ユニコーンステークスの過去データと傾向を徹底解説!

毎年6月に開催されている重賞レース「ユニコーンステークス」。グレードはG3で、競馬好きにとっては見逃さないレースとも言える。

今回はそんなユニコーンステークスの過去データと傾向を独自の目線で解説していく。

目次

ユニコーンステークスとは

ユニコーンステークスは毎年6月に開催される重賞レースだ。1996年に中央競馬のダート路線の整備がきっかけで開催され、20年以上の歴史を持っている。

出場できる馬の条件は以下の通りだ。

  • サラブレッド系3歳のJRA所属競争馬
  • 地方所属の競走馬 (4頭まで)
  • 外国籍調教馬

負担重量は馬齢重量の56kg、雌馬は54kgが基本とされている。

G1競走1着馬は2kg増、G2競走1着馬には1kgの負担が課せられる

ユニコーンステークスの賞金は2022年で1着が3,700万円、2着が1,500万円、3着が930万円、4着が560万円で5着が370万円の賞金となっている。各選手と競走馬はこの賞金を巡りながら互いに鎬を削り争うわけだ。

余談ではあるが名前の由来は伝説の馬である”ユニコーン”から来ているぞ。

ユニコーンステークスの過去10年のデータと傾向

2023年6月18日に開催されるユニコーンステークスを楽しむ前に、予想の要となる過去のデータと傾向をおさらいしておこう。

馬番別成績

1番1.1.0.8
2番1.2.0.7
3番0.0.0.10
4番0.0.2.8
5番1.1.0.7
6番1.0.2.7
7番0.0.1.9
8番1.1.0.8
9番0.0.0.9
10番1.0.0.9
11番1.0.1.8
12番1.1.2.6
13番0.1.0.9
14番1.0.2.7
15番0.2.1.7
16番1.1.0.5
芝スタートのコースであり外枠の方が長く芝を走れることから、「外枠有利」なイメージが強い東京ダート1600m戦ではあるが、3歳馬限定の『ユニコーンステークス』に関しては枠順による有利・不利の差はあまりみられない。

3歳馬限定であるダートのオープンクラスの番組があまり多くないため重賞とはいえ、「力量差」があり能力の高い馬ならば、内枠からでも好位がとりやすい。また脚力の違いで先行馬を差せる逸材も、この重賞からは出やすいと言える。

脚質別成績

逃げ1.1.0.8
先行5.3.2.32
中団3.3.5.45
後方1.3.4.38

先行・差し馬が中心となりやすい。

前走の距離別成績

同距離5.4.6.50
延長1.2.1.39
短縮4.4.4.35

東京ダート1600mはスタミナも必要になるため、1200m~1400m戦からの距離延長組はスタミナ面で苦戦傾向にある。「1600mでの続戦」または「1800mからの1ハロン短縮」が有利な傾向。

今年のユニコーンステークスの注目出走馬

さて、皆様お楽しみの2023年のユニコーンステークス注目馬を見ていこう。

ピックアップ5頭
  • ペリエール
  • グレートサンドシー
  • ブライアンセンス
  • サンライズジーク
  • ラフエイジアン

ペリエール

2月に同舞台で行われた「ヒヤシンスステークス」で勝利し、中団から上がり最速での差し切り勝ち。

東京ダート1600mでのオーソドックスな勝ち方で、正攻法から楽に勝ったあたり舞台適性も高い。3月のUAEダービー4着以来で、海外遠征帰りで状態面の見極めが今回のポイントとなる。

グレートサンドシー

栗東で最も勢いのある中内田充正厩舎が厩舎の主戦騎手であり、リーディングジョッキー川田将雅騎手とのコンビで臨む。

勝ち鞍はいずれも1400m。2走前に同舞台で4着に敗れたため「距離」に対する不安要素はあるが、当時より力をつけているため過度にマイナスとする必要はなさそうだ。出遅れ癖がつき始めているため、スタートが鍵。

ブライアンセンス

中山ダート1800m戦で勝ち上がったが、昇級後は東京ダート1600mで連戦。

1分36秒7(ハナ差2着)→1分36秒5(2馬身半差をつけての勝利)という近2走のレース内容は、1勝クラスにしては中身が濃い。

ペースが流れている中、好位~中団につけて押し切ったあたりは東京ダート1600m戦の勝ち方を知っているといえる。乗り慣れた横山武史騎手の継続騎乗で上積みも見込めるため、時計はもう少し詰められそうだ。

サンライズジーク

エピファネイア産駒はダートは弱点となっているが、サンライズジークは東京ダート1600mで2勝しており、ダート適性が高い。

芝とダートと両睨みにはなっているものの、芝ではキレ負けする一方で軽いダートの東京は合っている。

東京・中京・京都あたりのダートならば軽くて走りやすく、コースによっての強みはハッキリとしていそうだ。東京ならば軽視はできない。

ラフエイジアン

時計面での裏付けはないが、東京ダート1600mで2勝しているところは見逃せない。

逃げて楽勝した未勝利戦は後続に9馬身もの差をつけての完勝とはいえ、そのまま逃げ切ったレースで楽観視は禁物。

前走は逃げてバテていたように相手が強くなれば、簡単に逃げ切ることは難易度が高くなる。前走は休み明けで息が入らなかった分、逃げ脚質のラフエイジアンにとっては叩いた今回こそが試金石。
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