ほとんど意識したことないけど、競艇にもルールがあるんだよね?
ある、むっちゃある。
競艇ってルールかなり細かいんですよね。
それも「そんなことまでやらなきゃダメなの!?」なんてルールもあったりします。
もちろんルールが細かいと言うことは、違反にはかなり気を配らなければならないということ。
競艇選手にとって違反は自分の収入にも関わることなので、軽率な行動ができないものです。
今回はそんな競艇の違反について解説していきます!
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競艇における違反の種類
競艇にもたくさんのルールがあって、モノによっては違反するとかなり重たい処罰を食らったりするものもあったりするんですね。
ではそれぞれの違反を見ていきましょう!
斡旋停止にもなるフライング
フライングとは決められた時間より早くスタートラインを超えるスタート事故のことです。
これやっちゃうと、選手は30日間の斡旋停止の罰則を受けることになります。
しかもフライングの回数が多ければ多いほど、斡旋停止の日数は加算されていくんですけど最長は180日間みたいですね。
あまりにも回数が多くなった場合は訓練所行き。
スタートについてまた一から再訓練をしなければならないんだ。
1節で4回以上連続でフライングかましちゃうと、引退勧告されるらしいです。
まあ1節で4回フライングする人も稀だとは思いますけどね・・・。
ちなみに「非常識なフライング」では、即日帰郷という重たい罰則を食らってしまうんですよ。
非常識なフライングの即日帰郷は2022年5月1日のルール改定でなくなったぞ。
フライングの記事に詳しくまとめたから下のリンクから興味がある人は読んでみてくれよな。
即日帰郷については、同一出場節で2回フライングしても即日帰郷になります。
出遅れなどは選手責任外として免除されるケースもあるんですけど、フライングは何が何でも選手責任になるので言い逃れはできません。
フライングした艇の舟券は返金されるので、すぐに地面に捨てずにしっかりと握りしめておきましょう。
▼選手の心理とレース結果に影響するフライングを詳しく知りたい人はこちら!
再訓練の恐れがある出遅れ
フライングとは反対に、1秒以上スタートが遅れた場合は「出遅れ」と呼ばれます。これも立派なスタート事故ですね。
出遅れもフライングと同様にやりすぎちゃうと斡旋停止くらっちゃいますし、あまりにも酷い出遅れをやりすぎると訓練所で再訓練となります。
先ほどもちょろっと解説しましたが、フライングとは違って外的要因の影響で出遅れとしてカウントされない例もあるようですね。
出遅れもフライング同様返金対象となっています。
転覆の原因となる不良航法
不良航法においてペナルティが課される代表的な事例は「ダンプ」と呼ばれる走行です。
ダンプとは、先行している艇との間に3~4艇身ほどの差があるのに船首の方向転換をせずに相手に突っ込んで飛ばし、その反動で前に出ることです。
簡単に言うと、マリオカートやってるときにコーナーで突っ込んでくるタイプの奴ですね。
レインボーロードであれやられて落ちるとコントローラーを投げたくなりるよな、アレのことだ。
分かりやすいダンプはルール違反となるのですが、1~2艇身ほど軽度なダンプの場合は違反とされないケースも。
ペナルティになる基準としては、他の選手の被害状況よりも艇身の差がどれだけついていたかが判断基準になっているようです。
言ってしまえば4艇身の差で軽く接触した場合でもペナルティとされないケースもあれば、
1~2艇身の差で相手を転覆させてたとしてもペナルティにならないケースもあります。
コーナーにおける妨害航法
競艇のルールでは、他の選手を追い抜くときに安全が確保できない場合は外側から追い抜くことがルールで決められています。
ですが、実際のレースとなるとターンマークでの追い抜きはほとんど内側なのが現実。
内側からの追い抜きが多いのにもかかわらず、ルール違反とならない理由は艇と艇の間が安全な間隔であると判断されているからなんです。
ターン時に内側から強引に入っていった場合は、前述したダンプ行為に該当するぞ。
妨害失格でよくあるのが、コーナーの進入角度と異なるクロスライン。
アウト側からスピードが乗った状態でターンすれば、立ち上がりで外側に大きく膨らみやすくなります。
この時に前を走るボートと交差し、立ち上がりの際に内側から外側のボートに接触した場合は妨害失格の対象となってしまいます。
分かりやすく言えば押し出しみたいな感じですね。マリカでドリフト決めきれずにコーナーでぶつかってくるアレです。
駆け引きによっては違反になる待機行動違反
競艇の面白いところはレース本番から戦いが始まっているのではなく、スタート前から勝負が始まっているところですよね。
スタート前の展示航走ではインコースを狙ったり、アウトコースを狙ったりと位置取りを奪い合いながら駆け引きしています。
この駆け引きの時間は「待機行動」と呼ばれており、選手にとっては戦略を組み立てる重要な時間だったりするんです。
待機行動中に違反をした場合は「待機行動違反」と判断され7点も減点されます。この7点ってめっちゃ重いんですよ!
