元:BOAT RACE公式サイト
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