違反の内容としてはぶつかることで他の選手の進路を妨害したり、助走距離のためにエンジンを停止させたりすると違反に該当します。
後述するが、待機行動違反はめちゃめちゃ項目が多いんだ。
そう考えると競艇のルールって結構厳しいですよね・・・まあ競い合うのでルールはガチガチにしないと、エラいことになりますもんね。
ちなみに待機行動違反になっても、レースは取り消しになりません。
待機行動違反した選手が1着を取ったとしても、その舟券は無効にならないので安心しましょう。
事故発生時の優先艇保護違反
レース中に転覆や沈没などの事故があった場合は、そのボートの近くで無理な追い越しをしてはいけないというルールがあるんです。
事故が発生した際は、先行する艇を優先しながら順位をキープする必要があります。
これを違反した場合は優先艇保護違反という扱いとなり、選手は賞典無効にされて賞金レースに出場することができなくなってしまうんです。
選手としては優先艇保護違反をしてしまうとかなりの痛手を負ってしまうということが分かりますよね。
事故は人命にかかわるので判定がかなり厳しいので、ちょっとした行為でも違反を取られてしまう可能性が高いです。
一応レースそのものがなくなるわけではなく、順位通りにゴールすれば舟券は当たります。
逆に言えば、転覆した船に投票していた場合は舟券は見事紙屑になります。
ファンへの影響は買ってた舟券で多少は出ますが、違反したときの選手は顔が青ざめている状況と言っても良いでしょう。
競艇の違反項目が多い待機行動違反
さて、項目が多いと呼ばれる待機行動違反について解説していきましょう。待機行動違反は8つの項目あるのでかなり多いです。
1つでも違反したら速攻で2点アウトなので、かなり厳しいとも言えます。
それでは見ていきしょう。
追突
追突は前述したダンプなどが該当します。
失速や追突などで他の艇に支障が出た場合に、追突として待機行動違反と判断されるわけですね。
追突は他の艇の転覆の恐れもありますし、事故が起きてしまったらただ事ではないです。
適正な間隔
艇と艇の間は適正な間隔でなければなりません。
インコースに入ろうとしている艇が2マークとの間隔を空けすぎたり、2~5コースに入る艇が隣り合う内側の艇との間隔を空けすぎた場合待機行動違反になります。
まあ、車で走ってるときも適正な間隔ってありますからね。
転舵
転舵とは、後ろから接近してきている船に対して舵を変えて進路を妨害することを指します。
かんたんに言えば、駅を歩いているときに前の人と同じ方向に向かって歩いてるのに急に方向転換しようとしてきてビクッとなるやつですね。分かりづらいかもしれません。
図解するとこんな感じだ。
絵心なくて申し訳ないんですけど、マジでこんな感じです。れっきとした進路妨害ですね。
右転舵
競艇とは左回りに走っていく競技です。正直右に舵を切るって全然理解できませんが、右転舵をしても待機行動違反です。転舵と同じくくりですね。
ターンマークなどへの接触
ターンマークへの接触。それダメって言われてます。
2マークやネトロンなどに艇で接触したり、手でつかんだりして進入角度を浅くした場合も待機行動違反です。
さすがに手でつかむひとはいないと思うんですけど、これ前例があったからこんな風に制定されてるんでしょうね・・・恐るべき勝利への執着。
故意のモーター停止
コーナーへの進入深いなぁ・・・。せや!!エンストさせて浅くしたろ!!
アウトです。普通に不正になります。
モーターの不具合で止まった場合は、即座にかけ直せば問題はないのです。
逆航走
逆走です。普通ありえませんよねww
ですがルールとしては、艇の先っぽをスタートラインに向けた後にスタートラインと反対の方向に走っていくと待機行動違反になります。
割り込み
150mの評す基盤と2マークを結ぶ線のことを、見通し線と呼びます。他の選手が見通し線に達した後に、コーナーの内側に進入すると割り込みに該当し待機行動違反になるようです。
二郎系ラーメンの行列並んでるときに割り込まれたらいやな気持になりますよね。例えるならそんな感じですかね。
実際に競艇で違反してる映像
レースで実際に起きた違反行為の動画をご紹介します。
ピットアウトと共に転覆
尼崎競艇場でのかなり衝撃的な映像です。
ピットアウトと共に、5号艇が4号艇に衝突し、そのまま4号艇は転覆しました。
まさかの開始1秒。まさかのピットアウト。
序盤で転覆するなんて誰が想像できたでしょうか。
あまりのテンポ感にこれ書いてる筆者は深夜3時に腹抱えて2分間は笑ってました。
くるくる回る6号艇
最後に芦屋競艇場でのシュールな映像をご紹介しましょう。
古い映像にはなるのですが、コース取りの際に6号艇が波か風に煽られてインコースで待機行動中にくるくる回っています。
競艇歴は大分長くなりましたが、こんな姿は見たことがありません。
映像で見るとめちゃめちゃ面白いんですけど、これ会場にいたら舟券を握る力が増していたかもしれませんね。
競艇で違反するとどうなる?
ルール違反に対してかなりの厳しさがある競艇。違反すれば、選手に待ち受けるものはなかなかヘビーなペナルティなんです。
どんなペナルティがあるか見ていきましょう!
事故点が加算される
競艇選手にとって絶対に加算したくない点数。それが事故点です。
事故点は出走回数で割られ、事故率として計算されます。
級別審査期間中に事故率が0.70を超えてしまった場合、B2級に強制的に落ちるようです。
選手にとって持っているクラスは自身の収入にも強く影響するので、事故率はなるべく加算したくないはずですよね。
即日帰郷になる恐れも
即日帰郷とは、自身が出るレースが終わった後に即座に荷物をまとめて地元に帰ることです。
え、帰るだけ?ww
違うぞ。
選手にとって即日帰郷はかなり重たいペナルティ。
というのも、選手は数日の期間中のレースで予選を勝ち上がり、優勝戦や準優勝戦への出場権獲得を目指します。
これが即日帰郷の命令を下されてしまうと、そういったチャンスが消えてしまうのです。
それはすなわち、選手にとっては貴重なチャンスをつぶしてしまうことと同義なんですよね。
▼即日帰郷を詳しく知りたい方はこちら!
あまりにも酷い場合は即刻帰郷も
即日帰郷の上位互換。それが「即刻帰郷」です。
即刻帰郷は、部活とかで顧問が「お前もう帰れ!!」っていうのと同じようなものです。
ちなみに僕は本当に帰ったらあとでしこたま怒られました。帰れっていうから帰ったのに世の中は理不尽ですよね。
余談が過ぎましたが、即刻帰郷とは後に控えてるレースに関係なく即座に帰ることを命じられるものです。
競艇界でも相当重たいペナルティと言えるでしょう。
フライングをしたことに気づかないままレースしたり、携帯電話の持ち込みをした場合、即刻帰郷に該当するぞ。
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